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開会挨拶香川大学教育学部風間喜美江教授 閉会挨拶統計数理研究所田村義保副所長 司会香川大学附属高松中学校教諭三好一生先生 理数系教員指導力向上研修会 ( 香川 Ⅰ Ⅱ) の小中学校の先生を対象に 数量関係 資料の活用領域 の研修 Ⅰ 会場となった 313 号教室は 80 名を超える参加者があり 研修

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立春を過ぎてなお寒さの厳しい、2月9

日(土)午後0後30分より、JR四国高

松駅近くにある香川大学教育学部の二つの

教室を使い、大学共同利用機関法人統計数

理研究所が主催《理数系教員指導力向上研

修会(香川Ⅰ・Ⅱ)》が開かれ、四国だけで

はなく全国から130名を超える小中学校、

高等学校の先生が参加しました。

21世紀型スキルとして「統計的問題解

決力」が国際的に重視され、一昨年改訂さ

れた学習指導要領では、算数・数学科で小

学校から高校に至るまで統計内容が大きく

拡充されたことから、支援活動の一環とし

て開催したものです。

大学共同利用機関法人・情報・システム

研究機構統計数理研究所が主催、日本統計

学会統計教育委員会・統計教育分科会、香

川大学教育学部、香川県算数教育研究会、

香川県中学校数学教育研究会、日本品質管

理学会TQE特別委員会が共催しました。

教育学部314教室で行われた研修会Ⅰ は、小中学校の先生方が参加され、中学校や 小学校で指導されている先生方による授業例 や参考事例などが紹介された後、慶應義塾大 学大学院教授の渡辺先生から『問題解決のプ ロセスを意識した統計教育の必要性~統計グ ラフコンクールの活用~』が紹介されました。 また313教室で行われた研修会Ⅱは、高 等学校では理数教育の推進が大きく謳われ、 その柱の一つに「問題解決型の統計教育」の 必修化が盛り込まれていることから、この研 修会では、データが知識を生む時代の人材育 成に対して、必修化された新課程数学科「デ ータの分析」および新課程情報科「問題解決」 の単元指導が果たす役割や目的と意義、育成 したい力、具体的な授業方法や評価の考え方、 教科横断的連携指導の可能性を講演者と参加 者で考えるなど、活発な交流が行われました。

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《理数系教員指導力向上研修会(香川Ⅰ・

Ⅱ)》の

小中学校の先生を対象に『数量関係・資 料の活用領域』の研修Ⅰ会場となった313号教 室は80名を超える参加者があり、研修開始に当 たり会場提供元である香川大学教育学部教授の 風間喜美江先生が開会挨拶を行いました。 最初は筑波大学附属中学校教諭の中本信子先 生による『中学校授業例Ⅰ:QC的手法を用いた 問題解決の授業実践~総合的な学習の時間を活 用して~』の紹介が行われました。 中本先生所用のため、急遽、慶應義塾大学大学 院健康マネジメント学科教授の渡辺美智子先生 が代行しました。 風間先生、今回の研修会の開催趣旨を最初に説 明し、地元の香川や徳島など四国だけではなく、 東京、神奈川、岐阜、京都、岡山など各地からの 参加も多く、遠路参加頂いた先生方に謝意を述べ た後、早速、小学校や中学校の実践事例などの紹 介が始まりました。 新学習指導要領にある「生き る力を育む」には、身の周りに 起こる様々な問題を発見する ことに始まり、解決に向けアイ デアを出し、解決策を具体化、 実施して成果を上げ、より高い レベルに向けて取組む「QC的 問題解決力」に通じますが、そ うした取組を中学校で実践し ている事例が紹介されました。 中学での「問題解決力」強化のため中本先生が 進めたのは日本の「問題解決プロセス」の原点と も言えるPDCAサイクルを発展させたもので、 英連邦で学校教育に普及しているPPDACサ イクルを紹介、問題解決に威力を発揮する「QC 七つ道具」を活用して問題解決に取組むべく、筑 波大学附属中学校の授業の中で指導した実践内 容が具体例と共に紹介されました。 開会挨拶 香川大学教育学部 風間喜美江教授 閉会挨拶 統計数理研究所 田村義保副所長 司 会 香川大学附属高松中学校 教諭 三好一生先生

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岩手と高松の気温を比較した身近な話題から入りました。 事例紹介後には早速、熱心な議論が交わされました。 中学校授業例2つ目は岩手 大学附属中学校教諭の佐藤寿 仁先生による『資料の活用「標 本調査」における単元のデザイ ンと実践について』でした。 新学習指導要領への移行に 伴い加わった新領域である「資 料の活用」について、中学3年 生での実践に向けた「標本調 査」についての指導高層や実際 の生徒の学び方の事例などが 紹介されました。 3番目は『辞書の単語数調べ を目的とした「標本調査」の授 業実践』と題して東京大学教育 学部附属中等教育学校教諭の 細矢和博先生が事例を紹介し ました。 中学校の授業では、英和辞典 に掲載された“見出し語”の総 数を調べてみようをテーマに 標本調査を実際に取組ませ、生 徒の考え方、誤差を無くす工夫 などについて紹介されました。 次に愛知教育大学准教授の 青山和裕先生が登壇し、米国や 英連邦諸国、日本や韓国など9 カ国が参加している文部科学 省や総務省が後援する国際的 な生徒参加型データを活用す る学習サイト「センサス@スク ール」について小中学校の生徒 にとって身近なデータを活用 できる内容を紹介しました。

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産業界の事例は折り紙の“犬の顔”の演習付きでした

奇しくも産業界で展開されている“紙コプター”の事例でした

続いて日本品質管理学会T QE(Total Quality Education) 特別委員会委員でQCサーク ル上級指導士の前川恒久氏が 『測ってまなぶ“折り紙”を活 用したデータと品質教材』をテ ーマに企業内で行ってきた研 修教材を基に小中学校の授業 でも活用できるよう工夫した “犬の顔”の折り紙を用いた教 材を紹介、参加者全員が自ら演 習を行いながら体験しました。 最後の事例は聖徳学園附属 小学校教諭の川上貴先生で『分 布に対する見方を育む算数の 授業づくり~中学校「資料の活 用」に繋げるために~』をテー マに“紙コプター”を用いた分 布の授業事例でした。絵や図を 用いた数量の表現に始まり百 分率、帯グラフ、折れ線グラフ、 平均や度数分布などについて 具体的に紹介しました。 研修会Ⅰのまとめとして、慶 應義塾大学大学院健康マネジ メント学科教授の渡辺美智子 先生が『問題解決のプロセスを 意識した統計教育の必要性~ 統計グラフコンクールの活用 ~』をテーマに、今年度の統計 グラフ全国コンクールでの日 本統計学会賞や日本品質管理 学会賞などの受賞作を例に内 容を紹介しました。

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高等学校の先生を対象に『問題解決のプロセ スを意識した統計教育の必要性』の研修会Ⅱ会場 となった314号教室は50名を超える参加者 があり、主催者の統計数理研究所の田村義保副所 長が開会挨拶を行いました。 文部科学省と総務省後援の「センサス@スクー ル」の紹介に始まり、新課程数学「データの分析」 情報科「ICTを活用下問題解決」単元で育成す る統計思考力、シミュレーション器材を用いたデ ータ分析授業の事例などが紹介されました。 開 会 挨 拶 終 了 後 、早 速 、文 部 科 学 省 や 総 務 省 後 援 の「 セ ン サ ス @ ス ク ー ル 」の 普 及 拡 大 に 奮 闘 さ れ て い る 愛 知 教 育 大 学 准 教 授・青 山 和 裕 先 生 が 登 壇 し 、ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド で 始 ま り 、そ の 後 、英 連 邦 各 国 、米 国 、韓 国 、日 本 な ど が 参 画 し 、情 報 共 有・活 用 し て い る も の で 、小 中 学 校 か ら 高 等 学 校 な ど で 求 め ら れ る デ ー タ を 、簡 単 に 入 手 で き 、加 工 で き る 展 開 を 具 体 的 に 紹 介 し ま し た 。 「 セ ン サ ス @ ス ク ー ル 」 は 、 生 徒 が 実 際 の デ ー タ 、 し か も 生 徒 自 身 の デ ー タ を 通 し て 統 計 を 学 習 す る こ と が で き る 環 境 を 提 供 す る こ と を 目 的 と し た も の で 、 文 部 科 学 省 と 総 務 省 が 後 援 、 統 計 数 理 研 究 所 や 日 本 統 計 学 会 の 統 計 教 育 委 員 会 が 運 営 し て い ま す 。 そ の 主 査 を 務 め る 青 山 先 生 自 ら 、 身 長 と お ヘ ソ の 位 置 の デ ー タ を 取 出 し 、 画 面 上 で 実 演 し て 、 使 い や す さ を ア ピ ー ル し ま し た 。 講 演 終 了 後 に は 早 速 参 加 者 の 手 が 上 り 、 熱 心 な 質 疑 応 答 が 交 わ さ れ ま し た 。 開会挨拶 統計数理研究所 田村 義保 副所長 閉会挨拶 香川県立三木高等学校 三谷 健二 校長先生 司会(後半) 香川県立観音寺 第一高等学校 教諭 圖子 謙治 先生 司会(前半) 香川県立観音寺 第一高等学校 教諭 石井 裕基 先生

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新 課 程 数 学 「 デ ー タ の 分 析 」 な ど に つ い て ・・・渡 辺 先 生 教 室 内 で 実 験 で き る パ ッ テ ィ ン グ 機 の 実 践 報 告 ・・・ 2 番 目 に 登 壇 し た 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 教 授 の 渡 辺 美 智 子 先 生 、 『 な ぜ 今 「 資 料 の 活 用 」 や 「 デ ー タ の 分 析 力 」 統 計 力 を 身 に 付 け な け れ ば い け な い の か ? 』 を テ ー マ に 、 新 課 程 情 報 科 の 教 科 書 の 内 容 に つ い て 説 明 し 、 科 学 的 マ ネ ジ メ ン ト 力 = 統 計 的 問 題 解 決 力 の 必 要 性 、 入 試 問 題 へ の 考 察 を 紹 介 し ま し た 。 3 番 目 の 兵 庫 県 立 加 古 川 北 高 等 学 校 教 諭 の 林 宏 樹 先 生 は 、 日 本 品 質 管 理 学 会 関 西 支 部 か ら の 支 援 を 得 て パ ッ テ ィ ン グ 機 を 導 入 し 、 授 業 の 中 で デ ー タ を 採 り 、 ヒ ス ト グ ラ ム に し て 散 ら ば り を 分 析 、 対 策 す る こ と で 狙 い 通 り の 設 定 を 行 う な ど 、 標 準 偏 差 や 工 程 能 力 指 数 を 算 出 す る 演 習 を 紹 介 し ま し た 。 4 番 目 の 事 例 紹 介 で は 広 島 大 学 附 属 中 高 等 学 校 教 諭 の 橋 本 三 嗣 先 生 が 『 生 徒 の 活 動 を 重 視 し た “ デ ー タ の 分 析 ” の 授 業 実 践 』 を テ ー マ に 、 度 数 分 布 表 と ヒ ス ト グ ラ ム 等 デ ー タ の 散 ら ば り 、 散 布 図 と 相 関 係 数 等 デ ー タ の 相 関 な ど 高 校 で の 事 例 を 紹 介 し ま し た 。

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総 務 省 の“ な る ほ ど 統 計 学 園 ”な ど の 紹 介 が あ り ま し た 熱 心 な 質 疑 応 答 が 繰 り 広 げ ら れ ま し た 最 後 に 総 務 省 統 計 局 統 計 情 報 シ ス テ ム 課 の 原 田 直 伸 係 長 が 登 壇 し 、 総 務 省 統 計 局 が 展 開 し て い る 「 統 計 学 習 サ イ ト 」 “ な る ほ ど 統 計 学 園 ” や 先 生 向 け の “ 統 計 学 習 の 指 導 ” の た め の サ イ ト 、あ る い は「 How to 統 計 」 な ど に つ い て 紹 介 し ま し た 。 研 修 会 Ⅱ の 会 場 で は 、 全 て の 講 演 が 終 わ っ た と こ ろ で 全 体 の 質 疑 応 答 が 行 わ れ 、 出 席 者 か ら の 熱 心 な 質 問 、 講 演 で は 触 れ ら れ な か っ た 点 へ の 質 問 な ど へ の 補 足 説 明 が 繰 り 広 げ ら れ ま し た 。 先 の 学 習 指 導 要 領 改 訂 に 伴 い 、 現 場 の 先 生 方 の 苦 悩 を 反 映 す る か の よ う に 、 質 問 が 相 次 ぎ ま し た 。 午 後 6 時 半 過 ぎ 、 両 研 修 会 と も 、 そ れ ぞ れ 閉 会 の 挨 拶 が 行 わ れ 、 こ の 日 の 研 修 会 は 成 功 裏 に 無 事 終 了 し ま し た 。 当日配布資料の一部 レポート作成:前川 恒久 QCサークル京浜地区・顧問 日本品質管理学会 TQE特別委員会・委員

参照

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