︵ 一
︶ 左 京 三 条 一 坊 十 六 坪 出 土 漆 紙 文 書 一 第
≡ 一 次 調 査 6 A A I S K
三 九 九 五 坑 土
し ても 各 片 が直 接 つな がら な いた め も︑ と の大 き さ や︑ か せぶ ら れ て たい 漆容 器 の形 態 な をど 推定 す る こと が でき な い︒ 墨痕 は最 も外 側 に出 て いる 断 片 の漆 付 着 面 に四 行 残り
︑ オ モ テ面 か 左ら 文 字 確で 認 きで る︒ 行 間 は約 二
︒一 側︑ 字 の大 き さは 本 文
○
︒九 cm︑
双行 部
○
・六 側四 方 整︒ った 楷書 体 書で か るれ
︒ 界線 印︑ 影 など 確は 認 きで な いが こ︑ れは 裏 面 から 観察 し て るい こと よに る のか も 知 なれ い︒ 内 容 は
︑ 人名 の下 に年 齢 と年 齢 区 分
︵現 存部 分で は小 子と 正女 に限 られ る︶ を 細 字 双行 で記 し た歴 名 であ り︑ そ の下 に
﹁浮
﹂浪 の註 記 があ るも のも みえ る︒ こ の こと か らす ると 計 帳 類に 似 し た文 書 であ ろう
︒ 整 たっ 文 字 で記 され て るい ので
︑ 各 戸か 提ら 出 さ れた 手 実 では くな
︑ 書浄 さ たれ も ので あ ろう
︒ 二行 目と 三行 日 では 人︑ 名 右の 傍 墨に 点 が それ れぞ ニカ 所 ず つ残 る︒ 両者 と も 上 下 の間 隔 約は 二
︒ Cm一 であ る︒ 例二 に つき それ ぞれ 三点 し かな いの で確 言 でき な いが
︑ こ の間 隔 から 考 え て画 指 であ ると み ても 盾矛 はな い︒ 但 し︑ これ が付 さ れ た時 点 が
︑ こ の計 帳様 書文 作成 と 同時 であ るか 後︑ に何 らか の目 的 で こ の歴 名 を使 用 たし 際 な のか 明は ら か では な い︒ な お︑ 現存 計 帳 類 には 同様 の画 指 例の は な い︒ 正 倉 院 に現 存 す る京 畿 内 の計 帳 に お け る浮 浪 逃 亡 註 記 は︑
﹁逃
﹂ と 記 す も の︑ ズ某 所 に︶ 在
﹂ と 記す も のに 限 ら れ
︑
﹁浮 浪
﹂ と記 す も のは 本 資 料 初が め て見 つ か たっ 例と な る︒ そ の下 の
﹁和
﹂ の次 の文 字 は︑ 偏金 の第 三画 目 ま でが 残 る の で︑ 和﹁ 銅﹂ と なり 浮︑ 浪認 定 年 次 の註 記 であ る︒ 次 に︑ 本文 書 年の 代 あで るが
︑ 浮浪 逃亡 者 の計 帳 記 載 に つい ては
︑ 戸令 戸逃 走 条 に規 定 す る 周三 六 年 法 実が 際 に は行 わ れ て いな いこ と が︑ 天 平 五年
七︵ 三 こ
﹁右 京 計 帳﹂ など か 知ら ら れ る︒ そ こ で年 齢 を 手 が かり と す ると
︑ 数え 年 九 歳 の 者 が 和銅 年 間
︵七
〇人
〜七 一五
︶ に浮 浪 と 定認 さ れ て るい こと から す れば
︑ 文書 の内 容 上 の年 代 は︑ 和銅 元年 以降 養︑ 老 七年
七︵ 壬 こ 前以 と な る︒
一
︵ 漆 付 着 面
︶
x □ 樽 嶋 執 浮 浪 柾 脚 咆
x□ 樽計
x
□
安
女
酢
幻
x
× れ 十 x
x 為6 6S
本文 書 漆は 付 着 面を 内 側 にし て入 つ折 り に され て いる が
︑ そ あの と 破で 壊 を 被 てっ いる 現︒ 状 では 縦 四
︒人 硼︑ 横 四
・O cmの 角三 形を 呈 し て いる が 仮︑ に展 開
︵二 ︶ 平 城 宮 跡 東 南 隅 出 漆 土 紙 文
書 三 第 二 次 補 足 調 査 6 A A I S D 四 一 〇 A O 溝
二 ︵オ モ テ 面 ︶
□
□
︹長
︺力
□
□ 呂
□
□ 荒
□ Q 鵞 縦 五
・ 二 飩 ︑ 横 九
・ 五 cm の 片 断 あ で る ︒ 文 字 オ は モ テ 面 に 認 め ら れ ︑ 三 行 残 存 て し い る
︒ 行 二 日 の 左 に 界 線 状 の 縦 線 が 認 め ら れ る が 明 ︑ 確 で な い ︒
一工 ︵オ モ テ 面 ︶
︹番
︺力
□ 厘 長
現状 縦で 九
・七 cm︑
横 五 字 はオ モテ 面 に認 め られ ︑ 一
3 一 ︶ 左 京 二 条 一
S D 五 七 八 〇 溝
四 ︵オ モ テ 面 ︶
日 □
□ 田 段 八
︹麻
︺力
□
□ 里 長 谷 部 赤 男 戸 百 廿 歩 日
□
□
歩︹
︺力 ヽ6
6︻ 二 甑の 断 片 で あ る が ︑ 一部 分 折 れ 曲 が てっ いる
︒ 文 行 残 存 し て るい
︒ 界 線 な ど 確は 認 でき な い︒
縦 八
・O cm︑
横 四
︒人 硼の 不整 形 の断 片 で︑ 他 にも 接直 接は 続 なし いが 同 一紙 と みら れ る断 片 あが る︒ オ モテ 面 四に 行 の墨 書 が認 め られ る︒ 行 間は 約
○
・九 伽︑ 字 大の きさ は約
○ 五・
〜
○
・七 cm四 方 あで る︒ こ の他 横︑ 界状 の墨 線 あが る こと
︑
﹁丘
﹂ 桑﹁
﹂ の字 が
○ で囲 ま れ て いる こと 注が 意 さ れ る︒ 三行 日 に戸 名主 下の に 田 積 を 記載 す る︒ 戸主 の本 貫 思と わ れ る地 名表 記 に
﹁里
﹂ と あ る こと から
︑ こ の文 書 郡は 里 制も くし 郡は 郷 里制 下 のも ので あ ろう な︒ お︑ 里名 の二 文字 日 は糸 偏 の 文 字 であ る︒
一坊 六 坪 出 土 漆 紙 文 書 第 六 人 次 調 査 6 A L G
的匈﹃6
25
五 a ︵オ モ テ 面 ︶
□
□
︹廿
︺力
□
□ 費 □ 亀 二 年
日□
五 b ︵漆 付 着 面 ︶
X□
八 人 小 子 一 人 黄
□
尻葵賃 人人 異憂 辮
□冒 大 著 呂 と
/Jヽ拾 坊 卑
人
jlF口 弐 拾 津 人
的匈噺6
漆 付着 面を 内 側 に 二 つ折 り にし て廃 棄 され てお り
︑ そ の状 態 で縦 九
・八 cm︑
横 九
・○
∽を 測 る︒ 展 開す ると 直 径 約 一人 cmの 円 形 に復 元 でき る︒ 紙 継 目 はな い︒ オ モ テ面 は肉 眼 もで 墨 痕を 観 察 でき るが 資︑ 料 を水 で濡 らし
︑ 赤外 線 テレ ビ カ メ ラで 観察 す る こと によ り漆 付着 面 の文 字 も確 認 でき る︒ オ モ テ面
︵五 こ には 四行 の墨 書 があ るが
︑ 三行 日 と 四行 日 の間 に約 五行 分 の 空白 があ る︒ 行 間 は約 一
︒九 側︑ 字 の大 き さは 約
○
・人 cm四 方 であ る︒ 界線 など は確 認 でき な い︒ 宝亀 二年
七︵ 七 こ の年 紀 があ るが 月︑ 日 の な い点 や記 位載 置 から す ると 文︑ 書 作成 年 そ のも のと 考は え難 い︒ 漆付 着 面
︵五 b︶ には 行人 の墨 書 が 認 めら れ︑ 行 間 は約 一
・五 cm︑
字 の大 き さ は約 一
・二 硼四 方 あで る︒ 縦 界線 確が 認 でき
︑ 界幅 は約
一・ 五 cmで
あ る︒ 内 容 は 左 京 また 右は 京 の計 帳 で︑ あ る戸 の冒 頭 の統 計 記載 であ る︒ 正倉 院 現に 存 す る計 帳 と 比 較 す ると ︑ 一行 日か ら順 に︑ 本貫
︑ 戸主 名
+
﹁手 実﹂︑
去年 の計 帳 の回 数 合 計 帳︑ 後破 除 の日 数 帳︑ 後 新 附 の回 数 今︑ 年 の計 帳 の回 数 合 計︑ 不課 回数 の合 計
︑ 不課 日 の内 訳と い たっ 記載 内 容 あで ろう
︒ 但 し︑ 各 行 の書 き出 位し 置を 推定 す ると 他︑ の計 帳 と合 わな い点 があ り 検︑ 討を 要す る︒ ま た︑
﹁手 実﹂ と あ るが
︑ 貫本 が
﹁同 坊﹂ と 前直 の戸 うを け た記 載 であ り
︑ ま た直 前 に紙 継 目 も な い ので
︑ 各 戸 から 提 出 さ たれ 手 実を 貼 り継 いだ も ので はな く
︑ これ を浄 書 たし も ので あ ろ う 本︒ 計 帳 の作 成年 は︑ 三歳 以 下 の年 齢区 分 とし て
﹁黄
﹂ 字を 用 いて いる こと か ら
︑ 天 平勝 宝 九 歳
︵天 平宝 字元 年︑ 七五 七︶ の養 老 令 施 行 以 降 あで ろう 大︒ 数 字
︑ 楷書 体 を 用 いて いる こと 界︑ 線 を 有す る とこ など か らす れば 五︑ bが 一次 文書 で 五 aが 二次 利 用 であ ろう
︒
6 A H J
︵四
︶ 左 京 八 条 三 坊 十 坪 出 土 漆 紙 文 書 第 九 三 次 調 査
S D 一 一 五 五 溝
六 ︵オ モ テ 面 ︶
□ □ □
□ □ □
水 猪 □
七 ︵オ モ テ 面 ︶
︹濃 力︺
□ 中
︵ 五
︶ 左 京 二 条 二 坊 十 三 坪 出 土 漆 紙 文 書 第 一 三 一 上 二 一 調 次 査 6 A F F
同時 出に 土 し た漆 容 器 蓋紙 は 接︑ 合 す ると 一 片一 の断 片 とな る︒ これ ら 本は 来 同 の一 蓋 紙 であ たっ 可能 性 高が いが 相︑ 互 位の 置 関係 は不 明 であ る︒ 墨 書 は こ の う ち九 片 のオ モテ 面 に計 二〇 文 字 分確 認 でき る︒ まと ま たつ 墨書 のあ る 二片 に つ いて 釈 文を 掲 げた 六︒ は 縦︑ 七
・五 cm︑
横 六
︒二 Cm︑
七 は 縦︑ 三
・三 Cm︑
横 一・ 八 硼を 測 る︒ 六 に つい てみ ると 字︑ の大 き さ は約 一
・四 cm四 方 行︑ 間 約は 一
︒九 cmで
あ る︒ 界線 印︑ 影 漆︑ 付着 面 の墨 痕な ど は確 認 でき な い︒ 漆容 器 縁の 辺 部 に あ た る円 状弧 の部 分 が残 てっ おり
︑ これ か ら直 を径 推定 す ると 約︑
五一
〜 一人 cm 考と え ら れ る︒
包 含 層
八 ︵オ モ テ 面 ︶
襲 鱒 口 日 日
□
︹進
︺力
□ 十 一 日
□ 分
□ 巧 R
ヽき和噺鱒
漆 のパ レ トッ 用に いら れた と 思 わ れ る直 径 一二
︒人 cmの 漆 付 着 土 師 器 椀の A
︵平 城宮 土器
Ⅳ︶ に付 着 し て いる 紙︒ 自体 の遺 存 状 況 極は め て悪 い︒ オ モテ 面 にわ ず か に文 字 確が 認 きで た︒ 比較 残的 り の良 い部 分 で観 察す ると 字︑ の大 き さ は約
○
・八 cm四 方 あで る︒ 界線
・印 影 な ど は認 め られ な い︒ 漆 付着 面 に つ いて は水 で 濡ら すな ど の方 法 観で 察 を試 みた が 墨︑ 痕 確は 認 でき なか った
︒
︵六 ︶ 左 京 八 条 一 坊 六 坪 出 土 漆 紙 文 書 第 三 ハ Q 粂 巻 6 A H L S B 三 一 九 〇 掘 立 柱 建 物 柱 穴
九 a ︵オ モ テ 面 ︶
日 x □ Ш
x
× □ 野
x
×
酢
訳
x千 樺
x
面
樺 計 四
︹
一
十
︺力
一 □ 一 十 一 □ 一 十 一
x □ 女 樽 以 一 □
× 柱
針
一 一
x連
□□
□x女咽
口 田 . 印
Ⅳ 糸 依 女 樽 以 口
□ x x 連 x x 女 樽 姑
口□ 策多 樽執 麻呂
x 田 部 連
□ x
九 b 1 1
︵ 漆 付 着 面
︶ 28
□ 売 年
□
□ 比 売 年 九
b 1 2
︵ 漆 付 着 面
︶
︹五
︺カ
□
□
□ 月 十 六 日
□
□
□
□
□ e n
本文書 は曲 物 に入 たっ 生漆 の波 面 に付 着 たし 状 態 で出 土 たし 曲︒ 物 の木 質 部分 腐は 食 よに り 失 われ おて り︑ 漆 塊 が曲 物 に入 った 形 まの ま 化固 し 残て って るい 状 態 であ る︒ 曲 物 底 板 に相 当 す る部 分 の最 大 径
︵本 来 の曲 物 の内 径 にあ るた
︶ は 一 人
・O cm︑
側 板内 面 に付 着 たし 漆 は全 周 に残 り︑ 現存 す る高 さ は最 大 五
・五 cmで あ る︒ 蓋 紙 は本 来 漆液 表 面 の全 面 にか ぶせ ら れ て いた はず であ る が︑ 漆 が完 全 に 固化 す る前 に 一部 分 破が れ 漆︑ 上が 面 にあ ふれ 出 し て回 ま てっ いる
︒ こ のた め︑ 文 字 確が 認 でき る部 分 は限 られ て いる
︒ 文 字 は オ モ 面テ と漆 付着 面 の両 面 残に る︒ オ モテ 面
︵九 こ は︑ 二段 わに た り 名歴 記載 があ り 名︑ 前 の下 に漑 行 で年 齢 年︑ 齢区 分 を記 し
︑ さら そに の下 に数 字 が書 き込 ま れ て いる ︒ 一一 行 確 認し た が︑ 一 行 日と 二行 日 の間 に 一行 分 文字 の見 え な い部 分 あが る︒ 段間 約は 四 硼︑ 行 間 は約 一
・六 cmで あ る︒ 文字 の大 き さ は本 文約
○
・八 cm四 方
︑ 双行 約部
○
・五 cm四 方 であ る︒ 界線 確は 認 でき な か った
︒ な お︑ 残存 部 の最 下部 にも 合計 五文 字 分程 度 の墨 痕 が認 めら れ る が 字︑ 配り を確 定
きで な いの で釈 文表 記 では 省 略 たし
︒ 付漆 着 面
︵九 b︶ は︑ 九 b1 1
・2 から な る︒ これ ら は いず もれ 漆 塊 に接 続 す る が︑ 互 いに 離 れ おて り︑ 位置 関係 を確 定 す る こと が きで な いた め
︑ 三分
し て釈 文 を 提 示 し た︒ 文字 の大 き さ な ど に つ いて は︑ 紙 が し わ にな たっ 部 分 にあ るた め︑ 計 測 困は 難 であ る︒ 九 b1 1は
︑ 名人 を 列記 し 年︑ 齢 を記 し もた ので 九︑ aと 類 似 す るが 女︑ 性名 の メ﹁
﹂ の表 記 異が な る︒ な お 九︑ b1 2 に つい ては 実︑ 体 顕 微鏡 に よる 観察 の結 果︑ 当 該部 分 に紙 の繊 維 の付 着 がな か たっ た め︑
﹃年 報 一九 九 I人 I﹄ 含 九九 八年
︶ で は曲 物 側 板 の墨 書 であ ると たし
︒ し かし
︑ 再度 観察 し た と こ ろ︑ 紙 なが いと し ても 本︑ 質 部 分自 体 も残
てっ るい わ け では な のい で︑ も と も と紙 書に かれ て いた 墨書 が︑ 紙 の繊 維 が失 わ れ ても 漆 の中 に浮 いた 状 態 固で ま り 残︑ たっ も のと 判断 し た方 が良 いと うい 結 論 に達 たし ので 漆︑ 紙文 書 と し て報 告 す る こと と たし な︒ お︑ 九 bは 漆塊 側の 板 相に 当す る部 分 にあ りた
︑ 写真 撮影 は技 術的 困に 難 であ るた め︑ 図版 はに 漆塊 から 分 離 たし 片断 の写 真 のみ 掲 載 した
︒
︵ 七
︶ 右 京 八 条 一 坊 十 四 坪 出 土 漆 紙 文 書 大 和 郡 山 市 教 育 員 委 会 調 査 6 A I I S 二 K
〇
〇 一 土 坑 一 〇
︵ 漆 付 着 面 ︶
戸主
ON
一〇
〜 一四 ︑ 三 ハ〜 三人 は︑ 名人 年︑ 齢 年︑ 齢区 分 など の記 載 相に 当 す ると 考 え ら れ るも ので 籍︑ 帳類 の 一部 であ ると 推定 でき る︒ これ ら は 紙︑ 背 の墨 書 の有 無 付︑ 着 し 漆た の状 態 の違 い︑ 紙 重の な り の有 無 な かど ら︑ 全 てが 同 一の 漆蓋 紙 に由 来 す る かど う か 疑は 間 であ るが 同︑ 一の 蓋紙 もで 部分 によ り 状態 が違 う こと はあ り 得 るし 同︑ 一文 書 が切 り分 けら れ て異 な る漆 容 器 の蓋 紙 と し て用 いら れ る 可能 性 もあ る ので 同︑ 一個 体を 識 別す る こと は困 難 であ る︒ そ こで 内︑ 容 上関 係 が想 定 きで るも のを 類 衆 たし
︒
〇一 は︑ 縦 二
・一 伽︑ 横 二
・四 cmの 断 片 であ る︒ 文字 漆は 付着 面 に書 か れ おて り︑ オ モテ 面 から 左 文字 で観 察 でき る︒ 文字 の大 き さ は○
・六 cm四 方 あで る︒ 戸 主 の人 名 の冒 頭 記に 載 され たも ので あ うろ
︒ おな S︑ K 二〇
〇 一は 中地 区 0に 位置 す るが 小︑ 地 区に つい ては 南︑ 北 はK
〜0
︑ 東 西 は 44〜 45 に及 ぶ︒ 個 々 の文 書 の出 土地 点 特を 定 す る こと は 困難 であ る た め︑ Zと たし ま︒ た︑ 一 一〜 五 一に つい ても 同様 のた め︑ 中
・小 地区 記載 を 省略 し た︒
一 一 ︵オ モ テ 面 ︶
□
□
□
□ 部 石 村 戸
□ メ 財 女
□
□
□
縦 七
・O w︑ 横 七
・八 硼の 断 片 であ る︒ いた
︒ 字文 オは モ テ面 四に 行確 認 でき る︒ 工 飩四 方 あで る︒ 名人 列を 記 し て いる
︒
一 a ︵オ モ テ 面 ︶
□ 富 売 足 売 一 二 b ︵漆 付 着 面 ︶
二
□
□
□ 縦
二
・ 三 硼 ︑ 横 三
・ 三 飢 の 断 片 で あ
る ︒
オモテ 面 を内 側 に し て 二 つ折 り され て 行間 は 二
・六 cm︑
文 字 の大 き さは 一
・ 文
字 は両 面 に確 認 でき る︒ オ モテ 面
全 二a
︶に は︑ 二行 確 認 きで る︒ 令
間 一
・八 h
︹文 字 大の きさ は 一︒ 一側 であ る
︒ 人名 を 列 記 し いて る︒ 付漆 着 面
︵一 一一b
︶ は 行二 確 認 きで るが 完︑ 存 せず
︵ 計 測 は 不可 能 あで る︒
二 a ︵オ モ テ 面 ︶
□ 塩 麻 x 一 三
b
︵ 漆 付 着 面
︶ 日
□ □ 二 縦
・ 三 cm ︑
横 二
・ 二 伽 の 片 断 で あ る ︒ 文 字 は 両 面 に 確 認 で き る ︒ オ モ テ 面 全 a 二
︶ に は ︑ 一 行 確
.認 で き る 文 ︒ 字 の き 大 さ は 一 ︒ 一 硼 四 方 で あ る ︒ 男 性 名 の 前 の 一 部 あ で ろ う 漆 ︒ 付 着 面
︵ 二 b
︶ は 二 行 確 認 で き る が 大 ︑ き さ な ど の 計 測 不 は 可 能 で あ る ︒ 一 四 a ︵オ モ テ 面 ︶
メ 廣
富
年
x
一 四 b 漆 ︵ 付 着 面
︶
︹一 カ
︺
□
□ 縦
四
・ 一 Cm ︑
横 三
・ 七 cm の 片 断 あ で る ︒ 文 字 は 両 面 に 確 認 き で る ︒ オ モ テ 面
︵ 一 四 こ 漆 ︑ 付 着 面
︵ 一 四 b
︶ と も に 一 行 あ る が ︑ 文 字 の 大 さ き な ど の 計 測 は 不 可 能 で あ る ︒ オ モ テ 面 に 別 は の 紙 片
︵ 一 五 ︶ が 付 着 し て る い
︒ 一 五
漆 ︵ 付 着 面
︶
□
□
一四 aと オ モ テ面 ど う し で密 着 し た 断 片
︒ 二文 字 確 認 でき る が 判 読 で き な い︒ 一四 b と 一連 のも のか
︒
一 六 ︵オ モ テ 面 ︶
歳 縦
二
・八 cm︑
横 二
︒三 硼の 断 片 あで る︒ 文字 は オ モ テ面 に 一文 字 確 認 きで る︒ 文字 の大 き さな ど の計 測 は不 可能 であ る︒ 年 齢 記載 に関 係す るか
︒
一 七 a
︵漆 付 着 面
︶
□ 歳 一 七 b ︵オ モ テ 面 ︶
縦 三
・二 Cm︑
横 三
・三 cmの 断 片 であ る︒ 文 字 は 両面 に確 認 でき る︒ 漆 付 着 面 全 七 a︶ は︑ 二行 あ るが 文︑ 字 の大 き さ など の計 測 は 不可 能 であ る︒ 年 齢 記載 に 関 係す るか
︒ オ モ テ面
︵一 七b
︶ は 二行 あ るが
︑ 文字 大の き さな ど の計 測 は不 可 能 であ る︒
八 一
︵ 漆 付 着 面 ︶ 壱
拾
□
縦 三
・三 cm︑
横 三
・八 側の 片断 文︒ 字 は漆 付 着 面 に 二行 確 認 でき る︒ 文 字 の大 き さ は 一・ 三 硼四 方 あで るが 行︑ 間 の計 測 は 不可 能 であ る ︒ 一行 日 の左 に縦 の墨 界線 確が 認 でき る︒ 大 数字 だ なけ ので 確 言 でき な いが 書︑ 体 の共 性通
︑ 線界 の共 通性 な かど 考ら え て︑ 籍 帳 類 の 一部 あで り︑ 年 齢記 載 相に 当 す ると 推定 でき る︒
□ □ □
一 九 ︵漆 付 着 面 ︶ 壱 拾 陸 □
縦 三
・八 cm︑
横 一
・四 処の 断 片 であ る︒ 文字 は漆 付着 面 に 一行 確 認 きで る︒ 文 字 大の き さ は 一 一硼 四方 であ る︒ 筆 跡 が 一人 と くよ 似 て いる の で︑ 同 文じ 書 の 同種 の記 載 あで ろう
︒ 三
〇 a
︵漆 付 着 面
︶
□ 参 拾
□
□ 三 〇 b ︵オ モ テ 面 ︒ a と 天 地 逆 ︶
□
□ 七 縦
三 七 ・ 側 ︑ 横 三
・ 二 飢 の 断 片 で あ る ︒ 文 字 は 両 面 確 に 認 で き る ︒ 漆 付 着 面 全 一
〇 a ︶ は 行 二 あ り 文 ︑ 字 の 大 き さ は 一 ︒ O Cm 四 一
方 ︑ 行 間 は 一 ︒ 一 卿 あ で る ︒ 大 数 字 を 記 す ︒ オ モ テ 面
︵ 一 一 〇 b ︶ は 一 行 あ る が 文 ︑ 字 の 天 地 は 二 〇 a と 逆 あ で る ︒
二 一 ︵漆 付 着 面 ︶ 3
津
□ 玖
□ 渫
二重に折りたたまれた状態で縦二︒九
c m横ではるあ片の側六六断・文字漆︒︑ 付着面に三行確認でき︑オモテ面から左文字で観察できる︒行間二・O
C m字文︑ の大きさは一・O硼四方である︒各行に大数字を記す︒ 三二︵オモテ面︶
× 五 女 十 一 縦
四
・ ○ 伽 ︑ 横 四
︒ O 側 の 片 断 で あ る ︒ 字 文 オ は モ テ 面 に 二 行 確 認 き で る ︒ 二 行 二 は 本 の 縦 界 線 に は さ ま れ て る い の で 細 ︑ 字 双 行 部 分 と 判 断 で き る ︒ 界 幅 は 一 ・ 人 m で あ る ︒ 各 行 末 の 文 字 の 下 に は 横 界 も 線 確 認 で き る ︒ 文 字 の 大 き さ は
O︒九 卿四 方 であ るが
︑ 行間 は計 測 でき な い︒ 内 容 は︑ 男 女 の人 数 の統 計 に 関す る記 載 か︒
一 二 a ︵オ モ テ 面 ︶ 二
三 b
︵漆 付 着 面
︶
□ 百
□
□ 縦
三
・ 六 側 ︑ 横 一 ︒ 九 側 の 片 断 で あ る ︒ 文 字 は 両 面 に 確 認 で き る ︒ オ モ テ 面 全 百 一 a
︶ に は 二 文 字 確 認 き で る が 位 ︑ 置 関 係 か ら し て
﹁女 ﹂ の 字 細 は 右 字 寄 せ 部 分 で あ ろ う
﹁女 ︒
﹂ の 字 の 大 き さ は ○
・ 九 四 方 で あ る ︒ 行 右 の 縦 に 線 界
﹁女 ︑
﹂ の 字 の 下 渡 に 界 線 が み え る ︒ 付 漆 着 面
︵二 三 b ︶ に は 二 行 墨 痕 が あ り ︑ 数 字 を 記 て し い る
︒ こ 四 ︵オ モ テ 面 ︶
x子 小 子
二 五 ︵オ モ テ 面 ︶
□ 子 縦 一 ・ 五 飢 ︑ 横 一 ・ 七
c m オ る き 認 確 行 文 る 文 断 片 で で あ 一 字 に 面 テ の は モ ︒ ︒ 字 の 左 に 縦 界 線 が み え る ︒ 文 字 の 大 き さ な ど は 計 測 で き な い ︒ こ れ も 年 齢 区 分 の 記 載 か ︒
一 三 ^ a ︵オ モ テ 面 ︶
婢
二 六 b
︵漆 付 着 面
︶
□ 縦
一 ・ 七 側 ︑ 横 一
・ 五 の 硼 断 片 あ で る ︒ 文 字 両 は 面 に 確 認 で き る ︒ オ モ テ 面
︵二 六 a ︶ に は 一 文 字 確 認 き で る ︒ 字 の 大 き さ
○ は
︒ 九 cm 四 方 で あ る ︒
. こ も れ 籍 類 帳 の 記 載 あ で う ろ 漆 ︒ 付 着 面
︵二 六 b ︶ は 一 文 字 確 認 で き る の み で あ る ︒
縦 四 間 は 一 七
一
cm cm 横 三
・ 一 伽 の 断 片 で あ る ︒ 文 字 は オ モ テ 面 一 二 に 行 確 認 で き る 行 ︒ 字 文 の 大 き さ は 0
︐ 九 m 四 方 あ で る ︒ 内 容 年 は 区 齢 分 を す 示
︒
三 七
︵漆 付 着 面
︶
□ 戸
縦 二
︒九 伽︑ 横 三
・二 Cmの
断 片 あで る︒ 文 宇 は漆 付 着面 に 一行 確 認 でき る︒ 文 字 の左 右 縦に 界 線 がわ ず か にみ え る︒ 界幅 は 一
・六 釦︒ 文 字 の大 き さは O
︒九 伽 四方 であ る︒
二 人 ︵オ モ テ 面 ︶
弐 人
□
縦 二
・三 Cm︑
横 二
・O Cmの 断片 であ る︒ 文 字 は オ モ テ面 に 一行 確 認 でき 行︑ 末 の文 字 右は に寄 せ て いる 字︒ の大 き さは 一
︒O Cm四 方 であ る︒ 二
九
︵漆 付 着 面
︶
伯 x 陸 拾 玖 餅
× □ 参 升 穎 稲 卑
□ x
縦 八 二・ Cm︑
横 四
・七 cmの 断片 であ る︒ 墨 痕 は漆 付 着 面 に 二行 確 認 でき オ︑ モ テ面 すな わち 漆 付の 着 し て いな い面 から 左 文 字 で観 察 でき る︒ 行 間 二
︒四 cm︑
字 の大 き さは 一
︒二 釦四 方 であ る︒ 品 目 や数 字 単︑ 位 が釈 読 きで 稲︑ 穀と 穎稲 の数
量を 追 い込 み 書で いて いる 同︒ 様 の記 載 形式 の例 は︑ 正倉 院 文書 正集
一〇
︑ 天平 34 二年
︵七 三〇
︶ 大 倭 国大 税 帳
︵﹃大 日本 古文 書﹄ 編年 文書 巻 一︑ 三九 六頁
〜四 一三 頁︶ な ど にも みら れ る︒ な お︑ 二行 日 の第 一字 目 は
﹁斗
﹂ の可 能性 があ る︒ 最末 尾 の 文字 は
﹁束
﹂ には なら な い︒ 三〇 と漆 付着 面 うど し で密 着す る︒
三 〇
︵ 漆 付 着 面
︶
□
□
□ 上 一 上 十 三 縦 三 ・ 八
c m 九 る い て 着 密 に 面 着 付 漆 の 二 墨 硼 横 六 ︒ 四 の 片 で あ る が 断 し ︒ ︑ ︑ 痕 は 漆 付 着 面 に 三 行 確 認 で き ︑ オ モ テ 面 か ら 左 文 字 で 観 察 で き る ︒ 行 間 一 ・ 一
C m ︑ 字 の 大 き さ は ○ ・ 五 伽 四 方 で あ る ︒ 字 の 大 き さ か ら み て ︑ 帳 簿 な ど の 細 学 部 分 に あ た る 可 能 性 が あ る ︒
一 一 a ︵オ モ テ 面 ︶
稲
十
東
三 一 b
︵漆 付 着 面
︶
□
□ 習
□
□
□ 二 重
に 折 り た た ま れ た 状 態 で 縦 四
・ 二
∽ ︑ 横 六
・ 五 側 の 片 断 で あ る ︒ 墨 痕 両 は 面 に 確 認 き で る ︒ オ モ テ 面
︵ 三 一 こ に は 一 行 あ り 字 ︑ の 大 き さ は 一 三 口 側 方 で あ る ︒ 稲 の 数 量 を 記 す 漆 ︒ 着 付 面 二 ︵ 一 b は ︶ 二 行 あ り オ ︑ モ テ 面 か 左 ら 文 字 で 観 察 で き る が ︑ 不 明 瞭 で 字 ︑ の 大 き さ 行 ︑ な 間 ど の 計 測 は 不 可 能 で あ る ︒ 三
二
︵ 漆 付 着 面
︶ 郡 司 一縦
三
・ 三 飢 ︑ 横 二
・ ○ の 甑 片 断 あ で る ︒ 文 字 は 漆 付 着 面 に 一 行 確 認 で き る ︒
﹁郡 ﹂ の 上 に か す か に 横 界 線 み が え る ︒ 字 の 大 き さ は O
・ 入 釦 四 方 で あ る
︒ 三 三
a
︵漆 付 着 面
︶
□
□
□ 奉 塩
三 二 b ︵オ モ テ 面 ︶
□
□ 臣
□
□ 縦 四
⁚ 七 m ︑ 横 五
︒ 一 甑 の 断 片 で あ る ︒ 文 字 は 両 面 に 確 認 で き る ︒ 付 漆 着 面
︵ 三 二 a ︶ に は 二 行 あ る が ︑ 存 完 な し い た め ︑ 行 間 字 ︑ の 大 き さ な ど 計 は 測 き で な い ︒ オ モ テ 面
︵ 三 三 b
︶ に は 三 行 あ り 文 ︑ 字 の 大 き さ は 一 ・ 五 cm 四 方 で あ る が ︑ 行 間 計 は 測 で き な い ︒
三 四 ︵オ モ テ 面 ︶
寮 □
︹牒
□
︺力 縦
二
・三 m︑ 横 二
・七 の飩 片断 であ る 文︒ 字 は オ モテ 面 に 二行 確 認 きで る が︑ 完 存 し な いた め︑ 行 間 字︑ の大 き さな ど は計 測 きで な い︒ 某 寮発 給 牒の を示 すと 考え ら れ るが 前︑ に 一行 あ る ので 頭冒 の記 載 では な い︒
二 五
︵ 漆 付 着 面
︶
× 呂 申
□ 状
縦 三
・O
cm︑ 横 六
︒ 一 側の 断 片 あで る
︒ 文 字 は 漆 付 着 面 に 二行 確 認 で き
︑ オ モ テ面 か ら 左 文 字 で 観 察 で き る
︒ 文 字 の大 き さ は 一
︒ 一 Cm四
方
︑ 行 間 は 二
・O Cmで あ る︒ 書 状 の 一部 あで る 可 能 性 が あ る
︒ 三 五 の漆 付 着 面 が 三 六 の オ モ テ 面 に 密 着 し て るい
︒
三 六 ︵オ モ テ 面 ︶
□
縦 五
・七 cm︑
横 六
・O cmの 片断 であ る︒ 二五 と 密着 し て いる 文︒ 字 はオ モテ 面 から 一文 字確 認 でき る が︑ 大 き さな ど は計 測 きで な い︒
三 七 ︵オ モ テ 面 ︶
せ 仔 士 口
□ 淳 小
縦 二
・六 cm︑
横 三 五・ cmの
片断 あで る︒ 文 字 は オ モ テ面 に 二行 確 認 でき る︒ 字 の大 き さ
○は
・九 cm四 方 行︑ 間は 一
・六 cmで
あ る︒
三 人 ︵オ モ テ 面 ︶
x □ 周
□ x
︹行
︺力
x 正 覚 明
□ x
︹天 人 力︺
x 道 法 御
□
□ 師 号 仏
×
祭 宛 力 Ж 門 中力
︺︹ 士心 力
︺
x 世 天
□
□
□ 菱 □ 梵
□ 従 人 x
︹遊
︺力
自
□
□ 作 證
□ 彼 説 法 初 妙 x
︹義力︺ ︹足力︺
妙
□
□
□
□ 具
□
□ 浄 顕
□
□
×
︹狸
︺力
□
□
□ 曇
□
×
漆付着 面を 内 側 にし て 二 つ折 り に され た状 態 で︑ 大 きく 三断 片 に分 か れ て いる が︑ 接 続 展︑ す開 ると 縦 二 一・ 二 Cm︑
横 一四
・四 cmの 断 片 とな る︒ 復 元直 径 約は 二 一
・五 cmで あ る︒ 非 常 薄に く
︑ 紙 の遺 存 状態 は良 く な い︒ 文字 は オ モテ 面 七に 行確 認 でき 行︑ 間 は 一︒ 九 cm︑
文字 の大 き さ は 一
︒三 cm四 方 であ る︒ 界線 確は 認 きで な い︒ 内容 は
︑ 二行 日か ら六 行 目 ま では
﹃中 阿 含経
﹄巻 第 十五 二 の 一部 あで る︒ 欠 損部 分を 復 す元 ると 後掲 のよ う にな り︑ 改行 箇所 特の 定 は困 難 あで るも の の︑ 一 行あ た り 一七 文 字 で割 り 付 けら れ て いた こと 確が 認 きで る︒ こ の復 元 によ
れ ば︑ 一 行 日と 七行 日 は文 字 が経 文 と合 致 なし い︒ 一 行 日 は当 該巻 題 目 の
﹁中 阿 含 巻経 第 二十 二人 品 周 那経 第 五﹂ の 周﹁
﹂ に︑ 七行 目 は訳 者 名 記載 の
﹁東 晋 局賓 三蔵 程曇 僧 伽提 婆
﹂訳 の
﹁窪 曇
﹂ あに た るか 但︒ し︑ 書 写 部分 は
﹁大 周品 那経 第 五﹂ では な く
︑ 同じ 巻第 五十 二 に含 ま れ る
﹁大 品 調御 地 経 第 七﹂ の部 分 あで る︒ 従 てっ 経︑ 典 の内 容を 解理 し た上 で抜 き 書き し たも ので はな く 巻︑ の冒 頭 の題 日︑ 訳者 名 と経 典内 の五 行 を適 当 に書 写 たし も の であ うろ
︒ 写経 生 の試 字 の類 か 但︒ し︑ 試 字だ と す ると あ ま り長 く はな ずら ︑ 一紙 で完 結 す るは ず であ る︒ 同じ 土坑 から 伴 出 した 他 の文 書 は巻 子 装 あで った 推と 定 され るも のが りあ 反︑ 古紙 が大 量 に払 い下 げ ら れ て いた 様 子 うが かが え るが
︑ そ の状 況 か らす ると 試︑ 字 が 一紙 の 状 態 で供 給 さ れ たと み る のは 不自 然 であ る︒ 何枚 か貼 り継 がれ た状 態 で調 達 さ れ たか
︒ 経
文 の 復 元 存 線 部 は釈 読 でき る文 g 中 阿含 経巻 第 五十 二大 品 周那 経第 五 時 如来 出世 無所 著等 正覚 明行 成為 善 逝 世間 解 無 上士 道 法御 天人 号師 仏衆 祐彼 於 此 世天 魔及 梵 沙 門梵 志 従 至人 天自 知 自 覚自 作 證成 就 遊彼 説法 初妙 中妙 党亦 妙 有義 有文 具 足清 浄 顕 現梵 行 彼所 説法 東 晋 局賓 三蔵 狸曇 僧 伽提 婆 訳
︵但 し︑ 各 行 の始 まり の文 字 は確 定 でき な い︒
︶
二 九 a ︵オ モ テ 面 ︶
x □ x x 廃 業
× x □
□ x 二
九 b
︵ 漆 付 着 面
︶
□
□
□
□
□ 縦
三
・ 三 cm ︑
横 三
︒ 人 側 の 片 断 で あ る ︒ 文 字 両 は 面 に あ る オ ︒ モ テ 面
︵ 一 一 一 九 こ に は 三 行 あ り 行 ︑ 間 は 二
・ O Cm ︑
文 字 の 大 き さ は 一 ︒ O Cm 四 方 で あ る ︒ 但 し 三 ︑
行 日 は完 存 なし いの で計 測 でき な いが︑ 大 ぶり の文 字 で書 か れ て いる 漆︒ 付着 面 省一 九b
︶に は 二行 あ る が︑ 判 読 でき な い︒ な お︑ 三九 a〜 四 二 aは 一連 の断 簡 で︑
﹃論 語﹄ 学而 篇︑ 何 晏集 解 の 一部 あで る︒ これ ら に界 線 確は 認 きで な い︒ 四
〇 a
︵オ モ テ 面
︶
x
x
□
糾
闘
隅
x x
x
x □
□
x
四
〇 b
︵ 漆 付 着 面
︶
□
□
□
□
□
□ 縦
三
・ 八 伽 ︑ 横 四
・ 三 側 の 片 断 あ で る ︒ 文 字 は 両 面 に 確 認 で き る ︒ オ モ テ 面 四 ︵
〇
︶ a に は 三 行 あ り 行 ︑ 間 は 一 ・ 五 cm ︑
文 字 の 大 き さ は 一 ︒ Cm 一 四 方 で あ る ︒ 三 行 日 二 の 字 文 目 は 大 ぶ り の 字 で 書 か れ て い る ︒ 付 漆 着 面
︵ 四
〇 b
︶ に は 二 行 あ る が 墨 ︑ 痕 が 明 瞭 で は な く 行 ︑ 間 ︑ 字 の 大 き さ な ど は 計 測 き で な い ︒
四 一 a ︵オ モ テ 面 ︶
x □
× x □
□
× x 不 知 君 子 不 x x □
□ x 四
一 b
︵ 漆 付 着 面
︶
︹大
ユカ
︺
□
□ 小 豆
縦 四
・六 cm︑
横 三
・三 の側 片断 であ る︒ 文字 は両 面 に確 認 でき る︒ オ モテ 面
︵四 a︶ には 三行 確 認 きで る︒ 文 字 の大 きさ は○
・八 cm四 方 あで るが 行︑ 間 は計 測 で
き な い ︒ 漆 付 着 面 ︵四 一 b ︶
四 二 a ︵オ モ テ 面 ︶
x □
□ x □ 也
には一行確認できるが︑大きさの計測は困難である︒
四
三 b
︵ 漆 付 着 面
︶ 口
□
縦二
︒四 cm︑
横 二
・五 cmの 断片 であ る︒ 文 字 は 両面 確に 認 でき る
︒ オ モ テ面
︵四 一一
︶a には 二行 あ り︑ 文字 の大 き さは
○
︒人 側四 方 であ る︒ 行 間 は計 測 でき な い︒ 二行 日 の 一字 目 の部 首 は シタ ゴ コ ロで あ る︒
﹁也
﹂ の下 には 紙 が 残 る が墨 痕 はな い︒ 漆付 着面
︵四 二b
︶ には 一行 あ るが 判読 きで な い︒ 先 述に べた よう に︑ 三九 a〜 四 二 aは
﹃論 語﹄ 学而 篇︑ 何 晏集 解 の 一部 あで り︑ 復 す元 ると 後 掲 のよ う にな る︒ 簡断 を文 字 に従 てっ 配 置す ると
︑ P L l8及 び第 18 図 のよ う にな り︑ 直 径 約 八 cmの 円形 で︑ 中心 部 分 が欠 けた 形 とな る︒ 三九 のa 一行 日 細は 字 訊行 部 で
﹁学
﹂ にあ たり
︑ 三行 日 二の 文字 本は 文 の文 字 で
﹁楽 子﹂ にあ た る︒ 四〇 aの 一
︒二 行 日 は細 字 双行 部 分
︑ 三行 目 の 一字 目は 細字 双行 部分 で
﹁同
﹂︑ 二文 字 日は 本 文 の文 字 で
﹁人
﹂ にあ た る︒ な お︑ 通行 の写 本 では
﹁説
﹂ あで る文 字 が
﹁悦
﹂と な てっ いる
︒
四 一a の 一︒ 二行 日 は細 字双 行 部 で︑ 一行 日 の文 字 は
﹁怒
﹂ 及 び
﹁人 有
﹂ にあ た る︒ 三行 日 は学 而 篇 の第 二条 にあ た るか と思 わ れ るが
︑ 残 画 がわ ず か であ り
︑ ど の文 字 あに た るか 判は 断 でき な い︒ 四 三 aの 二行 日 第 一字 は︑
﹃論 語
﹄ 何晏 集 解 の該 当 部 周分 辺 おに いて シ タゴ コ ロの 部首 をも つ文 字 を探 すと
﹁怒
﹂ にあ た るが 断︑ 片 の形 状 か ら考 え て︑ 四 一a の 一行 日 の
﹁怒
﹂ と は同 一文 字 では な い︒ 従 って
︑ 当該 条末 尾 の
﹁君 子 不怒
﹂ の
﹁怒
﹂ にあ た ると 考 え ら れ る が︑ 通行 の写 本 では そ の次 に
﹁也
﹂ はな い︒ や や疑 問 は残 るも の の︑ 四 三 aで
﹁也
﹂ の直 後 に文 字 が な いこ と を考 え ると 文︑ 末 にあ た ると 考 え てよ く
︑
﹁君 子 不怒 也﹂ と あ るう ち の末 尾 二字 と み て矛 盾 は な い︒ そ う あで る なら ば ︑ 一行 日 は
﹁有 所
﹂ にあ たり 残︑ 画 は これ に あ ては ま る︒ な お
︑ この
﹁有
﹂字 は四 一a の
﹁有
﹂ 字と 同 じ文 字 の 一部 であ る︒ こ の
﹃論 語﹄ 何 晏集 解断 簡 は︑ 四 一a に第 三行 日 があ る こと から 考 え て︑ 一 条 日 のみ を抜 き 出 たし も ので はな いこ と がわ かる ま︒ た︑ 漆 付着 面 の方 が乱 雑 に書 かれ て いる こと か らす ると オ︑ モテ 面 の
﹃論 語﹄ 何晏 集 解 の方 が 一次 利 用面 であ つた こと が推 定 でき る︒ た だ
︑ これ が反 古 紙 とな った 経 緯 には いく つか の疑 問点 があ る︒
﹃論 語
﹄ 何晏 集 解 は本 来完 全 な写 本 であ たっ 可能 性 があ る が︑ うそ だ と す ると それ が不 要 にな って 紙背 を利 用 さ るれ 至に る経 緯 が説 明 され なけ れば なら な い︒ 逆 に︑ 仮 に 一部 分だ け の抜 き 書 きだ すと ると 短︑ い紙 単が 独 で漆 工房 に払 い下 げ ら れた と いう こ と にな り
︑ 不自 然 であ る︒ 全 文 を 丁 寧 に書 写 し た習 書 で︑ 完 成後 に不 要と なり
︑ 紙背 が利 用 され た と みる のも 一条 であ るが
︑ さら な る検 討を 要す る︒
﹃論 語
﹄ 学 而 第 一 何 晏 集 解 の 復 元
︵実 線 は 釈 読 で き る 文 字 ︑ 点 線 は 残 画 に 矛 盾 が な い 文 字 ︶ 子
日 学 而 時 習 之 不 亦 悦 子 藝 郷 爵 構 翻
識野 蜘唖 抑麟 贈諧 貼 脚 有 切 朋 自 遠 方 来
不 亦 慕 羽 陶 聞 脚 尺 不 知 而 不 儡 不 亦
君 子 子 融 抑 穀 鮪岬
翁論 語注 疏
﹄ 禽十 三経 注 琉﹄ 所 収
﹀ よに る︒ 但 し
﹁説
﹂ は
﹁悦
﹂ に改 め 末︑ 尾
﹁君 子不 怒
﹂ の下 に
﹁也
﹂を 加え た︒
︶
子 日 学 而 時 習
之 不 亦 悦 子
孔 子 也 王 国 時 者 学 者 H 誦
習 以 時 学 熱 鮎
▼ 駆 所
不 亦
日 包 J 日
︱
阻 怒
也 凡 よ
丑 徊 ヱ J f 丁 私 丸 ぎ ∴ イ
F…
馬 口 子 者 男 子
之 通 称 謂
不 知 不 而 不 阻 亦 韓
喜 可
勢田 図 嗣 洋男
口 2
同
四 三
︵ 漆 付 着 面 ︶
□ 時 時
□
□ 歎 歎
□
□
縦六
︒二 硼︑ 横 五
・三 側の 断 片 あで る︒ 文字 は漆 付着 面 に 三行 残 る︒ 付漆 着 面 か らは 一部 の文 字 かし 観 察 でき な いが オ︑ モテ 面 から 左 文字 で観 察 でき る︒ 行 間 一
・四 硼︑ 字 の大 き さ は 一︒ 三 cm四
方 であ る︒ 各 行 とご に同 字じ を 繰り 返 し てお り 習︑ 書 と みら れ る︒
四
四
︵ 漆 付 着 面 ︶
□
□
□ 得 得 得
□
□ 傷 傷
□
□
□
□
二重 折に り たた ま れた 状 態 で出 土 たし が︑ 展 開す ると 縦 七
・七 cm︑
横 五
︒人 cm の逆 角三 形 の断 片 とな る︒ 墨 痕 は漆 付 着面 に 行四 確認 でき
︑ オ モテ 面 から 左 文字 で観 察 きで る︒ 行 間 一 六・ cm︑
字 の大 き さは 一
・六 側四 方 各︒ 行 ご と に同 字じ を 連ね た 習書 であ ろう ︒ 一行 日 の字 偏の は
﹁耳
﹂︑ 四行 日 の字 の寿 は
﹁頁
﹂ あで る︒
四 五 a
︵オ モ テ 面
︶ 四
五 b
︵漆 付 着 面 ︶
□
縦 一・六 cm︑
横 一
・二 Cmの 断 片 あで る︒ 文 字 両は 面 に確 認 でき る︒ オ モ テ面
︵四 五 a︶ に は 三行 あ るが 完︑ 存 せず
︑ 字 の大 き さ など の計 測 は でき な い︒
﹁得
﹂ の字 筆の 跡 が 四六
・四 七と 似 て いる ので
︑ これ はら 同様 習の 書 あで ろう 漆︒ 付 着 面 四︵ 五b
︶ には 一文 字 あ るが
︑ 判読 でき な い︒
四 六 ︵オ モ テ 面 ︶
︹得
︺力
得
□
□ 為
□ □ 得 □
漆付 着 面ど う し で 二枚 密 着 たし 断 片 のう ち の 一枚 縦︒ 二
・六 cm︑
横 二
︒二 側の 断 片 であ る︒ 文字 はオ モテ 面 三に 行 確 認 きで るが 完︑ 存 せず
︑ 文字 の大 き さな ど は計 測 きで な い︒ 習 書 の 一部 か︒ な お︑ も う 一方 の断 片 には 墨痕 は確 認 でき な い︒
四
七
︵ オ モ テ 面
︶
︹得
︺力
□ □
□
漆 付 着 面 ど う し で 二枚 密 着 し た 断 片 のう ち の 一枚
︒ 縦 二
・○
伽︑ 横 一
・九 cmの 断 片 あで る
︒ 文 字 は オ モ テ 面 に 二行 確 認 で き る が
︑ 完 存 せず
︑ 文 字 の大 き さ な ど の計 測 は でき な い︒ こ れ も 習 書 か
︒ な お
︑ も う 一方 の断 片 に は 墨 痕 確は 認 でき な い︒
四 人
︵ オ モ テ 面
︶
□ 日
□
□
□ 縦 二
・ 三 cm ︑
横 一 ・ 六 cm の 断 片 で あ る ︒ 文 字 オ は モ テ 面 二 に 行 確 認 で き る ︒ 字 の 大 き さ は ○
・ 六 cm 四 方 で ︑ 行 間 は 計 測 で き な い ︒
四 九
︵ オ モ テ 面
︶ 42 五
□ 縦
一 ︒ 人 c m 横 ︑ 二
・ ○ 側 の 断 片 で あ る ︒ 文 字 は オ モ テ 面 に 二 文 確 字 認 で き る ︒
大 き さ な ど は 計 測 でき な い︒ 五
〇 と 漆 付 着 面 ど う し 密で 着 す る
︒
五
〇
︵ オ モ テ 面
︶
□
縦 一・ 人 cm︑
横 二
・○ 硼の 断 片 であ る︒ 文 字 はオ モ テ面 に 一文 字 確 認 きで る︒ 大き さな ど は計 測 でき な い︒ 四九 と 漆付 着面 うど し 密で 着す る︒
五
一
︵ 漆 付 着 面
︶
□
□ 六 百 オ
モ テ 面 ど う し で 二 枚 密 着 し た 断 片 う の ち の 一 枚 縦 ︒ 五
・ 一 Cm ︑
横 五
︒ 二
Cm の
片 断
で あ
る ︒
文 字
漆 は
付 着
面 に
二 行
確 認
き で
る ︒
大 き
さ な
は ど
測 計
で き
な
い ︒
な
お ︑
も う
一 方
の 断
片
に は
痕 墨
確 は
認 で
き な
い ︒
︵八 ▼ 京 左 条 二 坊 二 五 坪 出 土 漆 紙 文 書 一 第 S D
五 三
〇 〇 濠 状 構 遺
一五 二 ︵オ モ テ 面 ︶
□
]目 E
縦 六
︒ 九 卿 ︑ 横 八
・ 五 蝕 の 片 断 で ︑ 二 片 分 に か れ る ︒ 文 字 オ は モ テ 一面 に 確 認 で き る 文 ︒ 字 の 上 部 に 横 界 線 と み ら れ な 曇 線 が 三 本 ︑ 文 字 よ り や や 左 に 離 て れ 界 縦 線 が 一 本 確 認 で き る ︒ 界 横 線 の 間 隔 は 一 ︒ C m 一 あ で る ︒ 本 文 書 は 文 ︑ 字 は と ほ ん ど み え な も い の の 界 ︑ 線 が 存 在 す る と こ よ に り 本 来 は 整 た つ 文 書 帳 ︑ 簿 類 で あ つ
・た こ
. が と 推 定 で き ち ︒ 空 白 部 が 多 い こ と か ら す れ ば 典 籍 で は あ る ま い
︒
S D 五 三 十 ○ 濠 状 遺 構
五 三 ︵オ モ テ 面 ︶
≒罵 ヽ
一〇 一四 次 調 査 6 A F F 縦 二 上 一.一m 横︑ 三 七L 伽一の 断 片 で
︑ 行 間 は 二
・三
側︑ 文 字 の大 き さ は 一
オ モテ 面 に 二行 四文 字 の墨 書 が認 めら れ た︒
・四 m西 方 あで る︒ 界 線 は確 認 でき な い︒
ゝや 弼
43
︵ 九
︶ 西 隆 寺 跡 出 土 漆 紙 文 書 茶
褐 下 土 層 五 四
1 十
︵ オ モ テ 面
︶ x 亀
九 年 四 月
□ 五
四 十 2
︵ オ モ テ 面
︶
□
□ 日 充 十 四 石 五 斗
□ 婆 夷 一 人 已 上 三 x
︹人
︺力
□
□ 鉄 工 二 □
第 二 二 人 次 調 査 6 B S R
0 島 輪
已 上
□⊆
人と 牙
U升
縦 九
︒二 Cm︑
横 八
・O cmの
片断 あで る︒ 現 状 で︑ 漆 付着 面 を内 側 にし て︑ 文 字 の行 と 平行 に 二回 折 り たた ん おで り 大︑ ま か に言 え ば 四枚 重 ね にな てっ いる が︑ り折 た また れた 内 側 は複 雑 にし わ にな って るい 復︒ 元的 に展 開す ると 直径 三
〇 cm を超 え る︒ ま た 漆︑ が厚 く付 着 し てお り 長︑ 期 間漆 液 に付 され て いた と推 定 でき る︒ 大き さ 及び 漆 付着 状 況 から
︑ こ の漆 紙文 書 は輸 送用 も くし は保 管 用 の大 型曲 物 付に せら れ て いた と考 え られ る︒ な お︑ 折 り たた まれ た内 側 の部 分 に紙 の継 目 が観 察 でき る︒ 現状 で文 字 が確 認 でき る のは 折︑ り た また れ た状 態 で外 側 に出 て るい 面
︵五 四 十2
︶ 主が であ る が︑ 分 離 たし 一断 片 に つい て のみ
︑ 反対 側 の面
︵五 四十 1︶ にも 認 めら れ る︒ 両者 と も オ モ テ面 に書 か れ てお り 本︑ 来 同 一の 面 であ るが 折︑ り た た ま れ た結 果
︑ 反 対 面 に みえ て いる も の であ る︒ 五 四十 1は 紙 の継 目 よ り右 側
︑ 五 四十 2は 紙 継の 目 より 左 側 の位 置 あに た る が︑ 相 互 の位 置 関 係 は確 定 きで な い た め︑ 三分 し て釈 文 を提 示 した 図︒ 版 に つ いて は︑ 全 体 の形 を状 示す た め に︑ ま ず 五四 十2 を 掲 載 し︑ 次 いで ここ から 分離 たし 断 片 であ る 五四 1十 掲を げ︑ か つ︑ 五 四十
﹁が 接 続す る位 置を 明示 す るた め に︑ 五 四十 1 の反 対 面︑ すな わち 五 四十 2 の 一部 分 の写 真 付を し た︒ 五四 1十 に は文 字 が 一行 認 めら れ る︒ 文 字 の大 き さ は〇
・八 cm四 方 であ る︒ フ 亀 九 年﹂ は宝 亀 九年
七︵ 七
︶八 にあ た る︒ 紙 の継 目 と の位 置 関係 か 考ら え て︑ 当 該 の紙 の末 尾 近に 位い 置 あに た る︒ 五四 十2 には 文 字 が 四行 認 め られ る︒ 一行 日と 二行 目 の行 間 は 四 七・ 甑︑ 二行 日と 三行 日細 字右 寄 せ部 分 の行 間 は 二
・五 甑︑ 三行 日本 文と 四行 日 の行 間 は 二
・ 五 cmで あ る︒ 従 てっ ︑ 一行 日 と 二行 日 の間 には 一行 分 の空 白 が あ る こと なに り
︵残 存部 よ分 り上 で記 載が 終わ たっ か︶︑
二行 日 細は 字 右 寄 せ 部 分 あに た る こと なに る 文︒ 字 の大 き さ は本 文 一・ 三 Cm四
方 細︑ 宇
○
・七 cm四 方 であ る︒ なお ︑ 一行 日
第 一字 目 は言 偏 の文 字 であ る︒ 内 容 は︑
﹁□ 婆 夷
﹂ と
﹁鉄 工﹂ な ど の人 員 に対 す る米 の支 給 に関 わ る帳 簿 あで ろう
︒
﹁□ 婆夷
﹂ は 優婆 夷
︵在 俗 の女 性仏 教信 者︶ と推 定 でき 尼︑ 寺 西 隆寺 に ふさ わし い︒ 文 書 の年 代 に つい ては 宝︑ 亀 九年 の年 紀 手が がか りと な る︒ 但 し
︑ こ の資 料 に みえ る紙 の継 目 が も︑ とも と別 の文 書 あで たつ も のを 継文 と し て貼 り 継 いだ も の であ る のか
︑ 当 初 か 巻ら 子 装 の帳 簿 作を 成 す るた め 継に いだ も ので あ る のか は
︑ 現状 では 確 認 し たが い︒ 文 字 の大 き さか 考ら え て︑ 年 紀 記載 細は 学 部分 にあ た る 能可 性 があ り そ︑ の場 合 は後 者 あで うろ 前︒ 者 あで れば 文 書自 体 の年 紀 を示 す 可 能性 が あ るが
︑ 後者 の場 合 は︑ 文書 作成 年 が宝 亀九 年 以降 あで る こと し 確か 言 で きな い︒ いず れ の場 合 でも 西隆 寺 創 建時 点 より は や や降 るこ と にな るが 優︑ 婆夷 お よび 鉄 工 に食 糧 を支 給 す る記 載 が あ る こと か 考ら え て︑ 西 隆寺 にお け る何 ら か の施 設 の造 営 に関 わ る文 書 であ る こと は間 違 いな い︒ 当 該漆 紙文 書 が出 土し た食 堂 院 は︑ 発掘 調査 の知 見 に よれ ば奈 良 時 代末 か ら平 安 時 代初 頭 おに いて 掘 立 柱建 物 から 礎 石建 物 に改 修 さ れた こと が わか
てつ るい 当︒ 該文 書 漆が 容器 蓋紙 と し て再 利 用 さ れた のは 文 書作 成 年 より さら に降 るこ と なに るが 文︑ 書 の内 容も 蓋︑ 紙 と し て使 われ た漆 作塗 業も 食︑ 堂 院改 修 に関 係す る可 能 性 が あ る︒
︵ 一
〇
︶ 平 城 宮 跡 東 院 地 区 出 土 漆 紙 文 書 第 二 四 三 二 ・ 五 四 十 一 次 調 査 A 6 L F S E 一 六
〇 三 〇 井 戸 五
五 漆 ︵ 付 着 面
︶
□ 志 保
縦 三
・五
伽︑ 横 一
・八
伽の 断 片 で
︑ 文 字 は 漆 付 着 面 に確 認 きで る ︒ 一行 三 文 字 認 め ら れ
︑ 界 線 は みえ な い︒ 文 字 の残 り が 断 片 的 あで る の で
︑ 文 字 の大 き さ な ど の計 測 は 困 難 で あ る
︒
45
一 ︵ 一 ︶ 平 城 宮 跡 造 酒 司 推 定 地 南 出 土 漆 紙 文 書 第 二 五 九 調 次 査
硼〜
○
・入 c m四 方 証︑ 行 部 で約
○
︒九 釦四 方 あで る︒ 縦 横 の界 線 が確 認 さ れ︑ 縦 界線 の界 幅 は約 二
︒二 C mで
あ る︒ 横 界線 は三 行 目
﹁得九 段﹂ の
﹁九﹂ の上 部 にか か る︒ 本文 楷は 書体 で大 数字 を︑ 双行 部は 行 書体 小で 数字 用を るい 界︒ 線 の存 在︑ 楷書 体
・大 数字 の使 用 宮︑ 域内 か ら の出 土 な︑ ど の条 件 か ら︑ 諸国 か ら の京 進文 書 と み て よか ろう
︒ な お 表︑ 面 には 茶 褐 色 の方 格 状 の線 が 認 めら れ る 大︒ き さ
︑ 形 状 から み て国 印 の印 影 の 一部 に由 来す る可 能性 があ る が︑ 顔 料 残は って いな い︒ 内 容 は 積日 列を 記 し︑ それ ぞれ の下 に洸 行 で
﹁損
﹂
︵損田
︶
﹁得
﹂
︵得 田︶ の内 訳 を 記 す 得︒ 田は 段町 歩 単位 で田 積 を 記す が 損︑ 田は
﹁二
﹂ 冨 正 のみ し か記 載 が なく
︑ 損率
︵三分
・三 分︶ の意 味 であ うろ な︒ お︑ 二〜 四行 日 の得 田積 が 三六 歩 の整 数倍 にな てっ いる こと 注が 意 さ れ る︒ 存現 す る帳 簿 の中 では 正︑ 倉 院 文書 正 集 一六
︑ 天平 一二 年
︵七四
〇︶ 遠 江 国浜 名 郡輸 租帳
︵﹃大 日本 吉文 書﹄ 編年 文書 巻二
︑ 二五 人買
〜一一 七 一頁
︶ の損 戸 の爽 名 部 が 類似 し た形 態 と内 容 を も ち
︑
﹃延喜 式
﹄ 主 税 寮 租︑ 帳条 の記 載 も ほ ぼ同 様 であ る︒ こ のこ と か ら本 文 書 は租 帳 であ る可 能 性 があ る が︑ 得 田積 を基 準 に記 載 し て いる 点 が損 田積 を基 準と す る他 例の と 異な り︑ ま た︑ 浜 名 郡輸 租 帳 では 損 田
・得 積田 が 二四 歩 の整 数 倍 で︑ 日程
一東 あ たり の田 積 が計 算 の基 準 に な てっ いる のに 対 し 本︑ 文 書 は 田租 計算 上整 数 値 にな ずら 租︑ 帳と し ては 不自 然 な点 もあ る ため
︑ な お検 討 を要 す る︒
6 A A D
S D 一 一 六 〇 〇 溝
五 六 ︵オ モ テ 面 ︶
x □ 十 二 x面
経 参 歩 律 一 町 一 段 百 十 八 x 段 伯 甘 参 歩 襴 症 段 x □ 拾 津 歩 僻 三 段 三 百 五 十 二 x 拾 伍 歩 僻 町 三 五 段 酔 一
と
x持 相味
十二 ^︶︷氏釣
漆付 着面 を外 側 にし て四 つ折 り にさ れ た状 態 廃で 棄 され て いた が 展︑ 開す ると 直 径約
一六 cmの 円 形 に復 元 でき る︒ 大 き さ︑ 縁辺 部 の形 状 から み て︑ 漆 液を 大き な容 器 か ら取 り 分 け て パ レ ット と し 用て いた 皿 ま た は 杯 状 の上 器 の蓋 紙 であ ろ う
︒ 墨痕 は オ モテ 面 に六 行︑ 五 二文 字 確 認 でき る︒ 字 の大 き さは 本 文 約で 一
︒○
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第19図