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はじめに 最新の学説では 10 万年前に東アフリカに現れた現生人類は 7 万年前にアラビア半島をハブとして ヨーロッパ アジア 南洋 さらには北米 南米に拡散していったとされる サウジアラビアはアラビア半島の8 割以上を占め 中東最大の国土を持つ その三分の一が砂漠ながら 南西部には3000m 級の

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(1)

RIYADH STYLE

KINGDOM OF SAUDI ARABIA

リヤド スタイル

J E T R O ビ ジ ュ ア ル で 見 る 世 界 の 都 市 と 消 費 市 場

(2)

最新の学説では、10万年前に東アフリカに現れた現生人類は、7万年前にアラビ ア半島をハブとして、ヨーロッパ、アジア、南洋、さらには北米・南米に拡散していっ たとされる。サウジアラビアはアラビア半島の8割以上を占め、中東最大の国土を 持つ。その三分の一が砂漠ながら、南西部には3000m級の急峻な山脈が連なる 冷涼な高原地域、北部では豊富な雨や雪も降る農業地域もあり、気候風土は多 様である。世界最大級の原油産出量・埋蔵量を誇る産油国の盟主であり、イスラ ム教の二大聖地メッカとメディナを擁し、世界15億人のイスラム教徒の文字通り 「メッカ」でもある。 イスラム教の中でも最も厳格・保守的な宗派を国是とし生活のベースとする同国 だが、豊富な原油収入によってサウジ人の平均の可処分所得は高く、家族での長期 の海外旅行、高級乗用車や最新の電子機器、ファッションへの出費も惜しまない。 日本の車やカメラ、漫画・アニメ、食文化に親しみ、日本人の「模範的ムスリム」に も通じる倫理観に共感や敬意を示すサウジ人も多い。同国は日本が輸入する原油 の三分の一を頼る最大の供給国であるとともに、乗用車・商用車や鉄鋼製品の 重要な輸出先でもあり、1955年の国交樹立以来、官民の緊密な石油資源・経済 交流が60年以上続いている。 一方で、同国の近年最大の課題は、「石油依存からの脱却」である。すでに3100万 (うちサウジ人は2000万)を超えて急増する人口に電力・水を供給するために、 産出する原油の3割が自国消費されており、悲観的な予測では2030年に石油輸入 国に転落する見通しから、近年急速に省エネや再生エネルギー開発が国の喫緊の 課題として認識されてきている。 2015年1月に即位した第7代サルマン国王が打ち上げた「サウジ・ビジョン2030」 は、建国80余年の同国史上初の総合的な長期国家改造計画である。経済の脱 石油・金融立国化はもとより、国民の健康や教育・娯楽、さらに水・電力など公共 料金値上げまで踏み込んだ大規模かつ迅速な社会変革に、日本はじめ各国が協力 の姿勢を表明している。 本誌は、サウジアラビアの風土・歴史・宗教・文化から産業・生活まで、最新の多面 的なデータ・情報で紹介している。観光では訪れることが難しいが、日本にとって 極めて関係の深い同国が、少しでも身近に感じて頂ければ幸いである。 2017年3月 ジェトロ・リヤド事務所

はじめに

(3)

概要

| Overview · · · ·2

Basic Information ¦ 基本情報 · · · · 2 4 Regions ¦ 4つの地域 · · · · 3 History ¦ 歴史 · · · · 4 Demographics ¦ 人口構成 · · · · 5 Climate ¦ 気候 · · · · 6 Islam as StateReligion ¦ イスラム教 · · · · 7 Religious Holiday ¦ 祝祭日 · · · · 8 Economics ¦ 経済 · · · · 9 Vision 2030 ¦ ビジョン2030 · · · · 11

Investment in Saudi Arabia ¦ 進出日系企業から見た投資環境 · · · · 13

Japan – Saudi Arabia Relationships ¦ 日本との関係 · · · · 14

Riyadh ¦ リヤドの概要 · · · · 16

Major Districts of Riyadh ¦ リヤド市の主要地区 · · · · 17

Demographics of Al Riyadh ¦ リヤド人口構成 · · · · 18

Transportation in Riyadh ¦ リヤドの交通 · · · · 18

Main Industries ¦ リヤドの産業 · · · · 22

消費市場

| Consumer Market · · · · 24

Retail Industries in Riyadh ¦ リヤドの小売業 · · · · 25

Mixed-Use and Regional Development ¦ 複合商業施設および地域開発 · · · · 28

Shopping Malls ¦ リヤドのショッピングモール · · · · 29 Religious Tourism ¦ 宗教観光 · · · · 32 E-commerce ¦ ネットショッピング · · · · 36

| Fashion · · · · 34

Fashion Culture ¦ ファッションカルチャー · · · · 34 Fashion Industries ¦ ファッション産業 · · · · 35 Fashion Interview ¦ ファッションインタビュー · · · · 36

| Living · · · · 40

Housing & Living ¦ 住まい事情 · · · · 40

Living in Riyadh ¦ お宅訪問 · · · · 42

| Food · · · · 52

Food Service Industries ¦ 外食産業 · · · · 52

Food Trends ¦ 食のトレンド · · · · 54

Inporting Food Products ¦ 食材輸入 · · · · 56

Supermarket Chains ¦ スーパーマーケット · · · · 56

Other Food Retailers ¦ その他の食料品店 · · · · 57

目次

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繁栄を表す緑色の旗地にアラビア 語でイスラム教の信仰告白の言葉、 「アッラーの他に神はなく、 ムハンマドはアッラーの使徒なり」 と書かれている。 国旗 国章 アラビア語 君主制 リヤド イスラム教(国教)

2,149,690

km2 サウジ・リヤル(SAR) 1US ドル= 3.75 SAR、 1SAR =約 30 円 公用語 政治体制 首都 宗教 国土面積 通貨 交差した二本の剣は力と忍耐を表 し、椰子の木は生命力、生長、繁栄 を象徴 ※バーレーンとは海上の国境橋で結ばている。

基本情報

サウジアラビアは、アラビア語で「サウード(家)によるアラブ(の王国)」 という意味を持つ君主制の王国で、メッカとメディナというイスラム教の 二大聖地を擁するイスラム世界の中心的存在である。現国王は二聖モスク の守護者という敬称を持つ、第7代サルマン・ビン・アブドゥルアジーズ・ アール=サウード国王。 世界最大の半島であるアラビア半島に位置し、イエメン、オマーン、 アラブ首長国連邦、カタール、バーレーン※、クウェート、イラク、ヨルダン と国境を接する。東側はアラビア湾に面し海岸線の長さは500km 以上、西は紅海に面し海岸線は 1,750km 以上に達する。国土面積は 2,149,690k㎡(日本の約5.7倍)で、その3分の1を砂漠が占める中東 最大の国で13の州から構成される。また、世界屈指の埋蔵量・生産量を 誇る産油大国である。

概要

Overview

Basic Information

(5)

Riyadh Madina

Jeddah

Makkah Eastern Province Al Riyadh Mekkah Madinah Al-Qassim Ha’il Tabuk Al-Jawf Northern Borders Najran Asir Al-Bahah Jizan 紅海 アラビア湾 オマーン アラブ首長国連邦 イラク イラン シリア ヨルダン エジプト カタール イエメン ソマリア エチオピア エリトリア スーダン バーレーン クウェート イスラエル レバノン ジプチ アラビア半島の約85%を占めるサウジアラビアは、地理的に4つの地域に 分かれる。 ナジド(中央部): 標高1000mのトワイク山が聳え立つ、地下水が豊富で 農業が盛んな高原が広がる地域。【主な都市:リヤド(リヤド州)】 ハサー(東部): 国内最大のオアシス地帯。平野が広がる農業の中心地で あり、ルブ・アル・ハーリー大砂漠に接する世界最大の油田地帯でもある。 【主な都市:ダンマーム(東部州)、アルコバール(東部州)】 ヒジャーズ(北西部): アラビア半島の紅海沿岸部、北側に走るヒジャーズ 山脈を挟んだ両側の丘陵・山岳地域。ヨルダンとの国境付近から山岳の 高低差が続き、平野部はほんのわずか。【主な都市:ジッダ(メッカ州)、 聖地メッカ(メッカ州)、メディナ(メディナ州)】 アシール(南西部): アシールはヒジャーズの南に位置し、イエメン国境へ と続く山岳地帯で高低差が1000m から3000m と連なる険しい地域。

4 つの地域

4 Regions

(6)

アラビア半島の歴史は、120万年前のシュワイヒティーヤ遺跡に遡る。また、 半島周辺は歴史上重要な古代文明が生まれた場所である。半島北部では世界 最古のメソポタミア文明、東部海岸にはディムルーン文明、南のサイハド砂漠で は古代イエメン文明が生まれた。紀元前より貿易や灌漑農業、香料の生産等で 発展してきたアラビア半島はまた、イスラム教の歴史とも深く繋がっている。 サウジアラビア王国の歴史は、現王室のサウード家の祖先が15世紀にリヤド 近郊において勢力を築いたところから始まった。1744年頃、オスマン帝国の 支配化のなか、サウード家はワッハーブ派というイスラム勢力と結びつき、第一 次ワッハーブ国を樹立。しかしオスマン帝国の命を受けたエジプト総督ムハンマ ド=アリーにより1818年に滅ぼされた。1823年第二次ワッハーブ王国がリヤ ドを都に再建したが、内紛により再び滅び、サウード家はクウェートに亡命した。 1902年に後の初代サウジアラビア国王アブドゥルアジーズ・イブン・サウード が奪還に成功。勢力を建て直し、1932年にサウジアラビア王国が建国された。 参考:外務省 (http://w w w.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol129/index.html)

一般財団法人 中東協力センター (http://saudinomad.karuizawa.ne.jp/saudi_ general /history/history_d _ peninsulal.html)

歴史

History

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2010年において約2700万であったサウジアラビアの総人口は2016年に は約3200万人となり、6年間で 16.54%増加、年間増加率は平均 2.54% であった。人口が多い州はメッカ州(約 832 万人)、リヤド州(約 800 万人)、 東部州(約 478 万人)である。総人口に対しての男女比率は約57対43。 自国民の男女比率は約51対49であるが、外国人の男女比率は約69対31 と男女差が大きい。

31,742,308

人(2016 年) 総人口

人口構成

Demographics

サウジアラビア人 63.2% 男性 10,225,650 人 女性 9,039,320 人 外国人 36.8% 男性 8,008,314 人 女性 3,669,024 人 男性 男性 女性 女性 参考 : サウジアラビア統計局

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国土面積が広く、地理条件も様々であるサウジアラビアの気候は地域に よって異なる。夏期の沿岸地域では湿度が100%になる時もあり、冬期は 北部や中央部ではヒョウが降る。東部の砂漠地帯では降雨がほぼ皆無なのに 対し、山岳地帯のアシール地域では年間500mm もの降雨量がある。 大陸性の乾燥した気候で、夏期には日中の気温が 45℃を超えるが夜は 20℃ 前後まで下がり、湿度も低く過ごしやすい。冬期の夜間には 0℃以下に下がる こともある。リヤドは典型的な大陸性砂漠気候で、一年間を通して乾燥して いる。 夏期は気温が50℃ほどになり、冬期は0℃以下に冷え込む。5~6月前後は 砂嵐が多い季節で、10~3月にかけては局地的な集中豪雨に見舞われるこ ともある。一番快適に過ごせる期間は11~1月で、最高気温は30℃程度。 亜熱帯性気候で夏は高温多湿、冬は温暖な気候である。季節による気温差は それほど無く、最低気温は 30℃、最高気温は 40℃と一年中暑い。湿度は 年間を通して 50 ~ 70%程度。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ˚C 40 35 30 25 20 15 10 5 0 東京の 平均気温 気 温 リヤドの 平均気温 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 mm 200 150 100 50 0 降 水 量 東京の降水量 リヤドの降水量

気候

内陸部

Climate

アラビア湾沿岸 紅海沿岸 参考 : 駐日サウジアラビア大使館リヤドと東京の平均気温

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イスラム教では、神(アラー)の言葉をまとめた聖典をコーラン とよび、これらの中で基本となっているのが五行である。第一に 信仰告白、第二に礼拝、第三に喜捨、第四に断食、第五に巡礼 と続く。イスラムの根幹を成す重要な定めである。イスラム教始 祖モハメッドの生誕地であるサウジアラビアにおいて国王は聖地 メッカとメディナの二聖モスクの守護者という尊称を持つ。 イスラム教は国教であり、自国民の他宗教信仰及び偶像崇拝は 禁じられている。さらに伝統や戒律を守るため、聖地メッカ、 メディナには異教徒の立ち入りが禁止されている。聖地巡礼のた め世界中からイスラム教徒が訪れ、イスラム世界においての影響 力は最も大きい。国教であるイスラム教の中でもスンニ派の中の ハンバリー学派ワッハーブ派と呼ばれる宗派はなかでもとりわけ 厳しいとされ、規範となる厳格な解釈を実行するようムタワ (勧善懲悪宗教警察)とよばれる機関が随所で風紀の取り締まり を行っている。ワッハーブ派の三大理念の一つである勧善懲悪の 実施を遂行し、外国人でも取り締まりの対象となる。比較的外国 人に緩やかな近隣の湾岸諸国と違い、国内での飲酒は一切禁止 されている。女性はアバヤとよばれる黒く長い服で身をつつみ、 男性といえども肌の露出を控える事や、集会、賭け事、男女の隔 離等多岐に渡る制約が自国民だけでなく外国人にも適応される。 ラマダン(断食)の期間中、非イスラム教徒の外国人が公共の 場で飲食や喫煙をした場合、国外追放すると 2014 年に発表さ れた。レストランや店舗などは一日5回あるお祈りの時間帯は約 30 分間閉店し、お祈りが終わったら再び開店する。また、他宗 教の活動や礼拝所の建立などは認められておらず、モスク以外の 宗教的建築物は存在しない。 参考:フランス通信社(http://w w w.afpbb.com/articles/-/3018984 2014 年 6 月 27 日 ) 在サウジアラビア日本大使館 第一の信仰告白は、 「アラーの他に神は 無い、ムハンマドは 神の使途である」と 証言すること。 第四の断食は、 ラマダーン月の日中に 飲食を慎むこと。 第二の礼拝は、1 日 5 回聖地メッカの カアバ神殿の方向に 向かって神に祈る こと。 第五の巡礼は聖地 メッカのカアバ神殿に 巡礼すること。 第三の喜捨は、年収 の 40 分の 1 にあたる 金銭か品物を寄付し、 困窮者に施すこと。

イスラム教

Islam as State

Religion

イスラム教徒に課された五つの義務(五行)

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宗教関連の祝祭日はヒジュラ暦(イスラム暦)を採用しており、 毎年祝祭日が変わる。 ヒジュラ歴元年はムハンマド生誕の年ではなく西暦622年に メディナにイスラム共同体が成立した年を聖遷(ヒジュラ)元年 としている。ちなみに2017年はヒジュラ暦の1438年である。 祝祭日以外の休日は金曜日と土曜日である。 イスラム暦の第9の月を意味するラマダンは修行として断食を 行い、その終了を祝う。 イスラム暦第 12 の月がハッジであり、世界中のイスラム教徒に よるメッカへの巡礼期間である。ハッジ月10日から4日間を 犠牲祭として家畜動物を 1 匹生贄として捧げて祝う。肉は友人、 家族との祝いの食事として振舞われたり、貧しい人々へ配られる。 9月23日(西暦) ワッハーブ派の三大理念 1. タウヒードの宣教 『アッラーの他に神はなし』という神の唯一性の宣言 2. 勧善懲悪の実践 イスラムの戒律・倫理・風紀の統制 3. シャリーアの厳格な施行 イスラム法に則った法の施行

祝祭日

Religious Holiday

ラマダン(断食月)明け Eid Al Fitr 犠牲祭 Eid Al Adha 建国記念日

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3.4 2.2 180.0 実質 GDP 成長率(%) 消費者物価上昇率(%) 貿易収支(10億リヤル) 1US ドル =3.75 リヤル(SAR) 2013 2014 2015 2.7 3.5 834.6 631.7 3.6 2.7 1933年の国営石油会社サウジアラムコの設立、1938年ダンマン油田開発、 1949年のダンマン油田採油活動が全面操業して以来、石油はサウジアラビアに 経済的繁栄をもたらした。また、1960年石油輸出国機構(OPEC)の設立・ 加盟を通し、サウジアラビアは国際社会において大きな影響力を与えてきた。 世界の主要先進・新興国が構成する G20 のメンバー国でもある。サウジアラビア 経済にとって、収入の約7割は石油から得ており、近年の石油価格の下落は収入に 打撃を与えた。2014年度には97.2ドルであった原油価格が2015年は49.1 ドルと急激な下落をうけ、輸出額が前年の 40.1%減となった。 2015年の実質 GDP 成長率は 3.4% と前年とほぼ同水準を維持したが、歳入の 約 7 割を占める油価下落の影響は大きい。政府は石油依存経済から脱却し、投資 収益に基づく国家を建設するという国の方針を掲げ、2016年4月に「サウジア ラビア・ビジョン2030」を発表。続いて、水・電力省解体、省庁再編や閣僚の 交代、さらに「国家変革プログラム (NTP 2020)」を打ち出し、戦略的な国家 改造計画を遂行する方針を明らかにしている。

経済

Economics

出典:JETRO「世界貿易投資報告年次レポート:サウジアラビア」2016年

(12)

(単位:100万リヤル、%) 2014年 2015年 金額 金額 構成比 伸び率 輸出総額(FOB) 1,284,122 763,313 100.0 △40.6 中国 160,680 92,069 12.1 △42.7 日本 156,821 80,683 10.6 △48.6 米国 162,460 80,525 10.6 △50.4 インド 113,828 72,052 9.4 △36.7 韓国 123,557 66,099 8.7 △46.5 輸入総額(CIF) 651,876 655,033 100.0 0.5 中国 87,122 92,398 14.1 6.1 米国 84,730 89,678 13.7 5.8 ドイツ 47,093 46,116 7.0 △2.1 日本 37,306 37,286 5.7 △0.1 韓国 32,336 37,251 5.7 15.2 〔注〕2015年は速報値。 〔出典〕経済企画省総合統計庁 サウジアラビアの主要国別輸出入<通関ベース> 日本の対サウジアラビア主要品目別輸出入<通関ベース> サウジアラビアの主要品目別輸出入<通関ベース> 鉱物資源・同製品 機械 (電気製品・部品含む) 輸送用機器(自動車・ バス・トラック・部品等) 電気製品・機器 卑金属・同製品 プラスチック製品 野菜類 化学製品 化学製品 食料品 その他 その他 卑金属・同製品 75.3% 27.2% 18.4% 7.6% 5.2% 8.4% 9.8% 7.5% 31% 5.5% (単位:100万リヤル、%) 2014年 2015年 金額 金額 構成比 伸び率 輸出総額(FOB) 1,284,122 763,313 100.0 △40.6 鉱物資源・同製品 1,068,088 574,677 75.3 △46.2 化学製品 73,370 57,951 7.6 △21.0 プラスチック製品 70,523 57,284 7.5 △18.8 卑金属・同製品 14,128 13,845 1.8 △2.0 食料品 13,405 13,611 1.8 1.5 電気製品・機器 3,110 3,573 0.5 14.9 輸入総額(CIF) 651,876 655,033 100.0 0.5 機械、電気製品・部品 171,011 178,321 27.2 4.3 輸送機器 108,610 120,516 18.4 11.0 卑金属・同製品 79,759 64,473 9.8 △19.2 化学製品 56,276 55,014 8.4 △2.2 野菜類 34,490 33,857 5.2 △1.8 〔注〕2015年は速報値。 〔出典〕経済企画省総合統計庁 (単位:100万ドル、%) 2014年 2015年 金額 金額 構成比 伸び率 輸出総額(FOB) 7,631 6,828 100.0 △10.5 輸送用機器 3,813 3,766 55.2 △1.3  自動車 3,414 3,503 51.3 2.6   乗用車 2,349 2,480 36.3 5.6   バス・トラック 1,058 1,003 14.7 △5.2  自動車の部分品 259 250 3.7 △3.5 原料別製品 1,592 1,027 15.1 △35.5  鉄鋼 939 440 6.5 △53.1  ゴム製品 311 293 4.3 △5.6 一般機械 1,376 1,217 17.8 △11.6  原動機 342 327 4.8 △4.5  ポンプ・遠心分離機 340 333 4.9 △2.0 電気機器 430 394 5.8 △8.4 輸入総額(CIF) 47,800 25,081 100.0 △47.5 鉱物性燃料 46,793 24,345 97.1 △48.0  原油および粗油 43,848 22,368 89.2 △49.0 化学製品 632 443 1.8 △30.0  有機化合物 492 347 1.4 △29.6 原料別製品 227 185 0.7 △18.7  非鉄金属 226 183 0.7 △18.9 〔出典〕財務省「貿易統計(通関ベース)」をドル換算 主な輸出相手国順位 主な輸入相手国順位 輸出総額 輸入総額 2014年 2014年 & 2015年 2015年 1. アメリカ 2. 中国 3. 日本 4. 韓国 5. インド 1. 中国 2. 日本 3. アメリカ 4. インド 5. 韓国 1. 中国 2. アメリカ 3. ドイツ 4. 日本 5. 韓国 (FOB/ 単位:100 万サウジ・リヤル) (CIF/ 単位 :100 万サウジ・リヤル) 2014年 1,284,122 2014年 651,876 2015年 763,313 2015 年 2015 年 2015年 655,033 参考:JETRO 年次レポート世界貿易投資報告

(13)

サウジアラビア政府は、石油依存型経済から脱却し投資収益 に基づく国家構築のための経済改革計画「ビジョン2030」を 2016年 4 月に発表した。先駆的かつ優れたグローバルモデル としての将来を目指すため、以下 3 つのテーマが掲げられた。 1. 活気ある社会 ー イスラム穏健主義の原則に従う確立された価値、 生活の充足、強固な基盤。 2. 盛況な経済 ー 豊富な機会、投資、オープンなビジネス、 地理的優位性の活用。 3. 野心的な国家 ー 効果的なガバナンス、透明性の確保。 各テーマに沿った具体的な方針は数値目標と共に示され、投資、 観光、製造業、物流など経済の多角化を目指す。また「ビジョン 2030」を促進する計画として、「国営石油会社サウジアラムコ の 5%未満の新規株式公開(IPO)」、「国営企業民営化による 透明性の向上と汚職抑制」、「軍事産業育成による国内調達軍装 備品支出の割合の50%拡大」、「外国人による長期的な労働・ 滞在を可能とするグリーンカード制度 5 年以内導入」などが同時 に発表された。

ビジョン2030

Vision 2030

(14)

表 「ビジョン2030」による2030年までの目標 活気ある社会 確立された価値 ウムラ(小巡礼)の受入許容者数を年間 800 万人から 3000 万人に増やす UNESCO の世界遺産登録数を 2 倍以上にする ※2016年現在4件 生活の充足 国内における文化・娯楽活動への個人消費を 2.9%から 6%に上げる 少なくとも週に 1 回運動する人の割合を 13%から 40%に上げる 3都市を世界の都市トップ 100 にランクインさせる 強固な基盤 社会関係資本指数(SCI)で26位から10位になる 平均寿命を74歳から80歳にのばす 盛況な経済 地理的位置の利用 物流効率指数(LPI)で49位から25位になる 石油を除いた GDP における非石油製品の輸出の割合を 16%から 50%に 上げる 効果的な投資 世界第19位から世界第15位の経済規模の国家になる 石油・ガス部門におけるサウジ人率を 40%から 75%に上げる 公的投資基金(PIF)の資産を6000億リヤルから7兆リヤル(約 1.9 兆ドル) に増やす オープンなビジネス 国際競争力指数(GCI)において25位から10位になる GDP に占める海外直接投資の割合を 3.8%から 5.7%に上げる GDP に占める民間部門の貢献の割合を 40%から 65%に上げる 豊富な機会 失業率を 11.6%から 7%に下げる GDP に占める中小企業の貢献の割合を 20%から 35%に上げる 労働力に占める女性の割合を 22%から 30%に上げる 野心的な国家 効果的な統治 非石油政府収入を1630億リヤルから 1 兆リヤル(約2700億ドル)に 増やす 世界ガバナンス指標(WGI)で80位から20位になる 電子政府開発指数(EGDI)でトップ 5 に入る 責任ある国民 世帯収入に占める貯蓄率を 6%から 10%に上げる GDP に占める非営利部門の貢献の割合を 1%未満から 5%に上げる 年間100万人のボランティアが非営利部門で従事する(現状 1.1 万人) 出典 :「ビジョン2030」公式ホームページより公益財団法人中東調査会が作成 参考 :「ビジョン2030」公式ホームページ(http://vision2030.gov.sa/SVpdf_jp.pdf)公益財団法人中東調査会 (http://w w w.meij.or.jp/kawara/2016_019.html)

(15)

参考: JETRO 「在サウジアラビア進出日系企業実態調査 2016」

進出日系企業から

見た投資環境

Investment in Saudi Arabia

「在サウジアラビア進出日系企業実態調査2016」によると、 サウジアラビアの投資環境の魅力として、「市場規模や成長性」が 最も多くあげられた。今後 1 ~ 2 年の事業展開について、51% の企業が「拡大する」と回答し「現状維持」と合せれば 90% 近く、 日系企業の成長も見込まれる。「対日感情が良い」ことも投資 環境の魅力としてあげられた。対して、投資環境の課題としては 「法制度の未整備・不透明性」、「各種手続き等が遅い」などさら なる改善が求められている。人件費やコストの上昇により、回答 した約8%の日系企業が事業の縮小を見込んでいる。 70 80 60 50 40 30 20 10 0 税制面 フリーゾ ーン/ 経済 特区 市場 規模 、成長 性 安定し た政 治・社 会情 勢 駐在 員の 生活環 境 インフラ の充実 取引 先など 関係 企業 の集積 投資 インセ ンティ ブの充 実 各種手 続き 等が迅 速 労働 争議 がない 十分 な労 働者供 給 対日感 が良い その他 言語 、コミュ ニケー ション上 の  障害が 少ない 70 80 90 60 50 40 30 20 10 0 各種 手数 料の高 騰 法制 度の未 整備・ 不透明 性 外資規 制 不安定 な政 治・社 会情 勢 不動 産賃 料の高 騰 インフラ の未 整備 人件 費の高 騰 各種 手続き 等が遅 い 投資イン センティ ブのみ 整備 取引のリ スク( 代金 回収リ スク 等) 市場 規模 、成長 性 労働 力不足・ 人材 採用が 困難 言語 、コミュ ニケー ション上 の問題 その他 サウジアラビアの投資環境の魅力 サウジアラビアの投資環境について課題と感じ、改善を希望する項目 回答企業数:89社 (複数回答可) 回答企業数:89社 (複数回答可) (社数) (社数)

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日本との関係

Japan – Saudi Arabia

Relationships

建国から 6 年後の1938年にサウジアラビア王国と日本の最初 の外交接触が始まり、第2次世界大戦で一時中断したが、 1955年に正式に外交関係が樹立された。以来、石油資源を軸 とする経済交流や両国官民の要人同士の交流も活発に行われて きた。2007年、両国にとってエネルギー協力と産業協力を車 の両輪とする戦略的・重層的パートナーシップが首脳レベルで合 意され、両国の共同プロジェクト「日本・サウジアラビア産業協力」 が始動。日本の製造業進出や職業訓練所設立、中小企業政策移 管などの実績が積まれてきた。2015年には国交樹立60周年 を迎え、両国において様々な記念行事やスポーツ・文化交流が 行われた。2016年にはサウジアラビアが新たに掲げた総合的な 長期国家改革計画「ビジョン2030」に対し、日本の官民が協 力する「日本・サウジアラビア・ビジョン共同グループ」設立が 合意され、両国政府および産業・金融分野の広範な交流が活発化 しつつある。 1958 年 東京にサウジアラビア王国大使館開設。 1960 年 ジッダに日本国大使館が開設。外交面での本格的な交流開始。 サウジアラビア王室と官僚が最初の訪日。 日本サウジアラビア協会設立。 1971 年 故ファイサル国王が国賓として来日。故昭和天皇と会見。 1981 年 日本の皇室として初めて皇太子・同妃両殿下 (現天皇・皇后両陛下)がサウジアラビアを訪問。 1984 年 日本国大使館がリヤドに移転。ジッダに日本国総領事館開設。 1994 年 皇太子・雅子妃両殿下がサウジアラビア訪問。 1998 年 当時リヤド州知事であったサルマン皇太子殿下(現国王)が 最初の訪日。 2014 年 サルマン皇太子殿下(現国王)が日本に公式訪問、皇室と会見。 2017 年 サルマン国王陛下が日本を公式訪問、皇室と会見。 1957 年 サウジアラビア政府より日本企業のアラビア石油株式会社へ 石油採掘権が供与され、旧中立地帯沖合で石油の採掘に成功。 1973 年 第 4 次中東戦争の影響で、日本で「石油危機」に陥る。 主な出来事 経済交流

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1975 年 石油危機の影響から石油産出国・輸出国であるサウジアラビアの 重要性に対する認識が高まり「日本サウジアラビア経済及び技術 協力に関する協定」を締結。経済交流は大きく進展し、日本企業 がサウジアラビアに進出。 1987 年 民間レベルでの経済協力の強化・促進を目的とした「日本サウジア ラビア民間合同委員会(現在の名称:日本サウジアラビアビジネス カウンシル)」発足。投資促進、貿易拡大、協力関係の強化などに ついての会議を毎年両国で開催。 2000 年 アラビア石油株式会社の石油採掘権継続終了。 2005 年 住友化学株式会社とサウジアラムコ社が合弁会社ペトロ・ラービグ を設立。 2009 年 ペトロ・ラービグ社が紅海沿岸の都市ラービクで、世界最大級の 石油精製・石油化学の統合コンビナートを稼働。 2011 年 「日本・サウジアラビア産業協力」活動による両国支援を得て、 いすゞ自動車が中東初の自動車(トラック)製造工場を設立。 1998 年 故アブドゥッラー皇太子殿下(後に国王)と故小渕首相は「日本と サウジアラビアとの間の 21 世紀に向けた協力に関する共同声明」に署名。 2006 年 故スルターン皇太子殿下が小泉首相(当時)と共に、「日本・ サウジアラビア王国間の戦略的・重層的パートナーシップ構築 に向けた共同声明」を発表。 2007 年 安倍首相サウジアラビア訪問。政治、経済、文化、科学の分野で 「戦略的・重層的パートナーシップの発展」を表明、両国共同プロ ジェクト「日本・サウジアラビア産業協力」活動が開始。 2013 年 安倍首相二度目の訪サ。資源・エネルギーおよび防衛、インフラ 整備、農業、医療などの「包括的パートナーシップの強化に関する 共同声明」を発表。 2014 年 サルマン皇太子殿下(現国王)が来日、安倍首相と会談。包括的 パートナーシップの継続と協力強化についての共同声明を発表。 2016 年 ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子が来日、天皇陛下、安倍首相 と会談。同国の掲げる長期国家改革計画「ビジョン 2030」に 対 する日本の協力として「日本・サウジアラビア・ビジョン共同 グループ」設立を合意。 2017 年 安倍首相とサルマン国王が首脳会談を行い「日・サウジ・ビジョン 2030」に合意。 政治交流 参考:日本サウジアラビア協会「日サ関係の歩み」(http://js-societ y.com/sajp1.html)

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アラビア語で「庭園」を意味するリヤドは、文字通り地下水に 恵まれた緑の豊かな砂漠のオアシスであった。18世紀末までは ナジド高原の拠点はディライーヤであり、リヤドは隣接する村の 一つで、都市としての歴史は短い。 第一次サウード王国が崩壊した1818年、サウード家は本拠地 をディライーヤからリヤドに移転。以来、ナジド地方との中心市 として発展してきた。第二次および第三次サウード王国において もリヤドが中心となり、1932年からサウジアラビア王国の首都 として現在に至っている。最初の油田が発掘されたアブドゥル・ アジーズ初代国王時代以来、急速な近代化を迎えた影響でリヤ ドの発展は加速した。現在では経済および政治の中心地であり、 国際的企業、政府機関、各国大使館が集結。世界屈指の原油埋 蔵量を誇る産油国の首都としての役割を果たしている。 参考:在サウジアラビア日本国大使館「リヤド案内」2014 年 8 月

(http://w w w.ksa.emb -japan.go.jp/j/consular/riyadh _ guide.pdf)

リヤドの概要

Riyadh

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Al Urub ah Rd. Alid Rd. King S aud R d. Al D lwan St. Prince Ahmed Bin Abdulaziz R d. Olaya S t. K in g F ah d R d. Ola ya S t. Ab l Ba kr A s S id diq R d. Iman Sa ud Bin A bdulazi z Bin Moh ammed R d. Prin ce Turk l Ibn Abdula ziz Al A ww al Rd. 日本大使館 マスマク・ フォートレス 国立博物館 65 40 40 65 65 535 Kin g K ha lid R d. Makkah Al Muka rrama h Rd. Makkah Al Mukarramah Rd. Ea stern R in g R d. Al K ha rj R d. 40 40 65 65 65

1. Al Bathaa

アルバトハ地区 歴史上重要なマスマク城塞跡やサウジアラビア初代の王、アブドゥルアジーズが建てたムラバ 宮殿、そして国立博物館など歴史に関連した建物がある。

2. Olaya

オラヤ地区 リヤドの中心部。高級住宅街や、高級ショッピングモール,ホテル、オフィスビル等の所在する 商業地区があり、キングダムタワーやアルファイサリアタワー等、リヤドのランドマークが密集し ている。

3. Diplomatic Quarter

外交地区 各国大使館や国際機関などが集中しているエリアで、学校、乗馬、ジム等のスポーツ施設がある。 リヤドで最も緑が豊かな公園もある。 1. Al Bathaa 3. Diplomatic Quarter 2. Olaya

リヤド市の

主要地区

Major Districts

of Riyadh

近代化を目指した1950年代、アメリカの都市を参考に町並みや道路等 を碁盤の目のように配備。現在16地区の中に130超の市庁区分がある。 リヤド市全体マップ リヤド市中心地

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3. Diplomatic Quarter

外交地区 各国大使館やグローバル企業などが集中しているエリアで、乗馬、ゴルフ等数々の スポーツ施設がある。リヤドで最も緑が豊かな公園もある。

6,506,700

人(2016 年)

1,169,339

人(平均家族構成 :5.7人) 平均

4%

(2010-2016 年 ) 総人口 人口構成比 世帯数 人口増加率

リヤド人口構成

Demographics of Al Riyadh

国籍 サウジアラビア人 外国人 男性 52.5% 女性 47.5% 男性 63% 女性 37%

参考:Al- Riyadh Development Authorit y http://w w w.arriyadh.com King Saudi Universit y https://engineering.ksu.edu.sa/en/About%20Riyadh

参考:Riyadh Airport : (http://w w w.riyadh-airport.com/)General Authorit y of Civil Aviation "Airport Traf fic Statistics for 2014" http://w w w.data.gov.sa/en/ dataset/traf fic-saudi-and-foreign-airlines-international-and- domestic-airports/ resource/7bdc36d5)

リヤド国際空港 – King Khalid International Airport

1083年、リヤド市の北35km に総工費120億ドル、225 平方キロメートルの国際空港を開港。サウジアラビアにある4つ の国際空港の一つで4代目国王ハーリド・ビン・アブドゥル アジーズに因んで名付けられた。2016年8月にはターミナル 5 が新たに完成し、5棟の一般用タ-ミナルと1棟の王室専用 タ-ミナルが所在し、航空会社 40 社が就航している。一般旅客 タ-ミナルは、タ-ミナル1(外国航空会社発着用)、タ-ミナル 2(サウジアラビア航空やスカイチームの加盟航空会社の発着用) と航空会社ごとにわけられており、新設されたターミナル5は 国内線専用である。また、ターミナル5はメトロと直結させ、 旅客を市内へ運ぶ計画である。現在ターミナル3と4は使用 されていないが、空港拡張計画に沿って整備される予定。 リヤド国際空港 2014 年 2015 年 フライト発着数 163,383 172,754 旅客数 20,110,274 22,545,296

リヤド交通

Transportation in Riyadh

64.19% 35.81%

(21)

公共交通事情 サウジアラビアは車社会であり、人口が密集している都市部では慢性的に渋滞や 大気汚染を引き起こす原因となっている。近年のサウジアラビア全体の車の年間 販売台数は 80 ~ 90 万台で推移しており、保有数は 600 ~ 650 万台と考えられ ている。 2005 409 157 3,580 0 100 200 300 400 500 600 700 800 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 2006 401 159 3,730 2007 405 151 3,990 2008 400 140 4,230 2009 390 130 4,510 2010 450 150 4,870 2011 460 130 5,280 2012 540 165 5,703 2013 570 170 5,950 2014 633 196 6,240 2015 672 158 数( 乗用車(販売) 商用車(販売) 保有 数( ※輸入中古車台数は除外 (出典:一般財団法人日本自動車研究所、平成28年3月 ) リヤド国際空港

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リヤドで利用可能な交通手段はタクシーかバスである。しかし、バスはルート・ 本数ともに少なく市内での慢性的な渋滞が原因で発着時間が明確ではないため、 通勤や通学において利用出来る環境ではない。 公共交通がほぼ皆無のリヤドでは、現在リヤドメトロの建設が進められており、 6 路線、総運行距離176km、85駅を2014年の工事着工から48ヵ月で終える 予定としている。 また、並行してメトロの駅と駅をつなぐ手段や交通利便性の向上のため、バス路線 の整備も進めており22路線、総運行距離 1,200km、6, 765停留所を設置予定。

参考:High Commission for the Development of Arriyadh, "King Abdulaziz Project for Riyadh Public Transport" (http://w w w.ada.gov.sa/ADA _e/DocumentShow_e/?url=/res/ADA /En/Projects/ RiyadhMetro/index.html)

(23)

Arriyadh Development Authorit y LINE 2 LINE 1 King Abd ullah Rd . Ola ya S t. Abd ul Ra hm an Bin O uf R d. Al S he ikh H asan Bin H use in B

in Ali King Saud University For Health Sciences King Saud University

King S alman Bin Abdula ziz Rd . Air po rt R d. Pincess Nora University Imam Mohammad Bin Sauod Islamic

University K in g A bd ul az iz R d. Al-Madin ah Al-M unaww arah Rd . M uin Ib n Z aid ah Al-Ma dinah Al-Mu naww arah R d. King Khaled International Airport

Existing Railway Station

LINE 5 LINE 2 LINE 5 LINE 6 LINE 4 LINE 3 LINE 3 LINE 6 LINE 4 LINE 1 第 1 ライン(ブルーライン)

Al Olaya ~ Al Batha ~ Al Hayer Roads: 38km

第 2 ライン(レッドライン)

King Abdullah Road: 25.3km

第 3 ライン ( オレンジライン )

Al Madinah Al Munawarah Road ~ Prince Saad Bin Abdurrahman Road: 40.7km

第 4 ライン ( イエローライン )

King Khalid International Airport Road: 29.6km

第 5 ライン(グリーンライン)

King Abdulaziz Road: 12.9km

第 6 ライン(パープルライン)

Abdurrahman Bin Awf Road ~ Sheikh Hassan Bin Hussain Bin Ali Road: 30km リヤド メトロ計画図

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リヤドは人口の増加とともに、様々な分野で経済成長を続けており、 規模の大きさから中東地域において重要な役割を担っている。政治経済 の中心地として政府関連や企業本社と共に、金融の中心としてサウジ アラビア通貨機構(SAMA: Saudi Arabia Monetary Authority)、 資本市場庁(CMA・Capital Market Authority)等の政府機関や 外資の金融機関が集結している。

リヤド地域サウジアラビア工業用地公団(MODON: Saudi

Industrial Property Authority)の監督下に2つの工業団地がある。 リヤド州の中心部に位置する第一工業団地の総面積は 451,000 平米で 50の工場が、南部郊外にある第二工業団地は 19,000,000 平米の 敷地に1050の工場がそれぞれ稼動している。リヤド地域や他の地域 において、新たな工業団地建設の要求も高まっており、さらなる開発が 求められている。 リヤド地域は国の主要農業地域の一つで、サウジアラビアの耕作可能 面積の33.1%を占めている。最大の農業地域である Al-Kharj にも近 接することから、農業生産において中心的な役割を果たしている。水資 源を維持するという国の政策のため、水を大量に使う小麦の国内生産は 2016年で停止され、全量輸入に切り換えられた。 サウジアラビアで2014年度末に事業登録している企業は 1,369,668 社であり、そのうちの29.5%はリヤドに所在する。商工業省(現、 商業投資省)が2014年度の一年間で商業登録を発行した企業数は 184, 567社であり、26.75% がリヤドに所在。増加率は10.4% で、 GDP に9.5% の貢献をした。

リヤドの産業

Main Industries

工業 農業 2013 –14年 リヤド地域の耕地面積と総生産 総面積 ( ヘクタール)/ 国内全体の割合 総生産 (トン)/ 国全体の割合 穀物 21901 / 13.2% 116,373 / 13.1% 野菜 54,755 / 51.6% 1,357,144 / 49.7% 果物 51,887 / 22.9% 416,326 / 24.7% 飼料 101691 / 52% 2,137,740 / 53.7% 2013 –14年 リヤド地域の酪農頭数と国全体の割合 頭数 国全体の割合 ラクダ 99,747 42.80% 羊 1,093,902 18.30% ヤギ 151,683 14.60% 牛 251,297 55.10% 鶏 10,320,000 17.10% 商業

(25)

金融 都市計画において不可欠な建設業は過去数年著しい成長を遂げた。 2014年度に発行された建築許可数は全体で113, 519件で、 内リヤドは29, 136件で全体の 25.7% を占めた。そのうち 25, 370件に関しては住宅及び商業ビル建設である。 2015年 8 月末時点で、リヤドには国内銀行(ナショナル・コマーシャ ル銀行、サンバ銀行、アル・ジャジーラ銀行、リヤド銀行など)のほか 湾岸諸国や米国を含む海外の24の銀行が金融サービスを提供している (例:インターナショナルガルフ銀行、エミレーツ銀行、ナショナルクウェー ト銀行、マスカット銀行、バーレーンナショナル銀行、B.N.P パリバ銀行、 JP モルガン、ドイツ銀行、中国銀行)。リヤドに建設中のアブドゥッラー 国王金融地区(KAFD: Abdullah king Financial district)は サウジアラビアにとっての重要な金融地区であり、経済の多様化に貢献 することを目的に建設が始まった。証券取引所、銀行、企業などの金融 機関の施設や複合施設、住宅、ホテルなども備え、湾岸地区の金融 ハブを目指す。 商業銀行支店数 年度 リヤドにおける支店数 国内総数 国全体の割合 2011 481 1,591 30.20% 2012 493 1646 30% 2013 506 1696 29.80% 2014 535 1768 30.30% 2015 586 1912 30.60%

参考:Arriadh Development Authorit y「Investment Climate in Arriyadh 2015」

(26)

石油収入に依存するサウジアラビアの経済は原油価格に大幅に左右され る。政府は脱石油依存を目指す中で、外資誘致を積極的に促進しようと している。一定条件下での小売・流通・輸入分野の外資100% による 投資の認可や外国人や外国企業への株式市場の開放等を通じ、外資の 呼び込みや雇用拡大を目指すのは、その一環である。石油収入の減少に より経済成長率は2015年4.1% が2016年度には1.4% に低下した が、政府の経済政策により2021年には2% ~2.5% のペースに向かう 見通しである。 2016年の GDP に占める民間最終消費支出額は各目値で40% ほどで ある。

消費市場

Consumer Market

6,130 億リヤル

83,021 リヤル

3,100,900

人 リヤドの GDP(2014年) リヤドの就業人口(2014年) 一人当たりの GDP(2014年) 2014年 産業別就業者構成割合 : リヤド Local/Non-Market: 24.5% 公的サービス(教育、医療、政府等) Manufacturing: 17.7% 製造 Business/Finance: 15.7% ビジネス・金融 Commodities: 14.8 農業、石油採掘を含む鉱業 Transportation: 8.8% 交通 Construction: 8.8% 建設

Trade and Tourism: 7.3% 商業・観光 Utilities: 2.5% 公益 24.517.7 15.7 14.8 8.8 8.8 7.32.5

(27)

生産年齢人口及び可処分所得の増加 原油価格下落による経済成長率の低下とは相反して、消費市場の見通し は明るい。その理由に生産年齢人口 ( 15歳~64歳 ) の増加が挙げら れる。今後毎年2% の人口増加が見込まれ、2025年までに全人口が、 4000万人に達すると予想される。そのなかでも消費増加につながる 生産年齢人口比率が2017年には68% が見込まれ、すでにリヤドでは 2016年に 73% と高い比率である。 生産年齢人口の増加と共に可処分所得の増加も消費市場に影響を与え る。サウジアラビア全体の可処分所得は2011年の6740億リヤルから、 2015年には 1 兆620億リヤルで約58% の増加。 リヤド市の 1 世帯当たりの月額所得は2013年に13, 610リヤルで 2007年と比べて約 3% 減少した。国内の他都市と比較すると 1 人 当たりの月額所得はアル・バハ、東部州に続き、3番目である。 ・ 450,000 リヤル:サウジアラビア人口10%にあたる高所得層の 平均世帯可処分所得/年 ・ 85,263 リヤル:CEO 及び取締役の平均月収(2014年)

参考: JETRO • Bloomberg 11/Aug/2016 • Oxford Business Group 26/Oct/2016

Demographic Survey, General Authority for Statistics, Economist Intelligence Unit, Euromonitor International “Riyadh City Review 2016”

Oxford Business Group “The Report, Saudi Arabia 2015”

Colliers International “KSA retail market offers plenty of opportunities 2016”

近年、サウジアラビアの小売業界は急速に変化を遂げている。従来は バカラと呼ばれる食品と日用品を取りそろえた小売店が街中にあり、 消費者はまずここで日常の生活用品を購入し、その他の商品を購入する 際には取扱商品が同じ小売店が集まっているスーク(市場:野菜スーク、 魚スーク、家電スーク、ドレススーク、玩具スークなど)に行っていた。 しかし最近では国際的ブランドも入った豪華な外観のショッピング モール、娯楽施設や総合スーパーなどが建ち並び、消費者の行動パターン に変化が見られると共に、街の景観が一変した。

リヤドの

小売業

Retail Industry

in Riyadh

参考:JETRO「年次レポート世界貿易投資報告」2016

(28)

7000 単位:億SAR 6000 5000 4000 3000 2000 1000 000 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

出典:Retailing Euromonitor from Trade Sources/National Statistics 2015

サウジアラビアにおける小売業売上推移

サウジアラビア全体の小売業の売上げは2010年に約1680億 リヤルであったが、2015年には約3020億リヤルとなり、 年平均 12.4%の伸び率が見られた。2020年には約5900億 リヤルと予想され、今後も成長が見込まれている。

(29)

リヤドでは従来のショッピングセンターから、大型複合施設に移行している。また、 可処分所得が他都市に比べ高いことから、高級ブランドがリヤドに進出し、小売業 の高級化も進む。 リヤド市の商業施設の総面積は約150万平米で、2019年までに225万平米に 達すると予測されている。現在の商業施設のうちの 85%が、平均面積が4万平米 のリージョナルモール※1と平均面積 8 万 8000 平米のスーパーリージョナルモール ※2で構成される。現在建設中のショッピングモールの平均面積は7万8000平米 であり、ショッピングモールの大型化は続く予定。 ※1:リージョナルモール 大型総合スーパー等を核テナントとして、50店以上の専門店を有する広域商圏型ショッピングセンター。車で24- 30以内の商圏規模と、商圏人口15-20万人ほどを対象としている。幅広い業種とテナントが揃った1日中滞在で きる「時間消費型」の商業施設。 ※2:スーパーリージョナルモール リージョナルモールよりも2-3倍の総敷地面積をもち、総合スーパー以外に高級専門店や百貨店の4~6核で構成 され、150店以上の専門店を有する。商圏規模や商圏人口はリージョナルモールと同じ。 ※3:コミュニティー型ショッピングセンター 商品を総合的に品揃えしている店舗、 ディスカウントストア又は大型食品スーパー等を核テナントとし、 20 ~ 50 店 程度の専門店を有する中型規模のショッピングセンタ ー。車で 20 分以 内の 10 万人程度が商圏人口。 リヤドにおける商業施設の比率

出典:KPMG Research and Analysis Q1-2016 参考:KPMG, “Riyadh Market Overview” June 2016

コミュニティー型ショッピングセンター※3 リージョナルモール スーパーリージョナルモール 16% 42% 42%

(30)

Al Urub ah Rd. Alid Rd. King S aud Rd . Mekk ah Al Muka rrama h Rd. Khura is Rd. Al Dl wan St. Prince Ahm ed Bin A bdula ziz Rd. Olaya S t. Olaya St. K in g F ahd Rd. Abl B ak r As Sidd iq Rd. Khali d Ibn Al W ali d St. Iman Sa ud Bin Abdulaz iz Bin Moh ammed R d. King Abd ullah Rd . Prin ce Turk l Ibn Abdula ziz Al A ww al Rd. 日本大使館 65 40 40 65 65 65 535 Kin g K ha lid R d. Makka h Al Muka rrama h Rd. Makkah Al Mukarramah Rd. Ea stern Ri ng R d. Norther n Ring R d. Damman Rd. Airp ort R d. Al K ha rj Rd. 40 500 マスマク・ フォートレス 国立博物館 3 2 4 539 537 522 550 1 8 5 7 6 1 2 4 3 5 主要商業施設及び地域開発 地図 開業済みの主要商業施設 総合賃貸面積 ( 平米) 概要 1 The Boulevard 20,000 店舗・レストラン、ホテル、ジム・スパのほかオフィススペースを併設する屋外型モール。 2 Al Hamra Mall 78,000 2 階建てのモールにはフードコートの他に欧米系のファッション ブランドを中心に189店舗が入居。 地図 開業予定の主要商業施設 総合賃貸面積 ( 平米) 概要 3 Al Khaleej Mall 43,028 靴・バッグ・アパレルの女性用著名ブランドや子ども服店舗に加え、独自ブランドの店舗を展開。飲食も充実し、ファーストフード、レ ストランなど 207 店を有する。ハイパーマーケットが併設している。 4 Cordoba Boulevard 79,000 ショッピングモールとタワーホテルが併設する複合施設。モール にはハイパーマーケット、スパやスイミングプール等のレクリエー ション、ビジネスセンターなど、多種多様な店舗展開。駐車台数 2,500台。 5 Riyadh Park 92,000 ハイパーマーケット、エンターテイメント施設、フードコート、 レストランで構成される複合施設。 Jardin Mall が併設される。店舗数180店、レストラン・カフェ 22店を予定。駐車台数3,500台

6 Al Diriyah Festival City Mall 250,000 ショッピングモールと500室のホテルで構成される複合施設。 テーマパークの建設も検討されてはいるが、未だ構想段階。

地図 主要な地域開発 面積(平米) 概要

7 ITCC 1,000,000 公共年金機構が建設する商業・住居の複合施設。

8 The King Abdullah Financial District (KAFD) 88,000

金融ハブ建設構想のもと、2006年に着工したが、建設が予定 通りに進まず、2016年のサウジ・ビジョン2030の発表の際に、 同地区を規制・手続きの緩和、ビザ免除、キング・ハーリド (リヤド)国際空港への直接アクセス等の優位性を持つ特区に 生まれ変わらせるとして、その計画は見直しされることとなった。

複合商業施設および地域開発

Mixed-Use and Regional Development

(31)

1

Kingdom Tower

オラヤ地区 2002年にオープン。302メートルのタワーがリヤドのランドマーク的存在になっている。延べ床面積は18万5000平米で、 高級ホテルやサービスアパートメントも入居し、中流の上クラスから上流階級が顧客層である。 グランドフロアー・プラザ・1階・2階とわかれているフロア内には約160の店舗が入居する。2 階の女性専門フロアーはアバ ヤショップ、アクセサリー、ボディケアー商品や化粧品、衣料の他、スパなど40店舗が入居し、外出時や家族以外の男性の前 で女性が着用する、全身を覆うアバヤ姿の女性が周りを気にする事なくショッピングを楽しんでいる。フードコートではインド、 中国、イタリア、日本等の各国の料理が提供され、各種フードチェーングループやフランスの有名グルメカフェも入居。最上階 の99階には、街のメインストリート、キングファハド・ロードを中心とした市内を見渡せる有料展望室がある。 2

Al Faisaliah Mall

オラヤ地区 2000年にリヤドのランドマークとしてオープンした267メートルのタワー、キングダムタワーが一望できる屋外デッキと高級 ホテルに付随するモール。高級ブランド店や英国系高級デパートが入居している。 3

Granada Center

グラナダ地区 約47万平米の敷地内に建つ14万平米の2階建モール。人気のあるバラエティーにとんだ235店舗が入居する。有名ファスト ファッションアパレル、フランス系スーパーマーケット、イギリス系百貨店2店、多種多様なファーストフードチェーン店が入居。 中流階級の家族連れが多く訪れる。 4

Panorama Mall

ノース マーサー地区 2008年オープン。スーパーマーケットより広い売場面積を持つハイパーマーケットや、英国系の百貨店、有名玩具店、 ファストファッション等が入居する。多数のファーストフードチェーンの他に、高級レストランやカフェもありバラエティに富んで いる。リヤドで一番広い子供向けの遊戯施設(7, 325平米)では、ゲームや遊具が揃う。上階のレディスフロアでは子供向け のバレエ教室なども開催されている。中流階級の家族連れに人気。 5

Al Nakheel Mall

アル マグリザ地区 国内外でホテルやモール、会議場、多目的ホール、娯楽施設等を経営している大手 Al Hokhair グループのモールの一つ。 98, 000平米のモールには子供向け遊戯施設、多様なブランド店等、200店舗が入居。フードコートでは、主要ファースト フードチェーンに加え、世界各国の食事が楽しめる。 出典:各施設のウェブサイトの情報を編集

リヤドのショッピングモール

Shopping Malls

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現在、サウジアラビアでは観光目的のみのビザは存在せず、「巡礼」に 対してのビザが発給されている。ヒジュラ歴の第12月(ズルヒッジャ)の 8日目から始まり、13日目に終わる5日間の巡礼の儀礼は「ハッジ」 (大巡礼)と呼ばれ、イスラム教五行の一つで義務とされている。この期 間以外に巡礼を行う巡礼は「ウムラ」(小巡礼)と呼ばれ、五行の中には 入らない。外国からの巡礼者にむけてのビザは、各国のイスラム教徒に対 して巡礼人数枠が割り当てられており、サウジアラビア政府公認の巡礼ツ アーオペレーターを通して日程が組まれる。国外からの巡礼者のほとんど はジッダのキング・アブドゥルアジーズ国際空港の巡礼者専用ターミナルに 到着後、メッカやメディナと限定された都市への移動のみ許可されている。 2016年のハッジの巡礼者は186万人ほどであった。一方、ウムラ巡礼 者では約1, 200万人で、2016年1月の時点で、218万人にビザが 発給された。巡礼ビザは2020年までに年間1, 500万人への発行を 見込んでいる。

出典:Al Arabiya, 「Saudi Arabia says Hajj 2016 receives 1.8 million pilgrims」2016 年 9 月 12 日

出典:サウジアラビア統計局「Hajj Statistics」2016

宗教観光

Religious Tourism

2016年ハッジ巡礼者 2016年ハッジ巡礼者 外国人内訳 91% 9% 外国人 91% 1,692,417人 サウジアラビア国民 9% 170,492 人 国名 割合 (%) 1 エジプト 39.2 2 パキスタン 16.3 3 インド 9.4 4 イエメン 7.6 5 スーダン 4.6 6 バングラデッシュ 3.8 7 ヨルダン 3.6 8 シリア 2.1 9 インドネシア 2.0 10 フィリピン 1.8 11 アメリカ 0.8 12 その他 8.8 1 2 3 4 5 67 12 8 9 10 11

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海外からは、航空・宿泊・食事等がパッケージ化されたツアーで訪れる巡礼者が 多く、ツアー費用は一人当たり約22, 500 ~ 37, 500リヤルである。また、 ハッジ期間中には小売業の売上げが12~20%増加。2014年のハッジ期間中 5日間の平均消費額は、海外からの巡礼者が平均17, 250リヤル、国内の巡礼者 は平均4, 875リヤルであった。国内外からの巡礼者により、337. 5億リヤルの 経済効果をもたらしている。 メッカ、メディナ、ジッダでは大型モール建設や今後増加する巡礼者を見越した インフラ整備が行われている。メッカのグランドモスクに隣接する政府所有の Abraj Al Bait Complex は代表的な複合施設であり、7棟の超高層ビル郡は、 ホテル、4000の店舗数を誇る5階建てショッピングモールなどで構成されている。 2016年4月に発表されたビジョン2030において、石油依存型経済からの脱却 を目指す政策の一環として観光産業を視野にいれ、イスラム教徒の巡礼後の観光を 促そうとしている。

参考:Al Arabiya, 「Saudi Arabia says Hajj 2016 receives 1.8 million pilgrims」2016 年 9 月 12 日 Al Arabiya, 「$8.5 billion income from hajj expected」2014 年 8 月 25 日

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2016年度のネットショッピング利用者数は、サウジアラビア 全体で約1100万人であった。年齢層では25~34歳がその 50%を占め、ついで16~24歳が22%、34~44歳が 20% の順である。一人当たりの購入額は2, 263. 65リヤル。 男女比率では男7対女3であった。2020年度には1700万人、 販売額は407.4億リヤル規模に達すると予測される。人気の高 いサイトは、Souq、Jarir、Opensooq、ASOS、Cobone、 Amazon 等で、スマートフォン上での利用が多い。 海外サイトよりも信頼性が高い国内サイトを好む傾向がある。 オンラインショッピングの購入商品は衣類、靴などのファッショ ン商品や家電の購入が大きく占めるが、最近では食料品の購入 が増加している。食品のみのオンラインショッピングの市場規模 は4億3,125万リヤルと推定される。女性の運転が禁じられて おり、気軽に外出が出来ない理由から、女性の利用率が58% を占めている。スマートフォンを利用しての購入が約8割を占め、 支払いの方法は現金による代金引換が66%、カード払いによる 引換が18%、事前カード決済が16%である。

ネットショッピング

E-commerce

参考:GoGolf,“E-Commerce in Saudi Arabi – Statistics and trends” 2015

Entrepreneur Middle East,“Online grocery shopping rises in Saudi Arabia’s E-commerce upswing”2016

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ファッション

カルチャー

② ④ ③ ① 女性 ① ヒジャブ ② アバヤ 男性 ③ イガール ④ シュマーフ・ゴトラ ⑤ トーブ 厳格なイスラムの国であるサウジアラビアでは、服装に関しても制約が ある。女性の肌の露出は禁じられており、人前に出るときや外出時に黒い スカーフ「ヒジャブ」で頭を被い、顔も黒い布「ニカーブ」で被い目だけを 出して、「アバヤ」と呼ばれる黒く長いガウンを着用する。最近では、アバ ヤも黒一辺倒ではなくレースをあしらったもの、様々な色や柄のものなど が流通し、それぞれ趣向をこらしたアバヤを着ている女性が多くなった。 アバヤの中に着るものは自由で、女性達は予算に合わせて高級ブランドや 欧米系の衣料チェーン店等で購入している。サウジアラビアの女性は流行 には敏感で、はっきりとした色調を好む傾向がある。 男性は白く長い「トーブ」と呼ばれる上半身から下半身を覆う一枚の服を 着用する。トーブはロングスリーブのものを着用。一般的に白だが、冬に なると黒や紺、グレー、茶系など様々な色を着用する人もいる。近隣諸 国のトーブと異なる点は、襟のボタンが2つで、袖が普通のシャツのよう に細い。頭を「シュマーフ」「ゴトラ」という白、又は白と赤のチェックの 布で被い、その上に黒い紐の輪「イガール」を乗せる。シュマーフ・ゴトラ とイガールは地域により名称は異なる。最近では、トーブを着てもシュマー フを被らずにブランド物の帽子を被ったり、欧米風のアクセサリーを身に つけたりと、伝統的なスタイルが崩れつつあると嘆いている新聞記事もあ るほど、若者達のファッションは多様化し始めている。

Fashion

Fashion Culture

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ファッション

産業

石油価格の下落に端を発する景気の後退で人々の購買意欲も低下しがちな 雰囲気の中、政府が強力に進めている経済活性計画もあり、回復の兆し が見え始めている。国際的なブランドのアパレルや靴などの商品を扱って いる企業の中には、23%の売上成長率を示した企業もある。リヤド市の ように人口が多く、特に若い層が海外旅行で欧米のファッションに触れ、 加えてインターネットの普及が国際的なブランド嗜好を後押ししている形 となっている。販売高は女性用の既製服がトップで、次いで子供服、男性 服は3番目となっているものの、伸び率は男性服が 1 番であった。これか らもこの傾向が続くと予想する多くのアパレル関係者は、新しいブランド の発掘やその導入に余念がない。 データで見るファッション産業 サウジアラビアのファッション関連の商品のほとんどは外国からの輸入で ある。 サウジアラビア国内における、外国人世帯を含めた一世帯あたりの衣類 への 1 ヵ月平均支出は649リヤル。サウジアラビア人世帯に限定すると 889リヤルである。リヤド州においては、外国人世帯を含めた一世帯平 均は677リヤル、サウジアラビア人世帯に限定すると同支出は982リヤ ルで全国平均と比べると高い傾向にある。

Fashion Industry

1 ヵ月の家計消費支出額 25,000+ 15,000 ~ 24,999 9,000 ~ 14,999 3,000 ~ 8,999 2,000 ~ 2,999 1,500 ~ 1,999 1,000 ~ 1,499 1,000 以下 全体平均 衣類における消費 支出額 サウジアラビア 人世帯 2408 1448 810 341 69 76 26 – 889 外国人を含む 全世帯 2373 1416 794 299 67 43 25 9 649 出典:サウジアラビア中央統計局 輸入額 衣類への支出 繊維・アパレル・履物の輸入状況 生地(繊維)・アパレル・履物の世帯当たりの支出 単位:リヤル 単位:リヤル 2013年 211億2,623万 2014年 229億586万 2015年 242億2,064万 (出典:世界銀行)

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ファッションインタビュー

FASHION INTERVIEW

ライラ・アル・シェリ

Layla Al Shehri

会社名:Art of Kohi Ltd. Co.

購買部門責任者 サウジアラビア人を夫に持つフランス人

2009年に「Maison Bo-M」ブランドを設立し、2010年に店舗をオープ

ン。当初は国際的なブランドの高級イブニングドレスを扱い、サウジアラビア

の上流階層向けに提供。メインターゲットは25-45歳の女性。現在はロー

カルや他の湾岸諸国のデザイナーと協力して、ファションショー等の企画、

販売等を手がけている。夫の家族に勧められ化粧品の取扱いを2012年より

開始した。その成功をきっかけに、アクセサリー、インテリア、アートギャラ

リー等にも事業展開。家族連れで楽しめる店の展開、ライフスタイルの提案、

楽しい暮らしの提供を目指している。

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会社の規模を教えて下さい。 会社にはパートナーが5人いて、そのうち2人が 王族のメンバーです。従業員は20人ほどで、 サウジアラビア、パキスタン、シリア人などです。 リヤドの他にジッダに支店があります。 ファッション市場の特徴は? ラマダン明けの休暇「イード」のほうが販売が上 がると思われがちですが、我々のブランドはラ マダン中に販売が上がります。イフタール(断食 後の食事会)に人を招いたり、招かれたりする ので、その機会に女性は着飾る機会があるため です。ラマダン明けの休暇「イード」では、リヤ ドの人々は海辺の観光地であるジッタで過ごし ます。ジッダはリヤドからさほど遠くなく、ショッ ピング施設も充実しています。イード中はリヤド での販売は上がらないことを考慮し、戦略的に 支店をジッダに開きました。 開店以来、成長は続いていたのですが、2016 年の10月・11月の売り上げが30%下がりまし た。石油価格の下落に端を発する一連の政府の 発表や、ビジョン2030の経済改革の施策等が 国民に伝わり、危機感を持った人々の足が遠の いたと当時は実感しました。

参照

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