第15回いわき南部地区在宅医療・介護多職種連携の集いおよび合同研修会
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(2) 開催概要. いわき南部地区在宅医療・介護多職種連携のつどい及び合同研修会. 日時:2017年11月30日(木). 開催会場:介護老人保健施設ガーデニア. 18:30~20:30. ガーデニアホール. 期待される効果・波及効果 ・研修により在宅医療従事者の資質向上が図れる。 ・「顔の見える連携」により、地域の在宅医療と介護の連携強化が図ること ができる。 ・地域包括ケアシステムの構築に向けて必要な情報が共有できる。 ・いわき市南部の中核病院として、地域への情報発信をすることができる。. 参加人数:136名. 内容:第1部. 講演. 呉羽総合病院. 緑川靖彦. 院長. 「“生きる”を考える、支える」 塩歯科医院. 塩. 秀明. 院長. 「口腔ケアについて」 第2部. パネルディスカッション. 「多職種で在宅を支えるための疑問点を解決しよう」.
(3) 感想 このたび勇美記念財団の「地元医師会、行政を交えた見える多職種連携研修会への助成」 を頂き「いわき南部地区在宅医療・介護多職種連携のつどい及び合同研修会」を開催さ せて頂きました。この会は、2010 年にスタートし、お陰様で 15 回目を迎えました。今 回は医師会・行政をはじめ 136 名の様々な職種の方に参加を頂き、地域包括ケアシステ ムの構築の一端を担うことができました。 内容は、第 1 部が講演会医師による「生きるを考える・支える」 、歯科医師による「口 腔ケアについて」第 2 部がパネルディスカッション「多職種で在宅を支えるための疑問 点を解決しよう」の 2 部構成で行いました。第 1 部では、 「医師や歯科医師より大変貴 重なお話を頂き勉強になりました」等の感想を頂くことができました。 第 2 部は事前に参加者へ「多職種で在宅を支えるための疑問点」を募り、その疑問点 に各専門職が答えるという形式のパネルディスカッションを実施しました。実際に在宅 をさせている各専門職が現場で困っていることを包括支援センター、居宅介護支援事業 所、医師、薬剤師等に回答して頂き、在宅支援を行う上で大変参考になったと思います。 また、在宅支援の質の向上と多職種連携の強化に繋がったのではないかと思います。 今後もこの会を継続できるように地域の皆様のご協力を賜りながら精進して参りま す。勇美記念財団のご助成に深く感謝し今回の感想とさせていただきます。 平成 29 年 12 月 1 日 呉羽総合病院. 地域連携支援室. 公益財団法人. 室長. 高木. 在宅医療助成. 孝子. 勇美記念財団の助成による.
(4) 第 15 回いわき南部地区在宅医療・介護多職種連携のつどい 及び合同研修会. 式次第. 日時:平成 29 年 11 月 30 日(木) 18:30~20:30 場所:介護老人保健施設ガーデニア ガーデニアホール. 1. 2. 開会挨拶 介護支援専門員連絡協議会. こうじま慈愛居宅. 4. 三千代. 講演会 テーマ「“生きる”を考える、支える」 呉羽総合病院 緑川 靖彦 院長 テーマ「口腔ケアについて」 塩歯科医院 塩 秀明. 3. 森. 先生. パネルディスカッション 「多職種で在宅を支えるための疑問点を解決しよう」 座長 植田薬局 藤田 雄一 先生. 閉会挨拶 いわき医師会勿来ブロック. ブロック長. 助川. 和夫. 先生. 様.
(5) 第15回いわき南部地区在宅 医療・介護多職種連携の集い および合同研修会 日時:2017年11月30日(木) 18:30~ 場所:介護老人保健施設ガーデニア イベントホール . 参加費無料 【第1部】. 講演 「”生きる”を考える、支える」 演者 呉羽総合病院 緑川 靖彦 院長. 「口腔ケアについて」 演者 塩歯科医院 塩 秀明 先生 【第2部】. パネルディスカッション 「多職種で在宅を支えるための疑問点を解決しよう」 ※事前に募集した質問に各専門職がお答えします。. 共催:いわき市医師会勿来ブロック いわき市介護支援専門員連絡協議会 勿来・田人地区地域包括支援センター いわき市歯科医師会勿来ブロック いわき市薬剤師会勿来ブロック 福島県理学療法士会いわき支部 福島県作業療法士会いわき支部 福島県医療ソーシャルワーカー浜方部 福島県栄養士会いわき支部 いわき市訪問看護ステーション連絡協議会勿来方部. 社団医療法人呉羽会 呉羽総合病院 お問合せ TEL0246-62-3178(直通) 担当:地域連携支援室 高木・小野. 助成:公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団.
(6) 第 15 回いわき南部地区在宅医療・介護多職種連携の集いおよび合同研修会 開催のお知らせ いわき市医師会勿来ブロック いわき市介護支援専門員連絡協議会 勿来・田人地域包括支援センター 謹啓 秋冷の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 さて、平成29年度 秋の「いわき南部地区在宅医療・介護多職種連携の集いおよび合同研修会」を下記の通り 開催する運びとなりました。 2025 年問題に直面して、この 10 年間で大きな医療変革に迫られております。まずは医師会は行政とともに地域 包括ケアシステムの推進に尽力しなければなりません。この際にキーポイントとなるのは多職種による連携です。 在宅医療のニーズの増加とともに、その内容も多岐にわたるようになり、円滑な運営には顔の見える連携が非常 に重要となります。医師、歯科医師、薬剤師、看護師、ケアマネジャー、包括支援センター職員が一同に会し、 講演を通して懇親を図ろうというものです。 ご多忙の折とは存じますが、万障お繰り合わせの上、御出席くださいますようご案内申し上げます。 謹白 日時. 平成29年11月30日(木) 18:30~20:30. 場所. ガーデニアイベントホール(呉羽総合病院敷地内). 参加費 無料. コンビニ. 介護老人保健施設. ヤマザキ. ガーデニア. 呉羽総合病院 駐 車 場. ↓. 内容 第1部 講演 「 “生きる”を考える、支える」 緑川靖彦 院長(呉羽総合病院) 「口腔ケアについて」 塩秀明 先生(塩歯科医院) 第2部 パネルディスカッション 「多職種で在宅を支えるための疑問点を解決しよう」. 助成:公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 出欠の有無はFAXにて11月15日(水)まで、 呉羽総合病院(FAX 62-2035)あてにお願い致します. ご 利 用 く だ さ い 。. ※ 病 院 駐 車 場 を.
(7) 返信用紙 第 15回. いわき南部地区在宅医療・介護多職種連携の集いおよび合同研修会. 日時:平成29年11月30日(木)18時30分~ 場所:介護老人保健施設ガーデニア ガーデニアホール 御. 出. 席. 御. 欠. 席. 事業所名 参加者. 氏名:. 参加者. 氏名:. *締切 11月15日(水) *会場準備の都合上、締切日以降のキャンセルは出来ません。 *ご出席される方は、当日名札をご持参ください。 *参加希望者が多数の場合は制限させて頂く場合がございますので、ご了承ください。. 返送先 地域連携支援室 FAX 62-2035 連絡先:地域連携支援室 電話:62―3178 担当:高木・小野 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------第 2 部の「多職種で在宅を支えるための疑問点を解決しよう」で、各専門職に対しての質問 を事前に受け付けます。下記□にチェックの上自由に質問事項を記入してください。 施設別または職種別宛へ □介護老人保健施設 □特別養護老人ホーム □地域包括支援センター □居宅介護支援事業所 □訪問看護ステーション □訪問介護事業所 □薬局 □病院 □その他( ) □医師 □薬剤師 □理学療法士 □作業療法士 □言語聴覚士 □ソーシャルワーカー □介護支援専門員 質問内容. □看護師. □栄養士. □その他(. 例:緊急時にショートステイで預かってくれる施設はありますか・・・. ).
(8) 第15回いわき市南部多職種連携の集い 2017.11.30. “生きる”. を考える、支える. 呉羽総合病院. 緑川 靖彦.
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(10) 生 き る.
(11) 『生きる』(いきる)は、1952年(昭 和27年)10月9日公開の日本映 画である。東宝製作・配給。監督 は黒澤明、主演は志村喬。モノク ロ、スタンダード、143分。東宝創 立20周年記念映画。 黒澤作品の中でも、そのヒューマ ニズムが頂点に達したと評価さ れる名作で、その題名通り「生き る」という普遍的なテーマを描くと ともに、お役所仕事に代表される 官僚主義を批判している。劇中 で志村演じる主人公が「ゴンドラ の唄」(吉井勇作詞、中山晋平作 曲)を口ずさみながらブランコをこ ぐシーンは、名シーンとしてよく知 られている。1950年代の黒澤作 品の中では唯一、三船敏郎が出 演していない作品でもある。第4 回ベルリン国際映画祭でベルリ ン市政府特別賞を受賞した。 第26回キネマ旬報ベスト・テン第 1位。昭和27年度芸術祭賞。.
(12) 黒澤明『生きる』からのメッセージ. 「死」は、単なる「生」の終焉なのか――。 「死」に直面した時、「死にたくない!」と叫び、得体の知れぬ恐怖に 震えるのが、ありのままの人間の姿ではなかろうか。 そんな人間を赤裸々に描き、「なぜ生きるか」を世に問うた映画がある。 巨匠・黒澤明の代表作、『生きる』がそれだ。 制作の意図を、黒澤監督は、こう語っている。 「この映画の主人公は死に直面して、はじめて過去の自分の 無意味な生き方に気がつく。いや、これまで自分がまるで生きて いなかったことに気がつくのである。 そして残された僅かな期間を、あわてて立派に生きようとする。 僕は、この人間の軽薄から生まれた悲劇をしみじみと描いて みたかったのである」 昭和27年の作品だが、今でもビデオレンタル店には大概並んでいる。 時代を超えて人々の心を打つ真の姿が、そこにあるからだろう。 この映画の発するメッセージに、あなたなら、どう答えるだろうか。.
(13) 人の人生は・・・ 徳川 家康の遺訓 人の人生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。 不自由を常と思えば不足なし。 こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。 堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。 勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。 おのれを責めて人をせむるな。 及ばざるは過ぎたるよりまされり。.
(14) 生 き る ということに対する 病院の使命 医療機関、施設の使命.
(15) これまでの、医療の、病院の第一義的なミッションは、 どんな患者に対しても「病気を治すこと」「命を救うこと」であった。 病院医師や看護師は、目の前の患者の救命のみを考え、その後 の生活を考えることはなかった、かもしれない。 医療者は、病院という枠の中で、このミッションの実行のみを使 命としてきたのである。 多くの医療者の関心は入院中の治療とその成績であり、退院後 にどこで、誰と、どんな生活をするのかは関心の外であった。 ましてや、患者の人生に関わるなど、自分たちの使命であるとは 思っていなかったのである。 超高齢社会となった今、病院は、医療者は、「生活」や、「人生」に 関わらざるを得ない。.
(16) 生きるを、生活を、デザインする・・・ 実際の臨床現場では、 働き盛りと言われる40歳の進行胃癌患者に対しては、 集学的に根治手術や化学療法、放射線療法などを積極的に活 用し、癌からの根治を目指す。 その後の、人生、生活をデザインしながら。 一方、90歳の進行胃癌患者の治療は、40歳と異なるかもしれ ない。 患者の体力を見ながらの治療となり、場合によっては、寄り添 い、満足できる余生を送るための生活様式をデザインしていく ことが求められてくるかもしれない。 超高齢者の患者さんの中にも,生きる目的と意欲を持ち,積極的な治療を受けて,1 日でも長く生きたい,と願う患者さんを欧米ではFighterと呼ぶそうです.一方,積極的 治療を望まない患者さんをFatalistと呼ぶそうです..
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(18) 「生きる」 = 「生命・生活・人生」 医療が社会と関わる必然性 社会と病院、生活と医療の関係は切っても切れない その人の生き方を考えて医学を実践する医療を行う 医療は医学の社会的適応である. 医療が “生きる”に関 必然的に、生き方そのものが社会につながる わる必然性.
(19) 人間は非常に社会性の強い生き物 人間の生き方と社会はそのままつながっている 疾病治療から健康を支える医療になり、健康を支え るということは生活を作るということにつながり、 生活を作るということは地域にそれを広げていくことで ある. そのような流れが、医療の中にあるべきだろうと思う 医療は、病院は 個人の生活全般から、地域創りまで支えるべきである.
(20) 病院(HOSPITAL). には. 「Health Organization」. 「SPIritual」 「Total care of Life」 が含まれているのではないか? 病院への期待が込められている。.
(21) 医療者は、人間の尊厳という言葉を常に使い続けてきた 人間の尊厳 = 「その人らしいこと」 「その人らしいこと」というのは、 自分自身、あるいはその人が何者であるかを見ていか なければいけない。 受容と、傾聴と、共感をしながら、その人は何者なのか を見つめて、本人もそれに気が付いて、自分でなければ できないこと、あるいは自分ができることを、 社会とのつながりでつくっていくこと、その人らしく生きる ことに寄り添える医療を考えながら、 それが地域社会につながっていけばいい.
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(23) 例えば リハビリテーション 「人間の復権」である、 単なる機能訓練ではない. もう一度自分らしい生活に戻れるということが人間の 復権であり、リハビリテーションの基本である。 単なる四肢の訓練ではなくて、それを通じて、その人 の生活そのものを考える。 生活は住むところにつながり、食につながる。 さらに楽しむことにつなげられたらいい。 医療だけで なく、生活を 楽しむという中には、学ぶことも入るだろうし、社会に 考えたい 参加する、働くことにもつながる・・・.
(24) かかりつけ医 生活全般までみてくれる、家庭医を目指したい もっと生活に寄り添うように、 医療の提供の仕方を変えていき. 単に専門的に医療 を行っているだけ ではないのか. プライマリケア体制の充実を図ることが重要 在宅医は、家庭医に近い存在?.
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(27) 在 宅 医 療 を 受 け る. 朝日新聞2017.10.28.
(28) これからの医療者の心構え.
(29) 日本の社会構造は急速に変わりつつある。 少子超高齢化、人口減少というこれまで世界で誰も経験し たことのない社会 それに伴って、社会保障ばかりではなく、産業や経済、財政、 社会インフラ、雇用などで多くの変革が必要である。 一方で、21世紀に入り、人々の価値観や死生観は大きく変 わろうとしている。 人々の多様なニーズに応じて、予防から、cure、care、さら には看取りに至る多様なサービス展開が求められるなかで、 いわゆる「多死社会」においては従来のQOL(Quality of Life)に加えて、QOD(Quality of Death) という視点も重要になってくる。.
(30) これまで、病院は、患者がドアをノックした時から病の治療に 関わり、癒えるとともに手を離した。 介護保険施設もまた、要介護者からのコンタクトがあった時 から関わるのみであった。 しかし、高齢者が増えるに従って、入院医療や入所介護の 需給バランスは崩れていく。 かつ、慢性的な疾患や要介護状態は癒えることはない。 人は病や要介護状態と共存したまま、生活の場で「生きる」 必要がある。 私たち医療者は、このことを心に留め置くべきである.
(31) 生活の場で、人は自らの「生きる」姿勢に責任をもつ のが原則である。 しかし、時に入院医療が必要な場合に病院に身を 委ねる。 危機を脱したら癒えない慢性疾患を持ったまま、生 活の場に戻らねばならない。 介護サービスも同様である。 それゆえ、病院は退院後の「生きる」にも、入院時か ら関わり、支援していく必要があるだろう。 「生きる」ための在宅サービスはもちろん、予防、健 康増進、健康管理サービスや生活関連サービスま でにも包括的に関与していかなければならない。.
(32) 医療機関は独自のMission-Vision-Strategyを構築し、 地域における自院の「ポジショ二ング」を明確にして いく必要がある。 あまり根拠もなく漠然と「急性期医療を提供している」 と言っても、実際の医療資源投入量から一目瞭然で ある。 病床の有効活用は週末の利用に依存する 週末の病床利用率を意図的に上げることの危険性 週末の救急患者の受け入れとWeekend effect 週末の病床利用率が下落することに関する正攻法 の対策は、救急をしっかり受け入れること 日曜入院の有効性.
(33) これからの病院 それぞれの地域において地域品質を高めるために何 ができるのかを考える姿勢が求められる その目的のために地域包括ケアを構成する他の組織 体と共同で地域をデザインしていく力が必須になる 病院関係者の「地域を診る目」が重要になる.
(34) わが国の社会構造の現実.
(35) わが国の社会構造を揺るがすターニングポイント 2025年:全ての団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる 2040年:65歳以上の高齢者人口がピークを迎える 2060年:65歳以上の高齢者人口が大きく減少し始める すでに減り続けている生産・年少人口とそれに伴う産業構造の変化 など、わが国は世界の誰もが経験したことのない社会に向かおうと している (図1).
(36) 65歳~. 総数.
(37) 時代の傾向 複数疾患を持ち有病率が高い高齢者、 認知症を持つ高齢者、 あるいは介護が必要な高齢者 の増加に対して、. それを経済的にも、労務的にも支える若年者は減少 していく 核家族化や独居高齢者の増加は、多死社会への対 応をより複雑にするものである.
(38) 社会構造をいかに変えていくのか 財政が枯渇する中で国民の安寧と社会サービスの効率性を いかに追及するのか 人的サービスを外国人労働者に求めるのか ICTやロボット、AIなど先端技術をいかに活用するのか 人の価値観をいかに変化させるのか そして医療・介護サービスの提供体制をいかに変革するのか. 多くの社会的課題を一気に解決する必要がある 仕組み、イノベーション、そして価値観の変革にかけねばなら ない時間は短く、一刻の猶予もない 性急な対応を余儀なくされている.
(39) そのような中でも現実は 高齢者増加のほとんどは人口が密集する大 都市圏であり、 地方においては極めて近いうちに高齢者増が 頭打ちになっていくと予想されている. 2025年までに増加する65歳以上高齢者の約 60%は大都市圏の居住者である (図2) 今後、地方では人口減少が大きな問題となっ ていく.
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(41) このような状況の中、 地域包括ケアシステムが生み出された.
(42) 地域包括ケア・・・ 国は平成37(2025)年を目途に地域包括ケア体制の構築を目指し ている。. 地域包括ケアとは「高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目 的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人 生の最期まで続けることができるような地域における包括的な支 援・サービス提供体制」を構築しようというものである。 具体的には、日常生活圏域(おおむね30分の移動圏域)で 医療・介護・予防・生活支援・住まいを保障することで、「時々入院 (入所)、ほぼ在宅」のケア体制を実現することを目的としている。.
(43) 地域包括ケアとは・・・ この時代の自助、互助、共助、公助を考えること 療養と生活の場は決して介護保険施設や病院ではない! 必要時(のみ)にこれらを使い、 それ以外の場は医療・介護に関するお世話(=ヘルスケア)を受 けながら生活圏域という地域で暮らしを支えるのである。 この考え方の根底にあるのは、財源が乏しくなった保険制度な どの共助と、税でまかなわれる公助の見直しであり、これらで賄 いきれない部分や生活支援・介護予防サービスに対して日常生 活圏域を中心とした互助を活用しようとするものである。. 互助・・・高齢住民が高齢住民を支える?.
(44) 低経済成長と社会の少子高齢化の進行という制約を考えると、 公的財源のみで地域包括ケア体制を実現することは困難 国は、自助・互助・共助・公助の適切な組み合わせで実現を目 指す方針を打ち出している 少子高齢化や地域経済の衰退に直面した地域では、 医療機関が中心となって新たな「まちづくり」に取り組む例が 増えつつある 「病院を中心に地域包括ケアをデザインする」という視点を 持つことが社会保障政策、住宅政策、産業政策など種々の領 域で重要になってきている.
(45) われわれ医療者・介護者がすべてできるわけではない 「生きる」のはひとである。 自分が選んだわけではない「病」に、「老い」に向き合い、 人生をどのように設計するか 自己選択、自己実現、自己責任を考えることは成熟し た人の特権である しかし、人は悩むものでもある. 私たちができるのは、 より充実した、より納得のいく、より安寧な生き方を、私 たち、医療者、介護者が提案すること、それを支援する ことである.
(46) 人口減と高齢化の中で、われわれ医療サービス事業者も 介護保険サービス事業者も患者・利用者を「支援する」「寄 り添う」から、もう一歩前に出て、能動的に「生きるデザイ ン」する必要があるのではないか. QOL(Quality of Life) ここでの「Life(生きる)」は広義のものと捉え、 医療の本質である「生命」「生存」の維持、確保ばかりでは ない。 人々の「生活」、「人生」をも包含するものであると考えたい。 「生きるをデザインする」は、これらの「Life」の質の向上に 積極的に関わり、提案していくことと考えたい.
(47) 別の視点からは、. 「医療機関を巻き込んだまちづくり」の視点が不 可欠であるとも言われている なぜなら、医療のない所に人は住めないから. 超高齢社会において住民が重視するのは、 生活することの安心感である.
(48) これを現す、端的な研究がある 福岡県で180日超入院・入所している独居高齢者で、退院・退所 できるレベルにありながら退院・退所しない者の理由について調 査した結果 安心感がない、生きがいがない、経済的支援がない、といった 生活支援面での項目が有意なものとして検出された リハビリテーションや慢性疾患の管理といった医療面に加えて、 食事や入浴などの生活面のサービスも提供される医療施設・介 護施設は、独居高齢者にとって「安心が保障」された場である 彼らがそこにとどまり続けることは合理的な選択である 患者が医療機関に求めているのは単に病気の治療だけではなく、 そこにそれが存在することによる「安心」の保障なのである.
(49) 急性期に対応できる病院機能を中核として、 回復期、慢性期の入院・外来・在宅そして介護と、 生活支援までを一体的に提供できる組織があるこ とが、 特に高齢化が進む地方都市では地域住民の安心 を保障するためには不可欠である.
(50) 今後めざすべきは、 省エネ型の老い方・死に方.
(51) どんどん 減っていく. 約1.36培. 1135. 1230. 511. 1014. どんどん 減っていく.
(52) 計算上 2035年の後期高齢者を支える社会の負担は1.45培 一人当たりの医療介護資源消費量が2/3になれば 1.45 x 2 ÷ 3 ≒ 1 で 現在の高齢者に対するインフラでなんとか対応でき ることになる 少子超高齢化への対応の鍵は、. 省エネ型の老い方・死に方.
(53) 高齢者が何らかの支援を受けるようになっ てから亡くなるまでの期間の 一人当たりの医療・介護の資源消費量を 2/3以下で抑えることができるような環境・ 技術・死生観の国民への提供を社会全体と して目指すべき.
(54) オムツ交換が必要になると、 介護負担が劇的に増える. 高齢者もオムツの中で排泄することに抵抗を感 じる人が少なくない 人生の終盤で使用する医療・介護資源量を2/3 程度に減らす第1の鍵は、排泄支援・対処方針 の変更を社会全体で行えるかどうかである.
(55) このケース が多かった. これからの ありよう.
(56) 人生の満足度を担保しつつ老い方と死に方が 省エネ型に変わる第2の鍵 人生の最終段階の「食事・栄養補給」のあり方 人生の終末期の死に様を決める2つの分岐点 と3つの亡くなり方.
(57) 分岐点1. 食べなくなる. 先進国で の主流. 分岐点2. 嚥下障害出現. 日本でも増 えてきた.
(58) 1990年頃のフランスでは、意識障害や認知症の高齢 者が経口摂取困難になった時に、積極的に胃瘻が造 設されていた 1990年代半ばから、胃瘻などの積極的な延命治療を 選択しない人が急増し、 2005年頃にはほとんど行われなくなった. フランスでは最近、胃瘻や経管栄養は、高齢者に対 する虐待、食事介助は拷問に近い行為とみなされて いる わが国でも2011年に突然胃瘻が急減した.
(59) 明治・大正生まれの高齢者は、終戦時の年齢が20歳よりも上であり、 同世代の友人や親族の多くが戦死している ・・・戦争で生き残った自分たちは何が何でも生き延びる義務がある 昭和12(1937)年生まれの高齢者は、終戦時8歳、戦前教育を2年 ほどしか受けておらず、戦前教育の価値が叩き込まれていない ・・・オムツ替えや食事介助を受けてまで生き続けるのは、まっぴら ごめん 昭和24(1949)年生まれの人は、団塊の世代であり、ビートルズの 世代である。人生の質、死に方の質にこだわる ・・・食べられなくなったら諦める 日本でも「食べられなくなった時点で寿命と諦める」ケースが 今後増える.
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(61) 省エネ型死に方を望む場合. 個人がなすべきこと *食べられなくなったら、枯れるように亡くなる *食事介助はやってもらうが、経管栄養や胃瘻は 拒否する *延命治療を受けてもできる限り生きようとする のいずれかで亡くなりたいか自ら選び、腹をくくる 家族も、本人の意思を尊重する.
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(63) これから80歳を超えていく世代の価値観を考えると、 「早期のリハビリやハイテク機器の導入や効果的なト イレ誘導を含めた死ぬ直前までトイレに行き続け、食 べる元気がなくなったら自らの意思で寿命として穏や かな死を選択し、家族も病院を含めた地域の施設が、 その方の望むような死に方を実現するよう協力する」 という老い方・死に方が、2025年のシニアライフの主 流になっていくのではないだろうか。 このような老い方を実践する人に対しては、オムツ交 換も食事介助も必要なくなる。 実現に向けて社会としても支援していくべきであろう。.
(64) 超高齢社会 WHOや国際連合の定義では「65歳以上の高齢者の占める割合が 全人口の21%を超えた社会」. 2015(平成27)年 日本 高齢者人口は3384万人 総人口に占める割合は26.7% 2016(平成28)年 27.3% 2050年には、高齢者人口が40%近くに・・・ 日本の平成28年の平均寿命 女性: 86.83歳・・・・・世界2位 男性: 80.50歳・・・・・世界2位. いわき市の高齢化率(H29.9) 28.98% 勿来地区 30.5% 田人地区 44.81%. 平成27年の健康寿命 (認知症や寝たきりなど、介護を必要とせずに自立して生きていられる期間) 日本: 女性: 75.56 歳 男性: 71.11 歳 世界1位である。 しかし・・・.
(65) この差をなるべく短くすることが日本の課題である.
(66) ブルーゾーン とは 世界的に見て健康寿命が長く、元気に働いている高齢者が多い 地域を指す ギリシャのイカリア島 イタリアのサルディニア島. などが有名. 全ての地域に共通していたのは、住民が生活上の必要もあって 毎日適度に体を動かし、また質素な食事をとっていたこと、それ ぞれが役割を持っており人間関係が良好でストレスが少ないこと 医療は、予想に反して満足な病院さえなかった地域がほとんど だった 人間の身体に備わった高い自己修復機能を考えれば、当然か.
(67) 途上国の多くが、豪華な病院やハイテクの医療器械 を追い求めているが、それらは必ずしも国民の幸せ に直結しない 少ない財源で人々を健康で幸せにしたいなら、 むしろ衛生環境を整え、 人々に教育や職、 生きる喜びを与え、 そして皆が仲良く暮らすことを考えた方が、 健康寿命延伸には、はるかに効果的かもしれない.
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(69) さいごに 日本の高齢化は今後ますます進み、2030年には東京では全世 帯の40%以上が高齢者の独居世帯となる 社会保障費が切り詰められていく一方、ますます複雑化する社 会の中で高齢者は一人で生きていけるのだろうか 体調を崩した時、一人で病院を受診できるのだろうか、自宅で一 人暮らしの高齢者が意識を失ったとき、私たちは今の制度のまま で適切な医療を提供できるのだろうか 既往歴や現病歴を誰から聞くのか、検査や手術の承諾は誰から もらうのか、支払いは誰から受けるのか、そして不幸にしてその 患者さんが亡くなった時、誰にご遺体を引き取ってもらうのか、 本当に恐ろしいのは高齢化ではなくて、日本の社会が一人では 生きていけない仕組みになっていることなのである.
(70) ご清聴ありがとうございました.
(71) はじめよう口腔ケア.
(72) 1.口腔ケアとは.
(73) 2.口腔ケアの目的 • 口腔ケアには、次のような目的があります。 1.むし歯、歯周病の予防 2.口臭の予防 3.味覚の改善 4.唾液分泌の促進 5.誤嚥性肺炎の予防 6.会話などのコミュニケーションの改善 7.生活のリズムを整える 8.口腔機能の維持・回復につながる.
(74) 3.口腔ケアはセルフケアとプロフェッ ショナルケアが基本です • 自分自身で行う毎日のケア(セルフケア) • 歯科医師・歯科衛生士による口腔清掃につ いてのアドバイス、専門的歯面清掃および口 腔機能に対するリハビリテーション(プロフェッ ショナルケア).
(75) • ■セルフケア • 適切な歯ブラシや歯間清掃用具を選択し、すみ ずみまできれいに清掃する • むし歯を引き起こす甘味食品の量を制限し、栄 養バランスのとれた食事をよく噛んで食べる • 全身のリラクゼーションを心がけ、顔面、口腔を よく動かし、摂食・嚥下のための良好な口腔機 能を保つ • フッ化物入り歯みがき剤を使用し、むし歯予防 に役立たせる • 定期的に歯科健診を受ける.
(76) • ■プロフェッショナルケア(専門的口腔ケア) • むし歯、歯周病の状況を診て、全身状態、口腔 内の状況に合った適切な口腔清掃のアドバイス • 日常的には清掃できない部位の専門的歯面清 掃 • 口腔機能の維持、回復を図る機能的口腔ケア • 食介護への支援. • フッ化物洗口など、予防に関係する薬剤の紹介 と正しい使い方の指導.
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(78) 口腔清掃(器質的口腔ケア) ■歯ブラシによる歯垢(プラーク)コントロール.
(79) ■歯間ブラシ. 歯と歯の間で、少し すき間のあるところ などに通します。歯 と歯の間にブラシ 部分を直角に入れ、 歯ぐきを傷つけな いように2~3回前 後させます。すき間 に合った歯間ブラ シを選びましょう。. ■デンタルフロス. 歯ブラシが通らない歯 と歯の間に付着してい る歯垢をかき出します。 歯と歯の間をゆっくりと 前後させます。. ■電動歯ブラシ. 歯の間に隠れている歯 垢や強固に付着してい る歯垢を除去するのに 効果的です。.
(80) ■舌の清掃. 舌のケアは、口臭予防に効果的 です。 舌の清掃は、忘れられがちです が、細菌の繁殖を抑制するのに 有効なケアです。. ■洗口剤による口腔清掃. 洗口剤は、抗菌剤を含むものを用いるとブラッ シングがうまくできないときやブラッシング後 の口腔内の細菌の繁殖を抑制する効果があ ります。 また、口臭予防にも効果が認められます。.
(81) 口腔機能回復(機能的口腔ケア). ■口腔機能の保持・回復のための体操.
(82) ■顔面体操 口のまわりの筋肉を運動させたり刺激を加え、機能 低下を抑え、食べこぼしなどを防止します。.
(83) ■舌のストレッチ. • 舌の動きがスムーズになると、食べ物を咀嚼し たり飲み込んだりする動きはもちろん、発音や唾 液の分泌も促進されます。.
(84) ■唾液腺マッサージ. • 加齢により分泌能力が低下したり、内服薬など の影響で口が渇きやすくなります。マッサージを して、唾液の分泌をうながしましょう。.
(85) 口腔ケアで誤嚥性肺炎の予防.
(86) 1.低栄養と気道感染予防には 口腔ケアが大切 • 口腔機能を高める口腔ケアにより栄養状態 の指標のひとつである血清アルブミン値の改 善が期待できることが、平成15年度の厚生労 働科学研究でも明らかにされています。 • 口腔ケアは気道感染予防の中心に位置づけ られています。.
(87) 2.誤嚥性肺炎とは ■誤嚥性肺炎のメカニズム.
(88) ■口腔ケアで老人の肺炎予防. 実際に口腔ケアを実施した人たちと口 腔ケアを実施しなかった 人たちを比べると、 肺炎の発生率はおよそ40%減少させる効 果がありました。.
(89) 口腔と全身疾患. • • • • • •. 肺炎(誤嚥性肺炎) 早期低体重児出産 死産 糖尿病 動脈硬化 感染性心内膜炎 etc..
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(92) 第15回 いわき南部地区 在宅医療・介護多職種連携の集い および合同研修会. 第2部 「他職種で在宅を支えるための. 疑問点を解決しよう」.
(93) 質問事項① •感染症を発症されている方でショート スティを希望したり、緊急時に預かって 頂ける施設はありますか。 回答:特別養護老人ホーム.
(94) 質問事項② •デイケアと短期リハビリテーション、 リハビリ特化型デイサービスは どのような 基準で振り分けていますか。 どちらの希望者が多いですか。 回答:居宅介護支援事業.
(95) 質問事項③ •在宅などでの薬の残薬が多くあれば、 医師、薬剤師にどのような連携を 取っていますか。 回答:居宅介護支援事業所.
(96) 質問事項④ •月末と月初めに新規のケースが 持てないという場合がありますが、 それはなぜでしょうか。. 回答:居宅介護支援事業所.
(97) 質問事項⑤ •デイサービスで入浴をうけたいのですが、 6時間位の長時間は苦手なので、 2時間位の短時間で入浴サービスを してくれている事業所はありますか。 回答:居宅介護サービス事業所.
(98) 質問事項⑥ •服薬指導はどこの地域まで行ってくれますか。 回答:薬局.
(99) 質問事項⑦ •認知症の方の薬剤管理はどうしたら いいですか。 回答:医師.
(100) 質問事項⑧ •認知症の方で口を開かず、なかなか 口腔ケアができないのですが、 どうすればよいですか。 回答:歯科医師.
(101) 質問事項⑨ •独居高齢者の金銭管理はどうすればよい ですか。制度などがあれば教えてください。. •介護、医療に抵抗があり、支援が難しい方 の相談はどうすればよいですか。. 回答:地域包括支援センター.
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Q7
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