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②  自然教育園におけるサギ類

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(1)

自然教育園報告(Rept. Inst. Nat. Stu. ) 第49号:53−57, 2018.

②  自然教育園におけるサギ類

渡 邊 昭 廣

Akihiro Watanabe

は じ め に

 自然教育園ではアオサギ,ダイサギ,コサギ,ゴイサギの 4 種のサギ類を見ることができます。

 2013 年から 2017 年の 5 年間に自然教育園で見られたこれらのサギについてまとめてみました。

サギ類の見られる頻度

 2013 年,2014 年,2015 年,2016 年,2017 年のサギ類が確認された頻度(日数)を図 1 にまとめました。

(毎年 270 日前後の観察結果です。)

 2013 年は 4 種のサギを見られる頻度は少ない状況でした。2014 年はアオサギの確認頻度が非常に 多くなりました。2015 年〜 2017 年はダイサギ,コサギが見られる頻度が多くなりました。また,ア オサギ,ダイサギ,コサギは 60 日前後の頻度で推移しています。

 ゴイサギを見かける頻度は,毎年他の 3 種のサギに比べて非常に少なく,ゴイサギは成鳥とホシゴ イと呼ばれる幼鳥が見られますが,幼鳥が見られる機会の方が多かったです。

*東京都品川区,Shinagawa-ku, Tokyo

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図 1 サギ類が確認された各年の頻度(確認された日数)

(2)

ア オ サ ギ

 自然教育園でのアオサギはほぼ 1 年を通じて見られ,特に 4 月〜 6 月によく見られました。アオサ ギは日本で一番大きなサギで,上面は青味がかった灰色をしています。

 ザリガニ,スジエビ,時にはカナヘビを食べている姿を見ることができます。

ザリガニを捕獲したアオサギ(2016 年 3 月 19 日)

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図 2 アオサギの月別確認頻度

毛が立ち周囲を警戒しているアオサギ(2016 年 12 月 8 日)

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水面を飛行するアオサギ(2017 年 1 月 25 日)

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アオサギの顔のアップ(2017 年 5 月 16 日)

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自然教育園報告 第49号,2018

─ 54 ─

(3)

ダ イ サ ギ

 自然教育園ではダイサギは 3 月,4 月によく見られる傾向があり,シラサギの中では大きなサギで,

クチバシは黄色で,4 月,5 月には目元が黄緑色の婚姻色となります。ザリガニ,スジエビ,時には カナヘビを食べている姿が見られます。

 コサギの後をついて餌とりしている姿も見られます。

コサギの後をついて餌取り(2013 年 11 月 23 日)

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図 3 ダイサギの月別確認頻度

毛づくろいしているダイサギ(2013 年 11 月 13 日)

ザリガニを捕獲したダイサギ(2015 年3月 11 日) カナヘビを捕獲したダイサギ,目元が黄緑色の婚姻色

(2017 年 4 月 12 日)

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渡邊 : 自然教育園におけるサギ類 ─ 55 ─

(4)

コ  サ  ギ

 自然教育園では 1 月,11 月,12 月の冬によく見られます。シラサギとしては小さく,足の指は黄 色でクチバシは黒です。夏の繁殖期になると 2 本の冠羽が見られます。

 水辺を歩きながら,足を震わせる動作で水中の岩陰等に隠れている魚などを追い出して捕まえる姿 がよく見られます。

飛び立とうとするコサギ(2014 年 4 月 22 日)

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図 4 コサギの月別確認頻度

水面を飛行するコサギ,冠羽が見られる(2017 年 3 月 18 日)

コサギのアップ(2016 年 11 月 16 日) 風の中でたたずむコサギ(2016 年 12 月 17 日)

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自然教育園報告 第49号,2018

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(5)

ゴ イ サ ギ

 自然教育園では時折ゴイサギが見られます。成鳥は 2014 年と 2017 年に見られ,他は幼鳥のホシゴ イでした。成鳥の上面は紺色を呈し,繁殖期には冠羽があります。幼鳥のホシゴイは褐色の体に白い 斑点が見られます。昼間はほぼ一か所にじっとしています。

謝     辞

 この撮影記録をまとめるにあたり,ご指導いただいた矢野亮名誉研究員にお礼を申し上げます。

水を飲むホシゴイ(2016 年 2 月 11 日)

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図 5 ゴイサギの月別確認頻度

ホシゴイのアップ(2016 年 2 月 25 日)

冠羽が見られる成鳥のゴイサギ(2017 年 1 月 22 日) 飛び立とうとするゴイサギ(2017 年 1 月 22 日)

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渡邊 : 自然教育園におけるサギ類 ─ 57 ─

参照

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