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自然教育園におけるカモ類(2013 〜 2019 年)

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(1)

カモ類の見られる頻度

 2013 〜 2019 年に確認されたカモ類の頻度(日数)を 表 1,図 1 にまとめた(年間 250 〜 270 日前後の観察結 果)。

 カルガモが毎年よく飛来していることがわかる。

 キンクロハジロ,コガモ,ホシハジロ,マガモは毎年 飛来することはなく,時折カルガモの群れに混じって飛 来しているようだ。

はじめに

 自然教育園にはひょうたん池,水生植物園の池,イモ リの池,水鳥の沼の 4 カ所の池がある。その池には各種 のカモ類が飛来する。

 2013 〜 2019 年の 7 年間に自然教育園に飛来したカモ 類としてはカルガモ,コガモ,キンクロハジロ,ホシハ ジロ,マガモの 5 種類でこれらについてまとめてみた。

自然教育園におけるカモ類(2013 〜 2019 年)

渡邊昭廣

東京都品川区

Akihiro Watanabe: Ducks in the Institute for Nature Study. Miscellaneous Reports of the Institute for Nature Study (52): 45–50, 2020.

Shinagawa-Ku, Tokyo

表 1.カモ類が確認された各年の頻度(確認された日数)

㸰㸮㸯㸱ᖺ 㸰㸮㸯㸲ᖺ 㸰㸮㸯㸳ᖺ 㸰㸮㸯㸴ᖺ 㸰㸮㸯㸵ᖺ 㸰㸮㸯㸶ᖺ 㸰㸮㸯㸷ᖺ

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(2)

カルガモ

 自然教育園でよく見られるカルガモだが,2013 〜 2019 年に確認されたカルガモの月別頻度(日数)を図 2 にま

とめた(年間 250 〜 270 日前後の観察結果)。

 自然教育園でのカルガモはほぼ 1 年を通じて見られ,

特に 3 〜 6 月,10 〜 12 月によく見られた。

0

20 40 60 80 100 120

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図 1.カモ類が確認された各年の頻度(確認された日数)

0

5 10 15 20 25 30

㸯᭶ 㸰᭶ 㸱᭶ 㸲᭶ 㸳᭶ 㸴᭶ 㸵᭶ 㸶᭶ 㸷᭶ 㸯㸮᭶ 㸯㸯᭶ 㸯㸰᭶

᪥ᩘ

㸰㸮㸯㸱ᖺ 㸰㸮㸯㸲ᖺ 㸰㸮㸯㸳ᖺ 㸰㸮㸯㸴ᖺ 㸰㸮㸯㸵ᖺ 㸰㸮㸯㸶ᖺ 㸰㸮㸯㸷ᖺ

図 2.カルガモの月別確認頻度.

(3)

 カルガモは黒いクチバシの先に黄色の模様,顔が白く,

目を通って黒い線があり,全身が茶褐色である。また,

オス・メス同色で識別が難しく,オス・メスのつがいで 飛来し,2 羽で泳いでいることが多い。

 2013 年 5 月には 11 羽の雛を連れて,池を泳いだり,

道を散歩している姿がみられたが,以後自然教育園では 雛を連れている姿は見られていない。2016 年・2017 年

には最初 2 羽が群れから離れ,首を振る求愛行動ののち,

交尾している姿は時折見られる。

2019/4/25 2016/6/19

池を泳ぐ 11 羽の雛 2013/5/6 道を散歩する 11 羽の雛 2013/5/9

交尾する姿 2016/3/21 交尾する姿 2017/4/7

(4)

 池に沈んでいる枯葉を水の中に頭を入れ尾を立てて食 べている姿や陸に上がってドングリ等を食べている姿が

見られる。ザリガニも食べているようだ。

 2019 年 11 月には 30 羽以上の群れが飛来し,2020 年 3 月でも多くのカルガモが見られる。2020 年には雛が見ら

れることを期待している。

キンクロハジロ

 自然教育園で見かけるキンクロハジロはメスばかりで

オスは見かけられなかった。

 2015 年には群れでやってきたが,他の年は 1 羽でカル ガモに紛れてきたようだ。

頭を入れ食事 2015/4/9 ザリガニを食べる 2020/3/12

2019/11/21 2019/12/9

メス 2015/11/10 メス 2015/11/12

(5)

コガモ

 オスは頭部が茶色で目のまわりから首にかけて緑色を

している。

 2015 年は群れで飛来し,2018 年はつがいで飛来して きました。

ホシハジロ

 ホシハジロのオスは茶色い顔と黒い胸をしている。

 飛来した時はほとんどオス 1 羽でカルガモの群れに紛 れ込んできているようだ。

 水中に潜って餌を捕る様子がみられた。

上オス,下メス 2015/11/10 2015/11/12

左メス,右オス 2016/11/12 2019/12/21

(6)

マ ガ モ

 オスはくちばしが黄色で,頭は光沢のある濃い緑色で,

首に白い輪がある。

 2019 年以前はオス 1 羽が時折見られたが,2019 年に はオス・メス各 2 羽合計 4 羽が 2019 年 12 月〜 2020 年 1 月まで見られた。カルガモと一緒に行動していた。

謝  辞

 この撮影記録をまとめるにあたり,ご指導いただいた 矢野亮名誉研究員にお礼を申し上げる。

マガモのつがい 2014/2/25

オス 2019/12/24

カルガモの群れの中で 2019/12/27

2019/12/24

参照

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