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ポルフィア症患者の機能解析に関する研究

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Academic year: 2021

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厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業))

分担研究報告書

ポルフィア症患者の機能解析に関する研究

研究分担者  竹谷  茂  京都大学  研究員   

 

研究要旨   

  ポルフィリア症患者の病因分子の特定を酵素活性の変動および遺伝子変異のレベルから症状と の関係を総合的に診断することを目的とする。皮膚障害を呈するポルフィリア症は8種類に分類さ れているが、それらの症状には多様性がある事が知られている。従って、上記の分子的手法に基づ いた診断法を確立することで、正確な病因の特定をめざすものである。

 

   

A.研究目的

  EPPを始めとするポルフィリア症患者の酵素活 性の評価による診断とポルフィリン蓄積量の多少 による重症を引き起こす原因遺伝子バリアントの 解明。 

。 

B.研究方法 

  ポルフィリア症患者の抹消リンパ球細胞の原因 酵素の活性をHPLC法を用いて行う、またFECH遺伝 子配列のSNIPを網羅解析する。 

(倫理面への配慮)

informed consent を行った   

C.研究結果

日本人

EPP

患者の

FECH

遺伝子のバリアントと 肝障害の関係を再検討したが、有為な情報を得る 事は出来なかった。仮想ポルフィリン輸送体であ

ABCB6

ABCG2

遺伝子配列の変異を調べた 結果、ポルフィリン蓄積に関係する結果を得る事 は出来なかった。一方、FAM201Aのヘム輸送へ の関与を調べて、ヘムたんぱく質の形成やポルフ ィリンの蓄積に関与する事がわかった。

D.考察

  重症

EPP

患者遺伝子の対立遺伝子のバリアン トを全て抽出して、共通バリアントを検索したが、

同一の

SNP

は得られず、FECH遺伝子の差異に よる症状の違いではなく、以前から考えられてい る関連遺伝子の変異との関係が示唆された。一方、

ヘム輸送体と考えられるFAM201Aの増減はカタ ラーゼ等の活性やビリルビンの産生の増減をも たらすことからヘムのミトコンドリア外への輸 送に関与すると考えられた。また本蛋白質のノッ クダウンは可溶性ポルフィリンの蓄積をもたら

したので、ポルフィリン症の関連分子であること が考えられた

E.結論 

  日本人 EPP 患者の FECH 遺伝子のバリアントと 重症度を検討したが、有為な関係は得られなかっ た。FAM201A はポルフィリンの蓄積に関係する可 能性がある。

 

F.健康危険情報   なし 

G.研究発表 1.  論文発表 

1. Yoshioka A, Fujiwara S, Kawano H, Nakano H, Taketani S, Matsui T, Katayama Y, Nishigori C.  Late-onset Erythropoietic Protoporphyria Associated with Myelodysplastic Syndrome Treated with Azacitidine.  Acta Derm Venereol. (2018) 98(2):275-277.

2. Lai F, Kakudo N, Morimoto N, Taketani S, Hara T, Ogawa T, Kusumoto K. Platelet-rich plasma enhances the proliferation of human adipose stem cells through multiple signaling pathways.  Stem Cell Res Ther. (2018) 9(1) 107.

3. Kakudo N, Morimoto N, Ogawa T, Taketani S, Kusumoto K.  FGF-2 combined with bilayer artificial dermis composed of collagen matrix prompts generation of fat pad in subcutis of mice.    Med Mol Morphol. (2018) Jul 18. doi:

10.1007/s00795-018-0203-1.

4. Matsushita T, Steinfeld J, Fujihara A, Urayama S, Taketani S, Araki M.

Regulation of neuronal and photoreceptor cell

differentiation by Wnt signaling from

(2)

55 iris-derived stem/progenitor cells of the chick in flat vs. Matrigel-embedding cultures. Brain Res. (2019) 1704, 207–218

5. Mikasa T, Kugo M, Nishimura S, Taketani S, Ishijima S, Sagami I

Interaction of SOUL, a heme-binding protein with ALG-2 in Ca2+-dependent manner ; thermodynamic analysis Int. J. Mol. Sci. (2018) 19, 3802; doi:10.3390/ijms19123802

2.  学会発表     特になし

H.知的財産権の出願・登録状況

(予定を含む。)

1. 特許取得   なし 

2. 実用新案登録   なし 

3.その他    なし       

参照

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