次の例はt検定してもよいのか?
ウズラの成長がよくなるという薬A,B,C,Dのう ち,どれが効果があるかあるいはないかを比較したい.
したがって,対照区(コントロール,薬を与えない 区),A,B,C,Dの5つを比較することになる
1000
羽のウズラの雄の体重のデータ
統計量名 実際の値
平均 84.43g
標準偏差 6.12g
このデータから無作為に 10 羽を選んでその平均をとる.
これを 20 回,繰り返すとどうなるか?
標本番号 平均 標準偏差 標本番号 平均 標準偏差
3 82.29 6.28 6 84.29 6.26
1 82.6 6.41 18 84.39 6.53
2 82.91 8.43 14 84.42 6.56
4 82.98 4.98 20 84.81 4.77
5 83.09 6.36 17 84.91 7.59
12 83.65 5.26 8 85.33 7.55
16 83.67 6.05 13 85.41 5.52
11 84.04 5.12 7 85.62 5.41
15 84.18 4.94 19 86.19 4.92
9 84.22 3.97 10 88.56 4.31
極端を比べると
2つの標本平均は有意水準 5 %で有意差があった.
同じウズラの母集団でも有意差が出る?
対照区(コントロール,薬を与えない区),A,B,C,D の5つをt検定で比較すると,ウズラに処理の効果がまった くなかったとしても,処理の数を増やせば有意差が出やすく なってしまう.
処理 平均 標準偏差
対照区 90.87, 82.20, 93.89, 84.56, 81.43 86.59 5.52 A 97.81, 79.80, 91.13, 87.61, 93.40 89.95 6.78 B 80.23, 75.16, 80.44, 86.72, 79.53 80.42 4.13 C 81.20, 94.13, 77.75, 80.48, 80.91 82.89 6.43 D 87.77, 89.71, 98.51, 90.17, 89.17 91.07 4.26
まとめて実験できないのか・・・?
2つ以上の要因を同時に比較する
ウズラの成長がよくなる薬
A, B, C, D, 対照区 えさ
麦わら, 稲わら, 濃厚飼料
2つを同時 に評価した い
別々に実験して別々にt検定して,それぞれから一番 成績のよいものを組み合わせたらよいのか?
2つの要因が絡んだ結果はt検定では解析できない
( 交互作用 )