特 集
F e a t u r e
1
西宮商工会議所
December 2009
Report
⒈ 開催概要
日時:平成21
年10
月8日(木)14
:00
∼16
:00
*省エネ個別相談会を16:00
より実施 会場:西宮商工会館 新館3階 中会議室 主催:西宮市/西宮商工会議所 次第: 特別講演 演題:待ったなし、省エネで経営カイゼン ∼エネルギー使用量の把握と見える化∼ 講師:末廣技術士事務所所長末廣和康氏 (技術士・エネルギー管理士) 中小企業省エネ施策利用説明 財団法人省エネルギーセンター近畿支部 事務局次長竹若富三郎氏 個別事例報告 コーディネーター:末廣技術士事務所所長末廣和康氏 報告者:株式会社リヴァックス (旧:大栄サービス株式会社) 代表取締役社長 赤澤健一氏 生活協同組合コープこうべ 第二地区本部長安芸勝氏 松本金属株式会社 品質管理部課長西村二郎氏 省エネ個別相談会(事前予約制) *省エネ対策を検討している事業所を対象とした経験 豊富なエネルギー管理士による個別相談会⒉ セミナー報告
①特別講演 末廣技術士事務所の所長でエネルギー管理士とし て豊富な実績を有する末廣和康氏が、「待ったなし、省 エネで経営カイゼン!」と題した講演を行った。 省エネルギーの意義を十分理解した上で、エネル ギー使用量の把握及び見える化を行い十分に現状を 把握した後、具体的な省エネ対策を進めていくことが 必須であると強調。省エネルギーの意義とは、自分の ため=省エネによる経費削減、他人・社会のため=環 境負荷軽減、資源の有効利用、次世代の人のため=地 球温暖化防止、有効資源の保存であり、具体的な対策 とは、エネルギー使用量の現状把握、使用量を集計し グラフ化する等の見える化、効果的な対策を施すため の分析と実行計画の策定、目標値(マイナス10%
が望 ましい)の設定である。また、これらの意義及び対策 は、組織全体で共有し横断的に取り組むことが大切で あると説いた。 省エネ活動のステップとして: 第1ステップ 初期費用ゼロ型(現状把握と身近な無駄の排除) 第2ステップ 運転管理型(現設備の運用改善や改良) 第3ステップ 機器更新型(省エネ設備や高効率機器の導入、設 備構成やシステムの改善) といった段階別で進めるべきであり、省エネの成果 (=コスト削減の成果)は、次のステップへ活用し社 員や地域へ還元することが望ましい。さらに、省エネ テーマ発掘方法として、見える化による現状把握と、 何故という疑問からの改善が有効であると紹介した。 ②中小企業省エネ施策利用説明 財団法人省エネルギーセンター近畿支部事務局次 長 竹若富三郎氏が、「省エネルギー・新エネルギー施 設の導入等に対する助成措置(経済産業省/資源エ 西宮商工会議所では、今年度より、地域貢献活動や環境に配慮した企業経営を支援する「エコタウンづくり 事業」に取り組んでいるが、今回、平成21
年度西宮市産学官民連携の交流事業と連携し、「中小企業でもでき る省エネで経営改善セミナー」を開催した。 本セミナーでは、省エネ対策の推進が、環境問題への対応と同時にエネルギーコストの削減が中小企業経 営の基盤強化に有効であることから、省エネ対策の具体的な進め方の説明、中小企業向け省エネ施策の紹介、 既に対策に取り組んでいる事業所による具体的な事例報告を行った。今後、本セミナーへの参加事業所を中心 に、省エネ診断サービス(無料)を実施する等、省エネ対策への取り組みを支援していく。中小企業でもできる
省エネで経営改善セミナー
特 集
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ネルギー庁)」及び「エネルギー・温暖化対策に関す る支援制度について(資源エネルギー庁)」を中心に、 特に中小企業向けの助成制度を説明した。現在活用 可能な制度の内、設備機器単体を対象とする制度を 取り上げ、補助要件における数値の読み方や判断基 準等の申請時のポイントを解説した。 ③個別事例報告 ③-1 株式会社リヴァックス 同社は、産業廃棄物の収集運搬・中間処理を行っ ており、第7回日本環境経営大賞の優秀賞受賞(平成21
年3月)、有機性廃棄物のバイオソリッド燃料化 処理事業が「ひょうごバイオマスeco
モデル」に登録 (平成21
年2月)される等、環境分野での先進的な取 り組みが高く評価されている。財団法人省エネルギー センターの省エネ診断を本年5月に受診しているが、 省エネ法上の第二種エネルギー管理指定工場に選定 されたことがきっかけである。 同社の代表取締役社長の赤澤健一氏より、処理施 設における環境対策事例や、乾燥処理(バイオソリッ ド燃料化)施設の使用燃料を従来の灯油から都市ガ スに転換したことで、約20%
のCO2
削減が期待で きる。また、省エネ診断の診断報告を受けて、デマン ド監視モニターを設置し電気の見える化を行った結 果、基本契約体系を見直すことができ、年間約180
万 円程度のコスト削減につながったとの報告があった。 ③-2 生活協同組合コープこうべ 同社は、兵庫県を中心に148
店舗(無店舗は22
事 業所)を擁し、139
万人が加入する組合組織である。 環境保全の歩みも70
年代からと古く、現在は平成19
年に策定した第三次環境中期計画に従って、組合 員や社会から評価される環境経営を実践し、地域と ともに持続可能な社会を構築することを目指してい る。各店舗・事業所における省エネ機器導入も計画 的に進めており、省エネ空調機への入れ替えや安定 器交換による効果が電気使用量の削減という結果で 表れてきている。 またコープミニ店舗(50
坪タイプ11
店)の看板照 明をLED
に切り替える、扉付き冷凍ケースの導入と 屋上緑化の実施、インバーター制御システムの導入、 ソーラシステムの導入(甲子園口11
月末オープン予 定店舗)等、各店舗・事業所で積極的に取り組んでい ると、第二地区本部長の安芸勝氏より報告があった。 ③-3 松本金属株式会社 建築及び住設関連商品の金属加工メーカーとし て、複合生産技術を生かしたワンストップ生産を行う 同社では、受注先の大手家電メーカーの要請がきっ かけで省エネ対策に取り組み始める。担当を任され た品質管理部課長の西村二郎氏は、電力使用量のグ ラフ化を行い現状把握することで改善策が見えてき たと説明。 例えば、高天井で使用される水銀灯は、瞬時再点灯 ができず消費電力も多く低寿命であるという短所が あるが、同等の明るさの環境配慮型の照明器具と比 較することで、想像以上に無駄な電力を使用し運用 経費もかかることが判明した。これらを克服するべく 環境配慮型照明器具を導入したところ、運用経費の 軽減に加え、約30%
の電気使用量の削減に成功。ま た、社用車の空気圧を管理することで燃費を6%
も向 上させ、従業員によるエコ提案制度で始まった工場 の屋上・壁面緑化等、全社的に取り組むことでエコ 対策に成功しているとの報告があった。⒊ アンケート結果
参加者からは、個別事例報告が、身近で且つ具体的 な取り組みとして参考になったという声が多い。また、 特別講演内での組織全体で省エネ対策に取り組む必 要性を気づかされた、助成制度の活用を検討したいと いう意見も多く見られた。反対に、省エネ機器の導入 については計画づくりや資金面での不安があるという 声もあった。これらの結果を踏まえ、当所として省エ ネ対策の支援メニューづくりに反映していく。西宮商工会議所エコタウンづくり事業について
西宮商工会議所では、2008
・2009
年度の2年間、 会員はじめ市内事業所の地球温暖化防止への取り組 みを応援する。 本事業では、より多くの市内事業所での取り組みを 促すため、先進事例等の発表会やセミナーを開催し、 環境経営の重要性を訴えていく。 事業の普及にあたっては、経営のトップだけでなく 参加事業所の従業員等への広がりを図ること、関連事 業所間の連携を促すネットワークを構築すること、補 助制度の設置や規制の緩和などを行政等に働きかけ ること、環境改善への取り組み成果の 見える化 を図 ることに重点を置いている。 会員事業所の地球温暖化対策への関心は非常に高 いが、中小企業における本格的な取り組みは緒につい たばかりである。今回のセミナーに引き続き、次回は、 エコドライブなど「環境にやさしい物流への取り組み」 をテーマとしたセミナーを開催する予定である。3
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「紙芯なしのトイレットペーパー」を世に広める 生活協同組合コープこうべをはじめとする地域の顧客を 対象に、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの紙製 品を卸販売している株式会社ユアサ。商社でありながら、単 に既存商品の仕入れ・販売をするだけでなく、再生紙を利用 した新商品の開発や紙リサイクルなどのサービスを通じて、 環境保護に貢献している点が同社の特色だ。 「紙芯なしのトイレットペーパーも、当社が世に広めたんで すよ」と語るのは営業グループ取締役部長の湯浅善応氏。通 常、トイレットペーパーの中央にはボール紙で作られた円筒 状の紙芯が入っているが、これは使用後にゴミとなって捨て られてしまう。この無駄をなくすため、25年前に生活協同組 合コープこうべと一緒に考案したのが紙芯なしのトイレット ペーパーだ。現在のようにエコロジーという概念が一般的で なかった当時としては、非常に先進性の高い事業といえる。 機密書類、不要書類のリサイクルも開始 これに加えて近年スタートしたのが、機密書類、不要書類 のリサイクル事業だ。「個人情報保護が叫ばれるようになって から、企業にとって機密書類の適切な廃棄は必須の課題にな りました。ファイルから外して紙をシュレッダーにかけ、これ を廃棄業者に処分してもらうのは手間もコストもかかる作 業。当社は製紙メーカー3社と提携してこれらの不要書類を 回収し、これを溶解処理して作ったトイレットペーパーを再 び回収先に再利用してもらっているんです」と湯浅氏はこの システムを説明する。 企業にとっては機密書類を溶解することで安全に処理で きるというメリットがある上に、CO2排出量削減や資源節約 にも効果があるため対外的なイメージアップにもつながる。 とりわけISO14000シリーズの認証を取得した企業は環境 への取り組みが求められているため、徐々にニーズも伸びつ つあるという。 2006年2月には一連の企業姿勢が評価され、こうべ環境 フォーラムが主催するKEMS(神戸環境マネジメントシステ ム)の認証も取得。2007年にはより審査の厳しいKEMSス テップ2を取得するなど、同社の環境への取り組みはますま す本格化している。 地域での啓蒙活動など、さらなる地元貢献を これらのメイン 事 業に加え、7年ほど前からはLEAF (NPO法人こども環境活動支援協会)と提携し地域での啓蒙 活動を行っている。「元々のきっかけは、私が個人的にボラン ティアをしたいと思っていたこと。今では地域の小中学校、 高校などの授業に参加し、紙のリサイクル技術に関して児童 たちに学んでもらっています。特に小学生向けの授業では言 葉の選び方や説明方法が難しく、毎回工夫をこらしていま す」と湯浅氏は語る。 今後の目標については、「これまで以上に西宮市内の事業 所様に密着したサービスを展開していくことですね」と湯浅 氏は話す。「西宮商工会議所が推し進めているエコタウンづく り推進事業の中でも、お役に立てることがあればやっていき たい。また、今後は環境配慮サービスの展開をより効率的に 会社の発展につなげていければと考えています」。大手企業 を中心に、同社のリサイクルサービスを利用する企業は着実 に増えつつある。長年環境事業に取り組んできた同社の理念 が、いよいよ大きく実を結ぶ時代がやって来たといえそうだ。 ■会社概要 株式会社ユアサ 代表取締役:湯浅悦治 資本金:4,212万円 社員数:24名 本社:西宮市田中町4−17 TEL:0798−33−4511 http://www.e-yuasa.co.jp/Monthly
あ・ら・かると
さる10
月20
日、西宮商工会館において、当所工業部 会が開催され21
名の参加があった。はじめに中小企業 の支援施策の概要説明があり、後半ではこれからの中 小企業経営の“勘どころ”についての講演があった。 Ⅰ.中小企業の支援施策についての概要説明 ①リーディングテクノロジー創出支援事業 講師:兵庫ものづくり支援センター技術高度化 推進委員 赤松 毅人氏 ものづくり中小企業の支援を行う事業の代表的事 業であり、中小企業の技術革新の支援を目的とし ている。具体的には総合的なコーディネートを行 いながら製品化・事業化の支援を行う。 ②地域力連携拠点事業(経営革新・創業・事業承継) 講師:西宮商工会議所応援コーディネーター (経営支援部長) 福島茂利氏 中小企業が中長期的に発展するための経営基盤の 強化を支援するもの。阪神間の行政や民間の支援 機関が連携して行う。当所では経営革新支援事業 や創業支援事業及び事業承継等のセミナーの開催 を重点的におこなう。 Ⅱ.講演会 テーマ:内外情勢の変化に対応した企業経営を進める 講師:兵庫県立大学経営学部事業創造学科教授 佐竹隆幸氏 <内容>2009
年という年は歴史の大 転換期に当たる年で、政権交 代で風向き・風の強さ・潮目 が変わる。新しい価値観とシ ステムづくり、新しい国創りが はじまる。 変化する産業政策への中小企 業の適応が必要である。“業界 全体の底上げ ”から“やる気のある企業 ”の支援に 変わっていく。 企業としては、中小企業新事業活動促進法(創業・ 経営革新・新連携)の活用、地域資源の活用など がポイントとなる。また経営品質の向上を行い、社 会貢献を行うことも重要になる。 現在、生産活動の水準は70
%で下げ止まった状況 で、100
%の水準に回復したわけではない。経済水 準の30
%削減が現実のものとなっている。 今後の日本経済は自動車産業、家電産業の成長可 能性がカギを握っていると考えられる。自動車産 業は環境に対応したハイブリット車や電気自動車 等により生産性が向上すると予想される。家電業 界もデジタルテレビ等の販売により130
兆円近く の販売が期待できる。 「人材」に関しては従業員のやる気を引き出す魅 さる11
月6日(金)、西宮商工会館において、当所不 動産業部会と(社)兵庫県宅地建物取引業協会芦屋・ 西宮支部の共済で不動産流動化基礎セミナーを開催し たところ、30
名の参加があり盛況であった。 講師:テラ フィナンシャル・マネジメンツ代表 寺嶋 峻氏 (国土交通省・地方都市不動産証券化推進事業ア ドバイザリー委員) セミナー内容: 不動産証券化とは「不動 産の運用益を投資家に分 配することを約した契約 書と引き換えに投資を募 るための仕組み」である。 一般に不動産は投資金 額が大きいため流動性が低 く、多くの不動産を有する 企業にとって、不動産の売 却・処分等の困難性がつき まとっている。しかし不動 産を証券化することにより 投資単位の小口化可能にな り、投資家が不動産へ投資 しやすい環境となり不動産 の流動性が向上する。さら に証券化された不動産につ いては、不動産の所有と経営・運営の分離が行われ各種 リスクの軽減が図られる等のメリットがある。 しかし不動産の証券化を行うためには、専門家が必要 であり、地方では経験上大都市に依存せざるを得ないた め大都市の人達を益するための証券化になりがちであ り今後、地方の不動産の証券化を支える専門家の育成が 課題である。 力ある仕事を創り出すことこそ、次代への原動力 となる。 ピンチをチャンスにという視点が必要である。と てつもない経済不況をチャンスと見るかどうかで 勝負が決まる。日本経済全てでモノが売れなくなっ たわけではない。売り方と見せ方が問題である。 中小企業が付加価値を高めようとすると、1社で は経営力が限られ、経営資源も不足している。環 境変化に適切に対応できる自立型企業をめざす場 合、企業間連携、ネットワークの活用が今まで以上 に重要になってくる。 経営者として前向きで、自己中心的ではなく、柔軟 な考え方ができる参加者の資質の向上が、連携的 効果を生み出す基盤となり、中小企業の経営力の 向上に役立つこととなる。不動産証券化
基礎知識セミナー 開催
地方都市における不動産証券化と市街活性化
西宮商工会議所工業部会 開催
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る
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月10
日当所青年部も加盟している兵庫県商工会 議所青年部連合会「平成21
年度第4回アントレプレ ナーズ事業」が当所青年部の主管により、市内のノボテ ル甲子園にて開催された。 この事業は若手経営者の育成という目的のもと、兵 庫県の補助により実施されているもので、連合会加盟 青年部が持ち回りで主管を務め実施されているもので ある。 今回は、講師として巨 大チェーン店による北 関東安売り戦争で有名 な 栃 木 県に おい て、業 界初の県内シェア1番 店を確立し、独学による 独自の見識と実践で業 界売上12
年連続北関東 甲信越No.
1のサトーカメラ株式会社代表取締役専務 佐藤勝人氏、船井総合研究所 執行役員 経営支援部長 唐土新市郎氏、当所青年部メンバーでもあるAPS
企画 代表 津田貴氏および有限会社コンサルティングアソ シエーション売上アップ部係長 稲原聖也氏をお迎え し、「元気なまちは、わが社から∼」をテーマとして、開 催された。佐藤氏からは、ローカル商法、客層から見た 狙い目や市場戦略・市場の創造、唐土氏からは商品の 長所や安定期のポイン ト、津田氏からは経営 者が知っておくべきこ とやキャッチフレーズ、 稲原氏からはトークポ スティングについてお 話 が あった。兵 庫 県 連 の他、大阪府連のメン バーも多数参加し、90
名を超える参加による盛大な催しとなった。 さる10
月22
日(木)、西宮市・西宮商工会議所は、関 西学院大学大学院ソーシャルベンチャー研究会と共同 で、「食物アレルギー対応スイーツ」をテーマとした勉 強会を開催した。 (参加洋菓子店:8
店) <内容> 食と健康コンサルタント 南 恵子氏からは「消費者の抱える 思い」について、アレルギー対 応スイーツの供給など、通常は 店頭ではあまり聞くことが出 来ない消費者目線からの注文や期待が語られた。 アレルギー対応スイーツの開発を積極的に進めて いる天然工房なちゅらぶ 濱田真由子氏からは、自身 のキャリアから導き出した経営戦略、素材の選び方や 商品開発での苦労話をはじめ、国内産の旬の素材の持 ち味を活かすことが体に最もよいことが強調されるな ど、非常に説得力のあるものであった。 アレルギー体質は個人差があり、すべての消費者に 受け入れられる商品開発は難しいが、どのような素材 を使っているかを正確に表示し、顧客が納得する説明 を加えることで、無用のトラブルが回避できる。それだ けでなく、さまざまな商品を提供していることがイン ターネット情報で検索できることが全国から消費者を 呼び込む原動力となっている。 その他、コメンテーターとして、医療法人関和会 関 小児科アレルギー科クリニック院長 関眞理子氏より 医学的視点よりコメントを頂いた。 西宮からの参加洋菓子店からは、素材の安定確保、小 麦粉・卵・牛乳などに代わる素材を活かした商品の作 り方、価格設定の仕方、採算状況などについて、さまざ まな角度からの質問が投げかけられた。 また、濱田氏より提供いただいたアレルギー対応ス イーツの試食会では、味や食感、甘さの違いなど通常の 商品との違いについて、既存商品との違いに戸惑いの 声もあったが、消費者サイドの参加者からは概ね評価 は高かった。 アレルギー対応スイーツの取り扱いについては、潜 在的な期待を感じつつも素材の確保、商品開発、消費 者への商品の提供の仕方など、さまざまな点でハード ルを越えなければならないとの参加者からの感想が多 かった。 市内洋菓子店によるブランドインキュベーション事 業は、これまで多くの事業実績を残しているが、今回 の企画はそれらとは全く違った切り口での勉強会であ り、参加事業者が学ぶ点は非常に多く、有意義なもので あった。[
報告事項]
21
年度9・10
月行事実施、11
月予定報告 9月中小企業相談所事業概況 9月会員入退会 所務報告 *地元選出民主党国会議員への要望活動 *西宮市平成22
年度予算要望 *全国商工会議所観光大会 *秋の叙勲・表彰 *新年名刺交換会 *西宮商工会議所エコタウンづくり関連事業 *部会実施・予定報告 兵庫・近畿・日本商工会議所会務について その他 *第13
回西宮酒ぐらルネサンスと食フェア、第7 回西宮和菓子まつり、第37
回パラナ友好経済使 節団歓迎会、その他セミナー等実施報告 さる10
月26
日(月)、10
月正副会頭会議が開催さ れた。報告事項は以下のとおりである。兵庫県商工会議所青年部連合会
第4回 アントレプレナーズ事業 開催
西宮市産学官民連携交流事業
「食物アレルギー対応スイーツ勉強会」開催
10
月正副会頭会議 開催
Monthly
る
11
月10
日(火)には、西宮神社会館において、阪神 7市1町商工会・商工会議所 女性部・女性会会員70
名が参加し、天台宗・無障金剛院住職 横山豊宥氏 を 招き「女 性 経 営 者と してしなやかに生きる」 と題し、ご講演いただい た。女性経営者としての 生き方の原点を求めて、 日々一生懸命に生きる 大切さをひしひしと感 じさせる内容であった。 さる10
月7日(水)、シーサイドホテル舞子ビラ神 戸本館において第17
回兵庫県内商工会議所女性会 交流会が開催され、当女性会からは津曲会長はじめ、 8名が参加した。当交流会は兵庫県内の女性会270
余名が参加し、盛大なものとなった。 パネルディスカッションでは、北口寛人氏(明石市 長)、尾崎公子氏(オザックス(株)取締役相談役)、玉 岡かおる氏(作家)の3名のパネリストを交え、「地域 の活性化 笑顔と元気があふれるように 今こそ活 かそう女性の力」をテーマに活発なディスカッション が行われた。地域の活性化を進めるには、女性のアイ デアとサポートが必要不可欠である。また、玉岡かお る氏より、巨大商社「鈴木商店」の女主人鈴木よね氏 の生きざまについても紹介された。第
17
回兵庫県内商工会議所
女性会交流会 開催
阪神
7
市
1
町商工会・商工会議所 女性部・女性会
第1回「経営者塾」開催
7
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Info
アベニュー
INFO AVENUE INFO AVENUE インターネットでe-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用し て、本人の電子証明書を付して期間内に確定申告を行った場合、所得税 額から5,000円が控除される特別控除制度が設けられています(H19、 20年分で控除制度を利用された方は対象外です)。 このe-Taxを利用するためには電子証明書が必要になります。ぜ ひ、この機会に公的個人認証サービスの電子証明書と公的個人認証サー ビス対応のICカードリーダライタを取得いただきますようお願いしま す。なお、確定申告時期は、市区町の窓口が混み合う場合がありますの で電子証明書の取得はお早めにお願いします。 ■詳しくは、日本商工会議所ホームページ(http://ca.jcci.or.jp/)を ご覧ください。 ■兵庫県企画県民部教育・情報局情報政策課情報管理係 ☎078-362-3379 電子証明書発行 会員特別価格 西宮商工会議所では、電子入札・e-Tax等で使用可能な電子証明 書について会員の皆様には割引価格で販売しております。詳しくは会議 所HPをご覧ください。 ~であい、ふれあい、会員づくり~会員募集キャンペーン実施中
西宮商工会議所では、組織の充実と強化を図り、より信頼される会議所となるため現在、「会員増強運動」を実施しています。趣 旨をご理解いただき、ご入会下さいました12事業所の皆様には誌上を借りまして、厚くお礼を申し上げます。 西宮商工会議所 TEL. 0798−33−1131 一層のご繁栄を祈念いたします。 ※下記データは入会時のものによります。(平成21年9月1日∼9月30日) 事 業 所 名 所 在 地 電 話 業 種 ・ H P ア ド レ ス レクサス西宮 (神戸トヨペット株式会社) 西宮市室川町14 0798-72-1508 自動車(レクサス車)販売http://lexus.jp 株式会社プログレスラーニング 西宮市屋敷町11-6 0798-26-1291 学習塾http://www.410951.com バイタルベイ 西宮市常磐町1-8-605 050-7524-4999 ITコンサルタントwww.kaname1965.jp 新 入 会 員 紹 介兵庫県技術士会専門技術相談室のご案内
平成21年12月の技術相談は下記の技術士が担当いたします。 技術相談の他、つぎの無料相談も同時に実施しますのでどうぞお気軽においでください! ■パ ソ コ ン に 関 す る 無 料 相 談■ パソコン導入、インターネット接続・活用、WORD.EXCELの利用方法等 ■補助金等支援制度に関する無料相談■ 技術開発等に必要な資金の補助や融資等の公的助成制度の特徴、適用や申請手続き等 お問合せ先 西宮商工会議所 TEL.0798−33−1131 日 時 担当技術士 部 門 専 門 分 野 等 12 月3日(木) 13:30 ~ 17:00 渡辺 拓也 建総合技術管理設 建設事業における自然環境保全や復元、 都市における特殊空間(屋上や壁面等)の緑化、社屋や工場等の周辺緑化、 緑化維持管理、花による地域おこし支援、公共工事入札の対応相談 12 月10 日(木) 13:30 ~ 17:00 中島 弘行 機 械 自動化技術の教育・講演、油空気圧利用機器の開発設計FAの企画・計画と要素設計、新製品・新技術企業化調査、 12 月17 日(木) 13:30~ 17:00 藤井 敬之 化 学 黒鉛炭素材料・セラミックス・無機化学製品などの研究・開発・生産技術、商品化戦略、販売戦略、産業調査 12 月 24 日(木) 13:30~ 17:00 北村 達雄 建 設 まちづくり、風力発電&ソーラー発電、技術開発資金導入等の相談・支援建設・土木技術、マンション立替え、区画整理、無料
1日 消費税個別相談会 当所 6日 第27回 カラーコーディネーター検定試験 当所 13日 第26回ビジネス実務法務検定試験 当所 14日∼15日 所得税改正のあらまし、e-Tax セミナー 当所 15日 ベストウイズクラブ平成21年度総会 ホテル パシフィック 東京 16日 パソコン会計習得セミナー 当所 20日 第7回環境社会(eco)検定試験 大手前大学 20日 第18回BATIC(国際会計検定) 当所 21日 議員懇親会 ノボテル 甲子園 21日 正副会頭会議 当所 価格一例 「日本商工会議所 タイプ1A」 一般価格 商工会議所会員価格 電子証明書・ICカード (有効期間1年30日) ¥15,750円(税込) ¥14,700円(税込) 電子証明書・ICカード (有効期間2年30日) ¥29,400円(税込) ¥26,250円(税込)西宮商工会議所 12月行事予定
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さる、11 月2日(月)ノボテル甲子園において恒例の西宮洋菓子園遊会が開催された。「ケーキ工房のあるまち西宮」を 広く知っていただくため、都市型観光事業の一環として 10 回目を迎えた。今回は市内の洋菓子店 29 店が参加し、応募も 22 倍を超える 6,626 人であった。 10 回という節目にあたる今年は、西宮市内の小・中学校生を対象に食べてみたい、作ってみたい「デコレーションケー キ・デザインコンテスト」が開催された。163 名の応募の中、30 作品が入選し、8月にはパティシエと子供たちによる“夢 のケーキ”の完成に向けて話し合いが行われた。そのデザインを元にパティシエたちが製作したケーキが今回初めてお披 露目されるとともに、贈呈式が行われた。 園遊会でのデコレーションケーキの展示では子供たちの考えたデザインが現実のケーキとして出来上がったものを前 に、多くの参加者からは笑顔とともに感嘆の声があがった。 今回も多くの洋菓子店が一堂に集まり団結し「西宮の洋菓子の素晴らしさを、多くの皆さんに知っていただこう」という熱 意と努力が充分に伝わる催しであった。
第
10
回 西宮洋菓子園遊会 開催
第
7
回 西宮和菓子まつり 開催
お目当てのケーキに幸せな気分が一杯 園遊会を支える西宮のパティシエ達が揃い踏み 夢が現実となったケーキを前に大撮影会 さる 10 月 17 日(土)と 18 日(日)、阪神西宮駅の「エビスタ西宮」およびグルメシティ横の第2会場で第7回西宮和菓 子まつりが開催され、西宮市内和菓子店 11 店、銘菓展示コーナーの出展数を合わせると総勢 15 店が集結した。 彩国街道(創作菓子)コーナーでは、「西宮の文化」をテーマに匠の技を競った作品が並び来訪者の感動を呼んだ。工芸 菓子の展示や野点(お茶席コーナー)も好評であった。また、和菓子店の若手事業者の方々が企画した「和菓子つくり体験 コーナー」は、和菓子職人の指導のもと子どもたちが自分で生菓子を作るもので、2日間で 72 名の方々が体験した。また、 まちかどコンサートや第2会場では実演販売も行われた。 来訪者には、住まいの近くに和菓子屋さんがたくさんあることを再認識する機会となった。 各店自慢の和菓子が勢ぞろい 今年も和菓子つくり体験教室はちびっこで大賑わい! 実演ブースのあま∼い匂いが漂いました!面積 (㎡) (人)定員 9:00~12:00 13:00~17:00 18:00~21:00 9:00~17:00 13:00~21:00 9:00~21:00 別館 2階 大会議室 199.24 150 7,875 9,450 11,865 16,537 18,900 25,200 1,764 2,352 1,764 4,704 4,704 7,056 3階 中会議室 135.52 90 5,565 6,615 8,295 11,655 13,230 17,640 1,134 1,260 1,134 3,024 3,024 4,536 本館 4階 C会議室 49.26 30 2,835 3,360 4,200 5,880 6,615 8,820 567 756 567 1,512 1,512 2,268 4階 B会議室 96.53 60 3,780 4,536 5,670 7,938 9,072 12,096 945 1,260 945 2,520 2,520 3,780 5階 F会議室 21.49 16 1,260 1,575 1,890 2,835 3,150 4,095 315 420 315 840 840 1,260