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第9回 湿原再生小委員会

第9回 湿原再生小委員会

(2)

1.幌呂地区湿原再生(基本方針)について

1 1 幌呂地区の議論経過

1-1.幌呂地区の議論経過

1-2.幌呂地区の排水路を堰上げた場合の影響検討

1-3.未利用排水路の埋め戻しによる予測地下水位上昇量

1 3.未利用排水路の埋め戻しによる予測地下水位上昇量

1-4.幌呂地区植生回復試験結果

1-5.幌呂地区湿原再生の基本方針

2.幌呂地区湿原再生(実施方針)について

2 1 実施方針検討の考え方

2-1.実施方針検討の考え方

2-2.切り下げ範囲・深度の設定

2-3.事業実施による湿原植生回復の予測評価

グ計

2 3.事業実施による湿原植生回復の予測評価

2-4.今後の事業実施の方向性

3.モニタリング計画について

3-1.モニタリング計画

3 2 地域協働による調査事例

1 1

3-2.地域協働による調査事例

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1.幌呂地区湿原再生(基本方針)について

1.幌呂地区湿原再生(基本方針)について

2 2

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1-1.幌呂地区の議論経過

・これまでの湿原再生小委員会において、委員から以下のような提案を受けました。れまでの湿原再生小委員会において、委員から以下のような提案を受けました。 小委員会の開催日 委員からの提案内容 第4回湿原再生小委員会 ○農地と隣接しているので、地域産業と自然再生のバランスが難しい区域だと認識して (平成20年3月3日開催) いる。地域の農家の方々、各農業部門と緻密に連携しながら進めて行くことが重要だ と考えている。 ○農地に影響が無いようにすることを前提条件として施策を考えることが必要であるが、 目標は植生の再生である 目標は植生の再生である。 第5回湿原再生小委員会 (平成21年3月18日開催) ○再生事業を行う場合、周りの環境や植生の状況により結果が変わると思う。実施に近 い試験を実施した方が良いのではないか。 第6回湿原再生小委員会 (平成22年9月2日開催) ○排水路や河川が近くにある場合、地下水位の変動幅が大きく、湿原の中に水路等が ない状況が続くような場所では、地下水位の変動幅は小さいと考えられる。 ○湿原生態系の再生も目標に掲げているが、実は泥炭も生態系の一部である。この認 識が今までの議論の中で抜けていると考える。 第7回湿原再生小委員会 (平成23年1月19日開催) ○掘削深度に着目するのではなく、地下水位が地表面より高くなるのか、あるいは地表 面付近となるのか、地表面と地下水面の関係と、植物の対応関係を見た方が良いと 思う 思う。 ○1号支線排水路の影響で周辺地下水位が低下している。この排水路を埋め戻すこと により、地下水位は地表面付近に回復すると考えられる。 第 会 ダ 表を 在来種が多 避 な 第8回湿原再生小委員会 (平成23年4月27日開催) ○オオアワダチソウの生えている地域は地表を剥いで、在来種が多い場所は避けるな どしてはどうか。全面的に裸地化するのは問題があると思う。 第8回湿原再生小委員会 ○最も影響の大きいと考えられる人為的影響(排水路の影響)を排除することを考える 3 3 (アンケートによる意見) べきである。 ○泥炭の掘り下げは、これまで表土された部分については認めたいが、それ以上の大 幅な掘り下げは問題があるため、順応的管理の中で掘削深を検討した方が良い。

(5)

・水路を堰上げした場合の影響を把握するため、1号支線排水路や支線明渠排水路等で、平成23年7月8日に同時水位観

1-2.幌呂地区の排水路を堰上げた場合の影響検討

水路を堰上げした場合の影響を把握するため、1号支線排水路や支線明渠排水路等で、平成23年7月8日に同時水位観 測を行いました。 ①:下流方向 ⑤:下流方向 ⑧:上流方向 22 ⑰:上流方向 ⑲:下流方向 ⑧ ⑨ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ 21 22 幌呂水位 観測所 SP 800 22 ⑰:上流方向 ⑲:下流方向 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑳ :排水路 -凡例- ⑨ ⑯ WL 7.530m WL 5.666mSP 3733 SP 800 :旧幌路川 排水路 :幌呂川 ⑨ ⑰ ⑱ ⑯ ⑮ 21WL 7.219m WL 6.937m WL 4.148m WL 4.184m WL 4 567m SP 2988 SP 651 SP 1149 SP 4294 SP 0 堰上位置 (堰上水位WL 4.650) ⑧ ⑲ ⑰ ⑱ ⑮ ⑭ ⑳ WL 6.189m WL 6.801m WL 4.210m WL 4.291m WL 4.567m SP 1631 SP 2285 SP 490 SP 253 SP 2884 WL 4.555m WL 4.299m SP 3813 幌呂地区同時水位観測結果模式図 ⑩ ⑦ ⑥ ⑤ ④ ③ ⑬ ⑫ ⑳ WL 5.578m WL 4 160m WL 3.924m WL 3 924m WL 3.938m WL 3.951m SP 0 SP 951 SP 0 SP 1488 SP 0 SP 2315 SP 1117 SP 1717 WL 3.852m WL 3.924m WL 3.924m SP 2189 幌呂地区同時水位観測結果模式図 (水位観測日時:平成23年7月8日11時) ⑫:上流方向 ⑭:上流方向 ⑯:上流方向 ⑩:下流方向 ① ⑪ ⑩ ③ ② WL 3.808m WL 4.160m WL 4.078m WL 3.952m WL 3.852m WL 3.845m WL 3.924m SP 0 SP 160 SP 384 SP 0 SP 834 4 4

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・1号支線排水路で堰上げさせ、右岸の河岸付近(WL4.65)まで水位を上昇させた場合の影響範囲を示します。

1-2.幌呂地区の排水路を堰上げた場合の影響検討

1号支線排水路で堰上げさせ、右岸の河岸付近(WL4.65)まで水位を上昇させた場合の影響範囲を示します。 幌呂1号排水路 縦断 8 9 左岸高 右岸高 水位 河床高 管底高 ③ ⑰ SP 0 SP615 ⑱ SP1149 ⑲ SP1631 ⑳ SP2285 幌呂1号排水路 縦断 3 4 5 6 7 標高 (m ) SP 0 WL3.852m SP615 WL4.184m WL4.567mSP1149 SP1631 WL4.291m SP2285 WL4.210m B区域 A区域 堰上水位 WL4.650m 内径:1.13m 内径:1.13m 内径:1.13m 2 3 -100 100 300 500 700 900 1100 1300 1500 1700 1900 2100 2300 2500 2700 2900 3100 3300 3500 3700 3900 4100 4300 距離(m) B区域 A区域 Ⅰ:横断管流入位置【管径】 径 1号支線排水路 縦断 7 8 9 ) 左岸高 右岸高 水位 河床高 開水路高 ① SP 0 WL3.808m② SP 160 ④ SP951 WL3.924m ⑤ SP1488 WL3.924m ⑥ SP2189 WL3.938m ③ SP384 WL3.852m ⑦ SP2315 WL3.951m ⑧ SP2988 WL4.148m ⑨ SP3733 WL5.666m 堰上位置 堰上影響範囲最上流地点 1号支川排水路 縦断 2 3 4 5 6 標高( m ) SP 160 WL3.845m B区域 A区域 堰上位置 堰上水位WL4.650m SP3234 堰 影響範囲最 流 点 堰上水位WL4.650 1/4300 1/32000 LEVEL 1/50000 1/9700 -100 100 300 500 700 900 1100 1300 1500 1700 1900 2100 2300 2500 2700 2900 3100 3300 3500 3700 3900 4100 4300 距離(m) Ⅰ:開水路流入位置【開水路左右岸肩の低い方で表示】 幌呂川 縦断 2号支線明渠排水路 縦断 3号支線明渠排水路 縦断 2号支川明渠排水路 縦断 3号支川明渠排水路 縦断 幌呂川 縦断幌呂川 縦断 7 8 9 10 標高 ( m ) 左岸高 右岸高 水位 河床高 2号支線明渠排水路 縦断 4 5 6 7 8 9 標高( m ) 左岸高 右岸高 水位 河床高 3号支線明渠排水路 縦断 4 5 6 7 8 9 標高( m ) 左岸高 右岸高 水位 河床高 ④ SP 0 WL3.294 ⑱ SP490 WL4.555 ⑤ SP 0 WL3.924m ⑲ SP253 WL4.299m 21 SP 0 WL7.219m SP800 WL7.530m 22 堰上水位WL4.650m 堰上水位WL4.650m 2号支川明渠排水路 縦断 3号支川明渠排水路 縦断 幌呂川 縦断 5 6 7 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 距離(m) 2 3 4 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 距離(m) 2 3 4 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 距離(m)

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1-2.幌呂地区の排水路を堰上げた場合の影響検討

・幌呂1号排水路や支線明渠排水路まで水位上昇の影響が及び、横断管の接続箇所では農地側まで影響範囲が及びます。幌呂1号排水路や支線明渠排水路まで水位上昇の影響が及び、横断管の接続箇所では農地側まで影響範囲が及びます。 1号支川排水路(SP 3000)横断図 1号支川排水路(SP 1400)横断図 1号支川排水路(SP 0)横断図 1号支線排水路(SP3000)  横断図 5.00 6.00 7.00 8.00 標 高(m ) 1号支線排水路(SP1400)  横断図 5.00 6.00 7.00 8.00 標 高(m ) 1号支線排水路(SP 0)  横断図 5.00 6.00 7.00 8.00 標 高(m ) WL 3 801 堰上水位 WL 4.650 堰上水位 WL 4.650 堰上影響範囲最上流地点 2.00 3.00 4.00 -20.00 -15.00 -10.00 -5.00 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 距離(m) 標 2.00 3.00 4.00 -20.00 -15.00 -10.00 -5.00 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 距離(m) 標 2.00 3.00 4.00 -20.00 -15.00 -10.00 -5.00 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 距離(m) 標 WL 3.801 WL 3.924 WL 4.148 ⑱:農地側横断管渠 ⑲:農地側横断管渠 堰上影響範囲最上流地点 WL 4.650 SP 3234 ⑯ 22 ⑱ ⑰ ⑧ ⑨ ⑯ ⑮ 21 管底高:H=4.377m 管径:1400×1400 管底高:H=4.652m 管径:φ1300 堰上位置 ⑱ ⑲ ③ ④ ⑩ ⑰ ⑤ ⑪ ⑫ ⑳ ⑥ ⑬ ⑦ ⑧ ⑭ ※太線:堰上影響範囲 堰上位置 (堰上水位WL 4.650) SP 0 堰上位置 (堰上水位WL 4.650) ① ② ③ ⑩ ⑪ 3号支線明渠排水路 縦断 7 8 9 左岸高 右岸高 水位 河床高 2号支線明渠排水路 縦断 7 8 9 左岸高 右岸高 水位 河床高 ④ SP 0 ⑱ SP490 WL4 555 ⑤ SP 0 ⑲ SP253 ※太線:堰上影響範囲 2号支川明渠排水路 縦断 3号支川明渠排水路 縦断 6 6 2 3 4 5 6 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 距離(m) 標高( m ) 2 3 4 5 6 7 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 距離(m) 標高( m ) SP 0 WL3.294 WL4.555 WL3.924m WL4.299m 堰上水位WL4.650m 堰上水位WL4.650m

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1-2.幌呂地区の排水路を堰上げた場合の影響検討

幌呂地区の出水時の冠水状況 (平成23年9月22日 台風15号)

幌呂地区の出水時の冠水状況 (平成23年9月22日 台風15号)

・平成23年9月21日(水)17時から22日(木)8時にかけて、幌呂川で累計58mmの降雨が発生しました。 ・1号支線排水路では、水路の肩付近まで水位が上昇して湿原再生区域内にも冠水している状況を確認しました。 1 1 2 2 1 10.0 (m ) 0 時 ) 累計雨量 58mm 河岸を切り下げることによって 水が湿原再生区域側へ溢れやすくなること 2 33 444 11 2 7 7 5 3 8.5 9.0 9.5 観 測所 )の 河川 水 位 5 10 15 所 の時間 雨量(㎜/ 時 累計雨量 58mm ピーク水位 8.98 m 河岸を切り下げることによって、水が湿原再生区域側へ溢れやすくなること が期待されます。 7.0 7.5 8.0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 :0 0 幌呂川( 幌呂 観 20 25 30 上幌 呂観測 所 時間雨量(㎜/時) 時刻水位 (m) 9 /21 0 6 12 18 9 /22 0 6 12 18 9 /23 0 6 12 18 9 /24 0 2 011/ N 幌呂川 湿原再生区域内で冠水 湿原再生区域内で冠水 ① 1号支線排水路 ② 3号支線明渠排水路 農地 湿原再生区域 植 試 農地 旧幌呂川 農地 湿原 ① ② ③ 幌呂1 号 排 水 植 生回 復 試 験地 ④ 農地 湿原再生区域 1 号 支 線 湿原 水 路 7 ③ 幌呂1号排水路 ④ 植生回復試験地 線 排水路

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1-3.未利用排水路の埋め戻しによる予測地下水上昇量

・現況の地下水位分布を平成22年平均地下水位及び平成23年一斉測水のデータに基づき、推定しました。 A区域及びB区域の未利用排水路を埋め戻した場合 当該排水路周辺を中心に地下水位が上昇すると予測され ・A区域及びB区域の未利用排水路を埋め戻した場合、当該排水路周辺を中心に地下水位が上昇すると予測され ます。 ・地下水位上昇予測は、水循環小委員会で使用した「統合型水循環モデル」を使用し、結果については水循環検 討会で確認を頂いています。 ■凡例50㎝~ 地下水位上昇量 凡例 地下水位 GL 凡例 地下水位 GL 現況の 地下水位分布(推定) 未利用排水路埋め戻しによる 地下水上昇量(予測) 未利用排水路埋戻しによる 地下水位分布(予測) ■40㎝~ ■30㎝~ ■20㎝~ ■10㎝~ 地下水位上昇量 ■50㎝~ ■40㎝~ ■30㎝~ ■20㎝~ ■10㎝~ 地下水位 GL ■~10㎝ 10cmごとの境界は、 ラインで表示 10cmごとの境界は、 ラインで表示 8 統合型水循環モデルによる地下水位再現計算の精度は、 A,B区域の観測孔において±20cm程度です。

(10)

・平成21年8月に植生回復試験開始。時間の経過とともに試験地内に植生が繁茂してきています。 切り下げ深度による違 により優占種に違 がみられ 切り下げ深度が深 ほど湿地性の種が多 傾向があり

1-4.幌呂地区植生回復試験結果

・切り下げ深度による違いにより優占種に違いがみられ、切り下げ深度が深いほど湿地性の種が多い傾向があり ます。 施工後2ヶ月 施工後2ケ月では、イヌスギナが部分的に出現する程度であった。 切り下げ深度50cm区画では、冠水していたためか、ほとんど植生はなかった。 イヌスギナが優占して出現 (H21 9月) 地下水面 切り下げ深度50cm区画では、冠水していたためか、ほとんど植生はなかった。 イヌ スギ ナ イヌ スギ ナ 0m 10m 20 30H21.9月) 施工後1年 施工後1年では、イヌスギナ以外にもイグサやオオアワダチソウなどがみられた。 切り下げ深度30cmでは、外来種のオオアワダチソウがみられたが、切り下げ深度が深くなるに ナ ナ 0m 10m 20m 30mH22 8月) つれて出現数は少ない傾向がある。 イヌスギナ以外の種も出現 切り下げ深50cmは植生が少ない イグ サ イグ サ イヌ スギ ナ オオ ア ワ ダチ ソウ イヌ スギ ナ イヌ スギ ナ (H22.8月) 地下水面 施 後 年 ギ 外に グ ゾ ギ ど 優占 サ 0m 10m 20m 30m 施工後2年 施工後2年では、イヌスギナ以外にもイグサやエゾノタウコギ、スゲ属なども優占していた。 切り下げ深度が深いほど湿地性の種が多い傾向がある イヌ スギ ナ オオ ア ワ ダチ ソ イグ サ イグ サ ス ゲ エ ゾ ノ タ ウ コ ス ゲ イヌ ス イヌ ス ギ イヌ ス イグ サ (H23.8月) 地下水面 ナ ソ ウ サ ゲ 類 コ ギ ゲ 類 スギナ ギ ナ ス ギナ サ 0m 10m 20m 30m 9 切り下げ深度30cm区画 (地下水位 GL-20cm) 切り下げ深度40cm区画 (地下水位 GL-10cm) 切り下げ深度50cm区画 (地下水位 GL±0cm)

調査地の植生断面図

0m 10m 20m 30m

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1-4.幌呂地区植生回復試験結果

・現地植生回復試験の結果、切り下げ後2年経過し、3区画とも同様の種数が確認されました。 切り げ より植生 復が期待 きます

地下水位 GL±0cm

H21 H22 H23 H21 H22 H23 H21 H22 H23 イヌスギナ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 種名 地下水位 GL±0 c m 地下水位 GL- 1 0 c m 地下水位 GL- 2 0 c m ・切り下げにより植生回復が期待できます。 イヌスギナ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ タチヤナギ ○ ○ ○ ○ ○ ○ オオアワダチソウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ イ ○ ○ ○ ○ ○ ○ イヌタデ ○ ○ ○ ○ ○ エゾノタウコギ ○ ○ ○ ○ タカサブロウ ○ 施工後2年(H23.8月) 施工後2ヵ月(H21.9月)

地下水位 GL-10cm

タカサ ウ ○ ツルスゲ ○ ○ ○ ○ スカシタゴボウ ○ ○ ○ ○ オノエヤナギ ○ ○ ○ ○ ○ ツボスミレ ○ ○ ○ ○ ○ タチコウガイゼキショウ ○ ○ ○ ○ ○ クサヨシ ○ ○ ○ ○ ○

地下水位 GL 10cm

ノミノフスマ スゲ属 ○ ○ ○ アカバナ ○ ○ ○ ナガバツメクサ ○ ○ ホザキシモツケ ○ ○ ○ アオミズ ○ イワノガリヤス ○ イワノガリヤス ○ アカンカサスゲ ○ アキノウナギツカミ ○ ○ ○ ミゾソバ ○ ○ ○ オニナルコスゲ ○ ○ エゾノミツモトソウ ○ ○ コヌカグサ ○ ○ 施工後2ヵ月(H21.9月) 施工後2年(H23.8月)

地下水位 GL-20cm

グ イヌコリヤナギ ○ ハナタデ ○ オトギリソウ ○ アカネムグラ ○ クサイ ○ ホソバドジョウツナギ ○ ズ オオカワズスゲ ○ ヌマハリイ ○ エゾリンドウ ○ クシロヤガミスゲ ○ 合計確認種数 1 8 27 2 13 18 1 16 19 湿生植物確認種数 1 4 15 1 5 9 1 1 0 7 施工後2ヵ月(H21 9月) 施工後2年(H23 8月) 10 10 湿生植物確認種数 1 4 15 1 5 9 1 1 0 7 施工後2ヵ月(H21.9月) 施工後2年(H23.8月) :「北海道の湿原と植物(北海道大学図書刊行会,2003)」掲載種 湿生植物

(12)

・幌呂地区湿原再生の考え方については、これまでの議論経過を踏まえて以下の基本方針とします。

1-5.幌呂地区湿原再生の基本方針

幌呂地区湿原再生の考え方については、これまでの議論経過を踏まえて以下の基本方針とします。

1.農地に影響を及ぼさないこと

農地 影響を及

さな

○現在利用されている排水路を堰上げした場合、幌呂1号排水路や横断管の接続箇所

では農地側まで水位上昇の影響範囲が及ぶため、1号支線排水路の堰上げはでき

ません

ません。

2.未利用排水路の埋め戻しにより、地下水位を回復させる

○ 周辺の営農環境を悪化させないため、現況で利用されていない排水路の埋め戻し

により、地下水位を回復させます。

○ 未利用排水路埋め戻しに後には、地下水位の上昇量や農地側への影響を確認する

○ 未利用排水路埋め戻しに後には、地下水位の上昇量や農地側 の影響を確認する

ために地下水位観測を行います。

3 地盤切り下げにより 地表面を地下水位に近づける

3.地盤切り下げにより、地表面を地下水位に近づける

○ 現地植生回復試験では、地盤切り下げ後に湿性植物が回復しつつあります。

○ 外来植物を排除するためには、地盤の切り下げが有効です。

○ 号支線排水路

岸が部分的 高くな

るため

部を切り げ低く

○ 1号支線排水路の河岸が部分的に高くなっているため、河岸の一部を切り下げ低く

することによって、事業区域内に水を溢れやすくし、冠水頻度の増加による湿原植生

の回復を期待します。

11 11

(13)

2.幌呂地区湿原再生(実施方針)について

2.幌呂地区湿原再生(実施方針)について

12 12

(14)

2-1.実施方針検討の考え方

幌呂地区湿原再生の実施方針は、以下の表に沿った考え方で検討を行いました。 今までの議論における 委員からの提案内容 検討内容 考え方 ・農地への配慮 ・排水路を埋め戻した場 ・排水路を堰上げした場 合の影響 ・1号支川排水路の堰上げは、農地側まで水位上昇の影響範 囲が及ぶ 検 ・排水路を埋め戻した場 合の検討 合の影響 囲が及ぶ。 →A区域及びB区域の未利用排水路を対象とした埋め戻し及 び地盤の切り下げを検討する。 ・現地試験の実施 ・植生回復試験結果 ・切り下げ深度が深いほど湿地性の種が多い傾向にある。 オオアワダチソウの出現数は 切り下げ深度が深いほど少な 検 討項目 ・オオアワダチソウの出現数は、切り下げ深度が深いほど少な い傾向にある。 →湿地性の種の回復状況、外来種の侵入状況から、切り下げ 深度を設定する。 路 路 ・場所毎の地下水位に 応じた検討 ・地下水位の現状把握 ・未利用排水路埋め戻し 後の地下水位上昇量 ・未利用排水路を埋め戻した場合、当該排水路周辺を中心に 地下水位が上昇すると推定される。 →未利用排水路埋め戻し後の地下水位上昇量を考慮した実施 内容を検討する。 実施方針 検討内容 考え方 ・全面的に裸地化せず、 植生に応じた地盤切り 下げ ・重要種、外来種の分布 状況 植生回復の予測 ・重要種の生育範囲は切り下げを行わない。 ・外来種、特にオオアワダチソウ生育箇所では、必要な切り下 げ深度を設定する 検 討 下げ ・植生回復の予測 げ深度を設定する。 ・未利用排水路の埋め戻し及び地盤切り下げを実施した場合 の植生回復予測を行う。 ・泥炭の保全 ・表土、泥炭の分布状況 ・表土→切り下げの対象とする。 泥炭 切り下げな (但し外来種 特にオオ ダチ ウが 討 項目 ・泥炭→切り下げない。(但し外来種、特にオオアワダチソウが 存在する場合を除く) ・地表面と地下水面の 関係と、植物の対応関 ・上記検討を考慮した切 り下げ範囲・深度の設 ・現地状況に応じて切り下げ範囲・深度を設定する。 ・全面的に裸地化させないよう段階的に施工するとともに、切り 13 13 係による地盤切り下げ 深度の設定 定 下げ後には地下水位状況のモニタリングを行う。 ・B区域のリファレンスサイトと比較しながら順応的管理(切り下 げ範囲や深度の見直し)を行う。

(15)

2-2.切り下げ範囲・深度の設定

(植生図の更新)

新 植生 基づき ・重要種確認調査、空中写真判読、現地踏査に基づき、従来の植生図に情報を追加しました。 ・更新した植生図に基づき、 掘削範囲を検討しました。 ・重要植物の生育範囲は保全 のため掘り下げません。※) ※)重要種確認位置及び掘り下げ範囲は、 別途資料 A区域 A区域 確認された植生 空中写真(平成22年9月撮影) 平成20年度作成植生図の凡例 オオアワダチソウが多く生育している箇所 エゾノキツネアザミが多く生育している箇所 クサヨシ群落 B区域B区域 C区域C区域 14 事業箇所区域南側より撮影

(16)

2-2.切り下げ範囲・深度の設定

(土壌の物理環境(土質))

・かつて農地として造成された範囲には、平均約20~30cmの厚さの表土が分布しています。 地表面 50cm 20cm 30cm 100cm 150cm 表土の厚さ (cm) 70 30 5 25 15 40 0 0 20 20 20 20 200cm 70 30 5 25 15 40 0 0 20 20 20 20 凡例 表土 :1977(S52)年度 :1978(S53)年度 農地造成年度 :表土 :泥炭 :火山灰土 :シルト質砂 15 :既往地質調査地点 :表土分布範囲(推定) :1983(S58)年度 :1984(S59)年度

(17)

2-2.切り下げ範囲・深度の設定

(切り下げ深度の考え方)

・切り下げは、一律ではなく、外来種(オオアワダチソウ)の除去、重要植物の保全、泥炭の保全、湿生植物の再生を目指 すた 地表 地 水位 差 着 場所ご さを 定 ます すため、地表面と地下水位の差に着目し、場所ごとに深さを設定します。 ・小委員会での議論を踏まえ、地下水位から10cmの高さまで切り下げます。外来種(オオアワダチソウ)の生育箇所は、地 下水位より10cm深く切り下げます。 ※)地下水位:未利用排水路埋め戻しによる予測上昇分を考慮 地下水位※) 表土層内 地表面から10cm以内 泥炭層内 表土/泥炭境界面から10cm以深 植生 地下水位※) 表土 重要種生育箇所 表土 泥炭 地下水位※) 切り下げない 10cm 切り下げ対象区 表土 地下水位※) 泥炭 地表面と地下水位の差が 切り下げ範囲 10cm 地下水位 ) 地表面と地下水位の差が 10cmになるように切り下げる 地表面-地下水位=10cm 切り下げない 泥炭保全のため、 泥炭の直上まで切り下げる 外来種 (オオアワダチソウ) 生育箇所 表土 泥炭 10cm 10cm 切り下げ範囲 16 生育箇所 泥炭 地下水位※) 地下水位より 10cm深く切り下げる 地表面-地下水位=-10cm 10cm

(18)

2-2.切り下げ範囲・深度の設定

(ブロック区分)

・切り下げ深度は、排水路に囲まれた区域をブロック区分の基本として考え、40のブロックに区分けして検討することとしま た した。 幌呂地区は、排水路整備によって地下水位が低下しており、未利用排水路の埋戻しによって地下水位が上昇すると予測される ことから、排水路を事業のコントロールポイントと考え、排水路に囲まれた区域をブロック区分の基本として考えることとしました。 また 排水路に囲まれた区域内でも地形や地下水の条件により植生が異なっている場合は 小ブロックを作成しました また、排水路に囲まれた区域内でも地形や地下水の条件により植生が異なっている場合は、小ブロックを作成しました。 2 1 3 4 3 6 5 7 10 11 9 8 14 13 12 15 16 17 18 19 20 A A :未利用排水路 未利用排水路 31 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 32 33 34 35 :利用されている 排水路 35 36 37 38 39 40 ブロックNo ブロック区分図 B B CC 17 ブ ック区分図

(19)

2-2.切り下げ範囲・深度の設定

(切り下げ深度分布(案))

・切り下げる範囲・深度は、以下のように設定します。 切り下げ深度(※1)は 『湿原植生回復のための切り下げ深度(※2)』と ブロック 切り下げ 深度1※2) 深度2※3) 1 ・切り下げ深度(※1)は、『湿原植生回復のための切り下げ深度(※2)』と 『オオアワダチソウ除去のための追加掘り下げ分(※3)』を加えた深度です。 ック No 深度※1) (cm) 深度1 (cm) 深度2 (cm) 1 0 0 0 2 50 0 50 3 10 10 0 4 10 0 10 2 4 3 6 5 7 5 60 60 0 6 60 40 20 7 130 130 0 8 50 50 0 9 50 30 20 9 8 :0cm :10cm 切り下げ深度区分 10 30 30 0 11 30 30 0 12 20 20 0 13 10 10 0 14 20 20 0 15 40 20 20 A A 10 14 13 12 11 :10cm :20cm :30cm :40cm以上 15 40 20 20 16 20 20 0 17 0 0 0 18 40 40 0 19 20 20 0 20 50 30 20 C C 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 21 30 10 20 22 40 20 20 23 30 10 20 24 10 0 10 25 30 10 20 B B C C 31 28 29 30 32 33 34 35 36 37 38 39 40 ブロックNo 26 30 10 20 27 0 0 0 28 10 10 0 29 50 30 20 30 10 10 0 31 10 10 0 :埋め戻す排水路 :埋め戻さない排水路 空中写真(平成22年9月撮影) 31 10 10 0 32 50 30 20 33 10 10 0 34 30 30 0 35 30 10 20 36 10 0 10 18 ※1)湿原植生回復のための切り下げ深度とオオアワダチソウ除去のための追加切り下げ分を加えた深度 ※2)湿原植生回復のための切り下げ深度 ※3)オオアワダチソウ除去のための追加切り下げ分 36 0 0 0 37 10 10 0 38 50 30 20 39 10 0 10 40 10 10 0

(20)

2-3.事業実施による湿原植生回復の予測評価

・未利用排水路埋め戻し、地盤切り下げを行った場合の地下水解析を行いました。 ・切り下げ範囲の地下水位は現況のGL 60~ 20cmからGL 20~0cm程度に上昇します 冠水日数は 現況の0~50日 ・切り下げ範囲の地下水位は現況のGL-60~-20cmからGL-20~0cm程度に上昇します。冠水日数は、現況の0~50日 であるのに対し、50日以上に上昇すると予想されます。地下水位変動幅は、現況の0.4~0.8mから0.2~0.6mに なると予想されます。

冠水日数

地下水位

地下水位変動幅

現況

事業後予測

水位

現況

事業後予測

現況

事業後予測

A A AA AA AA AA AA A A AA AA B B BB BB BB BB 冠水日数※) ■100日 ■50~100日 ■20~50日 地下水位 ■0cm以上 ■GL-20~0cm ■GL 40 GL 20 地下水位変動幅※) ■0.0~0.2m ■0.2~0.4m ■0.4~0.6m B B BB BB BB BB 19 ■20~50日 ■10~20日 ■ ■10~20日 ■GL-40~GL-20cm ■GL-60~GL-40cm ■GL-80~GL-60cm ■GL-100~GL-80cm ■GL-100m未満 ※)5~11月の7ヶ月間の冠水日数、変動幅 ■0.6~0.8m ■0.8~1.0m ■1.0m~ :未利用排水路 :利用されている排水路

(21)

2-3.事業実施による湿原植生回復の予測評価

・未利用排水路埋め戻し、地盤掘り下げを行った場合の地下水位と冠水頻度分布について、地下水解析を行い、 植生との相関関係により 湿原植生の回復効果を予測した その結果 事業により 湿原植生の生育面積が回 植生との相関関係により、湿原植生の回復効果を予測した。その結果、事業により、湿原植生の生育面積が回 復すると期待されます。 地下水位分布 冠水頻度分布 植生図 A区域の冠水頻度は 現況において、B区域の大部分は、 地下水位:GL-20cm以浅、 冠水頻度 50日以上である A区域の地下水位は、 GL-60~GL-20cmの 範囲が多い A区域には広く クサヨシが分布する オオアワダチソウも 多い A区域の冠水頻度は、 50日未満の範囲が 多い 冠水頻度:50日以上である。 それらの範囲には、ヨシ、ホザキシ モツケ、ハンノキ等が生育している。 一方、A区域には、 地下水位:GL-60~GL-20cm 、 水頻度 満 範 が多 GL-20cm GL-0cm 地下水位 現況 B区域の大部分の 地下水位は、 GL-20cmより浅い B区域には、ヨシや ホザキシモツケ、 ハンノキが分布する B区域の冠水頻度は、 50日以上の範囲が 多い 冠水頻度:50日未満の範囲が多い。 い ← ヨシ ホザキシモツケ A A AA AA GL-40cm 20日 40日 60日 80日 100日 GL-60cm 冠水日数※) ■100日 ■50~100日 ■20~50日 ■10~20日 確認・推定された植生 ハンノキ (参考)A群落クサヨシ 地下水位 ■0cm以上 ■GL-20~0cm ■GL-40~GL-20cm ■GL-60~GL-40cm ■GL-80~GL-60cm B B BB BB 現況のB区域の植生と地下水位・ 冠水頻度の分布より、植生の生育 する物理条件を設定。 20日 40日 60日 100日 冠水日数 80日 ■10 20日 未利 用 凡例 A区域の地下水位は、 GL 20 以浅に上昇 A区域の冠水頻度が 上昇し 50日以上の →高い ※)5~11月の7ヶ月 間の冠水日数 ■GL-100~GL-80cm ■GL-100m未満 B B BB 用 排水路埋戻し GL-20cm以浅に上昇 上昇し、50日以上の 範囲が広がる 事業実施後の地下水位及び冠水頻 度を地下水解析により予測し、この予 測結果をもとに事業後の植生を予測。 事業 A A A A ・ 地 盤 掘 り 下 げ 植生 現況 事業 実施後 (予測) ヨシ - 約27ha ホザキシモツケ 約 5ha 約16ha A A A A A A 20 げ 後( 予 測 ) ホザキシモツケ 約 5ha 約16ha 外来植生 約38ha - 合計 約43ha 約43ha B B B B B B

(22)

2-3.

事業実施による湿原植生回復の予測評価

(リファレンスサイトの状況) ・目標とするB区域のヨシ群落内の地下水位は 地表面から0 1~0 5mの深度にあります。 植生図 地下水位 (時間データ) 目標とするB区域のヨシ群落内の地下水位は、地表面から0.1 0.5mの深度にあります。 ・B区域には、ヨシ、ホザキシモツケ、ハンノキ等が生育しています。 幌呂N 13観測孔 リファレンスサイト 幌呂No13観測孔 2010年の観測値 (降水量は、気象庁 観測地点”鶴居” 撮影 観測地点 鶴居 における観測値) B区域 変 遷 1947 1947年年((開発前開発前)) 20102010年年((現在現在)) 変 遷 1977 1977年年((開発中開発中)) A区域 A区域 A区域 A区域 A区域 A区域 旧幌呂川 旧幌呂川 A区域 A区域 A区域 A区域 A区域 A区域 リファレンス サイト リファレンス サイト リファレンス サイト 21 リファレンスサイトのヨシ群落 旧幌呂川 B区域 B区域 B区域B区域 B区域B区域

(23)

幌呂地区の湿原再生事業を持続的に展開するためには 周辺地域の生産行為との

2-4.今後の事業実施の方向性

幌呂地区の湿原再生事業を持続的に展開するためには、周辺地域の生産行為との

調和が図られることのほか、今後の鶴居村の発展にとっても魅力ある事業でなければ

なりません。

そのためには、湿原の持っている魅力や湿原が再生されていく過程を伝える学習会

の開催、湿原の観光的な要素を呼び起こすための工夫が必要であり、また、湿原再生

と融和した地域産業を目指すなど、地域が元気になる取組が導入されるような仕組み

作りを図っていく必要があると考えます。

具体的には、幌呂地区湿原再生の特性を活かし、周辺の観光資源との連携、地域と

連携した切り下げ残土の有効活用などを、今後、模索していきます。

連携した切り下げ残土の有効活用などを、今後、模索していきます。

【幌呂地区湿原再生に関するアンケート結果】

平成

23年9月23日に開催された、「鶴居村ふるさとまつり」会場において、幌呂地区の

平成

23年9月23日に開催された、「鶴居村ふるさとまつり」会場において、幌呂地区の

湿原再生に期待する効果についてアンケートを行ったところ、以下のような意見が寄せ

られました。

正直、実際どうなるかはわかりませんが私たちも湿原再生の ために出来ることはしていきたいと思います。鶴居村にとって も良い効果が出るように、これからも期待して行きたいと思い ます。 (鶴居村在住) 小中学生に授業出張ぜひ行うことが良いと思います。 これからは持続可能な社会を構築することが重要。 このような事業を社会全体でとりくむことが必要。 (道内在住) 観光資源の復元と自然保護が鶴居村にとって良い結果をも たらすと思います。 (釧路市在住) 村全体での湿原再生への意識を高めて欲しい。 (道内在住) 22 鶴居の方の希望と再生事業が同意したらいいと思うし、自然は 残して欲しいと思います。 (釧路市在住) 湿原があるから観光が成り立つし村にとってお金がおちま す。次世代に自然、郷土のすばらしさを伝え残すことが重 要。 (道内在住)

(24)

3 モニタリング計画について

3.モニタリング計画について

23 23

(25)

・事業実施による期待される効果ごとにモニタリング調査を行うこととします。

3-1.モニタリング計画

事業実施による期待される効果ごとにモ タリング調査を行うこととします。 ・調査地域は、事業区域、対照区、リファレンスサイトの3地区で実施します。 期 待 さ れ る モニタリング 対照区 期 待 さ れ る 効果 指標 目的 項目 時期 頻度 A 湿原面積の 回復 物理環境 ・事業実施によ る物理環境の 変化を把握 ・地下水位 ・水位 ・冠水頻度 通年 - B C D ・事業対象地の 植生の把握 ・広域植生分布 夏季 1回/5年 :地下水位 :水位 :群落組成 :ハンノキ調査 :現地写真 湿原植生の 回復 生育植生 ・植物群落ごとの階層構造、 構成種、被度 ・群落組成 夏季 1回/隔年 :現地写真 構成種、被度 、群度及び樹 木の生育状況 の把握 群落組成 ・ハンノキ調査 夏季冬季 1回/隔年1回/隔年 湿原景観の 復元 景観写真 ・事業実施によ る湿原景観の 変化を把握 ・現地写真 夏季 1回 施工終了後、 3年、5年、10 年を目処に実 24 復元 変化を把握 年を目処に実

(26)

開催概要

3-2.地域協働による調査事例

(幌呂地区ハンノキ調査)

・開 催 日 :平成23年10月16日(日) 10:00~12:00 ・開催場所:幌呂地区 湿原再生区域 (鶴居村下幌呂) (ハンノキ林内の3地点(右図参照))

開催概要

調査地区1 (ハンノキ林内の3地点(右図参照)) ・参 加 者 :一般参加 21名, 再生普及小委員会 1名, 湿原再生小委員会 1名, 関係行政機関 6名 ・調査項目:ハンノキの樹高,周囲長(胸高直径),萌芽本数, 樹齢,ハンノキの状態,周辺状況など ヤチボウズ(高さ 80㎝) 4号支線 明渠排水路 樹齢,ハンノキの状態,周辺状況など 参加者からのコメント ・普段入ることができないところに入ることができて、とてもいい 体験ができました。 ・ぐにゅぐにゅがあっておもしろかった。やちぼうすがおもしろ 3号支線 1号支線 排水路 調査地区2 ぐ ゅぐ ゅ あ おも ろ 。やち うす おも ろ かった。 ・湿原の仕事をしていますが、歩いたのは今日が初めてでびっくり。 ・しばらく振りの湿原入りで、昔を思いだしました。 ヤチマナコ(深さ 2.5m) 幌呂1号 排水路 3号支線 明渠排水路 2号支線 明渠排水路 :排水路 :未利用排水路 新庄委員長による説明 周囲長の計測状況 調査地区3 25 ハンノキ調査地点 300m 調査地区3 調査に参加された皆さん 樹高の計測状況 湿原内を散策

参照

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