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竪穴住居復元プロジェクト

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Academic year: 2021

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竪穴住居復元プロジェクト

代表者 所在地 設立年月日

URL

楢原郁美

〒675-0142 兵庫県加古郡播磨町大中 500(兵庫県立考古博物館)

2008 年 1 月 4 日

http://www.hyogo-koukohaku.jp/

 【設立趣旨】

 兵庫県加古郡播磨町にある大中遺跡は、住居跡の数と平面形の種類 の多様性に富むことが特徴的な集落遺跡として、1967 年に国指定 史跡に指定されました。以後地域の住民の憩いの公園として利用され てきましたが、遺跡そのものの活用は決して盛んではありませんでし た。そこで、大中遺跡の新しい利活用のあり方として、史跡の復元整 備整備にあたって、従来型のハード中心の整備ではなく、県民参加型 の取り組みによるソフト面を重視した整備を進めようと、さまざまな 活動に取り組む団体に参加を呼びかけ、材料の調達から骨組の架構、

茅葺きまで竪穴住居復元をすべて市民参加で行い、積極的な活用に取 り組むことになりました。

 【沿革】

2008 年1月 竪穴住居復元プロジェクト設立         第 1 棟目の材木の調達

     3月 第 1 棟目の茅材の調達

     4月 第 1 棟目の竪穴住居建築開始

     10 月 兵庫県知事とのさわやかトーク開催 2009 年1月 第2棟目の材木の調達

     2月 第2棟目の茅材の調達

     3月 第1棟目竪穴住居復元プロジェクト完成式      7月 第2棟目建築開始

 【活動目的】

 いなみ野ため池ミュージアム運営協議会が進める「ため池環境の保 全」、ひょうご森の倶楽部が取り組む「里山林の保全」、兵庫県立考古 博物館と考古楽倶楽部が取り組む「史跡の保存整備と活用」に、国立 明石工業高等

専門学校の「地 域活動と建築 技術の実践」

という、まっ たく異なった 取り組みが連 携して文化財 の新しい整備 活用を進めます。

 【活動内容】

○ 里山林保全活動との連携

(竪穴住居部材切り出し)(1 月)〔写真1〕

里山整備を進めるボランティ ア団体ひょうご森の倶楽部の 活動地 2 カ所で、竪穴住居 の建築部材となるコナラ・ク リ・アベマキ約 60 本を切り 出した。

○ ため池環境保全活動との

連携(ヨシ刈り)(2月)〔写 真2〕

兵庫県稲美町加古大池で、

屋根葺き材として利用する ヨシをトラック 4 台分、総 勢 30 名ほどで刈り取り、

茅葺きに備えた。

○ 史跡の整備と活用(竪穴 住居の復元)(4 月〜)

・竪穴掘削(4 月)〔写真3〕

 史跡大中遺跡内に遺跡内 でみつかった 1 辺 5.2m、

深さ 30 ㎝の隅円方形 の竪穴住居跡を再現し て掘削した。

・柱・梁・垂木建て込 み(5〜7月)〔写真4〕

 竪穴住居の骨組み部 分となる柱や梁、垂木 や小舞などを、木の曲 がりなどを考慮し、現 場で意見交換を行いな がら建てこんだ。

・茅葺き(8月〜)〔写 真5〕

 2月に刈り取った葦 を使い、茅葺職人のア ドバイスを受け、技術 を習得しながら茅葺き 作業を行った。

 【活動上の課題と今後の展望】

 それぞれのグループの活動日が休 日に限定される上に、活動が長期間 にわたるため、必ずしも同じメン バーで取り組むことができないこ と、及び技術習得に時間がかかるこ と。また、作業に参加するきっかけ が、参加者声のかけによるものが多 いため、活動参加者の幅が限定され

ています。インターネットなどでの PR や情報提供を行うことや、

継続的に参加できるように、「古代のむら」ならではのイベント等を していくことを検討しています。

今後も継続して竪穴住居の復元を行うことで、古代の村の景観を復元 していきながら、完成した竪穴住居を歴史学習や古代体験活動の場と して、また、それぞれの取り組みをPRする場として継続して活動し ていく予定です。

(写真 2)ため池でのヨシの刈り取り

(写真 4)構造材の建て込み

(写真 3)竪穴の掘削

(写真5)茅葺き

(写真 1)里山での木材の切り出し 関係団体活動相関図

参照

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