極超短波治療器の使用と管理に関するアンケート調査
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(2) 極超短波治療器の使用と管理に関するアンケート調査. 191. つけている,同時に使用しない,布やカーテンをあてているで. 的で使用されるため,機器管理が求められる。エネルギーの高. あった。. い電磁波を放射するマイクロの隣に配置することによって,機. 5.電磁波に対する知識. 器の誤作動が生じるリスクが生じることが予測される。その電. 電磁波について,講習を受けたことはあると回答した施設. 磁波の妨害予防対策については,4 施設のみが実施していると. は,4 施設(14.8%)であり,書籍などで情報を得たことはあ. 回答されたが,その内容の中に,カーテンや布で対応している. ると回答した施設は,8 施設(29.6%)であり,いずれの方. と回答があった。マイクロや隣の電子機器に不具合が生じたこ. 法で情報を得ている施設は,9 施設(33.3%)であり,18 施. とがあったと回答した施設の中に,下の階のレントゲン画像に. 設(66.7%)が電磁波に関する知識を得ていなかった。さらに. 乱れが生じたと回答があったように,布や壁では,防御するこ. EMC に関して,知っていると回答した施設は,1 施設(3.7%),. とができないものである。さらに EMC 適合機器であるかどう. 聞いたことがあると回答した施設は,6 施設(22.2%)であり,. かについても重要な点であるが,これについての回答は,1 施. 知らないと回答した施設は 20 施設(74.1%)であった。. 設のみが知っている状況であった。これらのことから,電磁波. 考 察. に関する知識を持ち合わせて患者,担当者自身,電子機器への. アンケートを回収した施設の大半がマイクロを使用してい. 安全管理を実施していく必要があると考えられた。. た。今回,アンケートの対象施設の数は,1994 年に実施され. 文 献. た利用実態調査において,90%以上の施設がマイクロを設置. 1)杉元雅晴:物理療法におけるリスクマネージメント.理学 療法.2001; 18: 593‒605. 2) 国際非電離放射線防護委員会:時間変化する電界,磁界 及び電磁界による曝露を制限するためのガイドライン (300 GHz まで) ,1998.http://www.icnirp.org/cms/upload/.../ ICNIRPemfgdljap.pdf(2016 年 2 月 2 日引用) 3)電波利用における人体の防護指針:電気通信技術審議会 答申 諮問第 38 号,1990.http://www.tele.soumu.go.jp/ resource/j/material/dwn/guide38.pdf(2016 年 2 月 2 日 引用) 4)電波利用における人体防護の在り方:電気通信技術審議会 答申 諮問第 89 号,1997.http://www.tele.soumu.go.jp/ resource/j/material/dwn/guide89.pdf(2016 年 2 月 2 日 引用) 5)川村博文,鶴見隆正,他:極超短波治療器および家電機器 周辺の電磁場環境の検討.運動療法と物理療法.2001; 12: 257. 6)岡崎大資,川村博文,他:極超短波治療の鎮痛作用と環境 に及ぼす影響.PT ジャーナル.2004; 38: 159‒166. 7)各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器等へ及ぼす影 響を防止するための指針.http://www.tele.soumu.go.jp/ resource/j/ele/medical/H27guide1.pdf.(2014 年 5 月 18 日引用) 8)谷川廣治:医用電気機器の EMC 規格適合の法制化につい て.Clinical Engineering.2003; 14: 49‒56. 9)藤田峰子,川村博文,他:極超短波治療器から発生する電 磁波による電磁場環境が生体情報モニターへ及ぼす影響. 日本物理療法学会誌.2007; 14: 50‒52. 10)吉田正樹,川村次郎,他:物理療法機器利用実態調査.理 学診療.1995; 6: 232‒238. 11)川村博文:物理療法学(第 4 版) .網本 和(編),医学書 院,東京,2013,pp. 49‒57.. しており,今回も同様の結果であった 10)。さらに,マイクロ の取り扱い担当者は,理学療法士が多い割合を占めていたも のの,それ以外の様々な職種もかかわっていることが明らか となった。実施時間については,全施設 10 分で統一の結果と なったが,出力については,様々であった。照射適応量として, 120 W や心地よく温かいという主観的な目安にするとされてい る 11)が,各施設は,部位を問わず一律同じ出力を使用してお り,さらに,施設によってばらつきがあることから,10 分の 時間内で,マイクロの治療目的である深部温度の上昇が達成さ れているのかどうか不明である。200 W という出力と使用され ている施設については,パルス波を用いているため,高い出力 で設定していることが推測された。 患者に対する安全管理については,実施前の確認はほとんど の項目が実施されていたが,実際に 29.6%に発赤などの訴えが あったことから,実施前の確認はもちろん,実施中においても 定期的な確認が,患者を安全に治療するために必要なのではな いかと考えられた。さらに,電磁波に関する講習会や書籍など による情報収集をしていない割合が半数以上を占めていたこと に対し,現在の管理指針では,患者の医療効果を考慮した場合 は,適応対象とならない. 3). が,それを取り扱う担当者は,適. 応対象となるため,マイクロを取り扱っている担当者自身が電 磁波に対する知識を持ち合わせる必要があると考えられた。 機器に対する安全管理については,マイクロの隣に電子機器 を配置している施設が 77.8%と多くの割合をしめ,そのほとん どが物理療法機器であった。物理療法機器は,患者の治療を目.
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