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医研修制度が始まる前から内科系を中心にできるだけ多くの科をローテーションすることを勧めてきました 今後もそのスタンスを維持していきますので 腎臓内科もやりたいけど 他の科とも迷っている 将来は一般内科をやりたい などの希望を持っている人にも適しています 5. 考える腎臓内科医を育てます 腎臓内科は手

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Academic year: 2021

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当科の後期研修の特徴

1. 腎炎・ネフローゼについて学べます。 腎生検数は京都府内でも有数です。また早ければ検査当日に蛍光抗体、翌日に 光顕所見が得られるため、迅速に診断して治療につなげることができます。また 院内カンファレンス、京都大学・北野病院との合同カンファレンスなどで所見を詳 細に検討しており、「病理所見を読めるようになりたい」と思っている人に適してい ます。 2. CKD について学べます。 当院糖尿病センターは長い歴史を持っており、患者数も多いです。そのため糖尿 病性腎症の患者さんも多く、症例も豊富です。保存期腎不全の時期は血圧、貧 血、電解質の管理など専門的な知識が求められます。多くの症例を経験すること により、知識がつけられます。 3. 急性・慢性血液浄化について学べます。 保存期腎不全の透析導入の件数は、京都府内でもトップクラスです。また当院は 急性期病院のため、透析患者が当院にて検査や手術をうける場合、入院中の維 持透析の管理は腎臓内科で行っています。急性血液浄化も腎臓内科で行ってお り、血漿交換など透析以外の血液浄化療法も積極的に行っています。また腎臓 内科入院中の患者が重症化して ICU 管理が必要になった場合でも引き続き腎臓 内科で担当しており、重症患者管理を経験できます。また 2015 年からは透析サ ポートチーム (DST)を立ち上げました。これは当初他科の急性血液浄化療法を サポートすることが目的でしたが、現在では ICU 及び HCU 入室全患者のカルテ ラウンド・抽出患者の回診を通じて AKI や電解質異常などへの早期介入を行って います。腹膜透析は常時 30 名程度の患者数があり、外来及び入院管理を学べま す。通院血液透析は行っていませんが、希望により近隣の施設で研修することも できます。 4. 希望を最大限取り入れます。 研修期間は 3 年間です。腎臓内科医は幅広い知識が必要ですので、新しい専門

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医研修制度が始まる前から内科系を中心にできるだけ多くの科をローテーション することを勧めてきました。今後もそのスタンスを維持していきますので、「腎臓内 科もやりたいけど、他の科とも迷っている」「将来は一般内科をやりたい」などの希 望を持っている人にも適しています。 5. 考える腎臓内科医を育てます。 腎臓内科は手術や手技で病気を治す診療科ではありません。その代わり考えるこ とが重要です。「なぜそうなったのか」「なぜそうするのか」をじっくり考え、根拠を 持って診断や治療に臨むよう指導しています。毎週の症例カンファレンスはもちろ んですが、研修医が受け持った症例を元にクリニカルカンファレンス形式で行う後 期研修医勉強会などを通して、知識の定着を図っています。また後期研修医自 身も初期研修医を教えることにより、さらに考えることを学んでいます。その結果か、 年度末に初期研修医対象に行われる「お世話になった診療科アンケート」では上 位の常連です。 研修卒業生の感想 2006 年卒 K 君 私は2年間京大病院で初期研修を行った後、医師3年目で後期研修医として京都医 療センターで研修させていただくこととなりました。腎臓内科では急性腎不全や慢性 腎不全症例、腎生検症例など腎臓内科医として必須の症例を幅広く経験することがで きました。また、いろいろな経験を積みたかったため、総合内科や救急科もローテート させていただき、それも大変いい経験になりました。指導医の先生方も丁寧に指導し てくださり、とても充実した研修生活を過ごせました。 2006年卒 Oさん 私は3年間、腎臓内科で後期研修をしました。腎臓内科の先生方はみな、とても熱心 にかつ丁寧に指導してくれました。カンファレンスや勉強会もたくさんあって耳学問も 充実していましたし、論文抄読会での担当や学会・研究会等での発表をさせていただ くことで、能動的に知識を得ることもできました。また、希望すれば他科を研修すること も可能で、私も救命科、総合内科、糖尿病内科、内分泌内科をまわることができまし た。急性期を積極的に診ることも慢性期をじっくり診療することも可能で、充実した後 期研修を送ることができました。

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2007年卒 K君 京都医療センター腎臓内科の後期研修では腎疾患を中心に、心不全、感染症などを 含め、腎機能障害に伴う疾患を広く経験できました。やはり急性腎不全、呼吸不全な ど重症患者さんの印象が強いですが、糖尿病などの慢性腎不全患者さんと長く付き 合えたのも良い経験でした。急性腎不全、慢性腎疾患共にバランスよく勉強できたと 思います。 京都医療センター腎臓内科には得意分野に一家言持つ指導医が揃っています。そ れら指導者の下で、診療上の疑問について思考を深め学会報告、論文発表すること が出来ました。指導医の熱意がなければ不可能であり、とても感謝しております。診 療、教育、学会活動いずれの点でも満足いく後期研修が出来ました。診療、学会活動 など腎疾患を幅広く学びたい方は一度お問い合わせ頂ければ、その魅力が伝わるは ずです。 2009年卒 Mさん 3 年目から 5 年目まで後期研修をさせて頂きました。3 年間で急性腎不全患者さんの 集中治療から慢性腎不全患者さんの管理、透析患者さんの管理と幅広い経験をでき たと思います。研修の特徴としては、腎疾患だけでなく合併している他の内科的疾患 の勉強もできること、腎臓内科だけではなく他科もローテートできるため内科全般の勉 強ができること、カンファレンスでも相談しやすい雰囲気で指導医が教育的であること、 病院によっては腎臓内科医が ICU 管理をすることは少ないかもしれませんが自科管 理で診療することなどです。研究会や学会などで発表する機会もありますし、論文報 告の機会もありました。また、維持透析はしていませんが、他科で入院してくる透析患 者さんを担当することでそれぞれの病態や患者さんに合わせた管理も勉強できました。 急性期、慢性期(腎教育~透析導入まで)、腎生検など多岐にわたってバランスのよい 研修でした。3 年間では吸収しきれないぐらい様々な経験をさせて頂いたと思います。 2011 年卒 K さん 京都医療センターで 2 年間の初期研修中に腎臓内科の先生方に魅了され、腎臓内 科へ進みました。研修の特徴はすでに他の先生方が述べておられるので、女性目線 で特徴を記載します。腎臓内科を志望する女性の方で、出産や育児を考えておられ る方も多いと思います。育児との両立がネックで復帰を躊躇される方があるかもしれま

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せんが、当科では働きながら子育てできる環境が整っています。私は 5 年目に育休か ら復帰しましたが、腎臓内科スタッフやコメディカルの方々のおかげで、復帰後も充実 した研修が続けられました。時間的制約はありましたが、病棟管理・外来・発表と質の 高い様々な経験をさせて頂きました。また院内保育や病児保育にも恵まれていますの で、子育てしつつ腎臓内科のキャリアを積みたい方は是非検討してみてください。 2012 年卒 T 君 研修医からそのまま京都医療センター腎臓内科に残りました。3 年間で全般的な腎疾 患の診断治療が学べました。腎臓病患者は全身状態不良であったり、高齢であったり することが多いため、病態的にあるいは社会的に困難な患者さんを診る機会も多いで す。そのような患者さん一人一人と向き合う経験が内科医としての数値化できない経 験となりました。指導医の先生や病棟、透析室スタッフの方々も非常に親しみやすく、 仕事がしやすい環境です。院内勉強会や学会発表を行う機会も多く、多方面からレジ デントの成長を応援してくれる職場だと思います。 2013 年卒 K さん 私は後期研修 3 年間を京都医療センターの腎臓内科でお世話になりました。 CKD 教育入院や腎生検・腎病理についてじっくり勉強できるのはもちろんです が、ICU 患者さんを腎臓内科主科で管理することもあり、急性期の管理や急性 腎不全についても積極的に勉強できることが特色だと思います。腎臓内科の先 生方は本当に教育熱心で研修医思いの先生ばかりで、他科の若手医師から羨ま しいという声が聞こえてくることもありました。新しい病院で腎臓内科の専門 に進んで右も左も分からない状況から何とか 3 年間やってこられたのは、いつ も丁寧に指導していただいた上司・先輩方のおかげです。学会発表やcase report の執筆も御指導いただいて、本当に充実した3 年間でした。 また私は後期研修 3 年目の最後 2 か月間に産休をいただいたのですが、妊娠中 から上司をはじめ同期・後輩からも温かい心遣いをいただき、産休に入るまで働 き続けることができました。腎臓内科の医師だけではなく、病棟・透析室のスタ ッフも含めてこのような温かい雰囲気の職場で充実した後期研修生活を送れて 感謝しています。後期研修先を考えておられる先生方に、自信を持ってお勧めで きます。まずはぜひ見学にいらして下さい。

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2013 年卒 S 君 当院で初期研修を修了し、そのまま腎臓内科を専攻しました。後期研修医の教育にか なり力をいれてくださっており、常に勉強させてもらえる環境にあります。バランス良く 症例をあててもらえましたし、何かわからないことがあれば科長を含めた上級医に気軽 に相談できるというのが、他の病院にはあまりない点かと思います。また、やりたいこと を尊重し伸ばしてくれます。私個人としては、シャント手術や PTA をやりたいと思って おりましたが、後期研修中に半年間も国内留学をさせて頂きました。このような恵まれ た環境で研修を行える施設は数少ないと思います。

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