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慢性疼痛患者における痛みの神経生理学的機構に基づく理学療法の開発に関する研究

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Academic year: 2021

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慢 性 疼 痛 患 者 における

痛 みの神 経 生 理 学 的 機 構 に基 づく理 学 療 法 の開 発 に関 する研 究

金 原 一 宏* 1 )、佐 久 間 俊 輔 2 )、田 中 真 希 1 )、YANG HONG1 ) 河 瀬 智 文 1 ) 3 ) 足 立 功 浩 4 ) 寺 田 和 弘 2 ) 1)聖 隷 クリストファー大 学 大 学 院 2)寺 田 痛 みのクリニック 3)静 清 リハビリテーション病 院 4)聖 隷 三 方 原 病 院 <目 的 > 研 究 の目 的 は、慢 性 疼 痛 患 者 の下 行 性 疼 痛 抑 制 機 構 を賦 活 する運 動 療 法 と 併 用 療 法 (運 動 療 法 ・認 知 療 法 )の効 果 を比 較 した。 <方 法 > 疼 痛 患 者 16 例 に対 し、運 動 療 法 のみを指 導 した 10 例 (コントロール群 )と運 動 療 法 と認 知 療 法 を併 用 実 施 した 6 例 (併 用 療 法 群 )に振 り分 け測 定 した。運 動 療 法 はペーシングに注 意 した強 度 でストレッチングと筋 力 増 強 訓 練 を実 施 した。併 用 療 法 は、運 動 療 法 に加 え 認 知 療 法 は、前 頭 前 野 を賦 活 する二 重 課 題 を指 導 した。いずれも ホームエクササイズで行 った。測 定 プロトコルでは、 ホームエクササイズの効 果 を測 定 するため、主 観 的 評 価 は NRS(Numerical Rating Scale) 、

HADS(Hospital Anxiety and Depression Scale) 、PCS(Pain Catastrophizing Scale) を実 施 した。 神 経 生 理 学 的 評 価 は、GSR(galvanic skin response)を装 着 し自 律 神 経 の活 動 が落 ち着 いた時 点 で、TS(Temporal summation)と CPM(conditioned pain modulation)の判 定 に使 用 する PPT (pressure pain threshold)を測 定 し決 定 した。その後 、TS、CPM の測 定 をした。ホームエクササイ ズ及 び身 体 活 動 量 の評 価 には活 動 量 計 を用 いて、活 動 強 度 、座 位 時 間 を測 定 した。 ベースライン を測 定 し 1 月 後 に再 評 価 を実 施 する予 定 である。統 計 解 析 は、IBM SPSS Statistics 24 にて実 施 し、有 意 水 準 を p<0.05 とした。 <結 果 > ベースラインの結 果 、コントロール群 の主 観 的 評 価 は、NRS3.4±1.2、PCS 合 計 16±2.3 点 、反 芻 6.8±2.7 点 、無 力 感 5.2±1.2 点 、拡 大 視 4±2.3 点 、HADS 不 安 4.9±1.3 点 、抑 うつ 5.7± 2.5 点 、活 動 量 の座 位 時 間 は 296±121.3 分 、低 強 度 の平 均 活 動 時 間 が 385.8±56.2 分 、中 等 度 の平 均 活 動 時 間 が 78.7±55.4 分 であった。併 用 療 法 群 の主 観 的 評 価 は、NRS4±2.5、PCS 合 計 25±16.2 点 、反 芻 11±7.7 点 、無 力 感 8±6.3 点 、拡 大 視 5±3.1 点 、HADS 不 安 7±4.2 点 、抑 うつ 6±1.6 点 であった。活 動 量 は、座 位 時 間 の平 均 時 間 は 404.9±182.8 分 、低 強 度 の 平 均 活 動 時 間 は 367.4±130.9 分 、中 等 度 の平 均 活 動 時 間 は 37±32.4 分 であった。ベースライ ンの結 果 、両 群 に差 はなかった。 <考 察 > ベースラインは、両 群 に差 はなかった。本 研 究 は、縦 断 的 研 究 であり、現 在 、コントロール群 と併 用 療 法 群 の 1 か月 治 療 施 行 後 のデータを測 定 している。1 か月 後 の結 果 を比 較 し、運 動 療 法 群 と 併 用 療 法 群 の治 療 効 果 に差 を示 すかを明 らかにすることで、慢 性 疼 痛 の治 療 において、身 体 的 な 治 療 と脳 科 学 の治 療 の併 用 に効 果 を示 すかを検 証 する。 <結 論 > 発 表 会 当 日 は、コントロール群 と併 用 療 法 群 の 1 か月 治 療 実 施 の効 果 を主 観 的 評 価 および神 経 生 理 学 的 評 価 から明 らかにし報 告 する。本 研 究 は、 第 50 回 日 本 慢 性 疼 痛 学 会 (2021 年 2 月 ) に発 表 後 、「慢 性 疼 痛 」に論 文 投 稿 予 定 である。

参照

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