自然体験活動が与える間接体験時の心理的影響
教科@領域教育専攻 生活・健康系コース(保健体育) 三好亮太郎I
研究の動機l
体験活動とは,自分の身体を通して実地に 経験する活動のことであり,子どもたちがい わば身体全体で対象に働きかけ,かかわって いく活動のことである。対象となる実物に実 際に関わっていく「直接体験J,インターネッ トやテレビ等を介して感覚的に学びとる「間 接体験トシミュレーションや模型等を通じて 模擬的に学ぶ「擬担体験Jがあると考えられ る。しかし「間接体験」や「擬似体験Jの機 会が圧倒的に多くなった今フ子どもたちの成 長にとって負の影響を及ぼしていることが懸 念されている。今後の教育において重視され なければならないのはヲヒト・モノや実社会に 実際に触れ,かかわり合う「直接体験」である (文部科学省)。 自然体験活動は青少年の「生きるカJを身 に付けるために必要な教育活動とされ野外 教育」とLて活用されてきた。人と自然との かかわりとともに,非日常的な貴重な体験を することが重要である。メンタルケアに対し ても効果的とされヲ自然体験活動は心理的変 動が日常生活と比較すると大きいとされてい る。 また近年ソーシャルネットワーク システムの普及により様々な情報が飛び交っ ている。それにより経験したこともない情報 を写真や動画などから得ることで心理に影響 を与えている部分もある。そこで写真や動画 などの間接体験が自然体験活動とし、う直接体 験をすることでどのような心理的変化を与え るか疑問である。 指 導 教 員 南 隆 尚I
方法I
調査(1) 雪上実習による心理的影響 ① 実 験 期 間 2018年2月29日"-'3月3日 ② 実 験 場 所 長野県長野市戸隠スキー場周辺 ③ 被 験 者 N大学保健体育科専門科目「運動方法 V1J雪上実習参加者6名 2年生 1名(男性 0名,女姓 1名年齢 19歳) 3年生 4名(男性 2名,女性 2名年齢 Ave20. 歳,)4年生 1名(男性 0名フ女性 1名年齢 23歳) 調査 (2) 登山実習による心理的影響 ① 実 験 期 間 春季登山:2019年 5月26日 秋季登山: 2019 年 10 月 13 日 ~14 日 ②実験場所 春季登山:徳島県三好市剣山 秋 季 登 山 徳 島 県 三 好 市 三 嶺 ② 被 験 者 N大学 一般教養科目「健康・スポーツ科学 IlJ登山選択者9名,3年生8名{男性4名, 女性4名年齢 Ave21.歳) 4年生 1名(男性 1 名,年齢21?歳) 調査(3) 間接体験による心理的影響 関節体験による心理的影響を調査するため, 雪上実習と霊山実習を活動中に撮彰した写真 や動画をインスタグラムでアップし,被験者 各自が携帯端末で視聴男心理的な影響が生ま れるか調査した。また自然体験活動に対し, 身体的活動となる競技スポーツを対照群とし Q u qJ η δて取り上げ、ビデオに編集した直接体験はな いものの,日常から比較的活発であり,身体 活動に対し好意的と考えられる保健体育専攻 生を対象に比較検討することとした。 ① 実 験 期 間 2019年12月6日'"'-'8日 12月6日:サッカ一部ビデオ配信 12月7日:雪上実習ビデオ配信 12月8日:登山実習ビデオ配信 ② 実 験 場 所 N大学ならびに対象者個々の活動場所 ③ 被 験 者 対照群 :A群 N大学体育保健体育科専攻 生12名(男性7名,女性5名 年 齢Ave20.8) 実験群 :B群 N 大学サッカ一部所属学生 10名(男性8名,.女性2名 年 齢Ave19.9) C群 N大学雪上キャンプ経験者5名(男 性2名,女性3名年齢Ave20.6)D群 N 大学登山経験者6名 (男性3名‘女性3 名年齢Ave20.5)