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ブータン王国憲法草案

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(1)

〔資 料 〕

ブータン王国憲法草案

2005年8月15日 公 表

共訳

ペ マ ギ ャ ル ポ

金 田 有 司

(2)

訳者 まえが き

昨 今 、ヒマ ラヤ の2つ の 王 国 が 世 界 の 注 目 を浴 び て い る。 一 つ 、ネ パ ー ル 王 国 に お い て は 、 ギ ャネ ン ドラ国 王 が 全 権 を掌 握 し、 絶対 君 主 制 を再 現 しよ う と企 て た為 、 国民 の 猛 烈 な 反 発 を 受 け 、王 制 そ の もの の存 在 が 危 うい 状 態 に陥 っ て い る。 も う一 つ 、ブ ー タ ン王 国 に お い て は 、ワ ンチ ュ ク 国 王 が 自 らの 王 位 に定 年 制 を敷 く等 の 民 主 化 に着 手 し、 更 に は新 憲 法 が 制 定 され る2008年 に そ の 王 位 を皇 太 子 に 譲 位 し退 位 す る こ と を発 表 す る な ど、 国 民 を驚 か せ て い る 。 国王 の 指 示 で 最 高 裁 判 所 長 官 を 中心 と した憲 法 制 定 委 員 会 に お い て 、 立 憲 君 主 制 に基 づ く、新 た な憲 法 草 案 が 出 来 上 が り、 国 王 自 ら先 頭 に立 ち、 皇 太 子 と共 に全 国 を歴 訪 しな が ら国 民 に 内 容 の 説 明 を行 い 、 最 終 的 な 手 続 きへ と着 実 に前 進 して い る 。

こ こ に、ま だ不 完 全 で は あ るが 、そ の 全 文 の 訳 を試 み た。 こ の 憲 法 は 、 34章 、345条 に も及 ぶ 比 較 的 長 編 憲 法 で あ り、 宗 教 用 語 等 を意 図 的 に使 用 して い る 為 、 現 代 日本 語 に訳 す る 際 に 困 難 に直 面 したが 、 注 釈 な ど を 付 け る こ と に よ っ て 、 出 来 る だ け原 文 の ニ ュ ア ンス を忠 実 に 生 か せ る よ う努 め た 。 そ の 為 、 意 訳 よ りも直 訳 的 な要 素 が 多 く、 文 章 が 滑 ら か で な い為 、 今 後 、 更 に数 回 訳 し直 す 覚 悟 で 、取 り敢 えず 内容 を資料 と して提 供 す る こ と に努 め た 。

各 方 面 か らの 御 批 評 並 び に御 批 判 を頂 き、 よ り良 い訳 へ 向 か っ て の 一 歩 に した い と願 っ て お ります 。 ま た 、内 容 等 に関 す る 建 設 的 な御 助 言 等 、 あ り ま した ら訳 者 の責 任 に お い て 最 高 裁 判 所 長 官 ヘ フ ィー ドバ ッ ク を行 い た い と思 い ます の で 、 よ ろ し くお 願 い 申 し上 げ ます 。

ペ マ ギ ャ ル ポ

(3)

ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

前文

我 々 、 ブ ー タ ン王 国 国 民 は 、 仏 陀 、神 の 保 護 、 指 導 者 の 英 知 、 燦 然 た る我 が 国 の 永 遠 な る繁 栄 及 び ジ グ メ ・シ ン ゲ ・ワ ンチ ュ ク 国王 陛 下 の統 率 力 か ら明 瞭 な 恩 恵 を授 か る 。

常 に 、 国 家 の 主 権 を 強 固 な もの と し、 自 由 の天 恵 を 守 り、 正 義 と平 和 を 保 障 し、人 々 の結 束 、幸 福 及 び福 祉 を 高 め る こ と を我 ら 自身 に厳 粛 に誓 う。

===年==月==日 、 こ れ を ブ ー タ ン 王 国 の 憲 法 と し て 定 め 、 こ こ に 公 布 す る 。

第1章 ブ ー タ ン 王 国

1条 ブ ー タ ン は主 権 王 国 で あ り、 そ の 主 権 は ブ ー タ ン国 民 に 存 す る 。 2条 政 治 形 態 は 、民 主 的 立 憲 君 主 制 で あ る 。

3条 ブ ー タ ンの 国 際 的 国境 は 、 不 可侵 で あ り、 又 如 何 な る 領 域 や 国境 の 修 正 も国 民 議 会 議 員 総 数 の4分 の3以 上 の 同 意 に よ り決 せ られ る こ と とす る 。

4条 ブ ー タ ンの 領 土 は 、 郡(1)及び市(2)より成 り立 つ20の 県(3)によ っ て 構 成 さ れ る 。 如 何 な る県 又 は 郡 の 領 域 及 び境 界 の修 正 も 、 国 民 議 会 議 員 総 数 の4分 の3以 上 の 同意 に よ り決 せ られ る こ と とす る。

5条 ブ ー タ ンの 国旗 及 び 国 章 につ い て は 、本 憲 法 の補 則 第1条 に規 定 す る 。

6条 ブ ー タ ンの 国歌 につ い て は 、本 憲 法 の補 則 第2条 に規 定 す る。

1ゲ ェ オ ク(Gewog) 2ト ォ ル ム デ(Thromde) 3ゾ ォ ン ガ ッ ク(Dzongkhags)

(4)

7条 ブ ー タ ンの 建 国記 念 日は 、 毎 年12月17日 とす る 。 8条 ゾ ン カ語 は ブ ー タ ンの 国 語 で あ る 。

9条 本 憲 法 は 、 国 家 の 最 高 法 規 で あ る 。

10条 ブ ー タ ン領 土 に お い て 有 効 な全 て の 法 律 は 、 国 会 に よ る変 更 、 破 棄 又 は改 正 が 行 な わ れ る まで 、 有 効 な もの とす る 。 但 し、 如何 な る 法 律 規 定 も、 本 憲 法 が 効 力 を発 す る前 また は後 に 制 定 され た か に 関 わ らず 、 本 憲 法 と一 致 しな い もの は 、 無 効 とす る 。

11条 最 高 裁 判 所 は 、 本 憲 法 の保 持 機 関 で あ り、 そ の 解 釈 に最 終 権 限 を 有 す る。

12条 鉱 物 資 源 、 河 川 、 湖 及 び森 林 に関 す る 所 有 権 は 、 国 家 に属 し、 国 家 の 資 産 で あ る ゆ え 、 法 律 に よ っ て規 制 さ れ る。

13条 行 政 府 、 立 法 府 及 び 司 法 府 は 、 分 離 し、 本 憲 法 に よ っ て 定 め られ た 範 囲 以 外 で の 、 相 互 侵 犯 を 認 め な い 。

第2章 君 主制

第1条 ブ ー タ ン王 国 の 国王 陛 下 は 国 家 元 首 で あ り、 王 国 及 び ブ ー タ ン 国 民 の 統 合 の 象 徴 で あ る。

第2条 ブ ー タ ン の 政 教 複 合 体 制(Chhoeーsid‑nyi)(4)は、 国 王 に 一 致 し、

一 仏 教 徒 と して

、 こ の 政 教 一 致 の 堅 持 者 で あ る 。

第3条 ブ ー タ ンの 黄 金 の玉 座 の 継 承 者 は、 ブ ー タ ン国 王 ウ ギ ェ ン ・ワ ン チ ュ ク が 土 の 申年 の11ヶ 月 目 の13日 、 す な わ ち1907年12 月17日 に厳 か に 即 位 し て 以 来 、 正 統 な子 孫 に よ っ て 、 以 下 の よ うに 継 承 され て きた 。

(a)合 法 的 な婚 姻 の 下 に 誕 生 した子 孫 に の み 認 め られ る 。 (b)ブ ー タ ン 国王 の 退 位 又 は崩 御 を受 け 、 直 系 子 孫 へ の 世 襲 継 承

に よ って 認 め られ る 。 年 功 序 列 の 順 、又 王 子 は 王 女 に優 先 権

4政 教 一 致 を意 味 し、 そ の2元 性 又 は2重 性 を指 す 。 政 教 分 離 の 反 語 。

(5)

ブ ー タン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

を持 ち 、 必 要 条 件 の 下 に認 め られ る 。 又 、 最 年 長 王 子 に不 足 が 生 じた場 合 に は 、 ブ ー タ ン国 王 の神 聖 な職 務 に よ り王 位 に 最 も相 応 しい 王 子 又 は 王 女 を選 び、 そ の 即 位 を宣 す る 。 (c)王 妃 が 妊 娠 中 に ブ ー タ ン国 王 が 崩 御 し た場 合 、 も し第3条

(b)に 該 当 す る継 承 者 が 存 在 しな い 場 合 に は 、そ の 子 を も っ て 継 承 者 とす る 。

(d)も しブ ー タ ン国 王 に直 系 子 孫 が 存 在 しな い 場 合 に は 、 ブ ー タ ン 国王 の 最 直 近 の 傍 系 子 孫 の 中 か ら 、年 長 者 に 優 先 権 を与 え 、 直 系 子 孫 の 基 準 に応 じて 認 め られ る。

(e)身 体 的 又 は 精 神 的 障 害 に よ り、 国 王 の任 務 遂 行 が不 可 能 で あ る 場 合 は 、 継 承 が 認 め られ な い 。

(f)王 位 を継 承 す る権 利 が 与 え られ た 者 で も、 生 来 の ブ ー タ ン国 民 以 外 と婚 姻 して い る場 合 、 そ の権 利 は認 め ら れ な い 。 第4条 王 位 継 承 者 は 、 ブ ナ カ 城(5)にて シ ャ ブ ド ゥ ル ン グ ・ガ ワ ン ・ナ ム

ギ ェ ル の 聖 な る遺 品 か ら王 位 を 示 す ス カ ー フ(Dar)(6)を 受 け取 り、 黄 金 の王 座 に即 位 す る。

第5条 ブ ー タ ン 国 王 の 王 位 即 位 時 に、 王 家 、 国 会 議 員 及 び 第19条 に 記 さ れ る各 官 庁 の 長 に よ る ブ ー タ ン国 王 へ の 「忠 誠 の 宣 誓 」 が 行 な わ れ る。

第6条65歳 に な られ た ブ ー タ ン 国 王 は 、 皇 太 子 又 は 皇 太 妃 が 成 人 し て い る場 合 に 、 そ の 王 位 を譲 り退 位 す る 。

第7条 下 記 項 目 に該 当 す る場 合 に は 、 第9条 の 下 、 摂 政委 員 会 が 置 か れ る。

(a)王 位 継 承 者 が21歳 に達 して い な い 場 合 。

(b)ブ ー タ ン国 王 が 一 時 的 な 精 神 的 又 は 身体 的 障 害 に よ り、 国 王 の 任 務 遂 行 が 不 可 能 とな っ た場 合 、 国民 議 会 議 員 総 数 の4分 の3以 上 に よ っ て そ の設 置 を決 議 す る こ とが 出来 る 。

5原 文 ゾ ン カ 語 版 で は 、 「プ ン タ ン カ の 城 」 と な っ て い る 。 6祝 福 の 際 に 与 え る布 製 の 旗 を指 す 。

(6)

(c)ブ ー タ ン国 王 が 公 式 宣 言 に て 、 国 王 の 任 務 遂 行 を 一 時 的 に 辞 した 場 合 。

第8条 下 記 の 者 に よ り構 成 され る摂 政 委 員 会 は 、 本 憲 法 の 下 、 ブ ー タ ン 国王 に与 え られ た諸 権 限 を連 帯 責 任 にお い て 行 使 す る。

(a)国 王 諮 問 機 関(7)によ り任 命 され た、 王 家 の 年 長 者 。 (b)総 理 大 臣 。

(c)ブ ー タ ン最 高 裁 判 所 長 官 。 (d)国 民 議 会 議 長 。

(e)国 民 評 議 会 議 長 。 (f)野 党 党 首 。

第9条 第7条(b)及 び 第7条(c)に 該 当 す る場 合 にお い て 、 法 定 推 定 継 承 者 が21歳 に達 して い る 場 合 、 法 定 推 定 継 承 者 と さ れ る ブ ー タ ン国 王 の 子 孫 が 、 そ の 権 利 に よ り摂 政 委 員 会 の 代 わ り に 、摂 政 とな る 。

第10条 摂 政 委 員 会 委 員 は 、 自 らの 責 任 を忠 実 に果 たす こ と を 国 民 議 会 に対 し 「忠 誠 の 宣 誓 」 をす る。

第11条 ブ ー タ ン国 王 が 任 務 遂 行 す る 能 力 を 回復 した時 又 は 第7条(b) の 下 、 ブ ー タ ン国 王 が 任 務 遂 行 を再 開 した 際 に は 、 直 ち に、 国 会 の 決 議 に よ り公 式 発 表 と して そ の結 果 は 公 示 され る 。 第12条 王 家 は 、 現 在 と過 去 の 君 主 、 そ の 王 女 及 び 合 法 的 な婚 姻 の 下 に

誕 生 した 王 家 の 血 を ひ く子 孫 に よ っ て構成 さ れ る。

第13条 ブ ー タ ン国 王 及 び 王 家 に は 、下 記 項 目 の 権 利 が 与 え られ る。

(a)国 民 議 会 に よ っ て定 め ら れ た 法 律 に応 じた、 国 家 か らの 年 金(8) 受 領 資 格 。

(b)公 的 又 は私 的 用 途 の為 の 住 宅 や 土 地 の 供 給 を含 む 、全 て の 権 利 と特 権 。

(c)第13条(a)及 び 第13条(b)に よ っ て与 え ら れ る 、 王 室

7明 治 憲法 の枢 密 院 に類似 してい る。

8生 活 費等 の諸 経費 を指 す 。

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

の年 金 及 び 資 産 に対 す る徴 税 の 免 除 。

第14条 国 王 諮 問 機 関 は 、 ブ ー タ ン 国王 に よ っ て 任 命 され る2名 及 び 内 閣 に よ って 指 名 され る1名 に よ って構成 され る 。 国 王 諮 問 機 関 は 、 下 記 に対 し責 任 を負 う。

(a)ブ ー タ ン 国王 及 び王 家 の 特 権 に付 随 す る 諸 問 題 。 (b)王 家 の行 為 に付 随 す る諸 問 題 。

(c)王 位 及 び 王 家 に 関 す る 問 題 に対 す る ブ‑タ ン 国王 へ の 助 言 。 (d)君 主 の資 産 に付 随 す る諸 問 題 。

(e)そ の 他 、 ブ ー タ ン 国 王 に よ っ て 指 揮 さ れ た 事 柄 。

第15条 ブ ー タ ン国 王 は 、神 聖 で あ り、 そ の行 為 及 び 言 動 は 、 裁 判 の対 象 には な ら ない 。

第16条 ブ ー タ ン国 王 は、 そ の 任 務 と して、 下 記 を実 行 す る こ とが 出 来 る。

(a)伝 統 及 び慣 習 に基 づ く称 号 及 び勲 章 、 大 臣 の 地 位 を象 徴 す る ス カ ー フ 、並 び に ダ シ ョー の 称 号(9)の地 位 及 び 名 誉 を示 す 赤 い ス カ ー フ の授 与 。

(b)国 籍 の授 与 、 地 縁 又 は 職 縁 に よ る扶 助 組 合(kidu)(10)及び そ の 他 の扶 助 組 合 の 承 認 、 な お 参 照 及 び記 録 の 為 、 全 て の扶 助 組 合 承 認 勅 令(kasho)の 写 しは 、 国 民 評 議 会 へ 回付 さ れ る 。 (c)大 赦 、特 赦 及 び 減 刑 の 許 可 。

(d)国 民 議 会 に提 出 す る法 案 及 び そ の 他 の事 項 に対 す る指 揮 。 (e)本 憲 法 又 は そ の他 の 法 律 に よ っ て 規 定 され て い な い 事 柄 に 対

す る権 限 の 行 使 。

第17条 ブ ー タ ン国 王 は 、 国 賓 の 歓迎 及 び他 国 へ の公 式 訪 問 に着 手 す る こ と に よっ て 、 他 国 との 親 善 と友 好 の促 進 に 努 め る こ とが 出 来 る 。

第18条 ブ ー タ ン 国 王 は 、 ブ ー タ ン国 民 の 最 善 の 利 益 及 び福 祉 の 為 に、

9貴 族 の 身 分 を指 す 、 或 い は 、 マ レ ー シ ア の タ ン、 シ リ又 は ダ ト ゥ に類 似 した 意 。

10kiは 喜 び 、duは 悲 し み を意 味 す る 。

(8)

本 憲 法 を保 護 及 び 擁 護 す る。

第19条 ブ ー タ ン国 王 は 、 国 王 直 筆 の署 名 と 印章 を備 え た 令 状 を も っ て 下 記 を任 命 す る 。

(a)第21章 第4条 に 該 当 す る 最 高 裁 判 所 長 官 。 (b)第21章 第5条 に 該 当 す る 最 高 裁 判 所 裁 判 官 。 (c)第21章 第11条 に該 当 す る 高 等 裁 判 所 長 官 。 (d)第21章 第12条 に該 当 す る 高 等 裁 判 所 裁 判 官 。

(e)第23章 第5条 に 該 当 す る 選 挙 管 理 委 員 会 委 員 長 及 び 委 員 。 (f)第24章 第2条 に 該 当 す る 王 立 会 計 監 査 院 長 官 。

(g)第25章 第2条 に該 当 す る 王 立 公 職 人 事 委 員 会 委 員 長 及 び 委 員 。

(h)第26章 第2条 に 該 当 す る 反 汚 職 委 員 会 委 員 長 及 び 委 員 。 (i)官 公 庁 業 務 普 及 促 進 委 員 会 か らの 推 薦 に基 づ く名 簿 か ら防 衛

軍 の 長 。

(j)第28章 第2条 に 該 当す る 司 法 長 官 。

(k)総 理 大 臣 か らの 推 薦 に基 づ くブー タ ン 中央 銀 行 総 裁 。 (1)第29章 第1条 に 該 当す る賃 金 委 員 会 委 員 長 。 (m)総 理 大 臣 か らの 推 薦 に基 づ く内 閣 官 房 長 官 。

(n)国 民 議 会 議 長 及 び 国 民 評 議 会 議 長 か らの 推 薦 に基 づ く各 議 会 の 事 務 局 長 。

(o)総 理 大 臣 か ら の推 薦 に基 づ く大 使 及 び 領 事 。

(p)適 切 な規 則 及 び 規 制 に応 じ、 功 労 及 び 年 功 序 列 の 基 礎 の 下 、 王 立 公 職 人事 委 員 会 よ り指 名 を受 け 、 総 理 大 臣 か らの推 薦 に 基 づ く政 務 次 官 。

(q)王 立 公 職 人事 委 員 会 よ り指 名 を受 け 、 総 理 大 臣 か らの推 薦 に 基 づ く県 知 事 。

第20条 ブ ー タ ン国 王 は 、 本 憲 法 を故 意 的 に侵 害 した場 合 又 は永 続 的 な 精 神 障 害 に 陥 っ た 場 合 に は 、 第21条 、 第22条 、 第23条 、 第 24条 及 び 第25条 に 規 定 され る手 順 に 従 い 、 国 会 の 両 院合 同 会 議 に よ る決 議 を受 け 、 王 位 を 退 位 す る 。

(9)

ブ ー タン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ‑金 田 有 司)

第21条 国 会 議 員 総 数 の3分 の2以 上 の 総 意 に よ り、 第20条 に規 定 さ れ る い ず れ か の 項 目 に該 当 す る 動 議 が 提 出 さ れ た 場 合 、 そ の 動 議 は 、 国 会 の 両 院 合 同 会 議 に お い て審 議 が 行 な わ れ る会 議 事 項

に含 まれ る。

第22条 ブ ー タ ン 国王 は 、 国 王 自身 又 は代 理 人 を 通 し、書 面 又 は 国 会 の 両 院合 同 会 議 で の 演 説 に よ り動 議 に返 答 出 来 る。

第23条 ブ ー タ ン最 高 裁 判 所 長 官 は 、 第21条 で 規 定 さ れ た 国 会 の 両 院 合 同 会議 に お い て 議 長 を務 め る 。

第24条 国 会 の 両 院合 同 会 議 に お い て 、 国 会 議 員 総 数 の4分 の3以 上 の 総 意 に よ り退 位 につ い て の 動 議 が 可 決 され た 場 合 、当 該 決 議 は 、 承 認 又 は否 認 を問 う 国民 投 票 に付 託 され る。

第25条 当 該 国 民 投 票 の 決 議 が 王 国 の全 県 か ら数 え ら れ た 投 票 総 数 の 単 純 過 半 数 に よっ て 可 決 され た場 合 、 ブ ー タ ン国王 は、 そ の 王 位

を法 定 推 定 継 承 者 に譲 位 す る 。

第26条 国会 は 、 国民 投 票 を行 な わず して 、如 何 な る法 律 の 制 定 及 び第 1章 第2条 及 び本 章 の 条 項 を改 正 す る権 力 を行 使 し な い 。

精神 的遺産 第3章

第1条 仏 教 は ブ ー タ ン の精 神 的 遺 産 で あ り、 これ は平 和 、 非 暴 力 、 慈 悲 及 び寛 容 の 原 理 及 び 価 値 を助 長 す る 。

第2条 ブ ー タ ン国 王 は 、 ブ ー タ ン国 内 に お け る全 て の 宗 教 の 擁 護 者 で あ る。

第3条 国 家 の精 神 的 遺 産 を促 進 す る と共 に 、 ブ ー タ ンの 政 治 か ら宗 教 を分 離 し、 そ の 存 続 を保 障 す る こ と は、 宗 教 組 織 及 び 聖 職 者 の 責 任 で あ る 。 宗 教 組 織 及 び 聖 職 者 は 、 政 治 を超 え て存 続 す る 。 ブ ー タ ン 国 王 は 、4人 の 大 師(Lopon)(11)か ら の 推 薦 に 基 づ き 、

第4条

11教 官 の 意 で あ り、 日 本 で の 貫 首 又 は 管 主 を指 す 。

(10)

精 神 的 指 導 者 の9つ の 性 質 に 恵 ま れ 、 博 学 で 完 壁(Ked・dzog)(12) な存 在 、 並 び に ド ゥル ク パ ・カ ギ ュ ー 派(Druk‑lu)(13)に応 じて 定 め られ た 博 学 で 尊 敬 に値 す る 僧 を ブ ー タ ンの 中央 僧 院 の大 僧 正(JeKhenpo)と して 任 命 す る。

第5条 大 僧 正 法 王 は 、 僧 院事 務 委 員 会 か らの推 薦 に 基 づ き、 精 神 的指 導 者 の9つ の性 質 に 恵 ま れ 、博 学 で 完 壁 な存 在 で あ る 僧 を4人 の 大 師 と して任 命 す る 。

第6条 僧 院事 務 委 員 会 の 委 員 は 、下 記 の 者 か ら構 成 され る 。 (a)委 員 長 と して 、 大 僧 正 。

(b)中 央 僧 院 の4人 の 大 師 。

(c)公 職 で あ る僧 院事 務 委 員 会 の 書 記 官 。

第7条 中央 僧 院 及 び 国 内 各 地 の 県 僧 院 は、 国 家 か ら継 続 的 に 十 分 な 資 金 及 び そ の 他 の 施 設 を 受 領 す る 。

文化 第4章

第1条 国 家 は 、 国 民 の 社 会 的 及 び 文 化 的 生 活 を よ り 豊 か に す る 為 、

"遺 跡"

、"芸 術 的 又 は 歴 史 的 に 重 要 な 場 所 及 び 物 体"、"城 (Dzongs)"、"神 殿(Lhakhangs)"、"寺 院(Goendeys)"、"聖 (Nyes)"、"仏 像 、 仏 画 及 び 仏 典(Ten‑sum)"、"言 語"、"文 学"、

"音 楽"

、"視 覚 芸 術"及 び"宗 教"を 含 む 国 家 の 文 化 遺 産 の 保 存 、 保 護 及 び 促 進 に 努 め る 。

第2条 国 家 は 、文 化 を発 展 の 強 力 な原 動 力 と認 識 し、 進 歩 的 社 会 の よ う に持 続 可 能 な伝 統 的 な価 値 及 び制 度 の 継 続 的 発 展 の 強 化 及 び 促 進 に努 め る。

12kedは 優 れ た 又 は 博 学 を意 味 し、dzogは 完 壁 さ を 意 味 す る 。 バ ジ ュ ラ ャ ナ 修 行 の 修 了 と進 化 の 段 階 を 成 し遂 げ た状 態 を指 す 。

13シ ャ ブ ド ゥ ル ン グ ・ガ ワ ン ・ナ ム ギ ェ ル に よ っ て 確 立 され た ブ ー タ ン仏 教 の 宗 派 。

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ブ ー タン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

第3条 国 家 は 、 地 方 の 芸 術 、 習 慣 、 知 識 及 び文 化 に つ い て の研 究 を保 護 及 び 奨 励 す る 。

第4条 国 会 は 、 ブ ー タ ン社 会 の 文 化 的 豊 か さ とい う根 源 を促 進 す る為 に必 要 と思 わ れ る法 律 を制 定 す る こ とが 出来 る 。

第5章 環境

第1条 全 て の ブ ー タ ン 人 は 、 現 在 及 び 将 来 の 世 代 の利 益 の為 、 王 国 に お け る 自然 資 源 及 び 環 境 の 受 託 者 で あ り、自然 環 境 の 保 護 、ブ ー タ ンの 恵 まれ た生 物 多 様 性 の 保 全 、 並 び に環 境 にや さ しい行 動 及 び 政 策 の 実 行 や 支 持 を通 し、 騒 音 、 視 覚 及 び 身体 的 な公 害 を 含 む 、 全 て の 形 態 の 環 境 破 壊 の 防止 に貢 献 す る こ と は、 全 て の

国 民 の 基 本 的 義 務 で あ る 。 第2条 王 国 政 府 は 下 記 項 目 を実 行 す る 。

(a)原 初 環境 の保 護 、 保 全 及 び改 善 、 並 び に 国 家 の生 物 多 様 性 を 保 護 す る。

(b)汚 染 及 び 自然 環 境 の退 廃 を 防 ぐ。

(c)正 当 な経 済 及 び 社 会 の発 展 を促 進 す る 一 方 、 環境 的 に バ ラ ン ス の 取 れ た持 続 可 能 な発 展 を保 障 す る 。

(d)安 全 で 健 康 的 な環 境 を保 障 す る。

第3条 政 府 は 、 国 家 の 自然 資 源 の 保 存 及 び生 態 系 の破 壊 を妨 げ る手 段 と して 、 ブ ー タ ン全 国 土 の 最 低60パ ー セ ン トが 常 に 森 林 に覆 わ れ て い る状 態 が 維 持 され る こ と を保 障 す る。

第4条 国 会 は 、 自 然 資 源 の持 続 可 能 な 使 用 及 び 世 代 間 の 公 平 を維 持 す る こ と を保 障 す る環 境 保 護 の 法 律 制 定 及 び そ の 自 らの 生 物 学 的 な資 源 に対 し、 国家 の 主 権 的権 利 を 再確 認 す る こ とが 出 来 る 。 第5条 国 会 は 、 国 家 の 如 何 な る地 域 につ い て も国 立 公 園 、 野 生 生 物 保 護 区 、 自然 保 護 区 、 森 林 保 全 区 、生 物 保 護 区 、 重 要 流 域 及 び そ の 他 保 護 に 値 す る分 類 と して 法 律 に よ り宣 言 す る こ と出 来 る 。

(12)

国籍 第6章

第1条 両 親 と もブ ー タ ン国 民 で あ る 者 は、生 来 の ブ ー タ ン国 民 で あ る。

第2条1958年12月31日 、 又 は そ れ 以 前 に ブ ー タ ン に居 住 し た 者 及 び そ の 氏 名 が ブ ー タ ン 政 府 の 公 式 記 録 に登 記 さ れ て い る者 は、

登 記 に よ る ブ ー タ ン 国民 で あ る 。

第3条 帰 化 に よ る 国籍 取 得 を 申請 す る 者 は 、 下 記 項 目 に該 当 し な け れ ば な らな い 。

(a)最 低15年 間 、 ブ ー タ ンに 合 法 的 に居 住 した 者 。

(b)国 内又 は 国 外 に お い て 、 刑 事 犯 に よ る投 獄 刑 の 如 何 な る 記 録 を持 た な い 者 。

(c)ゾ ン カ 語 に よ る 会 話 及 び 筆 記 が 出 来 る者 。

(d)ブ ー タ ンの 文 化 、 習 慣 、 伝 統 及 び 歴 史 に つ い て 、 正 しい 知 識 を有 す る 者 。

(e)ブ ー タ ン国 王 、王 国 及 び 国 民 に対 す る反 逆 活 動 を行 な っ た 記 録 を持 た な い 者 。

(f)ブ ー タ ン国 籍 を与 え られ る 際 に 、 も し如 何 な る外 国 籍 を有 し て い た ら、 そ れ を 放 棄 す る 。

(g)規 定 され た よ う に、ブ ー タ ン国 王 、王 国及 び 国 民(Tsawa‑Sum) へ の 忠 誠 を公 式 宣 誓 す る。

第4条 帰 化 に よ る 国 籍 の 授 与 は 、 ブ ー タ ン 国 王 の 勅 令 に よ っ て付 与 さ れ る 。

第5条 ブー タ ンの 如 何 な る 国民 が 外 国 籍 を取 得 した 際 に は、 そ の 者 の ブ ー タ ン国 籍 は無 効 とな る。

第6条 本 章 の条 項 及 び 国 籍 法 に 従 い 、 国 会 は 、 国 籍 に 関 わ る他 の 全 て の 問 題 を 法 律 に よ り規 定 す る。

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

基本 的権 利 第7章

第1条 ブ ー タ ン 国 民 は、 生 命 、 自 由 及 び個 人 の 安 全 に つ い て の 権 利 を 有 し、 法 の 適 正 手 川頁に該 当 す る場 合 を除 き そ の 諸 権 利 は 奪 わ れ な い 。

第2条 ブ ー タ ン 国 民 は、 言 論 、 意 見 及 び表 現 の 自 由 につ い て の 権 利 を 有 す る。

第3条 ブ ー タ ン 国 民 は、 思 想 、 道 義 心 及 び 宗 教 の 自由 につ い て の 権 利 を有 す る。 何 人 も、 強 制 又 は勧 誘 な ど に よ っ て 無 理 や り他 の信 仰 へ 帰 依 させ られ な い 。

第4条 出版 、 ラ ジ オ 及 び テ レ ビ 、並 び に電 子 化 を含 む 、 そ の他 の 情 報 普 及 形 態 に つ い て の 自 由 を有 す る。

第5条 ブ ー タ ン 国 民 は、 情 報 の権 利 を有 す る 。 第6条 ブ ー タ ン 国 民 は、 投 票 の権 利 を有 す る 。

第7条 ブ ー タ ン国 民 は 、 ブ ー タ ン国 内 に お け る移 動 及 び居 住 の 自 由 に つ い て の権 利 を有 す る。

第8条 ブ ー タ ン 国 民 は、公 職 に就 く為 の平 等 な機 会 及 び権 利 を有 す る。

第9条 ブ ー タ ン 国 民 は、 資 産 を所 有 す る権 利 を有 す る が 、 国 会 に よ り 制 定 さ れ た 法 律 に該 当 す る場 合 を 除 き、 ブ ー タ ン 国民 以 外 の者 へ の 土 地 又 は そ の他 の 不 動 産 の 販 売 又 は譲 渡 に つ い て の 権 利 は 有 し な い。

第10条 ブ ー タ ン国 民 は、 あ ら ゆ る合 法 的 な 商 売 、 職 業 又 は仕 事 を行 な う権 利 を有 す る。

第11条 ブ ー タ ン 国 民 は、 等 価 労 働 に対 し、 等 価 報 酬 を受 け取 る 権 利 を 有 す る。

第12条 ブ ー タ ン 国 民 は、 国 家 の平 和 及 び統 一 に有 害 な 団 体 の 会 員 以 外 に よ る平 和 的 集 会 の 自 由及 び 結 社 の 自 由 とい う権 利 、並 び に如 何 な る 団体 に も無 理 や り所 属 させ られ ない 権 利 を有 す る 。 第13条 ブ ー タ ン に い る全 て の 人 は 、 そ の者 が 著 者 又 は 創 造 者 で あ る科

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学 的 、 文 学 的 又 は芸 術 的 作 品 に 由 来 す る本 質 的 な利 益 に つ い て の権 利 を有 す る。

第14条 何 人 も、 公 共 目 的 及 び 法 律 の 規 定 に 応 じた公 正 な補 償 の 支 払 い が 行 な わ れ た 場 合 を 除 き 、買 収 又 は接 収 に よ る不 動 産 の 没 収 を 受 け な い 。

第15条 全 て の 国 民 は 、 法 の 下 に平 等 で あ り、 平 等 で 効 果 的 な 法 の保 護 が 与 え られ 、故 に人 種 、 性 別 、 言 語 、 宗 教 、 政 治 又 は そ の 他 の 理 由 に よ り差別 され な い.

第16条 政 治 犯 と して告 発 さ れ た 者 は 、 法 律 に応 じ有 罪 が 証 明 され る ま で 無 罪 で あ る とみ な され る権 利 を有 す る 。

第17条 何 人 も、 拷 問 又 は 非 情 、 残 酷 、 も し くは 品 位 を 下 げ る よ う な取 り扱 い又 は 刑 罰 を受 け な い 。

第18条 何 人 も、 そ の 者 の プ ラ イ バ シ ー 、 家 族 、 家 庭 又 は 通 信 へ の 独 断 的 、 も し くは非 合 法 的 な 干 渉 、 又 そ の 者 の信 用 と評 判 へ の 非 合 法 的 非 難 を受 け な い 。

第19条 何 人 も 、独 断 的 な逮 捕 又 は勾 留 を 受 け な い 。

第20条 何 人 も、 そ の 者 が 選 ん だ ブ ー タ ン人 合 法 弁 護 人 へ の 相 談 及 び 代 弁 され る権 利 を有 す る。

第21条 本 憲 法 に よ って 与 え られ た権 利 に も関 わ らず 、 国 が 下 記 項 目 に 直 面 し た場 合 、 本 章 の 如 何 な る規 定 も、 法 に よ る道 理 にか な っ

た制 限 の 支 配 か ら国 を妨 げ る こ と は 出 来 な い 。 (a)ブ ー タ ン の 主 権 、 安 全 、 統 一 及 び 統 合 の 利 益 。 (b)国 家 の 平 和 、 安 定 及 び 福 祉 の利 益 。

(c)諸 外 国 と の 友 好 的 な 関 係 の利 益 。 (d)犯 罪 の 扇 動 。

(e)国 家 業 務 又 は公 的 職 務 の 遂 行 に関 連 して 受 け取 っ た情 報 の暴 露 。

(f)他 の者 の 権 利 と 自 由。

第22条 ブ ー タ ンに い る 全 て の 人 々 は 、 本 章 第21条 及 び 法 律 に よ っ て 規 定 さ れ た 手 順 に 従 い 、 本 章 に よ って 与 え ら れ た権 利 の執 行 に

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

つ い て 、 最 高 裁 判 所 又 は 高 等 裁 判 所 に お い て 、 適 切 な 訴 訟 手 続 を開 始 す る権 利 を有 す る 。

基本 的義務 第8章

第1条 ブ ー タ ン国 民 は 、ブ ー タ ン の 主 権 、統 合 、安 全 及 び統 一 を保 存 、 保 護 、 そ して 維 持 し、 更 にそ れが 求 め ら れ た 時 、 義 務 兵 役 に 報 い る。

第2条 ブ ー タ ン国 民 は 、 国 家 の文 化 及 び 遺 産 を保 存 、 保 護 及 び尊 敬 す る義 務 を負 う。

第3条 ブ ー タ ン国 民 は 、 宗 教 的 、 言 語 的 、 地 域 的 又 は地 方 的 な多 様 性 を超 越 し、 ブ ー タ ンの 全 て の 人 々 の 間 の寛 容 さ、 相 互 尊 重 及 び 同 胞 精 神 を助 長 す る 。

第4条 何 人 も、 国 旗 及 び 国 歌 を尊 重 す る 。

第5条 何 人 も、 他 の 者 を 傷 害 、 拷 問 又 は 殺 す 行 動 、 テ ロ リズ ム 、 女 性 、 子 供 又 は そ の 他 の 者 の 虐 待 を 許 容 又 は そ れ に参 加 して は な らず 、 そ の よ う な行 動 を 防 ぐ必 要 な 手 段 を執 る こ とが 出 来 る 。 第6条 何 人 も、 自然 災 害 時 及 び事 故 の 被 害 者 に対 し、 最 大 限 の 可 能 な

範 囲 に お い て 、救 助 を行 な う責 任 を負 う。

第7条 何 人 も、公 共 財 を 守 る責 任 を負 う。

第8条 何 人 も、 法 律 に応 じ、 税 金 を納 め る 責 任 を負 う。

第9条 全 て の 人 は 、 正 義 を支 持 し、 不 正 行 為 に対 抗 して 行 動 す る義 務 を負 う。

第10条 全 て の 人 は 、 法 律 の 助 力 と して行 動 す る義 務 を負 う。

第11条 全 て の 人 は、 本 憲 法 の 規 定 を尊 重 及 び 厳 守 す る義 務 及 び責 任 を 負 う。

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国政原理 第9章

第1条 国家 は 、 世 界 の 平 和 と友 好 に 専 心 した 進 歩 的 で 豊 か な 国 家 に お い て 、 ブ ー タ ン国 民 の 高 い 生 活 水 準 を保 障 す る 為 、本 章 に定 め られ た 国 政 原 理 の 適 用 に努 め る。

第2条 国 家 は 、 国 民 総 幸 福 量(GrossNationalHappiness)の 追 求 を 可 能 に す る そ れ ら の 必 要 条 件 を 促 進 す る こ と に 努 め る 。 第3条 国 家 は 、 法 治 国 家 、 人 権 及 び 人 間 の尊 厳 の 保 護 、 並 び に人 々 の

基 本 的 人 権 及 び 自 由 の 保 障 を基 本 と し、 圧 制 、 差 別 及 び 暴 力 の な い市 民 団 体 の 創 造 に 努 め る 。

第4条 国 家 は 、 非 合 法 な傍 受 又 は妨 害 か ら、 ブ ー タ ンの 全 て の 人 々 の 電 話 、 電 子 、 郵 便 又 は そ の 他 の 通 信 を保 護 す る こ とに努 め る。

第5条 国 家 は 、 公 正 、 透 明及 び 敏 速 な 手 順 に よ っ て 、 正 義 を供 給 す る こ とに 努 め る 。

第6条 国 家 は 、 正 義 を守 る為 、 訴 訟 経 費 扶 助 の 供 与 に 努 め 、 そ れ は経 済 的又 は そ の他 の 障 害 の 理 由 に よ り何 人 も拒 絶 され な い 。 第7条 国 家 は 、 王 国 の 異 な っ た 地 域 に住 む、 個 人 や 人 々 の 間 の 所 得 の

不 平 等 化 、 富 の 集 中 の 最小 限化 、 並 び に公 共 施 設 の 公 平 な 分 配 を促 進 す る政 策 の 創 造 及 び 実 施 に 努 め る 。

第8条 国 家 は 、 全 て の 県 を異 な っ た必 要 性 の 下 、 公 平 に扱 う 、 す な わ ち 、 そ の 国 家 資 源 の 分 配 は 、 比 較 可 能 な社 会 経 済 の 発 展 に 帰 着 す る こ と を保 障 す る よ う に努 め る 。

第9条 国 家 は 、 経 済 の独 立 独 行 の 達 成 、並 び に 開 放 的 及 び 進 歩 的 な経 済 の 促 進 に努 め る 。

第10条 国 家 は 、 商 業 の独 占 を 防 ぎ、 公 正 な市 場 競 争 に よ っ て 、 民 間 企 業 の 発 展 を促 進 及 び育 成 す る。

第11条 国 家 は 、 国 民 に よ る十 分 な 生 計 の確 保 を可 能 にす る 為 、 生 活 状 態 の 改 善 に努 め る 。

第12条 国 家 は 、働 く権 利 、 職 業 指 導 及 び 訓 練 、 並 び に公 正 で 好 都 合 な

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

労 働 環 境 の 保 障 に 努 め る 。

第13条 国 家 は、労 働 時 間 の 無 理 の な い 制 限 及 び 周 期 的有 給 休 暇 を含 む 、 休 む 権 利 と余 暇 の 権 利 の保 障 に努 め る。

第14条 国 家 は、 そ の 者 の仕 事 に対 し、 公 正 で 妥 当 な 報 酬 を受 け る権 利 の 保 障 に努 め る。

第15条 国 家 は、 人類 の 個 性 の 完 全 な 発 展 を 目指 し指 導 さ れ る 教 育 と共 に 、 全 人 口 の 知 識 、価 値 及 び 技 術 の改 善 及 び 向 上 を 目的 とす る 教 育 の 供 給 に努 め る 。

第16条 国 家 は 、10年 学 級 まで 、 学 校 の 全 て の 子 供 た ち に無 料 の 教 育 を提 供 し、又 技 術 的 及 び専 門 的 教 育 は 一 般 的 に利 用 出 来 る よ う 整 備 し、 そ の 高 等 教 育 は、 成 績 を基 礎 と して全 て の 国 民 に平 等

に 開 か れ て い る。

第17条 国 家 は 、 公 私 の 範 囲 に お い て起 こ る 人 身 売 買 、 売 春 、虐 待 、 暴 力 及 び 職 場 で の 嫌 が らせ や 脅 迫 を含 む 、 女 性 に 対 す る全 て の形 の 差 別 及 び搾 取 を解 消 す る適 切 な対 策 を と る よ う努 め る 。 第18条 国 家 は 、 人 身 売 買 、売 春 、 虐 待 、 暴 力 、 自尊 心 を傷 つ け る よ う

な扱 い 及 び経 済 的 搾 取 を含 む 、 あ らゆ る 形 態 の 差 別 及 び 搾 取 か ら 、子 供 た ち を守 る こ と を保 障 す る適 切 な対 策 を と る よ う努 め る。

第19条 国 家 は 、 地 域 生 活 内 の協 調 性 や広 範 囲 な 家 族 構 成 の 統 合 に資 す る必 要 条 件 を促 進 す る よ う努 め る 。

第20条 国 家 は 、 仏 教 的精 神 及 び 普 遍 的 な 人 類 の価 値 を根 源 とす る 望 ま し く慈 悲 深 い 社 会 の 純 粋 で 持 続 可 能 な発 展 を可 能 とす る 環 境 を 創 造 す る よ う努 め る。

第21条 国 家 は 、 近 代 的 及 び伝 統 的 医 学 の 両 方 に お い て 、 基 本 的公 共 医 療 サ ー ビス を無 料 利 用 す る権 利 を提 供 す る 。

第22条 国 家 は 、 そ の 者 の 支 配 を超 え た 理 由 に よ る病 気 及 び 身 体 障 害 、 又 は十 分 な生 計 資 力 の 欠如 が 生 じた 場 合 、 安 全 を提 供 す る よ う 努 め る 。

第23条 国 家 は 、社 会 の文 化 的 生 活 へ の 自由 な参 加 の 促 進 、 芸 術 及 び 科

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学 の促 進 、並 び に科 学 技 術 の 革 新 を助 長 す る 。

第24条 国 家 は 、 国 際 平 和 及 び安 全 を促 進 す る手 段 と して 、 諸 外 国 と の親 善 及 び協 調 の促 進 、 国 際 法 や 条 約 義 務 に 対 す る敬 意 の助 長 及 び平 和 的 意 味 に よる 国 際 紛 争 の解 決 を促 進 す る よ う努 め る 。

国会

第10章

第1条 本 憲 法 の 下 、全 て の 立 法 上 の権 力 が 帰 属 す る の は ブ ー タ ン を代 表 す る 国 会 で あ り、 そ れ は 、 ブ ー タ ン国 王 、 国 民 評 議 会 及 び 国 民 議 会 か ら構 成 され る 。

第2条 国 会 は 、 政 策 や 問 題 の公 開 再 審 理 、 法 案 や 他 の 法 律 及 び 国 家 機 能 の監 視 を通 し、 政 府 が 国 益 を守 り、 国 民 の 目標 を実 現 す る こ

と を保 障 す る 。

第3条 国 会 議 員 の 選 挙 は、 ブ ー タ ンの 選 挙 法 の 規 定 に従 う。

第4条 何 人 も、 同 時 に 国 民 評 議 会 だ け で は な く国 民 議 会 、 又 は 地 方 議 会 の議 員 を兼 任 す る こ とは 出来 な い 。

第5条 ブ ー タ ン国 王 は 、 各 総 選 挙 後 最 初 の 国会 会 議 を召 集 す る 。 第6条 国 会 各 会 期 の 開 始 にあ た っ て 、 ブ ー タ ン 国 王 は 、 チ ブ ドレ ル ・

セ レ モ ニ ー(ChibdrelCeremony)(14)と 共 に 両 院 合 同 会 議 に 歓 迎 さ れ る 。 各 会 期 は 、 シ ュ ン デ ル ・プ ス ム ・ソ ッペ ェ ・テ ン デ ル (Zhugーdrel‑phunsumtshog‑paiten‑drel)(15)と 共 に 開 会 さ れ 、 又 タ シ ・モ ン ラ ム(Tashi‑mon‑lam)(16)と 共 に 閉 会 す る 。

第7条 ブ ー タ ン国 王 は 、 適 切 だ と考 え た 時 又 は考 え ら れ た 時 、 いず れ か 一 方 の議 会 又 は 国 会 の 両 院 合 同 会 議 の 進 行 にお い て 、 演 説 又 は傍 聴 す る こ とが 出 来 る 。

第8条 ブ ー タ ン国 王 は 、適 切 だ と考 え られ た 時 、 ど ち らか 一 方 又 は 両 14威 厳 の あ る 個 性 を 受 け 取 り、 又 敬 意 を 表 す 為 の 厳 粛 な 儀 式 。

15王 位 繁 栄 祈 願 の 意 。 16吉 祥 祈 願 の 意 。

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

議 会 に対 して教 書 を送 る こ とが 出 来 る。

第9条 教 書 を受 理 した議 会 は、 可 能 な 限 り早 急 に 、 教 書 に お い て示 さ れ た 事 案 に つ い て 審 議 し、ブ ー タ ン 国王 へ そ の意 見 を提 出 す る。

第10条 総 理 大 臣 は 、 ブ ー タ ン国 王 及 び国 会 の 両 院合 同 会 議 に 対 し、立 法 府 の 概 略 及 び 年 次 概 要 、並 び に政 府 の 優 先 事 項 を含 む 、 国家 事 情 につ い て の 年 次 報 告 書 を提 出 す る 。

第11条 国 会 の 各 議 会 は 、 手 順 の 規 則 を定 め る こ とが 出 来 、 国 民 議 会 議 長 又 は 国 民 評 議 会 議 長 は 、 規 則 に応 じて 、 各 議 会 の 進 行 を指 揮 す る。 各 議 会 は 、 国 会 業 務 を遂 行 す る委 員 を指 名 す る こ と も出 来 る。

第12条 国 民 議 会 議 長 及 び 国 民 評 議 会 議 長 は 、 事 態 の 緊 急 性 が 差 し迫 っ た 時 、 ブ ー タ ン 国 王 の 命 令 を受 け 、 臨 時 国 会 を召 集 す る。

第13条 国 会 の各 議 員 は 、1票 を有 す る 。 同 数 票 の 場 合 に は、 国 民 議 会 議 長 又 は 国民 評 議 会議 長 が 決 定 票 を有 す る 。

第14条 各 議 会 議 員 総 数 の3分 の2以 上 の 出席 は 、 国民 評 議 会 又 は 国 民 議 会 開 会 に対 して の定 数 を構 成 す る。

第15条 国 会 の進 行 は 、公 然 と行 な わ れ る 。 但 し、 国 民 議 会 議 長 又 は国 民 評 議 会 議 長 は 、 公 開 が公 益 に深 刻 な損 害 を与 え る と思 わ れ る 社 会 秩 序 、 国 家 防 衛 又 は そ の 他 の状 況 の重 大 性 に お い て、 や む を得 な い 必 要 性 が あ る場 合 に は 、 進行 の全 部 又 は どの 部 分 か ら で も報 道 機 関 や 大 衆 を 除外 す る こ とが 出 来 る 。

第16条 国 民 議 会 議 長 は、 両 院 合 同 会 議 の 会 期 の 間 、議 長 を務 め 、 議 会 の 両 院 合 同 会 議 の 開催 場 所 は 、 国 民 議 会 の 公 会 堂 とす る 。 第17条 任 期 満 了 以 外 の あ らゆ る理 由 に よ り、 国 会 議 員 の 地 位 に 欠 員 が

生 じた 場 合 、欠員 を埋 め る為 の 議 員 選 挙 は 、 欠 員 が 生 じた 日か ら90日 間 以 内 に行 な わ れ る 。

第18条 国 会 議 員 は、 そ の 責 務 を帯 び る前 、 本 憲 法 の 補 則 第3条 に規 定 され る 、 「地 位 の 宣 誓 又 は確 約 」 を行 な う。

第19条 総 理 大 臣 、大 臣 、国 民 議 会 議 長 、副 議 長 及 び国 民 評 議 会 議 長 は 、 公 職 に 就 く前 、 本 憲 法 の 補 則 第4条 に 規 定 さ れ る 、 「秘 密 厳 守

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の 宣 誓 又 は 確 約 」 を行 な う。

第20条 全 て の 国会 議 員 は 、 議 会 の 威 厳 や秩 序 正 し さ を維 持 す る こ と に 承 諾 し、 中 傷 行 為 及 び 腕 力 の 行 使 を止 め る 。

第21条 国 会 又 は あ ら ゆ る委 員 会 の議 員 は 、 国 会 内 で の 職 務 遂 行 又 は 投 票 行 動 の 中 に表 現 され た意 見 に つ い て の取 調 べ 、逮 捕 、 勾 留 又 は起 訴 か ら免 れ 、何 人 も国 会 の 権 威 の 下 、作 成 又 は 出 版 され た あ らゆ る報 告 書 、資 料 又 は 会 議 報 告 書 に 関 して 法 的 責 任 を負 わ な い 。

第22条 こ こ に与 え られ た免 責 は 、任 務 遂 行 上 、 不 正 行 為 又 は特 定 の 事 案 に対 す る発 言 、 も し くは投 票 に 関 わ る不 正 行 為 へ の 報 酬 と し

て 、 金 銭 又 はそ の他 の 物 品 を受 領 す る等 の 汚 職 行 為 に関 わ っ た 議 員 に は該 当 しな い 。

第23条 国民 議 会 及 び 国 民 評 議 会 は 、 各 議 会 最 初 の 開 会 の 日 よ り5年 間 に わ た っ て存 続 す る 。 国 民 評 議 会 は 、 そ の5年 間任 期 を満 了 す る 一 方 、 国 民 議 会 の 早 期 解 散 は 、総 理 大 臣 に よ る ブ ー タ ン国 王 へ の 推 薦 又 は 政 府 に 反 対 す る不 信 任 投 票 案 が 国 民 議 会 に お い て 可 決 さ れ る こ と に よ っ て行 な う こ とが 出 来 る 。

第24条 第1章 第10条 を 前 提 と して 効 力 を持 続 して い る 、 ブ ー タ ン に よ って 締 結 され 存 続 して い る 国 際 的 な慣 習 、 規 約 、協 定 、議 定 書 及 び 条 約 を除 い て 、 今 後 、 政 府 に よ っ て適 切 に 同 意 さ れ る で あ ろ う全 て の 国 際 的 な 慣 習 、 規 約 、 協 定 、 議 定 書 及 び 条 約 は 、 そ れ が 本 憲 法 と矛 盾 しな い 限 り、 国 会 に よ る 批 准 の み に基 づ い て王 国 の法 律 だ と考 え る。

国民評議会

第11章

第1条 国 民 評 議 会 は 、下 記 か ら構 成 さ れ る25名 の 議 員 か ら構 成 され る。

(a)20の 各 県 か ら1名 ず つ 直 接 選 挙 に よ っ て 選 出 さ れ る。

(b)ブ ー タ ン国 王 に よっ て任 命 さ れ る5名 の識 者 。

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ブ ー タン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

第2条 立 法 機 能 に加 え て 、 国 民 評 議 会 は、 ブ ー タ ン国王 、 総 理 大 臣 及 び 国民 議 会 が注 視 す べ き国 家 の 安 全 や主 権 及 び 国 民 や 人 民 の 利 益 に影 響 す る諸 問 題 の 再 審 議 会 の 機 能 を果 たす 。

第3条 国 民 評 議 会 へ の 立 候 補 者 又 は議 員 は 、如 何 な る 政 党 に も属 さ な い。

第4条 総 選 挙 後 又 は 欠 員 補 充 後 最 初 の 開 会 時 に 国 民 評 議 会 は 、 そ の 議 員 の 中 か ら議 長 を選 出 す る。

第5条 ブ ー タ ン国 王 は 、国 王 直 筆 の 署 名 と印 章 を備 え た令 状 に よ っ て 、 国 民 評 議 会 議 長 に ダ キ ェ ン(Dakyen)(17)の 称 号 を 授 け る 。 第6条 国 民 評 議 会 は 、 年 間で 最 低2回 召 集 す る 。

国民 議会

第12章

第1条 国 民 議 会 は、 各 県2名 以 上 及 び7名 以 下 の議 員 定 員 とい う条 件 の 下 、 人口 に比 例 して 各 県 に よ っ て 選 出 さ れ た、 最 高 で75名 の 議 員 を有 す る こ と と し、 そ の為 国 会 は 、 法 に よる 適 切 な 範 囲 設 定 に よ っ て各 県 が 選 挙 区 に分 け られ る こ と を認 め 、 各 選 挙 区 の 有 権 者 は 、1名 の議 員 を 国 民 議 会 へ 直 接 選 出 す る。

第2条 各 県 か ら選 出 さ れ る議 員 数 は、 各 県2名 以 上 及 び7名 以 下 とい う定 員 制 限 の 下 、10年 毎 に 人 口 変 動 を 反 映 させ る 為 、 そ の 年 の 国 勢 調 査 が 行 な わ れ た後 に再 分 配 さ れ る 。

第3条 総 選 挙 後 又 は欠 員 補 充 後 最 初 の 開 会 時 に 国民 議 会 は 、 そ の議 員 の 中か ら議 長 及 び 副 議 長 を 選 出す る 。

第4条 ブ ー タ ン国 王 は 、国 王 直 筆 の署 名 と印 章 を備 え た令 状 に よ って 、 国 民 議 会 議 長 ダ キ ェ ン の称 号 を授 け る。

第5条 国 民 議 会 は 、 年 間 で 最 低2回 召 集 す る。

17地 位 と 責 任 の 称 号 。

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立 法手続

第13章

第1条 国 会 に よ っ て 可 決 され た法 案 は 、 ブ ー タ ン国 王 の承 認 を 受 け 効 力 を雛 す る.

第2条 財 政 法 案 及 び金 銭 法 案 は 、 国 民 議 会 の み か ら立 案 され る 一 方 、 そ の 他 の 法 案 は ど ち らの 議 会 に お い て も立 案 す る こ と が 出 来 る 。

第3条 ど ち ら か の 議 会 に お い て審 議 中 の法 案 は、 い ず れ か 一 方 の議 会 の 閉 会 と い う理 由 に よ っ て 、 無 効 に は な らな い 。

第4条 法 案 は、 各 議 会 に お け る総 議 員 数 の 単 純 過 半 数 又 は 両 院 合 同 会 議 の 際 に は 、 出席 し投 票 す る両 議 会 議 員 総 数 の3分 の2以 上 の 多 数 に よ っ て 可 決 され る。

第5条 法 案 が あ る 議 会 に お い て提 出 さ れ 、 可 決 さ れ た 場 合 、 可 決 され た 日 か ら30日 間 以 内 に他 方 の議 会 へ そ の 法 案 は 回 付 され 、 法 案 は 、 国会 の 次 期 会期 中 に議 決 さ れ る 。 予 算 及 び 緊 急 法 案 の 際 に は 、 国会 の 同一 会期 内 に議 決 さ れ る 。

第6条 他 方 の 議 会 も ま た法 案 を可 決 した場 合 、 そ の議 会 は 、 そ の法 案 が 可 決 され た 日か ら15日 間 以 内 に承 認 を求 め る為 ブ ー タ ン国 王 へ 法 案 を提 出 す る 。

第7条 他 方 の 議 会 が 法 案 を否 決 した場 合 、 そ の 議 会 は 、 再 審議 の為 の 修 正 点 又 は 反 対 点 と共 に、 そ の 法 案 を 立 案 した 議 会 へ 法 案 を差 戻 し、 そ れ が 可 決 さ れ た 時 、 そ の 法 案 が 可 決 さ れ た 日 か ら15

日間 以 内 に承 認 を求 め る為 ブ ー タ ン国 王 へ 法 案 は提 出 され る 。 第8条 法 案 を立 案 した 議 会 が 、 他 の議 会 か らの 修 正 点 又 は反 対 点 の受 け 入 れ を 拒 否 した 場 合 、 そ の 法 案 は ブ ー タ ン国 王 へ 提 出 され 、 ブ ー タ ン国 王 は 、 両 院 合 同 会 議 にお い て 法 案 を 審 議 及 び 議 決 す る よ う議 会 を指 揮 す る 。

第9条 他 方 の 議 会 に お い て 法 案 が 提 出 され た 日 よ り30日 間 以 内 に議 決 も差 戻 し も され な い場 合 、 そ の 法 案 は 、 そ の議 会 に お い て 可

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ブ ー タン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

決 さ れ た とみ な さ れ 、 そ の 法 案 を立 案 し た議 会 は、15日 間 以 内 に承 認 を求 め る為 ブ ー タ ン 国 王 へ そ の 法 案 を提 出 す る 。 第10条 ブ ー タ ン国 王 が 法 案 へ の 承 認 を 認 め な い場 合 、ブ ー タ ン国 王 は 、

両 院合 同 会 議 に お い て 法 案 を審 議 及 び議 決 す る為 、 修 正 点 又 は 反 対 点 と共 に法 案 を差 戻 す 。

第11条 両 院合 同 会 議 に お け る法 案 の審 議 及 び可 決 に よ っ て 、 そ の 法 案 は 、 承 認 を求 め る 為 ブ ー タ ン 国 王 へ 再 提 出 され 、 そ こで 承 認 は 法 案 に 認 め られ る 。

第14章 財政、貿易及び通商

第1条 税 、公 共 料 金 及 び そ の 他 の 賦 課 金 は 、 法 律 に よ る場 合 を 除 き、

課 せ られ る又 は改 め られ る こ と もな い 。

第2条 整 理 公 債 基 金 が 創 設 さ れ 、 そ こ に は 、 法 律 に よ り特 定 の 目 的 へ 割 り当 て るの で は な く、全 て の公 金 は預 け られ 、又 そ こ か ら国 家 支 出 が 支 払 わ れ る。

第3条 公 金 は 、 法 律 に応 じて 支 出 す る場 合 を 除 き、 国 庫 か ら引 き出 さ れ な い 。

第4条 国 家 は 、公 益 の為 、 法 律 に 応 じて 、 貸 付 の増 額 、 補 助 金 の支 給 又 は貸 付 保 証 を行 う こ とが 出 来 る 。

第5条 政 府 は 、 貨 幣 制 度 と公 共 財 源 の 適 切 な管 理 を行 な う。 そ れ は 、 公 共 負 債 の 利 子 返 済 が 将 来 の 世 代 に 過 度 の重 荷 を掛 け な い こ と

を保 障 す る

第6条 政 府 は 、頻 発 す る 支 出 の費 用 が 国家 の 内 部 財 源 か ら支 払 わ れ る こ と を保 障 す る。

第7条 最 低 の 外 貨 準 備 金 につ い て は、 年 間 輸 入 額 以 上 の 費 用 を十 分 に 満 た す よ う維 持 され な け れ ば な らな い 。

第8条 年 次 予 算 は 、 前 会 計 年 度 の 予 算 に つ い て の 報 告 書 と共 に、 財 務 大 臣 に よ っ て 国 民 議 会 へ 提 出 さ れ な け れ ば な ら な い。

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第9条 予 算 が 、 国 民 会 議 に よ っ て 会 計 年 度 が 始 ま る 前 に 承 認 さ れ な か っ た場 合 、 現 在 の 支 出 に対 す る 前 述 の予 算 は 、 新 しい予 算 が 認 可 さ れ る ま で適 用 さ れ る 。 財 源 は、 徴 収 さ れ 、 支 出 は前 年 末 に有 効 だ っ た 法 律 に 応 じて 作 られ る 。 しか しなが ら、1つ 又 は そ れ 以 上 の 新 しい 予 算 が認 可 され た 場 合 、 そ れ らは 有 効 化 され な け れ ば な ら な い 。

第10条 予 算 に含 まれ な い 支 出 又 は 予 算 支 出 の 超 過 だ け で な く、 あ る部 分 の 予 算 か ら他 へ 財 源 を流 用 す る 等 の 行 為 は、 法 律 に応 じて 行

な わ れ る 。

第11条 一 会 計 年 度 を越 え る財 源 は 、 も し支 出 の性 格 上 、必 要 と され た 場 合 、 法 律 に応 じて 充 当 す る こ とが 出 来 る 。 そ の場 合 、 各 年 次 連 結 予 算 は そ の年 の 割 り当 て られ た財 源 を 含 む。

第12条 国 会 は、 救 済 基 金 を創 設 し、 ブ ー タ ン 国王 は 、 緊急 で 予 期 しな い 人 道 的 救 済 に対 して 、 こ の 基 金 を使 用 す る特 権 を有 す る 。 第13条 国 家 は、 憲 法 で 規 定 さ れ た独 立 行 政 に対 し、 十 分 な 財 政 供 給 を

行 な う。

第14条 本 憲 法 又 は そ の他 の あ ら ゆ る 法 律 の 条 項 に規 定 さ れ た 内 容 を除 い て 、 全 県 の 間 に お け る物 や サ ー ビス の 自 由 な移 動 が あ る 。 第15条 外 国 との 貿 易 や 通 商 は 、 法 律 に よ っ て 規 制 され る。

第16条 国 会 は、 国 家 安 全 を守 る場 合 を除 き、 独 占 を許 す よ う な法 律 を 制 定 しな い 。

政党

第15章

第1条 政 党 は 、 他 の あ らゆ る 利 益 に 優 先 して 国 益 を保 障 し、 又 そ の 目 的 の 為 、 責 任 あ る最 良 の 統 治 の 実 現 に 向 け 、 人 民 の価 値 や 希 望

に基 づ く選 択 肢 を提 供 す る 。

第2条 政 党 は 、 国家 統 一 や進 歩 的 な経 済 開発 を促 進 し、 国 家 の 福 祉 を 保 障 す る よ う努 め る。

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

第3条 立 候 補 者 及 び政 党 は 、 選 挙 利 益 の為 に有 権 者 の 扇 動 につ な が る 地 域 主 義 、 民 族 主 義 及 び宗 教 に訴 え る こ とは しな い 。

第4条 政 党 は 、 下 記 項 目 に記 さ れ る資 格 や 必 要 条 件 を満 た して い る 場 合 、 選 挙 管 理 委 員 会 に よ っ て 登 録 され る。

(a)政 党 の党 員 資 格 は 、 地 域 、 性 別 、 言 語 、宗 教 又 は社 会 的 出 自 を基 礎 とす る もの で は な い 。

(b)全 国 的 に 広 範 な基 盤 に よる 党 員 資 格 及 び支 援 が 存 在 し、 又 国 家 の 結 束 と安 定 に専 心 す る。

(c)政 党 は 、 諸 外 国 の 如 何 な る政 府 、 非 政 府 、 民 間組 織 、 又 は 民 間 団 体 も し くは個 人 か ら金 銭 的或 い は そ の 他 如 何 な る形 の援 助 を受 け て は な らい 。

(d)政 党 の党 員 は 、本 憲 法 に対 し忠 実 な信 頼 と忠 誠 を抱 き、 王 国 の 主 権 、 安 全 、統 一 及 び 統 合 を擁 護 す る 。

(e)政 党 は 、 民 主 主 義 の 促 進 、 並 び に ブ ー タ ンの 社 会 的 、 経 済 的 及 び政 治 的 発 展 の 為 、 創 設 さ れ る 。

(f)本 章 第10条 の 規 定 の 下 、 過 去 に解 散 され て い な い 。 第5条 国 民 議 会 で の 代 議 制 は、 登 録 さ れ た 全 て の 政 党 が 参 加 出 来 る予

備 選 挙 の結 果 に よっ て 選 出 され た2つ の 政 党 に よ っ て 行 な わ れ る 。

第6条 予 備 選 挙 は 、 国 民 議 会 の 会 期 満 了 又 は 本 章 第1工 条 に よ る 国 民 議 会 解 散 に よ る総 選 挙 に 向 け2つ の 政 党 を選 出 す る為 に行 な わ れ る。

第7条 予 備 選 挙 に お い て 多 数 票 を獲 得 した 上 位2政 党 は 、本 章 第5条 の 下 、 総 選 挙 に お い て 争 う2つ の政 党 と して 宣 言 さ れ る。

第8条 総 選 挙 に お い て 国 民 議 会 の 過 半 数 の 議 席 を獲 得 した 政 党 は 、 与 党 、 並 び に 他 方 は 、 野 党 と して 宣 言 され る 。 しか しな が ら、 欠 員 が 生 じた こ とに よ る補 欠 選 挙 後 、 も し野 党 が 国民 議 会 で過 半 数 の 議 席 を獲 得 した 場 合 、 そ の 政 党 は与 党 と して 宣 言 さ れ る 。 第9条 一 方 の 政 党 に属 して い る 国 民 議 会 議 員 は 、個 人 又 は 集 団 を 問 わ

ず 他 方 の 政 党 へ 離 党 して は な ら な い 。

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第10条 政 党 は 、 下 記 の 項 目 に該 当 す る場 合 、最 高 裁 判 所 の 宣 言 に よ っ て 解 散 させ ら れ る 。

(a)政 党 の 目的 又 は 活 動 が本 憲 法 規 定 に反 す る場 合 。

(b)外 国 機 関 か ら金 銭 或 い は そ の他 如 何 な る 形 の 援 助 を受 け 取 っ た 場 合 、 又 は ブ ー タ ンの 安 全 、統 一 及 び 統 合 に 反 す る 活 動 を

した場 合 。

(c)国 会 も し くは有 効 な法 の 下 に よっ て規 定 され た 、 そ の他 の 条 件 に該 当 した場 合 。

(d)選 挙 法 に 違 反 した 場 合 。

第11条 国 民 議 会 の 与 党 又 は 野 党 が 本 章 第10条 に よ り解 散 さ れ た場 合 又 は政 府 が 第17章 第7条 に よ り解 散 され た 場 合 、 本 章 第1条

か ら第8条 の 規 定 が 適 用 され 、 国民 議 会 も また そ れ に応 じて 解 散 され る。

第12条 国 会 は、政 党 の 構 造 、機 能 、道 徳 基 準 及 び派 閥 組 織 を 法 律 に よ っ て規 制 し、 又 会 計 簿 の 定 期 的 な会 計 監査 を通 し、 政 党 資 金 の 透 明性 を保 障 す る。

公 的選挙 資金

第16章

第1条 国 会 は 、 法 律 に基 づ き公 的 選 挙 基 金 を設 立 し、 選 挙 管 理 委 員 会 が 国 民 議 会 選 挙 期 間 中 の 候 補 者 及 び 政 党 に適 切 な資 金 を提 供 す る よ う熟 慮 した 、 そ の 総 額 を公 共 選 挙 基 金 へ 毎 年 支 払 わ な け れ ば な ら な い 。公 的 選 挙 基 金 か らの 支 出 は 、 第15章 第4条 の 下 、 選 挙 管 理 委 員 会 に よっ て 登 録 され た 政 党 に対 し不 差 別 の 理 念 に 基 づ き、 選 挙 管 理 委 員 会 に よっ て 決 め られ な け れ ば な ら な い。

第2条 選 挙 管 理 委 員 会 は、 国 民 議 会 選 挙 に参 加 す る 政 党 及 び候 補 者 に よ っ て 負 う こ とが 出 来 るで あ ろ う総 支 出 額 に上 限 を設 け る。

第3条 政 党 及 び 候 補 者 に よ っ て 受 領 され た 資 金 は、 国 会 に て策 定 さ れ た 法 律 又 は有 効 な法 律 に基 づ き選 挙 管 理 委 員 会 に よ っ て 要 求 さ

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

れ る 綿 密 な 監 視 及 び 監 査 に従 わ な け れ ば な ら ない 。

内閣編成

第17章

第1条 ブ ー タ ン国 王 は 、 国 民 議 会 にお い て 過 半 数 の 議 席 を得 た政 党 の 総 裁 又 は 指 名 を受 け た者 に総 理 大 臣 と して の ダ キ ェ ン を授 与 す

る。

第2条 何 人 も総 理 大 臣職 を2期 以 上 続 け て は な ら な い。

第3条 ブー タ ン国 王 は 、 総 理 大 臣 の 推 薦 を受 け 、 国 民 議 会 議 員 の 中か ら大 臣 を任 命 及 び 総 理 大 臣 の 助 言 を受 け そ れ を解 任 す る こ とが 出 来 る 。

第4条 総 理 大 臣 又 は大 臣 推 薦 候 補 者 は 、 選 出 され た 国民 議 会 議 員 で あ り、 又 自然 出 生 に よ る ブ ー タ ン国 民 で な け れ ば な ら な い 。 第5条 同一 県 の 選 挙 区 か ら選 出 さ れ た2議 員 以 上 に大 臣 と して任 命 さ

れ る権 利 は与 え られ な い 。

第6条 内 閣 に対 す る不 信 任 動 議 は、 国 民 議 会 総 議 員 数 の3分 の1以 上 に よっ て 提 出 され る 。

第7条 不 信 任 動 議 が 国 民 議 会 総 議 員 数 の3分 の2以 上 に よ っ て 可 決 さ れ た 場 合 、 ブ ー タ ン国 王 に よ って 内 閣 の 解 任 を命 ぜ られ る。

第18章 野党

第1条 野 党 は、 政府 及 び与 党 が 憲 法 の 条 項 に応 じて 機 能 し、 最 良 の統 治 を行 い 、 又 国 益 の促 進 及 び 人 民 の希 望 を満 た す よ う努 め る こ

と を保 障 す る建 設 的 な役 割 を担 わ な け れ ば な ら な い 。

第2条 野 党 は 、 社 会 の全 て の 区 分 間 に お け る 協 調 性 及 び 国 家 の統 合 、 結 束 性 や 調 和 を促 進 しな け れ ば な ら ない 。

第3条 野 党 は 、 政 府 に対 し健 全 で威 厳 の あ る対 立 を提 供 す る 一 方 、 国

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会 で の 建 設 的及 び責 任 あ る討 論 に従 事 し、 又 促 進 す る こ と に努 め な け れ ば な ら な い 。

第4条 野 党 は 、 国 家 利 益 に優 先 す る 党益 を 許 し て は な ら な い 。 そ の 目 的 は 、 責 任 的 、 説 明 的 及 び透 明 な政 府 を築 く為 で な け れ ば な ら な い 。

第5条 野 党 は 、 選 出 され た 内 閣 に対 立 、 新 しい 政 策 立 場 の 明確 化 及 び 公 共 事 業 の 政 府 指 導 を尋 問 す る 権 利 を有 す る 。

第6条 野 党 は 、 国 家 が 対 外 危 機 、 自然 災 害 及 び そ の他 国 家 の 存 続 が 危 険 に さ ら さ れ る 国 家 危 機 に直 面 した 際 、 政 府 を援 助 及 び 支 持 す る。

暫定政府

第19章

第1条 本 憲 法 の 施 行 後 、 第1回 総 選 挙 実 施 の 目的 の為 、 並 び に 国 民 議 会 が 解 散 さ れ る た び にブ ー タ ン国 王 は 、 選 挙 管 理 委 員 会 が 自 由 で 公 正 な 選 挙 を実 施 出 来 る よ う90日 間 以 内 とい う一 定 期 間 に お い て 機 能 す る 暫 定 政 府 を任 命 す る こ とが 出 来 る。

第2条 暫 定 政 府 は 、最 高 顧 問 及 び 国 民 議 会 の 解 散 後15日 間以 内 に ブ ー タ ン国 王 に よっ て任 命 さ れ た 、 そ の 他 に必 要 だ と考 え られ る顧 問 か ら組 織 され る。 ブ ー タ ンの 最 高 裁 判 所 長 官 は 、 最 高 顧 問 と

して任 命 さ れ る 。

第3条 暫 定 政 府 が 任 命 さ れ た 際 、 総 理 大 臣 及 び 大 臣 の 職 に つ い て い る 者 は 、 国 民 議 会 が 解 散 さ れ る 前 に、 直 ち に そ の 職 か ら辞 職 しな け れ ば な らな い 。

第4条 暫 定 政 府 は 、 政 府 の 日常 業 務 を遂 行 す る が 、 如 何 な る 政 策 決 定 の採 択 又 は外 国 政 府 及 び 機 関 との 如 何 な る協 定 に加 入 す る権 限 は与 え られ て な い 。

第5条 政 府 は 、 国 民 議 会 の 解 散 日か ら90日 間以 内 に 組 織 さ れ な け れ ば な ら な い 。

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ブ ー タ ン王 国 憲 法 草2005年8月15日 公 表(ペ マ ギ ャ ル ポ ・金 田 有 司)

第6条 暫 定 政 府 は 、 新 しい 国 民 議 会 が 組 織 さ れ 、新 しい総 理 大 臣 が そ の 職 に就 い た 日に 存 続 を終 え な け れ ば な ら ない 。

第20章 行政府

第1条 政 府 は 、 王 国 の 主 権 を 守 りか つ 強 固 な もの と し、 最 良 の統 治 を 行 な い 、 又 人 々 の 平 和 、 安 全 、福 祉 及 び 幸 福 を保 障 しな け れ ば な らな い 。

第2条 行 政 権 は 、総 理 大 臣 を長 と し、 大 臣 か ら組 織 され る 内 閣 に与 え られ る。 大 臣 の 数 は 、 効 率 が 良 く最 良 の 統 治 を行 うの に必 要 と され る省 の 数 に よ り決 め られ る。 省 は 、 大 臣 を任 命 す る為 の 目 的 と して は創 造 され ない 。

第3条 第2章 第16条 及 び 第19条 の 下 、 総 理 大 臣 を長 とす る内 閣 は 、 国 際 的業 務 を含 む ブ ー タ ン国 王 の任 務 に対 し支 援 及 び 助 言 を行 な うが 、 ブー タ ン国 王 は そ れ らの 助 言 に つ い て全 部 又 は一 部 を 問 わ ず 、 内 閣 に対 し再 考 を要 求 出 来 る 。

第4条 総 理 大 臣 は、 ブ ー タ ン国 王 に 国 際 的 業 務 を含 む 国 務 につ い て の 情 報 を随 時 提 供 し、 又 ブ ー タ ン国 王 の 要 求 に従 い そ れ に 関 す る 情 報 及 び 資 料 を提 出 しな け れ ば な ら な い 。

第5条 内 閣 は 下 記 の事 柄 を行 な う。

(a)国 家 及 び社 会 の 発 展 、 並 び に国 内外 の 事 件 か ら生 じる 諸 問題 の 状 況 を評 価 す る 。

(b)国 家 活 動 の 目標 設 定 及 び そ れ らを達 成 す る 為 に必 要 と さ れ る 財 源 を定 め る。

(c)政 府 政 策 を計 画 及 び調 整 し、 そ れ らの 実 施 を保 障 す る。

(d)国 内 外 に て 王 国 を代 表 す る。

第6条 内 閣 は 、 本 憲 法 に 記 さ れ て い る民 主 的 価 値 や 原 理 の 下 、 効 率 的 な市 民 行 政 を促 進 しな け れ ば な らな い 。

第7条 内 閣 は 、 ブ ー タ ン国 王 及 び 国 会 に 対 し、 集 団 的責 任 を負 う。

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第8条 行 政 府 は 、 国 会 に よ っ て 策 定 され た法 律 又 は有 効 な法 律 の 如 何 な る条 項 に一 致 しな い 、 又 は修 正 、 変 更 、 も し くは変 換 に影 響 を持 つ 如 何 な る行 政 命 令 、 回 覧 、 規 約 又 は 通 知 を発 しな い 。

第21章 司法府

第1条 司 法 府 は 、 国 民 の信 用 及 び信 頼 を受 け 、 そ して 国民 が 司 法 の 恩 恵 を受 け る 為 、 司 法 の 独 自性 を堅 持 し、 何 事 に も恐 れ ず 、 贔 屓 をせ ず 、 意 図 的 に 決 定 を引 き延 ば さず 、 公 平 に職 務 を遂 行 し法 の遵 守 に努 め 、 並 び に裁 判 の利 用 権 利 を高 め る為 、法 に よ る 支 配 に 従 い 、不 安 、 偏 見 又 は不 当 な遅 延 な く、公 正 か つ 独 立 して 正 義 を保 護 、 支 持 及 び 管 理 す る。

第2条 ブ ー タ ン の 司 法 権 力 は 、 最 高 裁 判 所 、 高 等 裁 判 所 、 県 裁 判 所 、 郡 裁 判 所 、 並 び に 国家 司 法 委 員 会 の 推 薦 に基 づ い て ブ ー タ ン国 王 が 必 要 時 に 設 置 す る そ の 他 の 裁 判 所 及 び裁 判 委 員 会 に よ り構 成 さ れ る 王 立 裁 判 所 に 帰 属 す る 。

第3条 最 高 裁 判 所 は 、 記 録 裁 判 所 で あ る 。

第4条 ブ ー タ ン最 高 裁 判 所 長 官 は、国 家 司 法 委 員 会 との 協 議 の 上 、ブ ー タ ン 国王 直 筆 の 署 名 と印 章 を備 え た 令 状 に よ っ て 最 高 裁 判 所 の 裁 判 官 又 は 優 れ た 法 学 専 門 家 の 中 か ら任 命 され る 。

第5条 最 高 裁 判 所 裁 判 官 は、 国家 司 法 委 員 会 の推 薦 に基 づ き、 ブ ー タ ン国 王 直 筆 の 署 名 と印 章 を備 え た令 状 に よ って 高 等 裁 判 所 裁 判 官 又 は優 れ た 法 学 専 門 家 の 中 か ら任 命 さ れ る。

第6条 任 期 は下 記 に従 う。

(a)ブ ー タ ンの 最 高 裁 判 所 長 官 は 、5年 又 は65歳 に達 す る ま で の い ず れ か 短 い期 間 ま で とす る。

(b)最 高 裁 判 所 裁 判 官 は 、10年 又 は65歳 に 達 す る ま で の い ず れ か 短 い 期 間 まで とす る。

第7条 裁 判 長 及 び4人 の 裁 判 官 か ら構 成 さ れ る ブ ー タ ンの 最 高 裁 判 所

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