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IRUCAA@TDC : №20:疑似的短縮歯列が顆頭変位に及ぼす影響-タッピング運動時と側方滑走運動時の三次元的顆頭変位について-

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№20:疑似的短縮歯列が顆頭変位に及ぼす影響−タッ

ピング運動時と側方滑走運動時の三次元的顆頭変位につ

いて−

Author(s)

酒井, 遼; 山下, 秀一郎

Journal

歯科学報, 118(5): 482-482

URL

http://hdl.handle.net/10130/4713

Right

Description

(2)

482 学 会 講 演 抄 録

№19:中年期の地域歯科診療所外来患者の栄養状態に関連する口腔機能について

仁紫友貴,太田 緑,髙野智史,大神浩一郎,小林健一郎,上田貴之,櫻井 薫 (東歯大・老年補綴) 目的:高齢者において,口腔機能の低下は栄養状態 科大学倫理審査委員会の承認を得て行われた(承認 の悪化につながり,ひいては要介護状態の一因とな 番号851)。 ることが知られている。高齢期より早い段階から口 結果および考察:線形重回帰分析の結果,BMI に 腔機能低下の訓練や治療を行うことは,栄養状態悪 対し,舌圧( β:0.21)と口唇閉鎖 力( β:0.25)が, 化や要介護状態の予防につながると考えられる。本 FFMI に 対 し,性 別( β:0.54),舌 圧( β:0.16) 研究では,栄養状態悪化の予防に寄与する口腔機能 と口唇閉鎖力( β:0.19)が影響を及ぼしていた。 を明らかにすることを目的に,地域歯科診療所受診 栄養状態との関連が認められる口腔機能として,高 の中年期成人を対象とし,栄養状態に関連する口腔 齢者を対象とした研究では舌圧,口唇閉鎖力,咀嚼 機能を調査した。 能力および嚥下機能が報告されているが,中年期成 方法:対象は,地域歯科診療所(東京都江戸川区) 人においては舌圧と口唇閉鎖力のみであった。舌圧 における40歳から64歳の歯科検診受診患者のうち, と口唇閉鎖力は個別の口腔機能を,咀嚼能力や嚥下 以下の評価項目を実施し て い た 者116名(男 性44 機能は複合的な口腔機能を評価しているといえる。 名,女性72名,平均50±7歳)とした。栄養状態と これらより,中年期成人において個別の口腔機能の し て,BMI と BIA 法 で 計 測 し た 除 脂 肪 指 数 低下が認められるが,複合的な口腔機能はまだ低下 (FFMI)を,口腔内因子として残存歯数を,口腔 していなかった。また,舌圧と口唇閉鎖力は訓練に 機 能 と し て RSST,咀 嚼 能 力(グ ル コ ー ス 溶 出 より改善することが可能な口腔機能のため機能低下 量),舌圧,オーラルディアドコキネシス(/pa/, を早期発見し,訓練を行うことで,栄養状態の悪化 /ta/,/ka/)および口唇閉鎖力を評価した。統計解 の予防につながる可能性があると考えられる。今回 析として,性別と年齢を調整因子,咀嚼能力,舌 の結果から,地域歯科診療所受診の中年期成人の栄 圧,口唇閉 鎖 力,/pa/,/ta/お よ び/ka/を 説 明 変 養状態には舌圧と口唇閉鎖力が関連することが示さ 数とし,BMI および FFMI との関連を線形重回帰 れた。 分析にて解析した( α=0.05)。本研究は,東京歯

№20:疑似的短縮歯列が顆頭変位に及ぼす影響

-タッピング運動時と側方滑走運動時の三次元的顆頭変位について-

酒井 遼,山下秀一郎(東歯大・パーシャルデンチャー補綴) 目的:ここ数年,短縮歯列の概念は臨床における選 析には Quade 検定と Steel-Dwass 法を用いた。い 択肢の1つとしてその有用性が示唆されている。し ずれの検定方法も有意水準は5%に設定した。な かし,これらの報告は疫学研究によるものが多く, お,本研究は東京歯科大学倫理審査委員会の承認を 生理学的観点から検証したものは少ない。また,咬 得て実施した。(承認番号729) 合に大きく影響する顆頭位と短縮歯列の概念との関 結果および考察:実験的臼歯部咬合支持喪失に伴う 連性は未だ十分に明らかにされておらず,これらの タッピング運動終末位における全運動軸点変位量 関係性について詳細な分析が望まれるところであ は,咬合支持を喪失するにつれ両側とも全運動軸点 る。そこで,本研究では臼歯部咬合支持の喪失が顆 の三次元的変位量は増加する傾向にあり,統計学的 頭の変位に影響を与えるという仮説を立て,これを な有意差を認めた。多重比較では,両側の変位量と 検証することを目的とした。 も7スプリントと4スプリント,7スプリントと3 方法:健常成人有歯顎者12名に対して上顎両側第二 スプリントとの間に有意差を認めた。また,三次元 大臼歯までを被覆するスタビライゼーション型スプ 的変位量を三方向で分割した場合,左右方向では両 リント(7スプリント)を製作した。それを両側性 側の変位量に,上下方向では右側の変位量に有意差 に後方から順次1歯ずつ切断し,両側第一大臼歯, を認めた。側方滑走運動時における作業側全運動軸 第二小臼歯,第一小臼歯,犬歯までを部分的に被覆 点変位量は,咬合支持を喪失するにつれて全運動軸 する6,5,4,3スプリントにより疑似的短縮歯 点の三次元的変位量は増加する傾向にあり,左側の 列を再現した。被験者には被験運動として各スプリ 変位量に統計学的な有意差を認めた。また,三次元 ント装着状態でタッピング運動15回と側方滑走運動 的変位量を三方向で分割した場合,上下方向では両 5回を行わせ,その間の顎運動の記録には6自由度 側の変位量に有意差を認めた。これらのことから, 顎運動測定装置を用いた。評価項目は,7スプリン 実験的臼歯部咬合支持喪失に伴い,タッピング運動 ト装着時習慣性閉口位における全運動軸点の位置を における顆頭位は左右方向と上下方向に,側方滑走 基準とし,各咬合条件下において被験運動を行わせ 運動における顆頭位は上下方向に不安定となる可能 た際の全運動軸点の三次元的変位量とした。統計分 性が示唆された。 ― 114 ―

参照

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