大学女性新体操選手の菓子類・嗜好飲料類摂取状況
田中泉澄*・橋爪みすず**・木皿久美子***・大平嘉子****・古泉佳代***・
多田由紀****・日田安寿美****・石﨑朔子***・川野 因****
§* 東京農業大学大学院食品栄養学専攻
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘 1-1-1
** 伊那西高等学校
〒399-4431 長野県伊那市西春近 4851
*** 日本女子体育大学・運動科学科
〒157-8565 東京都世田谷区北烏山 8-19-1
**** 東京農業大学応用生物科学部栄養科学科
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘 1-1-1
Distribution of Confectionary and Sweetened Beverages Intake and Shokuiku in Japanese Female Rhythmic Gymnastics
Izumi T
anaka*, Misuzu H
ashizume**, Kumiko K
isara***, Yoshiko O
ohira****, Kayo K
oizumi***, Yuki T
ada****, Azumi H
ida****, Sakuko I
shizaki*** and Yukari K
awano****
* Department of Food and Nutrition Science, Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture, Tokyo
1-1-1 Sakuragaoka, Setagaya-ku, Tokyo 156-8502
** Inanishi High School, Ina city, Nagano Prefecture 4851 Nishiharuchika, Ina-shi, Nagano 399-4431
*** Department of Sport Wellness Science, Faculty of Sport and Health Sciences, Japan Women’s College of Physical Education, Tokyo
8-19-1 Kitakarasuyama, Setagaya-ku, Tokyo 157-8565
**** Department of Food and Nutritional Science, Faculty of Applied Bio-Science, Tokyo University of Agriculture, Tokyo
1-1-1 Sakuragaoka, Setagaya-ku, Tokyo 156-8502
────────────────
The aim of this study was to elucidate a distribution of energy intake and daily training for 24 hours among female university rhythmic gymnastics (RG group) compared to non-athletic controls (control group), and explore any dietary problem. The 24 hours dietary recall was used to assess intakes of energy, food and nutrient, or day-to-day exercises participation. The control group ingested the maximum intake of energy (350 kcal/hour) at 12 : 00, while the RG group gained less energy intake once, appeared at 21 : 00 (178 kcal/hour). In the RG group, training was conducted at the lunch or dinner time, suggesting the possibility of taking a meal after day-to-day exercises. RG group had many confectioneries and beverages compared with the control group. Although the daily energy intake was the same as that of the control group, many nutrient intakes were significantly lower in the RG group. These results suggest that in order to perform healthy day-to-day exercises and pre- vent from some illness such as iron deficiency anemia or Female Athlete Triad, rhythmic gymnasts need to reduce a frequency of daily confectionery and sweetened beverage intakes, and to consciously take nutrients from foods during meals.
Key words : Daily distribution of energy intake, Daily distribution of training, Confectionery and sweetened beverage intake, Nutrient intakes, Shokuiku
1. 緒 言
新体操はロープ、フープ、ボール、クラブ、リボン の 5 種類の手具と呼ばれる道具を用いて演技を行う審 美系採点競技であり、手具の操作技術に加えて容姿の 美しさは評価に影響を与える要素となる。そのため、
選手たちはしばしば望ましい体型を維持するために欠 食や減食などの食事制限を行うことがある1)。IOC は、
痩身や厳しい体重制限を強いられる女性スポーツ選手 には月経異常や摂食行動異常を有する割合が高く、無 月経は骨塩量の低下につながる可能性を“female athlete triad”として指摘するとともに、最近、男性 選手にも同様のエネルギーの相対的不足を原因とする 各種の生理学的機能障害を認めることから“relative energy shortage in sports”(RED-S)として警鐘を鳴 らしている2)。また、17 歳新体操選手において骨塩量 の低下と関わる早期の胸部脊椎分解が認められたとの 報告もある3)。このように、過度な食事制限は新体操 選手の月経不順や無月経4)だけでなく、疲労骨折5)、 体内鉄不足6), 7)といった健康上の課題はパフォーマン スの妨げに繋がる可能性がある。それゆえ、新体操を はじめ審美系競技種目の選手には過度な食事制限をし ないで、スリムな体型を保持しつつも健康的な食べ 方・食の在り様を提案する事が喫緊の課題として求め られている1), 2)。
ところが、大学女性新体操選手では日本における若 年女性8)と同様に、1 日のエネルギー摂取量の 23.8%
が菓子類や嗜好飲料類由来する9)(以下、まとめて菓 子類等と呼ぶ)と報告されている。菓子類等摂取量の 増加は一日のエネルギー摂取量やエネルギー摂取量に 占める脂肪エネルギー比率、さらに、飽和脂肪酸エネ ルギー比率の増加に繋がり、将来的に生活習慣病の発 症に繋がる危険性10)も高いことが報告されている。
しかし、大学女性新体操選手に多い菓子類等摂取状況 が日本人の若年女性のとり方と同じなのか、それとも 新体操選手に特徴的なのかについてはあまり検討され ていない。
そこで本研究では大学女性新体操選手(以下、新体 操群)の日々の練習参加状況に加え、菓子類等からの エネルギー摂取状況を中心に一日の合計摂取量、24 時間の時間毎摂取量、朝食・昼食・夕食などの食事時 間帯別摂取量を調査し、同年代の運動習慣を持たない 女性大学生(以下、一般群)と比較することによって 新体操選手の今後の食生活支援策を考える際に何らか の手がかりを得ることを目的とした。
2. 方 法
(1)対象者対象は、新体操群として N 大学新体操部に所属す る女性選手 35 名および一般群として T 大学の運動部 に所属しない女性学生 23 名の計 58 名とした。本研究 を行うにあたり、研究計画書を東京農業大学「人を対 象にする実験・調査等に関する倫理委員会」に提出 し、承認を得た(1504)。対象者に対しては調査の内 容を十分に説明し、本人または保護者から文書による 同意を得た。
(2)調査の流れ
調査期間は 2015 年 6 月から 7 月とし、この期間は 8 月初旬に開催される全日本大学新体操選手権大会に 向けて演技の動きや身体をつくる時期(以下、準備 期)であった。調査実施前には調査内容および同意書 の説明を行い、同意が得られた者に対して身体計測を 行うとともに練習状況や居住形態等についてのアン ケート調査を実施した。後日、24 時間思い出し法に よる食事調査を毎週 1 回、連続 3 週間にわたって計 3 回(平日 2 回と休日 1 回)実施した。
(3)調査項目 1)身体計測
身長はハンドル大型身長計 YL-65 (ヤガミ社製)を 用い、体重、Body Mass Index(以下、BMI)、体脂 肪量、体脂肪率、骨格筋量、除脂肪体重は Inbody 430(InBody Japan 社製)を用いて同意書提出日の早 朝空腹条件下で測定した。BMI は対象者の体重(㎏)
を身長(m)累値で除して算出し、日本肥満学会の基 準をもとに BMI 値 18.5 未満を「やせ」、18.5 以上 25.0 未満を「普通」、25.0 以上を「肥満」に区分した。
2)アンケート
質問項目には年齢、競技種目とその継続年数、居住 形態、月経状況(有無と定期的または不定期)を含め た。
3) 食事調査(24時間思い出し法)および練習参加 状況
24 時間思い出し法は既に報告した通り11), 12)、対象 者の調査日前日の食事内容を面接者が聞き取る調査法 である。24 時間に喫食した全ての飲料と食品名、ま た、その重量は練習参加状況とその内容を含めた生活 行動とともに聞き取りを行い、最後に「これはあなた にとっての朝食・昼食・夕食・間食のどれですか?」
との質問を行い、喫食者が考える朝食、昼食、夕食、
間食の種類を確認した。聞き取りは事前に 24 時間思 い出し法の訓練を受けた院生(管理栄養士)または管 理栄養士養成校に在籍する 4 年次生が担当し、聞き取
り時間は一人あたりおよそ 40 分間であった。聞き取 りバイアスを防ぐため、食品や料理の実物茶わんや 皿、実物大写真、そのまんま料理カード、計量スプー ンや計量カップ、フードモデルを用いた。市販品や外 食時の栄養素等摂取量の解析には各社が提供するホー ムページ等により使用食材や分量、エネルギー等の栄 養成分値を参照した。食品群別摂取量および栄養素等 摂取量は五訂増補日本食品標準成分表に準拠した栄養 価計算ソフト「エクセル栄養君 ver.4.0.」(建帛社)を 用いて算出し、再度、詳細な菓子類等摂取量について は日本食品標準成分表 2015 年版(文部科学省)の食 品群分類13)に準拠して分類した。そして、摂取頻度 の高かったアイスクリーム類は「菓子類」に分類する とともに、無果汁の果実色飲料やサイダーは「炭酸飲 料類」、カルピスなどは「乳酸菌飲料」、アイスコー ヒーやココアなどは「コーヒー・ココア類」、玄米茶 やほうじ茶、ウーロン茶などは「茶類」とし、これら を「嗜好飲料類」に分類した。菓子類等摂取量は対象 者個々人がそれぞれに摂取した菓子類摂取量と嗜好飲 料類摂取量を合計して求めた。なお、食品及び栄養素 摂取量は全て、残差法を用いてエネルギー量で調整し た。
練習への参加状況(%)はその時間帯に選手が練習 に参加したか否かを直接聞き取り、その結果を基に全 選手(35 名)に対する割合で表記した。
(4)統計解析
全ての値は 3 日間の平均値で個人を代表させ、原 則、平均値±標準偏差で記した。正規性の検定を行っ た後、選手群と一般群の比較には対応のない t 検定、
または、Mann-Whitney の U 検定を用いた。また、BMI
の 3 区分(25.0 以上、18.5 以上 25.0 未満、18.5 未満)、
居住形態(実家、食事が出る寮、一人暮らし)、およ び、月経状況(定期的、不定期)の比較には χ² 検定 を用いた。エネルギー摂取量は食事調査結果に基づき 24 時間にわたって時間毎(kcal/時間)、および、一 日の合計エネルギー摂取量(kcal/日)を算出した。
また、対象者本人が答えた朝食、昼食、夕食、間食そ れぞれのエネルギー摂取量を合計して食事中のエネル ギー摂取量(以下、食事エネルギー量)と間食時間帯 に摂取したエネルギー摂取量(以下、間食エネルギー 摂取量)に分けた。さらに、食事エネルギー量は、食 事バランスガイドに基づいて算出される主食、副菜、
主菜、牛乳・乳製品、果物14)に由来するエネルギー 摂取量(以下、料理エネルギー摂取量)と菓子類およ び嗜好飲料類からの合計エネルギー摂取量(以下、菓 子類等エネルギー摂取量)に分けて解析した。一日の 菓子類等エネルギー摂取量は食事中および間食での菓 子類等エネルギー摂取量の合計値とした。なお、統計 解析は IBM SPSS Statistics 23 for Windows(IBM 社)
を用い、有意水準は 5%とした。
3. 結 果
(1)対象者特性本研究対象者の年齢は新体操群が一般群に比べて有 意な低値を示したものの(表 1)、身長、体重、BMI および体脂肪量は 2 群間に有意な差は見られなかっ た。一方、体脂肪率は新体操群が一般群と比較して有 意に低く、骨格筋量および除脂肪体重は有意に高値 だった(p<0.05)。居住形態は 2 群間で有意な差がみ られ(p=0.001)、新体操群では「実家暮らし」生が 表 1 対象者特性
値は平均値±標準偏差(最小値-最大値)または人数(%)
特に記載がない場合は対応のない t 検定 ‡:Mann-Whitney の U 検定 #:χ2検定
31.4%、「寮」生および「一人暮らし」生がともに 34.3%であったのに対して、一般群では「実家暮らし」
生が 73.9%であった。月経状況では新体操群が不定期 と答えた者が多く、一般群では定期的と答えた者が多 かった(p=0.002)。
(2)食物摂取状況の比較
食品群別摂取量および栄養素摂取量を 2 群間で比 較・検討した(表 2)。エネルギー調整済み食品群別 摂取量は新体操群が一般群に比べて、副菜料理に関わ る 緑 黄 色 野 菜 類(p=0.003)、 そ の 他 野 菜 類(p=
0.055)、 肉 類(p<0.001)、 卵 類(p=0.017)、 砂 糖・
甘味料類(p=0.022)、種実類(p=0.026)、調味料・
香辛料類(p=0.006)の摂取量が有意に少なく、果実 類(p=0.010)、菓子類(p=0.021)および嗜好飲料類
(p<0.001)摂取量とその合計・菓子類等摂取量(p=
0.001)は有意に多かった。また、エネルギー調整済み
栄養素摂取量は新体操群で、たんぱく質(p<0.001)、
鉄 (p<0.001)、 亜鉛 (p<0.001)、 ビタミン D (p=0.017)、
ビタミン B1 (p=0.013)、 葉酸 (p<0.001)、 パントテン 酸(p=0.018)、食物繊維(p<0.001)および食塩相当 量(p=0.001)摂取量が有意に少なく、炭水化物摂取 量(p=0.040)は有意に多かった(表 2)。
(3)菓子類等摂取回数と一日あたり摂取量
一日の菓子類等平均摂取回数、3 日間の種類別平均 摂取回数、代表的菓子類等の一日の平均摂取量につい て検討した(表 3)。その結果、一日の菓子類等平均 摂取回数は新体操群が 3.4 回、一般群は 2.0 回であり、
新体操群が有意に多かった(p<0.001)。
また、一人あたりの 3 日間の菓子類摂取回数は、新 体操群のアイスクリーム類が一般群のそれと比較して 有意に多く(p<0.001)、ビスケット類(p=0.030)、
和菓子類(p=0.005)は有意な低値を示した。また、
表 2 食物摂取量の比較
食品群別摂取量および栄養素摂取量はすべて、残渣法でエネルギー量を 調整した値を示す。
値は平均値±標準偏差 特に記載がない場合は対応のない t 検定
‡:Mann-Whitney の U 検定
一人一日あたり摂取量では、新体操群はアイスクリー ム類の平均摂取量が一般群のほぼ 4 倍の高値を示し
(p<0.001)、和菓子類は 1/10 量と有意な低値だった
(p=0.001)。
一人あたりの 3 日間の嗜好飲料類摂取回数は新体操 群で炭酸飲料類(p<0.001)、茶類(p=0.001)、スポー ツドリンク類(p=0.002)が有意に高く、一人一日あ たり平均摂取量も有意な高値を示した(表 3、いずれ も p<0.01)。しかし、嗜好飲料類の中でもコーヒー・
ココア類やアルコール類、乳酸菌飲料類の摂取回数に 2 群間で有意な差は見られなかった。
(4) 24時間のエネルギー摂取状況および練習参加 状況
24 時間のエネルギー摂取状況および練習参加状況 を検討した(図 1)。時間毎のエネルギー摂取状況は 図 1 に示すとおりであり、一般群では朝食は 5 時~10 時、昼食は 11 時~14 時、夕食は 18 時~24 時、間食 は 15 時から 17 時と答え、食事時間帯は明確に区別さ れていた。しかし、新体操群では食事時間帯が幅広く 分散し、朝食は 3 時~10 時、昼食は 8 時~16 時、夕 食は 15 時~24 時と回答し、間食時間帯はほぼ終日に わたっていた。24 時間の時間毎のエネルギー摂取量
(kcal/時間)は両群とも凡そ 3 本のピークがあり、一 般群では 6 時~8 時、12 時、18 時~20 時(最大値は 12 時の 350 kcal/時間)、新体操群では 7 時~8 時、12 時、19 時~22 時 (最大値は 21 時の 178 kcal/時間) で あった(図 1)。
この時、新体操群では選手の 23.8%が 7 時、48.6%
が 8 時、68.6%が 12 時、およそ 40%が 16 時~20 時 の時間帯に練習に参加していた(図 1)。
24 時間の時間毎の菓子類等エネルギー摂取量(kcal/
時間)について検討した(図 2)。その結果、一般群 では 7 時 (32.5 kcal/時間) と 18 時 (42.2 kcal/時間) に 2 本のピークが見られたのに対し、新体操群では 7 時
(20.4 kcal/時間)から 23 時にかけて絶え間ない摂取 が確認され、21 時に最大値(65.9 kcal/時間)を示し た(図 2)。
(5)エネルギー摂取量の区分比較
エネルギー摂取量について一日合計摂取量、食事エ ネルギー摂取量と料理エネルギー摂取量、さらに、菓 子類等エネルギー摂取量について検討した(表 4)。
その結果、一日の合計エネルギー摂取量は 2 群間で有 意な差が見られず、朝食、昼食、夕食でのエネルギー 摂取量にも有意な差は見られなかった。しかし、間食 表 3 菓子類等出現回数と一日あたり摂取量
値は平均値±標準偏差 Mann-Whitney の U 検定
エネルギー量は新体操群が一般群に比べて有意な高値 を示した(p=0.008)。
食事エネルギー摂取量は 2 群間に有意な差が見られ なかったにもかかわらず(p=0.072)、料理エネルギー 摂取量は新体操群が有意な低値を示した(p=0.002)。
一方、菓子類等エネルギー摂取量は一日合計摂取量が 新体操群で一般群に比べて有意な高値を示し(p<
0.001)、なかでも昼食(p<0.001)、夕食(p=0.045)、
間食(p=0.001)での菓子類エネルギー摂取量がいず
れも有意な高値を示した。
4. 考 察
本研究は、大学女性新体操選手の 24 時間にわたる 菓子類等摂取実態を調べ、同年代の運動習慣を持たな い女性学生と比較した時の食生活上の問題点を明らか にし、新体操選手への食生活支援に何らかの手がかり を得ることを目的とした。その結果、新体操群は一日 の合計および食事時間帯でのエネルギー摂取量は一般 図 1 時間帯別エネルギ―摂取量と練習参加状況
新体操群の練習参加率(%)
エネルギー摂取量は1時間あたりのエネルギー摂取量を示す。
練習参加率とは全対象者に占める練習参加者割合を時間ごとに示す。
朝食、昼食、夕食、間食は対象者の自己申告に基づき区分した。
図 2 時間帯別菓子類等エネルギー摂取量の比較
エネルギー摂取量のうち、菓子類等エネルギー摂取量のみを時間ごとに算出し、時間当たりで表記した。
新体操群の当該時間における練習参加率(%)
群との間に有意な差がないものの、一日の食物摂取量 や料理エネルギー摂取は一般群と比べて有意に少な く、菓子類等摂取回数および菓子類等エネルギー摂取 量は有意に多く、特に昼食や夕食時間帯での摂取が多 かった。昼食や夕食の時間帯は練習に参加する選手の 割合が高いことから、簡単に水分やエネルギーを取る 手段として菓子類等が摂取された可能性が考えられ た。
(1)対象者特性
今回の対象 2 群間に身長、体重、BMI、体脂肪量に 有意な差は見られなかった。平成 28 年度の国民健康・
栄養調査報告15)によると、18 歳女性の身長および体 重 は 157.5 cm、50.7 kg、20 歳 代 の そ れ は 157.9 cm、
50.9 kg であり、BMI はそれぞれ 20.5、20.4 と計算さ れた。今回、一般群の BMI 値(19.9)は全国平均値 と比較して低値だったものの、新体操群のそれは全国 平均値とほぼ同値であった(BMI 値 20.4)。また、20 歳代女性のやせ割合は 20.7%と報告されている15)が、
今回の新体操群と一般群のやせ者割合は 8.6%、17.4
%と少なく、BMI 区分では一般群と新体操群との間 に有意な差は認められなかった。BMI で評価する限 り新体操群は必ずしもやせてないことが明らかになっ た。一方、新体操群は一般群と比べて骨格筋量が多 く、日頃のトレーニングの成果として体脂肪率は低 かった。
また、新体操群は一般群と比較して自宅生が少な く、月経が不規則と答える割合は対象者の 54.3%と高 かった。新体操群はほぼ毎日、長時間にわたって練習
していることから、エネルギー消費量は一般群に比べ て多い事が推察されるが、新体操群の一日のエネル ギー摂取量は一般群とほぼ同値であった。「痩身な身 体」が求められる成長期の女性アスリートにしばしば 体脂肪率の低下、骨塩量の低下、月経不順を伴うエネ ルギー欠損症(いわゆる、女性アスリートの三主徴)が
報告2), 16), 17)されている。例えば、シンクロナイズドス
イミングの女性選手16)では 18~45%に食行動異常が確 認されており、エネルギー欠損や食行動異常、摂食障 害は選手の肉体的・精神的障害にも繋がることから、
競技に悪影響の及ぶことが危惧されている2)~7), 16), 17)。 今回の新体操群に月経が不規則と答える割合が高い背 景にはシンクロナイズドスイミング選手たちと同様、
摂取エネルギー量が相対的に不足している可能性(エ ネルギーの摂取不足)も考えられる。今後は新体操群 で一日のどのくらいのエネルギー量を消費しているの かについて調べるとともに、月経不順との関りについ ても検討する必要があるだろう。
(2)菓子類等摂取状況
一日の菓子類(p=0.021)および嗜好飲料類(p<
0.001)摂取量は新体操群が有意に多かった(表 2)。
一日の菓子類等出現回数は新体操群が 3.4 回であり、
一般群(2.0 回)と比べて有意な高値を示した(p<
0.001)。一般群では朝食は 5 時から 10 時、昼食は 11 時から 14 時、夕食は 18 時から 24 時と答えていたの に対し、新体操群の朝食時間帯は 3 時から 10 時、昼 食は 8 時から 16 時、夕食は 15 時から 24 時であり、
間食の時間帯はほぼ終日に及んでいた。新体操群と一 表 4 食事及び菓子類のエネルギー摂取状況
値は平均値±標準偏差 菓子類等とは菓子類および嗜好飲料類をさす 朝食、昼食、夕食、間食は対象者がそれぞれ自己申告した区分
1) 食事エネルギー摂取量:(朝食エネルギー摂取量)+(昼食エネルギー摂取量)
+(夕食エネルギー摂取量)
2) 料理エネルギー摂取量:(食事エネルギー摂取量)-(朝食・昼食・夕食時の
菓子類等エネルギー摂取量)
特に記載がない場合は対応のない t 検定 ‡:Mann-Whitney の U 検定
般群の食事時間帯は異なっていることが明らかとな り、一般群の朝食や昼食、夕食の時間帯は新体操群の 食事時間帯とは必ずしも一致しない可能性が示唆され た。大学生の食事時間を調査した研究17)をみると、
女性学生は 4 時~14 時までの 11 時間を朝食時間、昼 食時間は 6 時~17 時、夕食時間は 16 時~23 時と回答 していた。朝食時間が広がった原因18)として、朝食 をその日の最初の食事と考えている可能性と菓子類等 だけの食事様式でも食事と考えている可能性を指摘し ている。今回の新体操群のエネルギー摂取時間帯は先 行研究18)と同様に広がりが見られたことから、新体 操群でも同様の認識で食事をとらえている可能性があ る。朝食を含め食事時刻が生体内リズムを調節すると の報告19)があることから、朝食をはじめとする食事 の時間帯を起床後の時間帯で考えるのか、24 時間の 時間帯で考えるのかについては今後、更なる検討が必 要である。
さらに、一日のエネルギー摂取量には新体操群と一 般群で有意な差が見られなかったにもかかわらず、新 体操群は一般群に比べて料理食材となる食品群別摂取 量や栄養素摂取量が少なく、食事バランスガイドで評 価した料理エネルギー摂取量も有意に少なく、昼食や 夕食時の菓子類等エネルギー摂取量は有意に多く、間 食時の菓子類等エネルギー摂取量も多かった。菓子類 等摂取量が多いことは栄養素密度の低い食事、ひいて は多くの栄養素に摂取量不足を誘発させる危険性が示 唆された。Imamura10)らは砂糖入り甘味飲料や人工 的甘味飲料、果物ジュースの摂取が二型糖尿病発症と 関わる可能性を報告している。新体操群がこのまま菓 子類等エネルギー摂取量の多い食生活を続けると、将 来的には生活習慣病を発症させる危険性があり、注意 が必要である。
今回対象の新体操群は「実家生」が少なく、「一人 暮らし生」が多く、また、12 時や 16 時から 20 時ま での時間帯に練習に参加する者が多かった。菓子類等 摂取量が食事時間帯に多くなった背景に選手が練習に 参加する時間帯や居住形態が関係するかもしれない。
調理に不慣れな一人暮らしの新体操選手にとって、練 習で疲れた身体で家に帰って食事を作ることは負担の 大きいことが想像される。練習中や練習直後、水分を 補うために安易な気持ちで炭酸飲料類を中心とする嗜 好飲料類をとった可能性、そして、練習で疲れた身体 を癒す目的で手短にエネルギー補給のできる洋菓子類 やチョコレートをとった可能性がある。また、今回の 調査時期が 6 月から 7 月という梅雨時であったことが 練習や外気温で火照った身体を冷やし、空腹をいやす 目的で冷たいアイスクリーム類や炭酸飲料類、茶類、
スポーツドリンクを無意識にとった可能性も考えられ た。
ところで日本体育協会では平成 23 年、暑熱環境下 での障害予防方策として「熱中症予防 5 ヶ条」を公表 し20)、暑熱環境下での練習時はこまめに水分をとるよ う勧めている。その際、「熱中症予防のための水分・
塩分補給の Q&A」21)では「子どもは甘めの飲み物の 方が補給量が多いので、甘めの飲み物を用意すると良 いでしょう。」「子どもは甘い飲み物の方が水分の補給 量が多くなる傾向があり、麦茶等になると水分補給量 が減る傾向があります。塩分補給・水分補給の観点か らも、スポーツドリンクの方がいいと考えられます。」
といった記載で、水分の積極的摂取を推奨している。
選手の中には「水」よりも「スポーツドリンク」や
「炭酸飲料類」は飲み心地が良く、のどの渇きを癒す 水分補給に最適な飲料と考えている可能性がある。
さらに、日本のスポーツ界では競技開始年齢の低年 齢化が指摘され22)、今回の対象選手の最大競技継続年 数は 14 年間(11±2.3 年間)であった。幼い頃からの 食体験は 20 歳代、30 歳代へと継続されるとの指摘も ある23)。砂糖や人工甘味料で味付けされた嗜好飲料類 や菓子類の習慣的な摂取は血糖値の急激な上昇から一 時的には空腹感が癒されても、栄養素密度の低いいわ ゆるエンプティカロリーダイエットと呼ばれる菓子類 等の過剰な摂取は栄養素の摂取不足と肥満を拡大させ る危険性がある19)。事実、今回の新体操群は一般群と 比較して一日の菓子類等摂取量が多く、多くの食品群 や栄養素摂取量は少なかった。生涯にわたる健康づく りの視点からも菓子類等の適正な摂取に配慮する必要 がある。このことは選手だけでなく、不活動な人にお いても同様で、食事で必要栄養素を取ることを優先さ せ、水分補給が目的の場合は水を飲むことが最適であ る事24)を広く周知させる必要があるだろう。
奇しくも第 3 次食育推進基本計画25)では若い世代 を中心とした食育の推進の重要性が指摘されている。
特に今回の新体操群と一般群といった若年世代の女性 では主食・主菜・副菜を組み合わせた献立を意識的に 選択して、栄養バランスに配慮した食事がとれるよ う、また、新体操群に代表される多様な暮らしに対応 した食育の重要性が指摘されている25)。新体操選手が 今後、骨折などの怪我を予防し、コンディションを良 好にして試合で勝つためには、「菓子類等をとっても 食事をしている」とする考えを改めることが重要であ る。そして、安易に菓子類等からエネルギーを取らな いよう、練習中の水分摂取や食に対する意識を改め、
練習後は短時間で健康的に食品や料理を整えられるよ う知識や技術などを習得させ、主食・主菜・副菜の
揃った食事が取れる環境を整備することも必要になる だろう。
本研究の限界点として、1)新体操群と一般群の学 生はいずれも限られた地域の 2 大学の女性生徒であ り、対象者が限定的で、人数も少ない。そのため、新 体操選手の目標栄養量や月経の有無、居住形態の違 い、練習内容と食事内容との関りなどが検討できてい ない。2)調査期間が 3 日間と短く、新体操群では試 合のある時期で今回と同じ結果が得られるか否かは不 明である。3)今回の調査では 24 時間思い出し法を用 いているため対象者の記憶に頼る部分が大きく、ま た、朝食・昼食・夕食・間食といった食事は対象者の 認識で区分したため、これらが結果に影響した可能性 がある。4)新体操群ではほぼ終日、複数回にわたっ て多種類の菓子類、嗜好飲料類を摂取していたため解 析には両者を“菓子類等”としてまとめたことなどが あげられる。しかし、今回の 3 日間の思い出し法調査 は大学女性の一日の生活時間帯とエネルギー摂取量
(kcal/時間)、新体操群ではさらに、一日の練習時間 帯を把握する基礎資料となった事、また、一日の合計 エネルギー摂取量と菓子類等エネルギー摂取量、食事 ごとのエネルギー摂取量や料理エネルギー量を算出し たことにより、新体操群は一般群と比較して、昼食と 夕食時の菓子類等エネルギー摂取量が有意に多く、食 事時間帯に菓子類等からエネルギーを取っているこ と、一日の食品群別摂取量や栄養素摂取量の少ないこ とが明らかとなり、背景に日頃の練習時間帯が密接に 関連する可能性を示すことができた点は、本研究の意 義と考えている。
5. 結 語
本研究は、不活動な一般女性大学生を対照に大学女 性新体操選手の菓子類等摂取実態を把握し、今後の食 生活支援について考える手掛かりを得ることを目的と した。その結果、一日の最大のエネルギー摂取量は一 般群が 12 時、新体操群では 21 時に観察された。新体 操群では 12 時や 16 時から 20 時にかけての時間帯に 練習があり、選手は昼食や夕食、あるいは一日中、ア イスクリームや炭酸飲料類、スポーツドリンク類など の菓子類等からエネルギーを取り、一般群に比べて有 意な高値を示した。しかし、多くの食品群や栄養素の 摂取量は有意に少なかった。これらの結果から、一人 暮らし生の多い新体操群がこれらの課題を解決するた めには、練習中はエネルギーを含まない水分を意識し てとり、菓子類等摂取回数を抑えること、食事時間帯 は積極的に主食・主菜・副菜で構成される料理をとる ことを伝え、これを実践に繋げる支援が必要になるだ
ろう。さらに、調理をする時間が少ない選手には健康 的な食品や料理の選び方についての適切な知識や技術 を習得させ、練習後もすぐに食事がとれるよう、生活 環境を整えるなどといった支援も必要と考えられた。
謝 辞
本研究を実施するにあたり調査にご協力いただきま した皆様に感謝申し上げます。本研究は 2015 年度東 京農業大学栄養科学科卒業研究の一環として実施した ものあり、円谷桃子さん、野村舞さんの協力に感謝し ます。また、本研究の一部は科学研究費助成事業(基 盤研究(C) No.16K00921 代表:古泉佳代)により 実施しました。
利 益 相 反 申請すべき利益相反はありません。
文 献
1) 小清水孝子:審美系女子スポーツ選手の減量時の食 事における問題点、臨床スポーツ医学、25 巻、891- 896 頁(2008)
2) Mountjoy M, Sundgot-Borgen J, Burke L, Carter S, Constantini N, Lebrun C, Meyer N, Sherman R, Steffen K, Budgett R, & Ljungqvist A:The IOC consensus statement : beyond the Female Athlete Triad--Relative Energy Deficiency in Sport (RED-S).
Br J Sports Med., 48 (7) : 491-7 (2014). doi: 10.1136/
bjsports-2014-093502
3) Jha SC, Sakai T, Hangai M, Toyota A, Fukuta S, Nagamachi A, & Sairyo K : Stress fracture of the thoracic spine in an elite rhythmic gymnast : A case report. J Med Invest., 63 (1-2) : 119-121 (2016). doi:
10.2152/jmi.63.119.
4) 竹中晃二、岡浩一朗、大場ゆかり:痩身および体重 制限を強いられる女子スポーツ選手の摂食行動およ び月経状態に関する調査研究、体育学研究、44 巻、
241-258 頁(1999)
5) 能瀬さやか、土肥美智子、難波 聡、秋守恵子、目 崎 登、小松 裕、赤間高雄、川原 貴:女性トッ プアスリートにおける無月経と疲労骨折の検討、日 本臨床スポーツ医学会誌、22 巻、67-74 頁(2014)
6) Kokubo Y, Kisara K, Yokoyama Y, Ohira-Akiyama Y, Tada Y, Hida A, Ishizaki S, & Kawano Y : Habitual dietary protein intake affects body iron status in Japanese female college rhythmic gymnasts : a follow-up study. Springerplus, 5 (1) : 862 (2016). doi:
10.1186/s40064-016-2569-7
7) Kokubo Y, Yokoyama Y, Kisara K, Ohira Y, Sunami A, Yoshizaki T, Tada Y, Ishizaki S, Hida A, & Kawa- no Y : Relationship between dietary factors and bodily iron status among Japanese collegiate elite female rhythmic gymnasts. Int J Sport Nutr Exerc Metab., 26 (2) : 105-113 (2016). doi: 10.1123/ijsnem.
2015-0123.
8) 小林実夏、石田好美、堀口美恵子 : 菓子の摂取比率区 分別にみた栄養状態の評価、栄養学雑誌、71 巻、
341-349 頁(2013)
9) 長澤伸江、岩田 香、柘植光代、佐藤文代、川野 因:
大学女性スポーツ選手の食生活実態とその問題点、
栄養学雑誌、62 巻、361-368 頁(2004)
10) Imamura F, O’Connor L, Ye Z, Mursu J, Hayashino Y, Bhupathiraju SN, & Forouhi NG : Consumption of sugar sweetened beverages, artificially sweetened beverages, and fruit juice and incidence of type 2 diabetes : systematic review, meta-analysis, and esti- mation of population attributable fraction. Br J Sports Med., 50 (8) : 496-504 (2016)
11) Sunami A, Sasaki K, Suzuki Y, Oguma N, Ishihara J, Nakai A, Yasuda J, Yokoyama Y, Yoshizaki T, Tada Y, Hida A, & Kawano Y : Validity of a Semi-Quan- titative Food Frequency Questionnaire for Collegiate Athletes. J Epidemiol., 26 (6) : 284-291 (2016). doi:
10.2188/jea.JE20150104.
12) Sasaki, K, Sunami A, Yoshimura Y, Katsumata Y, Kisara K, Yokoyama Y, & Kawano Y : Validity of a semi-quantitative food frequency questionnaire based on food groups and cooking with a protein supple- ment in Japanese collegiate athletes. J Phys Fitness Sports Med., 7 (2) : 131-142 (2018). doi: 10.7600/
jpfsm.7.131
13) 文部科学省:日本食品標準成分表 2015 年版(七訂)
について、http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhin seibun/1399516.html(平成 30 年 6 月 19 日取得)
14) 農林水産省:「食事バランスガイド」について、http:
//www.maff.go.jp/j/balance_guide/(2018 年 6 月 19 日取得)
15) 厚生労働省:平成 28 年国民健康栄養調査報告(2016)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html
(2018 年 6 月 19 日取得)
16) Melin A, Torstveit MK, Burke L, Marks S, &
Sundgot-Borgen J : Disordered eating and eating disorders in aquatic sports. Int J Sport Nutr Exerc Metab., 24 (4) : 450-459 (2014). doi: 10.1123/ijsnem.
2014-0029
17) Nattiv A, Loucks AB, Manore MM, Sanborn CF, Sundgot-Borgen J, & Warren MP : American Col- lege of Sports Medicine. American College of Sports Medicine position stand. The female athlete triad.
Med Sci Sports Exerc., 39 (10) : 1867-1882 (2007). doi:
10.1249/mss.0b013e318149f111
18) 渡辺敦子、飯田文子、川野亜紀、大越ひろ、三輪里子:
大学生の食事時間と食生活の実態、日本食生活学会 誌、10 巻、45-52 頁(2000)
19) Yoshizaki T, Tada Y, Hida A, Sunami A, Yokoyama Y, Yasuda J, Nakai A, Togo F, & Kawano Y:Effects of feeding schedule changes on the circadian phase of the cardiac autonomic nervous system and serum lipid levels. Eur J Appl Physiol., 113 : 2603-2611 (2013)
20) (公財)日本スポーツ協会:熱中症を防ごう、http://
www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid 523.html(2018 年 6 月 15 日取得)
21) (公財)日本スポーツ協会:熱中症予防のための水分・
塩分補給、Q 普段は麦茶を利用していますが、スポー ツドリンクとの違いと、麦茶を利用するときの注意 点はいかがでしょうか?「スポーツ少年団 Live on seminar Q&A」、http://www.japan-sports.or.jp/
club/tabid933.html?QuestionID=543&AFMID=
4820(2018 年 6 月 19 日取得)
22) 平井富弘:体操競技選手の低年齢化による問題点、
発育発達 20 号:4-6 頁(1992)doi.org/10.5332/hatsu hatsu.1992.4
23) 厚生労働省:平成 21 年国民健康・栄養調査結果の概 要(2010)、http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r 9852000000xtwq.html(2018 年 6 月 19 日取得)
24) Brouns F. : Aspects of dehydration and rehydration in sport. In “Nutritional needs of athletes”, John Wiley & Sons Ltd. England, p.68 (1993).
25) 農林水産省:「第 3 次食育推進基本計画」啓発リーフ レット、 http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/dai3_kihon _keikaku.html(2018 年 6 月 21 日取得)
(平成 30 年 6 月 25 日受付、平成 30 年 12 月 21 日受理)
────────────────────────