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体育研究室 大  西  国  男 付属中学校 吉  村  磨 古 刀

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(1)

145

体育科における学習管理の研究IV

1 指導の形態運営に関する一考察 {剰

体育研究室 大  西  国  男 付属中学校 吉  村  磨 古 刀

〃   〃 高  倉  知  義

   噛

T佃dy on Leorning−Mαnugemen, in A Phy5icol

匿docα曽ion  】[V

勿K O忽s乃ゴ,ルf.yOs雇甥%塀, T.距々αん%7α

1 Asurvey on forms and management of training(4)

This takes up some aspects in the project−method of a learning system.

〈a)aspects of an individual demand and reflection

(b) aspects of group activities(cohesiveness)

(c) aspects of right observation and recognition in daily life

Each of these aspects is settled not by intelligence, but by practice itself,

that is, it must be learnt as activity for settling the problems.

The purpose of this article is to consider learning−system by surveying and observing classes through the items above.

乃α7αんづσ%勿θ7Sゴ砂,価 0,ノ砂απ Oo 30. 1958

一 緒   言

実際生活の問題点(生活の具体的な問題点)の解決を中心とする「生活学習」単元と系 統的な知識や経験の学習に重点をもつ「系統学習」単元を学習形態の立場で別々に考える ことはあるが,問題解決学習としての生活学習と系統的発展的な系統学習が相対するもの であるかどうかは問題をもつであろう。

体育学習は実践活動の場で行われる教科であるから,一般的には知識の学習に専念する

「知識学習」よりも実際的な活動中心の学習に専念する「経験学習」をもって「生活学習

(2)

」とする考え方ができるであろう。

健康な生活に導くためにある保健体育科であり,社会生活の実際を提供する機会を多く 持ち,児童生徒の生活と最も直接に関連せざるを得ないものである。

「学校は教科の学習以外に,小学校においてはクラブ活動や児童会などの時間を設け,

中学校においては特別教育活動の時間を設け,児童生徒に個人的,社会的さまざまな経験 を豊にする機会を提供する必要がある」云々と述べている。 (学習指導要領,一般篇・文 部省)

そこで「教科時学習」と「教科外学習」の2つの立場で考える時※いずれも生活中心の 学習というに外ならないのである。 @      鞠

然し,教科時学習の体系内では生活学習の立場も「実践的系統的学習」を取り入れるこ とがより多くなると考えられ,教科時外の学習体系内では,いわゆる狡義の立場で「教科 のわく外における生活学習」の考え方ができる。

生活学習は,生活中心の学習であるという。然しこの抽象的な言葉のもつ概念は(i)現 在の生活に十分適応すること② 将来の生活をよりよくするための基礎を養うものである

ということになろう。

※ 各教科は独特の経験組織をもって,児童生徒の生活経験を通して将来の生活を改善することに よって教育の目的を果している。(学習指導要領,一般篇)

二 研 究 課題

生活学習が,現在の生活によく順応し将来の生活を好ましいものにする(将来の上活に 役立つ)ために,次のような課題を提示して研究することもできるであろう。

(1)現実生活の「要求,反省」の面で活動や環境の改善(刺戟,反応,指導,計画)に 求めるもの

②望ましい姿や望ましい行動の如く,生活形式の習慣化を問題として現実生活の積極 的な問題解決過程とするもの※

{3)将来の生活に好ましいものであるか否かを児童生徒の問題意識として正しい解決が できる方向に認識を喚起し,生活の問題とするもの※※

以上の点にたって,児童生徒のもつ問題意識の程度,知識経験の巾の広さを中心として 調査観察し,活動内容を児童生徒のもつ要求に結びつけて積極的に活動に参加できるよう にすぺきである。

生活学習の主眼は,児童生徒の要求に根ざすものが自主的な生活活動として実践される

ことを特に重視すべきであると思うからである。

(3)

大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 IV        147

※ 実際面において「望ましいもの」「望ましくないもの」「望ましい行動,習慣」「望ましくな い行動,習慣」などに対する問題意識がモチーフとなって,児童生徒の学習活動の基底となってい ると考えるからである。

※※ 現実的なもの,非現実的なものとして現れ,あるいは具体的なもの,抽象的なものの立場に おいて現われるだろうが,この問題がいかに認知されるのか,また実際活動の基調をなしているも のが,現在,未来において「望ましい姿や習慣」の現実性をもつか,現実の可能性があるかという 方向に行動され,問題の観察が行われるからである。

三 研究のねらい

生活学習においては 1)個人的要求や反省の面 2) グループ活動の面

3)生活(現在及び将来を意識する)の正しい観察とこれに対する認知の面

以上の面が知的な解決だけに止らず,実践を要求しながら問題解決活動として学習され るものである。本研究では,前掲の各項に従って学級の調査,観察を行い学習形態に関す る吟味を試みようとしている。そしてその実態から計画や指導方法や管理などの面でどの

ように取り上げるかという点にある。

四 研究の経過・検討

調査は,昭和33年10月14日茨城大学附属中学校生徒のうち300名に調査用紙を配布し,

該当する項目に対して○をする方法によった。

無記名とし,調査の趣旨をよく説明し,逐条読み進めて○をするようにした。調査は吉 村が行い,結果の集計は吉村・高倉が当り,考察を試みた。

〔調査の対象〕

茨城大学附属中学校300名を対象として実施した。 (1年男女・各50名 2年男女・各 50名 3年男女・各50名)

1 個人的要求や反省の面

〔調査内容〕

問(1) あなた達は,身体運動に対して現在欲しているものはどんな事柄か,4つの項目 からそれぞれ2つずつ(なるべく2つずつ選ぶようにする)選んで○をする。

a 体格の面

L もっと背が高くなりたい 2・ もっと太りたい

3. もっとがっちりした体になりたい

(4)

4. もっとスマートになりたい 5. もう少しやせたい

b 心理的な面

1.内にこもった気持をはき出したい 2.美しいもの(形や動き)へのあこがれ 3. 冒険・征服感をあじわいたい

4. いろいろの事柄を経験したい

5. いろいろの話題(スポーツその他)がほしい C 能力・技術の面

1. もっと強くなりたい 2.友達よりはやく走りたい

3.逆上り(ダンス)ができるようになりたい 4・技術が上手になりたい

5.普通に友達ぐらい上手になりたい

d 社会的の面

L 多くの仲間と遊びたい

2. リーダーやキャプテンになりたい 3.他人の手をかりないでやりたい

表 1 個人的要求希望反省の面の傾向(男)

1

学年1希望面1体格面i心理面陣か技剣社会性

1 ⑳ 10 ⑳ }  ⑳

2 15 9 16         9

1 3 ⑭ ⑭ 11  } S

4 6 ⑳ ⑪ ⑳

5 2 17 16 10

1 ⑳  1  11 ⑳ 1

2 12        12 13 6

2 3 ⑪ i ⑳

正0

16

4 5 1   ⑳

5 1 7 10 15

11 15 17

2 7 8 i6 3

3 ⑫ ⑳ 9 19

1 4 1 ⑳ ⑳ ⑳

[ 5 1  1  11 10 4

(5)

大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 W         149 4. いろいろのスポーツに参加したい

5.選手となって名声をあげたい

問(2)私達の生活で自分が体育運動をすることによって起るいろいろの事柄(希望,反 省,楽しみ,苦しみ,困った問題,友人,先生,父兄との関係など体育的活動に関 連する一切のことがら)をできるだけ多く掲げて,反省や意見をのべてみなさい。

〔結果の整理〕

表 2  個人的要求希望反省の面の傾向(女)

学飼希望面1体格司心理面陵力・技育巨障会性

1 ⑳ 13  1   5 19

2 9 10 13 5

1 3 ⑳ ⑳ 9 ⑳

4 8 ⑳ ⑳ ⑳

5 8 10 14 5

1 ⑳ ⑳ 2  1  ⑳

2 7 7

13  i   l   l

2 3 8 ⑲ g l  ⑳

4 17 17 ⑳ ⑳

5 10 10 12 8

1 ⑯ ⑳ 3 ⑳

2 10 10 11 1

3 3 IO 17 9 ⑳

一一一 一一一

4 10 ⑳ ⑳ 16

i 5「 1。 10 18 8   1

検 討 1

体格面の希望をみると男子では各学年とも「もっとがっちりした体になりたい」を第一一 に「もっと背が高くなりたい」を第二に選択している。これは,年令的にいっても,男ら しさにみ力をもち,社会的にも一般に要求されている長身者の理想を求めている。また女 子では「もっと背が高くなりたい」希望が学年を追って圧倒的に多くなっている点を注目

しなければならない。

心理面では,「冒険,征服感をあじわいたい」次いで「いろいろの事柄を経験したい」

が各学年男子の共通した希望である。

理論的には,新聞,ラジオ,テレビ等の普及によって多く得ることができるが経験度の 低い点は彼等を満足させるまでにいたっていない点がうかがわれる。理論よりも,活動し たいはりきった気持が旺盛である。

女子では,経験を第一にあげている。1年生は,小学校から進んで中学校の教材内容(

(6)

競技種目等)変化にも刺げきされて希望の面としてクローズアップされている。次に冒険 征服感があげられているが,L級生になるにつれて少なくなり,内向的面がのびているの が目立ってくる。

能力,技術の面では,男子で「技術の上達と強くなりたい」が多く・高度なものを要求 している点がうかがわれる。

女子では,せめて友達位に技術が上手になりたい。(特に個人差のはっきりするのは)

社会的面の要求をみると,いろいろのスポーツに参加したい,特に女子では,自主的に 活動したい意欲がうかがわれる。また特徴として高学年に進むにつれて,多くの仲間と遊 びたいと希望している。これは,友達の範囲がきめられてさている点。それぞれ特技(美 術とか音楽等)をもつようになる関係も影響しているのではないか。多くの仲間と遊びた いが時間に制約があるのでのびのびとできないこともある。(放課后活動の時間が日程上 少ない)

検 討 2

全員高校進学希望という特殊な環境にあるので・生徒の掲げた項目は一方に偏している 結果となったが,生徒達はどんなことを考えそして望んでいるか大要はつかめたと思う。

全体的に運動に対する関心と熱意の高い点は,尊重し,大いにのばしてやらなければな らない。総体的に体力に欠けている点,家庭環境,通学関係にもあると思うが,汽車,バ ス,自転車通学が大半をしめているため,野みちをかけめぐるような体力が身についてい ない。それで体育活動後の疲労がこたえ学習との両立に苦しむ結果になる。

しかし運動部員として活躍している生徒は体力,気力もでき相当にこくふくしている。

例えば,「運動をしていると楽しくて時のたつのも忘れてしまうくらいだ。そのかわり家 に帰ったらしっかり勉強するようにしているので能率があがる」とのぺている。その反面

「運動部に入って活動したいが父兄からとめられる」「運動をして帰るとつかれて何もで きなくなる」と体力の弱さを示している。

一概には云えないけれども(部員をのぞき)運動不足は,一般的にいえる現象である。

特に疲れるといっている生徒は,一週一回のクラブ活動のときを指している点。今後大い に研究しなければならない課題であり,生徒の運動をしたい希望を伸ばしてやらなければ ならない。

300人調査中の主なるものを挙げて参考としたい。 (比較的多い順に)

1.週三時間の体育は少なくもっと多くしてほしい。

2.運動部(クラブ含む)に入って活動したいが学習が気にかかって入れない。

(7)

大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 W         聡饗 3・高校入試のことを考えると運動を活綴にすることができない。

4.運動神経がにぶいのでこまる。

5.運動と他の特技(美術,音楽等)が両立できないのが残念である。

6.運動をして帰った日の方が気持がよい。

7. 自分に適した運動種目をみつけておもいきって活動したい。

8. リレーのときぬかれると意見をいわれる。 (1年)

9.短時間で体のためになるような運動をしたい。

1α いやなことがあった時に運動をして帰ると気持が晴々して能率が上る。

ユ1・巧緻性を必要とする種目をいかに上達させるべきか。

12.頭がよくなれば運動部に入ってもよいと父兄からいわれる。

13 もっと勇気をもって各運動種目をやりたい。

14.汽車通のためおそくなるので十分運動できない。

15. 放課後先生方と一緒に運動場で遊びたい。

16. 自分はあまり活澄でないので父兄から,運動部に入って活動するようにすすめられ

る。

17.施設,設備を十分にしてほしい。

ユ8.体育の時間見学すると皆にいやなことをいわれる。

19.練習の苦しみをもっと味わいたい。

20.個人的に先生と話し合う機会をもちたい。

21.運動部の上級生はもっと親切にしてほしい。

22・背が低いのでバスケット部に入っている。今後うんとやりたい。

23.運動をして帰ると食欲が出る。

24.運動をして帰ると夜ぐっすりねむれてよい。

25.私は運動はすきであるが友人にへただといわれるのがいやで運動がきらいになりそ うだ,どうしたらよいか。

26.運動部員として活躍したいが体が弱いので困る。

27.技術の向上よりも楽しければよい。

等である。運動がきらいでいやだと云う生徒はほとんどないので一般生徒の体育活動に 参加する機会と場所,用具を研究して体力の増強と健i康生活の習慣をつけることに今后努

カしなければならない。

正課体育の時間のはじめ,本校では各自のペースでグランド3周(600m)走る習慣を

(8)

つけている。人いに役立っているように考えられる。また施設を数多く与え,日々の生活 にとり入れ,習慣化をはかるぺきである。

2 グループ活動の面

(グループ成員の集団凝集性及び成員の態度に対する生徒の欲望の調査)

〔調査内容〕

間(1) 次の各問に対して5名を解答し,問(2)次の調査項目(態度の調査項口)につい て5項目以内を選択して0で記入しなさい。

A希望面の質問

a。体育の授業の時一しょのグループになりたい人の姓名

。その人のどこがよくて一しょのグループになりたいのですか

b。社会科のグループ研究や,理科の実験の時一しょのグループになりたい人の姓名

。その人のどこがよくて一しょのグループになりたいのですか c。親しく交わっている友達の姓名

。その人のどこがよくて親しく交わっているのですか

B拒否面の質問

a。体育の授業時一しょのグループになりたくない人の姓名

。その人のどこが悪くて一しょのグループになりたくないのですか

b。社会科のグループ研究や,理科の実験の時一しょのグループになりたくない人の 姓名

。その人のどこがわるくて一しょのグループになりたくないのですか C。友達として交わりたくない人の姓名

。その人のどこがわるくて交わりたくないのですか

C 態度の項目(希望面の態度の選択・拒否面の態度の選択,それぞれ30項)について は,この部分の発表が次号に予定されたので省略する。

3 生活(現在及び將来を慧識する)の正しい観察と,これに対する認知の面

(問題意識・一望ましい行動と望ましくない習慣の反省におこるずれ…を発堀して生 徒の生活経験を観察する)

〔調査内容〕

次の各問に対して,友人や自分の行動から選択して5項目以内を○で記入しなさい。

問(1) どのようにしたら体育活動を「楽しく」行うことができるか

(9)

大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 W         153 L 協力するため進んで意見をのべる   2. 自分の事ばかり主張しないで互に他人 3. 自分の意見を進んで先生に相談する   の事を考える

5。 自分でよい方法を考え出そうとする   4. わからない時はすぐにたずねる 7.問題は皆で協力して解決する     6.正しいと思ったら直に実行する 9.正しいと思ったら気楽に意見をいう   8.友達の意見をよくきく

10.先生がいなくてもよく学習できる

1.先生や友人によろこばれるよう気にか  2.先生や友人には気にしないで行動する まて行動する      4. 自分の不得意をなおすように努力する 3.なんでも先生や友人をたよりにしてお  6. 自分のすきな運動だけ熱心にする

ればよい      8. 自分の思った通りを活発に活動する 5.友達にわるくいわれないように気にか 10・ 自分の知っているルールの範囲で活発

ける       に活動する 7. 自分の技能の程度を知って努力する

9.正しいと思ったら気楽に意見をいう       々

P. 自分でよい方法を考えながら余暇利用  2・順序よく事をすませて自由時間を多く をする      する

3.ゆっくり学習して後,できれば運動す  4.早く事をかたずけて後,運動する る       6.暇をつくる方法を考える

5.暇ができた時に自由に運動する    8.暇な時は自分の健康や技術のことを考 7.暇な時間を使うために運動計画をたて  えて運動する

る       10.暇をおしんで勉強する 9. 暇な時は学級や友達のために働く

1。 自分の事だけはしっかり行う     2. 自分の事がよくできれば友達はかまわ 3.友達の事をかまわず自分の役目だけ果   ない

す       4.互に技術の上達するよう励まし合う

5. 自分のチームのため互に努力する   6・ 自分の役目を果し友達の世話もする

7.友達の欠点を補って助け合う     8.皆で楽しくできるよう計画をたてる

9. よい練習法を考え出す        10・ 自分達で上手に練習できる

(10)

問(2) どのようにしたら「きまりのよい」体育活動ができるか。

1.すべて先生や学校のきまりに従う  2.先生や友達と相談しながら活動する 3.先生には絶対服従する       4.先生に相談された時,意見を出しにくい 5. 自分の意志に従って活動する    6. 自分達の意見をあまり出さない方がよい 7.仲のよい友達とは自由に運動できる  8・ 正しいと思ったら進んで意見をのべて実 9.迷わず判断に従った活動をする    行する

10.友達が主張するからがまんして活動する

1.他のグループに負けないようにお互  2・ 自分達のグループのため皆で努力する に競争する       4 自分の役目を果してから友達の世話をす 3。 リーダーにはよく従う        る

5. 自分勝手に思い思いの行動をしない  6. 目的を自覚して運動する 7.チームのためだから参加する    8・授業であれば参加する 9.友達や先生に注意されて参加する  10. 自分で進んで運動に参加する

       」

P. きめられた約束によく従う     2.みつからなくても不正をしない 3. 自分(チーム)のためなら他人(チ  4・友達の人格はよく尊重する

一ム)の迷惑はしかたない      6.強いから上手だからといって勝手な行動 5.他のチーム(グループ)を尊重する   するのはよくない

7.友達を悪くいったりのけものにしな  8.動作は活発にいきいきとする

い      10.弱い人や下手な人の運動などをわらった 9.意味がよくわかっていて行動する    りからかったりしない

1.みんなで相談しながら運動する   2. お互に技術が上達するよう励ましあう 3.キャプテンを中心によく協力する  4.話し合いでキャプテンを決める 5. 自分勝手な行動をつつしむ     6.話し合いできめた事や規則を守る 7.いたずらな人がいて面白くないとき  8.嫌いな人でも協力して一しょに運動でき

は注意してやる      る

9.他人(友達)に迷惑のかからぬよう 10.他人(友達)のいうこともよくきいてや 気をつける       るようにする

〔結果の整理〕

(11)

大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 1V        155

・表 3  生活場面の認知(A)に対する傾向 a 構造の傾向

学年1性112}34[5i61781911・

男「241酬16i25「18睡1271⑰1181⑳ 女122隣116i⑱1171121釧⑱17}⑳

2 男1241倒21127112128i281⑳[111⑳ 女1231⑳11212816127i釧⑳1111⑳

3i 男}181⑳116i2gi1513・函[⑫{14i25 1 女1271刷gl2・1131171⑳1⑭i1引21

b 構造の傾向

学年1性11i213{4151617819【1・

1i 男 3114{・111i12陣釧⑭141141 女」・112i・1514「⑯⑲13・1⑮132

2 男13「181211511・⑬「⑲131{⑫i3・

女 518}li1511・1⑫[酬3・1⑱124

3 男1311712gi71⑱陣i351⑭29 女D1151・816i⑯i酬321酬27

c 構造の傾向

学剣性ill2「3i4i51司7i8[911・

1 男[釧釧⑳1181⑭1251⑳i25121【6

女[⑳ll8127{!gl⑫[18[副2312513

2 男 ⑳128}241241副161釧27il512 女1釧22}2。1⑳1⑳12・1⑫[172112

3 男 ⑭1241⑳[17⑳1111⑳1⑱ig16

女  1⑳ i27  14 i 13 i⑳  211⑳i1812・1 1 1

d 構造の傾向

学年1性ilい134i516t78い11・

1 男1 P61・1・⑲⑰31t⑯3gl2612・

女11・1i・1⑯⑬12司釧38122115

2 男ll21115ゆ釧3・ゆ3・[31124 女171・i11副倒281副⑳[2gl22

3 男 241431⑯i酬241⑬、39122121

女1111・121⑯⑫128陣i釧195

(12)

表 4  生活場面の認知(B)に対する傾向 a 構造の傾向

学剣性112134[51617181gl1・

1 男116i釧7114陣15121i⑰⑰12

女1241釧51111⑳[li1・釧⑬1・

2 男i2gl釧317」⑳ 2⑳⑫⑳13 女1221⑩1219123141gl⑫1⑳i7

3 男1221⑮1414127141釧⑱1⑬13

女「2・1⑭14141251・122陣i⑱1・

b 構造の傾向

学年1性11」2D[4151617181911・

1 男1261⑮1釧241⑬1⑭1513レ1⑭ 女11・1⑩i剣121⑬13gi・13111⑭

2 男D71⑳1⑭i161釧3214131・1⑯ 女lgi⑬」⑳1181副3216}11・1⑩

3 男1171釧⑫1181倒⑳j7441⑯ 女171⑰ゆ1111酬35i2i211i⑫

c 構造の傾向

学年{性111213141516i7181911・

1 1男1⑲117131⑳1261⑳128127125⑱ 1女1⑳1gl・「⑳1211⑰125123118129

2 男i釧131・函1181⑩1261⑳12・1⑫

女1倒211・⑭ll61倒262611524

3 男1⑯1141正1⑳1⑫⑳[2812・12・129

女1釧151・1⑱i⑳1⑳12712511429       一 d 構造の傾向

学年1性1112;3141516178igi1・

1 男1311⑭⑰1171⑳1釧1gl2gi26115 女t2・1261⑳115釧釧14t⑳i2724

2 男1181⑳127[261⑳1釧15i14}23i21 女1211⑳1刎13i⑳126i151⑭i23123

3 男133i331倒81倒⑯いgl2211812・

1 女1241271⑳i1。【⑳1⑳113122釧18

(13)

大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 IV         157

検 討 1

どのようにしたら体育活動を楽しく行うことができるか,上記40項目中,男・女とも

1. 自分のことばかり主張しないで互に他人のことを考える。

2.友達の意見をよくきく。

3.友達を悪くいったりせめたりしない。

4. 自分の技術の程度を知って努力する。

5.暇ができた時に自由に運動する。

6.暇の時間を使うために運動計画をたてる。

7.互に技術の上達するよう励ましあう。

8. 自分のテームのため互に努力する。

9・友達の欠点を補って助けあう。

10.問題は皆で協力して解決する。

以上のことが主な傾向とされている。これらは        、

ia)自己の意見や考えを発表する能力を高めいろいろのできごとを解決する能力を高める。

(b)個性を自覚し,自己評価もできる。

(c)暇の時を有効に使用する。       ,

(d)企画性や協力性を高め,仕事の遂行によろこびを感ずる。

以上の基本的問題に照らしてみても認知の度合が高いのに気がつく,しかし,もっとも っと高くなければならない問題であるので,生徒達の活動部面をひろげてやらなければ ならない。そしてじっくり話し合う時間を与えてやらなければならないと考える。

日常生活に起る具体的ないろいろの事柄に直面して,生徒が自らまた協力し合って解 決する個々の事例をはっきり把握してから後に,抽象的な題目と考えられる上述の基本 問題に通ずる実践活動(目標に対するねらい)の意味が生ずるだろう。

検討 2

ここでは(きまりのよい体育活動)

       一 P.先生や友達と相談しながら活動する。

2.正しいと思ったらそのまま実行する。

3.迷わず判断に従った活動をする。

4. 自分達のグループのために皆で協力する。

(14)

5. 自分で進んで運動に参加する。

6. きめられた約束に従う。

7. 友達の人格をよく尊重する。

8. 自分勝手な行動をつつしむ。

9. 話し合いできめた事や規則を守る。

以上が生徒の認知の比較的多いもので

(a)計画に積極的に参加し,自分達の社会として認識する。

㈲奉仕の精神を養い,社会的責任を自覚し社会人として望ましい態度をもつようにする。

(c)礼儀や規律を重んずる。

(d)民主生活の仕方を学び,状況に応じてよい指導者となり,協力者となる。

これら四つの目標に対する生徒の考え方も近ずいているのに気がつく。それでこれら生 徒の考えていることを実践化するためには指導者は,あせらずに,じっくりと時間を与え つ㌧,生徒自身のものとして,個人のものとして,指導に当り,意欲的に活動する雰囲気 をつくりあげなければならない。或る一っの教材をもって展開される学習内容も,系統を おさえることも必要であり,生活化するのも必要であるが,そこで集団としての50人の生 徒が活動する場をとらえ,場を生かした展開がなければならない。場は指導者と生徒と共

々に作りあげ,身体活動を通した,実践活動の中心の学習が生かされてくる。

五 考   察

「研究のねらい」で掲げた各項の調査の結果を集計して,これに検討を試みたが,整理 された数字は事柄における頻度をもってその傾向を察知しようとしたもので,統計的な信 頼を要求しているとはいえない。

然し,生徒のもつ要求,彼等が直面している問題に対する態度,直面する事柄に対する 認識や知識経験などについて,その程度や巾の広さ,問題意識の程度をうかがい知ること は可能であった。

次には,指導計画(指導内容,活動内容にわたる方法や管理運営)が生徒の実態と結び ついて積極的な活動となって実行されることである。ここに本研究の題目である「指導の 形態運営」の問題がとり上げられる。

第3報(茨城大学教育学部紀要,第七号,1957)で,グループ学習と系統的学習におけ

る指導の問題点や傾向について若干の考察を試みた。そして,学習者中心の立場で考えら

れる問題であって,教師中心の学習問題をとり上げて論ずることは妥当でないと述べてい

(15)

大西,吉村,高倉:体育科における学習管理の研究 W         159

るo

ここでも,問題解決学習としての生活学習(実際生活の具体的な問題点の解決)と系統 学習の問題を考察の中心としている。

近時,グループ学習に重点を置く考え方と系統的学習に重点を置く考え方をとる人々と の間で多少の偏向的論拠が用意されるむきもある。(殊に指導要領の主旨や指導形態の事 例によって右顧左遍しがちである)

先ず,端的に系統的学習を,他主的計画的学習を主軸として考えれば,指導される学習 である。生活に直面して起る事柄の解決を中心とした生活学習を,自主的計画的学習を主 軸として考えれば,自発的学習である。

上述においては,一面的な極論である事は著者自ら認めるところであるが,これらの学 習形態の第一段階においては,学習能率の面からも指導者の計画によって指導される方に 妥当性が認められよう。その後に「経験学習」からつらなる「生活学習」が生れるのであ って,知識の程度や経験の範囲,体力技能によって,学習指導の取り上げ方の基があろう。

即ち,程度の低い知識(理解)や狭い経験のもとで,猶かつ体力技能の不十分な生徒を対 象として行われる生活問題解決の学習形態は,その目的を達成する事は不可能であろう。

(問題解決学習は,児童が興味や関心をもって,主観的に問題としてとらえたものにした がって組織された知識,技能だけを重要視する学習となる)

以上の点にこの調査,観察の趣意があるのであって,広岡亮蔵氏による「学習形態には 三つの形があって(1)問題解決以前の系統学習②問題解決学習(3)問題解決以後の系統 学習がこれである」この三つの形態の何れの学習形態を採用できる段階にあるかを考察す るのである。勿論,最も望ましい学習形態は「問題解決学習以後の系統学習」であるとす るならば「生活学習」と「系統学習」は互に包含しあう一体的なものである。

〔追記〕すでに述べたように,「ねらい」の第2項については研究の途上にあるから,この部分に 対する考察が不可能であったとともに,この部分を中心として考察すべき点の多い事を予期しなが

ら「中間報告」とすることをおわびします

表 4  生活場面の認知(B)に対する傾向 a 構造の傾向 学剣性112134[51617181gl1・ 1 男116i釧7114陣15121i⑰⑰12 女1241釧51111⑳[li1・釧⑬1・ 2 男i2gl釧317」⑳ 2⑳⑫⑳13 女1221⑩1219123141gl⑫1⑳i7 3 男1221⑮1414127141釧⑱1⑬13 女「2・1⑭14141251・122陣i⑱1・ b 構造の傾向 学年1性11」2D[4151617181911・ 1 男1261⑮1釧241⑬1⑭1513レ1⑭ 女11・1⑩

参照

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