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ESRの基礎と実際(フリーラジカル測定の基礎)

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Academic year: 2021

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104 学術情報

第3回フリーラジカル研究会

開会の辞 挨  .拶 教育講演 1  ESRの基礎と実際 教育講演 2

日時平成4年12月19日(土)1

会場第II臨床講堂

 過酸化LDL受容体の構造と機能 閉会の辞

15∼3:30

       (第四内科学)二瓶       (名誉教授)杉野       司会(衛生学)香川 (日本電子(株)分析機器本部応用研究センターESR応用研究室)河野       司会(薬理学)村木        (東京大学医学部第三内科)児玉        (第二内科学)出村        当番世話人(第四内科学)二瓶       当番幹事(第四内科学)佐中  宏. 信博  順 雅弘  篁 龍彦  博  宏  孜.

 1.ESRの基礎と実際(フリーラジカル測定の基

礎)   (日本電子(株)分析機器本部応用研究センター     ESR応用研究室)      河野 雅弘  近年,酸素分子に由来する活性酸素・フリーラジカ ルが生体内で有益な様々な役割をすると同時に,各種 疾患や老化,癌などの成因と深く係わっていることが .明らかにされている.そのため,活性酸素・フリーラ ジカルの生体内での作用機序に関する研究が活発に行 われている.  ESR分光装置は,フリーラジカルの選択的な測定装 置として古くから用いられているが,近年,スピント ラッピング法と呼ばれる短寿命のフリーラジカル(反 応性の高い)を安定にして測定する技術が向上し,生 体関連の研究分野で利用されてい.る,  生体内でのフリーラジカル生成機構として,キサン チン酸化酵素や食細胞によるスーパーオキサイドアニ オンラジカル生成があり,消去機構としては,スーパー オキサイド消去蛋白(SOD)などが良く知られている.  ここでは,ESR装置を用いた活性酸素・プリ.一ラジ カルの測定について,ESRの原理,測定装置,スペク トル解析,得られる情報,および,ESR装置とスピン トラッピング剤を利用した活性酸素値,「スーパーオキ サイドアニオンラジカル(・02),ハイドロパーオキサ イド(・00H),ヒドロオキシラジカル(・OH)と一重 項酸素(102),ペルオキシドラジカル(LOO・)、やアル コキシラジカル(LO・)」の検出および消去活性測定法 について紹介する.

 2.Scavengerレセプター

     (東京大学医学部第三内科)児玉 龍彦  動脈硬化発症にはマクロファージの泡沫細胞が強く

関与することが知られている.1979年,Brownと

Goldsteinらはこの泡沫細胞化過程にはLDLレセプ

ター経路とは異なり,変性LDLを取り込むscavenger レセプター(SR)経路が,主要な役割を果たすという 仮説を示した.1988年児玉らによってウシ肺マクロ フナージのSR蛋白が精製され,77kDのサブユニット の三量体からなる,220kDの糖蛋白であることが明ら かにされ,そのcDNAクローニングがなされた.さら に,われわれはヒトSRcDNAの構造を決定し, SRの 実体が明らかになった.  ヒトとウシからSRにtype Iとtype IIに相当する

2種類の蛋白をコードするcDNAクローンが得られ

た.ヒトSRの一次構造はウシSRと同様にジおのおの 6つのドメインから構成され,両タイプともウシSR と高い相同性を示し,機能上重要と考えられるアミノ 酸はよく保存されていることが示された.レセプター にはDNA結合蛋白に認められるロイシンジッパー様 構造があり,三量体形成に寄与していると考えられる. また,最も特徴的な構造としてGly−X・Yの基本モチー フの繰り返しにより形成されるコラーゲン様ドメイン が存在している.このコラーゲン様ドメインを欠失さ 一530一

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