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第 1 章 騒音調査

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Academic year: 2021

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35 4 調 査 項 目 の 現況 の 把 握 (1) 水環境 ア 海 水 の 濁 り 影 響 想 定 海 域の 海 水 の 濁 り を 把 握 する 指 標 と し て は 、浮 遊 物 質 量( SS)を 用 い た 。 海 水 の 濁 り の 現 状 を 把 握 す る た め 、 図 14に 示 す 調 査 地 点 ( 排 出 海 域 の 中 心 ) に お い て 、 ス テ ン レ ス バ ケ ツ を 用 い て 表 層 水 ( 海 面 下 0.5m) を 採 取 し 、 分 析 を 行 っ た 。 濁 り に 関 す る 項 目 で あ る 浮 遊 物 質 量 ( SS) の 調 査 結 果 ( 表 16) は 、 1mg/L で あ っ た 。ま た 、生 活 環 境 項 目 で あ る 化 学的 酸 素 要 求 量( COD)の調 査 結 果( 表 17)は 、 0.9mg/L で あ り 、 A 類 型 の 環 境 基 準 値( 表 20) を 満 足 す る 値で あ っ た 。 イ 有 害 物 質 等 によ る 海 水 の 汚 れ 影 響 想 定 海 域は 外 洋 性 の 高 い 海 域 であ り 、周 辺 に 人 為 的 負荷 が 存 在 し な い 海 域 で あ る こ と か ら、自 然 由 来 の 金 属 類 によ る 海 水 の 汚 れ を 把 握す る た め 、海 水の 汚 れ を 把 握 す る 指 標と し て 、カ ド ミ ウ ム、全 シ ア ン 、鉛 、六 価 クロ ム 、砒 素 及 び 総 水 銀の 濃 度 を 用 い た。 鹿 児 島 県 の 離島 港 湾 で あ る 名 瀬 港 (奄 美 大 島 ) に お い て 平 成 14~25 年 度 に 実施 さ れ た 有 害 物質 等 の 水 質 調 査( 表 18及 び 図 15)に よ る と 、い ずれ の 項 目 も 環 境 基 準 値( 表 21)を 満 足 し て い た 。ま た 、平 成 24 年 に 実 施 さ れた 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 の 有 害物 質 等 の 水 質 調 査( 表 19及 び 図 16)に お い て も 、い ず れ の 項 目 も 環 境 基 準 値 ( 表 21) を 満 足 し て い た 。 重 要 港 湾 で ある 名 瀬 港 は 、小 宝 島港 よ り 船 舶 の 往 来 や 港 湾周 辺 の 人 家・事 業 場等 の 立 地 が 多 く、人 為 的 汚 濁 負 荷 が 高い と 考 え ら れ 、また 、海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ調 査 の 調 査 地 点 E-1 も 内 湾 で あ る 有 明海 に 位 置 し、人 為 的 汚 濁 負 荷 が 高 い 地 点 で ある と 考 え ら れ る。こ れ ら の こ と か ら、小 宝 島 港 は 名 瀬 港 や 有明 海 よ り 水 質 が 良 好 であ る と 想 定 さ れる 。 海 洋 環 境 モ ニタ リ ン グ 調 査 の 調 査 地 点 E-4~E-7 及 び E-LS は 北 方 流 で あ る 対 馬 海 流 の 周 辺 に 位置 し 、周 辺 に 人 為 的 汚濁 負 荷 源 が な い こ と から 、南 西 諸 島 西 方 海 域か ら の 北 方 流 (外 洋 水 ) の 影 響 を 受 けて い る と 考 え ら れ る 。 し た が っ て、排 出 海 域 は、① 人 為 的 汚 濁 負 荷 に つ い て み ると 、小 宝 島 港 よ り も さ ら に 民 家 や 事業 場・工 場 な ど 水 質 汚濁 の 発 生 源 か ら の 影 響が 少 な く な る 沖 合 に 位置 す る こ と 、 ②外 洋 水 に つ い て み る と、 対 馬 海 流 ( 南 西 諸 島西 方 海 域 か ら の 北 方 流) と 起 源 を 同 じく す る 黒 潮 の 周 辺 に 位置 す る こ と 、以上 か ら 、有 害 物 質 等 の 影 響 はな い も の と 考 えら れ る 。

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図 14 水 質 調 査 地 点 ( 濁 り に 関 す る項 目 及 び 生 活 環 境 項 目)

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図 15 小 宝 島 港 及 び 名 瀬 港 の 位 置

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図 16 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 地点 ( 平 成 24 年 )

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39 表 16 水 質 調 査 結 果 ( 濁 り に 関 す る項 目 ) ( 試 料 採 取 日 2014 年 12 月 9 日 ) 項 目 単 位 調 査 結 果 浮 遊 物 質 量 ( SS) mg/L 1 表 17 水 質 調 査 結 果 ( 生 活 環 境 項 目) ( 試 料 採 取 日 2014 年 12 月 9 日 ) 項 目 単 位 調 査 結 果 化 学 的 酸 素 要 求 量 ( COD) mg/L 0.9 表 18 水 質 調 査 結 果 ( 健 康 項 目 : 名瀬 港 海 域 ) 項 目 単 位 名 瀬 港 ( 奄 美 大 島 ) 基 準 点 1~ 3 平 成 14 年 度 平 成 15 年 度 平 成 16 年 度 平 成 19 年 度 平 成 25 年 度 カ ド ミ ウ ム mg/L <0.001 - - <0.001 <0.0003 全 シ ア ン mg/L <0.1 - - <0.1 <0.1 鉛 mg/L <0.001 - - <0.001 <0.001 六 価 ク ロ ム mg/L <0.005 - - <0.005 <0.005 砒 素 mg/L <0.001 0.001 <0.001~ 0.001 <0.001~ 0.001 0.001 総 水 銀 mg/L <0.00005 <0.00005 <0.00005 <0.00005 <0.00005 備 考 : 平 成 17 年 度 、 平 成 18 年 度 、 平 成 20 年 度 ~ 平 成 24 年 度 及 び 平 成 26 年 度 ~ 平 成 27 年 度 は 名 瀬 港 に お い て 健 康 項 目 の 水 質 調 査 は 実 施 さ れ て い な い 。 注 ) “ <○ ○ ” 表 示 の 場 合 の “ <” は 未 満 を 、“ ○ ○ ” は 定 量 下 限 値 を 示 す 。 資 料:公 共 用 水 域 及 び 地 下 水 の 水 質 測 定 結 果( 鹿 児 島 県 、平 成 14~ 16 年 度 、平 成 19 年 度 及 び 平 成 25 年 度 )

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40 表 19 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 結果 ( 平 成 24 年 ) 調査年 測定項目 カドミウム 鉛 総水銀 PCB 硝酸性窒素及び 亜硝酸性窒素 ダイオキシン類 環境基準 測定結果 最小値~最大値 2012(H24)年  0.0000055~0.000033mg/L  0.01mg/L 以下  0.01mg/L 以下  0.0005mg/L 以下  検出されないこと注  10mg/L 以下  1pg-TEQ/L 以下  0.0000096~0.054pg-TEQ/L  0.00092~0.81mg/L  0.00000012~0.0000045mg/L  0.0000002~0.00000016mg/L  0.000052~0.00042mg/L 資 料 : 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 ( 環 境 省 、 2012 年 ) 備 考:環 境 基 準(「 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 に つ い て 」( 昭 和 46 年 環 境 庁 告 示 第 59 号 )別 表 1 人 の 健 康 の 保 護 に 関 す る 環 境 基 準 、「 ダ イ オ キ シ ン 類 に よ る 大 気 の 汚 染 、水 質 の 汚 濁( 水 底 の 底 質 の 汚 染 を 含 む 。)及 び 土 壌 の 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 に つ い て 」( 平 成 11 年 環 境 省 告 示 第 68 号 )) 注 :「 検 出 さ れ な い こ と 」 と は 、「 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 に つ い て 」( 昭 和 46 年 環 境 庁 告 示 第 59 号 ) 別 表 1 人 の 健 康 の 保 護 に 関 す る 環 境 基 準 で 、指 定 の 測 定 方 法 に よ り 測 定 し た 場 合 に お い て 、そ の 結 果 が 当 該 方 法 の 定 量 限 界 を 下 回 る こ と で あ り 、 こ こ で は 0.0005mg/L 以 下 と な る 。 表 20 生 活 環 境 の 保 全 に 関 す る 環 境基 準 ( COD 等 ) 項 目 類 型 利 用 目 的 の 適 応 性 基 準 値 水 素 イ オ ン 濃 度 ( pH) 化 学 的 酸 素 要 求 量 (COD) 溶 存 酸 素 量 ( DO) 大 腸 菌 群 数 n -ヘ キ サ ン 抽 出 物 質 ( 油 分 等 ) A 水 産 1 級 水 浴 自 然 環 境 保 全 及 び B 以 下 の 欄 に 掲 げ る も の 7.8 以 上 8.3 以 下 2 ㎎ /L 以 下 7.5 ㎎ /L 以 上 1,000 MPN/100mL 以 下 検 出 さ れ な い こ と 。 B 水 産 2 級 工 業 用 水 及 び C の 欄 に 掲 げ る も の 7.8 以 上 8.3 以 下 3 ㎎ /L 以 下 5 ㎎ /L 以 上 - 検 出 さ れ な い こ と 。 C 環 境 保 全 7.0 以 上 8.3 以 下 8 ㎎ /L 以 下 2 ㎎ /L 以 上 - - 資 料:「 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 に つ い て 」( 昭 和 46 年 環 境 庁 告 示 第 59 号 )別 表 2 生 活 環 境 の 保 全 に 関 す る 環 境 基 準 備 考 : 水 産 1 級 の う ち 、 生 食 用 原 料 カ キ の 養 殖 の 利 水 点 に つ い て は 、 大 腸 菌 群 数 70MPN/100mL 以 下 と す る 。 注 ) 1 自 然 環 境 保 全 : 自 然 探 勝 等 の 環 境 保 全 2 水 産 1 級 : マ ダ イ 、 ブ リ 、 ワ カ メ 等 の 水 産 生 物 用 及 び 水 産 2 級 の 水 産 生 物 用 水 産 2 級 : ボ ラ 、 ノ リ 等 の 水 産 生 物 用 3 環 境 保 全 : 国 民 の 日 常 生 活 ( 沿 岸 の 遊 歩 等 を 含 む 。) に お い て 不 快 感 を 生 じ な い 限 度

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41 表 21 人 の 健 康 の 保 護 に 関 す る 環 境基 準 項 目 基 準 値 カ ド ミ ウ ム 0.003 mg/L 以 下 全 シ ア ン 検 出 さ れ な い こ と 。 鉛 0.01 mg/L 以 下 六 価 ク ロ ム 0.05 mg/L 以 下 砒 素 0.01 mg/L 以 下 総 水 銀 0.0005 mg/L 以 下 ア ル キ ル 水 銀 検 出 さ れ な い こ と 。 ポ リ 塩 化 ビ フ ェ ニ ル ( PCB) 検 出 さ れ な い こ と 。 ジ ク ロ ロ メ タ ン 0.02 mg/L 以 下 四 塩 化 炭 素 0.002 mg/L 以 下 1,2-ジ ク ロ ロ エ タ ン 0.004 mg/L 以 下 1,1-ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.1 mg/L 以 下 シ ス -1,2-ジ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.04 mg/L 以 下 1,1,1-ト リ ク ロ ロ エ タ ン 1 mg/L 以 下 1,1,2-ト リ ク ロ ロ エ タ ン 0.006 mg/L 以 下 ト リ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.01 mg/L 以 下 テ ト ラ ク ロ ロ エ チ レ ン 0.01 mg/L 以 下 1,3-ジ ク ロ ロ プ ロ ペ ン 0.002 mg/L 以 下 チ ウ ラ ム 0.006 mg/L 以 下 シ マ ジ ン 0.003 mg/L 以 下 チ オ ベ ン カ ル ブ 0.02 mg/L 以 下 ベ ン ゼ ン 0.01 mg/L 以 下 セ レ ン 0.01 mg/L 以 下 硝 酸 性 窒 素 及 び 亜 硝 酸 性 窒 素 10 mg/L 以 下 ふ っ 素 0.8 mg/L 以 下 ほ う 素 1 mg/L 以 下 1,4-ジ オ キ サ ン 0.05 mg/L 以 下 資 料 :「 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 に つ い て 」( 昭 和 46 年 環 境 庁 告 示 第 59 号 ) 別 表 2 人 の 健 康 の 保 護 に 関 す る 環 境 基 準 備 考 : 1 基 準 値 は 年 間 平 均 値 と す る 。 た だ し 、 全 シ ア ン に 係 る 基 準 値 に つ い て は 、 最 高 値 と す る 。 2 「 検 出 さ れ な い こ と 。」 と は 、「 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 に つ い て 」( 昭 和 46 年 環 境 庁 告 示 第 59 号 ) 別 表 1 人 の 健 康 の 保 護 に 関 す る 環 境 基 準 で 、指 定 の 測 定 方 法 に よ り 測 定 し た 場 合 に お い て 、そ の 結 果 が 当 該 方 法 の 定 量 限 界 を 下 回 る こ と を い う 。 3 海 域 に つ い て は 、 ふ っ 素 及 び ほ う 素 の 基 準 値 は 適 用 し な い 。

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42 (2) 海底環境 ア 底 質 の 有 機 物質 の 量 影 響 想 定 海 域の 底 質 の 有 機 物 質 の 含有 量 を 把 握 す る 指 標 とし て は 、底 質 の 熱 し ゃ く 減 量 ( 強 熱減 量 ) を 用 い た 。 影 響 想 定 海 域に お い て 実 施 さ れ た 底質 調 査 の 既 存 資 料 は なく 、日 本 海 洋 デ ー タ セ ン タ ー(JODC)の デ ー タ ベ ー ス で 検索 し た 結 果 で も 、近 傍 の 海 域 に て 実 施 さ れ た底 質 調 査 結 果 はな か っ た 。 ま た 、 過 去 10 年 間 の 鹿 児 島 県 水産 技 術 開 発 セ ン タ ー の事 業 報 告 書 で も、 底 質 調 査 結 果 は な かっ た 。 そ の た め 、平 成 12~ 13 年( 図 17-1)及 び 平 成 24 年( 図 17-2)に 実 施 さ れ た 海 洋 環 境 モ ニ タリ ン グ 調 査 結 果 を 整 理し た( 表 22-1、表 23-1)。平 成 12~ 13 年 の 調 査 結 果 に よ ると 強 熱 減 量 は 2.8~ 10.1% と 、有 機 物 質 量 が大 き く 有 機 汚 濁 に 繋 がる お そ れ が あ ると さ れ る 強 熱 減 量 ( 20% ) 以 下 、 平 成 24 年 の 調 査 結 果 に よ る と 全有 機 態 炭 素 の 含有 量 は 1.0~ 11.0mg/g(dry)で 1% 以 下 程 度 と、有 機 物 質 含 有 量 の 比較 的 少 な い 底 質で あ っ た 。 イ 有 害 物 質 等 によ る 底 質 の 汚 れ 響 想 定 海 域 は外 洋 性 の 高 い 海 域 で あり 、周 辺 に 人 為 的 負 荷が 存 在 し な い 海 域 で あ る こ と か ら、自 然 由 来 の 金 属 類 に よる 底 質 の 汚 れ を 把 握 する た め 、底 質 の 汚 れ を把 握 す る 指 標 とし て 、 カ ド ミ ウ ム 、 鉛、 銅 、 全 水 銀 及 び 全 クロ ム の 濃 度 を 用 い た 。 有 害 物 質 等 に つ い て も 、 前 項 の 「 ア 底 質 の 有 機 物 質 の 量 」 と 同 様 に 、 影 響 想 定 海 域 及 び そ の 近 傍 に お い て 実 施 さ れ た 底 質 調 査 の 既 存 資 料 は な か っ た た め 、 平 成 12~13 年( 図 17-1)及 び 平 成 24 年( 図 17-2)に 実 施 され た 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 結 果 を 整 理 し た ( 表 22-2、 表 23-2)。 カ ド ミ ウ ム 、 鉛 、 銅 、 全 水 銀 及 び 全 ク ロ ム の 調 査 結 果 は 、 い ず れ の 項 目 も 、 土 壌 の 定 常 的 元 素 分 析 値 の 範 囲 内 に あ り 、 高 い 値 は み られ な か っ た 。 以 上 の こ と か ら 、 ① 影 響 想 定 海 域 と 同 様 の 開 放 性 の 高 い 外 洋 の 海 域 ( 水 深 : 10~ 2,880m)の み な ら ず 、人 為 的 汚 濁 負 荷の 高 い 内 湾 の 有 明 海 に位 置 す る 調 査 地 点 E-1( 平 成 24 年 海 洋 環 境 モニ タ リ ン グ 調 査 地点 ) に お い て も 有 機 物質 や 有 害 物 質 等 の 含 有量 が 少 な い こ と、② 影 響 想 定 海 域 は 周辺 に 人 為 的 汚 濁 負 荷 源が 存 在 せ ず、小 宝 島 港 と 比 較 し て も 有 機 性 汚 濁 負 荷 の 影 響 や 有 害 物 質 等 の 混 入 が 発 生 し に く い と 考 え ら れ る こ と か ら、小 宝 島 港 及 び 海 洋 環 境 モ ニタ リ ン グ の 底 質 調 査 結果 を 考 慮 す る と、影 響 想 定 海 域 の 海 底 環境 に お け る 著 し い 汚 染は な い と 考 え ら れ る 。

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図 17-1 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査地 点 ( 平 成 12~13 年 )

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図 17-2 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査地 点 ( 平 成 24 年 )

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表 22-1 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査結 果 ( 有 機 物 質 、 平 成 12~13 年 ) 調査年

調査地点名 Y-5-1 Y-5-2 Y-5-2影響 Y-5-2対照 Y-5-3 Y-5-3影響 Y-5-3対照

水深(m) - - - - 泥質 粘土混砂 砂 砂 砂 細砂混シルト 砂 シルト混粘土 - 強熱減量(%) 7.6 4.9 4.8 2.8 4.3 5.5 4.3 - 硫化物 (mg/g(dry)) <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 0.2以下 調査年

調査地点名 Y-3-3 Y-3-3影響 Y-3-3対照 Y-4 Y-4影響 Y-4対照

水深(m) 2,030 2,030 1,930 2,435 2,330 2,880 - 泥質 シルト シルト シルト シルト シルト シルト - 強熱減量(%) 9.1 9.6 8.2 8.8 10.1 7.4 - 硫化物 (mg/g(dry)) <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 <0.01 0.2以下 2000(H12)年 2001(H13)年 水産用水 基準 水産用水 基準 資 料 : 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 ( 環 境 省 、 2000~ 2001 年 ) 表 22-2 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査結 果 ( 有 害 物 質 、 平 成 12~13 年 ) 調査年

調査地点名 Y-5-1 Y-5-2 Y-5-2影響 Y-5-2対照 Y-5-3 Y-5-3影響 Y-5-3対照 カドミウム (μg/g(dry)) 0.3 0.22 0.13 0.14 0.09 0.06 0.1 - 0.06(0.01-0.7) 鉛 (μg/g(dry)) 15.5 8.8 16.8 10.4 10.5 15 10.6 - 10(2-200) 銅 (μg/g(dry)) 16.4 8 12.2 6.1 6.6 9.7 5.4 - 20(2-100) 全水銀 (μg/g(dry)) 0.084 0.0328 0.0176 0.0143 0.018 0.0138 0.0117 - 0.03(0.01-0.3) 全クロム (μg/g(dry)) 18 15 27 26 23 34 29 - 100(5-3000) ポリ塩化ビフェニル (ng/g(dry)) 0.21 0.31 0.31 0.3 0.2 0.15 0.21 - - ダイオキシン類 (pg-TEQ/L) 0.12453 0.184523 0.081517 0.038723 0.161168 0.208494 0.151147 10 以下 - 調査年

調査地点名 Y-3-3 Y-3-3影響 Y-3-3対照 Y-4 Y-4影響 Y-4対照 カドミウム (μg/g(dry)) 0.19 0.25 0.24 0.25 0.22 0.11 - 0.06(0.01-0.7) 鉛 (μg/g(dry)) 14 15 16 14 14 12 - 10(2-200) 銅 (μg/g(dry)) 36 46 65 36 59 32 - 20(2-100) 全水銀 (μg/g(dry)) 0.085 0.11 0.07 0.099 0.078 0.1 - 0.03(0.01-0.3) 全クロム (μg/g(dry)) 38 26 48 38 32 32 - 100(5-3000) ポリ塩化ビフェニル (ng/g(dry)) 0.57 0.56 0.11 0.74 0.24 0.38 - - ダイオキシン類 (pg-TEQ/L) 0.3099628 0.4272183 0.4757630 0.7449954 0.2933172 0.2823215 10 以下 - 土壌の定常的 元素分析値 (平均(範囲)) 土壌の定常的 元素分析値 (平均(範囲)) 2000(H12)年 2001(H13)年 判定基準 判定基準 資 料 : 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 ( 環 境 省 、 2000~ 2001 年 ) 注 ) 判 定 基 準 (「 海 洋 汚 染 等 及 び 海 上 災 害 の 防 止 に 関 す る 法 律 施 行 令 第 5 条 第 1 項 に 規 定 す る 埋 立 場 所 等 に 排 出 し よ う と す る 金 属 等 を 含 む 廃 棄 物 に 係 る 判 定 基 準 を 定 め る 省 令 」( 昭 和 48 年 総 理 府 令 第 6 号 )) 土 壌 の 定 常 的 元 素 分 析 値 ( 日 本 環 境 図 譜 、 共 立 出 版 、 昭 和 61 年 版 )

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表 23-1 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査結 果 ( 有 機 物 質 、 平 成 24 年 ) 調査年

調査地点名 E-1 E-2 E-4 E-LS E-5 E-6 E-7

水深(m) 16 99 149 128 114 82 96 - 中央粒径(μm) 58 180 300 330 280 10 270 - 全有機態炭素 (mg/g(dry)) 11.0 3.7 1.0 2.0 3.6 5.4 2.5 - 硫化物 (mg/g(dry)) 0.20 0.03 0.02 0.02 0.01 0.01 0.01 0.2以下 2012(H24)年 水産用水 基準 資 料 : 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 ( 環 境 省 、 2012 年 ) 注 : 全 有 機 態 炭 素 及 び 硫 化 物 の 分 析 結 果 は 、 上 記 資 料 に 記 載 さ れ た グ ラ フ か ら の 読 み 取 り 値 で あ る 。 表 23-2 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査結 果 ( 有 害 物 質 、 平 成 24 年 ) 調査年 測定項目 水銀 PCB ダイオキシン類 環境基準又は 暫定除去基準  C注 (暫定除去基準)  10ppm (暫定除去基準)  150pg-TEQ/g 以下 (環境基準)  0.006~0.13ppm  0.0013~0.012ppm  0.048~1.0pg-TEQ/g 測定結果 最小値~最大値 2012(H24)年 資 料 : 海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 ( 環 境 省 、 2012 年 ) 備 考 1 :環 境 基 準(「 ダ イ オ キ シ ン 類 に よ る 大 気 の 汚 染 、水 質 の 汚 濁( 水 底 の 底 質 の 汚 染 を 含 む 。)及 び 土 壌 の 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 に つ い て 」( 平 成 11 年 環 境 省 告 示 第 68 号 )) 備 考 2 :暫 定 除 去 基 準(「 底 質 の 暫 定 除 去 基 準 に つ い て 」( 昭 和 50 年 環 境 庁 水 質 保 全 局 長 通 知 )別 紙 1 水 銀 を 含 む 底 質 の 暫 定 除 去 基 準 別 紙 2PCB を 含 む 底 質 の 暫 定 除 去 基 準 ) 注 : C= 0.18×( △ H/ J) ×( 1/ S)( ppm) △ H= 平 均 潮 差 ( m)、 J= 溶 出 率 、 S= 安 全 率

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47 (3) 生態系 ア 藻 場 、 干 潟 、サ ン ゴ 群 落 そ の 他 の 脆弱 な 生 態 系 の 状 態 影 響 想 定 海 域の 水 深 は 、 約 90m か ら 約 440m で あ る 。 干 潟は 潮 間 帯 に 形 成 さ れ る た め 、 本 影 響想 定 海 域 の 水 深 に お いて は 形 成 さ れ な い 。 表 24及 び 図 19に 示 す よ う に 、藻場 を 構 成 す る 種 及 び サ ンゴ の 主 な 生 育 層 は 水 深 20m 程 度 ま で で あ る こ と か ら 本 影 響 想 定 海 域 に 群 落 と し て 生 息 す る 可 能 性 は 考 え に く い 。ま た 、図 18に 示 す 脆 弱 沿 岸海 域 図( 生 態 区 分 に 関す る 情 報 図 )に よ る と 、 小 宝 島 及 び 宝 島 に 生 物 の 生 育 に と っ て 重 要 な そ の 他 の 場 所 の 区 域 設 定 が な さ れ て い る も の の、影 響 想 定 海 域 及 び そ の近 辺 に 藻 場 、干 潟、サ ン ゴ 礁 の 区 域 設 定 は なさ れ て い な い 。 イ 重 要 な 生 物 種 の 産 卵 場 又 は 生 育 場 そ の 他 の 海 洋 生 物 の 生 育 又 は 生 息 に と っ て 重 要 な 海 域 の 状態 レ ッ ド デ ー タブ ッ ク( 環 境 省、2006 年 )、日 本 の 希 少 な 野生 水 生 生 物 に 関 す る デ ー タ ブ ッ ク ( 水 産 庁 編 、 1998 年 ) 及 び 鹿 児 島 県 レ ッ ド デ ー タ ブ ッ ク ( 鹿 児 島 県 、 2016 年 ) に よ る と 、 影 響 想 定 海 域 に 重 要 な 生 物 種 の 産 卵 場 又 は 生 育 場 と し て の 情 報 は な か っ た。 海 棲 哺 乳 類 の指 標 種 と し て 、ト ド、ゼ ニ ガ タ ア ザ ラ シ 、ス ナ メ リ 、ジ ュ ゴ ン 及 び ザ ト ウ ク ジ ラに 注 目 し て み る と、南 西 諸 島 周 辺 に お い て はジ ュ ゴ ン 及 び ザ ト ウ クジ ラ の 分 布 が みら れ る が 、ジ ュゴ ン の 分 布 域 は 概 ね 沖 縄 本 島周 辺 に 限 ら れ て い る。小 宝 島 を 含 む 十島 村 に お け る 鯨 類 に つい て み る と、海 棲 哺 乳 類 情 報 デ ー タ ベ ー ス のウ ェ ブ サ イ ト によ る と 、鯨 類 の ス ト ラン デ ィ ン グ( 鯨 類が 生 き た ま ま 座 礁 し た り、死 体 が 漂 着 し たり 、あ る い は 本 来 の 生息 域 か ら 離 れ て 河 川 など に 迷 入 す る 現 象)の 情 報 は な か っ た。ま た 、小 宝 島 近 海 であ る 奄 美 大 島 に お い ては 、多 数 の 情 報 が 確 認さ れ て い る が 、奄 美 大 島 か ら 影 響 想 定海 域 ま で の 距 離 ( 約 80 ㎞ ) を 考 え る と 影 響想 定 海 域 内 に おけ る 影 響 は 考 え に く い 。 ウ ミ ガ メ に つ い て み る と 、 表 25に 示 す よ う に 小 宝 島 を 含 む 十 島 村 に お い て は 監 視 を 行 な っ て い な い た め 上 陸 頭 数 が 確 認 さ れ て い な い が 、 図 20に 示 す よ う に 、 宝 島 に お い て ウミ ガ メ 産 卵 地 の 情 報 が確 認 さ れ た 。しか し な が ら 、影 響 想 定 海 域 は水 深 約 90m か ら 約 440m の 海 域 で あ り、ウ ミ ガ メ の 産 卵 場 と はな り 得 ず 、図 21に 示 す ウ ミ ガ メ の 分布 域 に 対 し て 、 半 径 3,800m 程 度 の 影 響 想 定海 域 の 重 要 性 は 高 く ない と 考 え ら れ る 。 な お 、 本 申 請 に お け る 海 洋 投 入 処 分 は 、 ウ ミ ガ メ の 産 卵 ・ 孵 化 ( 5 ~ 9 月)に 影 響 を 及 ぼ さ な い 時 期 に実 施 す る 計 画 と な っ てお り 、ウ ミ ガ メ の 繁 殖に 対 す る 影 響 はな い 。 な お 、鯨 類や ウ ミ ガ メ 類 の 確 認 情 報か ら 、影 響 想 定 海 域 内を 鯨 類 や ウ ミ ガ メ 類 が 移 動 す る 可 能性 が 考 え ら れ る が、一 定 の 経 路 を 移 動 す る( 特 定 の 移 動 経 路 を 有 す る) よ う な 情 報 は確 認 で き な か っ た こ とか ら 、海 洋 投 入 処 分 によ る 移 動 阻 害 の 影 響 は高 く な い と 考 えら れ る 。

(14)

48 た だ し 、土運 船 上 よ り 鯨 類 及 び ウ ミガ メ を 確 認 し 、鯨 類及 び ウ ミ ガ メ の 確 認 位 置 が 土 砂 投 入 によ り 濁 り の 影 響 を 受 ける と 考 え ら れ る 場 合 は、鯨 類 及 び ウ ミ ガ メ が移 動 す る ま で 投入 を 一 時 中 断 す る な ど適 切 な 措 置 を 講 ず る こと と す る 。そ のた め 、海 洋 投 入 処 分 によ る 著 し い 障 害 を 生 じる お そ れ は な い と 考 えら れ る 。 そ の 他 の 海 洋生 物 と し て 、鹿 児 島 県 漁 海 況 週 報( 鹿児 島 県 水 産 技 術 開 発 セ ン タ ー) に 南 西 諸 島 周 辺 の 漁 獲 実 績 と し て 記 載 さ れ て い る 魚 種 に つ い て み る と 、 図 22-1~ 図 22-11 に 示 す よ う に 、 影 響 想 定 海 域 に キ ハ ダ ・ メ バ チ ・ ブ リ が 産 卵 域 に 、 カ ツ オ・ビ ン ナ ガ・マ イワ シ・マ チ 類・ム ロ ア ジ類 が 分 布 域 に 該 当す る も の の 、産 卵 域 、 漁 場 及 び 分 布域 の 規 模 に 対 し て 、 半 径 3,800m 程 度の 影 響 想 定 海 域 の 重 要 性 は 高く な い と 考 え られ る 。 ウ 熱 水 生 態 系 その 他 の 特 殊 な 生 態 系 の状 態 図 23-1 及び 図 23-2 に 示 す よ う に、 影 響 想 定 海 域 に 冷 湧水 生 物 群 集 、 熱 水 噴 出 孔 生 物 群 集 及び 鯨 骨 生 物 群 集 と い った 特 殊 な 生 態 系 の 存 在は 確 認 さ れ て い な い 。

図 14  水 質 調 査 地 点 ( 濁 り に 関 す る項 目 及 び 生 活 環 境 項 目)
図 15  小 宝 島 港 及 び 名 瀬 港 の 位 置
図 16  海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査 地点 ( 平 成 24 年 )
図 17-1  海 洋 環 境 モ ニ タ リ ン グ 調 査地 点 ( 平 成 12~13 年 )
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