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第 1 問 Aさん (53 歳 ) は, 妻 Bさんとの2 人家族である 大学卒業後, 建設会社に勤務していた Aさんは,43 歳のときに建築設計事務所を設立して個人事業主となり, 今日に至っている 事務所設立当初は収入も少なく, 公的年金のことを考えるゆとりがなかったAさんには, 国民年金の保険料

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(1)

1

-ファイナンシャル・プランニング

技能検定

2 級

実技試験

<生保顧客

資産相談業務

解答・解説集

解答・解説集

解答・解説集

解答・解説集

---★ ご注意 ★--- 1. 本冊子は2級FP技能士試験の解答・解説集です。 2. 問題文は(一社)金融財政事情研究会が公式HP上で公開している試験問題より引用して おります。 出典:(一社)金融財政事情研究会 http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/list/fp/test 3. WEB 上での公開時の文字化けを回避するため、丸囲みの数字は(1)~(3)や○×という ように表記を変更している場合があります。 4. 解答・解説文は正確を期すよう努力しておりますが、分かりやすさ・読みやすさを重 視していることから、記載を省略したり、平易な用語に読み替えている場合がありま す。 5. 5. 5. 5. 本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ い。 い。 い。 い。 6. 6. 6. 6. 本冊子に記載され本冊子に記載され本冊子に記載され本冊子に記載されている情報による損害については一切責任を負いません。ている情報による損害については一切責任を負いません。ている情報による損害については一切責任を負いません。ている情報による損害については一切責任を負いません。 7. 解説文に間違いを発見された場合や、ご意見・ご感想などは、下記URLよりご連絡頂 けますと、大変ありがたいです。 連絡先:http://fp2test.ninpou.jp/contact.html

(2)

《第1問》 Aさん(53歳)は,妻Bさんとの2人家族である。大学卒業後,建設会社に勤務していた Aさんは,43歳のときに建築設計事務所を設立して個人事業主となり,今日に至っている。 事務所設立当初は収入も少なく,公的年金のことを考えるゆとりがなかったAさんには, 国民年金の保険料を納付していない時期があり,気がかりとなっている。また,自分は公 的年金をいつからどれくらい受け取ることができるのかなど,不安が多い。そこで,懇意 にしているファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。 Aさんおよび妻Bさんに関する資料は,以下のとおりである。 <Aさんおよび妻Bさんに関する資料> (1)Aさん(個人事業主) 生年月日 : 昭和35年2月24日 公的年金加入歴 : 下記のとおり(見込みを含む) ※平成15年3月以前の平均標準報酬月額は220,000円 ※平成15年4月以後の平均標準報酬額は290,000円 (2)妻Bさん 生年月日 : 昭和38年5月3日(50歳) 公的年金加入歴 : 被用者年金制度への加入期間はなく,20 歳から現在まで国民年金に加 入している。 ※妻Bさんは,現在および将来においてもAさんと同居し,生計維持関係にある。 ※Aさんおよび妻Bさんは,現在および将来においても公的年金制度における障害等級に 該当する障害の状態にないものとする。 ※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。

(3)

3 -Mさんは,Aさんに対して,国民年金保険料の納期限等について説明した。Mさんが説明 した以下の文章の空欄(1)~(3)に入る最も適切な語句または数値を,下記の〈語句群〉のイ ~リのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。 「国民年金の毎月の保険料は,原則として((( ( 1111 ))))が納期限となっていますが,仮に納期 限までに納付しなかった保険料は,納期限から(((( 2222 ))年を経過すると,時効によって納)) 付することができなくなります。ただし,平成24年10月1日から平成27年9月30日までの 3年間に限り,厚生労働大臣の承認を受けることで,時効により納付できなかった期間に 係る保険料を納付することができます。納付することができる保険料は,厚生労働大臣の 承認の日の属する月前(((( 3333 ))年以内の期間のものに限ります」)) 〈語句群〉 イ.当月末日 ロ.翌月15日 ハ.翌月末日 ニ.2 ホ.3 へ.5 ト.10 チ.15 リ.20

(4)

《問1》<解答・解説> 国民年金保険料の納期限・後納に関する問題です。 国民年金の毎月の保険 国民年金の毎月の保険 国民年金の毎月の保険 国民年金の毎月の保険料は、翌月末日が納期限料は、翌月末日が納期限料は、翌月末日が納期限料は、翌月末日が納期限です(平成26年度は月額15,250 円)が、 未納分の年金保険料は、 未納分の年金保険料は、 未納分の年金保険料は、 未納分の年金保険料は、2222年を超えると時効年を超えると時効で納められなくなります。年を超えると時効年を超えると時効 ただし、平成24年10月1日から平成平成平成平成27272727年年年年9999月月月月30303030日までの間に限り、過去日までの間に限り、過去日までの間に限り、過去日までの間に限り、過去10101010年以内の年以内の年以内の年以内の 未納期間の保険料を後納可能 未納期間の保険料を後納可能 未納期間の保険料を後納可能 未納期間の保険料を後納可能です(後納保険料の納付後納保険料の納付後納保険料の納付)後納保険料の納付 。 以上により正解は、(1) ハ.翌月末日、 (2) ニ.2、 (3) ト.10

(5)

5 -Aさんが,原則として65歳から受給することができる老齢厚生年金の年金額を,解答用紙 の手順に従い,計算過程を示して求めなさい。年金額は平成25年10月時点の価額(物価ス ライド特例措置による金額)に基づくものとし,計算にあたっては《設例》および下記の <資料>を利用すること。また,端数処理は,以下のとおりとすること。 ・〔計算過程〕は,解答用紙の指示に従うこと。 ・〈答〉の年金額は,50円未満を切捨て,50円以上100円未満を100円に切上げ。 <資料> 老齢厚生年金の年金額 下記,老齢厚生年金の計算式の 1)+2)+3) 老齢厚生年金の計算式 1)報酬比例部分の額=(Ⅰ+Ⅱ)×1.031×物価スライド率(0.968) Ⅰ.平成15年3月以前の期間分 平均標準報酬月額×(7.5/1,000)×平成15年3月以前の被保険者期間の月数 Ⅱ.平成15年4月以後の期間分 平均標準報酬額 ×(5.769/1,000)×平成15年4月以後の被保険者期間の月数 2)経過的加算額=1,676円×被保険者期間の月数×物価スライド率(0.968)-778,500円 ×(256月/480月) 3)加給年金額=389,200円(要件を満たしている場合のみ加算すること)

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《問2》<解答・解説> 老齢厚生年金の支給額に関する問題です。 老齢厚生年金額は、まず、報酬比例部分の年金額を求めます。 報酬比例部分= 報酬比例部分= 報酬比例部分= 報酬比例部分=((((平均標準報酬月額×乗率×平成平均標準報酬月額×乗率×平成平均標準報酬月額×乗率×平成平均標準報酬月額×乗率×平成 15151515 年3月までの被保険者期間の月数+平年3月までの被保険者期間の月数+平年3月までの被保険者期間の月数+平年3月までの被保険者期間の月数+平 均標準報酬額×乗率×平成 均標準報酬額×乗率×平成 均標準報酬額×乗率×平成 均標準報酬額×乗率×平成15151515年4月以後の被保険者期間の月数年4月以後の被保険者期間の月数年4月以後の被保険者期間の月数年4月以後の被保険者期間の月数))))××××1.0311.0311.0311.031××××0.9680.968 0.9680.968 問題にあるように、Aさんの平成15年3月までの平均標準報酬月額22万円・被保険者月 数252月で、平成15年4月以降の平均標準報酬額29万円・被保険者月数4月です。 =(220,000円×7.5/1000×252月+290,000円×5.769/1000×4月)×1.031×0.968 =(422,492円)×1.031×0.968 (円未満四捨五入) =421650.39≒421,650円(円未満四捨五入) 次に経過的加算額は、定額部分の年金額と老齢基礎年金の差額経過的加算額は、定額部分の年金額と老齢基礎年金の差額経過的加算額は、定額部分の年金額と老齢基礎年金の差額で、以下の計算式となりま経過的加算額は、定額部分の年金額と老齢基礎年金の差額 す。 経過的加算額=定額部分-老齢基礎年金の厚生年金加入期間相当額 経過的加算額=定額部分-老齢基礎年金の厚生年金加入期間相当額 経過的加算額=定額部分-老齢基礎年金の厚生年金加入期間相当額 経過的加算額=定額部分-老齢基礎年金の厚生年金加入期間相当額 ※定額部分=1,676円×被保険者月数×0.968 ※老齢基礎年金の厚生年金加入期間相当額 =満額の基礎年金×(20歳以上60歳未満の被保険者月数(注))/(加入可能年数×12) (注) 昭和36年4月以後の厚生年金 ここで、Aさんの「20歳以上60歳未満の被保険者月数」は、会社員だった252月+4月= 256月です。 さらに、Aさんの加入可能年数は、20歳以上60歳未満の40年ですので、40年×12月= 480月 です。 よって、定額部分=1,676円×256月×0.968=415326.208 老齢基礎年金の厚生年金加入期間相当額=778,500円×256月/(40年×12) =415,200円 従って、経過的加算額=415326.208円-415,200円=126.208≒126円(円未満四捨五入) よって、老齢厚生年金の基本年金老齢厚生年金の基本年金老齢厚生年金の基本年金老齢厚生年金の基本年金額=報酬比例部分+経過的加算額=報酬比例部分+経過的加算額=報酬比例部分+経過的加算額=報酬比例部分+経過的加算 =421,650円+126円 =421,776円≒421,800 円(50円未満切捨て、50円以上100円未満切上げ) 20 20 20 20 65656565

(7)

7 -す。 ※加給年金額を加算す加給年金額を加算する前に、基本年金額を算出し、加給年金額を加算す加給年金額を加算する前に、基本年金額を算出し、る前に、基本年金額を算出し、る前に、基本年金額を算出し、50505050円未満切捨て、円未満切捨て、円未満切捨て、円未満切捨て、50505050円以上円以上円以上円以上100100100100 円円円円 未満切上げ 未満切上げ 未満切上げ 未満切上げをするのがポイントです。 加給年金はオマケ的な存在なので、まずは報酬比例部分と経過的加算額を合計して基本年 金額を出して切上げ・切捨てをするわけです。 こうしないと、奥さんを扶養しているというだけで、同じ掛け金を払った人よりも年金額 が切り上げられたりしてしまうため、ちょっと不公平になってしまうのです。

(8)

《問3》 Mさんの,Aさんに対するアドバイスに関する次の記述(1)~(3)について,適切なものには ○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。 (1) 「Aさんには,報酬比例部分相当の特別支給の老齢厚生年金は支給されず,原則として 65歳から老齢基礎年金および老齢厚生年金が支給されることになります」 (2) 「Aさんは,将来の年金額を増やすために国民年金基金に加入することができます。当 該基金の掛金の上限は,原則として月額6万8,000円であり,その全額が社会保険料控除と して所得控除の対象となります」 (3) 「Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢厚生年金は,Aさんの個人事 業主としての収入が一定額を超えた場合,収入との間で調整が行われ,年金額の一部また は全部が支給停止となります」

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9 -特別支給の老齢厚生年金・国民年金基金・在職老齢年金に関する問題です。 (1) は、×。特別支給の老齢厚生年金の受給要件は、厚生年金の被保険者期間1年以上、老特別支給の老齢厚生年金の受給要件は、厚生年金の被保険者期間1年以上、老特別支給の老齢厚生年金の受給要件は、厚生年金の被保険者期間1年以上、老特別支給の老齢厚生年金の受給要件は、厚生年金の被保険者期間1年以上、老 齢基礎年金の受給資格期間( 齢基礎年金の受給資格期間( 齢基礎年金の受給資格期間( 齢基礎年金の受給資格期間(25252525年)を満たしていること年)を満たしていること年)を満たしていること年)を満たしていることなどです。 A さんは、厚生年金の被保険者期間が 1 年以上あり、また老齢基礎年金の受給資格期間で ある保険料納付済期間と免除期間の合計が300月(25年)を超えているため、特別支給の 老齢厚生年金の支給対象です。 (2) は、○。国民年金基金に加入するには、国民年金基金に加入するには、国民年金基金に加入するには、国民年金基金に加入するには、国民年金の第国民年金の第国民年金の第国民年金の第1111号被保険者で保険料を納付号被保険者で保険料を納付して号被保険者で保険料を納付号被保険者で保険料を納付 いることが必要です。 また、国民年金基金の掛金の上限は月額国民年金基金の掛金の上限は月額国民年金基金の掛金の上限は月額国民年金基金の掛金の上限は月額68,00068,00068,00068,000円円円円(個人型確定拠出年金に加入した場合は、 合計額)です。なお、全額が社会保険料控除の対象全額が社会保険料控除の対象全額が社会保険料控除の対象全額が社会保険料控除の対象で、受け取る年金は公的年金等にかか る雑所得とされる税制上の優遇措置があります。 (3) は、×。在職老齢年金の仕組みが適用されるのは、年金受給開始後も厚生年金に加入し在職老齢年金の仕組みが適用されるのは、年金受給開始後も厚生年金に加入し在職老齢年金の仕組みが適用されるのは、年金受給開始後も厚生年金に加入し在職老齢年金の仕組みが適用されるのは、年金受給開始後も厚生年金に加入し て勤務する場合だけ て勤務する場合だけ て勤務する場合だけ て勤務する場合だけですので、以前は会社員でも、老齢厚生年金受給時に個人事業主や厚 生年金のない小規模事業所で勤務する場合は、収入額による年金の支給停止はありません。

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《第2問》 会社員のAさんは,妻Bさん,長女Cさん,長男Dさんおよび母Eさんの5人家族である。 Aさんは,独身時代に契約した生命保険の保険料支払に負担を感じており,かつ,長男の 誕生を機に教育資金の準備を考えていることから,生命保険の見直しを検討している。 そこで,懇意にしているファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。 Aさんの家族構成およびAさんが現在加入している生命保険の契約内容に関する資料は, 以下のとおりである。 <Aさんの家族構成> Aさん(39歳) : 昭和49年10月3日生まれ 平成25年中に600万円の給与収入を得ており,現在の貯蓄額は250万円である。 妻Bさん(39歳) : 昭和49年7月9日生まれ 平成25年中にパートタイマーとして50万円の給与収入を得ている。 長女Cさん(9歳) : 平成16年4月9日生まれ(小学校3年生) 平成25年中の収入はない。 長男Dさん(1歳) : 平成24年11月18日生まれ 平成25年中の収入はない。 母Eさん(69歳) : 昭和19年5月3日生まれ 平成25年中に110万円の公的年金収入を得ており,後期高齢者医療広域連合からの障害認 定は受けていない。 <Aさんが現在加入している生命保険の契約内容> 保険の種類 :終身保険(60歳払込満了) 契約年月日 :平成13年3月1日 保険料(月額):3万6,000円 死亡保険金額 :2,000万円 疾病入院特約 :5日目から日額5,000円 災害入院特約 :5日目から日額5,000円 ※家族全員,Aさんと同居し,生計維持関係にある。 ※家族全員,Aさんが加入する健康保険の被扶養者である。 ※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。

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11 -Aさんは,生命保険の見直しの前提として,Aさん家族に関連する社会保障制度の概要等 について確認したいと考えている。Mさんが,Aさんに対して説明した以下の文章の空欄(1) ~(4)に入る最も適切な語句を,下記の〈語句群〉のイ~ヲのなかから選び,その記号を解 答用紙に記入しなさい。 Ⅰ)「Aさんは,今年の誕生日で40歳となりますので,公的介護保険の((( ( 1111 ))))被保険者 資格を取得し,介護保険料を負担することになります」 Ⅱ)「お母さまは,原則として(((( 2222 ))になると,後期高齢者医療制度の被保険者となり,)) 後期高齢者医療制度の保険料を負担することになります」 Ⅲ)「Aさんが病気やケガで医師の診察などを受けた場合,保険医療機関等の窓口で支払う 一部負担金の割合は,原則として,かかった医療費の(((( 3333 ))))です」 Ⅳ)「Aさんに支給されている児童手当は,原則として(((( 4444 ))))に達する日以後の最初の 3月31日までの間にある児童が対象となっています」 〈語句群〉 イ.第1号 ロ.第2号 ハ.第3号 ニ.12歳 ホ.15歳 へ.18歳 ト.70歳 チ.75歳 リ.80歳 ヌ.1割 ル.2割 ヲ.3割

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《問4》<解答・解説> 介護保険・公的医療保険・児童手当に関する問題です。 Ⅰ)公的介護保険の被保険者は、公的介護保険の被保険者は、公的介護保険の被保険者は、公的介護保険の被保険者は、65656565歳以上の第1号被保険者と、歳以上の第1号被保険者と、歳以上の第1号被保険者と、歳以上の第1号被保険者と、40404040歳以上歳以上歳以上歳以上65656565歳未満の第歳未満の第歳未満の第歳未満の第 2号被保険者に区分 2号被保険者に区分 2号被保険者に区分 2号被保険者に区分されており、介護保険の保険料は、介護保険の保険料は、介護保険の保険料は、介護保険の保険料は、40404040歳~歳~歳~歳~64646464歳までの第歳までの第歳までの第歳までの第2222号被保険者号被保険者号被保険者号被保険者 の場合、一般保険料額と介護保険料額を合わせた額が、健康保険料として毎月の給与から の場合、一般保険料額と介護保険料額を合わせた額が、健康保険料として毎月の給与から の場合、一般保険料額と介護保険料額を合わせた額が、健康保険料として毎月の給与から の場合、一般保険料額と介護保険料額を合わせた額が、健康保険料として毎月の給与から 天引き(特別徴収) 天引き(特別徴収) 天引き(特別徴収) 天引き(特別徴収)されます。 Ⅱ)後期高齢者医療制度は、後期高齢者医療制度は、後期高齢者医療制度は、後期高齢者医療制度は、75757575歳以上または歳以上または歳以上または歳以上または65656565~~~~74747474歳で一定の障害の状態にある人が加歳で一定の障害の状態にある人が加歳で一定の障害の状態にある人が加歳で一定の障害の状態にある人が加 入対象 入対象 入対象 入対象のため、74歳まで扶養に入っていて保険料負担がなかった人でも、75757575歳になって後歳になって後歳になって後歳になって後 期高齢者医療制度に加入すると、保険料負担が発生 期高齢者医療制度に加入すると、保険料負担が発生 期高齢者医療制度に加入すると、保険料負担が発生 期高齢者医療制度に加入すると、保険料負担が発生します(ただし、世帯の所得が少ない 場合や、健康保険の被扶養者だった場合などには保険料の軽減措置があります)。 Ⅲ)サラリーマンなどの会社員が加入する健康保険や、健康保険や、健康保険や、自営業の人などが加入する国民健健康保険や、 国民健国民健国民健 康保険では、 康保険では、 康保険では、 康保険では、70707070歳未満の場合、医療費の自己負担は原則歳未満の場合、医療費の自己負担は原則歳未満の場合、医療費の自己負担は原則歳未満の場合、医療費の自己負担は原則3333割割です。割割 Ⅳ)児童手当の支給対象は、中学校修了前(児童手当の支給対象は、中学校修了前(児童手当の支給対象は、中学校修了前(児童手当の支給対象は、中学校修了前(15151515歳以後最初の年度末)の児童歳以後最初の年度末)の児童歳以後最初の年度末)の児童歳以後最初の年度末)の児童です(以前の 子ども手当は児童手当という呼称に戻り、所得制限も復活しました)。 以上により正解は、(1) ロ.第2号、 (2) チ.75歳、 (3) ヲ.3割、 (4) ホ.15歳

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- 13 - Mさんは,Aさんに対して,生命保険の見直しについてアドバイスをした。Mさんの,A さんに対するアドバイスに関する次の記述(1)~(3)について,適切なものには○印を,不適 切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。 (1) 「生命保険の見直しの前提として,まずは,Aさんが死亡した場合の必要保障額を試算 しましょう。必要保障額はお子さまの成長とともに逓減することが一般的ですので,逓減 定期保険への加入を検討してみてはいかがでしょう」 (2) 「現在加入している生命保険の保険料支払に負担を感じているのであれば,払済終身保 険に変更することも選択肢のひとつです。Aさんが現在加入している生命保険契約を払済 終身保険に変更した場合,付加されている疾病入院特約や災害入院特約も継続されますの で,検討してみてはいかがでしょう」 (3) 「学資(こども)保険は,教育資金の準備に適した保険商品です。仮に,学資(こども) 保険加入後,保険料支払に負担を感じて中途解約する場合であっても,保障内容や経過年 数等を問わず,解約返戻金の額は既払込保険料総額を上回りますので,貯蓄性を兼ね備え た学資(こども)保険への加入を検討してみてはいかがでしょう」

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《問5》<解答・解説> 必要保障額・払済保険・学資(こども)保険に関する問題です。 (1) は、○。必要保障額=死亡後の総支出-総収入必要保障額=死亡後の総支出-総収入必要保障額=死亡後の総支出-総収入必要保障額=死亡後の総支出-総収入 で、必要保障額は子どもの成長ととも必要保障額は子どもの成長ととも必要保障額は子どもの成長ととも必要保障額は子どもの成長ととも に逓減 に逓減 に逓減 に逓減するため、死亡保障が一定額で変わらない通常の定期保険よりも、保険料が割安な通常の定期保険よりも、保険料が割安な通常の定期保険よりも、保険料が割安な通常の定期保険よりも、保険料が割安な 逓減定期保険(年を経るごとに保険金額が減っていく) 逓減定期保険(年を経るごとに保険金額が減っていく) 逓減定期保険(年を経るごとに保険金額が減っていく) 逓減定期保険(年を経るごとに保険金額が減っていく)への加入も、選択肢の一つです。 (2) は、×。払済保険は、生命保険の保険料の払込みを中止し、払済保険は、生命保険の保険料の払込みを中止し、払済保険は、生命保険の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金を払済保険は、生命保険の保険料の払込みを中止し、 もとに、 “保険期間は変えない”で、“保険期間は変えない”で、“保険期間は変えない”で、“保険期間は変えない”で、“保険金額は少ない”保険に変更“保険金額は少ない”保険に変更“保険金額は少ない”保険に変更“保険金額は少ない”保険に変更したもので、付加付加付加付加 している各種特約は消滅 している各種特約は消滅 している各種特約は消滅 している各種特約は消滅します(リビング・ニーズ特約は継続)。 このため、医療保障や家族の保障等の準備を検討することが必要となります。 (3) は、×。学資(こども)保険は、学資(こども)保険は、学資(こども)保険は、学資(こども)保険は、教育資金の準備に適した貯蓄性の比較的高い保険商品 で、解約自体はいつでも可能ですが、中途解約した場合には、保障内容や経過年数等によ中途解約した場合には、保障内容や経過年数等によ中途解約した場合には、保障内容や経過年数等によ中途解約した場合には、保障内容や経過年数等によ り、解約返戻金が払った保険料の総額を下回る り、解約返戻金が払った保険料の総額を下回る り、解約返戻金が払った保険料の総額を下回る り、解約返戻金が払った保険料の総額を下回ることがあります。 よって、満期まで無理なく払い込める保険料であることが大切です。

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- 15 - Aさんは,長女Cさんの教育資金として,5年後に400万円を準備したいと考えている。現 在の貯蓄額250万円と毎年の積立額を,それぞれ年利1.0%で複利運用することで目標金額 を達成するとした場合,必要となる毎年の概算積立額を,解答用紙の手順に従い,下記の <資料>の係数を利用して求めなさい。計算過程を示し,〈答〉に円未満の端数がある場合 は,切り捨てて円単位とすること。また,税金や手数料等は考慮しないものとする。 <資料>年利1.0%・期間5年の諸係数早見表 終価係数 :1.0510 資本回収係数:0.2060 減債基金係数:0.1960 年金現価係数:4.8534

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《問6》<解答・解説> 各種係数に関する問題です。 まず、現在の貯蓄250万円を、年利1.0%で複利運用した場合、5年後にいくらになるかを 計算します。 これを計算式に表すと、 元金×終価係数=将来の資金(運用結果) 元金×終価係数=将来の資金(運用結果) 元金×終価係数=将来の資金(運用結果) 元金×終価係数=将来の資金(運用結果) ※終価係数は、元本を一定利率で一定期間複利運用した場合の、将来の運用結果を計算終価係数は、元本を一定利率で一定期間複利運用した場合の、将来の運用結果を計算終価係数は、元本を一定利率で一定期間複利運用した場合の、将来の運用結果を計算す終価係数は、元本を一定利率で一定期間複利運用した場合の、将来の運用結果を計算 るときに使います。 よって、250万円×1.0510=262.75万円 従って、5年後に400万円用意するうち、262.75万円は現在の貯蓄の運用で賄えるわけで すので、 残りの額=400万円-262.75万円=137.25万円を積み立てて用意することが必要です。 つまり、5年間年利 1.0%で複利運用しながら、目標額 137.25 万円を積み立てる場合に、 必要な毎年の積立額はいくらか?ということですから、これを計算式に表すと、 目標額×減債基金係数=毎年の積立額 目標額×減債基金係数=毎年の積立額 目標額×減債基金係数=毎年の積立額 目標額×減債基金係数=毎年の積立額 ※減債基金係数は、一定期間一定利率で複利運用しながら目標額を積み立てる場合、毎年減債基金係数は、一定期間一定利率で複利運用しながら目標額を積み立てる場合、毎年減債基金係数は、一定期間一定利率で複利運用しながら目標額を積み立てる場合、毎年減債基金係数は、一定期間一定利率で複利運用しながら目標額を積み立てる場合、毎年 いくら積み立てるかを計算 いくら積み立てるかを計算 いくら積み立てるかを計算 いくら積み立てるかを計算するときに使います。 よって、137.25万円×0.1960=26.901万円 ⇒269,010円 以上により正解は、269,010(円)

(17)
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《第3問》 X株式会社(以下,「X社」という)の創業社長であるAさん(64歳)は,現在,X社の専 務取締役を務めている長男Bさん(40歳)へ事業を継承し,自身はX社の役員等にはとど まらず,完全に身を引くことを検討している。 Aさんの引退にあたり,X社ではAさんに支給する役員退職金の原資として,現在加入し ている生命保険の解約返戻金を活用する予定である。また,次期社長となる長男Bさんを 被保険者とする生命保険への加入を検討している。そこで,ファイナンシャル・プランナ ーのMさんに相談することにした。 X社が現在加入している生命保険の契約内容およびX社が加入を検討している生命保険の 概要は,以下のとおりである。 <X社が現在加入している生命保険の契約内容> 保険の種類 :5年ごと利差配当付定期保険 契約年月日 :平成10年10月1日(加入時年齢:49歳) 契約者(=保険料負担者):X社 被保険者 :Aさん 死亡保険金受取人: X社 保険期間・保険料払込期間:95歳満了 死亡保険金額 :1億円 年払保険料 :260万円 <X社が加入を検討している生命保険の概要> 保険の種類 :無配当定期保険 契約年月(予定):平成26年3月(加入時年齢:40歳) 契約者(=保険料負担者):X社 被保険者 :長男Bさん 死亡保険金受取人:X社 保険期間・保険料払込期間:98歳満了 死亡保険金額 :5,000万円 年払保険料 :98万円 長男Bさん65歳時の解約返戻金額 :2,320万円 長男Bさん65歳時の払込保険料総額:2,450万円

(19)

- 19 - 仮に,Aさんが役員在任期間(勤続年数)21年0カ月で引退し,X社が役員退職金として 3,000万円を支給した場合,Aさんが受け取る役員退職金に係る退職所得の金額を,解答用 紙の手順に従い,計算過程を示して求めなさい。〈答〉は万円単位とすること。なお,これ 以外に退職手当等の収入はなく,障害者になったことが退職の直接の原因ではないものと する。

(20)

《問7》<解答・解説> 退職所得に関する問題です。 退職所得=(退職収入-退職所得控除)× 退職所得=(退職収入-退職所得控除)× 退職所得=(退職収入-退職所得控除)× 退職所得=(退職収入-退職所得控除)×1111////2222 で計算されますが、退職所得控除額は、退職所得控除額は、退職所得控除額は、退職所得控除額は、 勤続年数が 勤続年数が 勤続年数が 勤続年数が20202020年以下の期間は1年当たり年以下の期間は1年当たり年以下の期間は1年当たり年以下の期間は1年当たり40404040万円万円万円万円(最低(最低(最低(最低80808080万円)万円)万円)万円)、、、、20202020年を超える年を超える期間は1年を超える年を超える期間は1期間は1期間は1 年当たり 年当たり 年当たり 年当たり70707070万円万円万円万円です。 また、勤続年数が勤続年数が勤続年数が勤続年数が1111年に満たない場合は切り上げられますので、年に満たない場合は切り上げ年に満たない場合は切り上げ年に満たない場合は切り上げ 21年0ヶ月のAさんは、 21年とされます。 よって問題文での退職所得の計算式は、 =〔3,000万円-{40万円×20年+70万円×(21年-20年)}〕×1/2 ={3,000万円-(800万円+70万円)}×1/2 =(3,000万円-870万円)×1/2 =1,065万円 従って正解は、1,065万円 ※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさ らに100万円加算されます。

(21)

- 21 - X社が現在加入している生命保険を解約した場合のX社の経理処理(仕訳)について,下 記の<条件>を基に,空欄(1)~(4)に入る最も適切な語句または数値を,下記の〈語句群〉 のイ~ヌのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。 <条件> ・解約時までにX社が支払った保険料の総額を4,160万円とする。 ・解約返戻金の金額を3,420万円とする。 ・配当等,上記以外の条件は考慮しないものとする。 <解約時の経理処理(仕訳)> 〈語句群〉 イ.1,340 ロ.1,368 ハ.1,664 ニ.2,052 ホ.2,080 へ.2,496 ト.3,420 チ.4,160 リ.雑収入 ヌ.雑損失

(22)

《問8》<解答・解説> 長期平準定期保険の経理処理に関する問題です。 Ⅹ社が加入している「5年ごと利差配当付定期保険」は、現在64歳のAさんが49歳時(平 成10年)に加入したものですので、長期平準定期保険に該当します。 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に70707070歳を超え、歳を超え、歳を超え、歳を超え、かつ加入時の年齢に保険期間の2かつ加入時の年齢に保険期間の2かつ加入時の年齢に保険期間の2かつ加入時の年齢に保険期間の2 倍の数を加えると 倍の数を加えると 倍の数を加えると 倍の数を加えると105105105105 を超える定期保険を超える定期保険を超える定期保険を超える定期保険のことで、保険期間満了時に満期保険金が支払わ れない、掛け捨て型の保険です。 ※設例の保険は、保険期間満了時年齢は95歳で、加入時の年齢49+保険期間46 年×2> 105 ですから、長期平準定期保険となるわけです。 長期平準定期保険では、前半 長期平準定期保険では、前半 長期平準定期保険では、前半 長期平準定期保険では、前半6666割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料として資産 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料として資産 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料として資産 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料として資産計上計上計上計上ですが、解約した場合には、 資産計上していた前払保険料を取り崩し、受け取った解約返戻金相当額と資産計上してい解約返戻金相当額と資産計上してい解約返戻金相当額と資産計上してい解約返戻金相当額と資産計上してい る前払保険料との差額は、雑収入(または雑損失)として計上 る前払保険料との差額は、雑収入(または雑損失)として計上 る前払保険料との差額は、雑収入(または雑損失)として計上 る前払保険料との差額は、雑収入(または雑損失)として計上します。 まず、保険金は通常銀行振込(預金)で支払われますから、本問の解約返戻金 3,420 万円 は、現金・預金の入金として記帳されます。 また、64歳の解約時までの払込済保険料4,160万円ですから、前払保険料としての資産計 上額は半額の2,080万円(77歳前後までは前半6割期間)。 よって資産計上額2,080万円<解約返戻金 3,420万円ですので、差額1,340 万円は雑収入 として益金算入します。 以上により正解は、(1) ト.3,420、 (2) ホ.2,080、 (3) リ.雑収入、 (4) イ.1,340

(23)

- 23 - X社が加入を検討している生命保険に関して,Mさんが,長男Bさんに対して説明した次 の記述(1)~(3)について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入 しなさい。 (1) 「加入を検討されている生命保険に係る解約返戻金の額は,保険期間の経過により増減 しますが,保険期間満了時には0(ゼロ)となります」 (2) 「加入を検討されている生命保険に加入後,仮にBさんが65歳で亡くなった場合,X社 の経理処理(仕訳)では,死亡保険金と払込保険料総額との差額を雑収入として計上しな ければなりません」 (3) 「加入を検討されている生命保険の契約に際して必要となる告知事項について,長男B さんが故意または重大な過失により事実を告げずに保険契約を締結した場合,当該生命保 険契約は解除されることがあります」

(24)

《問9》<解答・解説> 無配当定期保険の経理処理・生命保険契約の告知に関する問題です。 (1) は、○。「無配当定期保「無配当定期保険」とは、保険会社からの配当金支払いがない定期保険「無配当定期保「無配当定期保険」とは、保険会社からの配当金支払いがない定期保険険」とは、保険会社からの配当金支払いがない定期保険のこと険」とは、保険会社からの配当金支払いがない定期保険 で、掛捨て型の保険であることから、解約返戻金は解約返戻金は解約返戻金は解約返戻金は保険期間の経過に従って、一定期間ま で増加するものの、その後は逓減し、保険期間満了時にはゼロ保険期間満了時にはゼロ保険期間満了時にはゼロとなります。保険期間満了時にはゼロ (2) は、×。法人が保険金や解約返戻金を受け取ったとき、以下の計算式により経理処理を 行います。 受取保険金-資産計上額=保険差益 受取保険金-資産計上額=保険差益 受取保険金-資産計上額=保険差益 受取保険金-資産計上額=保険差益 ※受取保険金…満期保険金・解約返戻金・死亡保険金等受取保険金…満期保険金・解約返戻金・死亡保険金等受取保険金…満期保険金・解約返戻金・死亡保険金等受取保険金…満期保険金・解約返戻金・死亡保険金等 ※資産計上額…積立保険料、養老保険・終身保険の保険料等資産計上額…積立保険料、養老保険・終身保険の保険料等資産計上額…積立保険料、養老保険・終身保険の保険料等資産計上額…積立保険料、養老保険・終身保険の保険料等 ここで、保険差益がプラスなら「雑収入」、マイナスなら「雑損失」として計上され、雑収 入であれば益金、雑損失であれば損金として課税所得に含まれるわけです。 設例の無配当定期保険は、現在40 歳のBさんが98 歳時に保険期間が満了するものですの で、長期平準定期保険に該当(加入時の年齢40+保険期間58年×2>105)します。 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に 長期平準定期保険とは、保険期間満了時に70707070歳を超え、歳を超え、歳を超え、歳を超え、かつ加入時の年齢に保険期間の2かつ加入時の年齢に保険期間の2かつ加入時の年齢に保険期間の2かつ加入時の年齢に保険期間の2 倍の数を加えると 倍の数を加えると 倍の数を加えると 倍の数を加えると105105105105を超える定期保険を超える定期保険を超える定期保険を超える定期保険のこと。 長期平準定期保険では、前半 長期平準定期保険では、前半 長期平準定期保険では、前半 長期平準定期保険では、前半6666割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料 険料として損金算入し、2分の1を前払保険料 として資産計上として資産計上として資産計上ですので、死亡保険金受取として資産計上 時は、資産計上していた前払保険料を取り崩し、受け取った死亡保険金相当額と資産計上死亡保険金相当額と資産計上死亡保険金相当額と資産計上死亡保険金相当額と資産計上 している前払保険料との差額を、雑収入(または雑損失)として計上 している前払保険料との差額を、雑収入(または雑損失)として計上 している前払保険料との差額を、雑収入(または雑損失)として計上 している前払保険料との差額を、雑収入(または雑損失)として計上します。 (3) は、○。わざと告知しなかったり(故意故意故意)故意 、忘れていて(重大な過失重大な過失重大な過失重大な過失)告知しなかった告知しなかった告知しなかった告知しなかった 場合、保険会社は生命保険契約を解除 場合、保険会社は生命保険契約を解除 場合、保険会社は生命保険契約を解除 場合、保険会社は生命保険契約を解除することができます。

(25)
(26)

《第4問》 会社役員のAさんは,妻Bさん,長男Cさんおよび長女Dさんとの4人暮らしである。 Aさんの家族構成および平成25年中の収入等に関する資料は,以下のとおりである。 <Aさんの家族構成> Aさん(42歳) :会社役員 妻Bさん(41歳) :平成25年中にパートタイマーとして60万円の給与収入を得ている。 長男Cさん(17歳):高校2年生。平成25年中に収入はない。 長女Dさん(14歳):中学校2年生。平成25年中に収入はない。 <Aさんの平成25年分の給与収入に関する資料> 給与収入の金額:2,100万円 <Aさんが平成25年中に解約した生命保険に関する資料> 保険の種類 :一時払変額個人年金保険 契約年月日 :平成16年6月1日 契約者(=保険料負担者)・被保険者:Aさん 解約返戻金額 :1,120万円 正味払込保険料:1,000万円 <Aさんの平成25年中における住宅借入金に関する資料> 住宅借入金に係る年末残高 : 2,000万円 借入年月日 : 平成25年5月8日 ※住宅借入金等特別控除の適用要件は,すべて満たしているものとする。なお,取得した 住宅は,認定長期優良住宅および認定低炭素住宅には該当しない。 <Aさんが平成25年中に支払った医療費等に関する資料> (1) Aさんのケガの治療に係る入院治療費 : 10万円 ※Aさんは上記入院治療費について,医療保険から入院給付金2万円を受け取っている。 (2) 妻Bさんが美容と健康のために服用したサプリメントの購入費 : 5万円 (3) 長男Cさんの虫歯の治療費 : 3万円 (4) 長女Dさんが服用した薬局での医薬品購入代金 : 1万円 ※妻Bさん,長男Cさんおよび長女Dさんは,Aさんと同居し,生計を一にしている。 ※家族全員,障害者または特別障害者には該当しない。

(27)

- 27 - Aさんの平成25年分の所得税額の計算および確定申告等に関する次の記述(1)~(3)につい て,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。 (1) Aさんは,平成25年分の所得税について,医療費控除の適用を受けない場合であっても, 確定申告をする必要がある。 (2) Aさんは,平成25年中に一時払変額個人年金保険の解約返戻金を受け取っているが,こ の解約返戻金は,一時所得として総合課税の対象となる。 (3) 長男Cさんおよび長女Dさんは,ともに控除対象扶養親族に該当するため,Aさんは, 長男Cさんおよび長女Dさんの双方について,扶養控除の適用を受けることができる。

(28)

《問10》<解答・解説> 給与所得者の確定申告・一時払変額個人年金・扶養控除 (1) は、○。給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が20202020万円を超える場合は、給与万円を超える場合は、給与万円を超える場合は、給与万円を超える場合は、給与 所得者でも確定申告 所得者でも確定申告 所得者でも確定申告 所得者でも確定申告する必要があります。ただし、一時所得は総所得金額を計算する際に、一時所得は総所得金額を計算する際に、一時所得は総所得金額を計算する際に、一時所得は総所得金額を計算する際に、 その その その その2222分の分の分の分の1111が合算対象のため、が合算対象のため、が合算対象のため、が合算対象のため、確定申告の要否も確定申告の要否も確定申告の要否も確定申告の要否も2222分の分の分の分の1111がががが20202020万円を超えるかで判断万円を超えるかで判断万円を超えるかで判断万円を超えるかで判断し ます。 Aさんの一時所得=1,120万円-1,000万円-特別控除50万円=70万円 従って、その2分の1の額:35万円>20万円 ですので、確定申告が必要です。 (2) は、○。一時払の養老保険や個人年金保険・変額個人年金などを契約から5年以内に解一時払の養老保険や個人年金保険・変額個人年金などを契約から5年以内に解一時払の養老保険や個人年金保険・変額個人年金などを契約から5年以内に解一時払の養老保険や個人年金保険・変額個人年金などを契約から5年以内に解 約した場合、金融類似商品として受取差益に 約した場合、金融類似商品として受取差益に 約した場合、金融類似商品として受取差益に 約した場合、金融類似商品として受取差益に 20%20%20%20%の源泉分離課税の源泉分離課税の源泉分離課税の源泉分離課税となります(復興特別所 得税を含まない)。 本問の場合、契約したのは平成16年で解約までに5年超の期間を経ているため、解約返戻 金は、通常の保険と同様に一時所得として総合課税の対象です。 (3) は、×。扶養控除は扶養控除は扶養控除は扶養控除は16161616歳以上が適用対象で、歳以上が適用対象で、歳以上が適用対象で、歳以上が適用対象で、生計同一で合計所得金額生計同一で合計所得金額生計同一で合計所得金額生計同一で合計所得金額38383838万円以下万円以下万円以下万円以下(給 与収入だけなら103万円以下)であることが必要です。 長男Cさんは17歳で合計所得38万円以下ですので、扶養控除38万円の適用対象ですが、 長女Dさんは14歳ですので、扶養控除の対象外です。

(29)

- 29 - Aさんの平成25年分の所得税における医療費控除に関する下記の文章等の空欄(1)~(3)に 入る最も適切な数値を,下記の〈数値群〉のイ~ヌのなかから選び,その記号を解答用紙 に記入しなさい。なお,問題の性質上,明らかにできない部分は「□□□」で示してある。 所得税における医療費控除の控除額は,原則として,その年中に支払った,自己または自 己と生計を一にする配偶者その他の親族に係る医療費の金額(保険金等で補てんされる部 分の金額を除く)から,「総所得金額等の合計額×5%」と(((( 1111 ))万円のいずれか低い)) ほうの額を控除した後の額となるが,その控除した後の額が200万円を超える場合は,200 万円がその年分の控除額となる。 Aさんの平成25年分の医療費控除の控除額を計算すると以下のとおりとなる。 〈数値群〉 イ.2 ロ.5 ハ.7 ニ.10 ホ.13 へ.14 ト.15 チ.18 リ.19 ヌ.20

(30)

《問11》<解答・解説> 医療費控除に関する問題です。 医療費控除は、その年に支払った自己負担の医療費 医療費控除は、その年に支払った自己負担の医療費 医療費控除は、その年に支払った自己負担の医療費 医療費控除は、その年に支払った自己負担の医療費 から、から、から、から、保険金などで補填された金額と、保険金などで補填された金額と、保険金などで補填された金額と、保険金などで補填された金額と、 10 10 10 10万円(総所得万円(総所得万円(総所得万円(総所得200200200200万円未満の人は総所得の万円未満の人は総所得の万円未満の人は総所得の万円未満の人は総所得の5 %5 %5 %5 %)を差し引いた額)を差し引いた額です。)を差し引いた額)を差し引いた額 総所得200万円以上である場合、総所得の5%は10万円以上となるため、「総所得の5%と 10万円のいずれか低い額」ともいえます。 また、生計を一にする家族が支払った金額も対象生計を一にする家族が支払った金額も対象生計を一にする家族が支払った金額も対象生計を一にする家族が支払った金額も対象となります。 なお、医療費控除の上限は医療費控除の上限は医療費控除の上限は医療費控除の上限は200200200200万円まで万円まで万円まで万円までです。 本問の場合、医療費等の資料における(1)~(4)のうち、 (1)・(3)は、医師や歯科医師による診療・治療の対価は、医療費控除の対象診療・治療の対価は、医療費控除の対象診療・治療の対価は、医療費控除の対象診療・治療の対価は、医療費控除の対象ですので、ケガ と虫歯の治療費も対象となります。 (4)は、市販薬の購入費も医療費控除の対象市販薬の購入費も医療費控除の対象市販薬の購入費も医療費控除の対象市販薬の購入費も医療費控除の対象ですので、薬局での医薬品購入代金も対象とな ります。 ただし、(2)は、美容や健康増進のための費用は医療費控除の対象外美容や健康増進のための費用は医療費控除の対象外美容や健康増進のための費用は医療費控除の対象外美容や健康増進のための費用は医療費控除の対象外となりますので、サプ リメントの購入費は対象外です。 従って、Aさんの医療費控除額=(ケガ10万+虫歯3万+医薬品1万)-入院給付金2万- 10万 =14万円-2万円-10万円=2万円 以上により正解は、(1) ニ.10、 (2) へ.14、 (3) イ.2

(31)

- 31 - Aさんの平成25年分の所得税の確定申告による申告納税額または還付税額を計算した下記 の表の空欄(1)~(4)に入る最も適切な数値を求めなさい。なお,問題の性質上,明らかにで きない部分は「□□□」で示してある。また,復興特別所得税については考慮しなくてよ い。 <資料> 給与所得控除額

(32)
(33)

- 33 - 所得税の申告納税額に関する問題です。 Aさんの所得は、給与所得と一時所得(一時払変額個人年金保険の解約返戻金)です。 まず、給与所得=給与収入-給与所得控除給与所得=給与収入-給与所得控除給与所得=給与収入-給与所得控除給与所得=給与収入-給与所得控除で、Aさんの給与収入は2,100万円ですから、 給与所得=2,100万円-245万円=1,855万円 ※平成25年分より、給与所得控除には上限が設けられ、給与年収給与年収給与年収給与年収1,5001,5001,5001,500万円超になると、万円超になると、万円超になると、万円超になると、 給与所 給与所 給与所 給与所得控除は一律得控除は一律得控除は一律得控除は一律245245245245万円万円となります。万円万円 一時所得=収入額-収入を得るために支出した額-特別控除 一時所得=収入額-収入を得るために支出した額-特別控除 一時所得=収入額-収入を得るために支出した額-特別控除 一時所得=収入額-収入を得るために支出した額-特別控除50505050万円万円万円万円 ですので、 一時所得=1,120万円-1,000万円-特別控除50万円=70万円 さらに、総所得金額を計算する際に、一時所得はその2分の1が合算対象総所得金額を計算する際に、一時所得はその2分の1が合算対象総所得金額を計算する際に、一時所得はその2分の1が合算対象総所得金額を計算する際に、一時所得はその2分の1が合算対象です。 よって、Aさんの総所得金額=給与所得+一時所得÷2 =1,855万円+70万円÷2=1,890万円 よって、(1)の正解は、18,900,000(円単位) 次に、所得税の配偶者控除は、生計同一で年間の合計所得額が所得税の配偶者控除は、生計同一で年間の合計所得額が所得税の配偶者控除は、生計同一で年間の合計所得額が所得税の配偶者控除は、生計同一で年間の合計所得額が38383838万円以下の万円以下の万円以下の万円以下の配偶者であれ配偶者であれ配偶者であれ配偶者であれ ば適用 ば適用 ば適用 ば適用され、控除額は控除額は控除額は控除額は38383838万円です。収入が給与のみの場合、年収万円万円万円 収入が給与のみの場合、年収収入が給与のみの場合、年収収入が給与のみの場合、年収103103103103万円以下(給与所得万円以下(給与所得万円以下(給与所得万円以下(給与所得 控除 控除 控除 控除65656565万円適用後に万円適用後に万円適用後に万円適用後に38383838万円)であれば、配偶者控除の適用対象万円)であれば、配偶者控除の適用対象万円)であれば、配偶者控除の適用対象万円)であれば、配偶者控除の適用対象です。 従って、妻Bさんはパートによる給与収入が60万円のため、配偶者控除の対象です。 よって、(2)の正解は、380,000(円単位) 次に、課税総所得金額、算出税額を計算して求めます。 課税総所得金額=総所得金額1,890万円-所得控除合計290万円=1,600万円 算出税額=課税総所得1,600万円×33%-153.6万円=374.4万円 よって、(3)の正解は、3,744,000(円単位) 最後に、(4)の住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)ですが、平成平成平成平成25252525年の住宅ローン控年の住宅ローン控年の住宅ローン控年の住宅ローン控 除は、年末残高の上限が 除は、年末残高の上限が 除は、年末残高の上限が 除は、年末残高の上限が2,0002,0002,0002,000万円、控除率万円、控除率万円、控除率万円、控除率1111%%%%です。 Aさんの場合、年末残高2,000万円×1%=20万円 が、住宅ローン控除額となります。 よって(4)の正解は、200,000(円単位)

(34)

《第5問》 Aさん(72歳)は,X株式会社(以下,「X社」という)の代表取締役社長である。Aさん は,長男Cさん(43歳)に事業を引き継ぐことを考えているが,相続財産に占める自社株 の割合が高いため,長女Dさん(35歳)との間で遺産分割を巡る争いが起こることを心配 している。 そこで,Aさんは,自身の相続開始前に遺産分割にある程度の道筋をつける意味から,家 族と話合いをしたうえで,平成25年中に財産の一部を贈与した。 また,平成26年中に,孫Eさん(14歳)に対して,「直系尊属から教育資金の一括贈与を受 けた場合の贈与税の非課税の特例」(以下,「教育資金の非課税特例」という)を利用し, 教育資金口座の開設等を行い,教育資金を一括して拠出する予定である。 Aさんの家族構成および平成25年中にAさんが贈与した財産に関する資料は,以下のとお りである。 <Aさんの家族構成> <平成25年中にAさんが贈与した財産に関する資料> (1) 妻Bさんに対する贈与財産 自宅(土地および建物) : 6,000万円(相続税評価額) (2) 長男Cさんに対する贈与財産 X社株式 : 3,000万円(相続税評価額) (3) 長女Dさんに対する贈与財産 国債 : 500万円(相続税評価額) 現金 : 500万円 ※妻Bさんおよび長男Cさん,長女Dさんは,上記の贈与以外に過去および平成25年中に 財産の贈与を受けた事実はない。

(35)

- 35 - Aさんが行った,または行う予定の贈与に関する次の記述(1)~(3)について,適切なものに は○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。 (1) 妻Bさんに対する贈与について,贈与時点でAさん夫婦の婚姻期間が20年以上である等, 贈与税の配偶者控除の適用要件を満たした場合,妻Bさんの贈与税額の計算にあたっては, 基礎控除額のほかに最高で2,000万円の控除が認められる。 (2) 長女Dさんに対する贈与について,平成25年2月に国債の贈与を,平成25年8月に現金 の贈与を受けた場合,長女Dさんは,その贈与を受けたつど,納税地の所轄税務署長に対 して贈与税の申告手続をしなければならない。 (3) 孫Eさんに対して予定している平成26年中の贈与について,教育資金の非課税特例の適 用を受けた場合,拠出した資金のうち2,500万円までの金額に相当する部分の価額が非課税 となる。

(36)

《問13》<解答・解説> 贈与税の配偶者控除・申告、教育資金の非課税特例に関する問題です。 (1) は、○。贈与税の配偶者控除により、居住用不動産を配偶者から贈与されたとき、贈与贈与税の配偶者控除により、居住用不動産を配偶者から贈与されたとき、贈与贈与税の配偶者控除により、居住用不動産を配偶者から贈与されたとき、贈与贈与税の配偶者控除により、居住用不動産を配偶者から贈与されたとき、贈与 税の課税価格から最高 税の課税価格から最高 税の課税価格から最高 税の課税価格から最高2,0002,0002,0002,000万円を控除万円を控除することができ、暦年課税の基礎控除万円を控除万円を控除 暦年課税の基礎控除暦年課税の基礎控除暦年課税の基礎控除110110110110万円と万円と万円と万円と も併用 も併用 も併用 も併用できます。 なお、贈与税の配偶者控除の適用を受けるには、贈与時の婚姻期間が贈与税の配偶者控除の適用を受けるには、贈与時の婚姻期間が贈与税の配偶者控除の適用を受けるには、贈与時の婚姻期間が贈与税の配偶者控除の適用を受けるには、贈与時の婚姻期間が20202020年以上年以上年以上年以上であること が必要です。 (2) は、×。贈与税の申告は、贈与を受けた人が、贈与を受けた年の翌年の2月1日から3贈与税の申告は、贈与を受けた人が、贈与を受けた年の翌年の2月1日から3贈与税の申告は、贈与を受けた人が、贈与を受けた年の翌年の2月1日から3贈与税の申告は、贈与を受けた人が、贈与を受けた年の翌年の2月1日から3 月 月 月 月15151515日まで日まで日まで日までに行う必要があります(贈与を受けたその時々ではなく、一年分をまとめて申 告)。 (3) は、×。教育資金の非課税特例の非課税の限度額は、受贈者ごとに教育資金の非課税特例の非課税の限度額は、受贈者ごとに教育資金の非課税特例の非課税の限度額は、受贈者ごとに教育資金の非課税特例の非課税の限度額は、受贈者ごとに1,5001,5001,5001,500万円まで万円まで万円まで万円までで、 学校等に直接支払われる入学金や授業料等ついては入学金や授業料等ついては入学金や授業料等ついては入学金や授業料等ついては 1,5001,5001,5001,500 万円まで万円まで万円まで万円まで利用できますが、学校学校学校学校 等以外の者に支払われる金銭については 等以外の者に支払われる金銭については 等以外の者に支払われる金銭については 等以外の者に支払われる金銭については500500500500万円が限度万円が限度万円が限度万円が限度です。

(37)

- 37 - Aさんからの贈与に関し,長男Cさんが相続時精算課税制度(以下,「本制度」という)を 選択した場合の適用要件等に関する以下の文章の空欄(1)~(3)に入る最も適切な語句を,下 記の〈語句群〉のイ~ヌのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。 平成26年12月31日以前の贈与について,本制度の適用を受けるためには,原則として,贈 与を受けた年の1月1日において(((( 1111 ))以上の父母から,贈与者の直系卑属である)) 20歳 以上の推定相続人(代襲相続人を含む)への贈与でなければならない。 本制度を選択する受贈者は,原則として,その選択する最初の贈与を受けた((( ( 2222 ))に,)) 贈与税の申告書にその旨の届出書等を添付して,納税地の所轄税務署長に提出する必要が ある。 その後,本制度に係る贈与者に相続が発生した場合,本制度を選択した受贈者は,それま でに贈与を受けた本制度の適用財産の価額と相続や遺贈により取得した財産の価額を合算 して計算した相続税額から,すでに納付した本制度に係る贈与税額を控除して相続税額を 計算することになる。なお,相続や遺贈により取得した財産と合算する本制度の適用を受 けた贈与財産の価額は,(((( 3333 ))価額とされる。)) 〈語句群〉 イ.55歳 ロ.60歳 ハ.65歳 ニ.日の翌日まで ホ.日から2カ月以内 へ.年の翌年1月15日から3月31日まで ト.年の翌年2月1日から3月15日まで チ.贈与時の リ.相続時の ヌ.贈与時または相続時のいずれか低い

(38)

《問14》<解答・解説> 相続時精算課税に関する問題です。 相続時精算課税の適用要件は、贈与者は贈与年の 相続時精算課税の適用要件は、贈与者は贈与年の 相続時精算課税の適用要件は、贈与者は贈与年の 相続時精算課税の適用要件は、贈与者は贈与年の1111月月月月1111日時点で日時点で日時点で日時点で65656565歳以上の親、歳以上の親、歳以上の親、歳以上の親、受贈者は受贈者は受贈者は受贈者は 贈与年の 贈与年の 贈与年の 贈与年の1111月月月月1111日時点で日時点で日時点で日時点で20202020歳以上で、歳以上で、歳以上で、歳以上で、かつ贈与時に贈与者の子である推定相続人かつ贈与時に贈与者の子である推定相続人かつ贈与時に贈与者の子である推定相続人かつ贈与時に贈与者の子である推定相続人であるこ とです。 ※平成27年1月1日以降の贈与から、「贈与者は60歳以上、受贈者は20歳以上の子・孫」 へと対象が拡大される予定です。 相続 相続 相続 相続 時精算課税の適用を受けるには、贈与税の申告書に相続時精算課税選択届出書を添付時精算課税の適用を受けるには、贈与税の申告書に相続時精算課税選択届出書を添付時精算課税の適用を受けるには、贈与税の申告書に相続時精算課税選択届出書を添付時精算課税の適用を受けるには、贈与税の申告書に相続時精算課税選択届出書を添付 し、最初の贈与を受けた年分の贈与税の申告期限(もらった年の翌年の し、最初の贈与を受けた年分の贈与税の申告期限(もらった年の翌年の し、最初の贈与を受けた年分の贈与税の申告期限(もらった年の翌年の し、最初の贈与を受けた年分の贈与税の申告期限(もらった年の翌年の2222月月月月1111日から日から日から日から3333月月月月 15 15 15 15日まで)に提出日まで)に提出する必要があります。日まで)に提出日まで)に提出 また、相続時精算課税の適用を受けると、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課相続時精算課税の適用を受けると、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課相続時精算課税の適用を受けると、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課相続時精算課税の適用を受けると、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課 税価格に加算 税価格に加算 税価格に加算 税価格に加算されます。 以上により正解は、(1) ハ.65歳、 (2) ト.年の翌年2月1日から3月15日まで、 (3) チ.贈与時の

(39)

- 39 - Aさんからの贈与に関し,《設例》を基に次の(1),(2)の額を求めなさい。計算にあたっては, (1)および(2)ともに計算過程を示し,〈答〉は万円単位とすること。 (1) 長男Cさんの平成25年分の贈与税額を求めなさい。なお,長男Cさんは,相続時精算課 税制度の適用を受けるものとする。 (2) 長女Dさんの平成25年分の贈与税額を求めなさい。なお,長女Dさんは,相続時精算課 税制度の適用は受けず,暦年課税の適用を受けるものとする。 <資料>贈与税の速算表

(40)

《問15》<解答・解説> 相続時精算課税を選択した場合の贈与税額に関する問題です。 長男Cさんは相続時精算課税制度の適用を受けているため、贈与時に相続時精算課税制度の適用を受けているため、贈与時に相続時精算課税制度の適用を受けているため、贈与時に相続時精算課税制度の適用を受けているため、贈与時に 2,5002,5002,5002,500 万円の特別控万円の特別控万円の特別控万円の特別控 除を受け、 除を受け、 除を受け、 除を受け、2,5002,5002,5002,500万円を超えた分については一律万円を超えた分については一律万円を超えた分については一律万円を超えた分については一律20%20%20%20%の税率で贈与税の税率で贈与税がかかります。の税率で贈与税の税率で贈与税 また、相続時精算課税は贈与税の暦年課税の基礎控除相続時精算課税は贈与税の暦年課税の基礎控除相続時精算課税は贈与税の暦年課税の基礎控除相続時精算課税は贈与税の暦年課税の基礎控除110110110110万円と併用できません万円と併用できません。万円と併用できません万円と併用できません よって、長男Cさんが納付した贈与税額の計算式は以下の通り。 (贈与額3,000万円-特別控除2,500万円)×20%=100万円 次に、長女Dさんは相続時精算課税を選択しないため、贈与額から暦年課税の基礎控除贈与額から暦年課税の基礎控除贈与額から暦年課税の基礎控除贈与額から暦年課税の基礎控除110110110110 万円を差し引き、基礎控除後の課税価格に応じた税率で贈与税 万円を差し引き、基礎控除後の課税価格に応じた税率で贈与税 万円を差し引き、基礎控除後の課税価格に応じた税率で贈与税 万円を差し引き、基礎控除後の課税価格に応じた税率で贈与税がかかります。 (贈与額1,000万円-基礎控除110万円)×40%-125万円=231万円 従って正解は、(1)100(万円) 、(2) 231(万円)

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