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Taro-指導案

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Academic year: 2021

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1.成長する教師を目指して

日々の授業実践において、教師にとって重要な位置を占めている教育にかかわる技は、 こ れ ま で 主 に 教 育 実 習 、 授 業 参 観 、 校 内 研 修 あ る い は 研 究 会 を 通 じ て 、 さ ま ざ ま な 形 態 で 、 教 師 か ら 教 師 へ と 引 き 継 が れ て き ま し た 。 そ の 意 味 で は 、 教 育 技 術 と い う の は 一 人 ひ と り の 教 師 が 個 人 的 に 習 得 し て い く ノ ウ ハ ウ で あ る と も い え ま す が 、 複 雑 化 す る 教 育 現 場 の 実 態 を 考 え る と 、 多 く の 人 の ノ ウ ハ ウ を 共 有 す る こ と が 、 教 育 現 場 が 抱 え る 課 題 を 解 決 す る の に 大 切 で あ る と 同 時 に 、 よ い も の を 磨 き 上 げ て い く こ と で 、 一 人 ひ と り の 教 師 の 授 業 実 践 力 が 向 上 す る と と も に 、 教 師 集 団 の 授 業 実 践 力 も 向 上 し 、 結 果 的 に 、 児 童・生徒の生きる力を育成につながります。 そ う 考 え る と 、 一 人 ひ と り の 教 師 が 教 育 に か か わ る 技 を 磨 き 上 げ る と い う こ と は 、 同 僚 性 が 一 番 発 揮 さ れ る 場 と も い え 、 そ こ で 重 要 に な る こ と は 、 教 師 自 身 の 伝 達 能 力 、 つ ま り 、 自 分 の 経 験 を ど の よ う に 記 述 す る か 、 ど の よ う に 伝 え る か が 重 要 に な る と い う わ けです。 文 章 や 言 葉 に な り に く い 個 人 の 知 識 で あ る 経 験 知 や 、 暗 黙 知 と 呼 ば れ て い る 知 識 を 、 他 者に正確に伝達するための明示知に変換し表現できることが求められます。 そ こ で 、 こ の 研 修 で は 、 授 業 と い う 日 常 の 教 育 実 践 を 題 材 に 、 知 識 伝 達 の 方 法 を 明 確 に し て 、 お 互 い の 経 験 を ス ム ー ズ に 交 流 し 、 自 分 の 実 践 に 活 用 す る こ と が で き る よ う に なるための演習を行い実践力を高めていきます。 授 業 研 究 は こ れ ま で に も 数 多 く な さ れ て い ま す が 、 一 人 ひ と り の 教 師 に そ の 成 果 が 十 分 に 活 か さ れ て い な い 状 況 も あ り ま す 。 こ の 演 習 で は 、 そ こ で ま ず お 互 い の 教 育 に か か わ る 技 に つ い て 未 熟 で あ っ て も 、 あ る い は す で に 熟 達 し て い て も 、 自 分 の 経 験 を 紹 介 し ながらお互いに学びます。 つ ま り 、 お 互 い が も っ て い る 技 ・ 知 識 ・ 技 能 な ど を 、 相 互 に 活 用 し な が ら チ ー ム 学 習 を進めることで、自分自身の実践にどのように活用するかを考えていくことになります。 こ こ で 重 要 な こ と は 、 教 育 に か か わ る 技 と は 、 単 な る 技 術 ( テ ク ニ ッ ク ) で は な く 、 実 践 を 通 し て 自 ら の 学 習 指 導 を 批 判 的 に 改 善 で き る 専 門 的 な ( 職 能 的 な ) 技 で あ る と い うことを共通理解しておくことです。 教 育 に か か わ る 技 と い う と 、 教 え 方 ( 技 術 ) に 意 識 が 偏 り が ち で す が 、 教 科 内 容 が 複 雑 化 し 、 さ ま ざ ま な 社 会 的 課 題 が 社 会 的 要 請 と し て 教 育 現 場 に 課 せ ら れ 、 か つ 、 児 童 ・ 生 徒 の 実 態 も 多 様 化 し 、 地 域 社 会 や 家 庭 で の 学 び の あ り 方 も 関 連 づ け な け れ ば な ら な く な っ て い る 現 在 の 教 育 現 場 の 状 況 で は 、 単 な る 教 え 方 ( 技 術 ) の 充 実 を 図 る こ と だ け で は 、 諸 状 況 に 十 分 に 対 応 す る こ と は で き ま せ ん 。 教 師 と 児 童 生 徒 と の 相 関 の 中 で の 学 び を 設 計 し 、 実 施 し 、 管 理 し 、 評 価 で き る 技 を 磨 き 上 げ る こ と が 求 め ら れ て い る と い え ま す。

授業にかかわる私の教育観を確認してみよう

自分自身の振り返り

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2.自分の教育スタイルはどうなのかな

① 日々の授業実践で、意識することの少ない自分自身の教育スタイルを、確認してみま しょう。 私は授業をどのようにみているか 私の授業観 私の教材開発法 私の授業設計ポリシー 授業の構成のポイント(授業を説明する) 授業の中で難しい感じたこと ② グループ内で、それぞれの項目について、話し合ってみましょう。

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授業実践力を向上させるために、授業分析と授業設計にチャレンジしよう。 ○授業分析…観察・記録・分析・解釈し、解決策を考える。 ○授業設計…思いつきのイメージ化し、具体的に計画し実施し、その成果を評価する。 これまでにも、授業記録を作成しての授業研究は、体験していると思いますが、観点を 少し絞り込んで、授業にかかわる技を自分なりに見つけ出してみましょう。 教 師 と 児 童 ・ 生 徒 と の 間 と の や り と り に は 、 教 師 の 意 図 が は っ き り し た 行 為 と 、 教 師 が は っ き り と し た 意 図 を 意 識 せ ず とる行動とがあります。 そこで、「教える」という行為を分解してみると、 意図(教育目標:ねらい)を持って 内容(教材観:教科・領域)を研究し (児童生徒の)認識(児童・生徒観)がどのような状態化を把握し、 (具体的事例の選択)の判断(指導観)をし、 行動(指導)する。 と な り 、 教 師 の 授 業 実 践 力 は 、 こ の 意 図 , 認 識 , 判 断 , 行 動 に か か わ る 技 を 意 識 す る こ とでアップしていきます。 こ れ ら 技 に か か わ る 場 面 と 力 量 は 、 教 師 自 身 が 主 導 し な が ら 教 え る 力 量 と 、 児 童 ・ 生 徒 が 中 心 に な っ て 展 開 す る 学 習 を 設 計 ・ 実 施 ・ 評 価 す る 力 量 と に 分 け て 考 え る こ と が で きます。 そこで、用意された授業ビデオを視聴し、グループの何人かで 教師の視点からみたときの指導内容のを記述 生徒の視点からみたときの学習過程の記述 教科内容を知識の要素に分解した記述 の3観点で授業を分析して、学ぶべきことと、解釈し改善したいところを明確化し、議論 することで、授業実践力の向上を目指しましょう。 授業の記録は、発問・板書・指示・発言・活動・その他といった一般的な観点( 場面) でチェックしていきましょう。 行為:人が意図をもって行うこと 行動:意図が推測できなくも行い として観察されるもの

授業実践力アップのために

授業の技を見いだそう

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それぞれの場面で、教師のどのような技が反映されているのかを考察することで、教師 の意思決定のあり方を探ることができます。 教師の意思決定は、教師一人ひとりの教育観もしくは教育理念によって異なってきます が、そのような考え方に立てばとか、このような場合にはといったように、他の先生の授 業を特定性のもとで観察するのではなく、自分がもしその場にいたらどのような意思決定 をするだろうかという具体的な解釈論へと進み、実際に自分の授業実践にも活用できる分 析へと内容が具体化していきます。 ① 技 に か か わ り そ う な 、 外 観 に 見 え て い る 教 師 や 児 童 生 徒 の 発 言 や 行 動 な ど を 、 ビ デ オを見ながら表に記述する。(記録が追い付かない場合は、空欄にしておく) 時 対 行 動(場面と発言など) 行動コメント 間 象 1,03 T 板書 「学習課題」 2,05 T 発問 たとえば? 3,35 T 4,25 S 発言 資料を見て〇〇と考えました 6,40 T 発問 その考えに賛成の人は? 7,13 S ②表を見て、授業展開のまとまりを見つけ出し、異なる展開の場面に境界線の区切りを つける。 時 対 行 動(場面と発言など) 行動コメント 間 象 1,03 T 板書 「学習課題」 2,05 T 発問 たとえば? 3,35 T 4,25 S 発言 資料を見て〇〇と考えました 6,40 T 発問 その考えに賛成の人は? 7,01 S …… 7.13 S …… 9,13 S

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③ 記 録 を み て 、 な ぜ そ の よ う な 言 動 を お こ し た の か の 解 釈 や 、 そ の 場 面 で の 意 図 な ど の補足の説明を「行動コメント」欄に追記する。 (例: 単語が理解できていないので確認している) ④「行動」欄が空欄となっている場合、記録や解釈を手がかりにしながら追記したり、 記述されている場面など、必要に応じて書き換える。 ⑤ 効 果 的 な 教 師 の 活 動 ( 作 戦 ) と 児 童 ・ 生 徒 の 反 応 と い っ た 対 応 関 係 や 、 こ う す れ ば も っ と う ま く い く と い っ た 部 分 を 選 び 、 ま と ま り を も つ 一 連 の デ ー タ を グ ル ー ピ ン グし、そのグループに名前をつけ(ラベル化)、いくつか重要なグループを選ぶ。 時 対 行 動(場面と発言など) 行動コメント 間 象 1,03 T 板書 「学習課題」 問題意識を明確にするため 2,05 T 発問 たとえば? 気 付 き を 具 体 化 し よ う と し て い る … … … 4,25 S 発言 資料を見て〇〇と考えました 自分の言葉で説明 6,40 T 発問 その考えに賛成の人は? 関連性を意識 … ラベル化は、以下のキーワードを参考にしながら、その状況を的確に示す言葉で記述す る。(行為と行動を組み合わせたり、新たなキーワードを考えてもよいでしょう) 教師の行為(意図)から 教師の行動から 1 思考要求 A 学習課題の提示 2 ゆさぶり B 情報の提示 3 拡大要請 C 資料提示 4 視点の転換 D 実験・実習 5 焦点化 E 観察 6 掘り下げ F 発問 7 確認 G 発問の繰り返し 8 想起 H 問いかけ 9 まとめ I 問い返し 10 評価 J 指名 K 行動の指示(話し合い) L 作業の指示(書く,描く,作る) M 助言 N 説明 ゆさぶり

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O 言い換え P 例示 Q 励まし R 沈黙 S 確認 T 受容 U 評価 ⑥ ポ イ ン ト と な り そ う な グ ル ー プ を 3 つ 以 上 選 ん で 、 そ れ ぞ れ に つ い て 以 下 の 4 つ の 視点でデータカードを作成する。 ■ 技 : 教師や設計者の意図や目的 ■ 効果:技の機能の説明 ■使いどき:効果を発揮する場面の手がかり ■具体的行動:外部から観察可能な行動 データカードの例 (子どもに視点を当てた場合) 技 再構成の説明 効 果 学んだ知識と自分の知識を関連づけて納得できる ようにする。 使いどき さまざまな知識がいくつかそろい整理が必要なと き 具体的行動 自分の言葉で説明する 「~から、私は〇〇だと考えました。」 データカードの例 (教師に視点を当てた場合) 技 思考要求の発問 効 果 数名の児童が複数の視点から気づいたことを持ち 寄って話し合いに参加してくる。 使いどき 児童の視点が提示資料の内の情報に限定されてい て広がらないとき 具体的行動 発問 「これでは失敗します。なぜでしょうか?」 指導カード 学びカード

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⑦作成したカードをカテゴリーごとに分けて、整理する。 ※技 と 具体的行動 の関係 「( 技 )のために( 具体的行動 )した」と説明できるような関係 例:ゆさぶるために情報を提示した 技 具体的行動 ⑧ここまでの作業作成したカードを、チーム内で紹介し合い分析しましょう。 指 導 カ ー ド を 整 理 し た 例 技 効 果 使 い ど き 具 体 的 行 動 承 認 生 徒 が 話 に 耳 を 行 動 が 停 滞 し て い オ ウ ム 返 し す る , フ 傾 け る , 自 信 を る と き や 活 動 の あ ィ ー ド バ ッ ク す る 持 っ て 取 り 組 む と 制 約 外 し 生 徒 が 自 由 な 発 発 想 に 限 界 が み ら 仮 定 す る 想 で た く さ ん 発 れ る と き 言 す る 「 も し 失 敗 し な い と し た ら 」 焦 点 化 時 間 を 有 効 に 使 議 論 の 視 点 が 拡 大 優 先 順 位 を 示 す , 論 い な が ら 議 論 が し て ま と ま ら な い 点 を 示 す 十 分 深 ま る と き 学 び カ ー ド を 整 理 し た 例 技 効 果 使 い ど き 具 体 的 行 動 気 分 転 換 エ ネ ル ギ ー が チ 思 考 が 煮 詰 ま っ た 体 を 伸 ば す < ャ ー ジ さ れ た 状 と き 席 を 立 つ 態 で 行 動 で き る 刷 り 込 み し ば ら く 記 憶 し 試 験 前 等 、 完 全 に 繰 り 返 す て い ら れ る 覚 え た い と き 逆 算 最 も 効 率 よ く 、 課 題 が 山 積 み に な 優 先 順 位 を 示 す 無 理 せ ず 完 了 で っ て い る と き き る

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※解釈の例 [行動を意図から解釈した分類] 沈黙 1 授業マネージメントを意図した沈黙 2 児童による発言内容の訂正を意図した沈黙 3 疑問を持たせることを意図した沈黙 4 理解状態を観察することを意図した沈黙 5 多様な考えを出させることを意図した沈黙 6 主体的な構えをもたせることを意図した沈黙 7 思考がまとまるのを待つための沈黙 確認 1他の児童の発言についての理解状態を把握することを意図した確認 2 学習内容の理解状態を把握することを意図した確認 3 発言内容の明確化を意図した確認 4 話し合いの方向付けを意図した確認 問いかけ 1 詳しい説明を求めることを意図した問いかけ 2 本音出させることを意図した問いかけ 3 多様な考えを出させることを意図した問いかけ 例示 1 話し合いのスキルを獲得させることを意図した例示 2コミュニケーション連鎖を起こさせることを意図した例示 3 意見をださせることを意図した指示 受容 1 心理的緊張感を解消させることを意図した受容 2 まとめを意図した受容 3 対立的な意見が出ることを意図した受容 4 話し合いを方向付けることを意図した受容 5 話題を転換することを意図した受容 言い換え 1 自由な参加を求めることを意図した言い換え 2 話し合いを活性化させることを意図した言い換え 指名 1 理解の変化を確認することを意図した指名 2 注意を引きつけることを意図した指名 3 他の児童への印象づけを意図した指名 4 対立的な意見を出させることを意図した指名 5 授業への参加を促すことを意図した指名 説明 1 理解を深めることを意図した説明 2 反省を促すことを意図した状況説明 資料提示 1 理解を助けることを意図した資料提示 2 説明の手段として使わせることを意図した資料提示 評価 1 発表の成就感を味わわせるための肯定的評価

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戦 略 的 に 授 業 を 設 計 す る こ と が で き る よ う に 、 発 表 な ど を 通 じ て 手 に 入 れ た さ ま ざ ま なカードを用いながら、チームでビデオの授業の修正案を設計してみましょう。 ①「教材カード」を作成する。(分担作業) 授 業 の 最 初 か ら 最 後 ま で を 、 ビ デ オ で 振 り 返 り な が ら 教 材 カ ー ド ( 設 問 内 容 や 演 習 課 題 の 内 容 や そ の タ イト ル を 記 述 す る 。 でき る だけ 教 材は 具 体的 な 形で 表 現す る。) を作成する。 ② 指 導 カー ド と 学 び カ ー ド で 、 補足 す るも の が必 要 な場 合 は、 追 加す る。(分 担 作業 ) ど の よ う な 技 が 用 い ら れ て い た の か を 再 度 メ モ し 、 既 存 の カ ー ド と 一 致 す る か 、 不 足しているものはないかを確認し、追加するものがあれば追加する。 ③作成したカードを並べて、授業を表現(再現)する。 ④ 授 業 を 分 析 し て 、 こ う す れ ば も っ と う ま く い く と い う ポ イ ン ト に 注 目 し 、 集 め て き た カ ー ド な ど を 補 っ た り 、 カ ー ド の 順 序 を 変 え た り し な が ら 児 童 ・ 生 徒 が よ り 学 ぶ 力を発揮できるような作戦をたてる。 *同じカードが繰り返し使用される場合は、カードを複製しても構いません。 ⑤ 修 正 前 と 修 正 後 の カ ー ド の 並 び の 違 い と 、 変 更 に よ る 予 測 可 能 な 効 果 を 説 明 で き る ようにする。 授業の流れに沿って カードを並べながら展開を練る 行動 教材 行動コメント 行動 教材 行動コメント どこの部分を、どのように変更したか。 変更したことにより、児童・生徒はどのように変化であろうか、説明する。

授業実践力アップのためにⅡ

授業を再構成してみよう 指導 教材 指導 教材 学び 学び

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自分の授業を見返えすことが、授業実践力アップには、もっとも重要な方策になります。 日々の業務に追われてしまうと、なかなか一つ一つの授業を見返すことができません。同 僚の先生方に授業を参観していただく中で、自分のよさを伸ばし、改善すべきところを指 摘してもらうことが容易な方法ですが、教師の意思決定との関係では、不十分です。 教師自身が、授業進行について困惑(戸惑う)した際の意思決定については、他者によ る授 業 参 観 か ら の 指 摘 だ けで は 、 な か な か 改 善 する こ とが で きま せ ん。「 授 業実 践 力ア ッ プのために」の方法を、自分の授業にも当てはめて授業分析をすることで、自分が何をし なければならないのかが、見えてくる可能性が大きくなります。 ①簡単な指導案を作成して、授業を実施する。 ② 授業を実施している過程を,ビデオで記録する。 ③ 研 究 す るの は 授 業 そ の も の で はな く 、 授 業 で 適 用 し て いる 自 分 の 技 や く せ であ る 。 ④ 記 録 した 資 料 か ら 外 観 に 見 え てい る 自 分 の 行 動 を 分 析し 、 カ テ ゴ リ ーに 分 類す る 。 児童・生徒はその行動をみて学習しているので、それを整理する. ⑤ 行動分類から授業を分析し、自分の意図と照らし合わせて解釈する。 意思決定で迷った場面をメモしておく。 ⑥ 解釈した結果を整理して、その結果を用いて再度分析する。 ⑦ 指導のねらいとしているものを学習指導の技やくせとして整理する。 ⑧ 技やくせは日常的に気軽に分析の対象として研究する。 授業を公開した場合は、参観した先生に、気づいたところを簡潔にメモしてもらい、 提出してもらう。 ⑨ 日常的にいつもビデオ録画する必要はないが,メモをとっておく。 ⑩ 判 断 した こ と を 短 文 の 命 題 と して 記 録 し て お き 、 自 分の 授 業 の 改 善 に役 立 たせ る 。 ⑪ 自分の技やくせをフルに活用して、授業設計し、授業実践にチャレンジする。

授業実践力アップのためにⅡ

自分の授業を振り返ろう

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小学校5年社会 単元名 「わたしたちの県」 1.ねらい 「長野県で,標高が低く平らな所に人口が多いわけ」について自分なりの考えをもった チビもたちが,「長野県の主な川の流れ」や「長野県の交通の広がり」,「長野県の市町村 別工業生産額」等の資料からわかったことを確かめたり,地図から読み取ったことをシー トにかき込んで比較して考えたりすることを通して,標高が低く平らな所に人口が多いわ けを,複数の資料から判断してまとめることができる。 2.展 開 段階 学習活動 予想される児童の反応 ○指導・支援・◎評価 時間 1 [学習問題] ○等高線を立体的に表し 導 「標高が低く、平 長野県では、どうして標高が た 地 図 を 見 な が ら 、「 山 らな所に人口が多 低く平らな所に人口が多いの 脈」「火山」「盆地」「湖」 いわけ」について、か? 等の地形を表す言葉を確 自分の考えを発表 かめる。 する。 ・交通が便利だからだと思い ○標高が低い所、平らな 10 ます。交通の地図を見ると、 土地が広がっている所に 入 人口が多い所は,線路や高速 人口が多く集まっている 道路が走っているからです。 ことを確かめる。 ・交通が便利だと、生活しや ○前時にまとめておいた、 すいから人が集まってきて人 自分の考えを発表させて 口が増えると思います。 いく。 ・大きな川が流れているから 〇「線路や高速道路があ だと思います。川があれば、 る 」「 工 業 が さ か ん で 働 飲み水がとれるし、農業に使 く 場 所 が あ る 」「 大 き な う水もあるからです。 川があり、生活用水や農 ・働く場所があるからだと思 業用水がある」 います。平らな所だと、工場 「お店が多くて生活しや とか働く場所が多いと思うか すい」といった観点で、 らです。 児童の考えを板書に位置 付けていくと共に、その ことが,人口が多いこと とどのような関係がある かも問い返していく。 ○各自の考えの基となっ ている資料(地図)を掲 示していき、確かめなが

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ら進めていく。 [学習課題] 標高が低く平らな所は、どの ようなことが便利で生活がし やすいのかを、地図を見比べ たり重ねたりして考え合い、 人口が多いわけをまとめよう。 2 ・工業生産額の資料を見ると、○前に提示された資料を 資料を見比べて、 人口の◎や○が多い所は、生 見比べたり、友達の考え 気づいたことやわ 産額も大きい。3000 億円以上 を聞いたりして気づいた 18 かったことをメモ なんてすごい。 ことや思ったことをメモ 展 して,発表し合う。・人口が線のようにつながっ するように指示する。 ていて、よく見ると川の流れ ○資料と資料を対比して と同じようになっている。 考えているかどうかを、 ・大きな川が流れているとこ 机間支援して確かめる。 ろは、土地も平らだから、線 〇「生活の便利さ」や「暮 開 路や高速道路も通りやすい。 らしやすさ」に着目して ・交通も便利で、働く場所も いる児童の考えを認めて あれば、人口は増えていくと いく。 思う。 ○うまくメモできない児 ・お店の販売額が多いところ 童には、資料をもう一度 は、人口も多い。お店がある よく見ながら、一緒に考 と物がそろうから生活しやす えていく。 いと思う。 ○考えがまとまったとこ ・生活には、水が絶対必要だ ろで、発表し合う。人口 から、大きな川がないと人口 が多いことは、どの考え は増えないと思う。 (資料)と一番関係が深 いと思うかを問い、考え を比較させていく。 ・働く場所があって、交通が 〇自分が選んだ地図資料 3 便利だと暮らしやすくて、ど の上に、TP シートを重ね 人口が多いことと んどん人集まって人口が増え て、色塗りをして、人口 関係が深いと思う るのかなと思った。 の分布や他の資料を重ね 10 資 料 を 色 塗 り し ・人口が多い所と川の流れは てみるように指示する。 て、人口の分布と 一緒だ。 ○児童のつぶやきや気づ 重ねてみる。 ・工業が盛んな市町村も線み きを拾い、全体に発表さ たいにつながっている。 せたり、テレビ画面で確 ・東信から北信の線と、中信 かめたりする。

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から南信の線が重なった。 ○ 学 習 カ ー ド に 、「 標 高 ・全部似ているな。 が低く、平らな所に人口 4 ・標高が低く、平らな所に人 が多いわけ」をまとめる 「標高が低く、平 口が多いのは、大きな川が流 ように指示する。 らな所に人口が多 れているので、生活に絶対必 ○児童のまとめの様子を 7 ま いわけ」について 要な水が手に入るから。 見ながら、うまく文章に まとめ、発表する。・標高が低く,平らな所に人 できない児童を支援して と 口が多いのは、工場が建てや いく。 すく工業が盛んで、働く場所 ◎長野県で,標高が低く め があるから。 平らな所に人口が多いわ ・人がたくさん住むようにな けを,複数の資料から判 る。 断してまとめることがで ・標高が低く,平らな所に人 きたか(学習カード) 口が多いのは、交通や水,働 ○数名の児童に発表させ く場所などいろいろな面で、 て,まとめる。 生活が便利だから。

参照

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