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『ふるさと納税100倍プロジェクト』 プロジェクトの概要

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Academic year: 2021

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(1)

資金調達業務の見直し

岐阜県 各務原市 市長公室 秘書広報課 秘書係長

(2)

はじめに

<地方財政を取り巻く状況>

○人口減少、超高齢化社会、公共施設の大量更新 ⇒ 歳入減・歳出増 ○合併算定替の縮減 ⇒ 歳入減 (各務原市合併:平成16年度) ○地方分権 ⇒ 歳出増への不安 等々

<対応>

○職員の削減、給与カット ⇒ 長年取り組んでおり限界 ○公共施設の統廃合 ⇒ 利害の調整に苦慮 時間と手間がかかる ○広告料収入の確保 ⇒ かかる手間にみあった収入なし (ふるさと納税は強化) ○債権管理 ⇒ ノウハウの蓄積に時間がかかる 等々

(3)

はじめに

<対応>

○職員の削減、給与カット ○公共施設の統廃合 ○広告料収入の確保 ○債権管理 等々 ◆ その点、資金調達の見直しは、「気づき」と「決意」さえあれば財政課で完結。 ◆ 頑張った先人がいたことは後になって判明する。 要は「気づき」! 【Point ①】 それほど手間がかからず一定の成果が期待できる。 【Point ②】 手付かずの団体であればあるほど効果が大きい。 【Point ③】 我々も最初は問題意識、知識ともにゼロ。 【Point ④】 この分野は機構の地方支援部がサポートしてくれるので安心。

(4)

○ 岐阜県の南部に位置する地方都市 (岐阜市、愛知県一宮市・犬山市等に隣接) ○ 名古屋市から30km圏内 ○ 市内中心部に航空自衛隊岐阜基地 ○ 平成16年11月1日 旧各務原市と旧川島町で合併 ○ 人口 145,604人 (平成22年度国勢調査)

各務原市の概要

(5)

○ 主要産業 航空・宇宙産業、自動車関連産業、製薬産業 等 ○ 職員数 平成21年 4月 1,005人 平成26年 4月 831人(△17.3%) ○ 財政力指数 平成24年度 0.874 平成25年度 0.862 ○ 予算規模 (一般)42,240百万円 (特別)31,955百万円 (国保・介護・後期高齢・下水) (企業) 3,710百万円 (水道) 合計 77,905百万円 【平成26年度】

各務原市の概要

(6)

15 20 25 30 35 40 45 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度

○ 過去の発行額(現年分+繰越分)

※銀行等引受債のみ (億円) (38.6億円) (31.9億円) (37.4億円) (42.3億円) (41.9億円) (25.9億円)

銀行等引受債の発行状況

(20.1億円) (34.9億円)

○ 平成24年度債 (発行額 20億520万円

元金均等半年賦償還

・3月末借入分( 据置期間無し 15年(7年経過時利率見直し) ) 合特債 0.290% (200,000千円) 0.350% (500,000千円) 0.375% (300,000千円) ・5月末借入分( 据置期間無し 7年固定金利 ) 臨財債 0.300% (200,000千円) 0.322% (355,200千円) 0.330% ( 94,800千円)

(7)

○ 平成25年度債 (発行額 34億8,950万円

元金均等半年賦償還

・3月末借入分( 据置期間無し 7年固定金利 ) 臨財債 0.250% (2,000,000千円) ・4月末借入分( 据置期間無し 10年固定金利 ) 学校債等 0.290% (164,000千円) ・4月末借入分( 据置期間無し 5年固定金利 ) 防災対策債等 0.200% (120,900千円) ・4月末借入分( 据置期間無し 7年固定金利 テールヘビー償還 ) 臨財債 0.225% (500,000千円) 0.240% (704,600千円)

銀行等引受債の発行状況

(8)

皆さんに質問です!!

Q1 なぜ、現在の償還方法 ( 満期一括 ・ 元利均等 ・ 元金均等 ) を選択したのですか。 Q2 なぜ、現在の据置期間を選択したのですか。 Q3 なぜ、現在の償還期間を選択したのですか。 Q4 なぜ、現在の利率決定方式 ( 固定金利 ・ 金利見直し ・ 変動金利 ) を選択したのですか。 ◎ 金利見直しの場合 ⇒ 見直しの基準は適切に整理できていますか。 ◎ 変動金利の場合 ⇒ 指標金利の選択は適切ですか。 Q5 なぜ、現在の調達方法 ( 相対 ・ 入札 ) を選択したのですか。 ◎ 相対の場合 ⇒ 交渉のルールは適切ですか。 ◎ 入札の場合 ⇒ 入札に工夫 ( コンベンショナル方式など ) がされていますか。 Q6 なぜ、現在の金融機関等を調達先 ( 入札参加者 ) に選択したのですか。 Q7 なぜ、現在の調達時期 ( 3月末 ・ 5月末等 ) を選択したのですか。 説明が 【できる ・ できない】 【できる ・ できない】 【できる ・ できない】 【できる ・ できない】 【できる ・ できない】 【できる ・ できない】 【できる ・ できない】

(9)

【Point】

説明が

「できない」

にチェックが入った。

カイゼンの余地があるのではないか疑ってみては?

理由なき 『前例踏襲』

となっていませんか?

我々がまさにそうでした!

② 担当の方だけではなく、課長さんや部長さんも

含めて課内、庁内で議論してみてください!!

皆さんに質問です!!

(10)

例えば 「Q1 償還方法

(各務原市回答)

初年度償還額 (元金+利払い) 総利払額 満期一括償還 (満期に元金全額を一括して償還)

(約20,000千円) (約

×

400,000千円) 元利均等償還 (毎期支払う元金償還額+利払い額が同額)

(約61,000千円) (約

218,000千円) 元金均等償還 (毎期支払う元金償還額が同額)

×

(約70,000 千円) (約

205,000千円) ※ 括弧内の数字は、借入金10億円、20年償還、償還回数年2回、据置期間なし、年利2%の条件によるシミュレーション。 ※ 満期一括償還の初年度償還額には、減債基金への積立金を考慮していない。 ※ 元金均等償還の償還額(元金+利払い)は徐々に減少し、10年目後期(20回目)には、元利均等償還の償還額(元金+利払い)より少なくなる。 差額 41,000千円 差額 9,000千円 差額 181,200千円 差額 13,000千円 ◆ 「将来世代に極力負担を残さない」 という財政運営全体の基本方針の下、 元金均等償還を選択。 → 今後も元金均等償還を選択していく。 【Point】 公債費がピークアウトしている団体などでは、より総利払い額が減少する 償還方法の選択を検討する余地があるのではないか。

(11)

ちなみに 平成24年度の成果は・・・

△ 123百万円

① 借入条件見直し削減効果

△78百万円

② 金利見直し削減効果

△45百万円

※ ※ 平成24年度の借入を従前の方法で借入れたと仮定した場合との比較

(12)

なんと!

△ 225百万円

① 借入条件見直し削減効果

△171百万円

② 金利見直し削減効果

△54百万円

さらに 平成25年度の成果は・・・

※ 平成25年度の借入を従前の方法で借入れたと仮定した場合との比較 ※

(13)

見直し開始から現在まで

<概要:平成24年度実施分> 日付 内容 心のオノマトペ ① 4月下旬 5月借入の決裁で新財政課長から質問攻め。しかし、答えられず。 へえ~ ② 5月下旬 カイゼン活動開始(前例踏襲に陥っていた要因を分析)。 新担当に指名される。 え? マジ!? ③ 6月 ※ 決算統計作業のためしばし中断。 Zzz・・・ ④ 7月13日 地方公共団体金融機構出前講座の開催 フムフム ⑤ 8月中旬 周辺自治体の状況把握、全国アンケート (対象:政令市、中核市、特例市) なんと!ウチって! ⑥ 9~10月 検討項目の整理・検討 う~ん・・・ ⑦ 11月6日 東大の寄附講座で市の取組み及びアンケートの結果を報告 <財政課長> 外堀埋まったな・・・ ⑧ 11月上旬 金利見直し交渉の方針を検討 うーん・・・ ⑨ 11月中旬~ ※ 予算作業本格化のためしばし中断 Zzz・・・ ⑩ 12月中旬 ※ 予算査定しつつ、交渉資料作成 しまった 時間ない ⑪ 12月下旬~ 金融機関との交渉開始 (4つの金融機関を相手に同時進行) 混乱・・・ ⑫ 1下旬~2月上旬 ※ 予算作業追い込みのため交渉中断。 据置期間の廃止を決断、予算に反映! Zzz・・・ !! ⑬ 2月中旬 金融機関との交渉再開 どこまで進んでた? ⑭ 3月中旬 交渉妥結 ふう 間に合った ⑮ 3月29日 合併特例債10億円借入(利率見直しによる借入れの検討が間に合わず従来どおり) ふらふら

(14)

きっかけは・・・

<平成24年4月下旬> 【課長からの質問】 ウチは、 1.周辺自治体と比べて有利な調達はできているの? 2.他の自治体はどんな条件(工夫)で入札しているの? 3.利率見直しの際、どのような方針で交渉するの? 4.元金均等方式にして頑張って元金を減らそうとして いるのに、なぜ据置期間は一律3年なの? 5.入札参加者はどのような考え方で決めてるの? 等々

年表①

【担当】 う~ん・・・。 ( 正確にはわからないのですが・・・ ) 年々借入利率が下がっているので、問題ないと思いますが・・・。

(15)

要因解析

<平成24年5月下旬> ① 財政課内で銀行等引受債の借入業務の位置づけが低い 財 政 課 業 務 予算編成 交付税の算定 決算統計 財務諸表の作成 その他 各種調査回答 寄附金の受入れ 銀行等引受債 ② 金融に関する知識の不足 ③ 他市の情報が無い(比較していないので最善か不明) ④ 歴史的な借り手市場

年表②

(16)

○ 償還方法の選択 ・元金均等償還を選択 ⇒ 総利払い額の抑制を重視 ・利率見直し協議を行うことを前提とした契約 ⇒ 初期の金利を抑制・将来的な金利変動リスクへの備え ○ 資金調達先の選択 (入札:コンベンショナル方式の採用) ・最も低い利率を提示した金融機関から借入 ・多段階の利率提示、貸付上限額の設定を認める ⇒ 大きなロットに対応できない金融機関も積極的に参加 【Point】 新発債の借入利率は年々、下がっていた・・・

【参考】 従前の借入業務の状況

(17)

【参考】 借入業務全体の再点検

○ 借入業務全体の再点検 ・業務のルーティン作業化 ⇔ 工夫の意図が継承されていない ⇒『前例踏襲』の打破が必要 ・最適な借入条件の設定が出来ているか確認作業に着手 【Point】 職員の知識だけでは限界があった・・・ ○ 利率見直し交渉 (平成24年度の新課題) ・定期的な人事異動 ⇔ 金融知識の不足 ・借入利率の評価ができない実態 ⇔ 危機感・・・ 【Point】 客観的に利率を評価することが不可欠!!

(18)

地方公共団体金融機構出前講座

<平成24年7月13日> ○ 借入利率が妥当なものかどうか、比較・判断ができるようになった。 ○ 償還方法、借入期間が違う他市と比較できるようになった。 国債利回り差(スプレッド)を計算する方法を教わった。 ○ 金融機関側の事情を (ある程度) 理解できるようになった。 銀行側の資金調達方法、資金配分、預貸率、貸出シェア等について講義 を受けた。 出前講座の様子 【Point】 基本的なことが理解できれば 「自分たちでも 様々なことができそうだ」 という自信がついた。

年表④

(19)

【参考】 周辺自治体の状況把握

※平成24年度実施

年表⑤

各務原市 A市 B市 C市 D市 財政力指数 0.874 0.844 0.629 0.784 0.517 発行額(千円) 1,000,000 304,700 810,700 73,600 46,400 起債種別 合併特例債 学校教育施設等整備事業債 合併特例債 公共事業等債 合併特例債 学校教育施設等整備事業債 一般単独事業債 償還方法 元金均等半年賦 元利均等半年賦 元金均等半年賦 元利金等半年賦 元利金等半年賦 償還年限 15年 15年 15年 10年 30年 据置期間 3年 1年 無し 2年 5年 利率見直し 有り(7年経過時) 無し 無し 無し 無し 借入利率(%) 0.295 0.900 0.790 0.620 1.900 平均償還年限(年) 6.247 8.256 7.630 6.213 13.758 対国債スプレッド(%) -0.072 0.245 0.227 0.198 0.621 入札実施の有無 実施 実施 実施 実施 実施 その他条件等 貸付上限金額の設定を認めている。 利率を多段階に分けて入札をするこ とを認めている。 無し 貸付上限金額の設 定を認めている。 無し 無し 入札参加金融機関数 11 7 5 8 5 (各務原市) (A市) (B市) (C市) (D市) 【Point】 実は、この地域では最も低利での借入ができていた。

(20)

【参考】 全国アンケート

<中核市・特例市> ※平成24年度実施 <入札実施の有無> <利率見直し方式の採用の有無及び交渉方針の有無> 64市 82% 14市 18% 実施している 実施していない n=78 Q 銀行等引受債の発行の際、借入利率の入札 (見積り合 わせ方式を含む。以下同じ。)を実施していますか。 Q 銀行等引受債の発行総額のうち、入札により決定するの は全額ですか、一部ですか。 Q 利率見直し方式を採用していますか。 Q 利率見直し時の見直し方法について 約定にどのように定めていますか。 Q 利率見直し時の交渉方針は策定 済ですか。

年表⑤

(21)

【参考】 全国アンケート

<中核市・特例市> ※平成24年度実施 25市 39% 39市 61% 含まれる 含まれていない n=64 Q 入札の参加対象に生命保険会社、損害保険会社 等が含まれますか。 11市 17% 53市 83% 公表している 公表していない n=64 4市 6% 26市 41% 6市 9% 4市 6% 1週間未満 1週間~2週間 2週間~3週間 3週間~4週間 n=64 1市 1% 37市 58% 22市 34% 3市 5% 1市 2% 1週間未満 1週間~2週間 2週間~3週間 51市 80% 13市 20% 公開している 公開していない n=64 Q 入札結果を公開していますか。 Q 入札に参加している金融機関名等を公表していますか。 Q 入札条件提示日から入札日(締切日) までの期間 Q 入札日(締切日)から借入日までの期間

年表⑤

(22)

例えば 「Q2 据置期間

(各務原市回答)

(原則)

地方債が世代間の公平な負担を実現するために認められていることから、据置期間 は、施設が利用できない期間(供用開始までの期間)にあわせることが望ましい。

(各務原市では・・・)

• 公的資金の据置期間が「3年」というパターンが多いことから、なんとなく銀行等引 受債についても一律「3年」。 • 事業系の起債は、施設が利用できない期間とあっていない。 • 臨時財政対策債は、一般財源としてあらゆる経費に充当されており、原則を適用 することが困難 (そもそも原則が想定している事態と違う)。 • 総利払い額を抑えるために元金均等償還を選択していることとの矛盾。 ○ 「将来世代に極力負担を残さない」との財政運営全体の基本方針を重視。 ○ 一律 『3年』 としていた据置期間を変更 するという「選択」をした。

年表⑫

(23)

貸 付 額 上 限 (2 億 円 以 上 ) (1段階利率提示) (2段階利率提示) 借入額 パ タ ー ン ④ 貸 付 額 上 限 (2 億 円 以 上 ) パ タ ー ン ③ (2 億 円 以 上 ) (2 億 円 以 上 ) パ タ ー ン ① パ タ ー ン ② (2 億 円 以 上 ) 貸付額 a% b% c% d% f% e% 貸付額 < 借入額10億円の入札パターン > ※ 最低入札金額:2億円以上 ① 貸付上限を8億円とし、5億円を0.3%、残り3億円を0.5%で入札。 ② 6億円を0.3%、残り4億円を0.5%で入札。 ③ 貸付上限を8億円とし、その全額を0.3%で入札。 ④ 全額を0.3%で入札。 ○ 先進的な仕組みを導入して くれていた先人たちに感謝。 ○ しかし、当時、勉強した「知識が引き継がれていないことが問題」と認識。

例えば 「Q5 入札の工夫

(各務原市回答)

(24)

① 利率見直し (借入期間) <平成25年度実績>

短期固定債の導入。 ● 5年・7年償還の導入 交渉から再入札(借換え)へ転換。 ● テールヘビーの導入

② 借入時期

年度末の一発勝負にならないよう ● 5月末以外に、3月末、 分散させる方向で検討。 4月末にも借入を実施

③ 入札参加金融機関

他市町村の動向等を注視。 ● (検討 継続中)

④ 債権譲渡

他市町村の動向等を注視。 ● (検討 検討中)

平成24年度末時点での課題と整理状況

更なる総利払額の削減の実現 事務量の削減・透明性の確保 金融機関の意向も反映

(25)

入札結果の公表 <平成25年度実績>

メリット・デメリットを研究中。 ● (検討 継続中) ⑥ 市

会計課との関係

預金レートが良い金融機関 との ● (検討 継続中) 関係について検討中。 ⑦

知識の継承

内容も含め試行錯誤中。 ● 着実に実行中!!

平成24年度末時点での課題と整理状況

日々変化する金融情勢 最適な調達方法は今後も変化する

『知識の継承』『見直しの継続』を !!

(26)
(27)

利率見直し交渉

※平成24年度 1.見直し対象の借り入れ <平成24年度末見直し実施分> ○ 今から10年ほど前に償還期間途中での利率見直しを行う契約方法を採用。 ○ 平成24年度は本格的に金融機関と利率見直し交渉を実施した初年度であった。

年表⑪

当 初 借 入 日 償 還 期 間 ( 見 直 し ) 当 初 借 入 額 ( 千 円 ) H 2 5 末 現 在 高 ( 千 円 ) 借 入 利 率 ( % ) 見 直 し 後 の 利 率 は ? 5 2 3 , 4 0 0 2 1 8 , 0 5 0 0 . 6 9 5 A 社 % 5 2 3 , 4 0 0 2 1 8 , 0 5 0 0 . 6 9 5 B 社 % 1 , 0 4 6 , 8 0 0 4 3 6 , 1 0 0 当 初 借 入 日 償 還 期 間 ( 見 直 し ) 当 初 借 入 額 ( 千 円 ) H 2 5 末 現 在 高 ( 千 円 ) 借 入 利 率 ( % ) 見 直 し 後 の 利 率 は ? 5 1 9 , 2 0 0 3 7 7 , 5 5 2 1 . 4 0 0 A 社 % 5 0 9 , 5 0 0 3 7 0 , 5 4 4 1 . 2 5 0 B 社 % 3 0 0 , 0 0 0 2 1 8 , 1 7 6 1 . 2 0 0 C 社 % 2 6 3 , 4 0 0 1 9 1 , 5 5 2 1 . 0 0 0 D 社 % 1 , 5 9 2 , 1 0 0 1 , 1 5 7 , 8 2 4 2 , 6 3 8 , 9 0 0 1 , 5 9 3 , 9 2 4 ⇒ ⇒ 合 計 平 成 1 5 年 4 月 3 0 日 1 5 年 ( 1 0 年 後 ) ※据置期間 3年 1 5 年 ( 7 年 後 ) ※据置期間 3年 平 成 1 8 年 4 月 2 7 日 小 計 小 計

(28)

1.見直し対象の借り入れ <平成25年度末見直し実施分> ○ 平成25年度末にも利率見直しを 「新たな担当者」 が実施。 ○ 確実に事務の「本質」を引き継ぐ。 前例踏襲主義はダメ!!

○ 削減効果額

⇒ 利率 約2/5に圧縮

△45百万円

(平成24年度実施分)

⇒ 利率 約1/5に圧縮

△54百万円

(平成25年度実施分)

利率見直し交渉

※平成25年度 当 初 借 入 日 償 還 期 間 ( 見 直 し ) 当 初 借 入 額 ( 千 円 ) H 2 5 末 現 在 高 ( 千 円 ) 借 入 利 率 ( % ) 見 直 し 後 の 利 率 は ? 9 3 0 , 2 0 0 6 1 6 , 7 1 2 1 . 3 0 0 E 社 % 9 2 0 , 5 0 0 6 1 3 , 3 0 0 1 . 3 0 0 F 社 % 1 , 8 5 0 , 7 0 0 1 , 2 3 0 , 0 1 2 ⇒ 平 成 1 6 年 4 月 3 0 日 1 5 年 ( 7 年 後 ) ※据置期間 3年 合 計

(29)

【Point】 客観的に利率を評価することが不可欠!! ○ 出前講座の積極的な活用 ・市内部はもとより『市民』『議会』に対する説明責任がある ・金融知識の獲得に成功 ○ 利率見直し交渉 ・金融知識に裏打ちされた金融機関との交渉 ⇒ 市の考え方を相手に理解してもらうことに腐心・・・ 【Point】 地元の金融機関 ⇔ 将来に亘る関係も考慮して交渉 市の考え・交渉スタンスは継続が肝心

【参考】 地方公共団体金融機構の協力

(30)

① 信頼関係の構築 (12月下旬~1月中旬) ○ 市の財政状況や借入の方針等について意見交換。 ○ 今後も長い付き合いをしたい。どこかで折り合いを付けたいとの考えを伝達。 ○ しかしながら、折り合いがつかない場合は、繰上償還を行う考えを伝達。 ○ 今後、金融機関側が好条件を出しやすいように改善(借入時期、各種情報 提供等)する考えがあることを伝達。 ② 見直しの考え方を提示 (2月中旬) ○ 交渉のベンチマークに国債(固定利付債)の流通利回り《財務省提供》を 用いる考えを伝達。 ○ 国債との違い(満期一括償還・定時償還)を利率に反映したい旨を伝達。

年表⑪~⑬

金融機関との交渉

※平成24年度実施分 2.見直し交渉の流れ

(31)

年表⑪~⑬

③ 銀行の反応と市に対応 (主なもの) ○ 国債をベンチマークには用いない。 本支店レートを用いたい。 本支店レートを用いては市民や議会に説明がつかない。 一般的な指標がベンチマークでなければ話にならない。 ○ 金利スワップレートを用いたい。(本支店レートの組成に用いている。) 国債の金利状況を考慮し、金利スワップレートをベンチマークとすることは了。 だが、年限をそのまま当てはめたのでは定時償還の点が考慮されない。 定時償還を考慮するため平均償還年限の採用は必須と伝達するが・・・。 ○ 平均償還年限の考え方は採用しない。 定時償還と満期一括償還に関する違いについては今後も主張し続ける。 ○ 満点とは言えないが、出前講座で得た知識を活かし、金融機関と対等に交渉できた。 ○ 金融機関の本音、仕切レートの組成方法や適用期間などが、ある程度確認できた。

歴史的な低金利の時代 今後も果敢なる挑戦を !!

金融機関との交渉

※平成24年度実施分

(32)

第1回 地方公共団体ファイナンス賞 受賞 ○ 資金調達業務の見直しは「気づき」と「決意」さえあれば財政課のみで完結。 ○ 現状を確認し、最適な方法を「しっかりと選択」する。 ○ 機構の地方支援部はどんどん活用すべき。 ○ それほど手間がかからず、一定の成果が 期待できる。手付かずの団体は効果大。 ○ 他の業務にもいい影響。成功体験をした ことで業務の見直しや新規事業に課員が 積極的に関与するように変化。

~ ま と め ~

参照

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