日常生活の指導のとりくみ
岡崎 真也
「卒業後を意識して」
対象生徒
パレットの一番星
「いろいろな経験をたくさんしたい。」(本人)
「たくさんお手伝いをしてほめられたい。」(本人)
「会いに行ける釧路の近くで生活していってほしい。」
(保護者)
キャリア教育の視点
「かかわる」(伝える)
●自分の気持ちや考えを伝える(自分の欲求を伝える)
「くらす」(いきがい)
●いろいろなことに興味を持ち、生活を充実させる
「とりくむ」(主体性)
◎約束やルールを守って活動する(環境の理解・行動の調整)
「はたらく」(役割)
●自分の役割を理解し、その役割を果たそうとする
授業のねらい
・スケジュールに沿って一人で活動することができる。
・装具の依頼など困った時に自分の言葉で教師に依頼す ることができる。
授業の工夫
○内容
今まで取り組んできた活動に加え、「カレンダー確認」
「エプロンたたみ」「スケジュール終了後の好きな時間」
を加えた。
また、装具を一人で装着できるように練習に取り組んだ。
○関わり方の工夫
・過度な言葉掛けをしない ・見守りを増やす ・賞賛を増やす
○教材の工夫
・一人で装具を装着するために
ベルトを締める練習(個別の学習)
足が固定され、前傾にしやすい
生徒の様子
物事にこだわりがあると行動が滞ったり、情緒不安定になったりなど 場面の切り替えに時間がかかる。
切り替えが早くなってきた。
あまり好きではない活動
褒められ感謝されることで、自分の役割と自覚し、好きな活動になった。
やりたいことを優先。
仕事を早く終わらせてから好きなことをしようという意識がついてきた。
社会体験学習(実習)で、これまで取り組んできたことが一人でできた
(身辺処理、装具装着、コミュニケーションなど)ことにより自信が付 き、意欲に繋がっている。
卒業後に向けて
・身辺処理など一人でできることや意欲をさらに増やしていく。
・卒業後の進路先に対して、楽しいイメージを持つことができて いるが、実際にいつから自分が新しい場所で生活するのか理解で きず、不安になる様子があるため、今後も繰り返しカレンダーな どを使用し、イメージできるように支援していく。
・卒業後、一人で過ごさなければならない時間が多くなることが 予想できるため、新たな好きなこと(余暇)を増やしていけるよ うに取り組んでいく。