平成22年3月4日発行
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Vol.1 「今年は絶対ならせるぞ!」
1.昨年をふりかえって 昨年の結実不良の要因は ①「佐藤錦」と受粉樹の開花期が大きくずれた。 ②暖冬、少雪傾向で、発芽後も降雨が少なく開花期までの土壌水分が少なかった。 ②開花期間中は低温で経過し、訪花昆虫の活動はほとんど見られなかった。 このため人工受粉を行なわなければ、さくらんぼは成りませんでした。 開花までの土壌水分を確保(かん水)し、人工受粉を実施した園地では成りました。 今年こそは、天候に負けずにさくらんぼを成らせましょう。 2.気象状況 ・冬は暖かく積雪も少ない傾向で経過していま す。 ・1 月、2 月の降水量は平年比約 70%です。 ・3月から5月までは、気温は平年並みか高く、 降水量は平年並みの予報が出されています。 (2月25日の仙台管区気象台発表) 3.生育状況(3 月 2 日現在 園芸試験場:寒河江市) ・「佐藤錦」の雌ずい長は平年並かやや長く推移しています。 ・花芽の枯死率は、「佐藤錦」では平年並み~低い(2.2%)ですが、「紅秀峰」アオバ 台ではやや高い樹もあるようです。 4.当面の管理(準備)のポイント (1)受粉樹を確保する ①苗木の定植 ②高接ぎの実施(受粉樹にする樹を決める) ③受粉用に「水差し切り枝」を利用する 受粉樹のせん定の際、花芽が着いている結果枝は多めに残しておく。 (2)整枝・せん定(成る花芽の確保・成りにくい花芽の除去) ・大きな花束状短果枝(芽が大きく数が多い)がついている枝 =結実能力果実品質が高い ・貧弱な花束状短果枝(芽が小さく数が少ない)がついている枝 =結実能力と果実品質が低い ・望ましい樹の姿(枝がたくさん置けて、樹が弱りにくい) 幹の低い位置から出た枝は低い位置にあり、樹の外側へ大きく伸びている 幹の高い位置から出た枝は高い位置にあり、樹の外側へ広げず強く維持する ・望ましい姿になっていない場合は一気に切らず徐々に徐々に ...... 整える。 できるだけ多く残す 花芽数が少なくならない 程度にできるだけ取る防鳥ネット 30cm 50cm コンクリートブロック 菜の花 盛り土 土採り穴 ヨシは東西 向きで設置。 入り口以外 は閉鎖。 防風ネットなど(有色) 1~1.5m 巣箱 出 入 り 口 ( 南 側 ) 巣箱設置の優良事例(マメコバチ研究所資料より作成) (3)マメコバチの準備 ○巣群の設置 ・巣群の設置は、ハチが活動し始める前の3月下旬までに終了します。 ・巣箱は大きいものを準備し、屋根のひさしを長くして風雨が入り込まないようにし ます。夏高温になりやすいドラム缶は不向きです。(日よけが必須) ・巣箱の出入り口は南向きにし、出入り口以外の三方はふさぎます。 ・営巣活動前までに採土場を作り、土が常に湿った状態になるよう管理します。 ○マメコバチを守る ・防風対策、鳥害対策(ネット張り)が重要です。 ・ マメコバチをコナダニ類やカツオブシムシ類などの天敵から守るため、ヨシは毎 年新しいヨシを入れ、古いヨシと一緒に置かないようにします。ヨシは2年に一 度交換し古いヨシは園地に捨てないよう適切に処分します (2)休眠期防除の実施 ・休眠期防除は時期が遅れないよう、適期防除を行ないましょう。また、農薬の飛散防 止のため、散布は温暖無風の日を選んで行ないます。 (3)防風ネットの設置 ・風当たりの強い側には、発芽期までに防風ネット(4mm 目、2mm目二重張り) を設置します。 (4)かん水施設の点検・整備 ・発芽期以降は多くの水分を必要とします。かん水のための水源、機材の点検は早めに 行い、十分なかん水が行えるよう準備しておきましょう。 村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 ヨシ 筒 の 掃 除 も 営 巣 率を高めます! ダニ類が寄生しているハチは、健全なハチに 比べ、営巣筒率が1/2~1/3に下がる!
平成22年3月25日発行
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Vol.2「いよいよ始まりました!」
1.現在の生育状況 ・気温の変化に大きく左右 される時期ですが、現在は、 ●前年より 2~3日遅く ●平年より3~4 日早い 状況です。 2.これからの管理 (1)休眠期防除の実施 ・発芽前の園地は、急いで実施してください。 ・かけムラがないよう、散布は無風(弱風)の日や時間帯に。 (2)マメコバチ設置の準備 ・巣箱、新しいヨシ筒、保管しているハチ、鳥害対策用のネット等 (3)防霜対策の準備 ・今年は霜の年です。発芽10日後頃から要注意! ・燃焼資材の準備は早めに、防霜ファンの点検も。 (4)せん定の最終点検 ・成る花芽(大きい花束状短果枝)は多く確保できましたか? 貧弱な(小さい)短果枝は、成らないので除去。(摘芽を兼ねる) 背中の立っている新梢は、残す。 (5)防風ネットの設置 ・開花遅延の防止と強風時の訪花昆虫の活動を確保。 ・風上に設置(2mm 目、4mm 目ダブル)。園地を囲うと更に効果的。 (6)かん水の準備 ・発芽期以降は、多くの水分が必要で、少ないと結実が悪くなります。 ・また、霜害に遭いやすくなります。 (7)「紅秀峰」の芽かき ・高品質生産、樹勢維持のため、 弱い(小さい)短果枝を取り ましょう。 ・芽かきは、短果枝当たり2~ 3個が目安。 村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 摘芽の方法(2芽残す 場合) 葉芽 花芽 花束状短果枝 ① ② 摘芽の方法(2芽残す 場合) 葉芽 花芽 花束状短果枝 ① ② オウトウの生態 園芸試験場 21 22 平年 21 22 平年 佐 藤 錦 3/20 3/28 4/19 4/23 紅 秀 峰 3/18 3/20 3/24 4/15 4/20 紅 さ や か 3/19 3/28 4/17 4/22 開花始期 発 芽 期 品 種「佐藤錦」低温処理と雌しべの枯死率 (H7園試データより) 0 20 40 60 80 発芽 4/5 4/10 4/14 4/20 % 平成22年4月13日発行
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Vol.4
『寒い、雨が多く日照が少ない。
今後の天候が心配です!』
1.生育遅れ拡大、今後も低温が続く ・3 月下旬以降低温経過。佐藤錦の発芽は、平年比7日遅れ。 ・気温は4月 14 日~23 日頃までかなり低い。その後もやや低めで経過の見込み。 佐藤錦の雌ずい長 mm(園芸試験場) 佐藤錦の生態(園芸試験場) 4/3 4/8 4/12 4/18 発芽期 開花始 満開期 H20 2.05 2.64 3.83 8.47 H20 3/23 4/21 4/24 H21 1.74 2.52 4.91 7.43 H21 3/20 4/19 4/26 H22 1.52 1.93 H22 4/4 平年 1.81 2.44 3.83 5.48 平年 3/28 4/23 4/28 2.これからの管理 (1)土壌かん水は、当面不要 ・ 今年は雨が多く、今のところ土壌水分は十分。 (2)霜害対策は万全に ・ いよいよ危険な時期に突入。 ・ 天候回復後は、毎日の天気予報に十分注意。 ・ 危険時には、防霜対策を確実に実施。 (3)不順天候への対応、準備は抜かりなく ① 防風ネットの設置 ・ 防風効果により園内の気温上昇。生育遅延と止と 訪花昆虫の活動確保。 ・ 燃焼法は、ネットを下げたまま実施。 ② 雨よけポリ早期被覆の準備 ・ 昨年のような、開花期の連日降雨に効果大。 ③ 花粉採取の準備 ・ 葯落とし機や開葯機の点検。 ・ 今年も開葯施設は、混雑予想。開葯は、機械に頼らない方法で。 (機械で落とした葯を新聞紙等に薄く広げる。⇒30℃以下で湿度が低い所に置く。 ⇒1.5~2 日で開葯。) ④ 毛ばたきの準備 ・ 毛ばたきを点検昨年は、毛ばたきが売り切れ。購入は早めに (4)マメコバチの増殖確保 ・ 飛び始めています。土取場はありますか、さくらんぼが開花するまでのマメコ バチの蜜源植物(食料)は巣の近くにありますか、防鳥ネットはありますか。今年は、ぜったい成らせよう!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 -1℃3 時間 -3℃5時間 3 時間 「佐藤錦」低温処理と雌しべの枯死率 (H7園試データより) 0 20 40 60 80 発芽 4/5 4/10 4/14 4/20 % -5℃5時間 -1℃3 時間 -3℃5時間 3 時間 3 時間 1 時間 1 時間 発芽 4/5 4/10 4/14 4/20 展葉平成22年4月 23 日発行
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Vol.5
『相変わらず気象変動が大きい。
霜、低温、天候対策は万全に!』
1.生育遅れ継続。開花期はゴールデンウィーク頃になりそうです。 ・早いところでは佐藤錦の花芽の先が割れ始めました。生育は、平年比7日程度の遅れ。 2.これからの管理 (1)防霜対策は万全に!霜に十分注意!!
・小花が見え始め、最も危険な時期に突入。特に4 月 25 日(日)は、要注意! ・毎日の天気予報に注意。自園の状況を確認し、防霜対策を確実に実施。 (2)もうすぐ開花期。不順天候に万全の準備を!(対応策をチェック) ①風当たりが強い、雨が多い、寒い ・防風ネット(防風ビニール)を設置 ・雨よけを早期被覆(開花始めから) ・暖房(防霜資材、暖房機の活用) ②受粉樹が少ない、園地内で偏っている ・切り枝の利用 ・人工受粉(毛ばたき、採取花粉利用) ③ハチが少ない ・人工受粉(毛ばたき)が不可欠 図 切り枝の利用 ※『人工受粉せず成らない』は、人災です。 (3)開花1日前(風船状時)の防除 ・今年は降雨が多く、低温で経過。灰星病に注意。適期に丁寧に散布。霜に注意! 低温対策、受粉準備は万全に!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 バ ケ ツに入 れ 吊る す (バランスが 悪い) バ ケツ に 入 れる 肥 料 袋等 に入 れ吊 る す (バランス 良く、上げ 下げ簡単) 低温と霜に関する山形県気象情報 第1号 平成 22 年 4 月 21 日 15 時 10 分 山形地方気象台発表 山形県では、23日頃からこのじきとしては強い寒気が流れ込み、26日頃にかけて 平年よりかなり低い気温が続く見込みです。 24日頃から25日頃にかけては、気温が平年より5度前後低く、最低気温が氷点下 となる所もある見込みです。 低温や霜による農作物の被害のおそれがありますので、十分注意して下さい。連休は、 受粉の適期! 平成22年 4 月28日発行
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Vol.6
「佐藤錦もいよいよ開花!
さぁ、この10日間が勝負!!」
1.現在の生育状況 平年比、8日程遅れましたが、いよいよ開花期!。 今後10日間 ⇒ 天下分け目の期間、気温も回復予報!さぁ、頑張ろう!!
2.これからの管理 (大きな霜害なし。土壌水分も十分。) (1)あとは、受粉、受粉、受粉、受粉、受粉・・・・・ ア、可能な限り何回も (毛ばたきが濡れなければ、いつでも OK) イ、結実が安定しない園地(樹) ⇒ 優先 ウ、下枝の上面 ⇒ 重点的に エ、受粉樹の3倍は受粉可能 オ、人工開葯花粉の利用 ・機械に頼らない開葯法 機械で落とした葯を、新聞紙等に薄く広げ 30℃以下の湿度が低いところに置く ・葯殻付き花粉1に石松子3(容量比)で増量 (紙袋に毛バタキと一緒に入れて振る(まぶす)) (2)水挿し切り枝でもう一押し ア、開花した枝を使う(水はたっぷり。こまめに補充) イ、園地内に分散して配置 (3)飛べ、飛べ、飛べ、・・・ハチ強風には十分注意!
ア、強い風・・・ハチが飛べない ・2mm目を使用 (4mm目の場合・・・二重に) イ、マメコバチ対策 ・防鳥ネット・・・広く張ってますか? (ヒヨドリに食べられっぞ!) (4)開花直前の灰星病防除は、済みましたか? ・まだの人 ⇒ 開花始めでも大丈夫 ・開花が進んで、できない人 ⇒ 満開直後の防除は入念に今年は、ぜっッたい成らせよう!!!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会平成22年5月6日発行
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Vol.7
『開花の遅い品種や樹が残ってます。
さぁ、もうひとがんばり! 』
1.現在の生育概況
いよいよ開花期も終盤。ハチは飛んでますか? 好天も終盤?もうひとがんばりです。
5月6日11時現在 7 8 9 1 0 1 1 1 2 1 3 金 土 日 月 火 水 木 40/80/70/20 30 20 30 70 40 20 / / A B B C B 最低(℃) 14 8 (±2) 8 (±4) 5 (±4) 7 (±4) 8 (±4) 6 (±4) 最高(℃) 21 21 (±4) 17 (±4) 18 (±4) 15 (±4) 16 (±4) 16 (±4) 降水確率(%) 信頼度 山 形 曇時々晴 曇一時雨 曇 曇時々晴 山形県 曇時々雨 晴時々曇 曇時々晴 日付2.これからの管理
(1)もうひとふんばり、受粉
○ 受粉・・・雌しべの先が黒くなるまでは効果あり ○ 開花が遅い樹や品種 ⇒重点的に!!
○ 気温が低くても実施 (出た花粉は残っている)(2)満開(8分咲き)3日後の防除
○ 灰星病、幼果菌核病が心配。 タイミングを逃さず、必ず実施
○ 丁寧に、たっぷりと散布。(3)ここにも注意!
・○ まだまだ霜害に弱い・・・注意 ・○ 園地が乾いてきたら・・・かん水 開花後の土壌水分不足 ⇒ 生理落果助長、果実肥大抑制 ・○ 切り枝挿しの水・・・こまめに補充今年は、ぜったい成らせよう!!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会平成22年5月12日発行
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Vol.8『落花期です。
まだ安心できませんよ!』
1.現在の生育概況
落花期となりました。平年比7日前後の遅れですが、子房のふくらみが感じられるよ うになってきました(例年より多い?)2.これからの管理
(1)寒気が入っています。霜に注意 (15日の朝?)
マイナス1℃以下 ⇒ 幼果に被害 ⇒ 落果
(2)短果枝の葉の出が悪い樹(弱っている樹)はありませんか?
ネズミかもしれません。樹冠下にネズミ穴がある場合、 至急、穴に多量にかん水 ⇒ 土をどろどろにして踏み固める(3)満開15日後の病害虫防除
カメムシ類が心配な園地 ⇒ 殺虫剤も散布(幼果が見え始めたら)(4)土が乾いてきたら「かん水」!
満開3週間後頃までの土壌乾燥 ⇒「生理落果」、「小玉果」 期待した雨量がなかった時 ⇒ 降雨直後にかん水・・・効果高い(5)マメコバチの管理
幼虫期を過ぎるまで(7 月まで)巣筒は動かさない! 幼虫が死にます。(6)早め、早めの摘果作業
「紅さやか」、「紅秀峰」⇒満開2週間後頃になると実止まりが判断可能今年は、ぜったい成らせよう!!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 ●目安:10aあたり1回20~30t(20,000~30,000 リットル) ●残す目安:短果枝あたり平均2~3個 (強い短果枝には多く、弱い短果枝には少なく、枝の下面の短果枝は摘除) 園芸試験場 21 22 平年 21 22 平年 21 22 平年 21 22 平年 佐 藤 錦 4/20 5/3 4/24 4/19 5/2 4/23 4/26 5/6 4/28 5/10 5/9 紅 秀 峰 4/16 4/29 4/20 4/15 4/29 4/20 4/22 5/4 4/26 5/3 5/10 5/5 紅 さ や か 4/19 5/2 4/22 4/17 5/2 4/21 4/25 5/5 4/27 5/11 5/8 開 花 始 期 満 開 期 落 花 期 品種 展 葉 期平成22年5月 20 日発行
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Vol.9「適正着果で遅れを取り戻せ!」
1.現在の生育概況
(1)平年比7~8日の遅れ継続中。 収穫盛期 ⇒ 6月下旬 ⇒ 6月の販売期間が少ない (心配!) ◎満開期が遅かった年の収穫盛期(園試) 年 満開期 収穫盛期 H 5 5/6 6/28 H12 5/5 6/26 H18 5/4 6/26 H22 5/6 ??? (参考)平年 4/28 6/23 (2)○短果枝葉が少ない、小さい、色薄い、新梢の発生が少ない樹が多い ○幼果の肥大状況・・・思ったほど進んでない ただの生育遅れ?心配!!
満開3週間後 ⇒ 結実する果実が決定 あと1週間の果実肥大で結実する果実が決まる 昨日から今日にかけての降雨・・・大変いい雨2.これからの管理
(1)摘果
~着果量が多いと、肥大・着色が進まない!~
・スピード勝負! 実止まりがわかり次第実施 (満開15~17日後には判明 ⇒ 直径 10mm 以上) ・短果枝当たり2~3果に調整 (強い短果枝 ⇒ 多めに 弱い短果枝 ⇒ 少なめに、または全摘) (結実が多い場合 ⇒ 枝の腹の果実・・・短果枝ごと除去)(2)かん水
(幼果期(硬核期前まで)は、土壌水分を十分確保(肥大向上))(3)病害虫防除
(灰星病、褐色せん孔病などの防除は、手抜かりなく) ・カメムシ類が毎年見られる園地では、早めに防除。 (日中に見つけた場合は、既にかなりいる状態 ⇒ すぐ防除) ・樹冠下・・・ネズミ穴多く土がフカフカな樹・・・目立ちます! ⇒ 至急、その部分に多量かん水し(ドロドロにし)、土を踏み固める今年はぜったい成らせよう、儲けよう!!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会☆葉摘みよりも、摘果で着色させる!
収穫が
遅れない
管理を!
~まず摘果~
摘果開始の状態平成22年5月28日発行
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Vol.10『幼果腐れっだ。ひょうが心配。
至急対策を!摘果も遅れずに!!』
1.現在の生育概況
(1)満開 3 週間後。依然、平年比7~8日の遅れ。 低温で今後さらに拡大か? (2)着果見込み ⇒ 全体的に悪くない。平年より地域差少、平年どおり園地差大 着果過多になりそうな園地、樹・・・あり (3)病害(幼果腐れ、果面の微細斑点) ⇒ 多い 灰星病、灰色カビ病 (花カス落ち不良と 5 月 23 日からの連続降雨が原因)2.これからの管理
(1)まず、幼果腐れを止めよう!
薬剤防除(灰星病と灰色カビ病、併せてせん孔病防除も) (病原菌は、雨の応援で元気満々。皆さんの果実を狙っています。) ○至急!! 雨よけ被覆(降雨遮断) ・・・裏面の(3)も見て下さい 花カス落とし、被害果の摘み取り(摘果を兼ねて) (病害果・・・地中深く埋める。地面に残る=病原菌のばらまき)(2)着果が多い樹・・・摘果、摘果、摘果
~着果が多いと収穫がさらに遅れる~ ○スピード重視! (遅くとも満開30日後までに終わそう) まず、枝の下面(腹)の果実 ⇒ 短果枝ごと取る!! (枝先に立つ → 手のひらを上にし枝の下側に入れる → 指を熊手 状にする → 強く引き寄せ ⇒ 短果枝ごとむしり取れ~ッ!! ) ○着果程度にメリハリを! 強い結果枝(短果枝) ⇒ 多めに 弱い結果枝(短果枝) ⇒ 少なく(又は全摘) 新梢基部 3~4果 上向きの短果枝 2~3果 短果枝ごと むしり取る(3)雨よけ被覆を急げ!! (その2)
(土壌水分 ⇒ 十分2) ○降ひょうの危険性 ⇒ かなり大・・・・十分注意!! 6 月 10日頃まで上空に寒気が残る ⇒ 気温が上がると雷雲発生 そして、雨、風、ひょう(4)樹が弱ってませんか? ~
もしかして、ネズミが原因では?~(葉が小さい・少ない・色が薄い、新梢の発生が少ない・弱い、 果実が小さい) ○幹回り ⇒ ネズミ穴があり、土がフカフカ・・・目立ちます!! 至急、その部分に多量にかん水し(ドロドロにし)、踏み固めて! ○満開 30 日後まで ⇒ 幹周りの土を固める最後のチャンス
さぁ、もうすぐ最終コーナーです。
急いでも焦らず、安全第一に頑張ろう!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会摘心は幹周辺、太枝の 基部だけで良い。 樹の外側には 手を付けない 摘心は幹周辺、太枝の 基部だけで良い。 樹の外側には 手を付けない
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Vol.11『今年は、豊作で生育遅れ!!
早ぐ出荷すねど、金取らんねぞ。』
1.現在の生育概況
(1)依然、平年比7~8日の遅れ。 (2)着果過多になりそうな園地、樹・・多い (3)病 害 ( 灰 星 病 、 灰 カ ビ 病 )・・多い2.これからの管理
(1)成りすぎの樹は摘果を急げ!!
~着果が多いと収穫がさらに遅れる~ ○スピード重視! ○目標着果量は短果枝当たり2果程度 強い枝(部分)⇒ 多めに 弱い部分⇒少なく ①まず枝の誘引、枝つりで明るさ確保 ②反射シート設置(地色が抜けた頃) ③摘芯(新梢切り)(基本的に幹周辺のみ) 枝の中央から先端部は切っちゃダメ!! ◎メリハリをつけた着果 ・新梢基部 :3~4果 ・上向き短果枝:2~3果 ・下向き短果枝:0~1果 ※ 短果枝ごと むしり取っても良い裏面に続く
(2)葉摘みより、園地を明るく
して色を着けろ!!
下向き短果枝を除去した状況 (枝の下面から撮影) 平成22年6月10日発行④葉摘み(収穫 10 日前からが適期) (葉が少なすぎると色が遅れる) 短果枝に大きい葉を 4 枚以上残す!!
(3)豊作年 ⇒ ショウジョウバエに注意!!
○紅さやか等早生種はもぎ遅れ厳禁 ○地色が抜けてから摘果した果実は樹下に落とすな (ショウジョウバエの発生源) ○ ショウジョウバエを見つけたらすぐ防除!!(4)灰星病 ⇒ 引き続き注意、注意!!
○ 天候回復も、菌の密度が高い これからも注意が必要!! ○ 対応策は、 Vol.10 を参照してください。第4コーナーを過ぎ、
さぁ最後の直線!!
急いでも焦らず、
安
安
安
全
全
全
第
第
第
一
一に頑張ろう!
一
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 多くの人は摘みすぎ!!①成りすぎ樹(枝)
下向きの短果枝は、摘果と
葉摘みを兼ねて摘除
②果実に潜り込んだ小葉を摘む
③短果枝に被さってる葉を摘む
赤い目 黒い斑点 体長 2~4.5 ミリ(市場のつぶやき) 本当は、6月に欲しいんだけどなぁ・・・ 軟らかいのはいらないんだけどなぁ・・・ うるんだ「佐藤錦」より「紅秀峰」だよなぁ・・・ 平成22年6月21日発行
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Vol.12『高い気温が続く。急いで収穫!
6月に売ろう、さくらんぼ!!
ショウジョウバエ,ウルミ,高温障害に注意!』
1.現在の生育概況(平年比7~8日の遅れ)
最近、昼夜とも気温が高い ⇒ 今月いっぱいは続く予報
果肉先行の成熟か?
着色待ちのウルミ
ショウジョウバエ に注意
果実の高温障害
2.これからの管理
(1)早めに収穫!
○「佐藤錦」の収穫適期⇒
今年は、6/25~6/30 (満開 50~55日後) これを過ぎるとウルミ果のもと○ 早めに収穫(着色 60%以上)!
今年の合い言葉・・・盛りの「秀」より早めの「優」
○ 収穫は、朝の涼しい時に! 日中、果実温が上がってから収穫した果実 ⇒ 日持ちが悪い(クレームのもと)
(2)病害虫は引き続き注意!
(薬剤防除は、使用基準、今年使用した回数を確認) ○ 灰星病・・・菌密度が高い、感染果実も多い。 ○ ショウジョウバエ 気温が高い ⇒ 発生時期が早まり、世代交代も早くなる 殺虫剤の散布間隔を短く(10日→7日)! 早生種のもぎ残しや晩生種にも散布! 被害果は摘み取り、土中に深く埋める 裏面も見てください
収穫を
急ごう!
高温障害果(3)高温障害を防ぐ!
気温 30℃以上+強日射
⇒ 果実に高温障害(脱水症状)発生! 日当り良く成熟早い果実(樹冠上部)ほど被害を受けやすい! (去年の事を思いだし、あぶられないように) ○ 被害を受けやすい部位の果実 ⇒ 最初に収穫しておく! ○ 土が乾いてきている場合 ⇒ かん水で必要な土壌水分を確保! (10a 当たり最大 5,000 ㍑程度を目安に) 1回の量は少なく、様子を見て回数でカバー ⇒ 厳守! (この時期の多量かん水は軟果、ウルミ、裂果を助長) ○ 反射シート ⇒ 高温・強日射時は収納! (果実があぶられないように) ○ 日中暑い時間帯に樹体に散水! (気化熱で空気と果実を冷やす) 薬剤散布程度の水を樹体に散布 高温・強日射時は、すぐ乾き、裂果の心配なし ○ 屋根部からの換気を行う! ビニールをまくり上げる。所々に窓(穴)を設ける。 (防鳥ネットが必要)(4)高品質な「紅秀峰」を出荷しよう!
(品質が悪い「紅秀峰」はつくらない!) ○ 着果過多の樹 ⇒ 更に摘果し(至急)、品質を向上! 摘果した果実・・・土中深く埋める 小玉果はおいしくない。紅秀峰の標準サイズ ⇒ 2L (L 以下・・・ミニ秀峰) 果実が密着 ⇒ 着色しにくい ○ 着色管理 Vol.11を参照 ○ 収穫 ⇒ 必ず食味を確認して!(着色先行品種。早いと渋みが残る) ○ 高温障害にも注意! ※「紅秀峰」の収穫始期 ⇒ 7月上旬(満開 65 日後)ゴール直前!!
ウルミ、高温障害などでコケないよう
安全第一で頑張ろう!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会平成22年7月5日発行
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Vol.
13
『 収 穫 を 急 ご う !』
【灰星病、ショウジョウバエ対策の徹底を!】
1.現在の生育概況
・「佐藤錦」収穫後半~終盤。・・・・・・・着色よくない、果肉軟らかい (高気温、着果多、曇天降雨) ・「灰星病」、「ショウジョウバエ」・・・やや多 ・「ウルミ」も発生気温 ⇒ 今後も高い予報!
2.これからの管理
【収穫急いで!ウルミ、病害虫によるロスを最小限に!】
(1) 防 除 :引 き続 き病 害 虫 に注 意 !(薬剤防除は、使用基準を厳守) ◎ オウトウショウジョウバエ 果実が軟らかい、気温が高い・・・産卵しやすい、世代交代早い 《散布間隔をつめる 》10日 → 7日 早生種等のもぎ残しにも必ず散布! ◎ 灰星病、灰色かび病、アルタナリア果実腐敗症 発病果が増加・・・連日の降雨で、感染しやすい状態 (紅秀峰にも多い) 発生園 ⇒ 防除間隔をつめる 被害果・・・摘み取り、土中に深く埋める 地面に放置しない (裏面へ) 気温の推移(アメダス山形) 15 20 25 30 6/25 6/2 6 6/27 6/28 6/29 6 /30 ℃ H22 準平年 準平年(2) 「紅秀峰」の収穫 ◎ 着色が先行するので、食味を確認してから収穫。 ◎ 早朝涼しいうちに収穫。 ◎ 日中、葉が垂れるようなら、「少量かん水」(5,000 リットル/10a 程度) (3) 収穫後、これだけはやってから休みましょう ◎ 被覆資材の除去 ・遅れないで実施・・・樹に光と水を ・降雨日が続く場合や除去が遅れる場合 ⇒ まず防除を実施 ◎ 病害虫防除 ・褐色せん孔病とハダニに注意 ・樹上の残果、病害果・・・摘み取って処分 草刈りをする場合 殺ダニ剤は、草刈り2~3日後に必ず散布 ◎ お礼肥の施用 ・収穫後きるだけ早く効かせる 施用後しばらく降雨が期待できない場合・・・かん水 ・・・葉面散布剤の散布 新梢の伸びが続いている場合 ⇒ 止まってから ・樹の状態に合わせて施用する (年間窒素施肥量の 2 割を基準に加減) 着果量が多かった樹、樹勢が弱い樹、葉色が淡い樹 ・・・・年間窒素施肥量の4~5割 樹勢が強すぎる樹、葉色が濃すぎる樹・・・無施用
収穫も終盤。本当にお疲れ様です。
けがに注意して、最後のがんばりです。
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 ハダニの初発確認は、 主幹付近の新梢の葉裏 を調べると良い。成
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Vol.14『疲れた樹に栄養の補給と
葉を健全に保つ管理を!」
1.今年の反省
今年は着果がよかった反面、「品質(食味、着色)の不良」、「灰星病の発生」 などの問題も多い年でした。 高い気温(特に夜温)、少日照、落花期の降雨が大きな原因ですが、管理面 に課題もみられました。それぞれ反省して来年に活かしましょう。2.今後の管理のポイント(来年に向けた収穫後の管理)
(1)礼肥 : 「早く」、「多めに」がポイント
●できるだけ早く効かせる!(今年は、7月中旬までに) 施用後、しばらく降雨が期待できない時 ⇒ かん水 「20~30t/10a 程度」(1,000リットル/成木1本) ●施用量:年間窒素施肥量の半分までの間で加減 ・着果多、樹勢弱、葉色淡い、「紅秀峰」 ・・・ 4~5割 ・着果少、樹勢強、新梢が伸び続けている ・・・ 無肥料~2割 (時期も遅く)(2)被覆資材の除去 : 「早く日光をあてる」
(3)病害虫防除の徹底:「褐色せん孔病」、「ハダニ」に注意!
●被覆資材の除去が遅れる時は、防除を先行 ●気温が高いので「ハダニ」は特に注意 ●「カイガラムシ」も増加傾向(8月上中旬の防除時期を逃さず丁寧に) ●「もぎ残し」はダメ!・・・来年の病害虫の発生が増える(灰星病等) 樹勢、花芽も悪くなる。① 早く樹に栄養と光を与え、果実生産で疲れた樹体の回復を
図る ・・・・・・・・・・ 「礼肥」 、 「被覆資材の除去」
② 葉を健全に保ち、貯蔵養分を確保 ・・・ 「病害虫の防除」
必要に応じて 「夏期せん定」
平成22年7月15日 今年の 反省点「着果過多」:
品質低下の最大の原因!「園内が暗い」、「枝が混んでる」:
色が着かない!葉摘みで明るくする⇒葉が不足⇒着色、味が悪い・・・悪循環
「樹勢が弱い」:
色が着かない!弱くて成り過ぎは最悪! →成っても品質が落ちない、馬力ある樹を目指す「灰星病が多発」:
開花直前~落花期の防除が影響!(4)樹勢が強く暗い園地 ⇒ 夏期せん定で園内、樹冠内部を明るく!
今年着色に苦労した園地は、まず、
「縮伐、間伐」
を考える
●隣の樹とは1m位間隔を空ける。ぶつかったら縮伐・間伐が必要 ●実止まりや着色が良い樹を優先して広げる ●幹まわりで新梢が混んでいるところは、立ち枝を所々残して間引く (樹冠中心部の下枝に木漏れ日が当たれば OK) ●それでも暗い時は、腹枝や重なり枝を間引く ●大枝の間引き、切り下げは、2~3年かけて徐々に ●切り口は、塗布剤で必ず保護今年の反省を来年に活かす!
儲かるための管理をスタート!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会夏期せん定の進め方
せ ん 定 前 せ ん 定 後 上部を小さくし 懐を空けた 隣の樹同士は 最低1mくらい間隔を空ける 枝 の 間 引 き 上部を小さくし 懐を空けた 隣の樹同士は 最低1mくらい間隔を空ける 枝 の 間 引 き 幹周辺、樹上部を重点に 隣同士の間隔が狭くなったら、 優先する樹を決めて 間引き・縮伐を実施 落ち着いて明るい樹は 夏期せん定不要 樹勢が強く暗い樹は 夏期せん定する 幹周辺、樹上部を重点に 隣同士の間隔が狭くなったら、 優先する樹を決めて 間引き・縮伐を実施 落ち着いて明るい樹は 夏期せん定不要 樹勢が強く暗い樹は 夏期せん定する成
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15
「来年の作柄の半分を左右する
大事な時期です!」
1.現在の生育状況 (既にさくらんぼの1年がスタート)
・現在、おうとう樹は、盛んに光合成を行って養分を生産中。 ・そして、「花芽の中味」を一生懸命つくると同時に、来年の生育に大変 重要な役割を果たす「貯蔵養分」を蓄積中。2.今後の管理のポイント
日当たり確保 光合成量と 充実した花芽と 土壌の養・水分確保 ⇒ 貯蔵養分の増加 ⇒ 樹体の確保 葉の保護 (1)園地や樹冠内部の明るさを再点検 ・園地、樹幹内部が暗い場合 夏期剪定で ・冬期剪定だけでは、 大枝抜き、縮伐、間伐を実施 樹が強くなりすぎる場合 (樹の間隔を確保し、 樹を横に広げるように) 今年の優良事例・・・園地内が明るく、樹の内側まで光が入っている 園地にしか見られなかった (2)土壌の乾燥防止(かん水が基本) ・土壌乾燥がすすんだ時 ⇒ 多量かん水が必要 できない場合・・・除草厳禁 (土壌乾燥時の除草=土壌乾燥助長) 残暑が厳しい予報 ⇒ 土壌水分確保し、光合成の促進 (双子果も軽減) (3)病害虫防除(8月上中旬の防除は済みましたか) ・ハダニ、カイガラムシ、褐色せん孔病 気温が高く降雨も随時ある ⇒ 8月末から9月上旬の 褐色せん孔病防除を実施 平成22年8月19日発行 花芽分化の電子顕微鏡写真(渡部 原図) P:花弁(4)施肥 ① 痩せ地でのつなぎ肥 樹勢が強くない場合 ⇒ 年間施肥量の2割程度をすぐ実施 ② 基肥 ・時 期:9月中旬 (有機質肥料は、2~3週間早目に) ・施用量:土壌条件や樹勢の強弱等に合わせ加減 ・弱い樹 ・・・・・・・・ 多めに ・強い樹 ・冬期せん定で 少なく 強くなりそうな樹 ※今年は平年より樹勢が強い・・・注意 好適樹相と施肥の考え方 品 種 最終新梢長 先端新梢本数 施肥の考え方 佐藤錦 (目通り) 20~25cm 1~2本 (樹冠上部) 20~35cm 3本 紅秀峰 (目通り高さ約 1.5m) 30~50cm ・樹勢が強すぎ結実が不安定な場合 窒素の施用を控える ・樹勢が強く着色が悪い場合 例年より窒素施用量を減らす (成分量で2㎏刻みで) ・樹勢が弱い樹 ・樹勢が適度で 多めに 結実が多かった木 (5)受粉樹のチェック 園地内での植栽状況(割合、位置等)を早めに把握 ⇒ 必要に応じ、苗木等の注文、準備
貯蔵養分の多少 ⇒ 来年の収穫に
大きく影響
大事な時期です。手抜かりなく。
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会平成22年9月8日発行
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号外「園地が暗い!!
このままでは、来年も危ない!!」
1.暑い6月・・・必ず、近々、またやって来る!!
○ 今年の6~8月の平均気温 113年間の観測史上最高(気象庁) だそうですが 100年に一度の気象ではなく「30年に一度の気象(気象庁)」 と言うことは 30年待たなくても、近いうちにまた来るということ(来年かも)
◎ 優良園の共通点 ⇒ 樹の間隔が広く、大枝の数が少なく、樹が低い ・・・園地、樹冠内が明るい (葉摘みで明るくした園地や樹に ⇒ 優良園(樹)はなかった×
)「明るく、風通しのよい園地」
でないと味も色も来ない
~葉摘みも摘果も効果なし~ (金取れない)
2.今すぐノコギリを持って、園地に行ってください
!!
(1)暗い園地は、まず、間伐
、
間伐
、
間伐
!
“二兎追うものは一兎をも得ず” ・受粉樹:切らない(大切に)(2)つぎに、大枝の
間
引
き
!
・樹高を低く、下枝に光を ・そして、大枝の間隔を十分に暗い園地、暗い樹では、未来も暗い!
樹と大枝の間引きで、人も明るく!!
チャンスは今!!
村山総合支庁農業技術普及課・西村山農業技術普及課・北村山農業技術普及課 さくらんぼ産地強化対策推進協議会 明るい園地(樹) (地面の明るさに注目!!)
平成 22 年 11 月12日