大口径管渠補修工法の開発(その2)〜外圧強度への効果〜
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(2) VI-186. 3.2次元FEM解析による載荷試験の検証. 表3. 解析ケース. (1)解析条件. 元管と更生部材との境界面の状態. 対象構造物. 2次元非線形FEM(使用プログラム:WCOMD)を用. 圧縮応力作用時. 引張応力作用時. ケース 1. 健全な元管. −. −. ケース 2. 更生管. 付着. 付着. 部がなく,2次元のモデル化が可能な実験No.1に用いた. ケース 3. 更生管. 付着. 滑面. 元管およびその更生管とした。解析は表3に示すように. ケース 4. 更生管. 滑面. 滑面. いて外圧試験の検証解析を行った。解析の対象はカラー. 鉛直荷重. 健全な元管1ケースと更生管3ケース(元管との境界面 が常に付着の場合,引張領域が滑面の場合および常に滑 面である場合)の計4ケースについて,自重を載荷した. RC 要素 (コンクリート要素+鋼要素). 鉛直ローラ. 後,漸増鉛直荷重をモデル上端部に載荷する条件で実施 した。解析モデルは,図3に示すように横断面の右半分. 更生部材 12mm. ジョイント要素. について,元管の主筋部分および更生部材の構造体部分 (嵌合部材を除いた鋼製リングとモルタル)をそれぞれ. 元管. RC要素として,元管の被りコンクリート部分をコンク. 66mm. コンクリート要素. リート要素としてモデル化し,それぞれの非線形特性を 固定. 考慮した。また,ケース3および4において,元管と更. 図3. 生部材との境界にジョイント要素を設置し,境界面が滑. 解析モデル(ケース 3,4). 面である状態を表現した。表4に解析条件を示す。なお, 表4. 最大荷重を載荷した元管の材料強度については,ひび割 れが生じている箇所のコンクリート部分の引張強度を低 減(1.0N/mm2)し,主筋の強度特性およびコンクリート. 原. の圧縮強度は健全な元管と同等とした。. 管. (2)実験検証解析と耐荷機構 図4はモデル上端部における鉛直荷重と鉛直変位の関. 更 生 部 材. 係について解析結果を実験結果(No.1)と比較して示し たものである。元管においては,解析結果(ケース1) は載荷実験の荷重−変位関係をおおむね表現しているこ. 主 筋. 鋼 製 リ ン グ. 解析対象構造物の諸元. 元管規格 元管内径 元管厚 コンクリート強度 径 ピッチ 降伏強度* 有効部材厚 モルタル強度 有効せい 厚 間隔 降伏強度. B型1種 800mm 66mm 40N/mm2 5mm 50mm 560N/mm2 12mm 32N/mm2 9mm 6mm 250mm 330N/mm2 *引張強度試験結果より推定. とが確認できる。更生管については,ケース2の解析結 120. ケース3および4では剛性,鉛直荷重の最大値ともに実. 100. 100. 験に比べて 25%以上小さい結果が得られた。 これら結果より,本工法による更生管の強度特性を, 元管と更生部材とを一体として表現した解析により定量 的に評価することが可能であることを確認した。. 鉛直荷重(kN/m). 120. 鉛直荷重(kN/m). 果が載荷実験の荷重−変位関係を最もよく表現しおり,. 80 60 40 実験 解析(ケース1). 20. なお,本報告はパルテム・フローリング工法共同研究 0. 会(芦森エンジニアリング㈱,芦森工業㈱,カジマ・リ. 1 2 鉛直変位(cm). (a)元管 図4. の一部をとりまとめたものである。. 60 40. 実験 解析(ケース2) 解析(ケース3) 解析(ケース4). 20 0. 0. ノベイト㈱,㈱鴻池組,小松建設工業㈱,㈱白石,南野 建設㈱,日産建設㈱,㈱松村組)における開発研究成果. 80. 3. 0. 1 2 3 鉛直変位(cm). 4. (b)更生管. 荷重-変位関係(実験と解析の比較). 参考文献 1)芦森工業㈱,芦森エンジニアリング㈱, 「パルテム・フローリング工法技術資料」,37p,2000 年7月. 2)横山博一, 「下水管路の再構築」 , pp89,理工図書,1999 年3月.. -373-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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