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体育科における学習管理の研究IV
1 指導の形態運営に関する一考察 {剰
体育研究室 大 西 国 男 付属中学校 吉 村 磨 古 刀
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1 Asurvey on forms and management of training(4)
This takes up some aspects in the project−method of a learning system.
〈a)aspects of an individual demand and reflection
(b) aspects of group activities(cohesiveness)
(c) aspects of right observation and recognition in daily life
Each of these aspects is settled not by intelligence, but by practice itself,
that is, it must be learnt as activity for settling the problems.
The purpose of this article is to consider learning−system by surveying and observing classes through the items above.
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一 緒 言
実際生活の問題点(生活の具体的な問題点)の解決を中心とする「生活学習」単元と系 統的な知識や経験の学習に重点をもつ「系統学習」単元を学習形態の立場で別々に考える ことはあるが,問題解決学習としての生活学習と系統的発展的な系統学習が相対するもの であるかどうかは問題をもつであろう。
体育学習は実践活動の場で行われる教科であるから,一般的には知識の学習に専念する
「知識学習」よりも実際的な活動中心の学習に専念する「経験学習」をもって「生活学習
」とする考え方ができるであろう。
健康な生活に導くためにある保健体育科であり,社会生活の実際を提供する機会を多く 持ち,児童生徒の生活と最も直接に関連せざるを得ないものである。
「学校は教科の学習以外に,小学校においてはクラブ活動や児童会などの時間を設け,
中学校においては特別教育活動の時間を設け,児童生徒に個人的,社会的さまざまな経験 を豊にする機会を提供する必要がある」云々と述べている。 (学習指導要領,一般篇・文 部省)
そこで「教科時学習」と「教科外学習」の2つの立場で考える時※いずれも生活中心の 学習というに外ならないのである。 @ 鞠
然し,教科時学習の体系内では生活学習の立場も「実践的系統的学習」を取り入れるこ とがより多くなると考えられ,教科時外の学習体系内では,いわゆる狡義の立場で「教科 のわく外における生活学習」の考え方ができる。
生活学習は,生活中心の学習であるという。然しこの抽象的な言葉のもつ概念は(i)現 在の生活に十分適応すること② 将来の生活をよりよくするための基礎を養うものである
ということになろう。
※ 各教科は独特の経験組織をもって,児童生徒の生活経験を通して将来の生活を改善することに よって教育の目的を果している。(学習指導要領,一般篇)
二 研 究 課題
生活学習が,現在の生活によく順応し将来の生活を好ましいものにする(将来の上活に 役立つ)ために,次のような課題を提示して研究することもできるであろう。
(1)現実生活の「要求,反省」の面で活動や環境の改善(刺戟,反応,指導,計画)に 求めるもの
②望ましい姿や望ましい行動の如く,生活形式の習慣化を問題として現実生活の積極 的な問題解決過程とするもの※
{3)将来の生活に好ましいものであるか否かを児童生徒の問題意識として正しい解決が できる方向に認識を喚起し,生活の問題とするもの※※
以上の点にたって,児童生徒のもつ問題意識の程度,知識経験の巾の広さを中心として 調査観察し,活動内容を児童生徒のもつ要求に結びつけて積極的に活動に参加できるよう にすぺきである。
生活学習の主眼は,児童生徒の要求に根ざすものが自主的な生活活動として実践される
ことを特に重視すべきであると思うからである。
大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 IV 147
※ 実際面において「望ましいもの」「望ましくないもの」「望ましい行動,習慣」「望ましくな い行動,習慣」などに対する問題意識がモチーフとなって,児童生徒の学習活動の基底となってい ると考えるからである。
※※ 現実的なもの,非現実的なものとして現れ,あるいは具体的なもの,抽象的なものの立場に おいて現われるだろうが,この問題がいかに認知されるのか,また実際活動の基調をなしているも のが,現在,未来において「望ましい姿や習慣」の現実性をもつか,現実の可能性があるかという 方向に行動され,問題の観察が行われるからである。
三 研究のねらい
生活学習においては 1)個人的要求や反省の面 2) グループ活動の面
3)生活(現在及び将来を意識する)の正しい観察とこれに対する認知の面
以上の面が知的な解決だけに止らず,実践を要求しながら問題解決活動として学習され るものである。本研究では,前掲の各項に従って学級の調査,観察を行い学習形態に関す る吟味を試みようとしている。そしてその実態から計画や指導方法や管理などの面でどの
ように取り上げるかという点にある。
四 研究の経過・検討
調査は,昭和33年10月14日茨城大学附属中学校生徒のうち300名に調査用紙を配布し,
該当する項目に対して○をする方法によった。
無記名とし,調査の趣旨をよく説明し,逐条読み進めて○をするようにした。調査は吉 村が行い,結果の集計は吉村・高倉が当り,考察を試みた。
〔調査の対象〕
茨城大学附属中学校300名を対象として実施した。 (1年男女・各50名 2年男女・各 50名 3年男女・各50名)
1 個人的要求や反省の面
〔調査内容〕
問(1) あなた達は,身体運動に対して現在欲しているものはどんな事柄か,4つの項目 からそれぞれ2つずつ(なるべく2つずつ選ぶようにする)選んで○をする。
a 体格の面
L もっと背が高くなりたい 2・ もっと太りたい
3. もっとがっちりした体になりたい
4. もっとスマートになりたい 5. もう少しやせたい
b 心理的な面
1.内にこもった気持をはき出したい 2.美しいもの(形や動き)へのあこがれ 3. 冒険・征服感をあじわいたい
4. いろいろの事柄を経験したい
5. いろいろの話題(スポーツその他)がほしい C 能力・技術の面
1. もっと強くなりたい 2.友達よりはやく走りたい
3.逆上り(ダンス)ができるようになりたい 4・技術が上手になりたい
5.普通に友達ぐらい上手になりたい
d 社会的の面
L 多くの仲間と遊びたい
2. リーダーやキャプテンになりたい 3.他人の手をかりないでやりたい
表 1 個人的要求希望反省の面の傾向(男)
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