平成
28年
度
学位 論文
小学校通常学級 にお ける行動問題 の生起 と教員 の意識 の
関係性 についての調査
兵庫教育大学大学院
学校教育研究科
特別支援教育専攻
障害科学 コース
M15104D
片 山拳
〈目次〉
第
1章
行 動 問題 と教 員 の意 識 の現状 と課 題
第
1節行動問題 の現状 と課題
00000000000000000001
第
2節
教員の意識 。・
00000・
00000000・
0000・
・
03
第
3節本研究の 目的・・・
000000・
00・
・ 。・・
00・
0004
第
2章
行 動 問題 と教 員 の意 識 の 関係 性 につ い て の調 査
第
1節目的 と方法・・
000・
・・・
000000000・
・・
00005
第
2節結果 と考察
0・0000000000000・
・・ 。・
000・
08
第
3章
ま とめ
第
1節行動問題 の生起の実態について・・・・・
00・
・
0。・・・ 。
33
第
2節
行動問題の生起 と教員の意識の関係性について
000・
000e33
第
3節行動問題の実態 と教員の意識の関係性 をふまえて
・
0。・
0034
第
4節
今後の課題
0000・
0◆・
00000・
00000000。
・35
文 献 巻 末資料 謝辞第
1章
第
1節
行 動 問 題 の 現 状 と 課 題 文 部 科 学 省 は 、2012年
12月
に 「通 常 の 学 級 に 在 籍 す る 発 達 障 害 の 可 能 性 の あ る 特 別 な 教 育 的 支 援 を 必 要 とす る 児 童 生 徒 に 関 す る 調 査 結 果 に つ い て 」 を 発 表 し た 。 こ の 調 査 に お い て 、「学 習 面 又 は 行 動 面 」 で 著 しい 困 難 を 示 す 児 童 生 徒 の 割 合 は6.5%に
の ぼ る と され 、あ ら た め て 通 常 学 級 に 在 籍 す る 特 別 な 支 援 を 要 す る 児 童 生 徒 へ の 関 心 が 高 ま つ て い る 。10年
前 の2002年
に 行 わ れ た 同 調 査 と 比 較 す る と 、と りわ け 行 動 面 に 困 難 が あ る と 思 わ れ る 児 童 生 徒 の 割 合 の 変 化 が 大 き く 、2002年
の 調 査 に お い て2.9%で
あ つ た の に 対 し2012年
は3.6%と
増 加 傾 向 で あ る こ と が 明 ら か に な っ た 。 学 校 種 で 結 果 を 比 較 す る と 、「不 注 意 」 又 は 「多 動 性 ―衝 動 性 」 の 問 題 を 著 し く示 す 児 童 生 徒 の 割 合 が 小 学 校 で は3.5%、
中 学 校 で は2.5%で
あ り、 ま た 、「対 人 関 係 や こ だ わ り等 」 の 問 題 を 著 し く示 す 児 童 生 徒 の 割 合 に つ い て も 小 学 校 で は 1.3%、 中 学 校 で は 0。9%で
あ り、 中 学 校 に 比 べ て 小 学 校 段 階 で あ る 児 童 に 行 動 面 の 困 難 さ が み られ る ケ ー ス が 多 い こ と が 示 され た 。 さ ら に 、 文 部 科 学 省 か ら2016年
10月
に 発 表 さ れ た 「児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 す る 調 査 (速 報 値)」 で は 、 小 学 校 に お け る 暴 力 行 為 が 昨 年 度 を 上 回 る 数 値 が 示 され る な ど 、 小 学 校 段 階 の 児 童 に お い て 行 動 面 に 著 し い 困 難 が あ る 児 童 が 以 前 に 増 し て み ら れ る よ うに な つ た 。 児 童 生 徒 の 行 動 上 の 問 題 に つ い て は 、 問 題 と な る 行 動 を ど の よ う に 捉 え る か に よ つ て 、「問 題 行 動 」 や 「行 動 問 題 」 と 区 別 さ れ て 捉 え る こ と が で き る 。「問 題 行 動 」と「行 動 問 題 」の 捉 え 方 の 違 い に つ い て 、藤 原(1995)
は 、「問 題 行 動 で は 行 動 そ れ 自体 の 問 題 性 が 強 調 され る が 、行 動 問 題 で は 行 動 そ の も の や 、 行 動 を 示 す 対 象 者 が 問 題 で は な く 、 行 動 を 引 き 起 こ し 維 持 さ れ て い る 支 援 環 境 の あ り方 が 問 題 と さ れ て い る 」 と述 べ て い る 。 ま た 、 森(2016)は
「問 題 行 動 の 問 題 は そ の 行 動 そ の も の と し て い る 。 行 動 問 題 の 問 題 は そ の 行 動 を 起 こ し て い る 本 人 に あ る の で な く 、 そ の 行 動 と そ の 人 を 取 り巻 く社 会 的 環 境 と そ の 相 互 作 用 の 中 に 存 在 す る こ と 」 と 述 べ て い る 。 本 研 究 に お い て は 実 際 に 小 学 校 で 起 き る 行 動 上 の 問 題 と 教員 の 意 識 の 関 係 性 と い う 、 本 人 の 行 動 上 の 問 題 の み に 焦 点 化 せ ず 、 教 員 の 意 識 が 児 童 生 徒 の 行 動 に 影 響 を 与 え る の で は な い か 、 と の 仮 説 の 下 に 本 人 の 行 動 上 の 問 題 と は 別 の 視 点 を 含 め て 検 討 し て い く た め 、 社 会 的 環 境 と の 相 互 作 用 の 中 に あ る 「行 動 問 題 」 の 立 場 で 研 究 を 進 め て い く こ と とす る 。 児 童 生 徒 の 行 動 上 の 問 題 の 実 態 に つ い て 、平 澤 ら
(2006a)は
小 学 校 の 通 常 学 級 の 学 級 担 任 を 対 象 に 、 通 常 学 級 で 生 起 し て い る 行 動 上 の 問 題 の 特 徴 を 報 告 し て い る 。 そ の 結 果 、「不 適 切 な 会 話 」「取 り組 ま な い 」「か か わ り」「勝 手 な 行 動 」「興 奮 」「立 ち 歩 き 」「暴 力 」「指 示 理 解 」「落 ち 着 か な い 」「こ だ わ り」「行 動 が 遅 れ る 」「整 理 整 頓 」「無 気 力 」「登 校 」 の 14 項 目 が 抽 出 さ れ た 。 ま た 平 澤 ら(2008)は
、 こ れ ら の 行 動 問 題 の 生 起 と 支 援 内 容 や 活 動 場 面 の 環 境 特 徴 な ど の 関 係 に つ い て 検 討 す る こ と が 必 要 で あ る と述 べ て い る 。 行 動 問 題 と社 会 的 環 境 の 相 互 作 用 に 関 して 、平 澤 ら(2006b)は
、小 学 校 通 常 学 級 に 在 籍 す る 軽 度 発 達 障 害 児 が 学 校 現 場 と適 合 し た 支 援 環 境 を 構 築 す る た め の 条 件 を 検 討 した 。 そ の 結 果 、 対 象 児 の 行 動 に 望 ま し い 変 化 が 見 られ た こ と を 報 告 して お り 、 児 童 生 徒 を 取 り巻 く支 援 環 境 の 変 化 に よ り、 そ の 児 童 生 徒 の 行 動 問 題 も相 互 作 用 的 に 変 化 す る こ と が 示 さ れ た 。 こ の こ と か ら 、 行 動 問 題 を 示 す 子 ど も へ の 支 援 方 法 に つ い て は 、 対 象 と な る 行 動 を 取 り除 く ま た は 生 起 を 減 らす こ と が 最 優 先 課 題 と さ れ て き た (小 笠 原 ,2015)。 ま た 、 小 笠 原(2008)は
、 叱 責 や 注 意 ◆制 止 な ど 、 行 動 問 題 が あ る 児 童 生 徒 に と つ て 嫌 悪 と な る 刺 激 を 呈 示 す る こ と に よ っ て 、 行 動 を 減 ら す と い つ た 対 応 で は 、 根 本 的 な 解 決 に は な ら な い と し 、 む し ろ 行 動 問 題 を 起 こ さ ざ る を 得 な い よ うな 環 境 を 構 築 し、 様 々 な 行 動 問 題 が 生 じ る 契 機 に な りか ね な い と 指 摘 し て い る 。 児 童 生 徒 が 示 す 問 題 行 動 の 出 現 率 状 況 は 、 環 境 に よ つ て 左 右 さ れ る ケ ー ス が 報 告 さ れ る よ うに な り、 行 動 問 題 を 強 引 に 嫌 悪 刺 激 に よ っ て 静 止 す る の で は な く 、 行 動 問 題 が 起 き て い る 原 因 を 支 援 環 境 に 据 え 、 環 境 を 見 直 し 、 行 動 問 題 が 起 こ り に く い 環 境 に 再 構 築 す る と い つ た 視 点 が 重 要 と な る (小 笠 原 、2015)。第
2節
教 員 の 意 識 に つ い て 行 動 問 題 の あ る 児 童 生 徒 を と り ま く支 援 環 境 の う ち 、 担 任 の 教 員 が そ の 子 ど も に 及 ぼ す 影 響 は 大 き い 。 ま た 、 教 員 に よ つ て 行 動 問 題 の 理 解 や そ の 支 援 内 容 、 活 動 場 面 の 環 境 等 に 当 然 な が ら 差 が 生 じ る と 考 え られ 、 行 動 問 題 に 対 す る 教 員 の 意 識 が 児 童 生 徒 の 行 動 問 題 の 生 起 に 影 響 す る も の と 考 え られ る 。 以 下 、 社 会 的 な 事 象 、 物 理 的 な 事 象 、 教 員 の 行 動 と い つ た 支 援 環 境 に 関 す る こ と を 総 称 し て 教 員 の 意 識 とす る 。 竹 村0別
府 。宮 本(2004)は
通 常 学 級 の 教 員 を 対 象 と し て 、 問 題 行 動 を 激 し くす る 要 因 に 関 す る 意 識 調 査 を 行 つ て い る 。 問 題 行 動 を 大 き くす る 要 因 と し て「家 庭 で の しつ け が 十 分 で な い た め 」等 の12項
目 を 含 む「家 庭 環 境 因 子 」、「教 員 自 身 に ゆ と りが な い た め 」 等 の8項
目 を 含 む 「教 育 条 件 因 子 」。「教 員 が 学 習 面 や 行 動 面 で 困 難 を 問 題 視 して い る た め 」 等 を 含 む 「教 員 力 量 因 子 」 の3因
子 を 挙 げ て い る 。 しか し 、 実 際 に 生 起 し て い る 行 動 を 対 象 と し た 調 査 で は な い た め 、 あ く ま で 教 員 の 経 験 か ら く る 主 観 に よ る と こ ろ が 大 き い 。 知 的 特 別 支 援 学 校 で 知 的 障 害 児 に 実 際 に 生 起 し て い る 行 動 問 題 の 実 態 と 教 員 の 意 識 の 関 係 性 を 調 査 した 研 究 と して 、 小 笠 原 ら(2015)の
研 究 が あ る 。 そ の 結 果 、 生 起 し て い る 行 動 問 題 の 実 態 に お い て 、 多 動 あ る い は 行 動 の 停 止 とパ ニ ッ ク や 不 安 定 な 行 動 の 項 目 に お け る 得 点 が 高 か つ た 。 ま た 、行 動 問 題 の 生 起 に は 、年 齢 と 障 害 種 に 連 関 が 認 め られ た 。 さ ら に 、 教 員 の 意 識 に 関 す る22項
目 に 行 動 問 題 の 生 起 と の 相 関 が 認 め られ 、行 動 問 題 に 対 し て 、 子 ど も の 行 動 問 題 の 原 因 が わ か つ て い る 場 合 に 正 の 相 関 が 注 意 等 の 直 接 的 対 応 に は 負 の 相 関 が 見 られ た 。 そ し て 、 授 業 中 や 休 み 時 間 に お け る 配 慮 や 教 員 の 工 夫 に 関 す る9項
目 、 及 び 、 騒 音 や 広 さ と い つ た 教 室 環 境 と行 動 問 題 の 生 起 に 正 の 相 関 が 認 め られ た 。「子 ど も が 座 っ て 授 業 を 受 け る こ と が 当 た り前 で あ る 」「行 動 問 題 は 年 齢 が 進 む と 自然 に な く な る 」 と い う教 員 の 意 識 と行 動 問 題 に は 負 の 相 関 が 示 さ れ た 。 一 方 で 「 自傷 行 動 を し た 子 ど も に 他 の 活 動 を 提 供 し て い る 」 と い う回 答 は 正 の 相 関 が 示 さ れ た こ と を 報 告 し て い る 。 こ れ ら の 結 果 か ら 、 知 的 障 害 特 別 支 援 学 校 で は 、 行 動 問 題 と教 員 の 意 識 に 関 係 性 が あ る こ と が 明 ら か とな っ た 。 ま た 、 こ の よ う な 知 見 は 小 学 校 通 常 学 級 に も 同 じ よ う な 関 係 性 が 考 え られ る 。 平 澤 ら
(2006)の
研 究 の 課 題 と して も 、 小 学 校 通 常 学 級 で 生 起 し て い る 行 動 問 題 と 環 境 と の 関 係 性 を 検 討 し て い く こ と を 指 摘 し て い る こ と か ら 、 小 学 校 通 常 学 級 の 行 動 問 題 の 生 起 と教 員 の 意 識 の 関 係 性 を 検 討 し明 ら か に して い く こ と は 重 要 だ と考 え る。 第3節
本 研 究 の 目 的 先 に 述 べ た 行 動 問 題 の 生 起 と 関 連 す る 環 境 に は 、 用 い る こ と の で き る 資 源 や 人 の 在 不 在 な ど の 社 会 的 事 象 、 広 さや 騒 音 な ど の 刺 激 事 象 、 支 援 者 の 指 示 の 出 し方 や 対 応 と い つ た 支 援 者 の 行 動 な ど様 々 な 要 素 が 含 ま れ る 。 ま た 、 当 然 、 こ れ ら の 環 境 を ど の よ うに 整 え て い く の か と い っ た こ と は 教 員 が も つ 教 育 観 や 知 識 と い つ た こ と に 左 右 され る 。 そ こ で 、 本 研 究 で は 、 小 学 校 通 常 学 級 の 教 員 を 対 象 と し 、 行 動 問 題 に 関 し て 、 ① 小 学 校 通 常 学 級 に 在 籍 す る 児 童 の 行 動 問 題 の 生 起 に 関 す る 実 態 、 ② 行 動 問 題 の 生 起 と 関 連 す る 社 会 的 な 事 象 、 物 理 的 な 事 象 、 教 員 の 行 動 と い つ た 環 境 に 関 連 す る 教 員 の 意 識 の 調 査 を 行 い 、 ③ 小 学 校 通 常 学 級 の 行 動 問 題 の 生 起 と 教 員 の 意 識 に つ い て の 関 係 性 を 明 ら か に す る こ と を 目的 とす る 。第
2章
第
1節
目 的 と 方 法1.目
的 小 学 校 通 常 学 級 の 行 動 問 題 の 生 起 の 実 態 を 明 ら か に す る と と も に 、「行 動 問 題 の 生 起 」 と 「教 員 の 意 識 」 つ い て の 関 係 性 を 明 ら か に す る こ と を 目的 とす る 。2.調
査 対 象 調 査 対 象 は 、X県
内 の 小 学 校10校
の 通 常 学 級 の 学 級 担 任205名
で あ る 。3.調
査 方 法X県
内 の 小 学 校10校
協 力 の も と 、管 理 職 を 通 して 質 問 紙 を 通 常 学 級 の 担 任 に 配 布 。回 収 を 行 つ た 。4.調
査 期 間 調 査 期 間 は 、2016年
7月
上 旬 か ら8月
下 旬 で あ る 。 5。 手 続 き(1)質
問 紙 の 作 成 行 動 問 題 の 生 起 と教 員 の 意 識 の 関 係 性 に つ い て の 質 問 紙 の 検 討 す る た め に 質 問 項 目 を 選 定 した 。 質 問 紙 の 作 成 に 際 し て 、 心 理 学 を 専 攻 とす る 大 学 教 員1名
と 特 別 支 援 教 育 を 専 攻 して い る 大 学 院 生9名
か ら助 言 を 得 た 。 そ の 後 、 小 学 校 通 常 学 級 担 任5名
同 席 の も と質 問 項 目 を 通 常 学 級 に 合 う よ う精 査 した 上 で 作 成 し、 依 頼 先 の 小 学 校 の 管 理 職 に 質 問 紙 を 確 認 して も ら い 、 再 度 作 成 し た 。(2)質
問 項 目 質 問 紙 は ① 担 任 の 基 本 属 性 ② 行 動 問 題 の 生 起 に 関 す る 項 目③ 教 員 の 意 識 に 関 す る 項 目 の3つ
で 構 成 され て い る 。 ① 担 任 の 基 本 属 性 (回 答 者 の 年 齢 。性 別 ・ 担 当 学 年 。経 験 年 数 。所 有 免 許 。発 達 障 害 の 診 断 の 有 無) 回 答 者 の 性 別 、 年 齢 は あ て は ま る 項 目 を 記 入 して も ら っ た 。 年 齢 に つい て は 、「
20代
・30代
。40代
・50代
・60代
」 とし あ て は ま る 項 目 に 記 入 して も ら つ た 。 担 当 学 年 、 経 験 年 数 は 記 述 で 記 入 を 求 め た 。 所 有 免 許 に つ い て は 、 小 学 校 の 免 許 ・ 特 別 支 援 学 校 の 免 許 。 そ の 他 の 免 許 に つ い て 尋 ね た 。 小 学 校 の 免 許 は 「専 修 。1種
02種
・ 無 」 の 項 目 を 設 け 、 あ て は ま る 項 目 に 記 入 し て も ら つ た 。 特 別 支 援 学 校 の 免 許 に つ い て は 「知 的 障 害 者 に 関 す る 教 育 の 領 域 」「肢 体 不 自 由 に 関 す る 教 育 の 領 域 」「病 弱 者 (身 体 虚 弱 を 含 む)に
関 す る 教 育 の 領 域 」「聴 覚 障 害 者 に 関 す る 教 育 の 領 域 」「視 覚 障 害 者 に 関 す る 教 育 の 領 域 」 の5つ
の 領 域 の 項 目 を 設 け 、 そ れ ぞ れ の 項 目 に つ い て 「専 修 。1種
・2種
。無 」 を 答 え て も ら つ た 。 そ の 他 の 免 許 に つ い て は 、 中 高 の 免 許 の み と し て 記 述 で 回 答 を 求 め た 。 回 答 者 が 担 任 を し て い る 学 級 の 児 童 の う ち 、 発 達 障 害 の 診 断 が お りて い る か 、 お りて い な い か に つ い て は 「 自 閉 症 ス ペ ク トラ ム 障 害(ASD)」
「注 意 欠 陥 ・ 多 動 性 障 害(ADHD)」
「学 習 障 害(LD)」
の3つ
の 障 害 種 に つ い て 「有 ・ 無 ・ わ か ら な い 」 の3つ
の 項 目 を 設 け 該 当 す る 項 目 に 記 入 を して も ら つ た 。 そ の 際 に 、「有 」 と 回 答 した 人 に つ い て は 、 学 級 の 内 の3つ
の 障 害 種 の 人 数 の 記 入 を 求 め た 。 ま た 障 害 が 重 複 し て い る 場 合 に は 、 そ の 他 の 枠 を 設 け 、 重 複 し て い る 障 害 種 と人 数 を 記 入 して も ら っ た 。 ② 行 動 問 題 の 生 起 に 関 す る 質 問 紙(14項
目)を
平 澤 ら(2006a)を
参 考 に 一 部 修 正 し一 人 の 児 童 に 絞 らず 、 学 級 全 体 の 子 ど も の 行 動 の 様 子 に つ い て 問 い 、「な い 」「月 1・2回
あ る 」「週102回
あ る 」「 ほ ぼ 毎 日 あ る 」 の4件
法 で 作 成 し た 。 ③ 教 員 の 意 識 に 関 す る 質 問 紙 を 小 笠 原 ら(2015)の
108項
目 を 参 考 に 一 部 修 正 し て 作 成 し た 。 ま た 、 教 員 の 「認 識 ・ 環 境 」 の 項 目 を 「あ て は ま る 」「や や あ て は ま る 」「 ど ち ら で も な い 」「あ ま り あ て は ま ら な い 」「あ て は ま ら な い 」 の5件
法 で 作 成 し 「対 応 」 の 項 目 は 「あ て は ま る 」「や や あ て は ま る 」「 ど ち ら で も な い 」「 あ ま り あ て は ま ら な い 」「あ て は ま ら な い 」「そ の よ うな 行 動 問 題 起 こ ら な い 」 の6件
法 で 作 成 した 。6。 分 析 方 法
(1)行
動 問 題 の 生 起 に 関 す る 質 問 紙 行 動 問 題 の 生 起 に 関 す る 質 問 紙 に つ い て は 項 目 の 回 答 ご と に 「 な い 」 「月102回
あ る 」 を0点
、「 週 に 1・2回
あ る 」 を1点
、「 ほ ぼ 毎 日 あ る 」 を2点
と し て 得 点 を 配 し た 。 (Table l)。 TaЫe l行動 問題の生起の得点 項 目番号 行動問題の生起項 目 頻 度 0点 1点 2点 大きな声で独り言を言うや自分が言いたいことを状況に関係 なく話すなど不適切な会話に関する行動はありますか。 2月1 ない1・2回ある 週1・2回 ある ほぼ毎 日ある 2-2 興 味 、関 lLlの 73‐い ことにI工取 り組 ま な い こ とや 、孜 粟 甲 丁 つ と 他のことをしているなど学習に取り組まないなどの行動はあり ま 十 ら、 1ない 2月i・2回ある □1・2回 ある ほぼ毎 日ある 仲間とのトラブルが多いや相手の気持ちを理解しにくいなど、 かかわりが上手くいかないなどに関する行動はありますか。 2月1 ない1・2回ある 週1・2回ある ほぼ毎日ある 2-4 わざと日立つ行動をするや規則を守らず、自分勝手など勝手 な行動に関する行動がありますか。 2月1 ない1・2回 ある 日1・2回 ある まば毎日ある 気に入らないと大声で泣きわめくや思いどうりにならないとか んじゃくなど興奮に関する行動がありますか。 1な2月い1・2回 ある 週1・2回 ある ほぼ毎 日ある 着席せず、机の下にもぐるや授業中に教室を飛び出すなど立 ち歩きに関する行動がありますか。 1な2月い1・2回ある 週1・2回 ある ほぼ毎日ある 2-7 イライラすると机を口pぃたり、壁を蹴ったりすることや思いどう り行かないと手足がでるなど暴力に関する行動がありますか。2月1 ない1・2回ある 週1・2回ある ほぼ毎 日ある 2-8 個"り に百わないと桑団指示で:ま勁けないことや 目分の世界 に 調じこもり、指示が聞けないなど指示理解 に関する行動があり 菫すか_ 1 ない 2月:・2回ある 週1・2回ある ほぼ毎 日ある 2-9 疑が散りやすく、集中できないや瞬間の思いで行動してしまう など落ち着かなさに関する行動がありますか。 2月1 ない:・2回ある 日1・2回ある ほぼ毎 日ある 2-¬0 うる こ とに ■ を とられ る と切 り管 え られ な い こ とや 何 勁 一 つ ひ と つを確認してからしか動けないなどこだわりに関する行動があ .l争■■■、 1ない 2月│・2回 ある 週1・2回ある ほぼ毎日ある 2-11 可をするのにも時間がかかるや時間内に作業ができず大幅に これるなど、行動が遅れるに関する行動がありますか。 2月1 ない1。2回ある □1・2回 ある ほぼ毎日ある 2-12 打 ψ ロ ツ ψ 菫 理 曽 Ч ″ `ヾ ご多いなど、整理整頓が上手くできないなどに関する行動があり'奸う 物 臥 配 90し こVふ イし物 刀` 圭十 ■、 1 ない 2月1・2回ある 週1・2回ある 承ぼ毎日ある 2-13 気分がのらないと返事ができないことや、ヤル気がなく、投げ やりな態度をとるなど無気力に関する行動がありますか。 2月1 ない1・2回ある 週1・2回ある まぼ毎 日ある 2-14 左右を見ずに道路を飛び出すや朝になると不安定な気持ちが あるなど登校に関する行動がありますか。 2月1 ない1・2回ある 週1・2回 ある チぼ毎日ある(2)教
員 の 意 識 に 関 す る 質 問 紙 回 収 され た 教 員 の 意 識 に 関 す る 質 問 紙 の う ち 「対 応 」 の 項 目 は6件
法 で 調 査 した が 、 そ の う ち 回 答 番 号6の
「そ の よ うな 行 動 は 起 こ ら な い 」 と 回 答 した 人 を 除 い た 回 答 を 分 析 対 象 と し 、 教 員 の 意 識 に 関 す る 質 問 紙 に 対 して 因 子 分 析 (主 成 分 分 析Varimax回
転)に
よ り因 子 を 抽 出 し、 各 因 子 の α係 数 を 算 出 し、 そ の 信 頼 性 を 確 認 す る こ と と した 。 そ の 後 、 抽 出 され た 共 通 因 子 に つ い て 、 行 動 問 題 の 生 起 を 教 員 の 意 識 の 関 係 性 を 調 べ る た め に 重 回 帰 分 析 を 行 う こ と と した 。 な お 、 調 査 結 果 の 分 析 に は 統 計 ソ フ トSPSS Statisttcs22を
用 い た 。第
2節
結 果 と 考 察 1.回 収 率X県
内 に あ る10校
の 小 学 校 通 常 学 級 の 担 任205名
を 対 象 と し 、回 収 数 は196名
(95.6%)で
あ つ た 。 回 収 され た 質 問 紙 の う ち 【4】 の 質 問 で 回 答 番 号6の
「そ の よ うな 行 動 は 起 こ ら な い 」 と回 答 した 人 を 除 い て 回 答 は129名
(65.8%)を
分 析 対 象 と した 。分 析 対 象 者 はTable 2に
示 す 。 丁able 2回
収 状 況 及 び 有 効 回 答 数 人(%)
学 校 数 対 象 者 数 回 収 数 分 析 対 象 者 50鷲一
暉
30羹 20● 小 学 校 通 常 学 級 196(95.6)129(658)
2.基 本 属 性(1)回
答 者 の 年 齢 回 答 者 の 年 齢 は50代 (50歳
∼59歳
)が
33.6%と
最 も 多 く 、 次 い で4
0代 (40歳
∼49歳
ま で)が
29.7%、
30代
(30歳
∼39歳
)が
17.2%、
20代
(22歳
∼29歳
)が
15.6%、
60代
(60歳
∼65歳
)が
3.9%、
不 明 が1人
(0.8%)で
あ つ た 。 そ の 結 果 を Fig。1に
示 す 。 鉾 │ 4S I 40 ' 35 ‐ 30 25 20 15 ' 10 . 5 1 01 炉 不機 臓g.1回
答者の年齢 N饉129 205 10 回 答 件 数輻
螺
(2)回
答 者 の 経 験 年 数 回 答 者 の 経 験 年 数 は20∼
29年
目 が36人
(27.9%)で
僅 差 で は あ る が 最 も 多 く 、次 い で30∼
39年
目が35人
(27.1%)、
1∼
9年
口 が29人
(22.5%)、
10∼
19年
目が23人
(17.8%)、
不 明 が6人
(4.7%)で
あ つ た 。 そ の 結 果 を Fig。2に
示 す 。 10∼ 19年 菫g.2鐵
簑者の経験年数 N=129 20∼29年 30∼39年 1∼9黎(3)回
答 者 が 担 任 して い る 学 年 回 答 者 が 担 任 して い る 学 年 は 第1学
年 が24人
次 い で 、 第4学
年 が22人
(17.6%)、
第2学
年 。3つ
の 学 年 が21人
(16。8%)、
第3学
年 が16人
(3.2%)で
あ つ た 。 そ の 結 果 をFig.3に
示 す 。 (19。2%)
第5学
年(12.8%)、
で 最 も 多 く 、 ・ 第6学
年 の 不 明 が4人
25 ‐│ ・ 3● I ‐ `‐………´―……^………Ⅲ………―‐………‐^―´―――――″……‐´´………″…‐… …・…… ‐…¨ 第2学年繁3学年
察4撃年
第5学年
麓導学 年
舞
g.3国
書者が握儀しても`
る学年 難筆
ュ
簿
鰺 諄 鸞 爾 書 絆 数…
隋
_ 議鷺響 第1学年(4)回
答 者 の 免 許 回 答 者 の 免 許 は 、小 学 校 の 免 許 は100%で
あ つ た 。中 高 の 免 許 は75,8%
で あ っ た 。 ま た 、 特 別 支 援 教 育 の 領 域 の 免 許 は 知 的 障 害 者 に 関 す る 教 育 の 領 域 は10.2%、
肢 体 不 自 由 に 関 す る教 育 の 領 域 ・ 病 弱 者 (身 体 虚 弱 者 を 含 む)に
関 す る 教 育 の 領 域 は と も に3.1%、
聴 覚 障 害 者 に 関 す る 教 育 の 領 域 ・ 視 覚 障 害 者 に 関 す る 教 育 の 領 域 は と も に0%で
あ つ た 。 そ の 結 果 を Fig。4に
示 す 。 ま た 中 高 の 免 許 の 詳 細 をTable3に
示 す 。 ‐ ― ― ― ― ― 鏃 触体不自癬 餞鵜 韓驚難書 視鷲舞書 Fヒ.4回
警者が議札 ている免許 Nな■29 TaЫe 3その他 の所有 免許 の詳細(中学校・高 校) I ︰ 一 ︰ ‘,⋮ ■ ⋮ ︰ ● ︰ ︰ ■ ,, 1 ■ ′∼ ⋮ ⋮ 一 ︱ ⋮ 一 時 籐 齢 鑢 撻 鍵 鷺 O 餞 薔 件 数隋
疇
(人) 小学棲 教 科 社会数学
理科
英語 保険体育 音楽 ﹁ 8 ︲0 8 中学校 高校
(5)発
達 障 害 の 診 断 の 有 無 発 達 障 害 の 診 断 の 有 無 で は 、担 任 が 知 っ て い る範 囲 で 、ASDo ADHD。
LDの
障 害 種 に つ い て 診 断 が お りて い る児 童 は い る か 、い な い か 、ま た は わ か らな い か に つ い て 間 うた 。 そ の 結 果 、「障 害 有 り」 の 回 答 はADHD
が27人
(21.1%)で
最 も多 く 、 次 い でASDが
19人
(14.8%)、
LDが
7 人(5.5%)で
あ つ た 。「障 害 な し」の 回 答 はASDが
99人
(77.2%)、
ADHD
が89人
(69.5%)、
LDが
107人
(83.6%)で
あ つ た 。 わ か らな い は 、ASDが
11人
(8.6%)、
ADHDが
12人
(9.4%)、
LD力
`19人
(10。9%)
で あ つ た 。不 明 は 、ASDが
0人
(0%)、
ADHDが
1人
(0.8%)、
LDが
1人
(0.8%)で
あ つ た 。 そ の 結 果 を Fig。5に
示 す 。 100 1 80 1´………‐……… ―ヽヽ―― ‐‐―^ ―‐―‐― ― ―― …… 回│
奪“■一
……… …… ……
数 │ 40 1-…∼‐″――‐……″…… ^^…――――ヽ´…‐…… ‐ヽ ‐―´ 無 し □ASD S ADHD S LD 20■ 01 綺g.5回答者が担任をしている学級の児童の発達障害の診断0有
無NE■29 わからない3.行
動 問 題 の 生 起(1)全
体 の 結 果 行 動 問 題 の 生 起 に 関 す る14の
質 問 項 目 の 回 答 に つ い て 、 配 し、(Table l)行
動 問 題 の 生 起 項 目 ご と に 合 計 得 点 を 算 出 規 定 の 点 数 を し た (Fig 6)。彎
“
構 犠 朴 ” 藩 婦 お か な鶴
罐
猿
一 一蝙
疵鸞蠅甍
燿艤燿燿
甍罐甍鸞
艤燿瑕鸞
財響鞭
”
職 m m m 蜘 ” “ 40 ぃ 。 国 答 件 数眈鰤
暴審 :立ち多諄 2-5 2-6 .一
一
一
一
一
一
一
一
莉
一
一
I Fヒ
.6得
点511の行動 闇題の人数 N=129 合 計 得 点 の 最 も 高 い 点 数 を 示 した 項 目 は2-12の
「身 の 回 りの 整 理 整 頓 が で き ず 持 ち 物 が 散 乱 す る こ とや 忘 れ 物 が 多 い な ど 、 整 理 整 頓 が 上 手 く で き な い な ど に 関 す る 行 動 が あ り ま す か 。」 で 、次 い で2-1の
「大 き な 声 で 独 り言 を 言 う こ と や 自分 が 言 い た い こ と を 状 況 に 関 係 な く話 す な ど 不 適 切 な 会 話 に 関 す る 行 動 は あ りま す か 。」、2-3の
「仲 間 と の トラ ブ ル が 多 い こ とや 相 手 の 気 持 ち を 理 解 し に く い な ど 、 か か わ りが 上 手 く い か な い な ど に 関 す る 行 動 は あ り ま す か 。」、2-9の
「気 が 散 りや す く 、 集 中 で き な い こ とや 瞬 間 の 思 い で 行 動 し て し ま うな ど 落 ち 着 か な さ に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」、2-11の
「何 を す る の に も 時 間 が か か る こ とや 時 間 内 に 作 業 が で き ず 大 幅 に 遅 れ る な ど 、 行 動 が 遅 れ る に 関 す る 行 動 が あ り ま す か 。」、 で あ つ た 。 一 方 、 合 計 の 点 数 が60点
以 下 の 質 問 と し て 、 順 に 、2-5の
「気 に 入 らな い と大 声 で 泣 き わ め く こ とや 、 思 い 通 りに な らな い と か ん し ゃ く を 起 こ す な ど興 奮 に 関 す る 行 動 が あ りま す か 」2-6の
「着 席 せ ず 、 机 の 下 に も ぐ る こ とや 授 業 中 に 教 室 を 飛 び 出 す な ど 立 ち 歩 き に関 す る 行 動 が あ りま す か 。」、
2-7の
「イ ラ イ ラ す る と机 を 叩 い た り、 壁 を 蹴 っ た りす る こ と や 思 い ど う り に 行 か な い と 手 足 が で る な ど暴 力 に 関 す る行 動 が あ りま す か 。」、2-14の
「左 右 を 見 ず に 道 路 を 飛 び 出 す や 朝 に な る と不 安 定 な 気 持 ち が あ る な ど登 校 に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」で あ つ た 。(2)学
年 群 別 の 結 果 学 年 を 低 学 年 。中 学 年 。高 学 年 と2学
年 ず つ の3つ
の 学 年 群 に 分 け 、 各 項 目 に お け る 群 ご と に 平 均 点 を 算 出 し た (Fig.7)。 5 2 5 1 2 1 各 学 年 の 平 均 得 点 … 低学年 一・ イ¨・ 中学年 ― 高警2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-6 2-7 2-8 2-9 2-102-112-122-132-14
Fig。7
行動問題 の学年別 平均得 点 質 問項 目番 号 そ の 結 果 、「2-2興
味 、 関 心 の な い こ と に は 取 り組 ま な い こ とや 、 授 業 中 ず つ と他 の こ と を し て い る な ど 学 習 に 取 り組 ま な い な ど の 行 動 は あ り ま す か 。」、「2-3仲
間 と の トラ ブ ル が 多 い や 相 手 の 気 持 ち を 理 解 し に く い な ど、か か わ り が 上 手 く い か な い な ど に 関 す る 行 動 は あ りま す か 。」、「2-4わ
ざ と 目立 つ 行 動 を す る こ とや 規 則 を 守 らず 、 自分 勝 手 な ど勝 手 な 行 動 に 関 す る 行 動 が あ り ま す か 。」、「2-9気
が 散 りや す く 、 集 中 で き な い こ と や 瞬 間 の 思 い で 行 動 し て し ま う な ど落 ち 着 か な さ に 関 す る 行 動 が あ り ま す か 。」、「2-11何
を す る の に も 時 間 が か か る こ とや 時 間 内 に 作 業 が でき ず 大 幅 に 遅 れ る な ど 、行 動 が 遅 れ る に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」、「
2-12身
の 回 りの 整 理 整 頓 が で き ず 持 ち 物 が 散 乱 す る こ とや 忘 れ 物 が 多 い な ど 、整 理 整 頓 が 上 手 く で き な い な ど に 関 す る 行 動 が あ り ま す か 。」、「2-13
気 分 が の ら な い と 返 事 が で き な い こ とや 、 ヤ ル 気 が な く 、 投 げ や り な 態 度 を と る な ど 無 気 力 に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 の7間
を 除 い て 、低 学 年 か ら高 学 年 に な る に つ れ て 得 点 が 下 が つ て い く結 果 と な つ た 。 質 問 2-3、 2-4、 2-9、2-H、
2-12、2-13は
中 学 年 の 点 数 が 最 も 高 く 、 高 学 年 に な る と点 数 が 低 く な る 傾 向 が 示 さ れ た 。 ま た 、2-2に
関 し て は 、 高 学 年 よ り も低 学 年 の 点 数 が 低 い 結 果 と な つ た 。(3)考
察 本 調 査 に お い て は 、 小 学 校 通 常 学 級 に 在 籍 す る 子 ど も の 行 動 問 題 に つ い て14項
目 の 質 問 紙 を 用 い て 、行 動 問 題 の 生 起 の 実 態 に つ い て 調 査 を 行 つ た 。 行 動 問 題 の 生 起 項 目 に お い て 規 定 の 得 点 を 配 し 、 そ れ ぞ れ の 合 計 得 点 と 平 均 得 点 を 算 出 し た 結 果 、 合 計 得 点 に お い て 整 理 整 頓 に 関 す る 項 目 、 不 適 切 な 会 話 に 関 す る 項 目 、 か か わ りに 関 す る 項 目 、 落 ち 着 き が な い に 関 す る 項 目 、 行 動 が 遅 れ る に 関 す る 項 目 な ど の 得 点 が 高 い 結 果 と な つ た 。 ま た 、 興 奮 に 関 す る 項 目 、 立 ち 歩 き に 関 す る 項 目 、 暴 力 に 関 す る 項 目 、 登 校 に 関 す る 項 目 が 得 点 の 低 い 結 果 と な つ た 。 得 点 が 上 位 の 項 目 の う ち 、 整 理 整 頓 に 関 す る 質 問 項 目 に つ い て は 、 教 科 書 、 ノ ー ト、 プ リ ン ト、 筆 記 用 具 な ど 学 習 が 成 立 す る た め に 必 要 な 道 具 や 条 件 が 整 わ な い こ と に よ つ て 、 授 業 を す る 上 で 支 障 に な る こ と が 考 え られ る 。 そ の こ と か ら教 員 は 最 も 気 に し て い る こ と が 考 え られ る 。 そ の 他 の 上 位 項 目 と し て は 学 級 集 団 で 活 動 す る こ と の 多 い 通 常 学 級 に お い て は 、 担 任 は 、 不 適 切 な 会 話 や 落 ち 着 き が な い な ど集 団 活 動 や 対 人 関 係 を 阻 害 す る 行 動 を 問 題 と し て い る こ と が うか が え る 。 しか も 、 立 ち 歩 き 等 の 授 業 逸 脱 や 暴 力 等 の 危 険 な 行 動 よ り も整 理 整 頓 に 関 す る 項 目や 行 動 が 遅 れ る に 関 す る 項 目 、 落 ち 着 き が な い に 関 す る 項 目 、 不 適 切 な 会 話 に 関 す る 項 目 な ど が 上 位 に 挙 げ られ た こ と に は 、 ま ず 、 は じ め に 学 習 が 成 立 す る 条 件 が 整 わ な い こ とや 、 小 学 校 の 授 業 形 態 か ら話 し合 い 活 動 や 作 業 学 習 が 多 い た め 、 平 素 の 学 習 の 妨 げ に な る こ と を 教 員 は 最 も 行 動 問 題と し て 捉 え て い る こ と が 特 徴 的 な 様 相 を 呈 し て い る 。 こ れ は 、 小 学 校 通 常 学 級 の 軽 度 発 達 障 害 児 を 対 象 に 調 査 を 行 つ た 平 澤 ら
(2006a)の
結 果 と は 異 な る 結 果 と な つ た 。 こ の こ と か ら 、 小 学 校 通 常 学 級 に 在 籍 す る 軽 度 発 達 障 害 児 の 行 動 問 題 と 小 学 校 通 常 学 級 に 在 籍 し て い る 全 て の 子 ど も と で は 教 員 が 気 に し て い る 行 動 問 題 の 生 起 に は 異 な る こ と が わ か っ た が 、 今 後 検 討 し て い く 必 要 が あ る 。 ま た 本 調 査 で は 、14項
目 中7項
目 が お お む ね 学 年 が 上 が る に つ れ て 得 点 が 低 く な つ た こ と か ら 、 そ の 行 動 の 頻 度 が 低 く な る 傾 向 が 示 唆 さ れ 、 小 笠 原 ・ 守 屋(2005)の
知 的 障 害 児 童 。生 徒 を 対 象 と し た 調 査 と 一 致 し た 。ま た 、14項
目 中6項
目 に お い て は 、低 学 年 よ り 中 学 年 の 得 点 が 高 く 、 高 学 年 が 最 も 低 い 点 数 を 示 し て い る 。 平 澤 ら(2006a)に
よ る と 、 中 学 年 で は 教 科 や 活 動 内 容 が 複 雑 化 す る 時 期 で あ る た め に 生 起 す る 行 動 問 題 が 多 く な る 傾 向 に な る と 考 え ら れ る 。 し か し 、 小 笠 原 ら(2005)の
指 摘 す る よ う に 相 対 的 な 人 数 に お い て 示 さ れ た 結 果 で あ り 、 こ う し た 行 動 を 示 す 個 人 が 年 齢 経 過 と と も に そ の 頻 度 。程 度 が 緩 和 さ れ る と い う こ と を 必 ず し も 示 さ な い 。 今 後 さ ら な る 検 討 が 必 要 で あ る 。4.教
員 の 意 識(1)結
果 教 員 の 意 識 に 関 す る 質 問 紙 の う ち 、各 項 目 に お い て 、「あ て は ま る 」 あ る い は 「あ て は ま ら な い 」 と 回 答 し た 教 員 の 割 合 をTable 4に
示 した 。 な お 、 こ の 回 答 の 処 理 に つ い て は 、 小 笠 原 ら(2015)を
参 考 に 行 つ た 。 「 あ て は ま る 」 と回 答 した 教 員 の 割 合 で 、7割
以 上 で あ っ た 項 目 は 「3-5
少 し で も 子 ど も や 家 庭 の 役 に 立 ち た い と思 う」、「3-21子
ど も が で き な い こ と が で き る よ うに な つ た と き は と て も嬉 し い 」、「4-6他
の 子 ど も に 叩 い た り蹴 つ た り を し た 子 ど も は 必 ず 止 め て い る 」、「4-10子
ど も が 物 を 投 げ る な ど 、 壊 そ う とす る 行 為 は 必 ず 止 め て い る 」 で あ つ た 。 一 方 、「 あ て は ま ら な い 」 と 回 答 し た 教 員 の 割 合7割
以 上 で あ っ た 項 目 は 、「3-52声
が 小 さす ぎ る と 言 わ れ た こ と が あ る 」 で あ つ た 。 TabL 4教員の意識に関する質問紙結果 質問項 目 あてはまる(%) あてはまらない(%) 3-1 児童には、多少きびしい指導が必要であると思う 279 3-2 子どもが物を投げるなど、物を壊そうとしたら他の活動を提供している 3-3 行動問題は家庭の子育てが大きく影響 していると思う 233 ←4 子どもの要求をきくとわがままに育つと思う 3-5 少しても子どもや家庭の役に立ちたいと思う 彰‖‖‖‖翻 ‖ 3-6 他の子どもを 'pぃたり蹴つたりする行動は減らすことができないと思う 卜7 燐の教室や外からの音や声が聞こえやすじ 233 3-8 教室が広すぎる.または狭すぎる 217 卜9 椅子や机が子どもの身体の大きさに合つている 302 3 10 教室に貼られた掲示物が多い 217 3-11 教室内の物の配置はいつも決まっている 473 3-12 スケジュールの呈示方法が学年間で統一されている 3-13 雨の 日に教室で遊ぶ場所がある 3-14 授業を計画する際に教員の動線を考慮している 3-15 黒板をいつもきれいにしている 287 3-16 教材の難易度が子どもに合つてないと感じたら、すぐに改めている 3-17 課題の量が子どもに合つていないと感じたたら、すぐに改めている 240 3-18 子どもが大好きである 488 3-19 自分 は教 師 とい う仕 事 に 向 いてい る 3-20 学校で教員同士がよくコミュニケーションをとつている 481 3-21 子ども力くできないことができるようになったときはとても嬉しい ==:==091 3-22 子どもの好きな物を知ろうと努めている 395 3-23 子どもの得意なことを知ろうと努めている 558 3-24 学外の専門家から、指導について評価を受けている(現在または今後行う予定) 3-25 子どもが理解しているか常に気にしながら授業を進めている 3-26 朝のうちに連絡帳に目を通している 3-27 子どもの体調の変化に敏感である 302 3-28 休み時間に子どもが教室で楽しめるものが用意されている 116 3-29 給食準備が整うまでに子 どもが行うことのできる活動や係 り分担がある 3-30 授業中に子どもの活動の機会が十分に用意されている 3-31 子どもが喜ぶ方法で褒めている 124 3-32 授業のねらいが明確になっている 3-33 こだわりは放っておく質問項 目 あてはまる(%) あてはまらない(%) 3-34 子 どもの 目線 で話 しかけることが 多い 3-35 行動 問題に対 して叱るときと叱らないときがある 147 3-36 授 業を計画する際 に子どもの動線を考慮 している 3-37 行動問題 は年齢が進むと自然 になくなると思う 295 3-38 子どもの嫌いなものを知ろうと努めている 3-39 保護者とうまくいつている 3-40 教材を作る時間が十分である 3-41 クラスに動き回 る子どもがいる 171 3-42 子どもが座って授業を受けることはあたり前 だと思う 171 3-43 障害に関する知識は十分にあると思う 3-44 行動問題にはコミュニケーション意図が含まれていることもあると思う 225 3-45 子どもの睡眠リズムをチェックしている 171 3-46 子どもの行動問題の原因がわかつている 3-4フ 他の子どもを叩いたり蹴つたりする行動の止めさせ方がわ からない 3-48 子どもたちを褒 める機会が 多い 3-49 相談できる相 手 がいる 3-50 子どもの音手なことを知ろうと努めている 3-51 気になったことは、保護者 と話 し合う機会がある 3-52 声が小さすぎると言われたことがある 3-53 知能検査や発達検査 、社会性検査などのアセスメントのデータを使用している 3-54 子どもが「嫌」といつてもやらせるべきだと考えている 3-55 絵カードや写真 など、視覚 的に情報を呈 示している 3-56 子どもたちを叱る機会が多じ 3-57 他者から音声指 示が多いと言われたことがある 3-58 子どもの到達度 を数値 的に評価 している 3-59 授 業や学校 生活など、児童の特 定の行動 に関する記録をとつている 3-60 授 業 の 構 成 は 見 通 しをもち や す い ように つ くって い る 3-61 子どもの理解 に応 じて、モデル(見本)を示している 209 3-62 子どもの理角4に応 じて、ヒントを与えている 3-63 子どもの 自発 的な行動を持つことができる 3-64 活動の順番 を子 どもが理解 しやすいように示 している 3-65 活動を行う際、子どもの順番が示されている 3-66 子どもにとって休み 時間が長いと思う 3-67 子どもが常にスケジュールを参照できるように視覚的支援を行つている 3-68 授業中、子 ども活動を行う機会 や時間を多くとつている 3-69 授業中に行う課 題 に子どもの興味・関心をとりいれている 3-70 話が長いと言われたことがある 3-71 声 が 大 きす ぎ ると言 わ れ た ことが あ る 3-72 「嫌だつたんだね」他の子どもに叩 いたり蹴つたりをした子どもの気持ちをことばに置きかえて本 人に伝えている Ex 302 3-73 実 態表は子 どもの実態が把握 しやすいようになつている 3-74 自分のら、るまいが子どもの行動 問題に影響 を与えていると思う 302 4-1 行動問題は発達の過程で出現するものであり、仕方ないことであると思う 116 子どもが行動問題を起こすたびに、自分の力が不足していると申し訳なく思うことがある 4-3 他の子どもを叩いたり蹴ったりした子どもは必ず注意している 4-4 行動問題が起 きた時に、他 の子 どもを避難させる場所がある 171 4-5 子 どもが奇声 をあげたら他の活 動を提供 している 4-6 他の子どもに叩いたり蹴ったりをした子どもは必ず止めている 4-7 テ動問題の代わ となるような適切な行動を教えている 225 4-3 他の子どもに叩いたり蹴ったりをした子どもに他 の活動を提供 している 4-9 他の子どもに叩いたり蹴ったりをした子どもは「ごめんなさい」と言うべきだと考 える 4-10 子どもが物 を投 げるなど、壊そうとする行為 は必ず注意 している 4-11 子どもが奇声をあげたら必ず 注意 している 240 □に関しては過半数を超えたことを示す
(2)考
察 教 員 の 意 識 に 関 す る 質 問 項 目 に つ い て は 、「や や あ て は ま る 」「 ど ち ら で も な い 」「あ ま り あ て は ま ら な い 」 の 選 択 肢 を 除 い て 「 あ て は ま る 」 あ る い は 「あ て は ま ら な い 」 と 明 確 な 回 答 した 割 合 が 高 か つ た 項 目 は 、 行 動 へ の 対 応 に 関 す る も の と 教 員 の 教 育 観 に 関 す る も の で あ っ た 。 こ れ ら の 項 目 の 中 に は 、 高 い 割 合 の 項 目 と 回 答 の 割 合 が 低 い ま た は0%の
も の あ つ た 。 ま た 、「 あ て は ま る 」「 あ て は は ま ら な い 」 の ど ち ら か に 回 答 者 の い な い 項 目 と し て 、 教 室 環 境 に 関 す る 項 目や 授 業 構 成 に 関 す る 項 目 で あ っ た 。 行 動 へ の 対 応 に 関 す る 項 目 で は 、 叩 い た り蹴 つ た りす る 他 害 に つ い て は 注 意 した り、 止 め た りす る 割 合 が 高 か つ た 。 ま た 物 壊 し に つ い て は 必 ず 止 め る の と 回 答 が 多 か つ た 。「行 動 問 題 に は コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 意 図 が 含 ま れ て い る こ と も あ る と思 う」 に 、 あ て は ま ら な い と 回 答 し た 教 員 は 少 な か つ た が 、「行 動 問 題 の 代 わ り と な る よ うな 適 切 な 行 動 を 教 え て い る 」 と 回 答 し た 割 合 は 低 か つ た 。 子 ど も の 示 す 行 動 の 型 に よ つ て 対 応 は 異 な る が 、 そ の 行 動 に 意 図 が あ る こ と は 知 っ て い て も 、 そ う した 意 図 に 対 応 した 適 切 な 行 動 を 教 え る の に 至 らず 、 止 め た り注 意 を し た り と い つ た 対 処 的 な 対 応 に 終 始 して い る こ と が 多 い と推 測 で き る 。 教 育 観 に 関 し て は 、「少 し で も 子 ど も や 家 庭 の 役 に 立 ち た い と 思 う」、 「子 ど も が 大 好 き で あ る 」、「子 ど も が で き な い こ と が で き る よ うに な つ た と き は と て も嬉 し い 」、と い つ た 、回 答 が 約 半 数 の 割 合 を 示 し た 。ま た 、 「子 ど も の 好 き な こ と を 知 ろ う と努 め て い る 」、「子 ど も の 得 意 な こ と を 知 ろ う と努 め て い る 」「朝 の う ち に 連 絡 帳 目 を 通 し て い る 」「子 ど も の 苦 手 な こ と を 知 ろ う と 努 め て い る 」 と い つ た 回 答 の 割 合 が 高 い こ と か ら 、 子 ど も の 情 報 を 積 極 的 に 知 ろ う と し、 指 導 、 支 援 や 配 慮 に 努 め よ う とす る 教 員 像 が 浮 か び 上 が っ た 。 こ れ ら の 結 果 は 小 笠 原 ら(2015)の
特 別 支 援 学 校 の 教 員 を 対 象 と し た 調 査 と 一 致 して い る た め 、 小 学 校 と特 別 支 援 学 校 の 教 員 は ど ち ら も 教 育 観 に つ い て は 、 同 じ意 識 を も つ て い る こ と が 考 え られ る 。 ま た 教 室 環 境 に 関 す る 項 目 で は 、 回 答 に 一 貫 性 は 見 ら れ な か っ た が 、「教 室 の 配 置 は い つ も決 ま つ て い る 」「絵 カ ー ドや 写 真 な ど 、視 覚 的 に 情 報 を 呈 示 し て い る 」 に つ い て は 、 あ て は ま ら な い と 回 答 し た 人 は い な か っ た 。 こ の こ と か ら 、 ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン の 視 点 を も つ て 子 ど も た ち に わ か りや す く 呈 示 した り、 場 所 を 決 め た りす る こ と で 子 ど も た ち の 教 室 環 境 を 整 え よ うす る 教 員 の 意 識 が うか が え る 。 授 業 に 関 す る 項 目 に つ い て は 「子 ど も が 理 解 し て い る か 常 に 気 に し な が ら授 業 を 進 め て い る 」 の 項 目 に 高 い 割 合 が 示 され た 。 一 方 、「絵 カ ー ド や 写 真 な ど 、 視 覚 的 に 情 報 を 呈 示 して い る 」 の 項 目 は あ て は ま る と 回 答 した 割 合 は 低 く 、「教 材 を 作 る 時 間 が 十 分 で あ る 」と い う項 目 に お い て は 、 あ て は ま ら な い と 回 答 した 割 合 が 高 か つ た 。 こ れ は 、 教 員 が 子 ど も の 様 子 を 見 な が ら 、 授 業 を 進 め て 子 ど も に 理 解 出 来 る よ う に し て い る こ と が い え る が 、 そ の 手 立 て と な る 視 覚 的 な 教 材 や 教 具 を 作 成 す る 時 間 が 少 な い こ と か ら 、 小 学 校 通 常 学 級 の 担 任 は 子 ど も た め に 授 業 を 分 か りや す く し た い が 、教 材 作 りな ど の 時 間 の 確 保 が 難 しい 状 況 に あ る と 予 想 され る 。
5.行
動 問 題 と教 員 の 意 識 の 関 係 性(1)結
果 ① 小 学 校 通 常 学 級 の 教 員 の 意 識 の 因 子 構 造Table 2で
示 した 分 析 対 象 に 対 し 、 因 子 分 析 (主 成 分 分 析Varimax
回 転)を
行 つ た 。因 子 負 荷 量 が 一 つ の 因 子 に つ い て│.401以
上 を 示 す46
項 目 を 選 出 し 、 そ の 結 果3つ
の 因 子 が 抽 出 され た 。 結 果 をTable 5に
示 す 。 寄 与 率 が 高 い 順 に 、 第1因
子 を 構 成 す る25項
目 の 下 位 項 目 を み る と 、 「授 業 や 学 習 生 活 な ど 、 児 童 の 特 定 の 行 動 に 関 す る 記 録 を と つ て い る 」 「子 ど も の 自発 的 な 行 動 を 待 つ こ とが で き る 」「他 の 子 ど も に 叩 い た り蹴 つ た り を した 子 ど も に 他 の 活 動 を 提 供 して い る 」「行 動 問 題 の 代 わ り と な る よ う な 適 切 な 行 動 を 教 え て い る 」な ど25項
目 に 高 い 負 荷 量 を 示 した た め 、 “行 動 理 解 因 子"と
解 釈 した 。 第2因
子 は 、「子 ど も の 得 意 な こ と を 知 ろ う と努 め て い る 」「子 ど も の 嫌 い な も の を 知 ろ う と 努 め て い る 」「子 ど も の 理 解 に 応 じ て 、 ヒ ン トを 与 え て い る 」 な ど13項
目 に 高 い 負 荷 量 を 示 した た め “子 ど も理 解 因 子"と
解 釈 した 。 第3因
子 は 、「教 室 内 の 物 の 配 置 は い つ も 決 ま つ て い る 」「教 室 に 貼 られ た 掲 示 物 が 多 い 」「声 が ち い さす ぎ る と 言 わ れ た こ と が あ る 」な ど8項
目 に 高 い 負 荷 量 を 示 した た め 、 “学 校 環 境 因 子"と
解 釈 し た 。 ま た 、 各 因 子 はCrOnbach
α係 数 を 算 出 し、 そ れ ぞ れ 、「行 動 理 解 因 子 」 が 0.898、 「子 ど も 理 解 因 子 」 が 0.826、 「学 校 環 境 因 子 」 が0.63と
算 出 され 、 そ の 信 頼 性 (内 的 一 貫 性)を
確 認 す る こ と が で き た 。 こ れ が 小 学 校 通 常 学 級 の 教 員 の 意 識 (担 任)の
構 造 で あ る 。丁able 5小学校通常学級の教 員の意識の因子分析結 果 項目番号 質問項 目 因子負荷量 共通性 第1因 子 行動理解因子 α係数=0.898 3-30 授集中に子どもの活動の機会が十分に用意されている 3-61 授業や学校生活など、児童の特定の行動に関する記録をとつている ←32 授業のねらいが明確になつている 卜65 子どもの自発的な行動を持つことができる ←8 他の子どもにロロいたり蹴つたりをした子どもに他の活動を提供している 3-43 障害に関する知識は十分にあると思う 3-31 子どもが喜ぶ方法で褒めている 3-28 休み時間に子どもが教窒で楽しめるものが用意されている 3-75 実態表は子どもの実態が把握じやすいようになつている 3-14 授業を計画する際に教員の動線を考慮している 3-45 子どもの睡眠リズムをチエックしている 3-36 授業を計画する際に子どもの動線を考慮している 3-34 子どもの目線で話しかけることが多い ←67 活動を行う際、子どもの順番が示されている 4-7 行動問題の代わりとなるような適切な行動を教えている 3-46 子どもの行動問題の原因がわかつている 3-27 子どもの体調の変化に敏感である 3-70 授業中、子どもが活動を行う機会や時間を多くとつている 3-53 知能検査や発達検査、社会性検査などのアセスメントのデータを使用している 3-25 子どもが理解しているか常に気にしながら授業を進めている 3-51 気になつたことは、保護者と話し合う機会がある 3-69 子どもが常にスケジュールを参照できるように視党的支援を行つている 4-5 子どもが奇声をあげたら他の活動を提供している 3-19 自分は教師という仕事に向いている 3-29 給食準備が整うまでに子どもが行うことのできる活動や係り分担がある 第2因 子 子ども理解困子 α係数=0.320 3-23 子どもの得意なことを知ろうと努めている 3-22 子どもの好きな物を知ろうと努めている 3-49 相談できる相手がいる 3-50 子どもの苦手なことを知ろうと努めている ←6 他の子どもを口「 いたり蹴つたりした子どもは必ず注意している ←5 少しても子どもや家鷹の役に立ちたいと思う 3-38 子どもの嫌いなものを知ろうと努めている 3-64 子どもの理解に応じて、ヒントを与えている 4-10 子どもが物を投げるなど、壊そうとする行為は必ず注意している ←9 他の子どもに叩いたり蹴ったりをした子どもは「ごめんなさい」と言うべきだと考える 3-63 子どもの理解に応じて、モデル(見本)を示している 3-74 よ異言ま鼻鰍‖3より蹴つたりをした子どもの気持ちをことばに置きかえて本人に伝えている 3-48 子どもたちを褒める機会が多い 第3因 子 学校環境因子 α係数=0.039 3-66 活動の順番を子どもが理解しやすいように示している 3-62 授業の構成は見通しをもちやすいようにつくつている 3-‖ 教室内の物の配置 はいつも決まつている 3-47 他の子どもを叩いたり蹴つたりする行動の止めさせ方がわからない 3-57 他者から音声指示が多いと言われたことがある ←2 子どもが行動問題を起こすたびに、自分の力が不足していると申し訳なく思うことがある 3-10 教室に貼られた掲示物が多い 3-52 声が小さすぎると言われたことがある 第2因 子 0050 -0051 -0076 0081 0199 -0026 0294 0014 -0042 0173 ¬0080 0.252 0304 0244 0374 0125 0172 0278 -0040 0329 0193 0164 0249 0.139 0157 0208 0070 0111 0425 -0036 0017 0385 0221 -0175 -0008 0352 0317 0337 0263 04!9 0436 0078 0141 0258 0.367 -0113 H0214 -0058 0038 0196 0020 -0068 0181 -0168 第3因 子 0323 0558 0061 036i 0431 0531 0284 0424 -0246 0430 0193 0352 0083 040, -0004 0308 -0085 0303 0116 0335 -0036 0265 0270 0389 -0053 0341 0183 0.334 -0306 0473 0243 0306 0046 0258 0217 0.342 0324 0298 0217 0347 01:8 0241 0174 0247 -0306 0334 0359 0320 0258 0252 -0017 0563 -009: 0464 -0042 0363 0057 0523 0183 0261 0061 0262 ●023 0075 0315 0386 0087 0325 -0212 0254 0263 0378 -0006 0129 0065 0281 0553 0465 0350 0389 0256 0.238 0200 0242 第 1因 子 固有値 i5935 因子寄与(二乗和) 964 因子寄与率(%) 1134 (%) 1134 5406 721 848 4510 513 604 2585 2197 2585
② 行 動 問 題 の 生 起 と 教 員 の 意 識 の 関 係 性 因 子 分 析 で 抽 出 さ れ た
3因
子46項
目 に つ い て 小 学 校 通 常 学 級 で 起 き て い る 行 動 問 題 と教 員 の 意 識 の 関 係 性 を 明 ら か に す る た め に 、 因 子 分 析 で 抽 出 され た46項
目 の 教 員 の 意 識 を 従 属 変 数 、 行 動 問 題 の 生 起14項
目 を 独 立 変 数 と し て 、 重 回 帰 分 析 を 行 つ た 。 そ の 結 果 は 、 表Table 6の
よ う に 示 され た 。 TaЫe 6小 学校通常学級の教員の意識と行動問題の関係性(重回帰分析結果) 質 問番号 質問項 目 重 回帰係 数(R2乗) F値3-14
授業を計画する際に教員の動線を考慮している3-22
子どもの好きな物を知ろうと努めている3-25
子どもが理解しているか常に気にしながら授業を進めている3-31
子どもが喜ぶ方法で褒めている3-43
障害に関する知識は十分にあると思う3-46
子どもの行動問題の原因がわかっている3-52
声が小さすぎると言われたことがある3-51
気になつたことは、保護者と話し合う機会がある3-53
聟些辮 管`社会性検査などのアセスメントの3-57
他者から音声指示が多いと言われたことがある3-63
子どもの自発的な行動を持つことができる3-67
啓暮:ぞ言オスケジユル
を参照できるように視覚的支援 0.249 0.184 0.192 0.199 0216 0.234 0.175 0.186 0.192 0.204 0.214 0216 2561** 1753# 1.846* 1.933* 2.141* 2.339** 1.657# 1.774# 1.854* 1.993* 1.941* 2130* N=129 こ れ ら を 、 因 子 ご と に 見 て い る と 、「行 動 理 解 因 子 」 で は 、「授 業 を 計 画 す る 際 に 教 員 の 動 線 を 考 慮 して い る 」、「子 ど も が 理 解 して い る か 常 に 気 に し な が ら授 業 を 進 め て い る 」、「休 み 時 間 に 子 ど も が 楽 し め る も の が 用 意 され て い る 」、「子 ど も が 喜 ぶ 方 法 で 褒 め て い る 」、「障 害 に 関 す る 知 識 は 十 分 に あ る と 思 う」、「子 ど も の 行 動 問 題 の 原 因 は わ か つ て い る 」、「知 能 検 査 や 発 達 検 査 、 社 会 性 検 査 な ど の ア セ ス メ ン トの デ ー タ を 使 用 し て い る 」、「子 ど も の 自発 的 な 行 動 を 待 つ こ と が で き る 」、「子 ど も が 常 に ス ケ ジ ュ ー ル を 参 照 で き る よ う に 視 覚 的 支 援 を 行 つ て い る 」 に 有 意 差 が あ る と認 め られ た 。 次 に 、「子 ど も 理 解 因 子 」 で は 、「子 ど も の 好 き な 物 を 知 ろ う と努 め て い る 」、「子 ど も が 褒 め る 機 会 が 多 い 」、「気 に な つ た こ と は 、 保 護 者 と 話 し合 う機 会 が あ る 」 に 有 意 差 が あ る と認 め られ た 。 さ ら に 、「学 校 環 境 因 子 」で は 、「声 が 小 さす ぎ る と言 わ れ た こ と が あ る 」、「他 者 か ら音 声 指 示 が 多 い と言 わ れ た こ と が あ る 」 に 有 意 差 が 認 め られ た 。Tabb 7小学校通常学級の教 員の意識と行動問題の関係性(重回帰分析結果) 独立変数
種切
な
会
話取躍
lいか
か
わり
勝手な行動 興奮 立ち歩き 暴 カ 指示理解 落ち着かない こだわり 行動が遅れる 整理整頓 無気 カ 登 校誘鶴雅滋 も
Q002
ま
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H。3 -0.∞ 5 0.41い 0.504H -0.∞ 9 0.080 0.138 0.306* -0.297** 0.085 0.027 -0.337** 0.167 0.065 -0.210 -0.061 0.117 -0.253* -0.108 -0.132 0.242 0.022 -0.019 -0.217 0.175 -0.204 0.042 -0.124 0.258 0.092 0.272 0.246* 0.183 0.130 0.060 -0.098 0.166 0.056 0.109 -0.019 0.128 0.082 0.208 0.162 0.276* OЮ31 -0.089 つ031 0.211 0.046 0.110 0.310t O.033 0.200 0.175 0.031 0.183 -0.139 -0.154 -0.022 -0.092 -0.081 -0“ 0.340H -0.280* 0.275** -0.163 0.100 0.063 0.070 0.112 -0.086 -0.167 0.156 -0.089 -0.024 -0.195 0.181 -0.224 0.082 -0.111 -0.140 0.022 -0.180 0.310中 -0.088 0.073 0.155 -0.146 -0.282 -0.044 -0.118 0.134 -0.271* 0.174 -0.∞9 0.233 0.212 -0.023 -0.043 0091 0.251 ‐162 0.197 -0.135 0.240 0.069 0.083 -0.059 0.090 -0.099 0.095 0.045 -0.465** -0.284* 0.209 -0.294 0.121 -0.175 ‐212 0.197 -0.151 0.291* -0.299* -0.156 -0.080 -0.078 -0.156 ■ 188 -0.∞ 7 ‐0.224* 0.096 -0.267ホ ー0.213 0.083 -0.082 0.113 0026 0.144 0.105 0.072 0092 0.077 -0.052 0.365** -0.008 -OЮ88 -0.011 0.092 -0.199* 0.028 -0.065 0.017 -0.162 0.226 0■49 0.142 0.029 N ト 子どもが理解 しているか ∼25 常に気にしながら授業を 進 めている″
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党的支援を行つている -0.070 -0.334*ホ 0.119 -0.253キ -0065 -0204 -0.274* -0.083 -0.251 -0.167 0230* -0.292* -0.229 -0.016 0055 -0.218 0.067 -0.113 つ .3244 0.026 -0.387** 0235ま た 、
Table 7に
示 す よ う に 、行 動 問 題 の 生 起 に 関 す る 項 目 ご と に 重 回 帰 分 析 で 有 意 差 が 認 め られ た 教 員 の 意 識 に 関 す る 項 目 の 関 係 性 を 見 る と 「大 き な 声 で 独 り言 を 言 う こ とや 自分 が 言 い た い こ と を 状 況 に 関 係 な く 話 す な ど不 適 切 な 会 話 に 関 す る 行 動 は あ りま す か 。」 と 「障 害 に 関 す る 知 識 は 十 分 に あ る と 思 う」「子 ど も の 行 動 問 題 の 原 因 が わ か つ て い る 」「知 能 検 査 や 発 達 検 査 、 社 会 性 検 査 な ど の ア セ ス メ ン トの デ ー タ を 使 用 し て い る 」 に 正 の 関 係 性 が 示 さ れ 、「他 者 か ら音 声 指 示 が 多 い と 言 わ れ た こ と が あ る 」 に は 負 の 関 係 性 が 示 さ れ た 。 「興 味 、 関 心 の な い こ と に は 取 り組 ま な い こ とや 、 授 業 中 ず つ と他 の こ と を し て い る な ど 学 習 に 取 り組 ま な い な ど の 行 動 は あ り ま す か 。」 と 「子 ど も が 喜 ぶ 方 法 で 褒 め て い る 」「知 能 検 査 や 発 達 検 査 、社 会 性 検 査 な ど の ア セ ス メ ン トの デ ー タ を 使 用 して い る 」に は 負 の 関 係 性 が 示 され た 。 「わ ざ と 目 立 つ 行 動 を す る こ とや 規 則 を 守 らず 、 自分 勝 手 な ど勝 手 な 行 動 に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 と 「他 者 か ら音 声 指 示 が 多 い と 言 わ れ た こ と が あ る 」 に は 正 の 関 係 性 が 示 され 、「授 業 を 計 画 す る 際 に 教 員 の 動 線 を 考 慮 し て い る 」「子 ど も の 行 動 問 題 の 原 因 が わ か つ て い る 」「声 が 小 さ す ぎ る と 言 わ れ た こ と が あ る 」 に は 負 の 関 係 性 が 示 さ れ た 。 「気 に 入 ら な い と 大 声 で 泣 き わ め く こ とや 思 い ど う りに な ら な い と か ん じゃ く な ど 興 奮 に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 と 「授 業 を 計 画 す る 際 に 教 員 の 動 線 を 考 慮 し て い る 」「子 ど も が 理 解 し て い る か 常 に 気 に し な が ら 授 業 を 進 め て い る 」「子 ど も が 喜 ぶ 方 法 で 褒 め て い る 」「気 に な つ た こ と は 、保 護 者 と話 し合 う機 会 が あ る 」「子 ど も の 自発 的 な 行 動 を 持 つ こ と が で き る 」「子 ど も が 常 に ス ケ ジ ュ ー ル を 参 照 で き る よ う に 視 覚 的 支 援 を 行 つ て い る 」 「実 態 表 は 子 ど も の 実 態 が 把 握 しや す い よ う に な っ て い る 」 に は 負 の 関 係 性 が 示 され た 。 「着 席 せ ず 、 机 の 下 に も ぐ る こ とや 授 業 中 に 教 室 を 飛 び 出 す な ど 立 ち 歩 き に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 と 「子 ど も が 理 解 して い る か 常 に 気 に しな が ら授 業 を 進 め て い る 」 に は 正 の 関 係 性 が 示 さ れ た 。 「イ ラ イ ラ す る と机 を 叩 い た り、 壁 を 蹴 っ た りす る こ とや 思 い ど う り 行 か な い と 手 足 が で る な ど暴 力 に 関 す る 行 動 が あ り ま す か 。」 と 「子 ど もが 理 解 して い る か 常 に 気 に し な が ら授 業 を 進 め て い る 」「知 能 検 査 や 発 達 検 査 、 社 会 性 検 査 な ど の ア セ ス メ ン トの デ ー タ を 使 用 し て い る 」 に 正 の 関 係 性 が 示 さ れ た 。 「個 別 に 言 わ な い と集 団 指 示 で は 動 け な い こ とや 自 分 の 世 界 に 閉 じ こ も り、指 示 が 聞 け な い な ど 指 示 理 解 に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 と 「声 が 小 さ す ぎ る と言 わ れ た こ と が あ る 」「他 者 か ら音 声 指 示 が 多 い と言 わ れ た こ と が あ る 」 は 正 の 関 係 性 が 示 され 、「知 能 検 査 や 発 達 検 査 、社 会 性 検 査 な ど の ア セ ス メ ン トの デ ー タ を 使 用 し て い る 」 に は 負 の 関 係 性 が 示 さ れ た 。 「 あ る こ と に 気 を と られ る と切 り替 え られ な い こ とや 行 動 一 つ ひ とつ を 確 認 して か ら し か 動 け な い な ど こ だ わ り に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 と 「子 ど も が 喜 ぶ 方 法 で 褒 め て い る 」 は 正 の 関 係 性 が 示 され 、「子 ど も が 常 に ス ケ ジ ュ ー ル を 参 照 で き る よ うに 視 覚 的 支 援 を 行 つ て い る 」 に は 負 の 関 係 性 が 示 され た 。 「身 の 回 りの 整 理 整 頓 が で き ず 持 ち 物 散 乱 す る こ とや 忘 れ 物 が 多 い な ど 、整 理 整 頓 が 上 手 く で き な い な ど に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 と 「子 ど も が 理 解 し て い る か 常 に 気 に し な が ら授 業 を 進 め て い る 」「知 能 検 査 や 発 達 検 査 、社 会 性 検 査 な ど の ア セ ス メ ン トの デ ー タ を 使 用 して い る 」「子 ど も の 自発 的 な 行 動 を 持 つ こ と が で き る 」 の 負 の 関 係 性 が 示 され た 。 「気 分 が の ら な い と返 事 が で き な い こ とや 、 ヤ ル 気 が な く 、 投 げ や り な 態 度 を と る な ど 無 気 力 に 関 す る 行 動 が あ りま す か 。」 と 「子 ど も の 好 き な 物 を 知 ろ う と努 め て い る 」「子 ど も の 苦 手 な こ と を 知 ろ う と努 め て い る」 に は 正 の 関 係 性 が 示 され た 。 「左 右 を 見 ず に 道 路 を 飛 び 出 す や 朝 に な る と不 安 定 な 気 持 ち が あ る な ど登 校 に 関 す る 行 動 が あ り ま す か 。」 と 「声 が 小 さす ぎ る と言 わ れ た こ と が あ る 」 に は 負 の 関 係 性 が 示 さ れ た 。