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Nenryo Ugaya, Gesellschaftsrecht, 1933

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

Nenryo Ugaya, Gesellschaftsrecht, 1933

喜多, 良夫

九州大学法学部

https://doi.org/10.15017/16232

出版情報:法政研究. 4 (2), pp.291-302, 1934-03-05. Hosei Gakkai (Institute for Law and Politics) Kyushu University

バージョン:

権利関係:

(2)

島賀陽数

  @﹁

授著

法L

喜 多 良 夫

は しが き

鰍洲大胆後に於ける胤會的紹濟的薄舞の急滅な鍵悪の結果は︑法律墨上灘の盤質範園等に付いて今日荷蹴しい論鞍の封象と

なって居る紹濟法の如き尉立法を見惹に到り︑叉從來の法律は著しい改正を促されるに到った︒︑吾國に於ても在來の壽府

案を其の討議の墓礎材料として成立せる壽府條約を承認し手形法小切手法として昭和九年一月一撃是を施行し叉総則會社法

に付いては昭和六年法制審議會の総踊決議に依り︑其の改正要綱は既に嚢表せられし所である︒其の他是等以外の商法分野

に曾ても蓼蕩改正準備は行は残今監事商法は書的に其の改号蓬正餐て居るのである・此の新しい響の中

に生れ出た鳥賀陽教授著﹁會砒法﹂を馬脳に紹介批刺する事は必ずし竜徒爾であ惹まい︒

本塁は教授が既に序言に於て云はれて居るが如く︑商法會肚編の説述であって︑簡明を主とし︑讃者をして一慮の理解を得

せしむるの趣旨に基き後細微の精薬に通墜するに到る事あらば著者の本懐とせらるのである︒從って其の内容も極めて簡明

であり︑全燈の編別は第一章総論︑第二章合名會継︑第三葺合費會肚︑第四章株式會証︑第五章株式合質會耐︑第六章會肚

    鳥賀陽教授著﹁會杜法﹂ ︵喜多︶       ︵第四巻第二號 二九一︶  一

(3)

   鳥賀陽教授著﹁會批法﹂ ︵喜多︶        .   ︵第四巻第二號 二九二︶  二

の組織攣更︑第七章外國食立︑第八章罰則とし︑最後に附説として︑第九章を有限責任會砒としてドイツ有限責任會就を説

越される︑術本著に付いては先きに法律時報五十十一號に佐々氏の軍簡なる紹介がある

         ︵駒︶

 法律學は全肚性的紅中的維験の難事に依って単層の法律生活並に其の中に動ける力の認識に迄撰張せられねば

ならない︒即ち法律は國民相互間の公的私的關係の秩序として常に其の時々に於ける肚會的砂壌的存在歌態の精

紳を表現し︑此の法律の精神から初めて其の内容を牧得し得るものである︒経濟と法律とは底質と形式との關係

にあるものであり其の實質たる肚禽的輕濟慈心實の探究は法律學に於ては等閑に付せらるべき事ではない︑吾國

に於ても︑斯様な傾向は過去十年号薪なる風潮として努力せられ來つたのである︵謎一︶︒斯くの如き努力は本著

﹁會砒法﹂に於て如何に見出されるであらうか︒

 教授が第一章第三節會肚の分類に於て會就の経営的分類として是を會肚内部に於ける肚員の人格の輕重と︑肚

員の維濟的責任に基き︑ ﹁人的會肚﹂ ﹁物的會肚﹂ ﹁特殊ノ會肚叉ハ組合﹂︵七頁︶︵註ご︶を羅げられ︑更に叉株

式會肚の實用は﹁ω大資本ヲ要スル事業︑働而も莫大ナール危瞼ヲ生ズルノ虞レアル事業二適シ︑㈲資本ノ普遍化

二依リテ事業ノ進展ヲ促ガシ︑㈲株式ノ護渡ノ自由ヲ認メテ金融二使ナラシメ︑㈲比較的長年月ノ綴績ヲ要スル

事業二好適シ︑⑥資本ヲ廣ク求メテ事業ヲ民衆化乱世シムルノ黙二在リ﹂︵=一四頁謎2︶として︑株式會肚の経濟

納機能を説明し︑以て法律解語の基礎とせられたる事︑其の他各項に総て先づ外客的意義を詮明し︑然る後法律

(4)

的意義を照明せられたる等に於て︑教授が從來の漸騰法學に満足せ・ず︑法律原理と論断的郵書的法則との密接なる

關連を認め︑輕濟的事象の法律への反映を論明せられんとするの努力を見る事が出講る︒會耐法は他の法律領域

に於けるより遙かに法律外の経学的杜會的基調に基礎を置いて居り︑從って特殊なる程度に継て此の法律外の存

在要素の影響に暴露されて居る︵註三︶︒從って愈杜法學に於ては特に此の輕霊的継會農事實の探究が要求せられ

るのであり︑此の意味に於て氏の上述の如き努力は︑近來吾人法律磁界殊に私法學界の聖なる傾向の現はれとし

て興味深く見らる︑所である︒街本馬に於ける微細な問題に渡っての相當なる判例の引謎は叉吾國私法學界に於

ける判例研究の新たなる風潮の傾向を示すものとして注目される︒︐然七ながら本著の最も著しき特徴は改正要綱が適所に挿入せられ︑初忍者の参照を便にせられた事である︒も

とより改正要綱を挿入せる會就法著書は本書のみに限らる﹂ものではない︒然し其の﹁適所﹂への挿入と︑其の

挿入されたる紀勢の豊富なる事は少く共今日迄其の比を見ないものであらう︒此の改正要綱の挿入に加ふるに︑

﹁會歴編ノ読明ヲ絡ル一一臨ンデ︑猫逸書ユ於ケル有限責任會砥ノ燭明ヲ附加シテ以テ他山ノ石タラシメン干﹂せら

れた事は本著の贋値を増大する︒猫逸に於てコ八九二年有限責任會肚法益布以來︑實際界二於テ大ナル緻迎ヲ

受ケ︑ 一八九八年二型テ山険三九ノ・曾溢ニテ七億馬克ノ緬資本二蓮シ︑欧洲大尊前一九一一年二於テハ一ごコ七

九ノ数一一逮シ︑総資本ハ四十億萬馬克二上リ﹂︑︵一哺二九頁謎一四︶如何に實際上便釜なるかを知るに足る有限責任會

肚制度は︑︐何故に株式會肚以外に特殊なる攣態制度として認めらる玉の要があるであらうかつ教授は云はれる︒

     鳥賀陽教授著﹁會飛法﹂ ︵喜多︶       ︵策四巻第二號 二九三︶  三

(5)

     鳥賀陽教授著﹁會砒法﹂︵喜多︶︐       ︵第四善悪ご號二九四︶︐四

﹁株式墨筆胡国本則禮トシテ〜多数ノ株主ヲ有シ︑株式譲渡ノ自由ヲ以テ原則トスルが故二︑容易二株主ノ攣動

ヲ生ジ得ルヲ以テ其ノ特徴トス︒株主並二割愚者ノ利釜ヲ保護センガタメニ比較的嚴重ナル設立手績ト︑貸借封

照表ヲ周知セシムベキ義務ヲ課シ︑其ノ組織ニッイテモ亦監査役ト株主総會ナル至重ノ監督機關二服セシメ︑資

本維持ノ原則ヲ確保シ早期モフナリ︒要スルニ株式禽耽ノ設立︑組織︑存立︑獲展二陣シテ割合二窮屈ナル制度

タルヲ冤レズ︑蝕エ於テ比較的二軍純ナル而モ融通力︵弾力性︶アル性質ヲ有スル資本團罷ヲ組⁝織セシムル方法

トシテ︑有限責任會肚ヲ案出スル二二リタルモノナリ﹂︵一一=八頁以下4︒主思すべき事業は必ずしも其の規模︑資

本に於て大なるを要せす︑叉大資本︑大規模であっても特殊會肚︑同族車外の如ぐ株主の敬頗る少いのもあり得

るのである︒斯くの如き會肚は株式會手法の煩雑になづます︑合名會枇の就員責任の過重を怖れ︑また合資會肚

法︑株式合資會工法に於ける複雑性に適合しないのである︒此れが救濟方法としての中聞形態として︵一︶有限

責任を内容とする合名豊艶制度︵二︶攣態合資會肚制度︵三︶簡易株式壁書制の三個の制度が存在する︒ ︵一︶

は﹁アル︿ンチ﹂豫備法案の採用する主義であり︑ ︵二︶は馬蝉に於て夙に奮商法の起草煮たりも︑ ﹁ロェスレ

ル﹂の採用する所嘉あの︵三︶は激洲大陸法の採る所謂有限責任會肚制と一は英米法の認むる私會就制︵嘆ぐ9︒8

8越℃彗ざ︶の二種の別個の制がある︵註四旨︒改正要綱は興の第二論理肚の胃頭に於て外國法上の有限責任會肚叉

は英國法上の隠勢耽に該幽する特別の會阯を認め是につき特別法を以て規定を驚くべき旨を定めて居る︒ ︵改正

要綱二十三︶︒斯かる時︑教授が填太利有限責任會枇法を比照しつ曳猫逸有限責任會就法を紹介されたのは將來

(6)

立法に於て貢献する所大なるべく︑

ものであらうか︒

︵註一︶︵七二︶

︵註三︶

︵註四︶ 更に英建替會肚法に就いての築三は將來の本署改訂版に建て期待せらるべき

田申耕太郎氏﹁世界法の理瓢醐﹂第一巷十六頁︵註こ︶

身骨なる輕濟的分類を示すものは回三貯︒︒タO㎞¢詩①⁝国魂画包ωお︒穿q山ωげ需蜜洋8δo欝.

O③臨①昌∪︷o≦跨80ず鑑窃お︒ず叶㍑oけ︒﹈≦霧o瓢①陣ヨΩo無目︒︒oげ9︒h岩盤︒窪・ω●co

佐々氏﹁有限責任會肚法論﹂四三三頁

︵二︶ 一9ω9躰︾鎧自●oo●一℃co●

 以上私は本革を鳥臓的に観察する事によって本項の特質を論じ︑以下本腰の内容に立入って紹介するのである

が︑會肚法の如き大法典に摂する敏授の如き大家の著書を其の全般に亘って紹介することは若輩の能くする所で

なぐ︑叉限られたる紙数のために只私は魯就制度に於ける根本的な理論問題について氏が如何なる立場を採られ

たるやを紹介するに止めようと思ふ︒

        ×      ×      ×

 企業が其の目的追求のために其の全能力を獲嬉し得るのは︑其の軍事性と︑企業組織要素の集合性が完全に達

せらる玉野に存する︒而して其の箪猫性の獲得は︑從來の自然共同盟たる家庭よむ完全に縄縁される所に存する

めであり︑後者の集合性の獲得は才能︑勢働︑資本の塘大に存するのである︒禽耐制度はもとよ砂一の企業経螢

     鳥賀陽教授著﹁面識法﹂ ︵喜多︶      ︵策愚盲第二號 二九五︶  五

(7)

     鳥賀陽教授署﹁會鮭法﹂ ︵喜多︶       ︵第四巻第二號 二九六︶  六

形態として︑個人企業の軍猫性と集合性とに於ける不完全を補充し︑追完する事により︑其の磯生の契機を見出

した︒從來會枇成立の三個の要素として︑一般に︵一︶勢働の補充︵二︶資本の塘加﹂︵三︶危瞼の分散を暴ぐる

事通常であるが︵誰一︶︑家計の分離︑窮鮎掛瞼の分散︵無二︶は上述企業の斜鼻性を︑勢働の補充︑資本の増加は

上蓮企業の集合性を具罷的に詮明せるに外ならない︒教授も亦第一位田一節に於て﹁結合バカラ爲ス﹂︵い︑§δ切

目聾冨h負8しといふ古諺を引いて︑古來既に斯くの如き傾向の存在せる理由を示し︑組合叉は會肚制度は﹁資本

及勢働ノ合同﹂更に﹁危瞼ノ分割﹂なる三個の要素に其の焚生の原動力と存在理由を認められて居る︒而して更

に是に加ふるに省﹁利釜ノ普遍化︑即チ民衆化ノ目的ヲ以﹂て︵二頁︶會祉制度の獲展せる事蹟あるを主張し︑將

來も亦斯くの如き意味に於て三々善事せらるべきものである事は︑ ﹁現今二重ケル杜會ノ立衆二照ラシテ疑ナキ

所﹂であるとせらる玉のである︑教授が﹁利釜ノ普遍化︑即チ民衆化﹂を會杜磯展の基礎とせられた事は注目に

値する所であらう︒元來猫立せる特別組⁝織としての経螢が必要なのは︑多入籔の人の同一の慾望を充足するため

である︒從って同一行爲が大量に集積せらる製結果となり是が爲めに取留聞的な勢働者が使用せられ︑大なる資

本が放資せらる玉︒斯様にして消費者との近影に於て︑勢働者との關係に於て︑叉放資者との關係に於て企業は

自からの肚會性を有するに到る︒從って企業は是等三個の關係の利害を無心する事は出來ない︒否むしろ是等の

利釜を増進する所に於てこそ︑企業自盟の密なる適薬もあり得る騨である︒會砒制度獲展の基礎つげとしての

﹁﹁利釜ノ普遍化卸チ民衆化﹂め主張は此の意味に於て首肯せらる玉︒里並は叉是と關蓮して︑﹁商業使用人叉ハ勢働

(8)

者二持分叉パ株式ヲ有セシメ︑共同ノ利釜ヲ増進スルニカムベギハ當然ノロ的﹂︵一ご貝︶であるとして︑所謂勢鋤

の資本参加即ち企業所有の参加を悪罵せられる︒此の言論の資本参加は既に英國に於で軍純なる利潤分配制度叉

は軍純なる株式参加︵∩9頃母ヨ︒おぼ℃・︶更に進んでO?類詳p2︒︒ぼ唱8露謹一け器Φの組織をも認めらる玉に到り︑

叉佛國に於ては一九一七年の勢働者参加株式會肚法  ︵い薗互含器︒︒く匹同⑩旨︒・二$ω8郵瓜の.き︒越旨︒︒︒妙

℃冠婚︒首巴9051ぐ村凶勘¢︶に於て資本株︵p︒o凱9島Φ$嘗琶︶と相並んで勢働株︵騨︒o叶凶︒欝儀①嘗碧p︒ε︵垂一⁝︶の存在を認

めて居る︒更に街英米猫脚に於では各種の形式に於ける糠働の忍野参加︵註四︶をも認め︑其の目的到達の爲に今

や努力せむれつ蕊ある現状である︒斯くの如き傾向は恐らくは吾國に於ても早晩實現せらる曳のではないかと思

はれるが︑教授が本藍に於て此の事を強調せらる玉のは將來の會肚制度獲展に於て重大なる意義を抱懐するもの

ではないかと思惟する︒

  ︵註一︶ ぐく団①置昌瓢⁝鵠£︒昌島⑦﹃門8ゲけ国冨8びbd鱒口9一℃N一●ω●ωcoO・

 ︵註ご︶ 企業の軍議牲は量子分散を目的とするものに外ならないが︑かエる目溢の爲に會識制変は禽共同企業たる事に依る

    損失の分澹と︑企業看各自の有限責任を認める事に依って其の昌的を完全ならしめる

 ︵妾婦︶ 孫田氏﹁改訂就働法論﹂四五五頁以下 ポールピック協調二軸﹁勢働法﹂下官五八O頁以下

 ︵註四︶ 米國に於ける所謂産業委員會︵H昌軌蕩艮巴8彗B幽簿oo︶英圃に於ける≦ぼ畠︒団産業組織︑凋逸に於ける纏螢評議會

    ︵bコΦ霞㎞oげ︒︒話汁︶軍に勢働の資本滲漏のみにては今日迄殆んど失敗の結果に終って居る︑︵向井鹿松氏著︑麺瞥輕濟墨総

    論一ご二五頁以下︶

     鳥賀陽敏授著﹁會肚法﹂ ︵喜多︶       ︵第四雀第二號 ご九七︶  士

(9)

     鳥賀陽教授著﹁會肚法﹂ ︵喜多︶      ﹁︵第四巻第二號 二九八︶  八

 市場薄謝肚會の一條件たる自由轟轟は其の就會の経濟的憺聾者たる企業の利釜とは相容れないものである︒舷

に於て各企業は其の自己の経螢興行に俘ふ危険を除去叉ぱ制限せんが爲に︑種々の方策を講ずるに到った︑即ち

各種の形式に於ける企業集中の磯魚は此虚に其の契機を存するのである︒斯くの如く各企業が互ひに聯合或ひは

合同して共の危瞼を防止︑分割し︑進んでは猫占的地位を得んとする傾向は︑資本主義の嚢展に蓮れて盆々鋭化

して行く傾向を示すものであるが︑是等の経濟的機構が會脱制度に於て如何なる法律上の形式を取るものなりや︑

少く共近時の重大なる關心累でなくてはならない︒然るに本著に於ては何等此の瓢に鰯れらる玉所なく︑只第八

節凝着合併に於て﹁馬添合併二依ル事業寡占ノ弊ハ濫婆二市偵ヲ釣上グルノ弊ヲ生ズベキヲ以テ︑此ノ弊害ヲ除

去スルノ方法糾し常に監麗すべき所として︑・軍に露払合併に依る事業猫占の弊を詮かるNに留るは誠に失望せざ

るを得ない︒然し乍ら敏授が會魔の合併行爲σ法律上の性質に賦し一般通詮に反する特異なる學読を爲されたる

は注目に値する︒會枇合併行爲は是を法律上契約と下すこと通読である︵註︶︒藪授は是を以て﹁會耐合併ハ當事

春蝉川蝉就が合併セントスル契約ト同時二入就行跡若クハ図上設立行爲ヲ内容トスル特殊ノ法律行爲ナリ﹂︵一一二

頁︶どせられ︑通読に於て合併の契冨約の効果として認めたる枇員の入冠に依る定欺攣更其の他の手綾︑若くは會

就設立鯨蝋を合併行爲の内容に包篤し︑合併耳翼は契約のみに非すして上述の如き特殊の法律行爲なりとせられ

惹のである︒其の理由とせらる製は﹁併呑合併自爆テハ新就員ノ入耐行事ヲ伴ヒ︑薪設合併ニハ會肚ノ設立行爲

ヲ包含スレバナリ︒或ヒバ薪就員ノ入籍行爲及ビ會耐ノ設立行爲ハ︑合併契約ノ効果ナリト考察シ得ザルニ非ル

(10)

       も  カ  や  う  ね  やモ︑卑・見二.依レバ⁝是等ハ合併ノ効果二非ズシテ寧ロ合併ノ内容即チ福要ナル條件ヲ爲スモノト解スルが故二︑合

併が軍書ナル契約二身ギズト爲スコトヲ能ハザル﹂︵三〇頁1三一頁︶ものとされ番のである︒然し乍ら教授が﹁合

       も  カ併アリタル時﹂は﹁新入湯立︵株主︶ノ加入アリ︑出資額二王動アリ︑螢業所等二曲動ヲ生ズルヲ常態ト爲スガ

故旧︑歯噛ノ空室﹂あり︑ヌ﹁新會勅二於テハ固ヨリ定欺ノ作製︑其他曾肚ノ設立二關スル行爲ヲ爲スベキデア

     ℃ ︑  ・    ︑ D ︑ b    塾 ︑ い ︑       ︑ ︑ b ︑D bリ︑︐是等ハ合併二道リテ存績會肚叉轟轟小旗肚ノ受クル翻然ノ効果﹂︵三+一頁︶とせらるムは或ひは自家憧着に

非るやを恐れる︒

 ︵謎︶ 松本博士︑日本會就法論八十頁︑八十四頁岡野博士會薩法講義案一ご一頁︑松波博士日本會批法︑一五三三頁︑片山博

   士株式會証法論一〇四頁︑田申︵耕︶博士︑會解法概論コ一二

 類意禮とは抑も如何なる罐利を意味するか︑其0内容︑目的及び作用は如何なるものなるか︒其れは一般私法

論の一部乏して概括的に論ぜられ︑叉螢利法人た﹂る愈斌に付て︑殊に合名會耐瀧員の持分の性質︑株主の椹利等を

取扱ふに當り問題とせらる玉所である︒愈愈に於ける枇員権學説は第一期即ち無批制的に議決椹及び株主権を受

け容れ︑他の私樺に封ずる此等の樫利の特色を目無せす︑殊に株式を無反省に債椹覗せる民法要義の立場から︑

第二期即ち二藍ルケ︑レーゲルスベルゲル等の影響の下に於ける共男手︑自釜灌の二宮能を有する軍一なる禮利

としての肚臨画︑他の種の椹利に下して特色を有する個人法上のものに聾すして團罷法上の樺事たる肚員灌の承

認時代を経て第三期の種々の意味に於ての肚員棲否認の時代に到達した︵註U︒︐敏授はむしろ﹁就員権バー就員ガ

     鳥戸冠教授著﹁盈虚法﹂ ︵喜多︶      ︵第四巻第二號 ご九九︶ 9九

(11)

     鳥賀陽教授著﹁會憲法﹂.へ喜多︶       ︵第四巻第二號 三〇σ︶ 一σ

軍資二基キ魯書軸封シテ得タル法律上ノ地位︐︵労︒畠冨℃Oω噌凱05.︶ト解⁝スル事ヲ得﹂︵註二︶とせられ︑薩員椹の本翻

を以て権利と解するより是を地位と解せらる玉のである︒然し乍ら敢授は﹁肚員灌ハ種々ナル勝利義務ノ包括的

名熊石シテ軍立セル一個ノ標利昌非ズ︒然レ共法律上一個ノ椹利ノ如ク取扱ハル・事ナキニ非ズ﹂︵註三︶として

一個の構利の如き取扱ひを偉くる事あるを認められる︒然らば教授は人的會肚に於ける持分︑物的會冠に於ける

株式等に封して肚員椹は如何なる地位にあるものと解せらる玉であらうか︒即ち敏授は持分に継しては﹁出資ヲ

国難トシテ生ズル秘事ノ現象ニシテ︑一ハ経玉上ノ観察鐵ヨリ持分ノ義ヲ生ジ︑他ハ構利義務ノ方面ヨリ法上ノ

地位ヲ生ズルモノト解シ得ベキモノ﹂︵五三頁︶とされ︑叉﹁株圭礎ハ株主が會肚ノ構成分子タル事二圃リテ有メ

ル所ノ各種ノ樺企及義務ヲ云フが故二︑廣ク肚員櫃ト構スルト異ル所ナシ﹂とし︑株主権即ち塾員椹なる事を認

め︑此の株主椹を分って︑﹁財産灌的及ビ累卵糠蝦内容ヲ有ス︒出資義務高専黒蝿車内容二属シ︑清算分配二與

ル樫︑塾図配當上ノ椹利︑及ビ共同管理樺即チ表決禮ノ如キハ本質上人格的雪下二属スルモノ﹂︵一七二買謎2︶と

される︒敏授が株主椹を分つに人格的禮利と財薩的構利に分たれ︑其の殆んど総てが人格的細身に属するものと

せられるは異色ある所である︒然し乍ら其の分類の標準とせらる玉人格椹的内容︑財産構的内容とは果して︑如

何なる意味に於て使用せられたるや︑甚だしく不分明の感あるを畳ゆる︒爾教授が七曲椹を以て會肚組織分子の

會砒に封ずる襲爵義務の包括的虚構とし︑是等の樺利義務の中に共同管理椹即ち議決禮を包含せらる玉は︑耐員

が組織分子の一員として有する樺利義務と會臨機關たる地位に基く正順乏の劃然たる分離を認容せられざる結果

(12)

艇外なちない︒

 ︵註一︐︶ 田中︵耕︶教授︑閣員権否認論︑法學協會雑誌︑四望︑

 ︵註二︶ 鳥賀陽教授﹁人的會肚の持分に就いて﹂呼声論叢﹃

 ︵註三︶ 鳥賀陽一教授﹁出口営門義務の性暫ご︑山尽都︸法學會雑誌十二︑ 一 ︸︑ 山神ニ頁三︑﹁十三頁

一︑ワ八頁

 株式申込誰に依る株式申込が如何なる法律上の性質を有するやの法的構成の問題に關しても︑諸學者の見解露

一する所を知らざる有様であるが︑敏授は﹁此ノ表示が會肚ノ設立行爲ノ一部二曹スル事序異論ナキ所ナルベシ︒

然レ共一面院外テ畿起壷飾群鳥封スル表示ヲ包含スルモノナルヲ以テ︑換言スレバ會吐設立行爲二参加セントス

ルノ申込ヲ包含シ︑獲起人二依ル還幸ノ表示ヲ以テ承諾ト看徹シ︑蝕輔ニノ加入契約ノ存在ヲ認ムルモ必ズシモ

不合理ナラザルベシ﹂︵一四九頁乃至一五〇頁︶とせられ︑﹁株式引受ノ申込炉縁就ノ設立行爲ノ一部二属スルト同

時昌書起人世封スル加入契約ノ申込ヲ構成スルモノナリ﹂︵一五一細註八︶として所謂併合読︑融一︶の立場を取られ

るのである︒而して教授は株式引受の申込が設立行爲の一部を写すの理由を︑申込人が﹁會肚ノ設立ヲ希望シ其

株主トナラン﹂︵一四九頁註七六︶とする意思ある事に求められる︒然し乍ら會肚設立行尋者たらんとするの希望で

なくして︑軍に算盤設立を希望し株主たらんとするの意思のみを申込人に認めらる玉に過ぎないならば︑果して

是を設立船倉の一部とせらるム理由となるであらうか︒爾若七千肚設立事事者たらんとするの希望を認めらる玉

とするも︑果して細面人にかエる意思ありゃは甚だしく疑問である︒此の恵むしろ硝込人は軍に株主たらんとす

     鳥賀陽敦授著﹁會肚法﹂ ︵喜多︶       ︵第四巷第二號 三〇一﹁︶ 一一

(13)

     鳥賀陽教授著﹁會語法﹂ ︵喜多︶      ︐     ︵第四巻第二號 三〇二︶ 一二

るの意思即ち詩聖せんとするの意思のみを有するものと解するの安當なるに如かない︵削壁︶︒而も亦︑若しも是

を契約の申込で賜ると同時に設立行騰の一部なりと解する時は︑何等かの理由の爲に株式の割當なかりし場合︑

契約は不成立となるも會就設立行騰の一部たる表示i烏賀陽教授はかく云はれる﹂1は尚有効であるが爲に株

主たらざる設立行適者を嚢生するが如き著しく奇怪なる結果を生するに到る︒尚叉株式引受人が設立行爲者であ

るとするならば︑忠興人が設立者たる地位に基く商法第百三十六條︑第百四十二條の二︑第百四十二條ノ三の如

き責任を株式引受人にも亦認むべき事になりはしないか︒或ひは設立に参與する程度に於て爾者間差異あるが故

に︑其の責任に於ても亦曲者相図しかるべき理由も無いとも云へる様であるが︑株式引受人が設立行爲者である

事を認める以上は︑少く共設立行筆者として第三者に封ずる責任︑即ち第百四十二條ノ第二項の如き責任は是を

負現せしむべきものとなる︒然し乍ら此の事は明に株式引受人に聾して不當に責任を課するものに外ならない︒

上述の理由より私はむしろ株式引受の型込は軍に入肚契約の串込に過ぎないものと解する読に賛し度い︵註三︶︒

  ︵謎一︶ 同論松本博士﹃日本會肚法論﹄一六〇頁寺尾氏會肚法提要一二四頁野津教授﹃株式引受論﹄法書協會雑誌四六︑五︑六

     一頁は松本博士の株式引受行動論と比照して松本博士は引受行爲の設立行爲性を株式引受行欝が會杜設立行爲の組成

    分子たる事を理町とせちるエ如く︑鳥賀陽教授はむしろ株式引受人の意思に其の設立行爲性を求めらる工如き紺に於

     て雨者相異る旨の批評を爲される︒

  ︵三二︶野津教授︑前褐論交︑−法學協會雑誌︑四六巻三聖一〇〇頁

  ︵二三︶ 野津教授前暴論丈︑︑法學上智難誌四六巻九號一〇八頁以下︑田中︵耕︶教授﹃會就法概論﹄三六六頁以下

術最後に二 附加して置き暑い事は本著が氏の前著商法要論総論會肚の會肚編の内容と殆んど大差なく︑其の異

る所は箪に改.正要綱を附加せられたる程度に留るものである事である︒      ︵一九三四︑二︑じ

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