奈良教育大学学術リポジトリNEAR
児童の肥満 ―保健指導のための予備調査―
著者 宮原 時彦, 江國 朝子, 北村 陽英
雑誌名 奈良教育大学教育研究所紀要
巻 30
ページ 13‑20
発行年 1994‑03‑01
その他のタイトル Incidence of Obesity among Elementary School Children and School Health Guidance
URL http://hdl.handle.net/10105/6833
児童の肥満
一保健指導のための予備調査一
宮原時彦.・江國朝子. ・北村陽英.
( 奈良教育大学・学校保健研究室)
(. 奈良県・川上東小学校)
要旨=市街地の小学4,5,6年生289名について、Rohrer指数による肥満度 と生活習慣との関係について質問紙により調査、検討した結果、肥満傾向群
(調査対象児の6.6%、男児10.4%、女児2.7%)の中に肥満に対して積極的取り 組みのみられる群と消極的な郡との存在が明らかになった。また、非肥満傾向 群に運動不足あるいは食物摂取過多を示す、生活習慣の不適切な児童を認めた。
本調査対象児童にみられた生活習慣および生活行動は、その養育者の行動に少 なからず影響を受けることが示唆されたことから、生活習慣等に問題の認めら れる児童とともにその養育者をも含めた保健指導を実施していく必要があると 考えられる。
キーワード1肥満児童調査、肥満出現率、学校保健指導
I緒言
学校保健の課題のひとつに 肥瀞が挙げられる。成人期における肥満川)は糖尿病、高血圧、
動脈硬化などのいわゆる成人病を誘発する因子といわれている。また、成人病予防の視点でなく とも、学童期における肥満は心身の成長に対して好ましい影響を与えるものとは考えられず、む
しろ肥満は改善されるべきものと考えられる。
一方肥満、特に単純性肥満は摂取熱量過多と消費熱量不足とにより成り立っているともいえる。
そこで、摂取過多の原因として喰習慣0.の問題が、消費不足の原因として 運動習慣 の問題、
すなわち運動不足が考えられる。また、肥満(過体重)が身体に及ぼす影響として 疲労 が考 えられる。
上述の運動習慣、食習慣、疲労の三面について、学童期における肥満の実態を把握し、肥満に 関する今後の学校保健指導上の課題について検討を加えるために調査を試みた。
Incidence of Obesity among E1ementary Schoo1Chi1dren and Schoo1Heahh Guidance Tokihiko MIYAHARA ,Asako EKUNIn and Akihide KITAMURA
*:Department of Schoo1Hea1th,Nara University of Education
**:Kawakami−higashi E1ementary Schooユ
II調査対象と方法 1.調査対象と方法
市街地に位置する公立小学校2校の4年、5年、6年生の児童を対象に、質問紙法により調 査を実施した。質問紙は各校担任教諭により学級内で配布され、児童に記入させ回収された。
記入に際しては無記名方式を採用した。対象児童は、4年生76名(男児38名、女児38名)、5年 生104名(男児47名、女児54名、性別不明3名)、6年生109名(男児50名、女児54名、性別不明 5名)であり、在籍児童292名中の290名が回答し、回収率99.3%、290名の回答のうち有効回答 をしたのは289角すなわち有効回答率は99.7%であった。
調査期間は、1991年11月12日から1991年11月22日の間である。
2.調査内容
調査の内容は、学年、性、身長、体重(健康手帳に記されている最新のもの)、運動習慣に関 する質問(15問)、食習慣に関する質問(15問)、休養、疲労に関する質問(10間)である。
3.肥満判定
質問紙に記入された身長、体重よりRohrer指数(体重㎏×10τ/身長㎝百)を算出し、同値が 160以上のものを 肥満傾向群}とした。一般に、学童期における体型指数にはRohrer指数が 用いられ、また、肥満判定基準値が同指数160以上とされている直)ことから本研究はこれらに準 じた。
4.分析
回収された資料の統計処理にはプ検定を用い、有意水準を5%と設定し㍍
皿結果
1.対象児特性
表1にみられるように・調査対象となった児童の平均身長は、4年生男児136.4㎝・同女児 137.2㎝、5年生男児141.3㎝、同女児143.1c皿、6年生男児149.3cm、同女児150.5㎝であり、体 重は・4年生男児34.2kg・同女児31,5㎏・5年生男児37.4㎏・同女児35.6㎏・6年生男児43.2㎏・
同女児41.9㎏であった。これらの値は文部省報告値5〕と比べ調査時期(文部省は4・5月、本 調査は11月)を考慮すると、全国平均値ならびに本調査校の所属する県の平均値とほぼ同水準 とみなしうる。本調査での身長、体重の平均値には全国値からの強い偏り、すなわち地域性は 認められなかった。
妻1 対象の平均身長・体重・Rohrer指数 学年 性 身長:㎝ 体重:㎏ Rohrer指数 4年生
5年生
6年生
男136.4±6.8 女137.2±7.6 男141.3±7.0 女143.1±6.7 男149.3±7.O 女150.5±7.8
34.2一=5.5 133.9±23,6 31.5±ヒ6.0 120.6±13,9 37.4=ヒ6.0 131.O=ヒ19,7 35.6ニヒ6.7 121.6:ヒ17,0 43.2=ヒ6.8 128.9±19.7 4L9±6.6 124.1±21,1
2 肥満出現率
Rohrer指数160以上の児童数(妻2)は、4年生7名(男児6名、女児1名)、5年生5名
(男児4名、女児1名)、6年生7名(男児4名、女児2名、性別不明1名)であり、本調査対 象児童の中で肥満傾向児童の出現率は6.6%であった。文部省による肥満出現率は、男児9歳〜
11歳で3.0〜3.5%、同じく女児2.1〜1.9%であり、本調査による肥満出現率は文部省報告5)より 高いものとなった。また、女児の出現率(2.7%)が全国に準ずるものであったのに対し、男児
表2 肥満傾向児の出現率:人(%)
学 年 男 児 女 児 合計
4年生 6(15.8) 1(2.6) 7(9.2)
5年生 4(8.5) 1(1.8) 5(4.8)
6年生 4(8.0) 2(3.7) 7(6.4)*
合計 14(1O.4) 4(2.7) 19(6.6)*
*ただし,性別不明1児(6年生)を含む
では1014%の高い値を示した(p<0.01)。この点について、文部省による学校保健統計は肥満 判定を学校医の視・触診に依っていること、および、本調査における男児の平均身長、体重値 が全国平均値と同水準であること、平均身長では女児より男児が低く、平均体重では男児が重 いことなどから、この時期の男児に対して、その肥満判定に体型指数を用いれば必然的に高い 頻度で出現があるものと思われ孔また・発育途上期にあるが故の現象であるとも考えられ・
学校教育現場における肥満の判定は、このように肥満の出現率に大きく影響を及ぼすものであ り、判定基準について今後も未だ検討すべき点があると思われる。
3 運動習慣について
^今スポーツクラブやスポーツ教室に入って運動していますか の質問(表3)について、
非肥満傾向群の6.7%が 週3日以上 と回答しているのに対し、肥満傾向群では26.3%が 運 動している と回答していた(p<O,05)。肥満傾向群の中に、運動に対しての^積極派 が多 くいることを示唆する結果であった。 家族の人と一緒に運動をすることがありますか の質
問(表4)について、 週2日以上ある と回答した肥満傾向群は1O.5%おり、非肥満傾向群 の回答率(1.1%)を上回っていた(p<0.01)。しかし、 まったくしない と答えた肥満傾向 群が42.1%認められ、これは非肥満傾向群より多い傾向にあった。 休みの日には運動をしま すか の質問(表5)について、非肥満傾向群の54.9%が ときどきする一とする一方で、肥 満傾向群の回答は27.8%にとどまった(p<O.01)。また、肥満傾向群の中には、 まったくし ない とするものが22.2%と非肥満傾向群より多くみられた。
上述の項目において、肥満傾向群の中に運動をすることに対して保護者ぐるみで積極的に行っ ている群と、消極的な群とに分かれていたことが、この項目の調査結果についての共通の特徴 として捉えられる。
表3 スポーツクラブヘの所属と活動:人(%)
週3日以上 週2日 週1日
まったく パーteSt
肥満傾向群 非傾向群
5(26.3) 18( 6.7)
O( O,O) 15( 5.6)
2(10.5) 55(2014)
12(63,2) 182(67.4)
表4 家族と一緒に運動をするか:人(%)
週2日以上 週1日
あまり まったく p<二0.05 Z;一test
肥満傾向群 非傾向群 2(10.5) 3(1.1)
0(0.0) 43(15.9)
9(47,4) 163(60.4)
8(42.1) 61(22.6)
P<0.01
表5 休日に運動をするか:人(%)
肥満傾向群 非傾向群 いつも
ときどき あまり まったく パーteSt
5(27.8) 57(21.3)
5(27.8) 147(54.9)
4(22,2) 54(20.1)
4(22.2) 1O(3.7)
P<0,01
4 食習慣について
夕食をお腹がいっぱいになるまで食べますか一の質問(表6)について、 いつも と回答 した非肥満傾向群が32.2%であったのに対し・肥満傾向群は15.8%であった。また・ 凹まった くしない と回答した非肥満傾向群が4.8%であったのに対し、肥満傾向群は21.1%みられた。
非肥満傾向群の約95%が満腹感を得る食事をしている一方、肥満傾向群の2割が満腹感を得る 食事をとっておらず、食事に対して気を使っている様子が例える。 夕食後、何か食べますか の質問(表7)について、肥満傾向群の約半数(52.6%)が まったく食べない と回答して
おり、ここでも肥満傾向群の食事に対する意識の高さを窺い知ることができる(p<O.05)。
体にとってよい食べ物、悪い食べ物を知っていますか の質問(表8)について、肥満傾向 群の31.6%が じゅうぶん知っている と答える一方、同群の10.5%が まったく知らない と回答しており、肥満傾向群に相反する性格を持つ二つの群が存在していることが示唆された (p<0.05)。すなわち、肥満傾向群のうち、肥満傾向を何とかコントロールすべく、運動および 食事内容に養育者ぐるみで気を遣い努力している同群児と、そのような気遣いまたは努力をし ていない同群児とが存在することがこの調査で示唆される。
表6 夕食を満腹になるまで食べる:人(%)
いつも ときどき あまり まったく
κLteSt
肥満傾向群 非傾向群
3(15.8) 87(32.2)
7(36.8) 102(37,8)
5(26.3) 68(25.2)
4(21.2) 13(4.8)
P<0.05
表7 夕食後の間食:人(%)
いつも沢山 いつも少し ときどき まったく パーteSt
肥満傾向群 非傾向群 2(1015) 21(7.8)
2 (10.5) 64(23.7)
5(26.3) 128(47.4)
10(52.6) 57(21.1)
P<O.05
表8 体に良い(悪い)食物の知識:人(%)
肥満傾向群 非傾向群 じゅうぷん
まあまあ あまり まったく パーteSt
6(31.6) 45(16.7)
8(4211) 143(53.0)
3(15.8) 78(28.9)
2(10.5) 4(1.5)
P<O.05
5 疲労について
体がだるくて、っかれやすいことがありますか の質問(表9)に対する肥満傾向群の否定 的回答率は2111%であり、非肥満傾向群のそれ(11.9%)を上回る結果であり(p<0.05)、 い つも という回答も非肥満傾向群に多く認められた。このことから全体的には非肥満傾向児の 方が疲労を感じやすいことが例えるが・ ときどき 疲労を感じるとした児童は肥満傾向群に 多くみられた(63.2%)。つまり、肥満傾向児にはときどき疲労感のある児童とほとんど疲労感 の無い児童の2郡あることが理解できる。
表9 疲労感:人(%)
肥満傾向群 非傾向群 いつも 0(0.0) 19(7.0)
ときどき 12(63.2) 103(38.1)
あまり 3(15.8) 116(43.O)
まったく 4(21.1) 32(11,9)
プーteSt P<O.05
1V考察
単純性肥満の要因には大きく唯事摂取の過剰}と 運動量の減少 の二つが挙げられる。し かしながら、これらの行動および生活習慣は児童の自主的な行動によって形成されたと考えるよ
りむしろ、養育者の生活習慣あるいは生活行動に多分に影響されているのではないかと思われる。
そこで、一般的な成人期の生活習慣と本調査における肥満傾向との関連性について以下に考察す
る。
1 運動習慣について
人間ドックを受診した35歳以上の大学教官を対象とした北村の調査3〕によると、運動を定期 的に実施しているものは男子2917%、女子16.8%であり、職業的に特殊ではあるものの2割前 後の成人が何等かの運動を定期的に実施していることが窺える。また、20歳以上の成人を対象 とした池上ら2)の調査では、男子20.5%、女子9.7%であったとしている。本研究の対象児童の 養育者の年齢に相当すると思われる30〜39歳では、男子24.3%、女子9.4%であり、この年代の 男子の運動実施の割合が若干高いとする結果を得ている。しかし、言い換えれば、男子では7
〜8割が、女子では8〜9割が日常の運動習慣を否定していることになる。本調査において 家族の人といっしょに運動をしますか の質問に対して 週1回以上 と回答した児童は全体 のわずか16.6%であり、先行研究による運動習慣の割合と本研究による家族単位での運動実施 の割合はほぼ一致していることから、養育者の運動習慣の有無が児童の運動習慣に少なからず 影響を与えているのではないかと思われる。
一方、肥満傾向群の中に積極的に運動に取り組む群がみられた。中でも 家族と一緒に運動 するか の問いに対して 2日以上する と回答した非肥満傾向群が1.1%であったのに対し、
肥満傾向群は105%であり、家族、おそらく養育者が肥満対策に運動が有効であることを認識 している結果であると思われる。この運動の認識や意識について、山本 2〕が女性勤労者を対象
に調査したところ、90.8%が運動の必要性を認めていた。また、南谷一〕は成人男子の91.3%、
女子の86.7%が運動を大いに必要としていると報告しており、井川ら1〕も成人の9割以上に同様 の傾向を認めている。また高田ら畠〕は、実際に自分の子ども(幼児、小1)に積極的に運動を させているとする親は男児では約8割、女児では約6割いるとしており、このように成人の大 多数がなんらかの理由で運動実施の必要性を認識していることが窺える。この運動実施の理由 について山岡ら川は、運動を習慣化させた理由として成人の2割以上が 肥満の防止と解決 を挙げたと報告している。したがって、肥満傾向群の養育者の中にも肥満対策としての運動の 必要性を感じているものがいることは十分に考えられ、そのような認識のある養育者が児童の 肥満にっいてもまた同様の考えをもち、運動を実施させているものと考えられる。さらに、山 岡らは運動の習慣化に成功した成人のうち39.9%が 家族の理解と協力 を挙げだとしている 一方、池上ら2〕の調査では家族の運動への無理解にて運動を中断した成人を8.4%認めている。
これらより、運動を実施する上での家族の理解や協力は重要な要因としての位置を占めている と思われる。したがって、成人と比較して成人病に対する知識やスポーツクラブヘ参加するた
めの経済力が明らかに乏しい児童が肥満対策として運動を習慣化させることに、学校保健指導 者は養育者の理解と協力を喚起することが必要であると思われる。
2.栄養、食習慣について
山本川の女性勤労者を対象とした報告によれば、健康および体力の維持増進のために食事の 質や量に留意していた者の割合は40.5%であったとしている。同様に山岡ら ヨ〕も成人女性の45.
0〜66.7%が食事に留意していたとし、南谷引も成人の約6割がそうであったとしている。これ らの報告により成人の食事に対する関心や意識は決して低くないことが窺えるが、その反面実
行に移せない者や無関心な者が約半数いることは見逃せない事実であ乱このような食事管理 の不十分な養育者の児童の食に対する意識や行動は、望ましくない方向へ容易に導かれると思 われる。本調査の結果において、夕食後に毎日間食する児童が全体で30.8%認められたこと、
食べ物の良し悪しをあまり理解していないとした児童が30.1%いたことは先行研究の数値とほ ぼ一致しており、成人の食習慣が児童の過食や偏食を生み出す一因となっているものとも考え られる。その一方で、運動の場合と同様、肥満傾向群の中に食事に関して積極的な行動をとっ
ていると思われる群が認められた。これは、夕食後の間食をしない肥満傾向群が約半数いるこ
とや、食べ物の良し悪しを十分に知っていると回答した児童が31.6%いることから推測できる。
そして、これらの傾向のみられる児童(養育者)は、肥満解消を期待して運動を実施する(実 施させる)のと同じく、食事の摂取制限をしている(制限させている)ものと考えられる。し たがって、本調査においてみられた肥満傾向群の運動実施児と食事管理児は同一の肥満傾向児 である可能性が高いと考えられる。
3 疲労について
肥満傾向群の中に頻回に疲労を感じる児童が6割を越えたことは、日常生活を営むにあたっ て、肥満による過体重が肉体的疲労を感じる程度に負担となっていることを示唆するものであ る。過体重がもたらす疲労は活動することへの意欲低下をもたらし、ひいては体育授業等の実
技系科目や体育関連行事への参加意欲を低めていることが予測される。極端な場合、体育授業 などで有能感を得られないことによって授業に対して無気力になったり、緩慢な動作や特徴的 な体型からいじめの対象となることもあるかもしれない。したがって、児童が肥満傾向を示す ことは身体的な負担が増えるだけではなく、児童の精神保健上決して好ましくないことと思わ れる。それゆえ、保健的立場に加え、教科指導や生活指導の面からも肥満に取り組む必要があ るだろう。
4 学校保健上の課題
肥満傾向群の中には、肥満に対して積極的に取り組む群と消極的な群とがあることが明らか となった。学校保健上問題となるのは後者の消極群である。さらに加えて、非肥満傾向群の中 の運動習慣のない、かっ、食事管理をもしていない児童にも注意する必要がある。これらの児 童は外見上肥満と判断されることはおそらく稀であり、その結果適切な指導を受けられず、生 活習慣に対する十分な意識が育たないまま成人期を迎える可能性が高いと思われる。学校保健 の担い手はこのような運動不足・食事不摂生群を的確に把握するとともに、指導を展開してい く必要がある。また、肥満に対する指導内容については運動や食事のどちらか一方に重点を置 くものではなく、そのケースに応じた運動および食事の至適量を設定することが健康や体力を 維持H)すると同時に減量効果の獲得目〕に不可欠であると思われるため、この点も留意しなけれ ばならないであろう。
加えて、肥満傾向のあるものは徒歩あるいは自転車などよりも交通機関を利用する割合が高 いとする報告引もあることから、学校の立地条件等の問題も考慮しながら登下校の際にはなる べく徒歩であるよう勧めることも学校現場における肥満への具体的な対策として考えられる。
児童の生活習慣はその家庭の習慣に依存している部分が大きいと思われることから、肥満を 根本的に減少させるには上述の事柄に関して該当児童のみならず、その養育者を含めた指導が 望まれる。
V文献
1)井川幸雄,松井秀治,南谷和利,沼尻幸吉,鈴木慎次郎,高沢晴夫,臼谷三郎,山本隆久,
山岡誠一,寄金義紀,生田香明1体力・運動・健康に関する基礎的調査.体育科学,4;221一
240.1976
2)池上晴夫,寄金義紀:体力づくり活動の動機付とその問題点について.体育科学,7;210−218.
1979
3)北村李軒:運動の習慣化に影響する要因について検討一人問ドックを受検した大学教職員の 実態調査から.体育科学,12;193−200.1984
4)南谷和利:体力調査に関する研究一一般社会人の体力・運動・健康に対する意識調査,体力 テストおよび健康診断の結果について.体育科学,5;253−260.1977
5)文部省大臣官房調査統計企画課:平成3年度学校保健統計調査速報 統計結果の概況.健康
教室43(4);6−30.1992
6)佐藤祐造,伊藤 章,宮尾 克,鈴木隆史,山口丈夫1肥満者の生活環境調査.体育科学,
12;221_228.1984
7)杉浦守邦:0養護教諭講座・7学校保健,東山書房,京都,1988
8)鈴木慎次郎,太田冨貴雄,大島寿美子:肥満治療のための運動と栄養の処方に関する研究 第1報.体育科学,2;233−247.1974
9)高田典衛,松浦義行,吉』l1和利,前111峯雄,森下はるみ,近藤充夫:幼年期の生活と運動に 関する調査(1)、体育科学,4;195−206.1976
10)高木八郎:動脈硬化とその関連疾患の予防.新興医学出版社,東京,1984
11)山本久徳,堀田 昇,青木純一郎:食事提供方式による肥満成人の減量に及ぼす運動の効果.
体育学研究,33(3);193−199.1988
12)山本隆久:婦人勤労者の健康・体力・運動に関する調査.体育科学,6;185−196.1978 13)山岡誠一,前川輝昭,有賀みさか,水上載子,永田久紀1主婦の健康調査一体格・血圧・血 液性状ならびに健康・体力に対する関心.体育科学,6;254−262.1978
14)山岡誠一,木村みさか,永田久紀,池田順子;運動の習慣化と健康.体育科学,11;247−257.
1983