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世界の地形

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Academic year: 2021

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地歴科(地理B)学習指導案

1 単元名 世界の地形 2 単元設定の理由 (1)単元・題材観 本単元は、世界の地形を大観するとともに、現代世界を系統地理的にとらえる視点や方法を身につけさせること を主なねらいとしている。したがって、地形の詳細な特徴(成因を含む)にこだわらず、、世界的視野といった空 間的な広がりに留意して世界の地形を概観することが大切である。また、実際に分布図を作成したり、地域区分を 行ったりして、世界の多様な地形の成り立ちを考察するといった学習の構成、展開を工夫する必要がある。 地形は人間生活の舞台である。生徒は、毎日のように山・川・平野といった地形を見ている。本単元では、でき るだけ生徒にとって身近な地形を例に挙げながら、地形を大観させたい。また、地形学習は後の農業等の産業、都 市・村落や生活文化などの学習内容を理解するための基礎になるという点で価値があることに留意し、基本的な地 形用語を含めて確実に理解させたい。 (2)生徒観 本学級は理系の上級学校への進学希望者が約 85 %を占め、地形等の自然環境については、基礎知識として知っ ておかなければならない事柄が多い。日頃からそのことを繰り返し生徒に訴えており、大部分の生徒は日頃の授業 で熱心に教師の説明に耳を傾けたり、積極的に質問したりするなど、自然環境への興味は比較的強いと思われる。 しかしながら、事前に実施したアンケートによると、扇状地や三角州といった地理用語については、ほぼ全員の生 徒が記憶しているものの、その成因や特徴、人間生活との関わりについては曖昧であるなど理解が不充分である。 また、授業で学ぶ事柄と生徒の周辺で見られる地形が結びつかない生徒も約 70 %いる。その他に、日頃の授業で は、ノートの取り方等の作業が遅く、ゆっくりと着実に理解していく生徒が多いという状況がある。 (3)指導観 本単元は、使用教科書では、世界の大地形及び小地形について学習することが中心となっており、日本の地形と 地体構造については、気候を学習した後に取り上げるように構成されている。しかしながら、系統地理的に現代世 界をとらえる視点から、世界の地形と比較しながら日本の地形を学習し、その地域性を明らかにすることは有意義 であると考え、本単元で取り扱うことにした。また、地形図の利用についても、地形に関する記憶が鮮明なうちに 学習した方が、地図の読図や作図等の地理的技能を身につけるためにはより効果的であると考え、同じく本単元で 取り扱うことにした。以上の点から、実際の授業では、①世界の大地形、②外的営力によってつくられる小地形、 ③日本の地形と地体構造、④地形図の利用の順に指導していきたい。 地形の成因や特徴、人間生活との関わりについて具体的なイメージが持てず、理解も不充分である生徒が多いこ とから、各種の地形について、生徒にとって身近な地形を例に挙げながら、その成因や特徴、人間生活との関わり などの基礎的な学習内容をしっかりと理解させたい。また、自然環境への興味が比較的強い生徒が多い状況を考え、 発展的な内容も盛り込みつつ授業を行いたい。ただし、作業が遅く、ゆっくり着実に理解していく生徒が多い点を 考慮して、作業時間を十分に確保するとともに、丁寧な説明とメリハリのある授業展開を心掛けたい。 なお、学習を進めるにあたって、知識の注入型の授業ではなく、できるだけ、発問を中心として探究学習的な雰 囲気のある「考えさせる授業」になるように工夫したい。 3 単元の指導目標 (1)地形の特徴(成因を含む)と人間生活に及ぼす影響について関心を持って意欲的に授業に参加し、それらの多様 性や地域性を捉える視点や方法を身につけようとする。 [関心・意欲・態度] (2)地形の特徴(成因を含む)と人間生活に及ぼすへの影響について、系統地理的な視点から考察し追究している。 [思考・判断] (3)地形の特徴(成因を含む)と人間生活に及ぼす影響に関する情報を地形図に描き表したり、地形図や写真等から 情報を読み取ったりすることができるとともに、結果をまとめたり発表したりすることができる。 [技能・表現] (4)地形の特徴(成因を含む)と人間生活に及ぼす影響の概要について理解し、基本的な地理用語等の知識を身につ ける。 [知識・理解] 4 指導計画(単元の時間配当) (1)世界の大地形 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3時間 (2)外的営力によってつくられる小地形 ・・・・ 4時間 ① 河川がつくる小地形(沖積平野)・・・・・・・ (1.5) 本時(1/1.5) ① 海岸の地形 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1.5) ③ 氷河がつくる地形 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (0.5) ④ 地下水がつくる地形 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (0.5) (3)日本の地形と地体構造 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1時間 (4)地形図の利用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3時間 5 本時の指導目標 (1)沖積平野の特徴からその成因や人間生活に及ぼす影響について考察し追究する。 [思考・判断] (2)沖積平野の特徴(成因を含む)と人間生活に及ぼす影響の概要について理解し、基本的な地理用語等の知識を身 につける。 [知識・理解] 6 指導上の留意事項 (1)沖積平野の特徴を具体的にイメージできるように、写真資料を効果的に利用するとともに、できるだけ生徒が生 活する△□地域の例を挙げて説明する。 (2)生徒の理解を徹底させるため、生徒が板書事項を写している間はできるだけ説明を避ける。 (3)知識の定着を図るため、学習プリントを効果的に活用する。 7 教材 (1)生徒 : 教科書(地図帳を含む)、資料集、学習プリント (2)教師 : 教科書(地図帳を含む)、資料集、学習プリント、掛図

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8 学習の展開(学習指導過程) 過 時 学 習 内 容 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 教 材 形態 評 価 程 間 ○沖積平野の定義 ○沖積平野に関する模 ○沖積平野の模式図・写 教 科 書 一斉 と種類 式図・写真を見て気 真を見せて、 ( 模 式 (沖積平野はどのよう づいた点を発表する。 ・海岸(山地)からの 図 ・ 写 にして形成された 距離に応じた形に注 真) 導 か?) ○外的営力について想 目させ、興味を抱か 起し、沖積平野を含 せる。 5 む堆積平野の成因等 入 を確認する。 ・成因(河川との関係) を予想させる。 ○沖積平野の種類を確 認する。 ○扇状地 ○扇状地の形態等から、 ○扇状地・氾濫原・三角 教 科 書 一斉 15 ・特徴 成因を予想・発表し、 州(以下、各沖積平野 ( 模 式 ・成因 確認する。 と記述)の成因につい 図 ・ 写 ・人間生活への ては、形成箇所(谷口 真) 影響 ○扇状地の特徴や人間 ・中間部・河口)、勾配、 (扇状地はどのように 生活への影響につい 流速といった予想する 掛 図 ・ して形成されたか?) て予想・発表し、確 視点等について、ヒン 地図帳 (扇状地の特徴から、 認する。 トを与えながら予想・ どのような土地利用 発表させ、教科書や資 が考えられるか?ま 料集の記述内容、写真 ○ 各 地 形 の 特 た、そう考えた根拠 ○氾濫原の形態等から、 や模式図等で確認させ 徴 ・ 成 因 ・ 展 は何か?) 成因を予想・発表し、 る。 人 間 活 動 へ 確認する。 の 影 響 に つ い て 推 論 で ○氾濫原(自然堤 ○氾濫原の特徴や人間 ○各沖積平野の特徴・人 教 科 書 10 きたか。 防・後背湿地・ 生活への影響につい 間生活への影響につい ( 模 式 (思考・判断) 三日月湖) て予想・発表し、確 ても、ヒントを与えな 図 ・ 写 ・特徴 認する。 がら予想・発表させ、 真) ・成因 教科書や資料集の記述 開 ・人間生活への 内容、写真や模式図等 掛 図 ・ 影響 で確認させる。 地図帳 (氾濫原はどのように して形成されたか?) (氾濫原の特徴から、 ○各沖積平野の成因等を どのような土地利用 学習する際は、互いに ○ 各 地 形 の 特 が考えられるか?ま 対比しながら考察させ 徴 ・ 成 因 ・ た、そう考えた根拠 る。 人 間 活 動 へ は何か?) の 影 響 に つ い て 理 解 で ○三角州 ○三角州の形態等から、 ○できるだけ写真資料や 教 科 書 15 きたか。 ・特徴 成因を予想・発表し、 図を活用するとともに、 ( 模 式 (知識・理解) ・成因 確認する。 身近な例を挙げながら 図 ・ 写 ・人間生活への 予想・確認させたり、 真) 影響 ○三角州の特徴や人間 整理させたりする。 (三角州はどのように 生活への影響につい 掛 図 ・ して形成されたか?) て予想・発表し、確 地図帳 (三角州の特徴から、 認する。 どのような土地利用 が考えられるか?ま た、そう考えた根拠 は何か?) ○沖積平野の成因 ○学習プリントの問題 ○作業の時間(3分間) 学 習 プ 個別 を解き、その答えを を確保する。 リント ○沖積平野に関す 発表する。 ま る地形用語 ○理解が不充分な生徒に 教科書 ○ 本 時 の 学 習 ○沖積平野の成因及び は、教科書・ノートを 一斉 内 容 を 理 解 地形用語について確 参考にさせる。 資料集 し 、 地 形 用 と 認する。 5 語 を 記 憶 で ○作業が早く終わった生 きたか。 徒には、資料集の関連 (知識・理解) め ページに目を通させる。 ○発表内容について、教 師が補足する。

参照

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