第6学年1組 家庭科学習指導案
指導者 ○○ ○○ 1 題材名 楽しい食事を工夫しよう 2 目標 (1) 自分や家族の食生活を振り返り、健康的で楽しい食生活の仕方に関心をもち、家族と楽しい 食事をしようとすることができる。 (関心・意欲・態度) (2) 食品の栄養的な組み合わせや家族に合った1食分の食事を考えて、家族との楽しい食事の工 夫を考えることができる。 (創意・工夫) (3) 栄養的なバランスを考えた1食分の調理計画を立て、安全に手順よく調理することができる。 (技能) (4) 1食分の食事として、栄養的にバランスを考えた食事になるように食品の組み合わせを考え ることの必要性や食事づくりの工夫を理解している。 (知識・理解) 3 本時指導の構え (1)子供たちの実態 本学級の子供たちは、これまで、ご飯とみそ汁やゆでたりいためたり調理を学習してきている。 また、栄養素の働きについてもおおまかに理解している。毎日の食事は子どもにとって関心のあ るものだが、家族の好きな料理名をあげることができる子どもは少ない。また、ほとんどの家庭 で食事をつくるのは専ら母親に任せてあり、子どもがつくれるものは簡単なものに限られている。 そのため、食品の名前は知っていても、それを使ってどんな料理ができるかということはあまり 知らない。そこで、健康で安全な生き方の概念や次第によりよい行動を選択できるようになって きたこの期に本単元を取り上げる。そして、いろいろな食品を組み合わせて栄養のバランスのよ い1食分の食事計画を考えて調理し、つくる楽しさや食べる楽しさを味わうことができるように するとともに、進んで実践することができるようにする。このことは、身近な生活の課題を解決 する能力と態度を身につけるとともに、家族の一員としての自覚をもってよりよい生活を工夫し ようとする実践的な態度や豊かな人間性を育てていく上からも意義深い。 (2)題材に対する考え方および教材の価値 本題材「楽しい食事を工夫しよう」は、1食分の食事づくりを通して、自分の食生活を見直し、 栄養のバランスの整った食事に関心をもたせることができる。また、家族と楽しく食事をとるた めの家族が喜ぶ食事づくりに取り組ませることで、食事と健康の関係や家族との団らんの大切さ までも考える力を育むことができると考える。 本題材に関しては、単品を使って調理の技能(材料の分量や洗い方、切り方、ゆで方等)や、 ご飯とみそ汁の調理実習を通して、毎日の食事のとり方や食品の栄養的な特徴、体内での主な働 きを学習してきた。また、6学年の1学期には、ゆでたりいためたりする調理方法を応用して、 朝食に合うおかずづくりを経験してきている。このことを受け、本題材では、家族との楽しい食 事を工夫していこうとする実践力を育てていくものであり、生活の改善と生涯にわたる健康なラ イフスタイルの基礎づくりの理解と実践化が図られる題材である。 (3)支援への考え方 本題材の指導にあたっては,日常の食生活に関心をもち、いろいろな食品を組み合わせて、栄 養バランスのよい1食分の食事計画を考えて調理し、つくる楽しさや食べる楽しさを味わうこと ができるようにするとともに、これからの食生活をより楽しくするために、進んで実践すること ができるようにすることをねらいとしている。 そのために,まず「であう段階」で、食生活の課題を把握し、家庭実践につながるように「わ が家ウォッチング」に取り組ませる。そして、家庭での食事づくりで気をつけていることや工夫 していることを話し合う活動を通して、食事をつくる人の愛情や家族への思いを考えることがで きるようにする。次に「つくる段階」では、これまで学習してきたことを生かし、食事づくりの ポイント「栄養バランスがとれていること」「食品数が多いこと」「食べる対象に合っていること」 を考えさせる。そして、米飯とみそ汁を中心とした1食分の食事計画を立てさせ、調理実習に取 り組ませる。その際、ペアになりアドバイスしたり評価したりして、自分の調理に生かせること を見つけることができるようにする。さらに「深める段階」では、栄養的なバランスや家族の好み、調理法などを考えて1食分の食事の計画を立て実習させる。そして、作業の手順や時間配分、 材料の種類と分量などを考えた調理実習の計画や食卓を楽しくする計画を立てさせ、実践につな げていくことができるようにする。最後に「生かす段階」では、家庭との連携を図って家庭実践 を行わせ、食事をつくる楽しさを味わうことができるようにする。そして、実践報告会を設定し、 家庭で食卓を囲む意義を考え直したり、食事を見直すきっかけをつくったりして、よりよい食生 活を送れるように実践力を育てる。 本時の交流活動は、調理した1食分の食事のよさや課題を発表し合い、「改善したほうがよいと ころ」「よいところ」を観点に交流させ、1食分の調理計画を見直すことができるようにする。 4 指導計画(12時間) 段階 学 習 活 動 配時 教師の支援 評価の観点 で あ う / つ く る / 深 め る / 生 か す 1 自分の食生活を振り返り、学習の見通し をもつ。 (1)調べたことをもとに食事の問題点につ いて話し合い、学習の見通しをもつ。 ・単元の見通しをもつ。 家族が喜ぶ食事を考えてつくろう。 (2)調べてきたことをもとに、食事づくり の工夫について話し合う。 2 ご飯とみそ汁に合うおかずを考えて実 習計画を立て、調理する。 (1)ご飯とみそ汁に合うおかずを考え、実 習計画を立てる。 ①栄養的にバランスのよい組み合わせ や調理方法を考え、ご飯とみそ汁に合 う1食分のおかずを決める。 ②作業手順や時間配分、材料の種類と分 量などを考えて、実習計画を立てる。 (2)実習計画をもとに調理実習を行う。 ①二人一組になり、交代で調理する。 ②ペアの調理の手順や時間を確かめた り、アドバイスしたりし合う。 (3)調理実習を振り返り、計画を見直す。 ・1食分のおかずについて話し合う。 3 家族のための1食分の食事計画を立て て話し合い、工夫する。 (1)家族が喜ぶ食事計画を立てる。 ・好みや栄養的なバランス、調理方法を 考え1食分の食事の計画を立てる。 (2)家族が喜ぶ1食分の食事をつくる。 ・1食分の食事をつくり自己評価する。 (3)家族が喜ぶ食事計画について交流し、 工夫する。 ・1食分の食事計画を交流する。 (4)作業手順や時間配分、材料の種類と分 量などを考え、食事計画を立てる。 ・家族が喜ぶ、楽しい食事計画を立てる。 4 家庭実践を交流し、学習をまとめる。 ① 家庭での実践や感想を交流する。 2 ① ① 5 ② ② ① 本 時 4 ① ① ① ① 1 ○ 事前に「わが家ウォッチ ング」を実施して、家庭で の食事調べに取り組ませ、 食生活の問題点や食事づ くりの工夫に気づくこと ができるようにする。 ○ 交流から食事づくりの ポイントをとらえさせる。 食事づくりのポイント ・栄養のバランスがとれて いること。 ・食品数が多いこと ・色どりがよいこと ・食べる人の好みに合って いること(味付け、形) ○ 調理時間を設定し、おか ず2品をつくれるよう調 理代やガスコンロの作業 手順を考えさせる。 ○ 家族のための食事づく りに生かせるように、友達 のよさや調理に生かせる ことを見つけさせる。 ○ 「三つの基礎食品群」の 表活用し、視覚的に栄養バ ランスをとらえさせる。 ○ 家族からの聞き取りや アイデアカードを提示し て、自分なりの計画が立て られるようにする。 ○ 学習カードを活用し、家 庭にあった実践計画が立 てられるようにする。 ○ 実践報告会を設定し、こ れからの実践につなげら れるようにする。 ・自分の食生活 を振り返り、健 康で楽しい食事 づくりに関心を もっている。 (関) ・調理方法の工 夫や食品の栄養 的な組み合わせ を考えることが できる。(創) ・時間配分や手 順、自分の技能 を確かめながら 手際よく調理す る こ と が で き る。(技) ・家族の好みや 栄 養 の バ ラ ン ス、調理法など を考えて1食分 の食事の計画を 立てることがで きる。(創) ・家庭での実践 に意欲的に取り 組むことができ る。(意)
5 主眼 ◎ 1食分の食事計画について、食事づくりのポイントをもとにを話し合い、栄養のバランスや食 品数、味付け、色どりなどを見直すことができる。 ○ 1食分の食事計画について、お互いの調理計画について意見を交流することを通して、1食分 の食事計画を見直すとともに、実践意欲をもつことができる。 6 準備 食事計画表 学習プリント 食品の分類図 食事づくりのポイントカード 「三つの基礎食品群」の表 7 本時展開(6/12) 段階 学 習 活 動 教師の支援と評価 で あ う / つ く る / 深 め る / 生 か す 1 前時学習を振り返り、本時学習のめあてをつかむ。 ・計画にそって、うまく1食分の食事ができた。 ・自分の献立を見直すところはないかな。 (めあて) 1食分の食事計画を見直し、さらに工夫しよう。 2 調理した1食分の食事について、食事づくりのポ イントをもとに意見を交流する。 (1)調理した1食分の食事について発表する。 ・栄養のバランスを考えて、野菜のベーコン巻き と青菜のおひたしをつくりました。 ・味付けは、塩分を取りすぎないように気を付け ました。 ・生にならないように油でよくいためました。 ・彩りよくミニトマトを使いました。 (2)食事づくりのポイントをもとに意見を交流する。 <食事づくりのポイント> ・栄養のバランス、食品数 ・味付け ・調理法 ・色どり、盛り付け ・栄養のバランスを考えているね。 ・ちょっと、塩辛いような気がする。 ・野菜の切り方が大きすぎる。 ・とてもきれいで、おいしそう。 3 一食分の調理計画について栄養士の話を聞き、計 画を見直す。 (1)調理計画について栄養士の話を聞く。 ○ 栄養のバランスについて ○ 効率よく栄養をとる調理のし方や工夫について ○ 味付けの工夫について (2)自分の1食分の調理計画を見直し、発表する。 ・栄養に偏りがあるようなので、野菜を加える。 ・野菜炒めは、油を使いすぎないように、野菜サ ラダにしよう。 ・色の濃い野菜を取るためにパセリを刻んでふり かけよう。 4 本時学習のまとめをする。 ○ 今日の学習でを書き、感想を発表する。 ○ 子どもが前時に調理した1食分の 食事と教師が調理した1食分の食事 の写真を提示して比較させ、見直しの 必要性に気づかせ、本時学習のめあて につなぐ。 ○ 食事づくりのポイントをもとに自 分達の食事計画を振り返らせておき、 写真を掲示しながら、視覚的にもわか りやすいように発表させる。 ○ 食事づくりのポイントを掲示する ことで、これまでの学習が想起できる ようにする。 ○ 子どもが作った1食分の調理計画 を一覧にして掲示し、互いに意見交流 ができるようにしておく。 ○ 栄養のバランスを考えた調理計画 になるように「三つの基礎食品群」の 表を掲示しておく。 ○ どのような点を考えて工夫したの か具体的に説明させる。 (評価項目) 1食分の食事計画を確かめたり見 直したりすることができる。 ○ 次時は、楽しい食事になるような計 画を立てることを知らせ、実践の意欲 を高める。