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JAIST Repository: 国内大学研究者におけるアントレプレナーシップの現状

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

国内大学研究者におけるアントレプレナーシップの現

Author(s)

渡部, 俊也; 緒方, 三郎; 小林, 俊哉

Citation

年次学術大会講演要旨集, 17: 294-297

Issue Date

2002-10-24

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/6716

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

2A19

国内大学研究者におけるアントレプレナーシップの

現状

渡部俊也

( 東大先端 研 ) , 0 緒方三郎 ( 未来工 研 ) , 小林俊哉 ( 東大先端 研 ) 「.はじめに 大学の知的資源を 経済社会に移転し、 経済の活力を 再生しょうとする 政策的潮流のなかで、 近年「 大 単発ベンチャー」起業のニュースは 珍しくなくなりつつあ る。 そのような現状のなか、 大学の研究者 は研究成果の 利用や実用化について、 どのような意見を 有しているのだろうか。 本年 2 月に国内大学 等の研究者・ 技術者 2,000 名を対象に実施したアンケート 調査の結果を 報告する。 2. 調査対象および 調査項目 調査対象は、 国内大学の理学・ 工学・医学・ 薬学・農学分野の 研究者から抽出した 2,000 名であ り 郵送により研究課題の 実用化及び起業意識に 関するアンケート 調査を実施した。 調査項目は、 職歴、 研究分野、 研究年数、 起業経験の有無、 起業意思の有無、 研究成果の利用・ 実 用 化に対する意識、 実用化を目指している 場合に、 研究体制、 実用化の目標時期、 研究資金の種類、 インキュベータに 要望する支援内容、 現在直面している 問題点等であ る。 3. 集計結果 (1) 回答者の屈性 回答者の属性等は 以下のとおりであ る。 回答率は 26.2% (523 名 ) であ り、 回答者 N Ⅰ 508 0 年齢層は 50 代が最も多く 47.4% 、 次いで 70 代以上 20 代 30 代 40 代が 28.5 であ った ( 図 1) 。 回答者の主な 研究分野は 、 多い順に 、 生 40 代 28.5% 初学 18.7% 、 医学 17.8% 、 農学・農芸 化学 16.2% 、 薬学 12.2% 、 機械工学 12.0% であ った ( 図 2) 。 回答者の研究開発活動のステージは、 某 47.4% 礎 研究が 7

割近くを占めていた

(68.1%) 。 次いで、 応用研究が 23.3% 、 図 1. 回答者の年齢 居 開発研究及び 製品化その他では 1 割に 、 満たなかった (8.7%) ( 図 3) 。 研究開発業務以外の 業務経験があ る研究者のうち、 4 割が技術支援、 3 割が技術コンサルテ 一 ションの業務を 経験していた ( 図 4)0

(3)

平 508 20 Ⅹ l8 7

l78% l6 ヱ Ⅹ lS 苦

12 2 片 l0%

4 9 ト

3 6 苦

ⅦⅡ

;

0 よ援 0 竹 生 棄 巨はエ プ材 珪土 ワ 枝 巾 軒 下 血木 杯ユ 生仏 物 天牧 報体 ギ % 台 采 口卸 棄 木 気 折 用 弁 主 文 産 宇 宇 棚 隼珪 文 字 エ エ エ Ⅰ h セ エ 半 エ 甘 工 拐 圧 牛 エ ギ 宇 宇 ギ 牛 半 学 ス 宇 単 子 牛 珪 牛

地 祝

球 紳 笘 牛

図 2. 回答者の研究分野

07 基礎研究 68.]% 図 3. 研究開発のステージ

N 二 26l

研究企画・ 乱壬 544. Ⅹ 枝折立 援 39 5 片 技街 コンサル

31・ 宮菜 ・販売 且 l04x 人ウ・労務

財務・経理 お務 Ⅰ 27x 。 の 他

l49%

lo 苦 20 Ⅹ 30 片 40 Ⅹ 50% 60%

図 4. 研究開発業務以外の 業務経験

い几

あが

%

割干

N

(4)

「自分で製品化することを 目指している」と 回答した研究者の 平均研究開発期間は 6 年 2 ケ 月 、 試作品の製作まで 目標期間の平均は 1 年 10 ケ月 、 市場における 販売・サービス 開始ま での目標期間の 平均は 3 年 10 ケ 月であ った。 試作品製作の 目標時期及び 販売・サービス 開始の目標時期の 分布は、 下図のとおりであ る ( 図 6-1 , 2)o 試作品の製作は 3 年後まで、 販売・サービスの 開始は 5 年後までを目処にしているケースが 多い。

N 二 44 N 二 34

図 6-1. 試作品製作の 目 楳 時期 図 6-2. 販売・サービス 開始の目標時期 研究成果の実用化に 向けて浮上している 問題点は研究資金 (66.1%) 、 研究業務以外のスタッ フ (60.7%) 、 研究体制 (57.1%) が群を抜いて 多かった ( 図 7L 。 自分で製品化を 目指している 研究者のうち、 TLO の利用者は全体の 35.0% であ った。

N 二 56 研究体制

"

"

一 一 57. 瑚 研究資金 66 Ⅰ %

60.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 図 7. 研究成果の実用化に 向けての問題点

(5)

(3)

起業経験の有無と 起業意識 起業経験があ る研究者は 6.4% であ った。 インキュベーション 施設の利用者は 2.2% N Ⅰ 472 したい;

がる

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ら あ 6 定 で ㎎ 予 インキュベーション 施設の未利用者が 利 自ら起 葉 することには 接心がなりが、 起 推 するパートナーが 見つかれば,技術 用してみたいサービスでは、 「知的財産 アドバイサ一になることにはⅡ心があ る 697 苦 権 の管理」が 51.6% と圧倒的に多く、 イ ンキュベーション 施設のサービスに 対す る認知度が低い 状況を示していた。 起業未経験者の 7 割が起業の当事者では なく、 技術アドバイザ 一になることに 関 心を有している。 一方、 起業準備をして 超 乗 には全く関心がない l67% 20% 40% 60% 80% 図 8. 起業未経験者の 起業への関心 い る研究者は 4.7% 、 起業の意思はあ るが 方法がわからない 研究者が 6.8% 存在し た ( 図 8) 。 (4) 大学の起業支援について 大学が起業支援をすることに 関しては、 推進すべきという 賛成意見のほかに、 大学の研究活 動 全体が実用化に 偏重し、 基礎研究や教育機能が 軽視されることへの 危惧も見られた。 研究成果の実用化や 起業支援を推進する 場合、 規制緩和を求める 意見が多く見られた。 4. まとめ 大学における 研究成果の実用化については 関心があ っても、 それを起業という 形で実現しようとす る 研究者は多くない。 インキュベーション 施設の認知度も 低く、 日本の大学 発 ベンチャー支援の 環境 はまだ黎明期にあ る。 起業に関係したことのあ る研究者は回答者の 6.4% であ り、 起業未経験者が 圧倒的に多い。 しかし、 起業未経験者で「起業には 全く関心がない」と 回答したのは 16.7% であ り、 それ以外の研究者は 起業に 何らかの関心を 有している。 ところが、 起業未経験者の 関心は、 実際には起業未経験者が 自ら起業家になることではなく、 むし ろ技術アドバイザーとして 関与することにあ る。 起業未経験者で 起業に積極的態度を 示した研究者 ( 起 柴 するために準備をしている、 起業したいがどうしてよいかわからない ) は 1 割程度であ る。 従って、 大学にあ る技術を元に 起業を促すための 支援策を実施するとしたら、 その 1 割の起業に関 心 のあ る研究者の中から 起業家候補を 探すことと同時に、 実用化できそうな 技術を有した 研究者を掘 り起こすとともに、 学覚から起業家候補を 連れてきて、 技術と経営のマッチンバを 行 う 必要があ る。 今後の大学 発 ベンチヤ一の 支援策としては、 そのような研究者 技術シーズの 掘り起こし作業が 重要

参照

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