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再度の応札 豪 :Fortescue 社 自動運搬トラックの増加等 生産 豪 :Lithium Australia 社 リチウム同業の Lepidico 性向上等の投資計画を発表社の買収は成立せず 豪 : クリーンエネルギー向けの政府系金融機関 リチ 豪 :WA 州 新規ウラン鉱山開発の禁止を発表

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金属資源情報

平成 29 年 7 月 5 日 No.17-25

ニュース・フラッシュ

独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 調査部

ニュース・フラッシュは、インターネットでも御覧になれます。記事検索も行えます。

http://mric.jogmec.go.jp/

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― [中南米] ペルー:鉱業探鉱投資が回復 ペルー:2017 年上半期、鉱業プロジェクト 52 件で環 境影響評価承認

ペルー:Condor Resources 社、Andrea 金銀プロジェク トを取得 ペルー:Pasco ベースメタルプロジェクトでボーリン グ調査開始 ペルー:Las Bambas 銅鉱山影響エリアに経済社会開発 促進立法 ボリビア:Comibol“再建”に関する最高政令承認 エクアドル:BHP Billiton が 41 百万 US$の鉱業投資 コロンビア:Miranda Gold 社、Argelia 金プロジェク

トを買収

コロンビア:El Roble 銅鉱山で新鉱化帯発見 ニカラグア:議会本会議、全会一致で鉱業公社の設立

を承認

メキシコ:加 Kootenay Silver 社、La Negra プロジェ クトにおいて銀の鉱化帯を更に捕捉

メキシコ:加 Goldcorp 社、メキシコにおける開発プロ ジェクトの売却を加速

メキシコ:加 Radius Gold 社、Amalia 高品位金・銀プ ロジェクトを買収

メキシコ:2017 年第1 四半期の主要7 鉱山の金生産量、 減少

メキシコ:加 Pan American Silver 社、Zacatecas 州 創設の環境税にアンパロ手続きを進める

メキシコ:2016 年 Peñoles 社の操業状況-Rey de Plata プロジェクト、2018 年に生産開始- [北米] 米国:中国・盛和レアアースが主導する財団、Mountain Pass レアアース鉱山の処分権を落札 米国:中国・盛和資源の Mountain Pass レアアース鉱 山共同買収案、米国裁判所が承認 加:Northcliff 社、Sisson タングステンモリブデンプ ロジェクトの環境認可を取得

加:First Cobalt 社、Cobalt One 社及び CobaltTech 社と合併

[アフリカ]

南ア:格付け会社 Moody’s と Fitch Ratings、改訂鉱 業憲章は南ア鉱業への投資を阻むと警告

南ア:Ramaphosa 南ア副大統領、政府と鉱山企業は鉱 業憲章について議論しなおすべきだと言及

南ア:Zuma 大統領、改訂鉱業憲章を支持

南ア:ANC Economic Transformation Committee、DA 共に改定鉱業憲章は失業率を増加させる可能性がある と懸念

南ア:改定鉱業憲章を支持する新たな鉱業団体 South African Miners Association が設立予定

南ア:南ア鉱業協会、改定鉱業憲章の差し止めを高裁 に申請

[オセアニア]

豪:Mount Gibson 社、中国の製鉄企業との鉄鉱石のオ フテイク契約を解除

豪:Pilbara Minerals 社、増資に成功し、Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクトの開発資金を調達 豪:鉄鋼の Arrium 社の買収、英国 Liberty House 社が

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2 再度の応札

豪:Lithium Australia 社、リチウム同業の Lepidico 社の買収は成立せず

豪:WA 州、新規ウラン鉱山開発の禁止を発表、既に認 可を得た事業及び探鉱は実施可能

豪:Atlas Iron 社、鉄鉱石価格の下落で、Corunna Downs 開発プロジェクトを延期

豪:ミネラルサンド大手の Iluka 社、市場の改善で Jacinth-Ambrosia 鉱山を操業再開

豪:中国の Tianqi 社、WA 州に建設中の水酸化リチウ ム精製プラントの能力を倍増

豪:Evolution Mining 社、South Gawler 銅-金プロジ ェクトの探鉱実施のため JV を組成

豪:Metro Mining 社、Bauxite Hills ボーキサイト鉱 山開発資金を調達し、環境認可も取得

豪:Pilbara Minerals 社、Pilgangoora リチウム-タン タルプロジェクトを最終投資決定 豪:BHP Billiton、South Flank 鉄鉱石鉱山プロジェ クトへの初期投資を決定 豪:Fortescue 社、自動運搬トラックの増加等、生産 性向上等の投資計画を発表 豪:クリーンエネルギー向けの政府系金融機関、リチ ウム鉱山開発を支援 [アジア] インドネシア:中国・中色株式、鉛亜鉛資産を 13.7 億 元で買収 中国:防城港フェロニッケルプロジェクト、1 年半の 生産停止後再開へ 中国:2017 年 5 月の亜鉛生産量は 3 年ぶり最低水準、 不足が深刻化 中国:インドが国内ボーキサイト輸入の確実な供給先 になる見込み 中国:広西投資集団百色銀海アルミ業、電解アルミニ ウム生産能力を全面的復旧 中国:チベット政府、ボーキサイト開発プロジェクト の導入を認可せず ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ペルー:鉱業探鉱投資が回復 2017 年 6 月 16 日付け地元紙によると、地元大手銀行 Scotiabank(本社カナダ)は、2017 年第 1 四半期のペルー鉱業探鉱投資額は前年同期を 16%上回る約 75mUS$となり、2016 年第 4 四半期(前 年同期比 18%増)に引き続き、2 四半期連続の増加となったことを明らかにした。ペルー鉱業探鉱 投資額は、2012 年に年間 905mUS$に達した後、2016 年第 3 四半期まで、13 四半期連続で下落し、 2016 年には年間 373mUS$となっていた。同行は、同投資額が増加に転じた要因として、2016 年に銅 や金等の金属価格の下落が止まったことや、金属価格の回復に伴う企業の利益増加が探鉱の再開を 可能としているとの見方を示した。鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)の Morales 鉱業部長も、2017 年 3 月の時点で、鉱山企業は 2017 年における探鉱予算を前年比で 15%引き上げるとの見通しを示 している。 (2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:2017 年上半期、鉱業プロジェクト 52 件で環境影響評価承認 2017 年 6 月 19 日付け地元紙によると、2017 年 1 月から 6 月第 1 週までの間で、エネルギー鉱山 省や持続的投資環境認証サービス局(SENACE)が承認した各種環境影響評価は合計 52 件(45 社) で、承認案件の鉱業投資総額は 7,152.7mUS$に上っている。内訳は、環境影響詳細調査(EIA-d) 2,161.8mUS$、環境影響概要調査(EIA-sd)4,967mUS$、環境影響申告書(DIA)23.6mUS$。主な案 件としては Anglo American の Quellaveco プロジェクト(Moquegua 州)の EIA 第 4 回修正、Minera Coimolache 社 Tantahuatay プロジェクト EIA-d 第 2 回修正と ITS 第 1 回修正等となっている。一方、 中央準備銀行は、2017 年の鉱業投資額は 3,700mUS$で、前年の 4,300mUS$を下回る見通しを示して いる。

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(2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏)

ペルー:Condor Resources 社、Andrea 金銀プロジェクトを取得

2017 年 6 月 21 日、Condor Resources 社(本社バンクーバー)は、Andrea 金銀プロジェクト(Ayacucho 州)を、ペルーエネルギー鉱山省から取得したことを明らかにした。同プロジェクト面積は約 8 ㎢ で、直径約 800ⅿの高硫化型エピサーマル金銀鉱化作用が認められている。最近実施された予察的 なマッピングとサンプリングにおいて、高硫化型特有の指示元素のアノマリーが確認され、最高 Au 4.2g/t の分析値を示す試料も得られている。 (2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:Pasco ベースメタルプロジェクトでボーリング調査開始

2017 年 6 月 22 日、GPM Metals 社(本社トロント)が、Pasco 亜鉛・鉛・銀プロジェクト(Pasco 州)において、ボーリング調査を開始することを明らかにした。同社が 2015 年及び 2016 年の地表 調査の結果得られた 2 か所のアノマリーに対して、少なくとも 10 孔延べ 2,000ⅿの掘削が予定され ている。環境上の許可は試錐座 20 か所に与えられており、作業は 7 月第 1 週の開始に向けて準備 が進んでいる。 同プロジェクトは、Cerro de Pasco 鉱山の北東約 25 ㎞、標高約 4,700ⅿに位置し、鉱区面積 6,300 ㏊。GPM 社が 2015 年 9 月、個人より 100%の権益を買収した。同社が 2015 年 6~12 月に実施した 土壌地化学探査では、最高品位で、Zn 2.7%、Pb 3.7%、Ag 152g/t、岩石地化学探査では、同じ く、Zn 13%、Pb 19.15%、Ag 466g/t という値が得られ、アノマリー領域は 1 ㎞×5 ㎞の範囲に及 んでいる。 (2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏) ペルー:Las Bambas 銅鉱山影響エリアに経済社会開発促進立法 2017 年 6 月 23 日、ペルー政府は、法律第 30589 号として「Las Bambas 鉱業プロジェクトの影響 下にあるエリアの経済社会開発促進法」(Ley que promueve el desarrollo económico y social de la zona de influencia del proyecto minero Las Bambas)を公布した。同法によれば、MMG 社(本 社豪州メルボルン)の Las Bambas 鉱山の影響範囲にある Apurímac 州 Cotabambas 郡と Grau 郡 Progress 地区における経済社会開発が国益であると宣言し、政府は、同州政府や関係機関と連携し、 同影響範囲の経済的、社会的、環境的発展のための計画の策定を優先して実行する責任を有すると されている。

また同日、前鉱山副大臣の Rómulo Mucho 氏が、Las Bambas 銅鉱山(Apurimac 州)は、今後拡張 工事に 1,000mUS$を投資する見込みであると述べた。同氏によれば、選鉱処理プロセスの能力を 140 千 tpd から 170 千 tpd に拡大し、年産精鉱中銅金属量 600 千 t を目標にしている。同鉱山の 2016 年における生産量は 329,368t だった。

(2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏)

ボリビア:Comibol“再建”に関する最高政令承認

2017 年 6 月 9 日付け地元紙によると、César Navarro 鉱業冶金大臣は、ボリビア鉱山公社(Comibol) の“再建”に関する最高政令(大統領令)が承認されたと発表した。これまで同公社は、鉱業共同

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組合等が支払う採掘権のリース料で運営されていたが、同政令により、生産と販売活動に参加及び 同活動を管理する機関となる。同政令第 1 条において、同公社の代わりに「Comibol E.C.(Empresa Corporativa)」を創設すると規定されており、Huanuni、Colquiri、Corocoro、Vinto、Karachipampa の旧 Comibol 傘下の独立会社が Comibol E.C.社の子会社となる。

これに対し、6 月 12 日、ボリビア鉱山労働者組合連合(FSTMB)の Richard Callisaya 代表は、 本改組により、国営鉱山会社労働者の再契約による実質的な大量解雇の危惧があると反発し、反論 提案のための委員会を立ち上げると述べた。 6 月 13 日、Navarro 大臣は、今回の改組によって、従前の国営鉱山会社やプロジェクトが影響を 受けることはないと発言した。 (2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏) エクアドル:BHP Billiton が 41 百万 US$の鉱業投資

2017 年 6 月 20 日、エクアドル Javier Córdova 鉱業大臣は、同国で BHP Billiton が 41mUS$の鉱 業投資を約束したと発表した。探鉱対象は Imbabura 県の 2 地区で、同社子会社が今後 4 年間探査 を行う計画。同大臣は、この背景として、同国の鉱業税制条件、安定性、法的確実性が評価された ものであると述べた。Imbabura 県の 2 地区が具体的にどこであるかについては、発表では明らかに されていない。

また、2017 年 6 月 18 日付け地元紙は、同社が、エクアドル鉱業公社 Enami EP 社がチリ CODELCO との JV で進める Llurimagua 銅プロジェクト(Imbabura 県)への参画提案を、CODELCO に対して行 ったと報じた。

(2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏)

コロンビア:Miranda Gold 社、Argelia 金プロジェクトを買収

2017 年 6 月 19 日、Miranda Gold 社(本社カナダ)が、コロンビア国内で 4 番目の金プロジェク トとなる Argelia 金プロジェクトを、Bullet Holding Group(本社コロンビア)から買収したこと を発表した。同プロジェクトは 3 鉱区からなり、面積は 5,400 ㏊。取引条件は、現金 900 千 US$の 段階的支払と、今後の特定の段階で Miranda Gold 社株を 1 株あたり 8.18¢で 1,624,270 株(約 133 千 US$相当)、Bullet Holding Group 側へ発行することで、最低作業量のコミットメントはない。 契約によれば、6 百万 US$を上限に、純利益の 4%か、NSR の 1.5%か、どちらか大きい方の金額が 操業期間中、売り手側に支払われることになる。同プロジェクトでは、過去の探査において、Au 10 ~109g/t の分析値を持つ、幅 0.5~4ⅿの鉱脈が 18 か所以上確認されているという。

Miranda Gold 社は、2017 年 1 月、コロンビアで Mallama 金プロジェクト(Nariño 県)と San Lucas 金プロジェクト(Bolivar 県)を買収したほか、Cerro Oro 金プロジェクト(Caldas 県)を所有し ている。

(2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏)

コロンビア:El Roble 銅鉱山で新鉱化帯発見

2017 年 6 月 22 日、Atico Mining 社(本社バンクーバー)は、El Roble 銅鉱山(Choco 県)の既 存採掘エリアの北 130ⅿで、高品位の銅を含む塊状硫化物露頭を発見したと発表した。El Roble 鉱 体と Archie 鉱徴地の間において実施された地化学探査結果のフォローアップ調査実施中に同露頭

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を発見したという。同社はこの露頭に対し 3 本のチャネルサンプリングを実施し、1.1ⅿ間で Cu 12.47%、Au 0.11g/t、1.0ⅿ間で Cu 9.47%、Au 0.09g/t、1.2ⅿ間で Cu 7.17%、Au 0.21g/t の分 析値を得た。同社は、今後この露頭の深部及び北側延長を確認するために 9 孔のボーリング調査を 予定していると述べている。 (2017 年 6 月 23 日 リマ 迫田昌敏) ニカラグア:議会本会議、全会一致で鉱業公社の設立を承認 2017 年 6 月 21 日付け地元紙等によると、ニカラグア議会本会議は、全会一致でニカラグア鉱業 公社(Eniminas)の設立を承認した。これにより、同公社は、エネルギー鉱山省所管の公社として、 鉱山企業、探鉱企業と探査、鉱業開発等に係る連携協定を締結できることとなり、また、鉱山労働 者向け訓練や鉱山保安マネジメントの改善を通じた労働安全を支援する。インフラ・公共サービス 委員会議長は、ニカラグア政府は、Eniminas と連携して、国民の利益の向上のため、天然資源を効 率的に活用する。また、鉱山ポテンシャルがある国として、法(Ley)387 条に規定されている範囲 内において、同公社の創設による資源開発を進めると強調した。なお、ニカラグアでは、B2Gold 社が保有する El Limón 金鉱山、La Libertad 金鉱山、Hemco Nicaragua 社が保有する Bonanza 金鉱 山等が操業を行っている。

(2017 年 6 月 25 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:加 Kootenay Silver 社、La Negra プロジェクトにおいて銀の鉱化帯を更に捕捉 2017 年 6 月 19 日付け地元紙によると、加 Kootenay Silver 社(本社:バンクーバー)は、同社 が Sonora 州に保有する La Negra プロジェクトにおいて、独立した鉱床と豊富な銀資源を含む鉱化 帯を補捉したことを明らかにした。Promontorio と名付けられた鉱化帯は 25 ㎞×15 ㎞の範囲に広 がっていると推測され、加 Pan American Silver 社は、4 年間 16mUS$の探鉱費を支払うことで 75% の利益を取得することで交渉が進んでいる。La Negra プロジェクトは露天掘りに適すると評価され ており、更に、品位が高いことから、鉱山開発に移行する可能性はかなり高い。Pan American Silver 社が実施したボーリング調査では、脈幅 122ⅿ、Ag 124g/t(一部区間では 600g/t の)が捕捉され ている。同社は 2mUS$を投じ、計 6,500ⅿのボーリング調査を追加で行う予定で、同調査は、今月 には開始される見込みである。Promontorio 鉱化帯は La Negra プロジェクトの南 7 ㎞の地点に分布 しており、埋蔵量は銀 39.7 百万 oz、金 506,000oz、鉛 393 百万 lb、亜鉛 460 百万 lb、概測、精測 鉱物資源量は銀相当 393,000oz、予測鉱物資源量は同 2.49 百万 oz と報告されているが、プロジェ クトとして進める上では、コストが高く、金属価格の上昇、若しくは、高品位の鉱床の確認が必要 である。 (2017 年 6 月 25 日 メキシコ 佐藤すみれ) メキシコ:加 Goldcorp 社、メキシコにおける開発プロジェクトの売却を加速 2017 年 6 月 21 日付け地元紙によると、中南米の最大級の金生産企業である加 Goldcorp 社(本社: バンクーバー)は、2017 年、2 件目となるメキシコ売却案件を発表した。それは、同社が Zacatecas 州に保有する Camino Rojo プロジェクトであり、加 Orla Mining 社に対し普通株式 31.9 百万株の 取得で売却する。なお、合意内容には、同プロジェクトが生産に移行した際に Goldcorp 社に支払 われる NSR ロイヤルティ 2%が規定されており、また、プレ FS 調査で開発が可能と評価された場合

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6 には、JV での開発オプション権が Goldcorp 社に与えられている。その際、同プロジェクトから 50 ㎞に位置する Peñasquito 鉱山のインフラ設備を利用した場合の Goldcorp 社の権益保有割合は 70%、 他のインフラ等を使用した場合の同割合は 60%と Goldcorp 社が高い権益保有率を維持することと なる。 (2017 年 6 月 25 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:加 Radius Gold 社、Amalia 高品位金・銀プロジェクトを買収

2017 年 6 月 22 日付け業界紙によると、加 Radius Gold 社(本社:バンクーバー)は、Chihuahua 州の企業と鉱区面積 380ha の Amalia 高品位金・銀プロジェクト買収に係るオプション契約を締結 した。同プロジェクトは、Chihuahua 州において歴史的に有名な Guadalupe y Calvo 鉱床集積地帯 の南西約 25 ㎞に位置する。かつて地質関係者は、同地域の地表サンプル調査において Au 20.4g/t 及び Ag 5,360g/t の超高品位の鉱体を捕捉しているものの、鉱区内においては正確な探鉱作業が行 われた記録はない。Radius Gold 社によると、大規模且つ広域の断層が連続しており、鉱床が確認 されている地域におけるサンプル調査では、Au 0.75 g/t、Ag 65g/t を捕捉している。 (2017 年 6 月 25 日 メキシコ 森元英樹) メキシコ:2017 年第 1 四半期の主要 7 鉱山の金生産量、減少 2017 年 6 月 19 日付け地元紙は、メキシコ金生産の半分以上を生産する主要 7 鉱山の 2017 年第 1 四半期の金生産量は 492,667oz であったと発表した。なお、調査会社がメキシコ 23 金鉱山企業を 調査し集計した 2017 年メキシコ金生産量は 3.77 百万 oz であり、これを四半期平均生産量にする と 942,500oz であることから、第 1 四半期の 7 社合計生産量は、同平均生産量の 5 割を超える結果 となった。なお、前年同期の 510,289oz と比較すると同量は減少している。これは、各鉱山が在庫 調整を行ったことが要因であると考えられる。なお、Fresnillo 鉱山はデータを発表していないが、 第 1 四半期の平均直接コストは 569US$/oz に低下している。以下は主要 7 社の生産量の結果を示す ものである。 1. Peñasquito 鉱山(第 1 四半期生産量:137,000oz)

加 Goldcorp 社の主力鉱山である Peñasquito 鉱山(Zacatecas 州)は、採掘鉱床の品位向上と 生産効率化により対前年同期 125,000oz から増加した。2017 年生産量は 410,000oz を予定してい る。

2. Herradura 鉱山(同:107,742oz)

Fresnillo 社の主力金鉱山である Herradura 鉱山(Sonora 州)は、前年同期 129,114oz から減 少した。なお、2017 年生産量は 870,000~900,000oz を予定している。

3. El Limón-Guajes 鉱山(同 70,887oz)

Torex Gold 社保有の同鉱山(Guerrero 州)は、現在、フル稼働に向けた作業が進められてい る。なお、2017 年生産量は 365,000oz を予定している。

4. Noche Buena 鉱山(同 47,678oz)

Fresnillo 社が保有する露天掘り主力鉱山の 1 つであり Sonora 州に位置する。前年同期の 51,647oz から減少した。

5. Pinos Altos 鉱山(同 45,360oz)

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から微減となった。同社は、メキシコ国内に 3 つの鉱山を有しているが、同鉱山の生産量が減少 することから、2017 年の生産量は 310,000oz に減少すると予測されている。

6. Los Filos 鉱山(同 44,000oz)

加 Goldcorp 社が Guerrero 州に保有する鉱山であり、高品位鉱床への掘削計画の見直しを行っ ていることから、前年同期の 81,000oz から大きく減少した。なお、本年 4 月、同鉱山は Leagold Mining 社に買収されている。

7. Mulatos 鉱山(同 40,000oz)

Alamos Gold 社が Sonora 州に保有する鉱山であり、ミルの稼働率が低下したものの、ヒープリ ーチングによる抽出が増加したことから、対前年同期の 37,600oz から増加した。

(2017 年 6 月 28 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:加 Pan American Silver 社、Zacatecas 州創設の環境税にアンパロ手続きを進める 2017 年 6 月 23 日付け地元紙によると、Zacatecas 州において La Colorada 金・銀鉱山を操業し ている加 Pan American Silver 社(本社:バンクーバー)は、本年、Zacatecas 州が創設した環境 税に対しアンパロ(メキシコの保護請求の訴訟制度)の手続きを進めていることを明らかにした。 これまでの情報では、同州 Peñasquito 鉱山を保有する Goldcorp 社は、同税制を違憲とし同様のア ンパロを行っており、Fresnillo 鉱山及び Saucito 鉱山を保有する Fresnillo 社は、控訴の検討を 進めている段階にあった。同州に Del Toro 鉱山(坑内掘り)を保有する First Majestic Silver 社に対しインタビューを行ったところ、法的措置は講じていないが、同環境税は、坑内掘り鉱山以 上に露天掘り鉱山に影響のある税制であると考えていると述べており、また、鉱山関係者は、同州 の鉱山競争力の低下と、投資減少を危惧している。なお、同州知事は、税制が州の債務を低下させ、 大学、裁判所などの公共サービス改善に寄与すると同税制の有用性をアピールしている。

(2017 年 6 月 28 日 メキシコ 森元英樹)

メキシコ:2016 年 Peñoles 社の操業状況-Rey de Plata プロジェクト、2018 年に生産開始- 2017 年 6 月 23 日付け地元紙は、Peñoles 社の 2016 年の操業状況等を報じている。概要は以下の とおり。

・1887 年に創設され、世界最大級の銀、亜鉛生産企業であり、中南米諸国における主要金、鉛生 産企業となった。また、貴金属企業である Fresnillo 社を子会社に持ち、金属、化学、エネルギ ー企業を傘下に持つ Grupo BAL グループ(Alberto Baillères 氏が大株主)に属する。

・2016 年の Peñoles 社の生産量は、金が 21.6%増の 971,500oz、銀が 6.4%増の 58.1 百万 oz、 鉛が 8.3%増の 80,7t、亜鉛が 8.1%増の 286,500t と、銅(2.0%減の 10,500t)を除く全ての金 属が増産となった。各金属の売上高に占める割合は、金が 41.1%、銀が 25.5%、亜鉛が 11.3%、 鉛が 5.8%、銅が 3.2%、その他(硫酸ナトリウム、酸化マグネシウム、その他金属)が 13.1% となっている。

・Peñoles 社の直轄操業国内鉱山は Bismark 鉱山、Francisco I Madero 鉱山、Milpillas 鉱山、 Sabinas 鉱山、Tizapa 鉱山、Velardeña 鉱山の 6 鉱山があり、Naica 鉱山は、現在、操業を停止 している。また、子会社である Fresnillo 社は、Herradura 鉱山、Ciénega 鉱山、Noche Buena 鉱山、Fresnillo 鉱山、Saucito 鉱山、San Julián 鉱山と操業停止中の Soledad-Dipolos 鉱山を 保有している。中でも Herradura 鉱山は、金を最も多く生産する鉱山であり、同社全体の 53.6%

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を生産している。また、Fresnillo 鉱山は銀、鉛の主力鉱山(銀 27.3%、鉛 26.4%)として、 Velardeña 鉱山は亜鉛の主力鉱山(29.9%)として、そして、Milpillas 鉱山は銅の主力鉱山(69.7%) として操業している。Sabinas 鉱山、Tizapa 鉱山、Velardeña 鉱山において本年、来年と最適化 を進めており、その間、296mUS$を投じ進めてきた Rey de Plata プロジェクトは、2018 年に銅、 亜鉛、鉛精鉱の生産を開始することとなる。なお、同社は、327mUS$を投じて亜鉛の精製能力を 120,000t/年に増強する計画であり、現在は、国内だけではなく、チリ、ペルーに探鉱エリアを 拡大させている。

・2016 年の亜鉛鉱山の直接コストは低下傾向にあり、亜鉛換算で 0.39~0.79US$/lb で変動して おり、Milpillas 鉱山の銅換算の生産コストは 2.00US$/lb となっている。Fresnillo 鉱山は、副 産物の収入増等が寄与し、最も生産コストが低下した鉱山となった。 ・生産コストの低下に加え、金属価格の回復により同社の財務状況は大きく改善しており、2011 年以降 3 年連続で下落していた同社の EBITDA は、2016 年には対前年比 73.6%増の 1,474mUS$と なった。Peñoles 社は、2017 年の生産量予測及びコストを発表していないが、 子会社の Fresnillo 社の生産量予測は、銀が 58~61 百万 oz、金が 870,000~900,000oz と推計されている。また、米 国格付会社である Moody's は、同社の格付けを Baa3 としているが、6 月の発表では、金属価格の 変動リスク、設備投資額が増加しているにもかかわらず、12~18 か月間は強固な金属収入を得ら れるとし、将来的な見通しを「安定」から「ポジティブ」に引き上げた。 (2017 年 6 月 28 日 メキシコ 森元英樹) 米国:中国・盛和レアアースが主導する財団、Mountain Pass レアアース鉱山の処分権を落札 安泰科によれば、2017 年 6 月 14 日、Mountain Pass レアアース鉱山破産による競売が行われた。 投資会社である JHL Capital Group、QVT Financial 社と中国・楽山盛和レアアース株式有限公司 は財団を発足し、Mountain Pass レアアース鉱山処分権を落札した。落札額は 2,050 万 US$であっ た。Mountain Pass レアアース鉱山は CA 州にある露天掘り鉱山で、米国にとって唯一のレアアース 供給源である。 今回の競売において、競争相手であったバージニア州の企業家 Tom Clarke 氏は、競売の結果に ついて、国家安全への影響に関して疑義を持っている。携帯電話から兵器システムまで含む電子設 備で若干のレアアースが使用されており、中国は世界的にレアアース供給をコントロールしている。 中国の貿易政策が厳しくなれば、Mountain Pass 鉱山は米国にとって重要な国家資源になるに違い ないと述べている。同氏は競売入札で 2,000 万 US$という最高価格を出しだが、その後落札を断念 した。同氏は国家安全に関する敏感性を考慮して、今回の JHL 社、QVT 社及び盛和レアアースによ る買収取引は敗北させるべきだということを破産法廷に提案する予定。 盛和レアアースは、JHL 社と QVT 社の技術面の協力パートナ―として、レアアース採掘分野で十 分な経験を持っている。5 月に盛和レアアースが破産法廷に提出した新聞記事によると、同社は JHL 社、QVT 社と共同で関連共同出資プロジェクトに対し 5,000 万 US$を融資する。同社は、当該プロ ジェクトに対し技術と販売サービスを提供する見込み。Mountain Pass 鉱山が採掘した製品におけ る利益分配、代理販売権及び一時の独占販売権を獲得することができる。 レアアース価格が低下したため、Mountain Pass 鉱山は 2015 年 6 月から採掘を停止し、破産保護 状態にあった。トランプ氏が米国の大統領に当選した後、米国は中国との間の貿易競争が始まる恐 れがあるため、当該鉱山は再び重要な資産になった。

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9 盛和資源持株株式有限公司は、2017 年 5 月 25 日に「子会社楽山盛和レアアース株式有限公司に 対し契約履行保証提供に関する承認」公告(公文番号:臨 2017-046)を発表した。それによると、 米国法廷は、2017 年 6 月 23 日午後 2 時公聴会を開き、当該資産の買収契約に関する承認・否認に ついて裁決を下す予定。 (2017 年 6 月 19 日 北京 森永正裕) 米国:中国・盛和資源の Mountain Pass レアアース鉱山共同買収案、米国裁判所が承認 中国・現地報道によれば、6 月 25 日に盛和資源は、米国 Mountain Pass レアアース鉱山競売後の 進展を公表した。当該公司傘下の持株子会社楽山盛和レアアース株式有限公司は、シンガポールで 設立した盛和資源(シンガポール)国際貿易有限公司を通じて、当該プロジェクトに資本参加する MP MINE OPERATIONS LLC(以下 MPMO 社と略称)を設立した。同社は、Mountain Pass プロジェクト の資産管理者と資産買収契約を締結し、裁判所に提出し、審査を受けていた。米国デラウェア州の 破産法廷は、既に関連資産買収契約を承認した。当該買収案件は今後、中国の対米外国投資委員会 による審査を受ける可能性がある。買収契約が発効すれば、盛和資源はシンガポール国際貿易有限 公司を通じて権益を獲得し、今後の企業成長に積極的な影響を及ぼす。 今回の落札を断念した競争相手のバージニア州の企業家 Tom Clarke 氏は、落札後当該競売の結 果について、国家安全への影響に関する疑義を持っている。Clarke 氏は入札で 2,000 万 US$という 最高価格を出したが、その後落札を断念した。Mountain Pass 鉱山の競売に入札するために、Tom Clarke 氏が管理する ERP Strategic Minerals 社は Oaktree Capital Management 社と企業連盟を結 成し、落札すれば、Oaktree Capital Management 社傘下の設備を鉱山の運営に使用する計画であっ た。 盛和資源は、Mountain Pass 鉱山の権益を獲得するには、まだ次の手続きが必要となる。盛和資 源が発表した公告によると、裁判所は資産買収契約を承認したが、シンガポール国際貿易有限公司 が調印した一連の協力契約は、資産買収完了の当日に発効する。また、当該プロジェクトは対米外 国投資委員会(CFIUS)の審査を受ける可能性があるため、まだ非確定的なものである。 証券機構によると、盛和資源の買収行為は、海外資源の手配を強化し、戦略的物資における備蓄 を行うためである。盛和資源は、2016 年に低価格でベトナムの希土類金属 700t の生産施設を買収 している。中国のレアアース業界は、「6 大規模レアアース集団」を形成している。6 大手レアア ース集団うちの中国アルミは、盛和資源と協力を深めていたが、上流鉱山の採掘分野は 2 社ともウ ィークポイントであった。 (2017 年 6 月 26 日 北京 森永正裕) 加:Northcliff 社、Sisson タングステンモリブデンプロジェクトの環境認可を取得 2016 年 6 月 23 日、加 Northdriff 社は加 NB 州の Sisson タングステンモリブデンプロジェクトに 関して、加連邦政府の環境アセスメント法に基づく認可を取得したことを発表した。 NB 州のニュースリリースにおいて、プロジェクトの承認を薦めた Dominic 漁業・海洋・沿岸警備 大臣は、「Sisson プロジェクトは NB 州の人々に新たな雇用と経済的機会をもたらし、カナダの鉱 業に新たにタングステンの生産が加えられるだろう」と述べた。 Sisson プロジェクトについては、2013 年 1 月に露天掘りで日産 30,000t を処理する計画に基づ いた FS が発表され、同年 6 月にその内容に基づいた環境影響評価(Environmental Impact

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Assessment:EIA)報告書を連邦政府及び州政府に提出、2015 年 12 月に受理されていた。 (2017 年 6 月 27 日 バンクーバー 杉崎真幸)

加:First Cobalt 社、Cobalt One 社及び CobaltTech 社と合併

2016 年 6 月 26 日、加 First Cobalt 社は Cobalt One 社及び CobaltTech 社との合併を発表した。 First Cobalt 社は主要な資産として ON 州 Keeley-Frontier コバルトプロジェクトを保有する。 Cobalt One 社は Keeley-Frontier プロジェクトの近隣に位置する Yukon 製錬所を操業しており、 Yukon 製錬所は砒素を含む鉱石の処理または貯蔵に関する無制限の許可を有する北米で唯一の施設 であり、高濃度の砒素を含む鉱石の処理が必要である同プロジェクトにとって重要なものである。 取引は株式交換により行われ、Cobalt One 社株式 1 に対して First Cobalt 社株式 0.145 が交換さ れる。取引額は 140mC$相当。

また、他方の CobaltTech 社は ON 州 Duncan Kerr コバルトプロジェクトを保有しており、100t/ 日の処理容量を持つ製錬所を保有する。取引は株式交換により行われ、CobaltTeck 社株式 1 に対し て First Cobalt 社株式 0.2632 が交換される。 First Cobalt 社は ON 州のプロジェクトに加えて、豊富なコバルト埋蔵量を持つ DR コンゴ民の 7 つのプロジェクトの 70%の権益を保有しており、これらの取引の完了後の新会社は世界最大規模の コバルト探鉱会社となる。 (2017 年 6 月 27 日 バンクーバー 杉崎真幸)

南ア:格付け会社 Moody’s と Fitch Ratings、改訂鉱業憲章は南ア鉱業への投資を阻むと警告 格付け会社 Moody’s は南ア改訂鉱業憲章は同国への投資を抑制し、操業コスト高、キャッシュ フローの減少を招くと警告した。黒人株式保有比率が 26%から 30%に引き上げられたことにより、 鉱山会社は株式移転に対応するために手元資金の減少、債務の増加を迫られる可能性があるという。 また、Anglo American、AngloGold Ashanti 社、Gold Fields 社、Petra Diamonds 社、Sibanye Gold 社、South32 社が最もネガティブな影響を受けるだろうとした。同様に格付け会社 Fitch Ratings は、改訂鉱業憲章は南アの鉱業への投資を削ぐだろうとし、南ア政府はビジネス環境の悪化、経済 成長の阻害要因となったとしても、過激な変革を優先していると述べた。 (2017 年 6 月 22 日 ロンドン ザボロフスキ真幸) 南ア:Ramaphosa 南ア副大統領、政府と鉱山企業は鉱業憲章について議論しなおすべきだと言及 2017 年 6 月 20 日付の報道によると、ヨハネスブルグで開催されたイベントにて Ramaphosa 南ア 副大統領は、政府は鉱山企業と改訂鉱業憲章について再度議論しなおすべきであり、共通の利益及 び将来について話し合い、コンセンサスに達する最良の方法について模索すべきだと言及した。ま た、最終的には鉱業には投資家が必要であると同時に変革も必要であるとした。Ramaphosa 南ア副 大統領は南アアフリカ民族会議(ANC)の Deputy President も務めており、ANC は改正鉱業憲章が 与える雇用への影響に関し懸念を示していたと言われている。ANC は、公表後に Zwane 鉱物資源大 臣と緊急会議を開催する方針だとしており、また南ア鉱業協会も 2017 年 6 月 20 日に会合したと伝 えられている。

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11 南ア:Zuma 大統領、改訂鉱業憲章を支持 2017 年 6 月 22 日付の報道によると、南ア Jacob Zuma 大統領は、国民議会での質疑応答で改訂鉱 業憲章について、経済を“刺激”し、所有権のパターンを変えるために必要であったと支持し、Zwane 鉱物資源大臣は改訂鉱業憲章の公表前に内閣と協議をしたと述べた。さらに、Zuma 大統領は、同国 の鉱業セクターは目に見える変化が必要であり、所有権の比率を変えることでこれまで参画できな かった人に対し開かれることになるとし、改訂鉱業憲章は鉱業にとって損失にはならないと述べた。 (2017 年 6 月 23 日 ロンドン ザボロフスキ真幸)

南ア:ANC Economic Transformation Committee、DA 共に改定鉱業憲章は失業率を増加させる可能 性があると懸念。

2017 年 6 月 25 日付の報道によると、ANC Economic Transformation Committee の Enoch Godongwana 代表は改定鉱業憲章は投資に悪影響を及ぼし、経済を悪化させ、鉱業セクターの失業率増加を促す 懸念があるとした。また、南ア鉱業セクターでは過去 5 年間で月 1,000 名以上が失業しているが、 改定鉱業憲章ではその流れを断ち切ることはできないとし、鉱業憲章は政府及び業界相互の理解が 必要であり、業界と十分な交渉を得た妥協案でなければ長期的な訴訟手続きを引き起こす可能性が あると警告した。

一方、Democratic Alliance (DA)の Mmusi Maimane リーダーは、改定鉱業憲章が長期的な南ア 鉱業セクターの価値を更に落とすことになるだろうとした。また、ANC は改定鉱業憲章から素早く 距離を置く姿勢を示したが、Zuma 大統領は支持する姿勢を示していることを指摘した上で、これに 対し、改定鉱業憲章は鉱業セクターへの投資を枯渇させ、更なる雇用削減に繋がるだろうと批判し た。同氏は、DA が政権を担った場合、鉱業政策を含むすべての政策はすべてのステークホルダーに 対し開かれたコンサルテーションを実施すると述べた。 (2017 年 6 月 26 日 ロンドン ザボロフスキ真幸)

南ア:改定鉱業憲章を支持する新たな鉱業団体 South African Miners Association が設立予定 2017 年 6 月 26 日付のメディア報道によると、実業家 Thulani Ngubane 氏とネルソン・マンデラ 元大統領の孫である Zondwa Mandela 氏が改定鉱業憲章を支持する意図で新たな鉱業団体 South African Miners Association を設立する予定だとしている。Ngubane 氏は、Zwane 鉱物資源大臣は 鉱業憲章を通して鉱業に活気を与えたとし、鉱業憲章は鉱業コミュニティの貧困を緩和するのに役 立つだろうと言及した。また同団体は、同国全 9 州のコミュニティと事業主に対し改定鉱業憲章で 示している黒人株式保有権限の仕組みを伝え、コミュニティの人々を組織化し、株式保有に参画で きるように促すという。すでに、同氏は鉱業業界への新規参入者を支援するために資金提供機関で ある Public Investmen Corporation 及び Industrial Development Corporation にアプローチをし ている。改定鉱業憲章では、黒人株式保有比率が 30%に引き上げられており、その割合はコミュニ ティが 8%、労働者が 8%、黒人事業主が 14%となっている。

(2017 年 6 月 27 日 ロンドン ザボロフスキ真幸)

南ア:南ア鉱業協会、改定鉱業憲章の差し止めを高裁に申請

2017 年 6 月 26 日、南ア鉱業協会は行政手続公正法(PAJA 、Promotion of Administrative Justice Act)に基づいて、同月 15 日に南ア鉱物資源省が公表した改定鉱業憲章の差し止めを高裁に申請し

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たことをプレスリリースにて発表した。これに対し、同国 Zwane 鉱物資源大臣は“残念だ”と言及 し、裁判では改定鉱業憲章に有利な判断が下されると自信を持っているとした。鉱業協会は、7 月 18 日を目途に正式な申し立てを行う予定である。また、同日 AMCU(鉱山労働者・建設組合連合) の Joseph Mathunjwa リーダーも AMCU は改定鉱業憲章を支持しないと述べ、改定鉱業憲章は機能不 全であり、鉱物資源大臣は鉱業を何も理解していないと批判した。

(2017 年 6 月 27 日 ロンドン ザボロフスキ真幸)

豪:Mount Gibson 社、中国の製鉄企業との鉄鉱石のオフテイク契約を解除

2017 年 6 月 19 日、Mount Gibson Iron 社は中国の Xinyu Iron and Steel Group(新余鋼鉄)社 との間で締結していた Iron Hill 鉄鉱石鉱山(WA 州)で生産される鉄鉱石のオフテイク契約を解除 したと発表した。同オフテイク契約は 2016 年 11 月 25 日に締結していた。Mount Gibson 社は Xinyu 社がオフテイク契約の重要な契約条項に反したためだとしている。Mount Gibson 社は同社が保有す る権利に沿って、Xinyu 向けに約束していた全ての生産物を他の顧客に販売することが出来る。ま た損失を出すことになれば Mount Gibson 社は Xinyu 社に対して訴えることが出来る権利も留保し ている。

(2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範)

豪:Pilbara Minerals 社、増資に成功し、Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクトの開発資 金を調達

2017 年 6 月 19 日、Pilbara Minerals 社は 8,000 万 A$の増資(Placement)に成功したと発表し た。この資金は Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクト(WA 州)の建設工事に充てられる。 同社は機関投資家等から計 5,300 万 A$の増資に応じるとの約束を得た。これにオフテイク契約先の 中国の Jiangxi Ganfeng Lithium 社による 2,700 万 A$の出資と合わせて合計で 8,000 万 A$の増資 が行われたと同社は述べている。

(2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範)

豪:鉄鋼の Arrium 社の買収、英国 Liberty House 社が再度の応札

2017 年 6 月 19 日付けの地元紙によれば、英国の Liberty House Group 社は、経営破綻した豪州 の鉄鋼企業の Arrium 社の売却に対する入札に関し、既に応札した内容を改定し、新たに応札を行 った。Arrium 社に対する入札については、同年 6 月 15 日に韓国企業のコンソーシアムに対して優 先交渉権が与えられており、Liberty House 社は入札に敗北したことを認めていた。しかし、今般、 Liberty House 社はメディアに対して「引き続き買収を強く望んでおり協議を継続する意向である」 と伝えていた。 (2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範)

豪:Lithium Australia 社、リチウム同業の Lepidico 社の買収は成立せず

2017 年 6 月 20 日付けの地元メディアによれば、Lithium Australia 社による Lepidico 社の買収 は成立しなかった。Lithium Australia 社はリチウムの探鉱、開発及び技術開発を行う同業の Lepidico 社を 2,380 万 A$で買収しようと試みたが Lepidico 社の取締役会から推奨されることはな く、また、独立の専門家からもこの買収はフェアではなく道理にかなっていないとされた。

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両社ともに新たなリチウムの抽出技術の開発をしており、Lithium Australia 社の技術は 「Sileach プロセス」と呼ばれ、Lepidico 社の技術は「L-Max プロセス」と呼ばれていた。2016 年 11 月に Lithium Australia 社は WA 州最高裁判所に対して同社が Sileach プロセスを開発する権利 があることを宣言するよう申し立てを行っていた。これに対して Lepidico 社は、Lithium Australia 社が Sileach プロセスの開発において L-Max 技術の知的財産を不当に利用しているとして訴えてい た。しかしその後、問題の解決は図られて両社が各々リチウム抽出技術の開発を継続していた。 (2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範) 豪:WA 州、新規ウラン鉱山開発の禁止を発表、既に認可を得た事業及び探鉱は実施可能 2017 年 6 月 20 日、WA 州政府は今後の全てのウラン鉱山のマイニングリースにおいてウラン採掘 を禁ずると発表した。 ただし、前政権の下で州政府に認可された 4 件のウラン鉱山プロジェクトは実施が認められる。 WA 州政府によれば、これら 4 件のプロジェクトはまだ副次的な認可も必要とされているが、これら は他の鉱山プロジェクトと同様に審査が行われる。既に州政府から認可されているこれら 4 件のウ ランプロジェクトは、Toro Energy 社の Wiluna プロジェクト、Cameco 社の Kintyre プロジェクト 及び Yeelirrie プロジェクト、そして Vimy Resources 社の Mulga Rock プロジェクトである。また ウランの探鉱活動も今回の規制から除外される。

(2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範)

豪:Atlas Iron 社、鉄鉱石価格の下落で、Corunna Downs 開発プロジェクトを延期

2017 年 6 月 21 日、Atlas Iron 社は、最近の鉄鉱石価格の下落を受けて、Corunna Downs 鉄鉱石 鉱床の開発プロジェクトの実施を延期させると発表した。同プロジェクトの事業費は 4,700~5,300 万 A$とされ、2017 年 2 月に開発を決定していたが、当時の鉄鉱石価格は現在よりも著しく高いレ ベルであった。同社では鉄鉱石価格の下落に加えて政府当局からの認可も予想より遅延していると しており、これも開発延期の要因に挙げている。なお同社は Mt Webber 鉄鉱石鉱山からの生産量を 700 万 t/年から 900 万/t に増加させる予定であり、Corunna Downs プロジェクトからの生産を見込 んでいた全体の生産量のレベルを維持する予定である。 (2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範) 豪:ミネラルサンド大手の Iluka 社、市場の改善で Jacinth-Ambrosia 鉱山を操業再開 2017 年 6 月 21 日、豪州ミネラルサンド大手の Iluka Resources 社はミネラルサンドの市場の改 善を受けて 2017 年 12 月から Jacinth-Ambrosia (J-A) 鉱山(SA 州)の稼働を再開させる予定で あると発表した。同社は 2016 年 4 月に同鉱山の操業を停止させていた。

操業再開に際して 40 名の従業員と 60 名のコントラクターが雇用される予定である。操業再開ま でに必要な費用は 700 万 A$であり 2017 年中に支出される予定である。生産コスト(cash production costs)は 2017 年中では 600 万 A$が予定されている。同社によれば Jacinth-Ambrosia 鉱山は同社 のジルコンの主要な供給源となり、2018 年の同社全体でのジルコンの年間生産量は 30 万 t になる 見込みである。

一方、Iluka 社は Hamilton 鉱物分離プラント(VIC 州)については 2017 年の上半期で 1 億 5,000 万 A$の減損(税引き前)を計上することを発表した。また余剰人員の解雇やリストラのために 1,400

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14 万 A$を支出予定である。同プラントは 2017 年 10 月から操業を停止させる予定となっている。また、 Balranald プロジェクト(NSW 州)は当初の予定よりも生産量が少なくなる見通しであり、2021 年 までにミネラルサンドの商業生産が開始されることはないとする見通しも発表した。 (2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範) 豪:中国の Tianqi 社、WA 州に建設中の水酸化リチウム精製プラントの能力を倍増 2017 年 6 月 21 日付けの地元紙によれば、豪州でリチウムを生産している中国の Tianqi Lithium 社は、予想以上に旺盛な水産化リチウムの需要を受け、建設中の水酸化リチウム精製プラントの生 産能力を 2 倍にすること検討している。 同社は WA 州のパースの南 38 ㎞の Kwinana 地区において、水酸化リチウムの精製プラントを建設 中であるが、同社はこの第 2 フェーズとして、新たに約 3 億 7,100 万 A$を投資して、現在建設中の 水酸化リチウム精製プラントの生産能力を倍増させて計 48,000t とする予定であり、この結果、総 事業費は合計で約 7 億 7,100 万 A$になる予定である。 現在建設中の精製プラントでは Greenbushes リチウム鉱山(WA 州)で生産されるリシア輝石が原 料として用いられる。同鉱山の権益比率は Tianqi 社が 51%、米国の Albemarle 社が 49%である。 同鉱山は 2017 年 3 月にリチウムの年間生産量を倍増させて炭酸リチウム換算で 18 万 t とすること を発表していた。 精製プラントの拡張に関しては、Tianqi 社の取締役会が今後 2,100 万 A$をかけて F/S などを実 施していくことを承認済みであり、F/S は 2017 年 10 月に完了する予定となっている。これに続い て最終投資決定が行われる予定である。現在建設中の第 1 フェーズは 2018 年末から生産を開始し、 第 2 フェーズは 2019 年末に生産を開始することを見込んでいる。 ある民間の予測によれば、世界の水酸化リチウムの需要は 2015 年の 31,000t から 2020 年には 64,000t、2025 年には 129,000t になるとされている。水酸化リチウムはリチウムイオン電池の材料 として用いられる。 (2017 年 6 月 26 日 シドニー 山下宜範)

豪:Evolution Mining 社、South Gawler 銅-金プロジェクトの探鉱実施のため JV を組成

2017 年 6 月 22 日、Evolution Mining 社は、Terramin Australia 社の子会社である Menninnie Metals 社との間で、South Gawler 銅-金プロジェクト(SA 州)の JV 契約に署名したと発表した。 South Gawler プロジェクトはグリーンフィールドの探鉱プロジェクトであり、場所はアデレード の北西 320 ㎞の Eyre 半島の北部である。同プロジェクトは Olympic Dam 鉱山、Carrapateena 鉱山 及び Prominent Hill 鉱山に類似しているとされ、Evolution 社のターゲットは酸化鉄型銅金鉱床 (IOCG 型鉱床)である。Evolution 社の Glen Masterman 発見担当副社長は「Gawler クラトン(大 陸塊)鉱物地域には世界規模の金-銅鉱床が存在するが、なお多くの場所では大規模な探鉱が行わ れていない」と述べている。 Evolution 社は 4 年間で 400 万 A$の探鉱費用を負担することにより 70%分の権益を得る。 Terramin 社は、プロラタで応分の負担をすることにより 30%の権益を得ることが出来るが、そう でない場合は Evolution 社が更に 2 年間で 200 万 A$を負担することにより更に 10%の権益が追加 される。また、Evolution 社は 1 年目で 50 万 A$の支出をすればプロジェクトから撤退することが 可能である。

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(2017 年 6 月 27 日 シドニー 山下宜範)

豪:Metro Mining 社、Bauxite Hills ボーキサイト鉱山開発資金を調達し、環境認可も取得 2017 年 6 月 22 日、Metro Mining Limited 社は Bauxite Hills ボーキサイト鉱山開発プロジェク ト(QLD 州)の資金調達のために約 4,000 万 A$の借り入れを行ったことを発表した。融資期間は 3 年である。既存の 1,500 万 A$の短期融資は今回得られた新たな融資により置き換えられる予定であ る。

また、同年 6 月 26 日、Metro Mining 社は、Bauxite Hills プロジェクトに関し、連邦政府に続 いて QLD 州政府からも最終的な環境認可を得たことを発表した。今回の環境認可において Metro Mining 社は Bauxite Hills 鉱山において、最大で 1,000 万 t/年までの生産を行うことが認められ た。同鉱山は 2018 年の第 2 四半期における生産開始が予定されている。

Bauxite Hills プロジェクトは事業費 3,580 万 A$である。同プロジェクトは 200 万 t/年のボーキ サイトの生産から始めて、その後は生産量を 600 万 t/年にまで増加させる。マインライフは 17 年 を予定している。オフテイクについては、中国最大のアルミニウム企業の一つである Xinfa Group 社との間で最初の 4 年間で 700 万 t の契約を締結している。また中国で第 5 番目に大きなボーキサ イトの輸入企業である Lubei Chemicals 社との間では 3 年間で 100 万 t のボーキサイトをオフテイ クする基本合意書(LOI)を締結している。 (2017 年 6 月 28 日 シドニー 山下宜範)

豪:Pilbara Minerals 社、Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクトを最終投資決定

2017 年 6 月 23 日、Pilbara Minerals 社は Pilgangoora リチウム-タンタルプロジェクト(WA 州) の最終投資決定を行ったと発表した。同社によれば、これまで実施した 1 億 US$の社債の発行と 8,000 万 A$の増資が完了したことによりプロジェクトの実施に必要な資金が調達され、同社の取締 役会が同プロジェクトの実施を承認した。また、リチウムのオフテイク契約を締結していた中国の Ganfeng 社からも約束されていた 2,700 万 A$分の出資も行われたと発表した。同社では近々に主要 な建設工事を開始する予定であり、リシア輝石とタンタルの精鉱は 2018 年第 2 四半期からの出荷 を予定している。 (2017 年 6 月 28 日 シドニー 山下宜範) 豪:BHP Billiton、South Flank 鉄鉱石鉱山プロジェクトへの初期投資を決定

2017 年 6 月 26 日、BHP Billiton は、WA 州の Pilbara 地域中央部で実施予定の South Flank 鉄鉱 石開発プロジェクトに対して 1 億 8,400 万 US$(2 億 4,400 万 A$)の初期投資を行うことを承認し たと発表した。BHP Billiton はこれにより建設関連の雇用などが生み出されるとしている。

South Flank プロジェクトは既存の Mining Area C 鉄鉱石鉱山を拡張するものであり、生産量 8,000 万 t/年(100%ベース)の Yandi 鉄鉱石鉱山が 2020 年代初めから中盤の間にマインライフが 終了することから、South Flank プロジェクトが Yandi 鉱山を置き換えるものと期待している。

BHP Billiton では 2018 年の中盤に取締役会において South Flank プロジェクトの実施を承認し、 2021 年に鉄鉱石の生産を開始する目標を立てている。同社によれば、South Flank プロジェクトは、 高品位の鉄鉱石を産出し、剥土比は豪州西部の同社の鉄鉱石鉱山の平均程度である。操業の際には Mining Area C 鉱山の既存のインフラを使用する予定である。

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(2017 年 6 月 28 日 シドニー 山下宜範)

豪:Fortescue 社、自動運搬トラックの増加等、生産性向上等の投資計画を発表

2017 年 6 月 27 日、Fortescue Metals Group 社は自動運搬トラックの増加等の安全性、生産性及 び効率向上のための投資計画を発表した。

Fortescue 社は 2012 年から Solomon Hub 鉄鉱石鉱山(WA 州)にて Caterpillar 社の自動運搬技 術(AHS)を導入して現在 56 台の自動運搬トラックを稼働させている。Fortescue 社はこれにより 20%の生産性向上が達成されたとしている。今後、12 台の 793F 型トラックが自動運搬トラックに 転換される予定であり更なる生産性向上を図る計画である。

また 2017/18 年度から Chichester Hub 鉄鉱石鉱山(WA 州)においても AHS を導入する計画が進 行中であり、現在サプライヤーとの交渉が行われ、同鉱山内の Cloudbreak 及び Christmas Creek 両鉱山の IT ネットワークのアップグレードも計画されている。今後、約 100 台のトラックが自動 運搬トラックに転換される予定であり、Fortescue 社は Solomon Hub 鉱山と同様の生産性向上を期 待している。

この他、Fortescue 社は Cloudbreak 鉱山において革新的な移転可能なコンベアの試験も実施予定 である。

Fortescue 社では、これらの技術の導入により運搬コストを削減し、剝土比の上昇を相殺してい く計画である。これらは 2017/18~19/20 年度の 3 年間に亘って実施される。同社の Nev Power CEO は「最良のコストカーブを維持し、安全性と生産性の向上、コストの削減を継続する」と述べてい る。 (2017 年 6 月 29 日 シドニー 山下宜範) 豪:クリーンエネルギー向けの政府系金融機関、リチウム鉱山開発を支援 2017 年 6 月 27 日、連邦政府の Josh Frydenberg 環境・エネルギー大臣は、クリーンエネルギー 金融公社(CEFC)が、リチウム精鉱を生産する鉱山開発プロジェクトに対して約 2,000 万 A$(1,500 万 US$)の支援を行うと発表した。CEFC はクリーンエネルギー事業に資金を提供する豪州の政府系 機関であり、また、リチウムは電気自動車や蓄電池の重要な原料となる。

今般 CEFC が実施する支援は、Pilbara Minerals 社が発行した計 1 億 US$分の社債のうち 1,500 万 US$分を購入するというものである。同社は WA 州の Port Hedland から約 120 ㎞南に位置する露 天掘りの Pilgangoora リチウム鉱山を開発する予定であり、このプロジェクトの実施に必要な資金 を調達するためにこの社債を発行していた。 Frydenberg 大臣は「リチウムは蓄電池の極めて重要な原料であり豪州における再生可能エネルギ ーの利用の増加を支援することになる」と述べた。また Turnbull 首相率いる現政権が WA 州の鉱山 プロジェクトを支援するのは初めてであり「クリーンエネルギー技術に投資をするという政府のコ ミットメントを表すものである」とも述べた。鉱山の建設工事は 2018 年の初旬に開始される予定 である。 (2017 年 6 月 29 日 シドニー 山下宜範) インドネシア:中国・中色株式、鉛亜鉛資産を 13.7 億元で買収 安泰科によれば、中色株式は傘下の子会社である中色シンガポール有限公司を通じて、PT. DAIRI

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PRIMA MINERAL 社(PT.DPM 社と略称)の 51%の権益を買収予定で、取引額は 1.989 億 US$(約 13.7 億元に相当)である。

中色株式の全額出資子会社である中色シンガポール公司は、Gain & Win Pte. Ltd.社(G&W 社と 略称)、PT BUMI RESOURCES MINERALS TBK 社(BRM 社と略称)と条件付きの「権益買収契約」を締 結した。当該契約に基づき、G&W 社が保有する PT.DPM 社 80%の権益を BRM 社に移転し、中色株式 は傘下の全額出資子会社である中色シンガポール公司を通じて 1.989 億 US$で(約 13.7 億元に相当) BRM 社が保有する PT.DPM 社 51%の権益を買収予定。買収後、中色シンガポール公司は PT.DPM 社 51% の権益を保有、BRM 社は 29%の権益を保有、残りの 20%は Perusahaan Perseroan(Persero)PT Aneka Tambang 社(PT ANTAM 社と略称)が保有する。

現在、PT.DPM 社の主要資産は、Dairi 鉛亜鉛鉱山であり、当該鉱区の面積は 275.2 ㎢で、Anjing Hitam、Lae Jehe と Basecamp 等 6 か所の鉱区が含まれている。そのうち Anjing Hitam 鉱区は探査 段階にあり、Lae Jehe 鉱区は精密調査段階にあり、残りの 4 鉱区は一般調査段階にある。Anjing Hitam 鉱区の鉱石資源量は 810 万 t、亜鉛の平均品位 14.6%、鉛の平均品位 9.1%、鉛亜鉛合計量 は 192.6 万 t(金属量)、随伴共生している銀含有量は 98.8t(金属量)である。Lae Jehe 鉱区の 資源量は 1,620 万 t で、亜鉛の平均品位 8.2%、鉛の平均品位 4.5%、鉛亜鉛総量 205.7万 t、随 伴共生している銀含有量は 102t である。 インドネシアは「一帯一路」沿線国家で、今回の取引によって、インドネシア政府及び現地企業 との協力を強化し、海外関連請負プロジェクトや取引事業を大いに展開することができる。 (2017 年 6 月 19 日 北京 森永正裕) 中国:防城港フェロニッケルプロジェクト、1 年半の生産停止後再開へ 防城港市港口区工業情報化局によると、港口区にある広西金源ニッケル業有限公司のフェロニッ ケル生産ラインは、正式に生産再開した。2017 年 6 月末に生産を開始し、7 月中旬頃にフル稼働の 状態になる。 金源公司のフェロニッケルプロジェクトは、第 12 次 5 か年計画期間中に防城港市が導入した大 手プロジェクトの一つで、ラテライトニッケル製錬によりフェロニッケル(ニッケル含有量 16.5%) を生産し、年間生産額は 10 億元以上である。2015 年のフェロニッケル価格が下落したため、赤字 が増加を続け、2016 年 1 月 1 日より生産を停止していた。 2016 年港口区委員会政府・区政府は 2 回に分け生産建設支援金として 300 万元を拠出し、生産経 営の圧力軽減を図った。 防城港市の港口区工業情報化局によると、2014 年インドネシア政府は 3 年間ニッケル鉱石輸出禁 止令を発表し、インドネシア現地で工場を設置することを求められ、現地でフェロニッケルを生産 し、中国国内に輸出している。今後、インドネシアからフェロニッケルを輸入することになると同 時にフェロニッケル生産企業の原料供給も多様化し、新しい供給地を求める必要がある。鉱石を輸 入する場合、新しい供給先を探す必要があり、積極的に市場の変動に対応しなければならない。 (2017 年 6 月 19 日 北京 森永正裕) 中国:2017 年 5 月の亜鉛生産量は 3 年ぶり最低水準、不足が深刻化 安泰科によれは、中国精製亜鉛 2017 年 5 月の生産量は、3 年ぶりの最低水準となり、世界最大の 亜鉛メッキ金属生産企業の供給不足が深刻化している。

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18 国家統計局のデータによると、中国精製亜鉛の 5 月の生産量は対前年同月比 9.9%減の 48.1 万 t であった。精製亜鉛の鉱石の一日平均処理量はわずか 15,516t、2014 年 5 月以降の最低値であった。 2017 年 1~5 月の生産量は対前年同期比 1.7%減の 244 万 t であった。 中国国内最大の亜鉛製錬所は 3 月以降生産を停止していた。国内の亜鉛供給不足が深刻化してい るため、取引所の在庫は 2009 年以来の最低となった。過去 2 週間、精製亜鉛の現物プレミアム価 格が上昇し、短期間内の供給が不足している。2017 年 4 月、製錬亜鉛の輸入量は、過去 1 年で最高 レベルに達し、今後さらに増加する見込み。 (2017 年 6 月 21 日 北京 森永正裕) 中国:インドが国内ボーキサイト輸入の確実な供給先になる見込み 安泰科によれば、中国税関統計データによると、2017 年第 1 四半期、中国はインドから 63 万 t ボーキサイトを輸入、対前年同期比 73.6%減少した。中国魏橋集団は、主にインドからボーキサイ トを輸入している。同社は、ギニアからボーキサイトを輸入していたが、インドのボーキサイトで 代替するようになった。2017 年第 1 四半期、インドは中国に 55 万 t のボーキサイトを輸出した。 2017 年第 1 四半期、ギニアから中国への供給量は 480 万 t で、対前年同期比 185.6%増と大幅に 増加した。インドの Ashapura Minechem 社によると、その供給量は継続的に増加し、主な輸入業者 は依然として魏橋集団である。2017 年、ギニアから 1,500~2,000 万 t を輸入する予定。ギニアの 一部の地域で産出したボーキサイトの品質はインドのボーキサイトより若干良い。長い目で見ると、 海上運送コストによる影響を受け、インドは中国のボーキサイト資源の確実な供給先になる見込み。 インドのボーキサイト年間生産能力は 1,500 万 t を達成可能。2016 年に、当該企業は 430 万 t ボー キサイトを販売しており、2017 年の売上量は 700 万 t に達する予想。 中国が輸入したボーキサイト鉱石の月間消費量は 580 万 t に達した。2016 年だけで 5,200 万 t 近くのボーキサイトを輸入した。2017 年の輸入量は 6,500 万 t に達す可能性がある。山東省で新し い製錬所を設立しており、インドからの輸入は継続的に増加する見込み。 (2017 年 6 月 23 日 北京 森永正裕) 中国:広西投資集団百色銀海アルミ業、電解アルミニウム生産能力を全面的復旧 安泰科によれば、広西投資集団傘下の百色銀海アルミ業有限責任公司の電解アルミニウム年間生 産能力 20 万 t は全面的に復旧し、3 年間の減産を終わらせた。損失を削減するために、2014 年 3 月より、当該企業は年間 5 万 t の生産能力の稼働にとどめていたが、このほど全面的に復旧した。 百色銀海アルミ業有限公司は、広西投資集団有限公司(60.105%の権益保有)、広西桂冠電力株式 有限公司(27.592%の権益保有)、広西百色電力有限責任公司(6.788%権益保有)と広西地質鉱 産探査開発局(5.515%の権益保有)が共同で出資し設立した企業で、広西投資集団は当該企業の 持株会社である。 広西投資集団傘下に電解アルミニウム企業が 2 社ある。百色銀海アルミ及び来賓銀海アルミであ り、2 社の総生産能力は 45 万 t/年である。現在、来賓銀海アルミ業は第 1 期電解アルミニウム生 産能力 25 万 t/年、第 2 期年間 25 万 t の生産能力を持ち、現在建設中で、2017 年第 4 四半期に稼 働する予定。稼働後は来賓銀海アルミの年間総生産能力は 50 万 t に達し、広西投資集団の電解ア ルミニウム総生産能力は 70 万 t/年に上昇する。 (2017 年 6 月 23 日 北京 森永正裕)

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19 中国:チベット政府、ボーキサイト開発プロジェクトの導入を認可せず 安泰科によれば、チベット自治区政府は総量規制、在庫量の最適化、有保有控(国家奨励業種へ の融資を維持しながら、生産過剰業種への融資は抑制すること)、優位性の強化、秩序のある競争、 優れた利益という原則に従い、投資方向をコントロールし、産業構造調整を速め、産業の構造転換 と高度化を促進する。また、重要業界の生産能力過剰の解消や立ち遅れた生産能力の加速化を図る。 チベット自治区発展改革委員会からの情報によると、国家工業情報化部、発展改革委員会、能源 局、炭鉱安全監督局が共同で公表した「鉄鋼石炭業界における立ち遅れた生産能力特別行動実施案」 通達に基づき、チベット自治区の実情に結び付け、関連情報を整理した結果、チベット自治区では、 鉄鋼や石炭生産の関連企業が存在しないが、セメント、板ガラス、電解アルミニウム、船舶等分野 の生産能力過剰解消業務を積極的に進める。 チベット自治区発展改革委員会の関連責任者によると、自治区内ではボーキサイト鉱山の開発プ ロジェクトや電解アルミニウム建設プロジェクトを設置しない。関連プロジェクトの導入や審査認 可は行わない。立ち遅れた技術設備のチベット自治区への移転を阻止する。同時に、アルミプラス チック材料、アルミ型材等高度加工プロジェクトを適宜進める。 (2017 年 6 月 27 日 北京 森永正裕) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情 報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動 の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引 用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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