97
穿孔性腹膜炎にては死亡率は3/7
大話血にては杢部全治,含併症を件はざる者にて綱様であyます。.‘
胃 癌
4名の根治手術をせるものは杢部その目的を淫したるに反し他の15名は何れも姑息的療法にして豫後
不良であηます。
更に手術を施行せぎりし者の大部分は手渥れの者であった事は返す返すも建念であPました。
2.肝.外臆道系癌腫症例
東京女子讐學三内學校外科學教室
今 田 幸 ’子
肝三州系に於ける畷性癌腫症例を本邦蝋に徴するに77例藤げ得るものの如し。余は翻=室に於て輕
験せる本症例を邉加報告し主.として臨床的見地よPこ,三の観察を試みんとす。
濾 湘 三 藤 寛
封癌策は封結核策と共に人的費源確保上等閑に附すべからざる黙である。
然らば癌は不治なPやと謂ふに決して然らず,早期に獲見して之を外科的虚置に移せば必ず之を治癒せしめ得
るのである。今演者の蓮べられた虚を麗るも吾人の取扱へる材料は晩期のもρ甚だ多く,吾々外科讐の悪職苦翻
振yは充分諒解願へたこと㍉思商が,將來共各位の援助によy癌治療成績をして盆々向上せしめたきことを語望
する0
3.レントゲン治療による骨關節結橿の湿半例について
東京女子讐學專門學校整形外科教室
岩 崎 て .る 子
骨及關節の結核は其頻度に於て,又其難治な.る黙に於て整形外科に於ける最も大なる問題の1つであy,その
レントゲン治療は早くより行はれたものにして効果多く,外國丈獄をみるに1898年にKirmi5SOnは腕關飾結核
に始めてレントゲン治療を鷹用せし事を報告し,吾國でも1914年に散田代義徳博士が始めて之を報告し,相當
顯著な効果ありとされ保存的療法と.して優れることは明かなりQ然し本邦丈献にその記載が簿い。余は最近,臨
床所見及びレ線像により骨關節結核と認めたる5例にレントゲン治療を行ひ,著効を得たのでレントゲン爲翼を
供覧し鼓に報皆せんとす。
症例.
第1症例
第2症例
第3症例
第4症例
第5症例
邉 加
26歳の男子
40歳の男子
55.歳の男子
19歳の女子
17歳の女子
肋骨カリLス
肋骨カリエス
足關飾及足根骨結核
腕關節及足根骨結核
股開節結核
一97一
金 子 魁
98
骨,關節結核のレ線療法の効果はその波長に係はる。本狡の襲置によyて出する得る波長は約8.0オンダスト
P一・位ならんと思はる,之れが織性骨疾患嘆効せる5のと思はる調多数の症例を得て勲し血沈・赤
血其他の検査法によりて治療成績を確實にせん事を望む。
追 加 . ・ 延 島
■J、生盲身右腕田子結核に羅患,副木に併用するにレントゲン治療を行ふ。
腫脹・波動著明・疹痛のため蓮動不能タηし9 tZントゲン欄擶2同よ儲症朕輕快,
て全治,蓮虫草制限さるxも其他障碍なく治癒す。
秀
子
2ケ年問に約40同に
4.「スルファメチールチアツォール」の1中毒例
東京女子膣學專門學校今村内科藪室
横 一 山. .榮
昨年葡萄朕球菌性敗血症に罹患し,心内膜炎をも合併せしに「レギオン」の大量投與に依り治癒せし32歳の
女,本年2月左肺上葉の大葉性肺炎に罹}「トリアノン」を最初2g, y)〈で4時間毎に19宛同量の重曹と共
に内服せしめたるに,西口全量7gにて悪心,嘔吐現れたる爲之を止め,引績き「スルファメチールチアツ牙一ル」
.(ネオヂセブPt 一・ル)を4時聞毎に19宛同量の重曹と共に服用せしめたるに,翌朝全量129にて,一過性に
反復縄張す’る麗力障擬,聰力障凝,言語障凝,嚇下困難,瀕面筋の痙攣を來し,直ちに投藥中止,「ビタミンVB,
Cを混じたる5%葡萄糖の皮下注射を行へるに,約10時無にして下等の野曝は全く游嚇せPo伺同目日頃より
尿沈渣中に「アセチールスルファメチ… 7Vチアツォ’一ル」の結目と思はるX竜の及び少数の赤血球を散見し,翌朝
胸腹部}四肢に逆罪疹を生じたる竜,葡萄糖注射の餌:重曹内服,大量の飲料口取に依”何れも3∼4日後に潰
失せり。
5・著嚇る出面傾向饗ひ瀦雌以て死諮る
肺炎双球菌盤敗並症の1例及びその劃穣倒
東京女子讐學門門學校岡本内科教室
丸. 山 ア ヤ 子
患者 30 歳男子。 珂哉業 陸軍軍属。
家歴:旋 既往歴に異常なし。
現病歴昭和15年7月過疑なし7月20日頃よ曝噸痛下痢あy・8月初旬輕度の黄疽にか98
お6目よ蠣塞職階と共に高熱を解する事頻同な翻一般騰は極めて良好,内惣(轟還しその原因検査の爲8
月30日本院に入院せしむ。 ・ 一
入院堅甲所見の主なるものは髄温38。C,皮膚に程度の黄疽を認め幕診に際し第2肋間胸骨縁に著明なる籏張期
性羅書を聴取し,殊に左側第3肋間胸骨繰に著し,腹部に於て疵線上に肝臓2横指径をふれ硬度正常塵世なし叉
肋骨弓下に脾臓2横指牛を鰯るその他日攣なし}依て大動脈辮閉鎖不全症の外マラリヤ,徽毒,謄石症を疑ひ検
索をすXめ之等を除外するを得㍗り,故に遷延性心内膜炎の診断の下に諸種の治療法を講じたるも効なく,熱は
37。C乃至39QC以上を弛張し漸次心臓蓑弱加はり浮腫著しくなれり。然るに9月23日午後よη躯幹及上騨に
無数の皮下爵血黙を生じ24日正午激烈なる腹痛と共に嘔吐あb,次で趣めて多量の腸出血を起す。血液は陳奮
一98一