tO正
大学生に対すろ適応性槍査の硫究皿
一一一{学々生の適忘傾向の分析一一
教育心理学研究窒 村 山 順 子
アジヤストメント・インヴエントリーによつて,学隼の適応上の問題の所在を発見する ためには,得られたととろの総点を問題にするばかりでなく,具体的な内容を持つ各項目
を検討するととによつて,どの様な面に不適応の傾向を持っているかを明らかにすべきで ある。S〈T〕 本学々生の一般的適応について に騨述されている犠に男女に有意な差があ うため,各項目の応答における男女差をも考慮に入れなければならない。
そこでインヴエントリーによつて得られた結果をこの2つの観点から整理してみた。
楡査対象は前論文工と同じく,本学教育学部及び農学部の新入生375名(男239,名女13 6名)実施期日は,昭和28年6月27日である。 、
1 各項目よりみた学生の適応傾向 、
, L r l
どの様な項目において適応上望ましくなめ回答,望ましい回答が多いと断定するととが 出来るだろうか。とのことを明らかにするために,次の様な手続きをとつ72 。先づ全140項 目の回答は適応上望ましくない回答,望ましい回答,疑問の回答(わからないと答えたも、
の)の3っに分け,それぞれの回答数を百騨で示した訊に至1纐剛ま嫁庭的適応va 関するもの, IEI1ue的適応燗す都の・社会的適rs・lcca:;一るもb・慨勧適応噸するも の,の4っに分類され,・各35問を含むセクシヨン毎に35問の平均揖現率を計算し・これを
、各セクシヨンの擦準応答出現率と見徹した・次に各項目の応答出現率は当該の標準応答率 と一_つ一つ比較さ航,その中危瞼1率5%』以下で有意の差があると断冒しうる項目,.即:ち当 該項目の応答の出現率が多いと断言しうるものとし,畿2〜5に示した。
第1表 応答の標i準倒現率 (Nロ375Nm=239 Nf呂136)
無ましくない
答望ましい
「 答
わからない 答
圃羅i% 一購il躬 一鐡1%
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・㏄i・i・d}一馴5呵4騨1・乳・1…。1・錦 Em・・1・na剛576・」 ・・i 5圃45・6P叫・q4
各セ1クション毎に別幽に平均応 答出現率が計箕されたのは,平均 応答出現率の分布間に1%以下の 危瞼率で有意なi差がみとめられた からである。各セクシヨンの平均 応答出現峯は第1表の如くである。
樹各項目との塊較の場合の標準
102 茨城大学教育学部紀要 第三号
応答出現率としては,各項目の男女差を知るために,男女を含めた塗被験者数のものが用 いられた。 一 − t
、吹に各セクシヨン毎に結果を述べる。・
1 家庭的適応
家庭的適応に関するセクシヨ ンにおいて,1標準応答出現率と有意な差をもつてその出現 率が多いと断定しうる項目は,第2表の太宇で示されているものである。
第2表
gi鰐騨待にそつていない引61・gi 6・・ 3161・3i・9・2i 2・・Sl咽・8・Sl・G・2i・7・9 i・・81友人の顯力・輔だと思勢153・115・・。}52・・D8・gl4・・21:39・717・918・Si S・:1
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i. i8i父より母の万がすきか
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国ii襟の「F1蝉職す杁葡「・5!・1 コ4・・;唖76・5レ5・7i
薩奮齢麗舜瑚三飢75…4・7115・66静・4i SL)・sl
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融}㈱このぜらμている囎ほテメ・囎そのま・でな蝉に船を示すもの聯可一・
こセ)中特に望ましく准い回答が男女計を通じて多いと断言し うる項目の内容を繊討して みると,至部両親に関するもの,・しかも ;両親の子供に対する直接的な態度とか行励であ るというよりは,親子の間の人間]的関係に内在する微妙なAtomo5phare,叉は感i青た関.
係するものであ{D一ことは臆すべきであろう・rN・畑友人施なたより報な家離
」
●
■
村山;大掌生に対する適応憐検査の研究皿 lce
● 悼
活をしていると感じた事があbますがUの項目に対して望ましくない回答をしている挙生、
の多い事は,他の望ましくない回答と相僕つて一応考慮さるべきではないかと思われる。 ・ 家に望ましい回答が男女計を通じて多 と断定しうる項目の内容を楡討すると・大部分 両親の異常な績向や態度によつて発生する様な問題で,とれは当然のことながら,その様 4 な項目にも望ましくない回答をする学生が各た蔚干存在することは注意すべきであろう。
皿 健康的適応
健康的適応に関するセクシヨンにおいて,糠準応答出現率と有慧の差をもつて応答の出 現率が多い乏断定しうる項目は第3表の太字で示される。
窮3表
No. items冒 i燕臓臨鴛繭1男繭骨卜%]
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G:1,眼がつかれ易くて嗣るか P
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50ル禦響難鶉1病知二列 ・3・8いS・41 is・:・1 SS・51 S・・9}84・。1 ・・41・・71・・5
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…61・7・61・州83・31sb・・i82・4巨2iL5い・21
2・・927・o.1 23・2}6・・31 G・・註16。・・sl 18・8い2・5D6・5}
綱劃2・・。6q・5168・4167・・D3・。い坤2・S 一可騰夕方にな翻労綱2窃・4i 綱29・・i.・215・・51SS・gl・α5い4・7い2・。
第3表セみられる様に,r望ましくない回答が男女計を通じて多いと断定しうる項目をみ
、 ・
工G4 茨城大学教育学部紀要 第三号
ると,軽度の障害に開するもの,又神経症的傾向に関係するものであり,望ましい回答の 多い項目は,是非医者の手当を要する様なもので,とれらに望ましい回答の多いのは当然 のこ、とながら,とれらの項目に対しても,望ましくない園答をする学生の皆無でないとい
うことを注意すべきであろう。
P
皿 社会的適応
応答墨現率が標準応答出現卒と有意な差をもつて多いと断定しう筒項目は、第4表に太
第4表
No. items
り・,
滋く海k一蚕際チ器より,少数 1鱒の人と親密に交際ナることあ 方が多いか
艦3.2 T2,8 66.7 26.4 1
17.6] 2;1.2
1 1
10.i) ・9.6 10.1
・g陰講妥鷲裟粛矧6・・31・一 75・。165;6i訓22・・い軌・15・・2…14・・
圃叢駕霧禽離霧聡1
・3。騰縫鞭囎響まうな15・・9ア5・716。・52乳GI…21
59・4レ5・7165・3;3・・41エ7・6126・4い・216・6い・3
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1くなるか 62.1
69」164.亭
矧2・・5iu・o!・7・・
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76際鋼のようなもの⇒:大16…sl 69・i1剛馴{.6・7・91畷m,:sl・7.9
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註6iはずかしがりやか 158・6i 65・41。・・6125・711 8・4i 22・71・6・sl・・6・211・G・:・
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1会合におくれて来て正面の席
、』1麟麹途し砧つ鳩 るか 計画を立てたり,他人を指図 44したむして何かやらせたこと があるか
25.5 r29.4
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60.5 ⊥2.1 1S.21
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」講塞趨塾纏紮國25・。! 」・5156・5i6L。;・5B・11畷・4・。・7・3 噸獣叢簿聖りあわ1 ・…II 47・7i.叫56・gl 46・ei 53・il 5・。5・91 r)・3 尋g康聾婆農豪か塗か14・・8158・8[48・・5L。1・・S・3145・3レ・・15・ 16・7
・。。1舗蟹職勇こら騨,12乳2;瑚刎測2P・412了・51調54・・,fl S2・S
・櫓藷薯蒙離食搬琴 46.9 52.9 1 49.11 31.4
1 30」 go.9 21.8 Iu−.9, 20.0
・5幣灘馨鐸撒1こ1 4・・。54・4147・榔812t)・・}剛・,p−12。・6119・7
村山∫大学生に対する適応性灘の研za lt 1⑪5
字で示されている。
との表によつてもわかる様に,望ましくない回答は男子においてはNo 61,1項目だけで あるのに,女子においては11項目に及んでいるととは,社会的適応においては,特に女子 においてより多くの適応上の問題を持つているととを示すものであろう。とれらの豊まし
くない回啓を示す項目をみると殆ど社交的技術に関するうのS様である。
w惰緒的適応
このヤクシヨンにおいて,標準応答出現率と有意な差をもつて応答出現摩が多いと断定 しうる項目は,第5表の太字で示されている。
第5尋ミ
Ro.
、
1t㎝s .
望ましくない 望 ま し い 早−
男%i・女%i計%睡%1女蝦脇、リヨ%i女%!計%{
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一石「瀟し易v・・S・ 16。・31 69・gl 63・ア}噸2・・S・12S・⑪:・・2;6・・L聾
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6⑪麗鍛講溜憾燭i644162・sl 63・2124・6128・r・…至1i・L71 S・S:隅
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751自分鱒韻だと思sh} 6・・3i58・81 59・ア1副・】・6!綱・・6いL6}9・6・
35換もろ・伽 5B.2i61,・159・2}釦・312S・7i29」{・2・6]1 綱・1・7,
・ 舞総奪雛闘 !−i5え31 t 12・・9・臥 1虫
ユ・Gl購申にr人でい獅:こ1測瞬…2i襯}瞬制;).o.1 7・416・・4:
7・臓轡汎繭齋丁可薦「痂「蕪「再両1坤6』い璽
β嘱臓購もすく盤⊥至墜止型璽L遡量製陣1・2・5ト噸
41,嚢顯鱒1三宛らうの1・1・7i 2・・31・52181・21 69・gl m・i「7・・I S;Sl乳71 98睨雛蒜{撫慰かさ{・8・4i 7・・ 61・8・・1 n.51 7・・6}71・21則・LSいα7…
521勢締福をねたむと臓再2!2。・6i i8・4…71・961・8i6a31副剛・3・3i t + 45職りがこわゆ 1㍗・3い翫庄1・L2レ2・4i鯛64・・同・i・・414・8…L 懸購ξ華羅 }3乳5i,・e・・16−1 B・31i i…sl 7i;ilr:. [
ユ・61襲灘讐搬県分をい514q413。;・1 62・31 S。・・1 ・ts・・17・・I S・sl』乳7i b
.95?ロ灘るか楓ないD・・6爾・4・・嘱函:聴珊9!
42w慧?繰駕磯 41.S :P,7.吊 26.1 32.G 36.O ・一工3m臥5 25 9
106 i茨城大学教育学部紀要.第三号
盟しくkib回答が蜘蜥定しうる癩をみると, a・1・9・di的kttraeあらわす獺力,
多く蓮攻的であるよりは腿的抑圧的である.又,病的な餉を示す囎踏いては当 asのことながら,盟し咽欝多くなつて略が,蹴れらの獺について磯ましく
ない回答をする学生のあるどとに注意すべきであろう。
皿 各項目よ9み7?se女差
郎洛セクシヨン敏男女の間に5%以下の罎率で有意継があると断定しうる項
目について槍討してみる。 .
1 家庭的適応
家庭的適応において・男女の間に有意差のある項目は第6表に示す如くである。
第 6表
五ro. 蹴い姻割 ?
1馴女%1計% 馴女%r計%陣%國脇
・・司 父腱想嚇獣か 紅5匝8い叫 1圃・3・8125・7i・乱・い乱21 劃3・・9
781鋤母の方が好きか 1釧4q司矧 判・s・4」2乳7ド蹴81 35・・P・7・9
傘ようだ嚇をするか1.凋欄1圃 …6;州圃 脇}5ユ15・・
囲剛剛幅明尉
ヨq「翫7・・7i 艦欝鯨認のい鼠・D%}・a51 ρ乳518…レ4・・i 封u・オ 沸・
・2・1 懸鰹こ凱燗親と意圃乳6い砿司 。7・81剛73・・IU・71 呂・・い。・3
ー
・・レ】1
謙蝸家庭が不幸だ㍉・軌・国・車7i 45・。1・列5ユ8}鍛・勃 『、28・7;32・5
9の暢子の加女子砒して豊しくなヤ賭の多鴎の又謹まし咽答の少ない
ものは,N。105・Nb 82・ N。117,・ N。.121, N。34であるのに反し,女子の方にはN。59
噸目のみである・ エ〕本学確の一般的適応傾向についt にも述べられている様に1 全体としては家庭的適応における畢女ρ差には,有意な差がみられなかつたのであるが,
i
{M・e・O項髄翻してみると混子の励・家庭的適応燗してよ姻趣施る様であP,
これ鷹子中心蟻の日本嫁励特脈関係銘もの・撒肋魑.購票は社会
的・一騨的畷くの期御・かeられているため凋囲噸求蠣くなつで鴨という様な
事が考へb黷驕EN:・59 師螂喧唯するll・ ・の獺で,好の方に望まし伽
回答が多くなつているζとたも注目すべきであろう。
腿康騨応.・コr ,.∵
灘適膿叫男女に擁轡夢ると断定しうる如騨7蛎蜘≦牽
F
t
村山 大学生にftgs一る適憲性検査の研究皿 107
第 7i表
Ro. 量tems 隣講i鷺i男%望ましい回答 ? ・
弗1嚥しぼ風雅ひくか
鞭禁腺炎や口鰍にか蜴・1・7・61畷
1娚脇賜劉劃
[2B・・圃瑚75・tgi r・7・・il GS・sl・・7;2・・, 2・・i A・・sl 77・,,, i)q,・蔭70・9}5・ぴ2・9・l i・:Si
糠鵠_聯il ilil liil;lll iliil iil liii;i!
・。2魔繋欝重禦な痛みi,…81綱・S・4i S・・21 69…! ・t{1・ sl 5・。4・4い.81
・・7瞬に体購晒 i27・21・L8」2・・G}砿。179・41 6f.618・sla8!8.S
あるe これらの項目についてみると一・No 107を除き,何れも女子に窪ましくない回答が多 くなつている。それらの項目は風邪に関するts bが多く,女子は男子に比して風邪をひき やすい・という傾向がみられるととになる。又No gOに女子に整ましくない回答が特lc di
く なウている(が億は最大である)のも・女性的特質を示す様であり, 女子は男子に比し て,身休的適応において問題がある様であるe
皿社会的適応 噛 一 錨8表
No. i亡ems
G・「繍授罵差饗鍛諮奪
・か
会合におくれた時,その中に 19入るのがき まりわるくて困る
か
望ましくない回答
男%縁%厨%
翌ましい圃答
男%「而
帥軌 8乱・1蜘譜 10.1
り・.
男%1女%1計%
4.65.、h.8 レ
6αヘ・65酬2止・・…il.・2・9 4.3 叢灘難舞「liil iliii lli≡鴇il iil ilii}liil lil iil
7艦交ダソスの様なものが好き1 61・sl 69・・1剛測剛・7・gi圃.調榊
・・4。1雛麓驚勘で入る15軌21鶴画45・2{刎38・gi 4・・6i 4・41 4・・S
・271潔辮鞭な会合に1 r・1・5!65・4156・5i 3g, ・31職51 as・61 P・21・…い』
4⑫与総れ隅しHlせな14・・81 58・8い8』15L。1 3・…1鯛7・・}−5・sl e.7 3}会合に出席するのオ:撒か14・・4152・2!45・31 42・7i 29・41・7・gl・5・gl綱・6・S 961気軽に友人をつくるか 帥16L8[5軌741・司Z・・r・1 ・SS;21・・8U4・7「・4・2
・221騰ぬ入1鰍かけるのカ:!44・・162…1.調46・。 ・64・・9い軌・2・ 91.7・5
・・。1櫨織綴講酬4砿。1 63.252・31刺綱姻8・sl・3・71 S・1
社会的適応に関しで男女間に有章な差のある項目は・第8表に示してある。前蓮し友様
108 茨城大掌教育堂部紀要 第三号
に,在会的適応においては,男子に比して女子に適応上の問題があるという〜二とが指摘さ、
れたのであるが・〜:れを更}ζ男女i差の観点からみると・No 140, No 49, No 110の様に,
自已が顕示される様な場面において,望ましくない回答が多くなつており,とれは女子の 心理的特質の一面をあらわす様に思hれる。
rv情緒的適応
第9,1¥
No. 1tems 1離ましくない応答
} 望れい応答 P り;
}男%1嬬1計%男%1女%聯1男e・司矧計%
ll蕪業募斗ii斗iii iii{lii檬ii{i≒il
−噸黙灘鰯識禦峰125・9}・1・51・…i67・8i5・・2「62・・い・・i・・。・317・7 2si饗驚瑠ことを考へて恐137・7i;55・・144・・155・21診!・sl 48・8{㍉Ht・97Al 7,2 4。1蛇沈わいか f43・・i67・6i52・司5…125・・14・・6i 5・4レ・4i 6・・
・25骭q鰍瀧1㌦5…52・2i3a4 l l 54。8 41、9 50.11 14唱6 5.9: 11・.5
i i 77伸分の容鄭知こなるかi47・:sl鯛52・。綱22・8睡・11ユ2・・1画1・s・gi 釧;蹴潔こすぐ感{糊1卿159・6i5・・5i例餌・時8・・i9・21圃・α4i
第9表に示した男女間に有意な差のある項目を槍射してみると,一般に女子において望 ましくない回答が多くなつており,前述した様に抑圧的な傾向もみられるが,No123,No S9の如く自我感1青に関するものや・No 136・No 45・尊040の如く,感覚的な嫌悪や恐怖に 関するものが多くなつている゜このセクショジも,社会的適応と同様に女子において適応 上問題を有していることが伺われる。
以上インヴエントリーの結果から得られた不適応傾向をまとめると,
(i)家庭的適応に開しては,親子の人間関係に関する面での適応上の問題が多く,特に 層女子に堵して男子に不適応傾向がみら煎.た。
{z)身体的適応に関しては軽度の障害に関するもの,社会的適応に関しては,社交的技 術に関する項目で,情緒的適応に開しては,神経症的傾向,逃避的,抑圧的傾向に 関する項困に不適応傾向がみられたが,これら三つのセクシゴンにおいて,女子が
L tn
男子に比してよJl geく適応上の問題をもつていることが明らかにされた。・
カ4.〈の如〜学生の適応上の傾向が』応みられたわけであるが,これらの傾向がどの位固定.
しているものであるか,又変化するとすれば,どの様な項日が変化しやすいものであるか1
柚⊥1 大学生に対する適応性機査の研究皿 100
を明らかにするため,再検査の結果と比較槍討してみた。その結果は第10表に示す通ウで
ある。
第10表
1)項目に対する反応が変動しないと断冒しうるもの (P<⑪.e5)
1セク、シヨ沼 項 目
せ
1家庭「的適応[No・s6
健康的適応1恥μ・・摺・…9。…5・瑚
社会髄応IN・抽
情緒的適応1な.し t
1[)狽日に対する反応が変動したと断言しうるもの (PくO; O・5)
ゼクシUソ 項 ーヨ 1
家庭的適劇No. 9
雁康的適応INo. 6. 27・ u)・
1葱鏑齢医し
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1簡聯勺齢IN…25 .、
耽)再検査実施期日は昭和28年9月14日第1回検査‡り約3ケ月牟後・夏休みをはさん 、 でv・る。
比軟楡討に用いられた資料は,ランダム・サンプリングで1GO名(男64名,女36名)
1 を選んだ。
第工0表工)に示す如く,項目に対する反応が変動しないと危瞼議5%以下で断冒しうる T
項目のうち,家庭的適応,社会的適応は一項目・健康的適応で7項目である.eとれら7項 目はNo.90の外科手術をうけた〜二とがあるか・No・ 115めがねをかけていますか。の様に・ 1・
大体において有意の差を宗す程変動しないど思われる様な内容を示している。次に項目に 対する反応が変動したと云い得る項目についてみると,第10表皿)に示す如メ全140項目中 5項目のみである。との申,項目内で,適応反応から不適応反応に変化したか・叉はその 4 逆の方向を示したものであるかについて槍定してみると,5%以下の危瞼卒でその様な変
+ r i
化があつたと云い得る項目はNo.2q一項目のみで・とれは不適応反応が適応反応に変化し ている。以上が第1回検査と第2回槍査の反応傾向を各項目毎に検討した結果であるが・ 1 t
とれら資料の範囲内においては;項目に対する反応は比較的変動しない様である。と云つ
ノ
ても差えいのではなかろうか。
以上アジヤス1・sント・インヴエントリ初実麟果から・学生の適応餉につ園て・E,
休的内容の面からさぐρてみたのであるカs,{除の学生の取扱いIZあたつては・得られた
11〔〕 i茨城大学教育学部紀要 第三号
各セクシヨンの総点と共に,どの様な項目を含んでいるかを樵討する寮が大切であろう。
それは学生の不適応の具体的傾向を知るばかりでなく,含まれている項圓が一般の適応傾 向からみて非常にすれている様な場合には,一応特別な注意が払われなければならないと 想われるからである。
とれら資料は・敬記の限られた被掩者のものであるため,こSであげられた学生の不適 応傾向が,本学々生の叉は学生一般のものであるか,又は学生特看のものであるというよ りは,より発達的なものであるかどうか,と うことや,更に用いたイしヴエントリ_そ のもの」検討については,今後の問題である。
(後記)本論文の』部は第10回H本応用心理学会に発表したものてある。本研究は,磯貝,岡山両 卑生の御協力を得てなされたもので・両先生に衷心から感謝ゐ意を表します。