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ハロッド〓ドーマー型 モデルと
現代経済成長理論
I 序 ハ ロ ッ ド(HarrOd[1939,1948])やドーマー(Domar[1948,1957])の研究 は,初 期 の代表的な (現代)経 済成長理論 として 「ハ ロッ ド=ド ーマー型経済成長理 論」 な どと通常呼ばれているが,彼 らは,特 に前者 は,経 済成長 と景気変動的 側面 を併せ て考察 したので,鈴 木[2001,p.5]に従 い 「変動成長」 なる表現が本 稿で も用い られる。同時にこの用語法は,現 代経済成長理論の創生期 にあって, 彼 らの経済変動成長理論が,そ れ以後の経済成長理論 よりも少 な くとも景気変 動 の面で豊富 な内容 を含 んでいた とい うことを意味する。 こうした諸側面 は, ハ ロ ッ ドの 「不安定性原理」の解釈論的研究 を除けば,最 近の難波[2000]や鈴 木[2001]も含めた多大 な先行研 究 においてす ら, しば しばあま り触れ られず に 放置 されがちである。中で も,そ の後続の 「新古典派成長理論」が取 り違 えて いるか,ま たは見逃 している主な事柄で,現 代 においてもなお重要な論点につ いて本稿の考察が展開 される。 しか も,そ れ らの論点は 「資本生産性」 に関係 す るので,こ の側面か ら論点 を明 らかにす ることによリハ ロッ ド=ド ーマー型 変動成長理論の現代的意義 を大 まかに再吟味 し,さ らにその位置付 けの再検討 も試みる。 本稿 での考察の主な関心 は次の 3つ の点 に向けられる。 とりわけ第 1に ,ハ ロ ッ ド=ド ーマー型変動成長理論 に対する 「ソローの解釈」(Solow[1956,and 1970,chap.1,2])に代表 される新古典派的解釈 を再確認することがそれである。 第 2の それは,再 確認 ない し部分的に再検討 されたハ ロッ ド=ド ーマー型変動 成長理論 の解釈が1990年代 に開花 したいわゆる 「新 しい成長理論」 とどの よう 夫 康 木 鈴に関連付 け られ るか を検討す る こ とであ る。 さらに,ケ イ ンジア ン的視座 を背 景 に置 きなが らも,こ れ らの第 1と 第 2の 検討結果 を総合 して,ハ ロ ッ ド=ド ー マ ー型変動成長理論 の現代 的 な評価 と位 置付 け を試 み る とい うのが第 3の それ であ る。 これ らの考察 の焦点 は,旧 くか ら問題 となっていた生産 関数の性 質 と 投 資 関数 の役 割 で あ り,主 な論 ″点もまた これ らをめ く`って惹起 ない し派生す る (例えば和 田 [1969,1975],置 塩 [1970],足 立 [1982])。 とい うのは,現 代経済成長理論の学説史は,以 下で明 らか となるように 「資 本 の社会的な限界生産性」 とい う生産関数の性質 と,貯 蓄 ・投資の関係 ない し 特性 な どの捉 え方 を主軸 として展 開 されて きたか らである。それゆえ,本 稿 で の試みは,現 代経済成長理論史 をその中心か ら大づかみに しつつ も,ハ ロッ ド =ド Tマ ー型変動成長理論 とい う元々の史的出発点か らかな り大 まかに捉 え直 そ うとす る見直 しの企 てに過 ぎない。にもかかわ らず,こ の試みは,ハ ロッド =ド ーマー型変動成長理論の評価 を刷新 し,結 果的にかな り向上 させることに なるだろう。 したがって,以 下では鈴木[2001]を援用 しなが らも,そ こでは十 分 に扱 われなかった20世紀後半の主要 な経済成長理論の現代史的な展望の粗筋 の中で,特 にその全体的な眺望の下 にハ ロ ッ ド=ド ーマー型変動成長理論の位 置付 けを与 える試みが展 開 される。 それゆえ,当 該のこれ らの考察のために,ハ ロッ ド=ド ーマー型変動成長理 論や,従 来の新古典派成長理論お よび 「新 しい経済成長理論」のそれぞれにつ いて手短 な概説 を与 えなが ら論述 を展開することは説明上有益であるか ら,こ れ らを順 に論述する。以下の議論の序盤か ら,ハ ロッ ド=ド ーマー型変動成長 理論 と新古典派成長理論の対時 といった旧い構図に議論の脈絡が沿 うことにな るが,こ れは,単 に考察の展 開を円滑 にす る とい う利点だけでな く,む しろ 「新 しい経済成長理論」 を,従 来の新古典派経済成長理論の拡張的な研究 と見 な し,現 象 によっては理論の説明力の面で前者が有利 だが,モ デル全体 として は大差な く,い く分後者の方が有利ではないかとするソロー (Solow[2000,chap. 8,9])と 同様 な見地 に立ち,そ の見解 を基本的に受け入れることを意味する。
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ハ ロ ッ ド=ド ーマー型経済変動成長理論の現代的意義 199 工 現 代経済成長理論の 「基本方程式」 とハロッドのケインズ動学 経済成長 は経済発展の最 も主要な現象 として広義の経済動態研究において重 要視 されて きた。それゆえ,現 代経済成長理論 は,狭 義の経済発展理論 として 捉 えることもで きるだろうし,あ るいは,経 済発展の純粋理論 とで も言えるだ ろ う。経済成長理論 では,一 般 に,実 質 GDP水 準 などの総生産概念の量的な 成長率が どう決 まるのか とい うことに基本的な関心があるのは当然であ り,そ の時間的 自己増加率で 「経済成長率」 を定義するのが普通である。こうした経 済成長率 をマクロ経済条件の下で決定する動学関係が,ケ インズの乗数理論 と 調整的な加速度原理か ら一組の 「基本方程式」 とい うまさに基本的な定式化 を 考案す ることで,ハ ロッド (HarrOd[1939,pp.17-18,1948,p.111,and,1973,chap. 2])に よって始めて明確 な形 に提示 された。 す なわち,経 済成長率 をc,資 本係数 (または加速度係数)の 逆数 をυ,ま た (平均)貯 蓄性向をsと 表せ ば,経 済成長の 「基本方程式」 は次の様 に定式 化 される。 ( 1 ) c = s υ , s ‐C O n S t . > 0 . ( 2 ) G ″ = s υt t S = C O n S t , > 0 , υ″= c O n s t . > 0 . ( 3 ) Q v ― s キυ″〒 比V t t νろ> 0 , s * , 1 狩 , 1 ノL , a n d , υ〃= c O n s t . > 0 . ただ し,(1)の Cは 「現実成長率」を表 し,(2)の θ″は 「保証成長率」(また は 「適正成長率」)で あ り,貯 蓄性向 isと必要資本係数の逆数 :υ″との積で 定義 されている。また,(3)の cNは 「自然成長率」であ り,s辛はυ″と共に完 全雇用 を維持する貯蓄性向の値であ り,周 知のようにこうしたcⅣは,労 動力 成長率 :、術 と中立的な労働生産性上昇を意味する労働技術進歩率 :ソぁの和で 得 られる。それゆえ,通 常のように,労 働力存在量が人口の一定割合であるも のと想定すれば,労 動力成長率 1術は人口成長率に等 しくなり,結 局,自 然成 長率 Qvは 人口成長率=1狩 と労働技術進歩率 比 の和に等 しく与えられる。 こうした単純な一組の数式表現で,「基本方程式」が,経 済発展の基本的な) 要件 とされている ものの中で とりわけ代表的な諸要因を的確 に取 り入れて理論 的に定式化 しているのがわかる。すなわち, しば しば列挙 される人口変動 ・資 本蓄積 ・技術進歩 な どの長期 的経済発展要因がそれ らであ り,上 の 3つ の式で は,(3)の 自然成長率 とい う最 も長期的な側面で人口変動 と技術進歩が経済成 長 を条件付 ける もの とされているが,(1)と (2)の定式化では,資 本蓄積が経 済成長 を条件付 けているのがわかる。 この ことか ら,特 に経済成長の短期的局 面か ら長期的局面 に及んで経済成長 に動学的に関係する保証成長率 として反映 されているのが資本蓄積であ り,こ れは,総 需要 としての総投資 を通 じて結果 的に現実成長率 に強 く影響するのがわかる。 つ ま り,(1)と (2)でいわゆる,投 資の二重性 を検討で きるように定式化 さ れていて,そ れぞれ理論的に,ケ インズの乗数理論 に基づ く主 に総需要的復J面 と,調 整的な加速度原理 に基づ く主 に総供給的な側面 を反映 している。特 に, この後者 は,現 実成長率 と保証成長率の差 を企業家が資本ス トックの過不足 と 判断す ることか ら,総 投資が動学的に調整 されるとい う動学的投資関数 を与 え る仮説 となっている。そ してこの明示的な投資関数が決定的 となって 「不安走 性原理」 が導 かれ るわけであ る。ハ ロ ッ ドードーマー型経済変動成長理論 は, 一般にケインズ派経済成長理論 と呼ばれることが多いが,基 本的には,こ うし た ところにそのケインズ動学 としてのゆえんがある。つ まり,乗 数過程 と,特 に投資主体 と貯蓄主体の相違 ない し区別 に基づ く投資関数の役割 を重視する変 動性 の理論であることがケインジアンの特徴 とされている。他 には,必 要資本 係数の硬直性 あるいは粘着性が生産要素の相対価格の硬直性 ない し粘着性 に求 め られるこ とか ら,こ の ことがケインジアン静学マ クロ・モデルなどで よく用 い られている固走価格市場の想定 と整合することも確かにケインジアン的であ る。 もちろん,ハ ロ ッ ド自身が代表的なケインジアンであ り,ケ インズ動学 と い う 『一般理論』 (Keynes[1936:1976])の更 なる動学的一般化 を逸早 く標榜 していたこともこうした研究業績が達成 されるに到つて忘れることはできない ことだろう (大谷 [1969,第2章 :2.3,2.4])。 また,経 済成長率の基本的な表現である(1)の現実成長率は,ケ インズの有
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ハロッド=ド ーマー型経済変動成長理論の現代的意義 201 効需要原理 を最 も単純化 したマクロ経済関係か ら素直に導ける概念で,す ぐれ てケインズ的であるが,こ れが貯蓄性向や資本係数 に依存することか ら,同 時 にこれは,節 約あるいは倹約 と勤勉 を重視 した資本蓄積 に基づ く歴史的経済発 展 についての一般的で古典的な理解 を反映 しているもの と見 なす こともで きる。 ただ し,勤 勉 は労働技術進歩率 に直結 し,他 方,や や間接的に資本係数の値 に も影響する とここでは考 えている。 とはいえ,資 本係数の役割か らして,資 本 蓄積 の生産力的側面が 「基本方程式」では最 も重要視 されていると理解すべ き であろう。そ してこのことは,近 代 の経済発展 ない し近代経済成長 において資 本蓄積 (の生産力効果)が 最 も重要であるとい う一般 な基本的理解 を十分 に反 映 している。 上の基本方程式 に基づ き,ハ ロッ ド (と ドーマー)は ,そ れ ら3つ の成長率 概念 の動学的関係 に注 目することで,経 済成長 に関する 3つ の動学問題 を提出 お よび検討 した (鈴木 [2001,pp.5-6])。す なわち,そ の第 1問 題 は,現 実成長 率 Cと 保証成長率 C″の相違 に関す る短期的調整の動学問題であ り,こ れにつ いてハ ロッ ドは周知の ように 「不安定性原理」 という命題でその答 えを提出 し た。その第 2問 題 は,現 実成長率 Cと 保証成長率 C″の短期調節が完了 した場 合 の長期 的経済成長の特徴 と諸性質は何か とい う動学問題であ り,つ ま り長期 的経済成長の均衡 と安定性の問題である。その第 3問 題 は,長 期的な最適経済 成長の特徴 と諸性質の解明 とい う厚生経済学の動学的問題である (もちろん, ケインズ動学の最適経済成長問題 を彼 は提示 したのであって,単 に最適資本蓄 積 の意味では周知の ラムゼイ:Ramsey[1929]による定式化が明 らかに先行 して いる)。 _ その第 1問 題 を除けば,ハ ロッ ドは,第 2問 題 と第 3問 題 を明瞭に区別 した り,明 確 に整理 した形で扱 っているわけでな く,斉 一的均衡成長が最適成長 と されているので,そ の 2つ の問題 を同時 に複合的に扱 っている (鈴木 [2001,p. 6,p.96])。したが って,ハ ロ ッ ドの第 2・ 3問 題 は,保 証成長率 C″=Cと 自 然成長率 CNと の動学的関係 で理論的 に考察で きる (鈴木 [2001,p.95])。こう した問題 とは,斉 一的均衡成長 iC″ =(C=)Qvと い う長期成長均衡の存在,202 千 本木修一教授追悼号 (第332号) 一意性,お よび安定性 といつた動学的問題のことであ り,周 知のように代表的 な新古典派の,い わゆるソローース ワン型経済成長モデル (S01ow[1956]および Swan[1956])に よって も批判的に扱 われた問題である。その際,新 古典派 は 第 1問 題 を実質的 に無視 しつつ,ハ ロ ッ ドードーマー型の経済成長の動学的不 安定性 をそ うした第 2・ 第 3問 題 に見出 した (」ones[1975,chap.3],安井 [1967, 第 1 章] ) 。 す なわち,ハ ロッ ドは,ま ず,短 期的な性格の第 1問 題で,現 実成長率 と保 証成長率がある時点で等 しくないな らば,そ れ以後それ らの成長率の差が ます ます拡大 し続 けるとい う 「不安定性原理」 を主張 した。 さらに彼 は,長 期的な 性格の第 2・ 第 3問 題で,利 子率 または相対価格や技術進歩などの可変性 によ る若子の調整 を動学的に認めるとして も,保 証成長率 と自然成長率の均等 をも た らす程の強い調整が理論的に存在せず,そ の可能性が現実的にも低い と考 え ることか ら,不 安定性原理 も複合的に考慮 して,長 期的成長過程 も全 く安定で な く,動 学的にかな り不安定的であるとい う経済成長の長期的不安定性 も主張 した (HarrOd[1973,chap.7])。これ らの主張 は,保 証成長率の硬直性 ない し 粘着性 にほ とん ど依存す るが,よ り的確 には必要な資本係数あるいは加速度係 数 (ここではこの逆数)の 硬直性 ない し粘着性 に主な理由があると多 くの研究 で しば しば考 えられた。 こうした立場の代表が,周 知の新古典派経済成長理論 であった。 皿 新 古典派経済成長理論の主張 と他の旧型経済成長理論 典型的 な新古典派成長理論 は,す でによ く知 られているソローース ワン型経 済成長モデルであ り (Solow[1956]一Swan[1956],大住 [1985]),このモデルは, 労働力 1単 位 当 りの資本ス トック量 (=資 本 ・労働力比)を たと表 し,こ の ん に依存する集計的新古典派生産関数で決 まる労働力 1単 位あた り産出量の水準 をメ (:そ の集計 的生産関数 自体 の表示 もこれ)で 表せ ば,次 の様 に比較的に 単純 な動学方程式 (1階 常微分方程式)で 与えられる。
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( 4 ) ハ ロ ッ ド=ド ーマー型経済変動成長理論の現代的意義 泌 ん = 乳 爪 乃) ― ( 、狩 十 ソL ) ん, a n d s , v l v , ソL = C O n s t . > 0 . ただ し,こ こではけを時間変数 とし,そ の時間微分で4ん =冴た/勧 と定義 して い る。 また,そ のア(乃)が基づ く新古典派生産関数 には規模 に関す る収穫不変 の性質 (=1次 同次性)と 微係数条件 :げ /溺乃>0お よび冴争/溺ん2<0が 仮 走 されている。 さらに,こ のモデルでは完全雇用が (もちろん資本の完全利用 も)常 に成立 している もの と仮定 されている (Solow[1956])。労働 の効率単 位 の時間成長率が ソろで与 えられ,効 率 (単位 で測 られた)労 働力の成長率 は 、狩 十 νLで 外生的に与 えられている (これは 「労働増大的技術進歩」 とも呼ば れる :例 えば,武 野 ・山崎 [1977,p.128])。 この ソローース ワン型モデルでは,持 続的均衡成長あるいは均斉成長 をもた らす長期経済成長均衡が唯一存在 し,か つ この均衡が漸近安定 となることは, その唯一の長期均衡水準 :んやを中心 に,ん <ん本で湾ん>0,か つ た>ん 中で4ん <0と なるのが集計的生産関数ァの性質 と上の(4)か ら既 によく知 られている (一般 にはいわゆ る「(宇沢 ・)稲田微分条件」が要請 され る:Burmeister―Dobell [1970,chap.12])。特 に,そ の動学的安定性 の主張 は,ハ ロ ッ ドのそれ と正反 対 な ものであ り,極 めて対掠的である。 これ らの結論の相違 は,ど ちらか と言 えば貯蓄性向 よりも必要資本係数の可変性 に関する想定 に強 く依存 している。 事実,ハ ロッ ドと ドーマー以後の他のほ とんどの旧型成長理論で も,程 度 に差 はあるが,新 古典派の ように必要資本係数の可変性 を容認するモデルを構築 し たのである。おそ らく,世 界 中の多 くの経済理論家は,第 二次世界大戦後のさ ほど不安走 とも見 えず,む しろ順調だった経済成長 とい う先進国経済の動態的 現象 か ら印象的に強 く影響 されたに違いない。 こうした流れは,一 般的な もので, トービン・モデル (TObin[1965])か ら 始 まった貨幣的経済成長理論 も,新 古典派的な主 なモデルはすべ て,ソ ローー ス ワン型の新古典派生産関数 に基づ くため必要資本係数の可変性 を前提 してい ることになる。 もっとも,例 えば レバー リーパ テ インキン (Levhaeri―Patinkin [1966])な どの初期 の諸研究では定常的な長期均衡 にのみ比較分析的な関心 を寄せ ていたが,シ ドラウスキー (Sidrauski[1970])や藤野[1972,第17章]など では長期均衡の安定性が検討 され,動 学的に安定的な結果 も得 られている。 し か し例 えば,鴇 田[1976,第7章 (2)]などでは トービン的なモデルで,長 期均衡 が動学的に安定な場合だけでな く動学的に不安定 となる場合 も確認 されている。
(ただ し,Goodwin[1951,1955]や Rose[1966,1967,1969]やStein and Nagatani [1969],Stdn[1971],森本 [1980,第5章 ]な どの検討はここでは除外 している。) 他方,ケ ンブリッジでは,ロ ビンソン (Robinson[1956,1970])も所得分配 率 の調整で貯蓄性 向の可変性 を導 き,不 連続 な技術 スペ ク トルない し実質資本 比率曲線 と利潤 ・投資関係 により相対価格 と,し たがつて必要資本係数の可変 性 を許容す ることで 「不安定性原理」の極端 な動学的不安定性 を回避 し,短 期 的な動学的安走成長 を可能 に している。 しか し,長 期均衡あるいは長期的経済 成長の動学的不安定性 については,ハ ロツ ドほど不安定でないが,新 古典派ほ ど完全 に安定で もない中程度の動学的不安定性が主張 されている (渡辺[1979, 第3章,p.113])。カル ドア (Kaldor[1957])も ,所 得分配率の調整か ら貯蓄性 向の可変性 を導 きつつ,技 術進歩関数 に基づいて,速 度原理的な投資と利潤の 投資関数関係 とこれによ り相対価格 の調整が含意 されて,必 要資本係数の調節 が可能 とな り,結 局,保 証成長率が調節 され長期均衡の動学的安定性が得られ る。 しか し,カ ル ドア・モデルは完全雇用 ・完全利用 を前提 しているので,技 術進歩の理解 と分析道具の違い を除 くと新古典派成長理論 と↓子とん ど変わらな い とい う批判 もある (安井[1978,p.131])。 そ うしたロビンソンなどの ように複雑化することを避けて,ハ ロ ツ ド的な特 徴 を残 した ままで,ハ ロ ツ ドードーマー型経済変動成長モデルの単純 さを保持 す る ように工夫 された拡張研究が鈴木[2001,第2章 ,第 3章 ]であ る。 この研 究 は,鴇 田[1976,第6章 ]と同様 に (しか し一層一般的な定義の)資 本稼働率 に基本的に注 目する。それによると,貯 蓄率の可変性 を許容することか ら,不 安定性原理の緩和 となる動学的に安定 な短期 的変動成長の可能性が,完 全雇用 の想定下では比較的に強 く示 されるが,そ うでない時 には非対称 な動学過程で は不安定な変動成長の可能性が大 きくなる (鈴木 [2001,第2章 前半])。 また,
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ハロッド=ド ーマー型経済変動成長理論の現代的意義 205 -層 ハロッド的な投資調整の定式化の下で も変動成長軌道について,保 証成長 率の中期 的な調整が許容 される場合 には動学的な安定が得 られる可能性 は高い が,他 方,資 本 ・労働比 の調節 を許容す る新古典派的な長期的場合 には,動 学 的に不安定 となる (鈴木 [2001,第3章 中盤 まで])。さらに,こ れ らを統合 した 中・長期 の考察では,漸 近的に局所 的な動学的安定が変動成長軌道の均斉成長 均衡 について得 られ,大 域的な動学的安走の可能性 も必ず しも不可能ではない ことが予想 され,ハ ロッ ドの動学的不安定性が一般化 されたハ ロッ ド的な枠組 みの分析で克服 されている (鈴木 [2001,第3章 終盤])。 しか しなが ら,一 部の もの (鈴木 [2001,第3章 ])を 除いて,そ れ らの多 く の旧型経済成長理論 とともに,必 要資本係数ない し保証成長率の動学的調整 に よって,一 見 してハ ロッ ドの長期的成長の不安定性問題が新古典派成長理論 に よって全 く解決 されたかの ように思 えるけれ ども,や は りこの極端な解決の仕 方 にはかな り問題がある。第一 に,完 全雇用 と完全利用が前提 されていること, 第二 に,貯 蓄主体がその まま投資主体 に等 しいこと,第 三に,貯 蓄か ら独立で 実体的な投資関数が無い ことな どが主 な問題であ り, しか もこの第二 ・第三の 問題が直結 した関係 にあるため,結 果的に貯蓄がその まま投資 に等 しい とされ ていることが とりわけ問題である。 これ らの点は自明で,さ ほど強 くないケイ ンジアンの視点 を伴 う一般的な見方で も,や は り問題 とされるに違いない。 よ く知 られた例 として,セ ン (Sen[1970,intro.])は,特 にその第三の問題 の重 要性 を強調 した。 さらに,二 階堂[1979]は,新 古典派成長理論 の基本的な定式 化 に基 いたモデルに,投 資 と貯蓄の小 さい方が実現する資本増分 になるもの と して,好 況では投資が加速 され,反 対 に不況では投資が減速 されるとい う投資 関数 を持 ち込 んで,そ の場合の新古典派的長期均衡が鞍点 とな り, したがつて 動学的 に不安定 となることを明確 に論証 した。つ ま り投資関数が経済成長の動 学的安定性 に とって決定的な役割 を演ず る とい うのがその教訓である。 また,そ の第一の問題点 について も,現 実的に見て完全雇用 ・完全利用の前 提 は承認 しがたいが,仮 にここで完全雇用だけを簡単かつ明瞭に再検討 してみ よう。例 えば,現 実的にいわゆる 「自然失業率」の存在 をここで認めてみることに してみ よう。 い ま,こ の 自然失業率 を しろv と 表示 し, こ の率 の失業者 は過 去 の貯 蓄 を取 り崩 すか または公 的 な給付 を受 け るこ とで, と にか く最低生活水 準 : b 消 費 す る もの とす る と, 基 本 的 な新古典 派成長方程 式 ( 4 ) は 次 の ように 書 き換 え られ る。
( 5 ) 4 ん
= S { メ
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' 1 - じる
v ) 一b 軌
研―( 1 狩
十νL ) ん
,
and s,b, SN、 ぜぷ,ソろ=COnst.>0. したが って,b,5竹 ,νN,νとが小 さければ長期均衡の存在が可能だが,逆 にそ れ らが大 きい値の場合 には長期均衡 は存在 しない可能性がある。 この場合,下 の 3つ の図に描かれているような可能性が一般 に存在する。 もし長期均衡が存 在す るな らば, 2個 の長期均衡が存在す る可能性が高 く,ん の均衡値で小 さい 方の均衡点 は動学的に不安定 とな り,他 方その均衡値が大 きい方の均衡点が動 学的に安定 となる。これらのことは下の第 2図 から明らかであろう。なお,そ の長期均衡点が唯一存在する特殊な場合では,そ の長期均衡はいわば半安定的 とも言えるが,下 の第 3図 からもわかるように多分に不安定的である。 第 1 図 第 2 図 第 3 図 Ⅳ 内 生的経済成長理論 とハロッ ドードーマー型変動成長理論 旧型の新古典派経済成長理論では,長 期的な均斉的経済成長率 は人口成長率 と労働技術進歩率 とい う外生的な諸要因によって決定 され,経 験的な経済成長再
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ハロッド=ド ーマー型経済変動成長理論の現代的意義 207 解釈 に合 うように都合 よく外生的要因を捉 えていた。新 しい経済成長理論 とし てローマーに始 まる 「内生的経済成長理論」 (Romer[1986],Lucas[1988])は, Arrow[1962]やUzawa[1965]などの特徴 も考慮 して,長 期的な経済成長率 を主 体的行動や生産技術お よび市場特性 などの諸側面で内生的な決定によって説明 し,長 期の経済政策や計画,経 済発展お よび国際問題などの多岐にわたるさま ざまな分析 に適用で きる長期的理論 を多様 に提供 している (柴田[1993,1,3,4], Barro and SalaキMartin[1995],Jones[1998],足立 [1994,第6章 ])。それゆえ, 満足 のい く典型的ない し代表的な内生的経済成長理論やそのモデルを適度 に提 要す ることは極めて困難であるか ら,極 端ではあるが, しば しば応用 されてい るご く基本的な単純モデルに焦点 を絞 り,こ れに考察の関心 を集中する。 柴 田[1993,2]によれば,内 生的経済成長理論 の最 も基本的なモデル として Rebelo[1991]が提示 されている。 ここではその論説 に従 って内生的成長理論 を 把握 し,そ の基本的な諸性質 と特徴 を理解する。 しば しば 「AKモ デル」 と呼 ばれるそのモデルは次 の ように要約 される (柴田[1993,pp.387-388])。係数 β で資本市場の効率性 の度合いを表す として,(6) 泌 【=β s,s=y一 σ=sL O<s,0<β =cOnst.≦ 1. (7) y=幻 名 fOr large托0<ム =const.
( 8 ) m a x r 吾
物( σ
) θ
p け
胡
け
, s . t . ( 6 ) a n d ( 7 ) 。
( 9 ) 物 = ( o l / - 1 ) / ( 1 - / ) i f / 半 1 , O r , = I n C i f / = 1 . その状態変数方程式 (6)を 予算制約 として,完 全予見の消費者効用の主体的 な動学的最適化問題 (8)を 解 くと,そ のオイラー方程式が次のように求め られ る (斎藤 [1996,第2章 ・第 4章 ],脇 田 [1998,第2章 ・第10章],吉 川 [2000,第 2章 ・第 3章 ],Romer[1996,chap.2,3])。 泌σ/σ=(n4-ρ )//. また,均 斉成長経路 を次の ように定義 して,経 済体系は常 にその上にあるもの と想定するならば,経 済成長率 :θと貯蓄性向 :sが 下のように決定 される。 (10)208
( 1 1 )
(12)
千本木修一教授追悼号 (第332号)
θ= △ y / y = ム 【/ 【
= 左σ/ σ, a n d g = βM.
g=(β A一 ρ)//,and,s=(β A一 ρ)/(″0.
したがって,少 な くとも漸近的に正の下限を有するとい う意味で非逓減的な資 本 の限界生産性 ,消 費者の主観的効用割引率,お よび異時点間の代替弾力性が 決定 的 に重要 な役割 を果 た してい る。ただ し,こ こでの資本 ス トツクては, 物 的資本 と人的資本 を含 む再生可能 な広い概念 としての資本である。 こうして見 る と,内 生的成長理論 はハ ロ ツ ドードーマー型変動成長理論 と, 非逓減的な資本の限界生産性が用い られているので よ く似ている (Solow[2000, chap.8,9])。しか し,そ の前者 は消費者の主体的行動 を重視 して基本 に据 え ているが,新 古典派の ように貯蓄主体 =投 資主体 となつていて投資関数は無い。 他方,そ の後者は,投 資関数 という形で企業家の主体的行動が決定的に重要と されているが,合 理的な消費者行動は無 く惰性的に与えられている。また,そ の前者は,多 くの場合に完全雇用や完全利用を想定 しがちで,動 学的最適化に 従 う意味での長期均衡が主に考察の対象 とされていて,旧 型の成長理論のよう な長期的な動学的安定性の問題が全 く問題にされていない。しかもその前者は, 資本ス トツクについての技術進歩の内生的な取 り扱いにより (Romer[1990]は アイデア特性や外部性の ミクロ的理由づけで技術進歩を再考 した),外 生的諸 要因で経済成長率の長期的な上限を制限付けられる旧型経済成長理論にはなかっ た発散的あるいは継続的に拡大的な経済成長を説明できる。 こうした内生的成長理論は新型でも,や はり旧型の (あるいは標準的)新 古 典派成長理論の延長線上でも可能な発展型 という印象が強いが (Solow[2000, chap.8,9]),ローマー (Romer[1989])などが提示 した,か つてとは異なる 歴史的な現象の説明に適合するという点で実証的に意味がある。その実証研究 の主な内容は,各 国の一人当た りGDP水 準が上昇 しつづけていることと,そ の経済成長率に大 きな地域差があることである。とはいえ,旧 型の新古典派成 長理論 とは違って,ハ ロツドードーマー型変動成長理論でも十分に失業が存在 し,か つ労働技術進歩を十分に大 きくとれば,あ る程度の期間にわたつてその
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ハロッド=ド ーマー型経済変動成長理論の現代的意義 209 ような事実 に合 う説明が可能である。あるいは,(必 要)資 本係数 を再解釈 し た り,技 術の産業面や外部性 などに関 し同様 に理由づけて適当に労働技術進歩 を内生的に扱 えば,ハ ロ ッ ドードーマー型変動成長理論で も,不 安定性原理 と か も極端 なものでな く適度 な形 に修正すれば,少 な くとも結果的な分析道具 と しては,す ぐに一種の内生的成長理論 に変身することがで きる (S010w[2000, chap.8]では少 な くとも資本生産特性 に関 してこれ らを基本的に同一 と見な し てい る)。 もともと,ハ ロッ ドの理論 にも,確 かにあいまいなところが多々あ る ものの,不 完全競争市場や技術進歩の継続性 についての考慮が比較的になさ れていて,あ る程度確かに述べ られている (Harrod[1973,chap.1,2])。 これ らのことか ら,ハ ロッド理論 にも多少修正 を施せば,内 生的成長理論 に 仲 間入 りする資格が十分あるのではないか と考 えられる。おそ らく,こ れまで 単に旧いものという扱い しか受けてこなかったために,不 当に位置付けられた り,新 しいものにつながる重要な論点が,あ いまいだという理由で片付けられ てしまっていたのではないだろうか。すでにAKモ デルが重要な役割を果たし ていることは周知のことだが,む しろ,こ の内生的成長理論の時代になってこ そ,そ の重要性が復活 しているように思われる。なぜならば,す でに見たよう にハロッドードーマー型変動成長理論は,修 正により,AKモ デルの役割を担え るだろうということと,本 来備えている失業を伴 う変動的な局面 も分析できる という点で,AKモ デルよりも遥かに一般的であ り,よ り広い応用が可能と考 えられるからである。 V ハ ロッドードーマー型変動成長理論と現代経済成長理論 ケインズの 『一般理論』(Keynes[1936:1976])が世に出た直後から,こ れを 一般化 しようとする試みが広 く展開された。ケィンズ理論の動学化は中でも最 も重視 された主題 の一つであった。ハ ロ ッ ドードーマー型変動成長理論 は,ケ イ ンズ理論の動学化 にあって特 に注 目された問題の,マ クロ需給均衡の動学的 持続条件 と資本蓄積の長期的諸性質 を始めて最 も簡略な形で解明 した。同時に, それはそれ以後の諸研究の出発点 となったが,不 安定性原理の極端な主張は,かつ ての不況時代 や長期停滞観 (浅野[1970,第3章 ])を 反映 したまさにケイ ンズ的雰囲気 たっぶ りの命題ではあつたが,多 くの世界中の研究者やロビンソ ン,カ ル ドアなどにも修正 を求め られ,結 局彼 自身 も,そ の極端 さを否定 し, さらに修正 に乗 り出す こととなった (HarrOd[1973,chap.2,3,7])。 少 なか らず,不 安定性原理の定式化 に関する論争的な諸研究 もあったが,上 で見たように多 くは,他 方 に極端 な新古典派だけでな く,ロ ビンソンやカル ド アに して も必要資本係数 ない し保証成長率の可変性 を認めた改良ない し一般化 の研究 に移行 していった。中には,ロ ビンソンなどを参考 に しなが らもハ ロッ ドに沿 うた研究 (例えば足立[1982],難波[2000]の前半)も あれば,部 分 的に 新古典派風 ない しロビンソン風 の修正 も含みなが らも,あ くまでケインジア ン 的 な基本想定 と要素 を中心 に しつつ,一 種 のハ ロ ッ ドードーマー型経済変動成 長モデル として,そ の もともとの特徴 と単純 さもなるべ く残 し,あ る程度の一 般化 と不安定性 の克服 を可能 に した鈴木[2001,第2章,第3章]もある。 さらに, 鈴木[2001,第5章]は,(む しろハ ロ ッ ド的 と言 うべ きか)完 全雇用 とい うケイ ンジア ン的な社会厚生 目標 お よび基準 の下で,ハ ロ ッ ドードーマー型変動成長 理論 の定式化 に基づいて裁量的安定化政策 による短期計画的な最適経済成長問 題 を検討 している。 この他 に も,ニ ュー・ケインジア ンの手法 を取 り入れるも のな ど,少 ないがい くつかの試みが行 われている。 ハ ロ ッ ドードーマー型変動成長理論 は,特 にハ ロッ ド理論 は,そ の誕生時か ら経済成長理論 にとつて必要かつ重要な要素 を備 えていただけでな く,こ れ以 上単純 にで きないほど絞 り込 まれたエ ッセ ンスだけか ら成る理論であ り,そ れ ゆえに応用や一般化1経 済政策 ・計画分析 な どの可能性が もともと大 きい。 こ の ことは景気変動理論の現代史で も明 らかだ し,ま た上で見たように,外 生的 な旧型の新古典派成長理論 よりも有効 に,継 続的な技術進歩が生 じている長期 的局面 を分析するために内生的成長理論 として一般化することも十分に可能で ある。 さらに,新 古典派や内生的成長理論 はかな り長期的な問題 に しか答 えら れないが,一 方,短 期的動学分析か ら長期 にいたる経済変動 ない し成長 とい う それぞれの実際的な問題 だけでな く,こ れ らの複合的な経済動学 にもハ ロッドー
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ハロッド=ド ーマー型経済変動成長理論の現代的意義 211 ドーマー型変動成長理論 は適用可能であ り, しか も経験的な考察や実証にも簡 単 に応用 で き (石田[1992,pp.274-280],秋山[1999,第3章,第4章]),現 実経済の さまざまな問題 に対 して理論的予測 も可能にする (例えば経済成長政策 ・計画 理論 :佐藤[1968,第13章])。 経験や実証 を考察 に際 して重視するところか ら理論の予測性が生 まれ,そ う であるがゆえに理論 と論考 は科学的な知識や理解 を得て,こ れを正 しく社会に 役立 てる ことがで きるのだ。 この ような意味で,ハ ロ ッ ドードーマーの変動成 長理論 は,ま さしくケインズ動学の基本モデルであると同時にその象徴 なので あ り,資 本主義経済 に対す るケインズの精神 と同 じ精神がその根幹 に宿 ってい ると言えるだろう。それゆえ,ハ ロッドードーマーのそれをそれらの脈絡 と共 に発展 させた後のハロッドードーマー型変動成長理論にもほぼ同じことが言え るだろう。 参 考 文 献 [1]足 立英之 『経済変動の理論』(経済学研究双書), 日本経済新聞社,1982年。 [2]足 立英之 『マクロ動学の理論』(経済学叢書16),有斐閣,1994年。 [3]秋 山裕 『経済発展論入門』(経済学研究双書),東 洋経済新報社,1999年。[4]Arrow,K.」 .,"The EconoIIllc lmplications of Leaming by Doing‖,Re宙 ew of EcontjIIllc Studies, vol。29, June, pp.155-173, 1962.
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