平成
24
年度修士論文巧みな動きを高めるための運動に関する研究
三重大学 大学院教育学研究科
教科教育専攻 保健体育専修 運動学分野 渡邊貴仁
提出日 平成
25
年2
月13
日【 目 次 】
緒 言
- - - 1
第
1
章 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 の 実 践- - - 7
Ⅰ
.
目 的- - - 7
Ⅱ
.
方 法- - - 7
1 .
対 象 者- - - 7
2 .
期 間 及 び 時 間- - - 7
3 .
実 践 内 容- - - 7
4 .
実 践 内 容 の 説 明- - - 9 5 .
内 省 調 査 及 び 分 析 方 法- - - 1 8
Ⅲ
.
結 果 及 び 考 察- - - 1 9
1 .
各 実 践 後 の 内 省 調 査- - - 1 9
( 1 ) ラ イ ン 鬼 ご っ こ - - - 1 9
( 2 )
ム カ デ- - - 2 3
( 3 )
逃 げ る - 追 い か け る- - - 2 7
( 4 )
反 応 走- - - 3 1
( 5 ) フ ェ イ ン ト ゲ ー ム - - - 3 5
( 6 )
バ ラ ン ス 崩 し- - - 3 9
( 7 )
ロ ー プ 捕 り 合 戦- - - 4 3
( 8 )
足 ふ み- - - 4 7
( 9 )
背 中 に タ ッ チ Ⅰ- - - 5 1
( 1 0 )
変 則 ス タ ー ト- - - 5 5 ( 11 )
サ ー ク ル ウ ォ ー ク- - - 5 9 ( 1 2 )
背 中 に タ ッ チ Ⅱ- - - 6 3 ( 1 3 )
フ ラ フ ー プ- - - 6 7 ( 1 4 )
サ ー ク ル ウ ォ ー ク Ⅱ- - - 7 1 ( 1 5 )
フ ラ フ ー プ く ぐ り- - - 7 5 ( 1 6 )
フ ラ フ ー プ で 探 検- - - 7 9 ( 1 7 )
合 図 に 合 わ せ て- - - 8 3 ( 1 8 )
み ん な で キ ッ ク- - - 8 7 2 .
全1 8
回 実 践 終 了 後 の 内 省 調 査- - - 9 1
Ⅳ
.
ま と め- - - 1 0 1
第
2
章 本 実 践 が 児 童 の 調 整 力 に 与 え た 影 響 に つ い て の 検 討- - - 1 0 2
Ⅰ
.
目 的- - - 1 0 2
Ⅱ
.
方 法- - - 1 0 2 1 .
対 象 者- - - 1 0 2 2 .
測 定 方 法- - - 1 0 2 3 .
統 計 処 理- - - 1 0 7
Ⅲ
.
結 果 及 び 考 察- - - 1 0 8
1 .
プ レ 及 び ポ ス ト1
、 ポ ス ト2
測 定 の 比 較- - - 1 0 8
( 1 )
反 復 横 跳 び- - - 1 0 9 ( 2)
立 幅 跳 び- - - 111
( 3)
閉 眼5 0
% 立 幅 跳 び- - - 11 3 ( 4)
五 段 跳 び- - - 11 5
( 5 )片 足 閉 眼 立 ち - - - 11 7
( 6 )
開 閉 脚 跳 び- - - 11 9
( 7 )ラ ダ ー ス テ ッ プ - - - 1 2 1
( 8 )
折 り 返 し 走- - - 1 2 3
( 9 )対 角 線 ス テ ッ プ - - - 1 2 5 2 .
プ レ 及 び ポ ス ト1、 ポ ス ト 2
測 定 に つ い て- - - 1 2 7 3 .
反 復 横 跳 び に お け る プ レ 測 定 と ポ ス ト1
測 定 の 形 態 比 較- - - 1 2 9
( 1)
「 重 心 移 動 型 」 か ら 「 振 り 子 型 」 へ- - - 1 3 0
( 2 )
外 足 の 踏 み 込 み の 抑 制 と キ ッ ク 角 度 の 減 少- - - 1 3 4
( 3 )ラ イ ン を 踏 む た め の 動 作 の 改 善 - - - 1 3 6 ( 4 )
キ ッ ク 角 度 の 減 少- - - 1 3 8
4 .
閉 眼5 0% 立 幅 跳 び に お け る プ レ 測 定 と ポ ス ト 1
測 定 の 形 態 比 較- - - 1 4 0
Ⅳ
.
ま と め- - - 1 4 6
結 論
- - - 1 4 7
引 用 ・ 参 考 文 献
- - - 1 4 8
資 料
- - - 1 5 4
謝 辞
- 1 -
緒 言Ⅰ . 子 ど も の 身 体 能 力 の 低 下 に つ い て
近 年 、 子 ど も の 体 力 低 下 と と も に 子 ど も の 身 体 能 力 低 下 が 指 摘 さ れ て い る 。 佐 々 木
( 2 0 0 7 )
は 、「 定 量 的 な 結 果 に 裏 づ け さ れ た パ フ ォ ー マ ン ス の 低 下 に 加 え て 、 近 年 で は 動 き の ぎ こ ち な さ 、 自 分 の 身 体 を う ま く 操 れ な い 様 子 な ど が あ る 」 こ と を 報 告 し て い る 。 中 央 教 育 審 議 会 答 申( 2 0 0 2 )
で も 、「 近 年 で は 子 ど も が 靴 の ひ も を 結 べ な い 、 スキ ッ プ が で き な い な ど 、 体 を 上 手 に コ ン ト ロ ー ル で き な い 、 あ る い は リ ズ ム を と っ て 動 か す こ と が で き な い と い っ た 、 身 体 を 操 作 す る 能 力 の 低 下 」 が 述 べ ら れ て い る 。 ま た 、 松 本 ら
( 2 0 1 1 )
は 養 護 教 諭 の 立 場 か ら 、「 学 校 現 場 に お い て 発 生 状 況 が 理 解 し が た い も の で あ っ た り 、 繰 り 返 し 受 傷 す る も の で あ っ た り と 、 養 護 教 諭 が 『 気 に な る 』 と い う 表 現 で 括 る こ と が で き る ケ ガ が 多 く な っ て い る 」 と 述 べ て い る 。 木 塚( 2 0 0 8 )
は 「 転 ん で も 手 が 出 な い だ け で な く 、 転 ん で 顔 面 着 地 を し て 前 歯 を 折 る 子 ど も 、 走 力 の あ る 就 学 前 後 の 子 ど も で も ま っ す ぐ に 走 れ ず 、 隣 の コ ー ス を 走 る 者 の 前 に 入 り 込 ん で し ま う ケ ー ス が あ る こ と 、 さ ら に 鬼 ご っ こ な ど で 走 り 回 っ て い る と き に 、 ノ ー ブ レ ー キ で 正 面 衝 突 を す る よ う な ケ ー ス が 頻 発 し 、 怖 く て 鬼 ご っ こ も さ せ ら れ な い と 訴 え る 保 育 士 も い る 」 こ と を 報 告 し て い る 。 以 上 の こ と か ら 、 子 ど も た ち の 自 分 の 身 体 を 巧 み に コ ン ト ロ ー ル す る 能 力 、 つ ま り 調 整 力 に 問 題 が 起 き て い る こ と が 考 え ら れ る 。Ⅱ . コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン
1 9 6 8
年(
昭 和4 3
年)
改 訂 の 学 習 指 導 要 領 に お い て 、「 調整 力 」 と い う 言 葉 が 初 め て 公 的 に 使 用 さ れ た が 、 当 時 の 文 部 省 は そ の 言 葉 の 定 義 や 詳 し い 内 容 を 明 ら か に し な か っ た 。 そ の た め 、 研 究 者 に よ っ て こ の 語 の 理 解 を め ぐ り 議 論 が さ れ て き た
(
石 河 ,1 9 6 9
; 猪 飼 ,1 9 7 2
; 金 原 ら ,- 2 -
1 9 7 2
; 前 川 ,1 9 7 2
; 石 河 ら ,1 9 8 7
; 里 見 ら ,1 9 9 0 )
が 、未 だ に 統 一 見 解 が 得 ら れ て い な い
(
渡 辺 ,1 9 8 9
; 渡 辺 ,1 9 9 0
; 阿 部 ら ,2 0 0 7
; 渡 辺 ,2 0 1 0 )
。阿 部 ら
( 2 0 0 7 )
は 調 整 力 に 関 す る 研 究 に つ い て 日 本 と ド イ ツ 語 圏 の 比 較 を 行 い 、「 わ が 国 で は 、 研 究 レ ベ ル に お い て も 、 教 育 実 践 レ ベ ル に お い て も 調 整 力 に 関 し て は 、 き わ め て 不 明 瞭 な 取 扱 い を さ れ て き た と い う 経 緯 が あ る 」 と 述 べ て お り 、 そ の 問 題 点 や 立 ち 後 れ を 指 摘 し て い る 。 ま た 、「 ド イ ツ 語 圏 に は コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン と い う 概 念 が 存 在 し て お り 、 コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン は7
つ の 下 位 能 力 に よ っ て 構 成 さ れ て い る と い う 統 一 見 解 が 得 ら れ て い る 」 と 報 告 し て い る 。 コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン に つ い て 、 シ ュ ナ- ベ ル
( 1 9 9 1 )
は「 秩 序 化 、つ ま り 目 標 や 目 的 を め ざ し て 、 動 作 、 そ し て そ の 基 礎 と な っ て い る 感 覚 運 動 過 程 を 組 織 化 す る こ と 」 と 述 べ て お り 、 綿 引( 1 9 9 0 )
は 「 一 言 で い え ば 、 コ(
オ)
― デ ィ ネ ー シ ョ ン と は 、 手 や 足 、 胴 体 、 頭 な ど の 動 き と い ろ い ろ な 自 然 の 力 を 目 的 に 合 わ せ て い く こ と と い え る 。 時 と 場 合 と 目 的 に 合 わ せ て 、 自 分 の 動 き を 組 み 合 わ せ た り 、 組 み 替 え た り す る こ と で あ る 」 と 述 べ て い る 。 ま た 、 泉 原( 2 0 0 4 a )
は 「 技 術 、 体 力 、 精 神 力 、 戦 術 な ど の 諸 要 素 を ま と め あ げ 、 そ の 時 々 の 状 況 に 応 じ て 最 適 な 動 き を 創 り 出 す こ と で あ る 」 と 述 べ て お り 、 東 根( 2 0 0 7 a )
は「 身 体 動 作 に 伴 う い く つ か の 神 経 や 筋 肉 群 の 同時 的 ・ 共 同 的 使 用 の 機 能 で あ り 、 随 意 運 動 を 目 的 に 合 わ せ 調 整 し て い く こ と 」 と 述 べ て い る 。
次 に コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン を 構 成 す る
7
つ の 下 位 能 力 に つ い て 以 下 で 説 明 す る 。・ 分 化 能 力
分 化 能 力 は 、 四 肢 や 四 肢 を 用 い て ボ ー ル 、 ラ ケ ッ ト な ど を 上 手 に コ ン ト ロ ー ル す る 能 力 で あ る 。 こ の 能 力 が 高 ま れ ば 、 動 作 は 正 確 に な り 、 経 済 的 に な る 。 ま た 、 ス ポ
- 3 -
ー ツ 動 作 を よ り よ い も の に 改 善 し た り 、 不 安 定 な も の を 安 定 に し て い く と き に 特 に 重 要 な 能 力 で あ る 。
・ 連 結 能 力
連 結 能 力 は 、 あ る 運 動 を 行 う 際 に 目 的 に 応 じ て 手 足 や 胴 体 、 頭 な ど の 身 体 の 各 部 位 の 動 き を 上 手 に 協 調 さ せ 、 運 動 を 上 手 く 成 し 遂 げ る 能 力 の こ と で あ る 。 こ の 能 力 は あ ら ゆ る ス ポ ー ツ 動 作 行 為 の 本 質 的 な 前 提 で あ り 、 運 動 課 題 が 高 く な る ほ ど 重 要 と な る 能 力 で あ る 。
・ 反 応 能 力
反 応 能 力 は 、 環 境 か ら の 情 報 を 正 し く 認 知 し 、 素 早 く そ し て 正 確 に 処 理 を 行 い 、 最 も 目 的 に あ っ た 運 動 を 決 定 す る 能 力 で あ る 。 こ の 能 力 が 高 い と 、 正 し い タ イ ミ ン グ で し か も 状 況 に あ っ た テ ン ポ で 運 動 を 実 施 す る こ と が で き る 。
・ 定 位 能 力
定 位 能 力 は 、定 め ら れ た 活 動 範 囲 あ る い は 動 く 対 象
(
例 え ば ボ ー ル 、 敵 、 味 方)
の 位 置 関 係 を 瞬 間 的 に 把 握 し 、 そ れ に 合 わ せ て 身 体 の 姿 勢 や 動 き を タ イ ミ ン グ よ く 方 向 付 け 、 上 手 に コ ン ト ロ ー ル す る 能 力 で あ る 。・ バ ラ ン ス 能 力
全 身 の 姿 勢 が 大 き く 変 化 し た 直 後 に 、 自 ら 姿 勢 を 維 持 し た り 、 回 復 し た り す る 能 力 で あ る 。 こ の 能 力 は 、 ス ポ ー ツ の 運 動 行 為 に と っ て 基 礎 と な る も の で あ る 。
・ 変 換 能 力
変 換 能 力 は 、 予 期 さ れ る 状 況 の 変 化 、 ま た は 十 分 に 予 測 す る こ と が で き な い 状 況 の 変 化 に 速 や か に 対 応 し て 、 最 適 な 動 き を 効 果 的 に 切 り 換 え る 能 力 で あ る 。
- 4 -
・ リ ズ ム
(
化)
能 力外 的 な リ ズ ム
(
聴 覚 ま た は 視 覚 等 を 通 じ て 与 え ら れ た リ ズ ム)
を 自 ら の 身 体 を 用 い て 再 現 す る た め の 能 力 、ま た 、 体 内 に 内 在 し て い る リ ズ ム を 動 き に 変 換 す る 能 力 で あ る 。 つ ま り 、 タ イ ミ ン グ を つ か ん だ り 、 リ ズ ム を つ く り 出 す 能 力 で あ る 。 こ の 能 力 は 運 動 学 習 の 際 に 非 常 に 重 要 と な る 。こ れ ら の 能 力 は 互 い に 重 な り 合 う 部 分 を 持 ち な が ら 、 相 対 的 な 関 係 の 中 で 比 較 的 独 立 し た 能 力 と し て み な さ れ て い る
(
シ ュ ナ - ベ ル 、1 9 9 1 )
。 ま た 、 こ う し た 下 位 能 力 は 具 体 的 に 体 育 や ス ポ ー ツ 場 面 と 照 ら し 合 わ せ て 説 明 す る こ と が で き 、 実 践 に 即 し て 分 類 さ れ て い る(
阿 部 ら 、2 0 0 7 )
。コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 概 念 は 競 技 ス ポ ー ツ の ト レ ー ニ ン グ と し て 実 践 さ れ る だ け に 留 ま ら ず 、 教 育 現 場 で も そ の 概 念 を 取 り 入 れ た 運 動 が 実 践 さ れ 、 効 果 が 報 告 さ れ て い る 。 上 田 ら
( 2 0 0 6 )
は 「 コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン ト レ ー ニ ン グ に 基 づ い た 運 動 教 材 を 取 り 入 れ た 体 つ く り 運 動 の 授 業(
全9
時 間)
を 行 い 、 児 童 の 体 力 を 高 め る 効 果 が あ っ た 」 と 報 告 し て お り 、 中 井 ら( 2 0 1 0 )
も 「 コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン 運 動 を 取 り 入 れ た ボ ー ル 運 動 の 体 育 実 践( 8
回)
を 行 っ て お り 、 単 元 前 後 に 実 施 し た 調 整 力 テ ス ト と 授 業 で の 映 像 分 析 の 結 果 か ら コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン 能 力 の 向 上 が み ら れ た 」 と 報 告 し て い る 。 ま た 、 狐 塚 ら( 2 0 1 0 )
は 「 保 育 所 児 童 を 対 象 に3
ヶ 月 間 の 継 続 的 な コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン ト レ ー ニ ン グ を 行 い 、 敏 捷 性 や 調 整 力 の 向 上 に 一 定 の 効 果 が あ っ た こ と が 示 唆 さ れ た 」と 報 告 し て お り 、須 澤 ら( 2 0 0 9 )
は 「 小 学 校5
年 生 を 対 象 に 業 間 休 み を 利 用 し8
週 間 に わ た り 計1 6
回 の コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム( 1
回1 0
分~
1 5
分 間)
を 実 施 し 、 子 ど も の 運 動 調 整 力(
素 早 く 体 を 動 か す 能 力)
の 向 上 、運 動 有 能 感 の 向 上 す る 兆 候 が み ら れ た 」- 5 -
と 報 告 し て い る 。 安 光 ら
( 2 0 1 0 )
も 「8
~9
歳 の 児 童 を 対 象 と し て4
週 間 の コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム( 1
回1 0
分 程 度)
を 業 間 休 み( 2 0
分)
で1 2
回 実 施 し 、 素 早 い 動 き を 向 上 さ せ る プ ロ グ ラ ム と し て 有 効 で あ っ た 」 と 報 告 し て い る 。Ⅲ . 目 的
平 成
2 3
年 度 に 全 面 実 施 さ れ た 小 学 校 新 学 習 指 導 要 領 の 体 育 で は 「 基 本 の 運 動 」 の 領 域 が な く な り 、「 体 つ く り 運 動 」 の 領 域 が 低 ・ 中 学 年 で も 指 導 さ れ る こ と と な っ た 。「 体 つ く り 運 動 」 の 中 に は 、 低 ・ 中 学 年 で 「 多 様 な 動 き を 高 め る た め の 運 動
(
遊 び)
」 が 設 け ら れ た 。 文 部 科 学 省 に よ り 作 成 さ れ た 「 多 様 な 動 き を つ く る た め の 運 動(
遊 び)
」 の パ ン フ レ ッ ト( 2 0 0 8 )
で 低 ・ 中 学 年 の 発 達 時 期 の 特 性 に つ い て 「 小 学 校 の 低 学 年 ・ 中 学 年 に お い て は 、 脳 ・ 神 経 系 が 急 激 に 発 達 す る た め 、こ の 時 期 は 、見 る 、聞 く 、 触 れ て 感 じ る な ど の 様 々 な 感 覚 を 働 か せ た り 、 手 や 足 を は じ め と す る 多 く の 運 動 器 官 を 動 か し た り し な が ら 、 体 の バ ラ ン ス を と っ て 運 動 を す る こ と 、 い ろ い ろ な 方 向 に 移 動 す る こ と 、 用 具 な ど の 動 き に タ イ ミ ン グ よ く 反 応 す る こ と 、 力 の 入 れ 具 合 を 調 整 す る こ と な ど 基 本 的 な 動 き を 習 得 す る こ と に 適 し て い る 」 と 述 べ ら れ て い る 。 ま た 、「 多 様 な 動 き を つ く る た め の 運 動
(
遊 び)
」 の 系 統 性 を も つ 高 学 年 の 「 体 力 を 高 め る 運 動 」 で は 、 発 達 の 段 階 を 考 慮 し 、 体 の 柔 ら か さ や 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 に 重 点 を 置 い て 指 導 す る と 示 さ れ て い る(
小 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 体 育 編 、2 0 1 1 )
。 こ の こ と か ら 、 小 学 校 体 育 に お い て も 調 整 力 は 重 要 視 さ れ て い る こ と が 考 え ら れ る 。調 整 力 の 向 上 に は バ リ エ ー シ ョ ン 豊 か な 課 題 設 定 が 必 要 で あ る
(
東 根 、2 0 0 3 b )
こ と か ら 、 小 学 生 の 調 整 力 の 向 上 の 有 効 な 手 段 と し て コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 概 念 を 取 り 入 れ た 様 々 な 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 を 構 成 し 、 短- 6 -
時 間 で 継 続 的 に 実 施 す る 方 法 を 考 え た 。
そ こ で 本 研 究 で は 、 コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 概 念 を 取 り 入 れ た 、 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 を 「 目 的 に 応 じ て 、 自 分 自 身 の 身 体 を 操 作 す る こ と が で き る よ う に な る た め の 運 動 」 と 定 義 し 、 小 学 校
6
年 生 児 童 を 対 象 に 様 々 な 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 を 構 成 し て 、 そ れ を 短 時 間 で 継 続 的 に 実 施 す る こ と が 、 児 童 の 調 整 力 に 与 え る 影 響 に つ い て 検 討 す る こ と を 目 的 と し た 。- 7 -
第 1 章 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 の 実 践
Ⅰ . 目 的
様 々 な 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 を 実 践 し 、 終 了 後 に 対 象 者 に 行 っ た 内 省 調 査 か ら 、 本 実 践 が 対 象 者 に と っ て ど の よ う に 捉 え ら れ た か を 明 ら か に す る こ と を 目 的 と し た 。
Ⅱ . 方 法
1
. 対 象 者対 象 者 は 、 津 市 内 の
F
小 学 校6
年 生 男 子1 8
名 、 女 子1 9
名 、 計3 7
名 と し た 。 身 体 特 性 は 男 子 の 身 長1 4 4 . 3
±5 . 4 c m
、 体 重3 6 . 9
±7 . 0 k g
、 女 子 の 身 長1 4 4 . 7
±6 . 3 c m
、 体重
3 8 . 1
±8 . 3 k g
で あ り 、 全 国 平 均 の 数 値 と 同 様 で あ っ た 。ま た 、 地 域 ス ポ ー ツ ク ラ ブ 等 に 所 属 し て い る
(
以 下 、 運 動 歴 あ り 群)
児 童 は 男 女 と も に1 1
名 、 計2 2
名 、 地 域 ス ポ ー ツ ク ラ ブ 等 に 所 属 し て い な い(
以 下 、 運 動 歴 な し 群)
児 童 は 男 子7
名 、 女 子8
名 で あ っ た 。2
. 期 間 及 び 時 間平 成
2 4
年5
月1
日 ~2 9
日 ま で の 始 業 前 の1 0
分 間 に お い て 、 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 をF
小 学 校 体 育 館 に て1 8
回 行 っ た 。3
. 実 践 内 容実 践 し た 巧 み な 動 き を 高 め る た め の 運 動 内 容 と そ の 運 動 を 行 う こ と で 向 上 が 期 待 で き る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 を 表
1
に 示 す 。 実 践 し た 内 容 は コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン ト レ ー ニ ン グ 運 動 を 手 が か り に 小 学 校6
年 生 に 適 し て い る も の と な る よ う 工 夫 し た 。 ま た 、 体 育 館 に お い て1 0
分 間 で 実 践 す る こ と が で き 毎 回 異 な る 内 容 と な る よ う 構 成 し た 。- 8 -
表 1 各 回 に 実 践 し た 運 動 の 内 容
ライン鬼ごっこ 変則スタート
定位、変換 分化、連結、反応、バランス
ムカデ サークルウォーク
連結、反応、変換 分化、連結、バランス、変換、リズム
逃げる-追いかける 背中にタッチⅡ
反応、変換、リズム 反応、バランス、変換
反応走 フラフープ
連結、反応、変換 分化、連結、バランス、リズム
フェイントゲーム サークルウォークⅡ
連結、反応、定位、バランス、変換 分化、連結、バランス、変換、リズム
バランス崩し フラフープくぐり
分化、連結、反応、バランス 連結、定位、バランス、変換、リズム
ロープ捕り合戦 フラフープで探検
連結、反応、定位 分化、連結、変換、リズム
足ふみ 合図に合わせて
分化、連結、反応、定位、変換 分化、連結、反応、バランス、変換
背中にタッチⅠ みんなでキック
分化、反応、バランス、変換 分化、連結、定位、変換
13回目
18回目 17回目 16回目 15回目 14回目 1回目
12回目 11回目 10回目 2回目
3回目 4回目
9回目 8回目 7回目 6回目 5回目
- 9 - 4
. 実 践 内 容 の 説 明1
回 目 : ラ イ ン 鬼 ご っ こ体 育 館 に 描 い て あ る ラ イ ン の み で 鬼 ご っ こ を 行 う 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 定 位 能 力 と 変 換 能 力 で あ る 。
写 真 1 「 ラ イ ン 鬼 ご っ こ 」 の 様 子
2
回 目 : ム カ デ3
人 か ら5
人 で1
列 に 並 び 、 前 の 人 の 肩 に 手 を 置 く 。 鬼 は 、 最 後 尾 の 人 に タ ッ チ を し に い く 。 先 頭 は 、 最 後 尾 が 鬼 に タ ッ チ さ れ な い よ う に 邪 魔 を し て も よ い 。 制 限 時 間 を 設 け 、 全 員 が 鬼 を 体 験 で き る よ う に す る 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 変 換 能 力 で あ る 。写 真 2 「 ム カ デ 」 の 様 子
- 10 - 3
回 目 : 逃 げ る - 追 い か け る2
人1
組 に な り 、 逃 げ る 役 と 追 い か け る 役 を 決 め る 。 追 い か け る 役 は 逃 げ る 役 の 背 中 に 手 を 置 き 続 け 、 指 導 者 の 合 図 で 逃 げ る 役 は そ の 手 が 離 れ る よ う に 逃 げ る 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 反 応 能 力 、 変 換 能 力 、 リ ズ ム 能 力 で あ る 。写 真 3 「 逃 げ る - 追 い か け る 」 の 様 子
4
回 目 : 反 応 走2
人1
組 に な り 、 ぶ つ か ら な い よ う に 距 離 を と り 、 線 を 挟 ん で 立 つ 。 指 導 者 の 開 い た 手 の 側 に 走 り 、 ま た 指 導 者 の 指 の 数 で 足 し 算 ・ 引 き 算(
例 : 右 手 + 左 手 、 右 手 - 左 手 な ど)
を 行 い 、 奇 数 ・ 偶 数 で 走 る 方 向 を 決 め 、 ペ ア で の 鬼 ご っ こ を 行 う 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 変 換 能 力 で あ る 。写 真 4 「 反 応 走 」 の 様 子
- 11 - 5
回 目 : フ ェ イ ン ト ゲ ー ムコ ー ン を
1
つ 用 意 し て 、 グ ル ー プ 内 で コ ー ン を 守 る 側 と コ ー ン に タ ッ チ を す る 側 に 分 か れ る 。 守 る 側 は コ ー ン に タ ッ チ さ れ な い よ う に 、 タ ッ チ を す る 側 は コ ー ン に タ ッ チ す る こ と を 目 指 す 。3 6 0 度 ど こ か ら で も 攻 め て 良 い 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 定 位 能 力 、 バ ラ ン ス 能 力 、 変 換 能 力 で あ る 。写 真 5 「 フ ェ イ ン ト ゲ ー ム 」 の 様 子
6
回 目 : バ ラ ン ス 崩 し2
人1
組 に な っ て 、1
本 ロ ー プ を 持 ち 、 距 離 を と る 。 両 者 ロ ー プ を 持 ち 、 ロ ー プ を 引 い た り 緩 め た り し 、 そ の 場 か ら 足 が 動 い た ら 負 け と す る 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、 連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 バ ラ ン ス 能 力 で あ る 。写 真 6 「 バ ラ ン ス 崩 し 」 の 様 子
- 12 - 7
回 目 : ロ ー プ 捕 り 合 戦2
つ の グ ル ー プ に 分 け 、 中 央 に ロ ー プ を お き 、 ス タ ー ト の 合 図 で ロ ー プ を 取 り に 行 く 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 定 位 能 力 で あ る 。写 真 7 「 ロ ー プ 捕 り 合 戦 」 の 様 子
8
回 目 : 足 ふ み2
人1
組 で 両 手 を つ な ぎ 、 相 手 の 足 を 踏 み に 行 き 、 自 分 は 踏 ま れ な い よ う に 逃 げ る 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 定 位 能 力 、 変 換 能 力 で あ る 。写 真 8 「 足 ふ み 」 の 様 子
- 13 - 9
回 目 : 背 中 に タ ッ チ Ⅰ2
人1
組 に な り 、片 手 を つ な ぐ 。つ な い だ 手 を 離 さ ず 、 手 を つ な い で い な い 方 の 手 で 相 手 の 背 中 を タ ッ チ し に い く 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、 反 応 能 力 、 バ ラ ン ス 能 力 、 変 換 能 力 で あ る 。写 真 9 「 背 中 に タ ッ チ Ⅰ 」 の 様 子
1 0
回 目 : 変 則 ス タ ー ト7
回 目 の ロ ー プ 捕 り 合 戦 の 発 展 型 。2
つ の グ ル ー プ に 分 け 、 中 央 に ボ ー ル な ど を 置 き 、 合 図 で ボ ー ル 等 を 取 り に 行 く 。 ス タ ー ト の 際 の 姿 勢 が 正 座 、 長 座 、 う つ 伏 せ 、 仰 向 け と し た 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 、 分 化 能 力 、 連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 バ ラ ン ス 能 力 で あ る 。写 真 1 0 「 変 則 ス タ ー ト 」 の 様 子
- 14 - 1 1
回 目 : サ ー ク ル ウ ォ ー クク ラ ス 全 員 で
1
つ の 円 に な り 、 指 導 者 は 円 の 中 心 で 合 図 を 送 る 。合 図 で 後 ろ 歩 き 、片 足 跳 び(
前 後)
、両 足 跳 び(
前 後)
を 行 い 、 徐 々 に ス ピ ー ド を 上 げ て 行 う 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、 連 結 能 力 、バ ラ ン ス 能 力 、変 換 能 力 、リ ズ ム 能 力 で あ る 。写 真 1 1 「 サ ー ク ル ウ ォ ー ク 」 の 様 子
1 2
回 目 : 背 中 に タ ッ チ Ⅱ9
回 目 で は 、 互 い に 背 中 に タ ッ チ を し に い っ た 結 果 、2
人 と も 回 っ て し ま っ た 。 実 施 前 に 、 回 ら な い よ う と 指 示 し た 。 内 容 は8
回 目 と 同 じ で あ る 。写 真 1 2 「 背 中 に タ ッ チ Ⅱ 」 の 様 子
- 15 - 1 3
回 目 : フ ラ フ ー プ1
人1
つ フ ラ フ ー プ を 持 ち 、 ぶ つ か ら な い よ う に 距 離 を と る 。 フ ラ フ ー プ を 使 っ て 、 フ ラ フ ー プ 回 し 、 フ ラ フ ー プ 跳 び を 行 う 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、 連 結 能 力 、 バ ラ ン ス 能 力 、 リ ズ ム 能 力 で あ る 。写 真 1 3 「 フ ラ フ ー プ 」 の 様 子
1 4
回 目 : サ ー ク ル ウ ォ ー ク Ⅱ1 1
回 目 の 発 展 型 。前 回 の 動 き に 加 え 、ス キ ッ プ(
前 後)
、 サ イ ド ス テ ッ プ(
左 右)
か ら 半 回 転 ジ ャ ン プ 、1
回 転 ジ ャ ン プ を 行 っ た 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、連 結 能 力 、バ ラ ン ス 能 力 、 変 換 能 力 、 リ ズ ム 能 力 で あ る 。写 真 1 4 「 サ ー ク ル ウ ォ ー ク Ⅱ 」 の 様 子
- 16 - 1 5
回 目 : フ ラ フ ー プ く ぐ りフ ラ フ ー プ を 転 が し 、 そ の フ ラ フ ー プ を く ぐ る 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン 能 力 の 下 位 能 力 は 連 結 能 力 、 定 位 能 力 、 バ ラ ン ス 能 力 、 変 換 能 力 、 リ ズ ム 能 力 で あ る 。
写 真 1 5 「 フ ラ フ ー プ く ぐ り 」 の 様 子
1 6
回 目 : フ ラ フ ー プ で 探 検体 育 館 に 様 々 な 障 害 物 を 置 き 、 そ れ を フ ラ フ ー プ で 跳 び な が ら 障 害 物
(
跳 び 箱 、 マ ッ ト 、 コ ー ン)
に 挑 戦 し て い く 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、 連 結 能 力 、 変 換 能 力 、 リ ズ ム 能 力 で あ る 。写 真 1 6 「 フ ラ フ ー プ で 探 検 」 の 様 子
- 17 - 1 7
回 目 : 合 図 に あ わ せ て指 導 者 の 合 図 で
1
回 転 ジ ャ ン プ 、 床 へ タ ッ チ 、 右 ツ イ ス ト 、 左 ツ イ ス ト を 行 っ た 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、 連 結 能 力 、 反 応 能 力 、 バ ラ ン ス 能 力 、 変 換 能 力 で あ る 。写 真 1 7 「 合 図 に あ わ せ て 」 の 様 子
1 8
回 目 : み ん な で キ ッ ク5
~6
人1
組 で 手 を つ な ぎ 、そ の 手 を 離 さ ず 風 船 を 落 と さ な い よ う に 蹴 る(
足 以 外 も 可)
。 蹴 る 時 に 、 相 手 の 名 前 を 呼 び 、 呼 ば れ た 子 が 風 船 を と り に い く 。 主 に 向 上 す る と 考 え ら れ る コ ー デ ィ ネ ー シ ョ の 下 位 能 力 は 分 化 能 力 、 連 結 能 力 、 定 位 能 力 、 変 換 能 力 で あ る 。写 真 1 8 「 み ん な で キ ッ ク 」 の 様 子
- 18 - 4
. 内 省 調 査 及 び 分 析 方 法本 実 践 が 対 象 者 に と っ て ど の よ う に 捉 え ら れ た か を 明 ら か に す る た め 、 各 実 践 後 に 高 橋
( 2 0 0 3 )
の9
項 目 か ら な る 形 成 的 評 価 と 自 由 記 述(
資 料1 )
を 、 全1 8
回 実 践 終 了 後 に 本 実 践 に 対 す る ア ン ケ ー ト と 自 由 記 述(
資 料2 )
を 内 省 調 査 と し て 行 っ た 。形 成 的 評 価 は 「 は い 」 を
3
点 、「 ど ち ら で も な い 」 を2
点 、「 い い え 」 を1
点 と し て 得 点 化 し 、 各 項 目 ・ 次 元 、 及 び9
項 目 合 計 得 点 を 算 出 し 、 高 橋( 2 0 0 3 )
の 診 断 基 準 に 基 づ い て5
段 階 評 定 を 行 っ た 。ア ン ケ ー ト は
7
つ の 項 目 と し 、「 そ う 思 う 」「 ど ち ら と い え ば そ う 思 う 」「 ど ち ら と も い え な い 」「 ど ち ら か と い え ば そ う 思 わ な い 」「 そ う 思 わ な い 」 の5
つ の 選 択 肢 の 中 か ら 、 い ず れ か1
つ を 選 択 し て も ら い 、 回 答 率 を 算 出 し た 。自 由 記 述 は
K J
法 を 用 い て 分 析 を 行 っ た 。- 19 -
Ⅲ . 結 果 及 び 考 察
1
. 各 実 践 後 の 内 省 調 査( 1 )
ラ イ ン 鬼 ご っ こ表
2
に 全 児 童 の 形 成 的 評 価 の 平 均 点 及 び 診 断 基 準 に 基 づ い た5
段 階 評 定 を 示 し た 。 形 成 的 評 価 の 項 目 ご と の 評 定(
表2
, 図1 )
で は 、「 せ い い っ ぱ い の 運 動 」「 楽 し さ 体 験 」「 自 主 的 学 習 」 の
3
つ の 項 目 が 「4
」 で あ っ た 。「 感 動 体 験 」「 新 し い 発 見 」「 め あ て を も っ た 学 習 」「 な か よ く 学 習 」 の4
つ の 項 目 が 「3
」、「 技 能 の 伸 び 」「 協 力 的 学 習 」 の2
つ の 項 目 が 「2
」 で あ っ た 。 ま た 、 次 元 の 評 定(
表2
, 図2 )
で は 、「 意 欲 ・ 関 心 」「 学 び 方 」 の2
つ の 次 元 が 「4
」、「 成 果 」「 協 力 」「 総 合 評 価 」 の
3
つ の 次 元 が 「3
」 で あ っ た 。K J
法 を 用 い た 自 由 記 述 の 分 析(
図3 )
で は 、「 肯 定 」 的 な 記 述 が2 2
件 み ら れ 、 カ テ ゴ リ ー は6
つ あ っ た 。1
つ 目 は2
種 類 の 「 喜 び 」(
「 受 動 的 」3
件 、「 能 動 的 」2
件)
で あ り 、2
つ 目 は 初 め て の 運 動 体 験 で あ っ た 「 新 奇 性 」( 7
件)
、3
つ 目 は 「 夢 中 」( 1
件)
で あ っ た 。4
つ 目 は オ ニ と し て 捕 ま え る こ と が で き た 「 達 成 」( 2
件)
、5
つ 目 が も う 一 度 や り た い と い う 「 楽 し さ に よ る 欲 求 」( 4
件)
、6
つ 目 は 「 今 後 へ の 期 待 」( 3
件)
で あ っ た 。ま た 、「 思 考 」 の 記 述 が
1 4
件 み ら れ 、 カ テ ゴ リ ー は4
つ あ っ た 。1
つ 目 は 逃 げ る た め に 、 追 い か け る た め に 必 要 な 「 ジ ャ ン プ 力 ・ バ ラ ン ス 力 」( 5
件)
、2
つ 目 は 「 捕 ま え 方 、 逃 げ 方 」( 4
件)
で あ っ た 。3
、4
つ 目 は 「 工 夫 の 必 要 性 」( 3
件)
、「 気 づ き 」( 2
件)
で あ っ た 。 否 定 的 な 記 述 と し て は 、「 価 値 の 消 失 」( 1
件)
が み ら れ た 。次 に 「 ル ー ル に よ る 難 し さ 」
( 5
件)
、「 安 全 へ の 配 慮 」( 1
件)
、「 疲 労 感 」( 1
件)
の 記 述 が み ら れ た 。 そ の 他 と し て 、「 印 象 的 な 場 面 」( 2
件)
や 「 そ の 他 」( 1
件)
が あ っ た 。「 ラ イ ン 鬼 ご っ こ 」 の 「 総 合 評 価 」 は
5
段 階 の 「3
」 で あ り 、 決 し て 高 い 評 価 で は な か っ た 。 理 由 と し て は 、- 20 -
自 由 記 述 か ら 「 ラ イ ン の 上 だ け で 鬼 ゴ ッ コ を 行 う 」 と い う 「 ル ー ル に よ る 難 し さ 」 が あ っ た 点 、「 安 全 へ の 配 慮 」 が 足 り な か っ た 点 が 考 え ら れ る 。 こ れ ら の こ と か ら 、「 ラ イ ン の 上 だ け 」 と い う 点 に 抵 抗 を 感 じ る 子 ど も が い る こ と が 推 察 さ れ 、 こ の よ う な 子 ど も の 抵 抗 を 取 り 除 け る よ う な 順 序 立 て た 展 開 を 行 う 必 要 性 が あ る と 考 え ら れ る 。 次 に 、 子 ど も の 運 動 欲 求 の 充 足 度 を 評 価 す る 「 意 欲 ・ 関 心 」 で は 「
4
」 と 比 較 的 高 い 評 価 を 得 た 。 自 由 記 述 か ら 、「 喜 び 」「 新 奇 性 」「 夢 中 」「 楽 し さ に よ る 欲 求 」 の 肯 定 的 な 記 述 が み ら れ た こ と か ら 、「 ラ イ ン 鬼 ご っ こ 」は「 意 欲 ・ 関 心 」 を 高 め る も の で あ っ た と 考 え ら れ る 。 ま た 、「 学 び 方 」 も 「
4
」 と 比 較 的 高 い 評 価 を 得 た 。 自 由 記 述 か ら い く つ か の 「 思 考 」 の 記 述 が み ら れ た こ と か ら も 、「 ラ イ ン 鬼 ご っ こ 」 は 子 ど も た ち の 学 習 の 自 発 性 や 工 夫 ・ 考 え る と い っ た こ と を 促 す も の で あ っ た と 考 え ら れ る 。し か し 、「 成 果 」 は 「
3
」 と 決 し て 高 い 評 価 で は な く 、 自 由 記 述 に お い て も 「 達 成 」( 2
件)
と 多 く の 記 述 は み ら れ な か っ た 。「 協 力 」 に お い て も 「3
」 と 決 し て 高 い 評 価 で は な く 、 自 由 記 述 に お い て も み ら れ な か っ た 。 こ れ は 「 ラ イ ン 鬼 ご っ こ 」 が 競 争 的 な 要 因 を 含 ん で い る こ と で 、 個 々 で の 活 動 が 主 と な っ た こ と が 理 由 と し て 考 え ら れ る 。以 上 の こ と か ら 、「 ラ イ ン 鬼 ご っ こ 」 は 展 開 の 方 法 と し て 課 題 を 残 し た 。 し か し 、 即 時 的 な 成 果 を 得 る こ と は 少 な か っ た が 、 子 ど も た ち の 意 欲 ・ 関 心 を 高 め る も の で あ り 、 ま た 学 習 の 自 発 性 や 工 夫 ・ 考 え る と い っ た こ と を 促 す 内 容 で あ っ た と 言 え る 。
- 21 -
表 2 児 童 に よ る 形 成 的 評 価 ( ラ イ ン 鬼 ご っ こ )
図 1 形 成 的 評 価 の 項 目 の 結 果 ( ラ イ ン 鬼 ご っ こ )
図 2 形 成 的 評 価 の 次 元 の 結 果 ( ラ イ ン 鬼 ご っ こ )
成果 感動体験 技能の伸び 新しい発見 次元の評定
平均 2.00 2.17 2.58 2.25
評定 3 2 3 3
意欲・ 関心 せいいっぱいの運動 楽しさの体験 次元の評定
平均 2.89 2.97 2.93
評定 4 4 4
学び方 自主的学習 めあてをもった学習 次元の評定
平均 2.72 2.61 2.67
評定 4 3 4
協力 なかよく学習 協力的学習 次元の評定
平均 2.58 2.19 2.39
評定 3 2 3
平均 評定
総合評定( 総平均)
2.52 3
- 22 -
図 3 K J 法 に よ る 自 由 記 述 の 分 析 ( ラ イ ン 鬼 ご っ こ )
つかれた。
疲労感 その他
運動をとくいになりたい!
みんながまだ逃げている人をいっせいにつかまえに 行ってのが印象に残っている。
鬼ごっこの時ローリングしてよけたけど、他のオニに 捕まったこと。
印象的な場面
たまにラインからそれてしまうこともあった。
ラインの上で走るのがむずかしい。
うしろがみえない。
ラインの上というのが走りにくくてむずかしかった。
ルールによる難しさ
ラインの上だと、友達と道が重なったりして、少しせま いので逃げにくかった。
安全への配慮
狭いと危ない。
自分から進んで運動ができて楽しかった。
おにになっておいかけるのが楽しかった。
能動的
10分の間で、鬼ごっこができて楽しかった。
いままで初めて朝の8時30分~8時40分でやってすごく 楽しかった。
朝から楽しく運動できてよかった。
受動的 喜び
新奇性
ライン上でおにごっこをするということは今までにない運 動だから、とてもおもしろかった(鬼も逃げる方も!また やりたい!)
ラインの上だけしか歩けなかったから最後は捕まってし まったけど、すごく楽しくて汗をかきました。
ラインの上しかにげちゃいけないおにごっこで、行動範 囲が狭まって、むずかしかったけれど楽しかった。
線だけで鬼ごっこをすると、動ける範囲が決まっている から、動きづらかったけど、楽しかったです。
いっぱいおにがまわりにいてとても逃げにくかったけど 楽しかった。
ラインしか通ってはいけないという課題がおもしろかった。
はみでてしまったりしてしまったけれど楽しかった。
5人も捕まえることができてよかった(2回目)
線の上の鬼ごっこで何人かタッチできてうれしかった。
達成
オニごっこをもっとやり たかった。
もっとやり たかった。
またやり たいです。 またやり たいです。
楽しさによる欲求
違う 運動もやってみたい。
五月中に運動を いっ ぱいできること がう れし かった。
これがつづくのがう れし いです。
今後への期待
おにがどこからくるのかわからないのでドキドキ感があっ て楽し かった。
夢中 肯定
ラインの上だけの鬼ごっこは、むずかしくて、ジャンプ 等が必要だったからおもしろかったです。
びょんびょんとんでバランスもうまい事いっとったけど、
いつもすぐつかまった。
オニゴッコをすると、とてもバランス力が付くので、良 いと思いました。
逃げる時勢いで線から跳び出てしまったので、ジャン プ力を上げて、ルートを見つけながら線から線へ跳び 移れるようにする(目標)
ラインだけだとジャンプ力や走りも良くなるから良かった。
ジャンプ力・バランス力
ラインの上を走って逃げないといけないので、1つのラ インから違うラインへ行く工夫が大切だと思った。
限られた行動範囲なので、逃げる以外に、よけたり、か わしたり、というのが大切かなあと感じました。
ラインの上だけでにげるのは、よく目でみないとできな いし、すぐタッチされたから、もうちょっと工夫したらいい と思う。
工夫の必要性
はしっこにいると、はさみうちをされて、ぜったいつか まってしまうことがわかった。
分かったことで、にげていると、おには協力してつかま えようとするのか、ある所にしかあつまらないのでそ の集まりの遠くにいたら、あまりつかまらなかった。
線の上だけで鬼ごっこをすると行動範囲が狭くなるの で、はさみうちがしやすかった。
ラインがとてもむずかしくて、うまくできなかったけど、
はしのラインは、直線が長いので、そこで逃げるとうま くできるとわかった。
捕まえ方・逃げ方
気づき
これから範囲が増えたら、道が広くなって逃げやすくなる と思う。
朝に運動すると気持ちいいということ、疲れるこということ が分かりました。
思考
せんオニ ごっこより、ふつう のオニ ごっこのほう がいい と思 った 。
価値の消失
- 23 -
( 2 )
ム カ デ表
3
に 全 児 童 の 形 成 的 評 価 の 平 均 点 及 び 診 断 基 準 に 基 づ い た5
段 階 評 定 を 示 し た 。 形 成 的 評 価 の 項 目 ご と の 評 定(
表3
, 図4 )
で は 、「 せ い い っ ぱ い の 運 動 」「 楽 し さ 体 験 」「 自 主 的 学 習 」 の
3
つ の 項 目 が 「4
」、「 感 動 体 験 」「 技 能 の 伸 び 」「 新 し い 発 見 」「 め あ て を も っ た 学 習 」「 な か よ く 学 習 」「 協 力 的 学 習 」 の6
つ の 項 目 が 「3
」 で あ っ た 。 ま た 、 次 元 の 評 定(
表3
, 図5 )
で は 、「 意 欲 ・ 関 心 」「 学 び 方 」 の2
つ の 次 元 が 「4
」、「 成 果 」「 協 力 」「 総 合 評 価 」 の3
つ の 次 元 が 「3
」 で あ っ た 。 項 目 ご と 、 次 元 の 評 定 に お い て 「2
」 は な か っ た 。K J
法 を 用 い た 自 由 記 述 の 分 析(
図6 )
で は 、「 肯 定 」 的 な 記 述 が1 9
件 み ら れ 、 カ テ ゴ リ ー は6
つ あ っ た 。1
つ 目 は 「 楽 し さ 」( 2
件)
、2
つ 目 は 「 内 容 の 楽 し さ 」( 2
件)
で あ っ た 。3
つ 目 は 、「 夢 中 」( 8
件)
、4
つ 目 は 上 手 く 出 来 た こ と に よ る「 達 成 」( 2
件)
、5
つ 目 は も っ と こ う し た い 、 こ う な り た い と い う 思 い に よ る 「 上 達 へ の 欲 求 」( 3
件)
、6
つ 目 が も う 一 度 し た い と い う 思 い に よ る 「 楽 し さ か ら く る 欲 求 」( 2
件)
で あ っ た 。ま た 、「 思 考 」 の 記 述 が
8
件 み ら れ 、 カ テ ゴ リ ー は4
つ あ っ た 。1 つ 目 は み ん な と 息 を 合 わ せ る 必 要 が あ る「 同 調 」( 2
件)
、2
つ 目 は 鬼 や 前 の 人 が ど の よ う に 動 く の か「 予 測 の 必 要 」( 3
件)
、3
・4
つ 目 が 後 ろ の 子 を 守 る た め の 「 リ ズ ム 」( 1
件)
、「 チ ー ム ワ ー ク 」( 2
件)
で あ っ た 。次 に 「 内 容 の 難 し さ 」 の 記 述 が
7
件 み ら れ 、 カ テ ゴ リ ー は2
つ あ っ た 。1
つ 目 は 「 オ ニ の 立 場 」( 4
件)
、2
つ 目 は 「 逃 げ る 立 場 」( 3
件)
で あ っ た 。「 そ の 他 」 に 関 し て は4
件 の 記 述 が み ら れ た 。「 ム カ デ 」 の 総 合 評 価 は
5
段 階 の 「3
」 で あ り 、 決 し て 高 い 評 価 で は な か っ た 。 そ の 理 由 と し て は 、 自 由 記 述 か ら 逃 げ る 立 場 は 容 易 で あ っ た が 、 鬼 の 立 場 と し て は 難 し か っ た こ と が 推 察 さ れ た 。 こ の こ と か ら 、 逃 げ る 立 場- 24 -
と 鬼 の 立 場 で 難 易 度 が 大 き く 異 な る こ と が 考 え ら れ 、 総 合 評 価 に 影 響 し た の で は な い か と 考 え ら れ る 。 次 に 、 子 ど も の 運 動 欲 求 の 充 足 度 を 評 価 す る 「 意 欲 ・ 関 心 」 で は
「
4
」 と 比 較 的 高 い 評 価 を 得 た 。 自 由 記 述 か ら 、「 楽 し さ 」「 夢 中 」「 内 容 の 楽 し さ 」「 上 達 へ の 欲 求 」「 楽 し さ に よ る 欲 求 」 の 肯 定 的 な 記 述 が み ら れ た こ と か ら 、「 ム カ デ 」 は
「 意 欲 ・ 関 心 」 を 高 め る も の で あ っ た と 考 え ら れ る 。 ま た 、「 学 び 方 」 も 「
4
」 と 比 較 的 高 い 評 価 を 得 た 。 自 由 記 述 か ら い く つ か の 「 思 考 」 の 記 述 が み ら れ た こ と か ら も 、「 ム カ デ 」 は 子 ど も た ち の 学 習 の 自 発 性 や 工 夫 ・ 考 え る と い っ た こ と を 促 す も の で あ っ た と 考 え ら れ る 。し か し 、
「 成 果 」 は 「
3
」 と 決 し て 高 い 評 価 で は な か っ た 。 自 由 記 述 に お い て 「 達 成 」( 2
件)
と 多 く の 記 述 は み ら れ ず 、 ま た 鬼 の 立 場 か ら の 「 肯 定 」「 思 考 」 で 記 述 が 少 な か っ た こ と か ら 、 特 に 鬼 の 立 場 に 難 し い と 感 じ た 子 ど も も 多 か っ た こ と が 要 因 で は な い か と 考 え ら れ る 。「 協 力 」 に お い て も 「3
」 と 決 し て 高 い 評 価 で は な か っ た 。以 上 の こ と か ら 、「 ム カ デ 」 は 鬼 の 立 場 と し て 難 し さ と い う 点 で 工 夫 の 必 要 性 が 考 え ら れ た 。 し か し 、 成 果 を 得 る こ と は 少 な か っ た が 、 子 ど も た ち の 意 欲 ・ 関 心 を 高 め る も の で あ り 、 ま た 学 習 の 自 発 性 や 工 夫 ・ 考 え る と い っ た こ と を 促 す も の で あ っ た と 言 え る 。
- 25 -
表 3 児 童 に よ る 形 成 的 評 価 ( ム カ デ )
図 4 形 成 的 評 価 の 項 目 の 結 果 ( ム カ デ )
図 5 形 成 的 評 価 の 次 元 の 結 果 ( ム カ デ )
成果 感動体験 技能の伸び 新しい発見 次元の評定
平均 2.11 2.31 2.43 2.29
評定 3 3 3 3
意欲・ 関心 せいいっぱいの運動 楽しさの体験 次元の評定
平均 2.91 2.86 2.89
評定 4 4 4
学び方 自主的学習 めあてをもった学習 次元の評定
平均 2.71 2.49 2.6
評定 4 3 4
協力 なかよく学習 協力的学習 次元の評定
平均 2.57 2.29 2.43
評定 3 3 3
平均 評定
総合評定( 総平均)
2.53 3