浦安市都市計画マスタープラン
工業ゾーン・
アーバンリゾートゾーン
まちづくり方針
3
【土地利用】
都市構造を踏まえつつ、地域の特性を活 かして地域の魅力を高めていくよう、きめ 細やかな土地利用を図ります。
都市・地域づくりへの主体的な
市民参加と協働推進の指針
将来像の実現に向けて、市民・事業者・ 行政の役割分担を明確にし、協働による取 り組みやその進め方を示します。都市計画の決定・変更の指針
将来像を実現する手段の一つとして、 都市計画を決定・変更する際の方向性及 び根拠を示します。専用住宅地ゾーン
街区や地区単位で低層住宅ゾーンと中高層住宅 ゾーンに区分し、良好な土地利用を図ります。
複合住宅地ゾーン
住宅と商業・業務 ・ 工業などの住宅以外の用途 が調和する住宅地としての土地利用を図ります。
商業・業務ゾーン
地区特性に沿った拠点機能の整備や身近な生活 関連施設の充実を図ります。
沿道利用型複合ゾーン
周辺の住環境に配慮しながら、商業・業務・サー ビス・集合住宅などの土地利用を誘導します。
工業ゾーン
周辺環境と調和を図りながら、工業系に特化し た土地利用を維持保全します。
アーバンリゾートゾーン
テーマパークやホテルなどの集積を維持保全し、 より一層の振興を目指します。
海辺交流ゾーン
多様な機能が集積した、海に親しみ、にぎわい、 交流できる空間として維持向上を図ります。
2
浦安市の都市づくりの考え方
都市計画マスタープランの役割
2
1
浦安市都市計画マスタープランとは
1
【都市構造】
●
3
つの「住宅地域」と2
つの特徴ある「産業ゾーン」
浦安市は、
3
つの住宅地域と2
つの特徴ある産業ゾーンの
5
つの区分が基本となっているため、それぞれの地域 の持つ個性や活力を活かした都市づく りを進めます。
●「拠点」と「都市のネットワーク軸」・ 「水辺の環境軸」
浦安・新浦安・舞浜の駅周辺を中心 とした都市拠点、シビックセンター地 区、新町地域センター地区、海辺の交 歓エリアを拠点に位置付け、多様な都 市機能の整備や充実を図ります。 地域や拠点間の連携を図り、環境と 調和する連続した空間を形成するた め、主要な幹線道路とその沿道を「都 市のネットワーク軸」、水際線を「水 辺の環境軸」と位置付け、それぞれの 特性を活かした機能の整備や充実を図 ります。
都市計画マスタープランは、都市計画法に基づき、都市 計画・都市整備分野の施策を方向づける基本的な計画です。 具体的には、次のような役割を持っています。
4
4 5
第 1 期埋立地の鉄鋼通り地区は、東京都鉄鋼取引改善連合会の鋼材業者が都内より集団移転し、昭和 44 年に完成した地区です。第 2 期埋立地の港・千鳥地区は、当初鉄鋼流通基地の建設を目的に埋立て造 成がなされましたが、その後の経済状況の変化などにより土地利用を「流通・加工・業務」に見直しました。 工業ゾーンでは、工場や事務所の良好な操業環境を守るため特別用途地区や地区計画が定められていま す。また、浦安マリーナ、ごみ処理施設(クリーンセンター)、し尿処理施設、リサイクルプラザ(ビーナ スプラザ)をはじめ、近年、斎場、ワークステーションも開設し、都市施設の整備が進んでいます。
工業ゾーンはこんなまち
工業ゾーンのまちづくり
2
まちづくり方針図
こんなまちづくりを目指します
2
1
現在の土地利用である鉄鋼流通を中心とした流 通・加工・業務機能の集積を維持するとともに、 水際線の整備を図り、水とみどりに囲まれた魅 力ある工業ゾーンを形成します。
水とみどりに囲まれた魅力ある
工業ゾーンを形成する
工業ゾーン内の浦安鉄鋼団地(鉄鋼通り・港地区の一部)は、 約
270
事業所が操業し、日本最大の機能を誇る鉄鋼流通基地となっています。
また、港・千鳥地区では、倉庫・流通・加工・業務などのほか、 元町地域の住工混在の解消のため移転してきた工場も立地、操業 しています。
0 50 100 150 200 建設業
製造業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
サービス業
その他
7 129 123 162 43 29
0 2,000 4,000 6,000 建設業
製造業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
サービス業
その他
公共系 商業・業務系
運輸・工業系 運輸・倉庫施設 〃 重化学工業施設 〃 軽工業施設 〃 サービス工業施設 〃 その他
その他
139 2,063 4,447 3,207 1,622 277
(人) (事業所)
(室)
■工業ゾーンの事業所数
■アーバンリゾートゾーンの用途別延床面積比率
■アーバンリゾートゾーンの
延客室数の推移 ■ 東京ディズニーシー東京ディズニーランドⓇ入園者数Ⓡ・
■工業ゾーンの用途別延床面積比率
■工業ゾーンの従業者数
0.6% 8.6% 56.4% 6.5% 12.1% 13.2% 0.1% 2.6%
資料:市街地環境情報ブック(平成 25 年)
公共系
商業・業務系 業務施設
〃 商業施設(物販、飲食) 〃 宿泊施設
〃 遊戯施設 〃 娯楽施設 運輸・工業系
その他
2.0% 7.6% 696 3,428 3,428 3,932 4,514 5,647 43.0% 1.2% 29.0% 4.0% 12.0% 1.0%
資料:市街地環境情報ブック(平成 25 年)
資料:「事業所数」「従事者数」ともに、平成 21 年経済センサス―基礎調査
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000
年 年 年 年 年 年
(万人)
2,540 2,502 2,477 2,582 2,542 2,722 2,582 2,537 4,5142,750 2,300 2,350 2,400 2,450 2,500 2,550 2,600 2,650 2,700 2,750
年 年 年 年 年 年 年 年 年 年
6
6 7
目標
3
海を身近に感じ気軽に楽しめる
水際線の創造
目標
4
みどり豊かでうるおいある
環境形成の推進
●海岸沿いでは、護岸の機能を保全するとともに、海への眺望を意識しつつ、海に 可能な限り接近できる空間、水辺を視認できる空間の確保・整備を目指します。 ●(仮称)臨海公園では、水際線に面した立地を活かし、海への眺望を意識しつつ、
周辺の緑地とともに水辺を視認できる空間の確保・整備を目指します。
●浦安マリーナとその周辺では、千葉県や事業者と連携し、企業岸壁の対応につい て検討するとともに、災害時の活用や気軽に立ち寄りマリンスポーツを楽しめる 場の創出を目指します。
●工業地内の緑地や周辺環境に配慮した緑化を促進するため、緑化協定によ り確保された緑地におけるみどりの維持・増進を図るとともに、道路に面 する緑化の推進を図り、みどり豊かでうるおいある景観形成を目指します。 ●住宅地に面する地区は、敷地外周部の緑化や施設の修景などにより、周辺
の住宅地などの環境となじむ工業地の景観形成を誘導します。
●港・千鳥地区の海岸沿いの緑地では、都市の生活環境を守るとともに緑化の推進を図るため、液状化の際に発生 した噴出土砂などを利用して、二酸化炭素(
CO2
)削減に寄与し、津波・高潮被害の軽減効果もある浦安絆の森を整備します。
●道路周辺や駐車場などにおける緑化や、企業活動に起因する
CO2
の削減など、環境負荷の軽減を目指します。●広大な敷地や倉庫などを活かした災害時における緊急物資の保管や仕分けなど、協働による防災体制の充実を 目指します
あわせて「鉄鋼通り一丁目及び 鉄鋼通り二丁目地区地区計画」、 「鉄鋼通り三丁目地区地区計画」、 「港地区地区計画」が定められ、 宿泊施設や娯楽施設、店舗・飲食 店など工業の操業環境に支障を及 ぼす用途の建築もきめ細かく規制 されています。
(建築物の建築の制限)
第4条 工業振興地区の区域内におい
ては、次に掲げる建築物は、建築して はならない。ただし、市長が当該地区 の指定の目的に反しないと認め、又は 公益上やむを得ないと認めて許可した 場合においては、この限りでない。 (1)住宅
(2)住宅で事務所、店舗その他これら
に類する用途を兼ねるもの
(3)共同住宅、寄宿舎又は下宿
(4)学校(高等学校、大学、高等専門
学校、専修学校及び各種学校を除 く)、図書館その他これらに類す るものであって規則で定めるもの (5)老人ホーム、身体障害者福祉ホー
ムその他の建築物のうち規則で定 めるもの
(6)病院
●浦安市鉄鋼通り・港・千鳥工業振興地区建築条例〈抜粋〉
目標
1
良好な操業環境の維持と
産業を支えるための連携
目標
2
安全かつ
周辺市街地に配慮した
道路環境の改善
●鉄鋼流通を中心とした流通・加工・業務機能を充実・振興するため、 周辺環境との調和を図りながら、良好な操業環境の維持を図ります。 ●地域連携機能の強化や産官学連携事業の推進など、事業者・経済団
体・大学などとの連携を図ります。
●大型トラックの交通を分離し、住宅地への流入を抑制するため、都市計画道路
3
・1
・7
号(明海鉄鋼通り線)と若潮通りを結ぶ交通動線を整備します。●都市計画道路
3
・3
・5
号(富士見港線)での街路樹の整備や、関係機関と連携した違法駐車の減少に努めるなど、地域内の道路環境の改善に取り組みます。 ●緊急輸送道路である都市計画道路
3
・3
・9
号(舞浜鉄鋼通り線)の幹線道路については、緊急車両の通行を確保するため、液状化対策に取り組みます。
●市が管理する下水道施設(汚水)の流下機能を確保するため、重要な管路など、 それぞれに求められる性能を満たすよう耐震対策などに取り組みます。
●第二東京湾岸道路については、引き続き将来の整備に向け、関係機関と協議を 行います。また、整備されるまでの間、暫定的な整備を促進するとともに、関 係機関との調整を踏まえ、未利用となっている道路用地の有効活用を図ります。
工業ゾーンでは、事業者と県・市の3者、又は事業者と市の2者で「緑化協定」
を締結し、「浦安市宅地開発事業等に関する条例」で定める緑化基準に基づき緑化
を進めてきました。現在、緑化協定の総件数は138件、緑化協定で確保された総
緑地面積は31.73haに及んでいます。
●三者協定(事業者・県・市の3者による緑化協定)
「千葉県自然環境保全条例に基づく緑 化協定実施要綱」に基づき締結する緑化 協定で、用地種別や開発面積により一定 割合以上の緑化が行われます。
●二者協定(事業者・市の2者による緑化協定)
「浦安市みどりを育てる条例」及び「浦安市宅地開発事業等に関する条例」に基 づき締結する緑化協定で、「鉄鋼通り及び港・千鳥地区で住宅以外の開発」で開発
面積1ha未満の場合、緑化率20%以上の緑化が行われます。
工業ゾーンの良好な操業環境 を維持するため、「鉄鋼通り・港・ 千鳥工業振興地区」の特別用途 地区が指定され、次のように、 住宅や共同住宅、学校、老人ホー ム、病院等の建築が規制されて います。
用地種別 開発面積 緑化率 工場用地 1ha以上 15∼20%以上
住宅用地 10ha以上 10%以上
その他 1ha以上 10%以上
「緑化協定」による緑化
8
8 9
舞浜地区のレジャーランド用地は、昭和 50 年から 52 年に千葉県から株式会社オリエンタルランドに 引き渡され、東京ディズニーランドⓇが開園し、首都圏でも有数なリゾートホテル群が開業しました。平
成 13 年に東京ディズニーシーⓇが開園し、舞浜駅と各施設を環状に連絡するモノレール(ディズニーリ
ゾートライン)や大型商業施設、駅の南北を結ぶ舞浜連結路が整備されました。
舞浜駅は昭和 63 年 12 月の開業以来、アーバンリゾートゾーンの玄関口、中町地域西側の最寄り駅と して活用されています。また、運動公園は、市民のスポーツの場、憩いの場として整備されています。
アーバンリゾートゾーンはこんなまち
アーバンリゾートゾーンのまちづくり
3
まちづくり方針図
こんなまちづくりを目指します
2
1
アーバンリゾートゾーンは、国内だけでなく海外か らも来訪者を集める魅力あふれるリゾート地となっ ています。地域の魅力をさらに育み、来訪者だけで なく市民にとってより親しみのある、誇れるアーバ ンリゾートゾーンを形成します。
市民が誇れる、魅力ある
アーバンリゾートゾーンを形成する
2
つのテーマパークは、周辺のホテル群、大型商業施設などとともに、東京ディズニーリゾートⓇとして日本を代表するリゾート
地となっています。東京ディズニーランドⓇ・東京ディズニーシー Ⓡの入園者数は
2012
年に約2,750
万人となり、ホテル群の延客室数は
5,000
室を超える集積となっています。0 50 100 150 200 建設業
製造業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
サービス業
その他
7 129 123 162 43 29
0 2,000 4,000 6,000 建設業
製造業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
サービス業
その他
公共系 商業・業務系
運輸・工業系 運輸・倉庫施設 〃 重化学工業施設 〃 軽工業施設 〃 サービス工業施設 〃 その他
その他
139 2,063 4,447 3,207 1,622 277
(人) (事業所)
(室)
■工業ゾーンの事業所数
■アーバンリゾートゾーンの用途別延床面積比率
■アーバンリゾートゾーンの
延客室数の推移 ■ 東京ディズニーシー東京ディズニーランドⓇ入園者数Ⓡ・
■工業ゾーンの用途別延床面積比率
■工業ゾーンの従業者数
0.6% 8.6% 56.4% 6.5% 12.1% 13.2% 0.1% 2.6%
資料:市街地環境情報ブック(平成 25 年)
公共系
商業・業務系 業務施設
〃 商業施設(物販、飲食) 〃 宿泊施設
〃 遊戯施設 〃 娯楽施設 運輸・工業系
その他
2.0% 7.6% 696 3,428 3,428 3,932 4,514 5,647 43.0% 1.2% 29.0% 4.0% 12.0% 1.0%
資料:市街地環境情報ブック(平成 25 年)
資料:商工観光課 資料:(株)オリエンタルランド 資料:「事業所数」「従事者数」ともに、平成 21 年経済センサス―基礎調査
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000
1986年1991年1996年2001年2006年2011年
(万人)
2,540 2,502 2,477 2,582 2,542 2,722 2,582 2,537 4,5142,750 2,300 2,350 2,400 2,450 2,500 2,550 2,600 2,650 2,700 2,750 2003 年 2004
年 2005
年 2006
年 2007
年 2008
年 2009
年 2010
年 2011
年 2012
年
10
10 11
目標
4
来訪者と周辺住宅地との双方に配慮した
快適な交通環境づくり
目標
5
魅力ある観光資源としての水際線の整備
目標
6
リゾート地としての魅力ある環境形成の推進
●交通渋滞の緩和を図るため、舞浜交差点からの立体整備に ついて、関係機関と協議し、その整備を促進します。
●緊急輸送道路である都市計画道路
3
・3
・9
号(舞浜鉄鋼通り線)の幹線道路については、緊急車両の通行を確保するため、 液状化対策に取り組みます。
●市が管理する下水道施設(汚水)の流下機能を確保するため、 重要な管路など、それぞれに求められる性能を満たすよう 耐震対策などに取り組みます。
●河川や海辺沿いの緑地などを活用し、歩行者や自転車が安 心して利用できる快適な歩行者・自転車空間の整備を推進 します。
●リゾート地としての魅力を高められるよう、サイクリングなど ができる緑地整備や休憩スペースの確保などの修景整備を推進 します。
●レジャー施設やホテル群などの後背地の特性を活かした水際線 の整備と活用を図るとともに、関係機関との協議を踏まえ、護 岸の機能を保全しつつ、安全性に配慮した上で部分的な開放を 進めるなど、海へ可能な限り接近できる空間を確保します。
●東京ディズニーリゾートⓇやホテルなど個性的な建物群と公共施
設などが調和し、デザインに配慮した、リゾート地としての景 観の維持・向上を図ります。
●質の高いみどりの維持保全を図るとともに、道路周辺や駐車場 などにおける緑化や、企業活動に起因する二酸化炭素(
CO
2)の削減など、環境負荷の軽減を目指します。
●大規模な災害が発生した際の来訪者や滞在者などに対する救援・ 救護体制の充実に努めます。
アーバンリゾートゾーンの水際線
沿道に連続的なみどりが配置された道路景観
目標
1
魅力あるリゾート地の維持・充実
目標
3
日ごろからスポーツに親しめる
運動公園の整備
目標
2
誰もが使いやすい
舞浜駅および周辺の整備
●アーバンリゾートゾーンでは、テーマパークやホテル、大型商業施 設などが集積する現状の土地利用を継続し、周辺住宅地の環境と調 和を図りながら、市民が誇れる魅力あるリゾート地となるよう充実・ 振興を目指します。
●運動公園は市民のニーズを踏まえ、日ごろからス ポーツに親しめる施設として、陸上競技場や野球場 などの継続的な整備・拡充を行います。
●市民の生活拠点として機能の充実を図るため、駅周辺での民間開発 を的確に捉えた住民のための生活利便施設や身近な商業施設の整備 を誘導するとともに、駅北側公共用地の活用を図ります。
●駅北口・南口にあるペデストリアンデッキの改善など、駅へ集散す る歩行者・自転車の利便性に配慮した歩行空間の整備や動線機能の 充実を図るとともに、自動車交通の円滑化を図ります。
●緊急車両の通行など駅前広場での機能を確保するため、液状化対策 に取り組むとともに、駅南側について、アーバンリゾートゾーンの 玄関口としての交通機能の維持・向上を図ります。
●住民や来訪者が快適に利用でき、また駅とまちをつなぐ良好な景観 を形成するため、歩道橋や高速道路の高架などの駅周辺の公共施設 の修景、緑化によるはなやかさの創出、北口駅前での住宅地の玄関 口にふさわしい街並みの形成などに取り組みます。
目標
東京ディズニーリゾート®への玄関口と
しての舞浜駅南口
浦安市 都市整備部 都市政策課
〒
279-8501
浦安市猫実1-1-1
TEL 047-351-1111
浦安市ホームページhttp://www.city.urayasu.chiba.jp/
浦安市のまちづくりが開発から成熟へと大きく移り変わり、まちづくりの取り組みも、まちを「つくる」段 階から「守り・育てる」段階へと展開する必要があります。そのためには、市民・事業者・行政がそれぞれに 求められる役割を理解するとともに、相互に連携した体制づくりやそれぞれの役割のもとに行う活動や取り組 みを効果的に連動させる仕組みづくりを進めることが必要です。
住みよいまちを実際につくりあげていくため、市 民が主体となって取り組むべきさまざまなまちづく りの実践に向け、行政は仕組みづくりや支援制度の 充実を図ります。
①まちづくり情報の共有 ②まちづくりの人材の育成
③まちのルールづくりへの多様な支援
④身近なまちづくり・まち育てへの啓発・支援 ⑤地域活動の推進
地域の特性を活かした秩序あるまちづくりを進め るため、地域特性に配慮した独自のルール・仕組み づくりに向け、都市計画制度の活用などによるまち づくりを推進します。
①
都市計画制度の活用などによる総合的・段階的な
まちづくりの推進
②きめ細やかな土地利用の規制・誘導
③
良好な開発事業に向けた調整・守り育てる仕組み
の充実
④都市計画制度への市民参加の充実
都市計画マスタープランの実施方針
4
都市計画マスタープランの実現に向けた基本的な考え方
1
市民主体のまちづくりの展開
2
3
都市計画制度の活用などに
よるまちづくりの推進
市民主体の まちづくりの展開
都市計画制度の活用などに よるまちづくりの推進
協働に適した領域
まちづくり活動の領域 行政の領域
まちづくり活動団 体の責任と主体 性によって独自に 行う領域
まちづくり活動団体 の主体性の下に行 政の協力によって行 う領域
まちづくり活動団体 と行政が双方の主 体性の下に協力し て行う領域
行政の主体性の下 にまちづくり活動団 体の協力によって 行う領域
行政の責任と主 体 性によって独 自に行う領域