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私は事務局を務めさせていただきます介護保険課長と申します

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平成30年度 第3回北区介護保険運営協議会 議事録

1 開催日時 平成31年3月12日(水)午前10時00分~12時03分

2 開催場所 北区役所 第一庁舎4階 第二委員会室

3 開会あいさつ

4 議題

(1)第6期介護保険事業計画の実績 【資料1】

(2)平成30年度の実績 【資料2】

(3)平成30年度保険者機能強化推進交付金について 【資料3】

(4)2019年度の介護報酬改定について 【資料4】

(5)介護人材の確保に関する施策について 【資料5】

(6)次期地域包括ケア推進計画の策定について 【資料6】

5 その他

6 出席者 藤原 佳典会長 八木 裕子委員 遠藤 寛子委員 大場 庸助委員 神保 順子委員 卜部 吉文委員 田邉由紀江委員 熊木 隆夫委員 大西 洋委員 大場 栄作委員 黒澤加代子委員 山田 敏広委員 川崎千鶴子委員 宮野 茂委員 置鮎佐和子委員 石和 信人委員 足立賢一郎委員 渡辺 泰男委員 桑原 光郎委員 太田 淑江委員 大梶 陽子委員 小田切かずのぶ委員 福島 宏紀委員

7 質疑応答

【介護保険課長】 皆様、こんにちは。本日はお忙しい中、ご出席をいただきましてあり がとうございます。

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定刻になりましたので、ただいまより平成30年度第3回介護保険運営協議会を開催 いたします。

私は事務局を務めさせていただきます介護保険課長と申します。どうぞよろしくお願い いたします。

では、開会に先立ちまして、健康福祉部長より一言ご挨拶を申し上げます。

【健康福祉部長】 改めまして皆さんおはようございます。

本日はお忙しい中、また年度末の本当に皆さん多忙な中、第3回目となります介護保 険運営協議会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。

とても暖かくなってきた感じでございまして、来週には桜も開花するんじゃないかと いう予報も出ているような状況でございます。先に宣伝になってしまって申し訳ないです が、今月末の31日には、桜を見ながら区内を歩くということで、歩きながら健康づくり に取り組むという北区の恒例行事でございますけど、桜ウオークを開催することになって ございます。ちょうど31日だと満開か、もう散り始めるぐらいかなと思ってございます が、今年は東京2020オリンピックパラリンピック競技大会の500日前、確か今日な んですかね、その記念とあわせて桜ウオークとタイアップしたようなイベントも開催する 予定でございます。区役所が出発点で、石神井川沿いをずっと帝京病院まで歩いて、そこ から環七を抜けて西が丘のオリンピックの競技場、ナショナルトレーニングセンターを周 回して、ゴールを目指すというようなコースになっていますので、6キロぐらいのコース を歩くことになってございます。このようなコースを歩いて、区民の皆様方に健康づくり に取り組んでいただいて、介護予防にも取り組んでいくというもので、もう十数年やって いる事業でございます。こちらについても皆さん、もしご都合つきましたらご参加いただ ければと思ってございます。

それで、本日の会議でございます。お手元のほうにも事前にお配りさせていただいて ございますが、前期の第6期でございますが、介護保険事業計画の実績をご報告させてい ただきますとともに、今年度の介護給付費の状況、それから今年度から交付されることに なりました保険者機能強化推進交付金、こちらについての北区の状況、またはこれを踏ま えた今後の課題、あわせまして来年度、これから実施します介護人材の確保事業の取り組 みなどなど、非常に盛り沢山な中身となってございます。特に保険者機能強化推進交付金 でございますけど、こちらにつきましては区の取り組みの有無、またその取り組みの状況 等に応じまして、点数化を行って、これに基づいて交付がされるというような性質のもの

(3)

でございますので、今後の北区の取り組みにも重要な影響を与えていくというようなもの でございます。

本日は、まず現状をご説明させていただきますので、来年度から検討を始めることに なります第8期となります介護保険事業計画にまた向けた考え方の整理、それから地域包 括ケア推進計画の策定にあわせて取り組んでいきたいと思ってございますので、皆様方か ら本日も忌憚のないご意見等をいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたしま す。ありがとうございます。

【介護保険課長】 それでは、まず、本日の出席状況につきまして、ご報告を申し上げま す。

○○委員、○○委員、○○委員、○○委員よりご欠席のご連絡をいただいております。

委員定数27名のところ、23名のご出席をいただいておりますので、北区介護保険条例 施行規則第45条第2項の規定によりまして、過半数の委員のご出席をいただいておりま す。よって、本日の運営協議会は有効に成立していることをご報告申し上げます。

それでは、大変失礼ですが、着席をさせていただきまして進めさせていただきます。

議題に入る前に、本日の資料のご確認をさせていただきたいと思います。

まず、次第が1枚目にあるかと思います。次に、資料1、第6期介護保険事業計画の 実績でございます。資料2、平成30年度の実績でございます。それに付随しまして、2

-1、A4横でございますが、人口認定者数でございます。2-2、A3横、地域分析・

検討結果でございます。2-3、A4横、在宅サービスと施設サービスのバランスという 資料でございます。資料3でございます。平成30年度保険者機能強化推進交付金につい てでございます。それに付随しまして、資料3-1、A4横、保健者機能強化推進交付金 を簡単にまとめると、という資料でございます。資料3-2、2019年度保険者機能強 化推進交付金(市町村分)に係る評価指標でございます。ここまでよろしいでしょうか。

資料4、2019年介護報酬改定についてでございます。これに付随しまして、資料4-

1、A4横で、処遇改善加算全体のイメージでございます。資料5、介護人材確保に関す る施策についてでございます。資料6、次期地域包括ケア推進計画の策定についてでござ います。

以上、お配りさせていただきました。不足等がございましたら、事務局職員へお申し つけいただければと思います。よろしくお願いいたします。

多くの議題がございますので、スムーズな進行につきましてご協力をお願いいたしま

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す。

それでは、以後の進行は会長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【会長】 はい、おはようございます。

それでは、早速でございますが、議題に入りたいと思います。

まず、議題の(1)第6期介護保険事業計画の実績について、事務局より説明をお願 いいたします。

【介護保険課長】 はい、会長、お願いします。

それでは、第6期介護保険事業計画の実績につきまして、ご報告を申し上げたいと思 います。

資料をご覧いただければと思います。第6期の27年度、28年度、29年度の居宅 サービス費、地域密着型サービス費、施設介護サービス費の実績でございます。

それぞれの項目の数値も上がっておりますが、計画値との比較では、居宅介護サービ ス費は、ほぼ各年実績を上回っております。地域密着型サービスの中では、定期巡回・随 時対応型訪問介護看護の計画比のパーセンテージが低くなっておりますが、これは整備が 計画どおり進んでおりませんでしたので、このような結果になってございます。相対的に 見ますと、右下の数値92.4%でございます。

以上でございます。

【会長】 ありがとうございます。

ただいまの実績について、委員の皆さんからご質問、ご意見、いかがでしょうか。

これはあれですかね、じゃあ27年度が総額で98.0%、28年度が93.5%、2 9年度が92.4と、ちょっとずつ漸減しておりますが、これは予想の範囲内というよう なことでよろしゅうございますでしょうか。全体通していかがでしょうか。

はい、それでは、ひとまずこちらの事業計画の実績についてご説明いただきましたが、

特に問題ございませんでしたら、承認ということでいただきたいのですが、よろしゅうご ざいますでしょうか。

(異議なし)

【会長】 はい、ありがとうございます。

それでは、承認させていただきました。

それでは、続きまして、議題の2ということで、30年度の実績について、こちらも 事務局からご説明をお願いいたします。

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【介護保険課長】 はい、それでは、次の議題でございます。

資料2、それから資料2-1から2-3ですね、これについてご説明をさせていただ きます。

30年度の実績でございます。A4縦の資料2にまとめさせていただきました。Ⅰの 給付費でございますが、全体像としましては、資料2-1をご覧になりながらお願いをし たいと思います。

人口につきましては、計画策定時に、平成29年度の伸びを見込むことができなかっ たために、計画値を下回ってございます。

第1号被保険者の数は平成30年9月末現在、8万8,871人、計画値の97%程 度となっております。第1号被保険者数は、平成29年度よりも減少してございます。平 成31年度以降に減少すると見越しておりましたが、今年度より減少し始めた感じでおり ます。

認定者数は、各段階ともに計画値を下回っており、認定率も下回っております。第1 号被保険者数の減少によりまして、認定者数も計画比で5%から13%程度下回っており ます。認定率は、どの段階においても計画比で7%から10%下回っておりますが、全体 としましては、平成29年度よりも上昇しております。

資料2-2、資料2-3でございますが、全体の傾向として、各サービスの受給率は 横ばい、もしくは微増しております。

施設サービス、居住系サービス、住宅サービスともに、前年並みまたは増加しており ます。資料2-3のグラフにつきましては、ちょっとこのグラフも難しいんですけれども、

縦軸に在宅サービス給付費、横軸に施設居住系サービス給付費のバランスを示したもので ございます。

説明は以上でございます。少し見ていただきまして、何かありましたらよろしくお願 いします。

【会長】 はい、ありがとうございます。

それでは、ただいまのご説明に関しまして、ちょっと資料をご覧いただきながら、ご 質問、ご意見を伺えればと思いますが、いかがでしょうか。

はい、じゃあ委員、お願いいたします。

【委員】 区民代表です。

介護認定のことでちょっとお聞きしてもよろしいでしょうか。

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【会長】 はい、どうぞ。

【委員】 今回、主人が介護認定を受けたんですけれども、その認定の際の質問項目が、

例えば1人で風呂に入れるかとか、ご飯を食べられるかとかって、そういう実質的なこと が多かったんですけれども、主人の場合、脳梗塞の後、精神的にかなり落ち込んでいたり、

あと外に出るのはめまいがするので怖いので、なかなか出られないという、そういう精神 的な部分が非常に多かったんですけれども、そういう質問等はないものですから、全部1 人ではできるので、いい結果というか、そういう形になっているんですね。支援1にはな ったんですけれども、知人に聞いたところ、そういう精神的というか心理面で厳しい方も いるんですけれども、そういう心理面の認定というのはないんでしょうか。

【介護保険課認定調査係長】 認定調査係長です。

認定調査の項目の中に、精神的な部分の質問等が少ないのではないかというご質問だ と思いますが、認定調査の項目は全部で74項目ありまして、1群から5群まで分かれて います。第1群というのは、身体機能とか起居動作についての質問で、第2群というのが、

生活機能、移動したり、お食事をしたり、排せつをしたりという生活機能の面で、どのぐ らい介助が必要かどうかというところを調査します。3群のところで、認知機能の低下を 確認します。認知症の方の支障とか、どのぐらい認知能力が低下してきているかというよ うな質問があります。あと、第4群で、精神・行動障害といって、こちらのあたりが精神 的な低下が起こっているとか、社会的にもいろんな問題が起こるような行動が出ているよ うな方の調査をしたりします。この4群のところは、1番から15まであります。その中 でもいろいろ細かい定義がありまして、社会生活上で支障になるとか問題になるような行 動があるかないかというところの質問というのは行っています。あと、第5群は、社会生 活のほうで、例えばお薬の服薬とか、金銭管理がきちんとできているかとか、やはりこの あたりも少し認知機能の低下のあたりを確認するような内容にはなっています。実際、精 神的なご病気などで気分が落ち込んだりとか、そういったところの項目というのは、なか なか確かに認定調査の項目には入っていないんですね。やはり介護の手間に直結するよう な問題行動とか、そういったところが多く調査項目に入ってきているので、ただ実際、調 査の結果に該当しないような内容については、立会人さんなどから、今までと違ってしま ったようなところ、そういったところを調査員にお話ししていただいて、調査員はそれは 調査項目には該当しないけれども、審査会のほうには伝えたい情報として、特記事項で具 体的に載せることができるので、そのあたりはいろいろお話をしていただければいいかな

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と思います。やはり最終的な認定というのは、各審査会のほうで特記事項や、あと主治医 の意見書なども参考にさせていただいて、最終的には決定しているので、もし認定出た結 果と現状とで、やはり今のほうが状態が悪いとか、手がかかるようになってきてしまった というようなことがあれば、また申し訳ないですけど改めて申請をしていただいて、もう 一度調査を受け直していただくというのがよいのかなと思います。

【会長】 はい、よろしいでしょうか。

ほかは何か委員の皆様方、ご質問、ご意見いかがでしょうか。

じゃあ、委員お願いします。

【委員】 今のことに対する補足なんですけども、3群、4群、5群の部分について、や っぱり北区は認定調査の段階で、酷薄だと思っています、私は。それはなぜかといったら、

数値が要支援2と要介護1の割合が、非常に他区と比べて要支援2の割合が多いわけです ね。それは私、ずっと言い続けているんですけども、特に認知症の方で、明らかに問題行 動が起こっていても要支援2になるなんていうのはあり得ない話のところがあるようなこ とも出ていますから、客観的数字で判断したらいいと思うんです。東京都内でそういう北 区と同じような状況にあるのは渋谷区ですね。渋谷区と北区の2カ所がそうで、あとはほ とんど、前も言いましたように、文京区なんかですと10%ぐらい格差が出ているという のがあって、それは財政の問題かもしれませんけども、区民にとっては非常に不利益にな っているというふうに私は捉えています。今年、また来年、そのデータがきちんとまた数 値として出てきたときに、また他の区との比較というのがあっていいと思っているんです けども、ただ渋谷区がそうやって言っても、渋谷区は要介護の認定者数はそんなに多くな いですから、そこは北区みたいに多いところでこうなっているというのは、やっぱり僕は 注意をするべきだなというふうには思っています。これは、認定審査会の問題じゃなくて、

やっぱり調査のところの判断があるんじゃないかなと思っていますので、そこはこれから も見ていかれたらいいのかなと思っています。

以上です。

【会長】 事務局、もしコメントございましたら、ご返答いただければと思いますが、い かがでしょうか。

【介護保険課認定調査係長】 今、北区は要支援が多いというお話がありました。確かに 要支援の認定のほうが比率は多くなっています。ただ、要支援2に限っては、要支援2が 多いというわけではなくて、どちらかというと要支援1が多いんですね。軽度の認定者の

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方の申請が多いというのもあるんですけれども、あとは総合事業のほうにうまく流れてい ないというのが介護保険課としてはあるのかなと分析していますが、認定調査の段階で、

認知症の方の調査とか、やはり大変難しいところなので、そのあたりはこれからも調査員 の研修など、認知症の方の調査の方法とか、3群、4群、5群あたりのところも重点項目 で挙がっているところなので、研修に力を入れてやっていきたいなと思っています。よそ の区との比較分析などもこれからやって、研修の資料などを作るときの参考にさせていた だきたいなと思っています。

【会長】 はい、ありがとうございます。

ほかはいかがでしょうか。

はい、じゃあお願いいたします。委員、お願いします。

【委員】 今、認定調査のお話が出ましたので、若干自分の体験談ですが、今から五、六 年ほど前ですか、私の兄が脳梗塞で埼玉県浦和の施設に入所しておりました。その時の認 定調査のときに、これは埼玉のほうの施設に入所していましたので、委託の方がお見えに なったと思うんですけども、状態的には私の兄はもうベッドで寝たきりの状態でございま した。要介護、要するに認定結果は、要介護3ということで、私はもう少し重篤だろうと 思いまして、再認定の調査の依頼をお願いしました。その後、再認定では、要介護5の認 定を受けました。その後、要介護5の認定が決定した後、そのひと月後に他界しました。

したがって、何を言いたいかといいますと、今お話が出ていまして、やはりそのときも私 は感じたんですが、要介護の認定が厳しいのかなという気はいたしました。今、認定調査 のお話が出ましたので、自分の体験談を少し話させていただきました。

以上です。

【会長】 はい、ありがとうございます。

ほか、例えばこの件に関しましては、ほか、各委員の方、専門のお立場から何かござ いましたら、承りたいですが。

先生、大丈夫ですかね。はい、わかりました。

ほかの件に関しましても何かございますでしょうか。

はい、委員、お願いします。

【委員】 今、区のほうから、総合事業にうまく流れていないことが課題だというお話が あったかと思うんですけれども、まさにこの資料1のところでも、通所介護の伸びがやは りちょっと気になるなと思ったんですね。その中で、資料2の各サービスの考察というと

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ころで、通所リハビリだとか、短期入所生活介護のところでは、検証をしていく必要があ るというお考えが示されているんですけれども、通所介護については、どのようなお考え であるのでしょうか。お聞かせください。

【会長】 はい、事務局お願いいたします。

【介護保険課給付調整係主査】 給付調整係でございます。

本日、すみません、大変複雑な資料を大量につくりまして申しわけございません。資 料の説明の補足もさせていただきながら、通所介護の見込みに関してもお話をさせていた だきたいと思います。

今回、保険者機能強化交付金に関連して、各自治体とも比較検証をした上で、考察を しなさいというテーマが掲げられておりますので、今回はこういった資料を提示させてい ただいて、皆様のご意見をいただきたいなと思っている次第でございます。

先ほど委員のほうからご指摘いただいたのは、資料2の恐らく2ページ目、3ページ 目の各サービスの部分のところかなと思っておりますが、こちらに挙げさせていただきま した在宅サービス、それから地域密着型サービス、施設サービスに関しましては、資料2

-2をもとに、目ぼしいところをかいつまんでご説明の資料とさせていただいた次第でご ざいます。

まず資料2-2の2枚目ですね。こちらをご覧いただきたいと思います。

2枚目、いろんな色に分かれているんですけれども、ピンク色の点が、前年度と比較 して上昇している項目です。それから、緑色の項目に関しては、前年度並みというところ で、3%以内の増減枠の中に収まっている数値ということで、記載させていただいており ます。それから、青色のところに関しては、3%以上減になっている数値でございます。

まず、上から4段目から6段目までの受給率というところをご確認いただきたいんで すが、こちらに関しましては、北区の場合は、29年度にちょっと異質な動きをしている ところはありますけれども、29年度から30年度への移行に関しては、全体的に施設は 100%ということで前年並みでございますが、居住系サービス、在宅サービスともに伸 びているという状況になっております。なので、サービスの利用率という全体で見ると、

やはり伸びてきているのが現状なのかなと考えているところです。その中で、先ほど委員 からもご指摘いただいたとおり、通所リハビリというものを下のほうにおりていっていた だくと出てくるんですが、通所リハという書かれ方をされていますが、こちらに関しては、

前年比でだんだん下がってきてしまっています。

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28年度から29年度の減に関しては、こちら、一つサービス事業所が閉鎖になりま したので説明がつくんですけれども、30年度に関して引き続き下がっているというとこ ろが、このデータ上からはわからないというのが現状でございます。したがいまして、例 えば通所リハビリを使わないんだけれども、他の体操教室ですとか、そういったところの 利用が進んでいて、そちらと相まっているのであればいいのかなと思っているんですが、

そういったリハビリテーションや運動器の維持・向上に係る取り組みへの参加状況という ところときちんと比較をしていかなければならないなと思っているところでございます。

その中で、通所介護の部分なんですが、通所介護に関しては、ちょっと制度改正の関 係で、地域密着型サービスと分かれてしまっている部分もあるので、厳密な比較というの はなかなか難しいかなと思ってはいるんですが、通所介護に関しては、受給率、1人当た りの利用日数、回数、及び給付月額ともに、若干ではありますけれども、29から30で 伸びてきておりますので、この傾向というのは、この後も続いてくるのではないかなと考 えております。しかしながら一方で、地域密着型の通所介護が主ですけれども、閉鎖に追 い込まれている事業所というのが、最近比較的目についてくるのかなと考えております。

その中で、ここは私個人的な感じ方になってくるかもしれませんが、各通所介護サービス の強みとか、例えばADL、体操、筋トレに力を入れているところもあれば、IADLの 機能強化を進めていますよみたいな通所介護の事業所もあると聞いておりますので、そう いった部分をうまく表に出せるようにしてあげたほうがいいのかなという形で考えており ます。そこはやはり、情報発信という意味で、我々区役所のほうが集約をした上で、例え ば皆さん区民の方々が、自分で選びやすいようなものというのをつくっていかなければな らないのかなとも考えておりますし、それは果たして通所介護だけでいいのかという話に もちょっと及んでくるのかなと思っております。その辺の工夫というのが今後必要になっ てくるのではないかなというふうに考えてはいるところでございます。

引き続きまして、短期入所生活介護に関して若干触れさせていただきたいと思います。

資料2の3ページ目にもあるんですけれども、短期入所生活介護、いわゆるショートステ イのご利用です。

こちらは、東京都と全国平均との比較の数値になりますけれども、東京都、全国平均 ともに伸びてはいるんですけれども、3%以内で収まっている一方で、北区は3%以上伸 びているという形になっておりますので、全国及び東京都と比較しまして、若干強く伸び ているのかなという部分がございます。

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ショートステイに関しましては、施設サービスに直結するようなサービスでございま すので、どういった状況で伸びが強く出ているのかというのを今後検証し、在宅での生活 の維持というところがなかなか難しくなってくるのかなというところの原因をやはり確実 に分析していかなければならないのかなと思っております。このあたりに関しましては、

恐らく地域差というのもあるのかなと感じております。例えば特別養護老人ホームが近く にあるような地域ですと、ショートステイとかそういったものが身近にありますので、比 較的ケアマネジャーさんとかもすっと使いやすいような状況にあるのかなという部分もあ るのかなと思います。その辺の地域差というのを今後きちんと検証した上で、北区全体と しての課題というところで検証をしていきたいと思います。検証を行うに当たっては、や はり我々だけではちょっと難しい部分があるのかなと思っておりますので、地域包括支援 センター等も連携しながら、きちんと情報を集めて検証した上で、第8期の計画のほうに もうまく反映することができたらなと考えているところでございます。

それから、申し訳ございません、資料2-3に関してちょっと触れさせていただきた いんですが、こちらは、第7期の計画策定のときにも確認をさせていただいた資料なんで すけれども、周辺自治体との在宅サービス、施設サービスをどういうバランスで使ってい るかという比較表になります。右のほうに行けば行くほど施設居住系サービス、いわゆる 特別養護老人ホームですとかグループホームですとか、そういったものを1人当たり使っ ている金額が高くなります。上のほうに行けば行くほど在宅サービスをより多く使ってい るというところになりますので、23区の平均というところで、黄色い点線を引かせてい ただきました。なので、これよりも例えば右上のほうにあると、在宅、施設、居住系とも に、1人当たりたくさん使っている区というところになります。したがいまして、北区の 場合は左下のところにいますので、在宅サービス、施設居住系サービスも、今のところ平 均よりも低い利用額というところになっております。ただ、これに関しては、高ければい いとか低ければいいというものでもないと感じておりますので、低いなら低いなりの理由 をやはり検証しなければならない。例えばサービスの提供媒体といいますか、基盤がない から低いかもしれないですし、そのあたりに関してもきちんと検証をした上で、他の自治 体の取り組みも参考にしながら考えていきたいなと思っております。

それと、あと最後に、この矢印なんですが、29年度から30年度へのこの遷移をあ らわしております。全体的に、やはり全自治体ともに右上のほうに上がっておりますので、

これもやはりこのままずっと行ってしまいますと、保険料の上昇というところにもつなが

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りかねない現象かなと思っておりますので、この辺に関してもきちんと検証をした上で、

この伸びが果たして正確なのかどうかというところも含めて確認をしてまいりたいなと思 っているところでございます。

雑駁ではございますが、以上でございます。

【会長】 追加のご説明ありがとうございます。

委員、よろしゅうございますでしょうか。

【委員】 デイサービスのところにおきましては、本当、役割とか機能の見える化という のは本当に必要だなと思いますし、それがまた総合事業とのリンクというのがとても重要 になってくるかと思いますので、その辺のほうをデータを見ながら進めていただければな と。

【会長】 じゃあ、委員、お願いいたします。

【委員】 デイサービスのことが出てきましたので、私もひと言皆さんにお伝えしたいと 思います。

デイサービスの事業所の評価として、事業所のサービス内容のいろいろな向上とか努 力を評価するということなんですけど、私どもデイサービスの事業所としての実感として は、やっぱり要支援の利用者の方、増えてきています。状態像としては、整形外科的な疾 患があって、認知症もなくてという方ですと、結構室内で自立した生活を送れるんですけ ど、お風呂をまたぐことができないとかそういう方がいらっしゃいまして、区分変更を申 請しても、1度、2度とやっても、やっぱり要支援になってしまう。どうしてもお風呂に 入れないので、機械浴の設備のあるデイサービスに、要支援だけどお願いしますという方 は結構私の実感としては増えている。そういう方を受け入れるというのは、事業所として は例えば要支援の方お一人受け入れる、定員1人分として数えるんですけど、要介護の方 ですと、要支援の方2人分ぐらいの収入ぐらいになるんですね。認知症型デイサービスで すと、さらに1人要支援の方、三、四人分の介護報酬の差があったりしまして、でもやっ ぱりその方の生活の現状を考えますと、受け入れざるを得ないという福祉的なことを第一 に考えると、そういう方もデイサービス側は受け入れなくてはいけない。でも定員1人と いうことで、そういう収入とかが悪化していく状況なんですけど、数字的にも私、すごく あらわれてきているなと思っています。今、事業を廃止するデイサービス、私の周りにも 幾つかもあるんですよね。それはもうデイサービスの数が170%と計画よりもやっぱり 増え過ぎているというのは私たち重々わかっているんですけど、利用者さんのそういうと

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ころを考えると、あんまりドラスティックに事業所が廃止するとかとなると、高齢者の方 に影響が出て、私たちもそういう方の受け皿になるべくなりたいと思ってやっています。

あとは介護報酬は送迎で車に乗っている時間は介護報酬の算定の時間には含まれないので、

そういう事業所が廃止したところ、遠くの方が近くで探してもなくて、遠くの事業所にど うしてもお願いしたいということで来ると、事業所としては本当にここから赤羽とかです と、片道30分かかって、結局往復1時間ぐらいかけてお一人の方を送迎してという、そ ういうものすごい労力等、時間とかけて、結果としては介護報酬がほかの方よりも少ない 報酬が入ってくる。こういう事業所側の事情とかもあるというのをぜひ知っていただきた いなと思いまして、私どもとしては、そういう福祉的な理念を優先して、採算を度外視し ても、そういう方を受け入れている施設というのを評価してほしいなという、そういう視 点を行政の方にも、全員とは言わないんですけど、ケアマネジャーさんとか専門の方たち にもそういうところを評価するような形でデイサービスを支援していただきたいなと思っ てございます。

【会長】 非常に深刻なご意見だと思います。恐らく1軒閉鎖すれば、悪循環になってい って、ほかの事業者さんも先ほどおっしゃったようないろんな負担が出てきてということ で、ドミノ倒しみたいになっていくと本当にもう、これどうなるかわからないと。それで、

恐らくこういった事業所さんの連絡会なり、こういった声なり何か意見を行政のほうなり と情報交換をされるような機会、あるいは勉強会といいますか、やっぱりそういったもの も必要かと思うんですが、そういったものはいかがなものなのでしょうか。

【委員】 やっぱり皆さんもご存じのとおり、昨今の介護人材の社会問題ですけども、私 も朝送迎してここに来たりしているんです。もうフル稼働で、特に小規模のデイサービス なんていうのは、そういう悪循環の中で、1人もうきつくてやめますとなると、もうその ことだけでもう事業所が潰れてしまうくらいの影響があったりします。またそういう事業 所の人たちが集まって話し合いをするとか、そういう時間も持てないぐらいデイサービス をやっている事業者というのは、本当に今静かに進行しているんですけど、本当にかなり 厳しい状況に追い込まれています。私、唯一ありがたいなと思うのは、医療界、先生方が 結構デイサービスを評価してくださって、受診したときにデイサービスに行ったほうがい いですよとかと言ってくださった、それでデイサービスに来たという方が結構いらっしゃ ったりしますので、そういうのはすごくありがたいなと思っております。

【会長】 本当にこういう全体会で話題提起していただくというのはまず大事だと思うん

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ですけども、具体的に大事な案件ですので、作業部会的なものですとか、事業者の方々と 関係者の方々で、ちょっと深堀りした議論なりが今後必要かなと思うんですが、このあた り、役所のほうとしての道筋といいますか、何かご意見ございましたらいかがでしょうか。

【介護保険課給付調整係主査】 現在、北区、区役所のほうと各サービスの事業者団体さ んと隔月で情報連絡会をさせていただいております。そこで、例えば各々の職能団体さん、

例えばケアマネさんの会とか、デイサービスの会とか、あとエリアリンクさん、地域密着 型サービス連絡会とか、そういったところと研修会等を実施しましたとか、そういった連 絡交換をさせていただいております。また計画策定の前には、それぞれの団体さんからご 意見をいただきたいというところで意見聴取もやらせていただいております。そういった いわゆる定期的なというか、定例的な部分だけではなく、より深いところで情報交換をさ せていただきながら、介護人材の確保も含めて課題を共有させていただきながら、解決策 というのも一緒に検討させていただきたいなと思っております。

以上でございます。

【委員】 でもこういう通所介護の難題とか、結構講師で来ていただいたりしていて、デ イサービスの意義も区として認めてくださっているという発言も私たち聞いていますので、

ありがたいと思っております。

【会長】 はい、ありがとうございます。

はい、じゃあお願いいたします。

【委員】 ケアマネの会と申します。

感想のような意見ですが、実は先週資料をいただいて読ませていただいたことで、会 として今考えている問題意識の部分と、やはり数字で見ていた上で、ああ、なるほど、こ ういう違いがあるんだということがわかった次第です。というのは、短期入所、ショート ステイの方々と、業務やまたは会として話し合う中で、稼働率といいますか、利用者さん が減っているのではないかという問題提起をいただきます。それで、ケアマネの会として も、例えば地域包括ケア病棟とか、または有料老人ホームとか、ショートステイの受け皿 が行って広がる中で、または医療処置の必要な方とか、さまざまな選択肢として広がって いる中で、短期入所生活介護の利用者さんが前よりも減っているのではないかなという意 識があったんですが、ただしこの数字を見ますと、必ずしもそうではないということもし っかりわかりましたので、やっぱり物事を捉えていく上で、この全体像、数字の部分と実 際にどう使えているかという先手を応援する、利用者さんを応援する意味での役割として

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の絡めながらの懇談を、やっぱり裏方はケアマネだと思っておりますので、今日いただい たものをしっかり会の中でも共有して、ショートステイの連絡会の皆さんとも、この間、

会員向けのアンケートもとっているものですから、その意見もまとめながら出していきた いと思っています。

ありがとうございました。

【会長】 はい、ありがとうございます。

それでは、ちょっと時間もございますので、じゃあ、はい、どうぞお願いします。

【委員】 二つです。最初は意見だけ述べさせていただきたいと思います。議論も若干、

資料の1のほうにも入っていってるのかなと思いつつなので、これは意見だけ言っておき たいと思いますが、乖離の問題が、先ほどざくっと3年間トータルすると、40億は超え ているのかな、これ全部介護保険料のもとになるサービス費と、それからそれの結果の乖 離ということになっていますので、分析は分析としてしっかりやっていただきたいという ことは当然なんですけども、このあたり、もうちょっとしっかり総括していただくという ことを求めたいと思います。つまり、ご自分の払っている介護保険料に見合うサービスが この北区の中で行われているのかどうなのかということが一つこの中にあらわれているん だなと思っておりますので、これは意見にとどめさせていただきます。

それから、今の2番の課題のところでいくと、人口問題ということなので、今、多様 性、多文化の関係の指針も出たりしていて、外国の方が増えていることに対して、全庁的 にという対応をしていくことになっているはずです。それで、全庁的ということになると、

介護保険、介護の分野も当然入ってくるわけで、外国の方の問題では、医療保険は結構さ まざま今問題も起きてきております。ただ、外国の方は、今のところ、若い方、働く方、

留学生、こういうことなので、高齢者というここに該当するところは余り顕著には出てい ないかもしれませんが、皆保険、皆が入らなくちゃいけないということになっていますの で、そのあたりをどのように捉えているかということを伺わせてください。

【会長】 はい、事務局、お願いいたします。

【介護保険課給付調整係主査】 先ほどご質問いただきました外国の方への対応というこ となんですが、現在、介護保険とか社会保障全体的な部分になろうかなと思いますけれど も、東京都のほうで、中国語版、韓国語版、英語版というところで、しおりのようなもの は作成されていますので、実際窓口のほうにお越しいただいたときには、お見せさせてい ただきながら、適宜コピー等を提供しながら、制度自体のご案内はさせていただいている

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ところでございます。ただ、実際にそういった方々がサービスを使うときになってくると、

先日も問い合わせがあったんですが、中国語の対応できるヘルパーさんはどこにいますか というご質問がありました。実際、我々のほうとしては、そういったものを一切把握して いなかったので、こういうこともやはり今後情報提供というところで、まさにサービスの 見える化というところになりますけれども、こういったものを今後提供していかなければ ならないのかなというところを今課題として認識をし始めたところでございます。福島委 員からのご指摘をいただきましたけれども、そういった部分、今はやはり外国の方でご利 用されている方というのは少ないかもしれませんけれども、今後も少ないかというと決し てそういうわけではないと思っておりますので、今後に向けて、各事業者団体の皆様とア イデアを出しながら、解決策というのを見つけられたらなと思っております。

ご指摘いただきましてありがとうございます。

【会長】 はい、どうぞ。

【委員】 今、そういう受けとめをしていただいているのはありがたいなと思っています が、介護保険も当然、皆保険という立場だから、年齢が来ればそういうふうになるし、4 0歳を過ぎた方には国保や何かの中でも介護保険分がちゃんとかかってきているというこ となんだと思います。

先日も、成人式のときに、今、成人の21.4%が外国の方ということと、それから、

これからもどんどん外国の方は増えていくということもあったりしています。65歳以上 というふうになると、あんまりどうなのかというのはありますけども、40歳を過ぎて、

介護保険料が直接かかってくる年齢の方は、そう遠くないということもあるのかなという のを思って、ただ取り組みとしては視野に入れていただいているということなので、引き 続きご協力をお願いしたいと思います。

ありがとうございました。

【会長】 ありがとうございます。

それでは、大分時間も押しておりますので、ひとまずこの資料2に関連しましては、

委員の皆様、ご承認いただけるということでよろしゅうございますでしょうか。

(異議なし)

【会長】 はい、ありがとうございます。

それでは、続きまして、同じくⅡの地域密着型サービスの基盤整備及びⅢの他職種に よる自立に向けたケアプランに係る議論についてということで、事務局のほうからご説明

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をお願いします。

【介護保険課長】 いろいろ貴重なご意見をありがとうございます。

それでは、資料2のほうに戻っていただきまして、4ページ目ぐらいですかね、地域密着 型サービスの基盤整備のところをごらんいただければと思います。

では、まずⅡのところでございます。よろしいでしょうか。

選定結果としましては、審査基準評価表におけます最低基準を超える業者がなかった ために、書類審査、プレゼンテーション審査を行いましたが、応募意向のあった1法人も 選外となってしまいました。小規模多機能型居宅介護も応募なしでございました。

今後の予定でございますが、両サービスともに、平成31年度も改めまして公募方法 の検討を行ってまいります。

以上です。

【会長】 はい、ありがとうございます。

まずは2だけでよろしいですか。3も続けて、はい。

【介護保険課長】 では、Ⅲのほうに入らせていただきます。

多職種による自立に向けたケアプランに係る議論についてでございます。

平成30年度の介護保険制度改正に伴いまして、居宅介護支援事業所の介護支援専門 員につきましては、利用者の自立支援・重度化防止や地域資源の有効活用の観点から、区 へケアプランを届け出、他職種による検討を行うことにいたしました。実績は、次ページ でございます。

参加者は、担当ケアマネジャー及び地域包括支援センター代表となっております。

ご報告はここまでとしたいと思います。

【会長】 はい、それでは、じゃあ、お願いします。

【介護保険課給付調整係主査】 大変申し訳ございません。補足をさせていただきたいと 思います。

Ⅱの地域密着型サービスの基盤整備でございますが、定期巡回・随時対応型訪問介護 看護においては、先ほど課長からご説明をさせていただきましたとおり、1法人応募があ ったんですけれども、選外とさせていただいております。

小規模多機能に関しては、応募がなかった状況でして、こちらに関しても平成31年 度に改めて両サービスともに公募を行います。現在のところ問い合わせはまた幾つかある という状況でございまして、ただ実際応募を開始すると応募がないという状況でございま

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す。大変困っている状況ではございますが、サテライト型というものも含めて、今後、公 募方法を検討してまいりたいと思っております。在宅生活を支える上で不可欠なサービス 2種目かなと感じておりますので、ここは31年度中に整備を進めてまいりたいと考えて いるところでございます。

Ⅲの他職種による自立に向けたケアプランに係る議論についてでございますが、いわ ゆる生活支援サービスを、決められた回数以上提供しているプランに関して、他職種で検 討しているものでございます。30年度の介護保険制度改正で導入されたものでございま して、昨年中、平成30年中に、内部で検討をさせていただきながら、ケアマネジャーの 会員さんとも連携をさせていただいて、やり方を検討してまいりました。そのやり方に基 づきまして、年が明けまして1月、2月と3月に関しては、来週に1件ずつそれぞれ検討 をしているところでございます。

ここには詳細を記載しておりませんが、10月以降のプランで、この規定回数以上、

位置づけたものに関しては翌月末までに提出という決まりになっております。提出された プランをもとに、こちら区役所のほうで、どれを会議で検討すべきかというところを抽出 をさせていただきまして、その1件に関して毎月こういった多職種で検討をさせていただ いております。ケアマネジャーの会さん、サービス提供責任者の会さん、訪問介護ステー ション連絡会、リハビリネットワークの方に、代表者1名ずつご参加いただきまして、多 職種で検討をしているというところでございます。

参加いただきました担当のケアマネジャーさんの感想をちょっと口頭ですがご紹介さ せていただきますと、なかなか好評をいただいておりまして、なんでこういう会が今まで なかったのでしょうかというところまで言われているところでございます。ただ、検討を このメンバーでやっている中で、やはりもうちょっとこの専門知識がある方というのが必 要ですねというところが出てまいりました。特に1月に開催したものに関しては、口腔ケ アというところが話題になったんですけれども、やはり訪問看護の看護師さんからの意見 でしか検討ができなくて、栄養士さんですとか、歯科医師さん等からもぜひ意見をもらえ たらいいですねという形の結論づけになってしまったんですね。なので、そことも連携し てみてくださいという意見を述べて、終了という形になっておりますので、来年度以降、

そういった部分、医師、歯科医師、栄養士さん等も協力を依頼させていただいて、より具 体的なアドバイスができるような形で進められたらなと思っているところでございます。

以上でございます。

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【会長】 追加説明ありがとうございました。

それでは、この二つのテーマに関しまして、ご質問、ご意見いかがでしょうか。

委員お願いします。

【委員】 まず、地域密着型サービスの基盤整備についてお伺いしたいと思うんですけれ ども、今後の課題として非常に大きなことかなと思うんですけれども、この選外、1法人、

応募意向のあった法人が1法人ということで選外になったということと、小規模多機能型 居宅介護、応募なしということなんですけれども、これは東京23区、都内において、ま た全国においても同じような傾向なのか、それとも何か特別に北区に問題があるのか、制 度自体に何か課題があるのか、その辺はどういうふうに捉えてらっしゃるのか教えていた だければと思います。

【会長】 事務局、よろしいでしょうか。

【介護保険課給付調整係主査】 ご質問いただきましてありがとうございます。

定期巡回及び小規模多機能に関しまして、全国的な傾向としましては、そこまではち ょっとつかみ切れていないというのが正直なところでございます。ただ、定期巡回・随時 対応型訪問介護看護並びに小規模多機能型居宅介護、例えば地方ですと、こういったもの が先にできてきて、そこをもとに地域包括ケアシステムが回っていくというやり方をやっ ている自治体もあるというところで聞き及んでおります。ただ、23区全体で見ますと、

小規模多機能型居宅介護に関しては、やはりグループホームとともに、いわゆる場所の確 保というのが大変大きな課題ということで言われておりますので、23区ともに苦戦をし ているというところが現状かなと思います。

それから、また定期巡回・随時対応型訪問介護看護に関してですが、こちらに関して は都心部でも利用者は見込めるサービスであるはずなんですけれども、なかなか認知度が 伸びていないというのが現状でございまして、こちらに関しては、やはり全国的にいわゆ る認知度の低さというところは指摘されているところではございます。整備がきちんと進 んでいる自治体等もございますが、23区の定期巡回はやはり苦戦はしております。そう いったところで、両サービスともに23区で見ると苦戦はしているというところでござい ます。

以上でございます。

【会長】 委員お願いします。

【委員】 ありがとうございます。

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やはり東京23区の中で場所の確保というのは非常に課題だと思うんですけれども、

そうは言ってもこの小規模多機能型居宅介護事業というのは必要な事業でありますので、

あらゆる例えば公有地にしても何にしても、公設民営というか、そういった形も考えられ るかと思いますので、全庁を上げて公共施設の跡地を活用したりとか、そういったアイデ アも考えていただきながら、事業者の応募があるような環境づくりを進めていただきたい と思っておりますので、よろしくお願いいたします。

それから、このⅢの他職種による自立に向けたケアプランに係る議論についてという ことなんですけども、ここにあえて、「なお、この取り組みは、利用者は、さまざまな事 業を抱えていることを踏まえ、利用者の自立支援・重度化防止にとってより良いサービス を提供することを目的としており、サービスの利用制限を行うものではありません。」と いう一文がございますけれども、やはり一般的に見ますと、なかなかこの制限を設けて、

そしてまた検討会議にかかるというと非常にこの3行の部分というのが気になるところで、

この利用制限といったものがないようにするために、今年度からさまざまな他職種連携と いった意味では、医師会、歯科医師会、栄養士などの専門職の方々に検討会にご出席を依 頼するということです。これは、もう確約はとれているんでしょうか。

【会長】 はい、事務局どうぞ。

【介護保険課給付調整係主査】 栄養士さんに関しては、もう既に確約といいますか、一 名ご参加いただく予定になっております。

医師、歯科医師に関しては、今後オファーをしながら、毎回とは言わないまでも、タ イミングを見てご参加いただけるような形でご依頼をさせていただきたいなと考えている ところでございます。

【会長】 はい、どうぞ。

【委員】 かねてよりこの高齢者の口腔ケアに関しましては、非常に大きな問題として歯 科医師会も捉えておりますので、ぜひとも多職種連携を深めていただいて、そしてまた利 用者の方々の利益にかなうような環境づくりというのを進めていただきたいと思っており ますのでよろしくお願いいたします。

【会長】 委員より一言お願いいたします。

【委員】 歯科医です。

今のお話ですけれども、口腔ケアのほうの認知はもう大分高まってきているところだ と思いますし、歯科医師会としても、そういったオファーがあれば検討会のほうに参加す

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ることはやぶさかではございませんので、ぜひオファーのほうをしていただければと思い ます。

それと、歯科医師会だけではなくて、この北区から委託されてやっております北区障 害者口腔保健センターも、歯科衛生士さんを増員しまして活動しているところでございま すので、衛生士さんも派遣することも可能でございますので、そこもちょっと考慮してい ただければと思います。

以上です。

【会長】 非常に心強いご意見をいただきましてありがとうございます。

ほかはいかがでしょうか。

じゃあ、委員、お願いします。

【委員】 このⅢのところで、他職種による自立に向けたケアプランの議論のところで、

リハビリネットワークも参加させていただいていまして、とても有益といいますか、内容 の濃い会議だということは聞いております。その中で、通常よりかけ離れた回数をケアプ ランに位置づけている場合に上がってくるということが書いてあるんですけれども、今、

全国のほうで自立支援介護予防に向けた地域ケア個別会議のほうが進んでいるかと思うん ですけれども、これとはまた別だと考えてもよろしいんでしょうか。

【会長】 はい、事務局お願いします。

【介護保険課給付調整係主査】 そちらとはやはり別なものとして考えておりまして、自 立支援に向けたケアプランの検討に関しては、また来年度以降というところで、やり方を 含めて検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。

【委員】 先ほど委員のほうからも、お風呂がまたげないからデイサービスに行ってしま うとか、回数が多いだけではなく、その生活支援というところにも着目した自立支援介護 予防が多職種で行われる地域ケア個別会議というのがこれから求められてくるのかなと思 いますので、そちらもあわせて検討していただければいいのかなと思いますのでよろしく お願いします。

【会長】 はい、ありがとうございます。

ほかはいかがでしょうか。

先生お願いします。

【副会長】 さっきのⅡの地域密着型サービスの基盤整備のところで、今、地域密着型の ほうで会長をやらせてもらっているので、ちょっとお願いと今後に向けてなんですけども、

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本当に1法人、やはりここら辺のデータとかを見させてもらったら、やっぱり定期巡回の ほうが伸びてないということで、心を痛めながらお話を聞いてはいたんですけれども、せ っかくプレゼンテーションまでこぎつけた1法人に対して、私たちの地域密着型のほうで のプレゼンテーションに対しては、ちょっといろいろ問題があったというような結果で、

今回は選外という形になったというような経緯がございます。せっかくやっぱり北区でこ ういうサービスをやりたいというふうに言ってきてくださっているのだから、何かこう少 し事務局で行政のほうから、このプレゼンの前に少しコメントとかいろいろ、こういうこ とをしたほうがいいですよとか、ちょっと何かあったほうが本当によかったんじゃないか なと、今考えてもそう思っています。というのは、本当にいきなり来て、プレゼンテーシ ョンが言葉を悪く言えば、めちゃくちゃな感じがあったので、すごく私たちもそっちにび っくりしたというのが本音です。ですので、少し練習じゃないんですけども、こういうこ とが多分聞かれると思いますみたいなこの情報を少し流させていただきながら、やっぱり 北区に作りたいというような思いで来てくださっている熱意は私たちもそこら辺を酌み取 りたいと思っていますので、そういう指導といったらちょっと大げさかもしれませんけど も、今後あってもいいかなというふうに個人的には思いました。

【会長】 確かにプレゼンだけ上手な事業所よりは、本当にそういうところが大事かもし れない。ありがとうございます。

それでは、時間が押しておりますので、ひとまずそのⅡ、Ⅲの案件に関しましてもご 承認いただくということでよろしゅうございますでしょうか。

(異議なし)

【会長】 はい、ありがとうございます。

それでは、引き続きまして、議題3の平成30年度保険者機能強化推進交付金につい て、事務局よりご説明をお願いいたします。

【介護保険課長】 はい、会長、お願いします。

それでは、資料でございますが、資料3、それから資料3-1から3-2についてご 説明をさせていただきます。

資料3-1と3-2につきましては、資料3のほうに要約をさせていただきましたの で、資料3のご報告にとどめさせていただきたいと思います。

平成30年度保険者機能強化推進交付金についてでございます。

平成29年度の介護保険法改正に伴いまして、自立支援・重度化防止等に関する取り

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組みを支援するために、国が交付金を支給することとなりました。

これにつきましては、市町村における地域課題への問題意識を高め、地域の特性に応 じたさまざまな取り組みが組み込まれ始めまして、効果的な取り組みに発展されていくこ とを目指すものでございます。

国の交付額でございますが、お示しのとおり、予算総額190億円程度の見込みでご ざいます。

今後の予定でございますが、3月に交付決定がされます。

すみません、北区の場合は、5,281万円余でございます。

【会長】 じゃあ、事務局、追加をお願いします。

【介護保険課給付調整係主査】補足をさせていただきたいと思います。資料3ですけれど も、1ページ目にお示しをさせていただきましたとおり、評価に基づきまして、その点数 に応じて配分されて交付される交付金でございます。国のほうの予算総額190億円程度 というところでございまして、資料3の裏面に行っていただきまして、4番のところが実 際の区の評価指標に基づく点数でございます。大きくⅠ、Ⅱ、Ⅲというところで、PDC Aサイクル、自立支援・重度化防止、安定運営というところで分かれておりまして、トー タルで612点満点中507点、得点率としては82.8%というところでございます。

この点数に応じまして、交付される金額が5番の交付予定額5,081万円余というとこ ろでございます。

資料3-1をご覧いただきたいと思います。

こちらにお示しをさせていただきましたとおり、講演資料が非常にわかりやすかった ので、承諾をいただきまして、今回お配りをさせていただいたものでございます。

裏面をご覧いただきたいと思います。

今回の交付金に関して、項目がうまく並べられているものがこちらにございます。

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲというところでありますけれども、ピンク色の線を引いているところが区 の取り組みで、0点というところで、点数が取れなかったという項目になっております。

こちらに関しましては、やはり今からどうしようもないという部分も中にはあるんですけ れども、少し工夫をすれば点数を確保できるようなところというのももちろんございます ので、そういったところを検討させていただいて、来年度以降、点数が確保できる部分に 関しては確実に確保をしていきたいなと考えております。

例えばなんですけれども、Ⅰの目標未達時の改善策の検討ですとか、こういった部分

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に関しては、今回お示しをさせていただきましたけれども、こういった形で考察をさせて いただきながら、こんな形で検討を進めていきたいというところで、点数が確保できる可 能性ももちろんございます。

それから、例えば地域包括支援センターのところに関しては、仕組みを作ることによ って点数が確保できるような部分というのがございますので、こちらもうまく検討できた らなと思っているところでございます。

あわせまして、平成31年度の交付金に関する指標が、もう提示されております。そ れが資料3-2の部分になりますけれども、大きく変わっている部分というのはないんで すけれども、例えば時点が変わっている、第7期計画策定時にやっていれば点数ですよと いう部分が、2018年度に分析をしていればという形で変更になっている点が幾つかご ざいます。また、単なるデータの提示だけにとどまらず、今回、この場で議論をしていた だいたとおり、分析ですとか考察というのをした上で公表しなさいというところを求めら れている項目が非常に増えているかなという印象がございます。

それから、新たな評価項目の追加という部分もございます。例えばなんですが、資料 3-2の6ページをごらんいただきたいと思います。

介護支援専門員・介護サービス事業所という項目の中の②番でございますが、介護サ ービス事業所の質の向上に向けて、具体的なテーマを設定した研修等の具体的な取り組み を行っているかという項目がございます。

こちら、今までは、従前は行っていれば10点というものだったんですけれども、今 回、イの項目が加わりまして、介護相談員派遣等事業を実施しているかどうかというとこ ろも点数の加算要件として加わっております。こういった部分で、多少項目が増えている 部分がございますので、こちらに関しては、2018年度の取り組みが対象ということに なっておりますので、今既にやっていれば丸だけれども、やっていなければ点数が取れな いという項目になってございます。

この項目、評価指標が2月にもう既に出ておりまして、2019年度のこちらの評価 指標の採点に関しては、4月に提出をするということになってございます。4月に提出し た評価指標に基づきまして、7月に交付額の内示がございまして、12月に交付される予 定になっております。この交付された金額をもとに、また新たな自立支援・重度化防止等 の施策に関して、この交付金を充てることができますという制度になってございます。補 足させていただきました。

参照

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