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必要不可欠ではない需要に対する競合施設配置問題

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Academic year: 2021

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2−F−7

1999年度日本オペレーションズ ・リサーチ学会 春季研究発表会

必要不可欠ではない需要に対する競合施設配置問題

01013344 神戸芸術工科大学 ■大角盛広(OSUMIShigehiro)

01204084 神戸学院大学

塩出省吾(SHIODEShogo)

1 はじめに

競合施設配置問題の研究は Ni鳩Il均衡を扱った HoteⅢng【3】の論文に始まり、交互放合配置問題での Stackelberg均衡を扱ったIhkimi[21やDrezner【1】の 論文などがある。 ここでは利用者の利用意欲が施設からある程度以上離 れていると距離に応じて低減するというモデルを考えた。 すなわち、「十分近い」と感じる利用圏では必ず利用す るが、それを外れると距離に対して線形に利用意欲が衰 えるものとする。このような場合での、放合する施設の 交互配置問題を考える。先手の施設は後手の施設の配置 を考慮した上で自らの配置を決定しなければならない。 利用者は近いと感じる施設だけを利用するが、2つの施 設の利用圏が重なる場合には、ある割合で利用者が双方 に分かれるものとする。 市場として需要点が離散的に分布する直線を考える。 これは道路や線路上の市場をモデ/レ化したものと考えら れる。需要点は等間隔に並んでいると仮定する。これは 平面でメッシュデータが与えられる場合と同様、単位区 画でのデータが与えられている場合のモデルとなる。 以上のモデルにおいて、後手施設の最適配置を求める 問題をMdianoid問題、先手施設の最適配置を求める問 題をαntroid問題として定式化し、その性質と解法を 考察した。 の利用率を次のように定義する。 〈 1, l∬−叫<ゐ 0, 】∬−叫>ゐ+dl

ト巴連,。th。,Wk。 d

dl

J(∬,可=

領域(叫J(訂,む)>0)のことをズの利用圏と呼ぶ。ズ,y の利用圏が重なる場合の需要の配分方法として、αiの位 置でのズに対する利用率とyに対する利用率をそれぞ れα1,α2とすると、ズとyはそれぞれ(α1−α2/2)叫と (α2/2)叫ずつの重みを獲得するものと考える。 利用圏の重なり方によって配分のされ方が異なるため、 施設ズに対して以下の領域を定義する。 ズA =(叫ノ(∬,む)=J(肌む)=1) ∬β=(叫/(∬,む)=1,J(肌む)=0) ‰=何J(∬,む)=1,0</(臥む)<1)

ズβ=(叫/(〇,む)>/(肌祝),0<J(臥む),J(∬,む)<1)

ズβ=(叫0<J(∫,祝)<1,J(肌祝)=0) 同様に‰…lもも定義する。また、領域が2つに分断さ れ左右の区別が必要な場合は、X座標の小さい方を方言、 大きい方を二咤のように表丸また、ヱ+ゐ,エーゐの位 置をズ+,ズ ̄と表しエーゐ⊥dl,∬+ゐ+dlの位置を ズー,ズ十と表す。 先手ズの配置∬が決まった場合、後手yがyの位置で 獲得できる重みⅣ;は以下のように表される。 佃)= 。 αi∈γβ +∑(1一芸J如))叫 8i∈l′b + ∑(′(…)一芸J如))叫 8i∈Yb

+ ∑仲,¢‘毎

di∈l包

2 定式化

αi・‥αn:需要点の位置 ひi…むJル:叫に付随する重み ∬,封‥ 先手施設ズ、後手施設yの位置 十分に近いと感じる距離をも、遠すぎると感じる距離を ゐ−トdlとし、施設が位置芳にあるとき位置むの利用者 −232− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

Y−=aOがMedianOid問題の解でありwl≦w−1では y十=㌔が解である。1山0≦圭び1ならば、ひ2>量び0で はY−=alがMedianoid問題の解でありw2≦量wO ではy+=α1が解である。 3.lαi一仇十11≦2(ちわとき この場合はaOからはじめてal方向にMedianoid問題 の解を探索する。Wy(ヱ,y)とⅣy(∬,y+△訂)において 吋∪堤∪堤Ulち,とl盲Ul石Ul盲に属する需要 点の重みを比較しながらずらしていくことになるが、 具体的な搾索アルゴリズムは講演で述べる。 以上の場合分けにおいて、それぞれ〇に対するMdiaIlOid 問題の解封■(ご)を求めることができ、そのときの∬が CelltrOid問題の解の候補となる。ここで候補の数は伽 から2沌+dl)までの距離に存在する需要点の数の1次 式で表される。これ 大にするxがCentroid問題の解である。 ある∬に対するMdiaIlOid問題とは

Ⅳy(〇,yり≧Ⅳy(〇,訂),∀y∈兄

となる封●を見つけることである(,ここで、ある∬に対す

るMcdianoid問題の解y■をy■(3;)と書くと、Controid 問題とは、

W云(ご■,訂■(∬■))≧仇(∬,訂■(∬)),∀∬∈花

を満たすご●を見つけることであると定式化できる。

3 解の性質と解法

性質 i Mcdianoid 問題の解のひとつは、 y十,y ̄,L,隼のいずれか、あるいは去(ェ+訂)を需要 点αi上に重ねるような点である。 性質 2 Ce【1trOid 問題の解のひとつは、 ズ+J「,ズー,ズ+のいずれか、あるいは呈(ェ+訂)を需要 点αi上に重ねるような点である。 需要点の重みの分布に何の仮定も設けない場合は、こ れらの性質を用いても全数探索で解を求めるしかない冬 め、ここでは需要点の重みが単峰性を持つ場合について 特に考察する。すなわち、最大の重みぴ0を持つ点の位 置をα0とし、.需要点が…,α ̄2,α−1,α0,αl,α2,…のよう にラベル付けられているとする。ここで、∬≦α0と仮定

しても一般性を失わない。

需要点の間隔により以下のように場合分けを行う。 1・】αi−α叶1l>2血+dlのとき 明らかに、“ノ0>去む′1ならばy十=α0(あるいは y ̄=α0)がMdiallOid問題の解であり方+=α㌔あ るいはX ̄=aO)がCentroid問題の解である。それ 以外の場合は、X+=aOがCentroid問題の解であり Y+=alがMedianoid問題の解である。 2・2‘も+dl≧lαi−α汁1l>2ゐのとき α0−〇>ゐ+dlのとき、y ̄=α0(あるいはy+=α0) がMdial10id問題の解である。 屯<α0−∬≦ゐ+dlのとき、叫一り(臥α2)む′2>

(1一打(〇,α0))ひ0+圭/(臥α1)ひ1ならば、このとき

ひ0>圭㌦ではy十=αl、む∫0≦妄む戸ではy−=α1が Mcdianoid問題の解となる。それ以外ならばY−=aO がMdianoid問題の解である。 α0−〇≦ぁのとき、叫>喜叫ならば、ぴ1>ぴ−1では

4 まとめ

本研究では、必要不可欠な需要が伴わない場合の直線 上での交互競合施設配置問題を考察した。需要点の分布 が単峰の場合はα0から4(ゐ+dl)までの距離にある点 αiについて、それぞれαiがy十,y【,ズ十,ズ ̄に一致する 点、およびai=量(x+y)となるようなy,EがMedianoid 問題の解、およびCentroid問題の解の候補となること を示した。単峰が保証されない場合の解の性質の考察及 び平面上への拡張が今後の課題である。 参考文献 (1lZ・Drezner:‘‘CompetitiveI.ocationStrategi岱hr TwoFbL:ilities”,RegionalScienceandUrbanEq} nomicsVol・12(1982),PP.485−493. 【2】S.L.Ihkimi,“OnLocatingNewFhcilitiesinaCom− PetitiveEnvironment”,EuropeanJournalofOper− ationalResearch,Ⅵ)1.12(1983),Pp.29−35, 【3】H・Hote11ing‥・‘‘StabilityinCompetition”,Economic Journal39(1929),Pp.41−57. 【4】塩出省吾:”競合状態下の配置問題”,第4回MMP シンポジウム論文集(1992),pp.1M−115. −233− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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