研 究 ノ ー ト 名古 屋 市 立 大学 看護 学部 紀 要 第13巻2014
統 合 実 習 に お け る看 護 専 門 学 校 と臨 床 の連 携 に関 す る教 員 と指 導 者 の認 識
伊 藤 美 幸
要 約 要 約:本 研 究 の 目的 は、 統 合 実 習 に お け る学 校 側 と臨床 側 の連 携 の認 識 を 明 らか にす る こ と で あ る。A病 院 の 看護 師 長 、 副 看 護 師 長 、 実 習 指 導 者 と、A病 院 で実 習 を行 ったB看 護 学 校 の 教 員 を対 象 と し、 自記 式 質 問 紙 調 査 を行 った。 連 携 を す る上 で必 要 で あ る と認 識 して い る5因 子(学 生 の 気 持 ち の 理 解 、 役 割 分 担 の 明 確 化 と情 報 共 有 、 指 導 内容 や 指 導方 法 の検 討 と体 制 、学 生 個 々 へ の対 応 、 実 習 目標 や 実 習 要 項 の 共 有)が 抽 出 され た 。 さ ら に 「看 護 師 長 ・副 看 護 師 長 」 を 「管 理 職 」 と し 「実 習 指 導 者 」 「教 員 」 の3群 間 に お い て 、 分 析 を した と こ ろ下 位 項 目間 に お い て 差 は見 られ な か った。 統 合 実 習 に お け る連 携 に つ い て 、 学 校 側 と臨 床 側 の 職 位 によ る認 識 に差 は見 られ ず、 両 者 が 同 じ考 え の も と、 実 習 指 導 が 行 わ れ て い る こ とが 示 唆 され た 。 キ ー ワ ー ド:実 習 指 導 、 統 合 実 習 、 連 携 I.は じ め に 学 生 の看 護 実 践能 力 を 向上 させ るた め に は、対 象 理解 を含 め た 看護 の諸 現 象 や諸 過程 を 探 求 し、 進 化 、拡 大 さ せ、 さ ま ざ ま な状 況 に適 用 で き る基 礎 能 力 を 育 成 す る こ とが 望 まれ て い る1)。近 年 、 社 会 医 療 シス テ ム の変 化 に 伴 い、 患者 の重 症 化 や平 均 在 院 日数 の 短 縮 な どに よ り、 実 習 目的 に該 当 す るケ ー ス や学 生 が担 当 で き る患者 が 少 な くな る こ とや、 患 者 の権 利 意 識 の 高 ま りか ら学 生 が 関 わ る こ とを 了 承 しな い患 者 も増 え て い る2)。 そ の結 果 、 学 生 が実 践 で き る内容 に制 限 が あ る こ と、学 生 の生 活 体 験 の不 足 な どか ら、 学 生 の 臨地 実 習 が 困難 な現 状 が あ る。 ゆ え に、 個 々 の学 生 に応 じた 指 導 が ま す ま す重 視 され 、 教 員 と実 習指 導 に携 わ る病 棟 ス タ ッ フを 含 め た 実 習 指 導 者(以 下 、 指 導者 とす る)が 効 果 的 に 連 携 を 図 り学 生 の 実 習 を支 援 す る こ とが不 可 欠 で あ る。 しか し、 実 際 の 実 習指 導 の現 場 で は、 教 員 は実 習 指 導以 外 に 他 の 業務 に も 従 事 して お り、 学 生 や患 者 、 臨床 ス タ ッフ、 指 導者 との 関係 調 整 の難 しさや 時 間 の 不 足 に よ る連 絡 の 不 十 分 さ、 学 生 の 情 報 交 換 の不 足 を感 じて い る3)。指 導 者 は、 同 じ 指 導 者 が続 け て学 生 指 導 が行 え ず学 生 に 関 わ れ て い な い と感 じる現 状4)や 連 携 の必 要 性 は認 識 して い る が、 実 習 指 導 へ の 自信 の な さ4)、学 生 の レ デ ィ ネ ス の把 握 や実 習 の 目的 の 理 解 、 教 員 との調 整 不 足 を感 じて い る5)。一 方 で、 実 習指 導 を受 け る学 生 は、 臨地 実 習 に お け るス ト レ ス の 要 因 と して 、 教 員 や 指 導 者 を あ げ6)、教 員 と指 導 者 の一 貫 性 の な い 指 導 を 連 携 不 足 と して 感 じて い た7)8)。 卒 業 後 の 新 人 看 護 師 は、 多 重 課 題 や 他 の 医 療 職 との 協 働 や 人 間 関 係 に 困 難 を 感 じ、 基 礎 教 育 で 学 ん だ こ と と臨 床 現 場 で 求 め られ る看 護 技 術 や 様 々 な 患 者 へ の コ ミュニ ケ ー シ ョ ンに ギ ャ ップ を 抱 き、 早 期 の 離 職 につ な が る こ とが 指 摘 され て い る9)。厚 生 労 働 省 の 「看 護 基 礎 教 育 の 充 実 に 関 す る検 討 会 の 中 間 的 な 取 りま と め」10)にお い て も指 導 者 、 教 員 の 指 導 体 制 の 不 十 分 さや 学 生 の 基 礎 看 護 技 術 力 の 低 下 が 問 題 と され て い る。 そ れ を 踏 まえ 、 平 成 21年 度 の カ リキ ュ ラ ム改 正 で は 「看 護 実 践 能 力 」 の 強 化 を 図 るた め 、 既 習 の 知 識 ・技 術 を 統 合 し、 対 象 に合 わ せ て 実 践 で き る能 力 を 養 うた め の 「看 護 の 統 合 と実 践 」 の 分 野 が 科 目立 て され た 。 チ ー ム医 療 、 複 数 患 者 を 受 け持 つ こ とな どが 明 示 され 、 臨 床 と教 育 の 乖 離 を 少 な く し、 よ り臨 床 に 近 い 実 習 とな るよ う専 門 分 野 の 実 習 後 の 位 置 づ け と して の 統 合 実 習 が 期 待 され て い る。 実 習 の 成 果 が 基 礎 教 育 と継 続 教 育 を 連 動 させ 、 卒 業 後 の 臨 床 現 場 へ の 適 応 につ なが る11)ことが示 さ れ て い る こ と か ら も、 実 習 の 中 で も就 職 を 直 前 に した 統 合 実 習 にお い て はそ れ が 職 業継 続 へ の動 機 づ け につ なが る と考 え る。 そ の ため には、 統 合 実 習 に お け る学 生 の 学 び を 深 め 、 教 員 側 主 導 の 実 習 で はな く、 臨 床 側 との 連 携 に よ る支 援 が 重 要 で あ る と考 え る。 学 校 側 と臨 床 側 の 統 合 実 習 にお け る連 携 の 傾 向 を 示 し、 そ の 認 識 が 明 らか に な れ ば 、 今 後 の 看 護 教 育 へ の 示 唆 を 得 る こ とが で き る と考 え る。 以上 の こと よ り、 本 研 究 の 目的 は、 統合 実 習 にお け る、学 校 側 と臨 床側 の連 携 の認 識 を明 らか に す る こ と とす る。 Ⅱ.本 研 究 の 目 的 本 研 究 の 目的 は、 統 合実 習 に お け る、学 校 側 と臨 床 側 の連 携 の認 識 を 明 らか に す る こ とで あ る。 Ⅲ.研 究 方 法 1.病 院 の概 要 と 対 象 本研 究 の対 象 とな った 病 院 は、 看護 学 生 の 実 習 を受 け 入 れ て い る地 域 の 急性 期 の 医 療 を担 う医 療機 関 で 病 床 数 500床 以 上 のA病 院 と した。 実 習 を実 施 した11病 棟 の 看 護 師長 、 副 看護 師長 、 指 導 者 計66名 と、A病 院 で 実 習 を 行 った看 護 学 校 の教 員11名 総 計77名 を対 象 と した。 臨床 側 の対 象 者 を 看護 師長 、 副看 護 師 長 、指 導 者 と した の は、 管理 職 の視 点 に つ いて も調 査 した い と考 え た た めで あ る。 2.統 合 実 習 に つ い て 1)B看 護 専 門 学校 に お け る統 合 実 習 B看 護 専 門学 校 に お け る統 合 実 習 と は3年 次 の 成 人 看 護 学 実 習終 了後 に履 修 す る必 修科 目(2単 位)で あ る。 実 習 目的 は 「これ ま で に学 習 した知 識 、 技 術 を 活 用 し、 チ ー ム の一 員 と して他 の ス タ ッ フ と協 力 し、 看護 を 実 践 す る能 力 を養 う こ とが で き る」 で あ った。 実 習方 法 は、 看護 師長 と行 動 を共 に し、 管理 の 実 際 を学 ぶ 看護 管 理 実 習 と、 看 護 師 と共 に チ ー ム の一 員 と して 、 優 先 度 や 多重 課 題 に対 応 しな が らメ ンバ ー の役 割 を学 ぶ 複 数受 持 ち の 実 習 で あ り平 成20年12月 に6日 間実 施 した。 指 導者 も実 習 の評 価 を 実施 し、 最 終 的 に は教 員 が評 価 を行 った。 2)A病 院 の 実 習 指 導 体 制 A病 院 の11病 棟 で そ れ ぞ れ5∼8名 の学 生 が実 習 を 行 う。 教 員 は1∼2病 棟 を担 当 す る。 指 導者 はそ れ ぞ れ の 病 棟 に専 任 で配 置 され るが、 学 生 が援 助 を 実 施 す る際 、 日々 の担 当 看護 師 が共 に援 助 を 実施 し、 指 導 に あ た る こ と もあ る。 教 員 は看護 師長 、 副 看護 師長 、 指 導者 と実 習 の調 整 、 実 際 の援 助 や記 録 の 指 導、 カ ン フ ァ レス の 運 営 等 を行 う。 3)実 習 指 導 者 会議 実 習前 の9月 に 、A病 院 の看 護 部 、 看 護 師長 、 副 看護 師 長 、 指 導 者 とB看 護 専 門 学 校 の教 員 に よ り、 実 習 指 導 者 会議義を 実施 した。 そ こで、12月 に 実 施 され る統 合 実 習 に つ い て担 当者 よ り説 明 を行 った。 説 明 内 容 は、平 成 21年 度 か ら実 施 され た カ リキ ュ ラム 改正 の ポ イ ン トや 社 会 的背 景 と学 生 の特 徴 を説 明 した うえ で 、 統 合 実 習 の 目 的、 目標 、 実 習 ス ケ ジ ュー ル、 具体 的 な 指 導 に つ い て説 明 を 加 え た 。 3.調 査 期 間 本 研 究 の デ ー タ収 集 期 間 は、 平 成21年1月 ∼2月 で あ っ た 。 4.調 査 方 法 本 研 究 は、 対 象 者 に 同 一 様 式 の 自記 入 式 質 問 紙 調 査 を 実 施 した 。 本 研 究 へ の 参 加 者 と、 そ の 選 定 方 法 お よ び 実 施 方 法 を 以 下 に 説 明 す る。 1)A病 院 とB看 護 専 門 学 校 へ の 調 査 協 力 依 頼 対 象 とな っ たA病 院 の看 護 部 長 とB看 護 専 門 学 校 の 副 学 校 長 に 、 そ れ ぞ れ 書 面 と 口頭 で 本 調 査 へ の 依 頼 を 行 い 、 可 否 を 確 認 した 。 承 諾 を 得 た 後 、 看 護 師 長 、 副 看 護 師 長 、 指 導 者 、 看 護 学 校 の 教 員 で 構 成 され る実 習 前 の 実 習 指 導 者 会 議義で 研 究 の 目的 、 調 査 方 法 の 説 明 を 行 な い 、 研 究 協 力 を 依 頼 した 。 質 問 紙 は、 提 出 用 封 筒 を 個 別 に準 備 し、 実 習 終 了 後 に 各 病 棟 に 研 究 者 が 配 布 した 。 質 問 紙 の 回 収 は、 病 院 の 事 務 室 に 回 収 箱 を 設 置 し、 質 問 紙 の 回 収 を も って 同 意 を 得 た と した 。 6.調 査 内 容 調 査 内 容 は、 属 性 と して 、 職 位 と実 習 指 導 の 経 験 年 数 を 確 認 した 。 平 成15年 ∼平 成20年 ま で の 医 学 中 央 雑 誌 の な か で 、 「看 護 学 実 習 」 「実 習 指 導 」and「 看 護 教 員 」 「実 習 指 導 者 」or「 連 携 」 「協 働 」 「協 力 」 を キ ー ワ ー ドと して 文 献 検 討 を 行 った 。 そ こか ら連 携 の 内 容 に焦 点 が あ て られ た 先 行 研 究1)3)12)-18)を参 考 に学 校 側 と臨 床 側 の 連 携 に つ い て37項 目の 質 問 紙 を 作 成 した 。 作 成 した 質 問 紙 につ い て は、 看 護 教 育 の 研 究 に 精 通 して い る研 究 者 に確 認 を 得 た。 質 問 紙 は学 生 の 実 習 を 有 意 義 な もの にす るた め に、 連 携 に 関 す る教 員 と指 導 者 の 認 識 を 調 査 す る内 容 で あ り、 「とて もそ う思 う」 を4「 思 わ な い」 を0と し、 各 段 階 を 分 析 の 際 に 点 数 に 換 算 した 。 7.分 析 方 法 分 析 に は 、 統 計 解 析 ソ フ トSPSS19.0J for Windows を 用 い 、 単 純 集 計 と 、 実 習 指 導 に 関 す る 教 員 側 と 臨 床 側 の 連 携 に つ い て 因 子 分 析 を 用 い て 検 討 した 。 実 習 指 導 に お け る 連 携 に つ い て の 内 的 整 合 性 の 確 認 の た め に 、 因 子 分 析 に よ り得 ら れ た 各 因 子 のCronbach'sα 信 頼 係 数 を 算 出 した 。 次 に 、 「看 護 師 長 ・副 看 護 師 長 」 を 「管 理 職 」 と し、 「実 習 指 導 者 」、 「教 員 」 の3群 間 で 、 そ れ ぞ れ の 下 位 項 目 間 の 詳 細 な 差 を 比 較 す る た め に 、Kruskal-Wallis検 定 を 行 っ た 。 統 計 的 有 意 水 準 は5%未 満 と し
た 。 8.倫 理 的配 慮 調 査 に あ た り、A病 院 の 看 護 部 長 とB看 護 専 門 学 校 の 副学 校 長 に承 諾 を得 た後 、 看 護 師長 、 副 看護 師長 、 指 導 者 、 看護 専 門学 校 の教 員 で構 成 され る実 習前 の 実 習 指 導 者 会 議義で研 究協 力 を依 頼 した。 説 明 内 容 は対 象者 個 人 の調 査 へ の参 加 は 自由意 志 で あ り、 回 答 内 容 や 調 査 協 力 が得 られ な い こ とで 不利 益 はな い こ と、 デ ー タ は施 設 名 が 明 らか に な らな い よ う厳 密 に処 理 し研 究 目的 以 外 で の 使 用 は な い こ と、 プ ライ バ シー を配 慮 した うえ で学 会 等 で発 表 す る こ とを説 明 した。 な お、 質 問紙 の記 述 は無 記 名 と し、 研 究者 へ の 調 査 票 の返 送 を も って 同意 が得 られ た こ と とす る こ とに つ い て も説 明 した。 ま た、 本研 究 は調 査 実施 時 、 研 究者 の 所 属 機 関 の倫 理 委 員 会 の承 認 を得 て 実施 した。 Ⅳ.結 果 1.対 象 者 の 属 性 統 合 実 習 の 指 導 に あ た る 看 護 師 長11名 、 副 看 護 師 長22 名 、 指 導 者33名 、 看 護 専 門 学 校 の 教 員11名 に 配 布 し、 看 護 師 長7名 、 副 看 護 師 長11名 、 指 導 者20名 、 教 員11名 、 全 部 で49名/77名(回 収 率63.6%)か ら 回 答 を 得 た 。 内 容 を 確 認 し、 無 回 答 の 記 述 の 多 い 看 護 師 長1名 を 除 外 し、 48名(62.3%)の 回 答 を 分 析 対 象 と し た(表1)。 看 護 師 長 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、9∼27年 で 平 均16.33年 (SD6.50)で あ っ た 。 副 看 護 師 長 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、6∼20年 で 平 均12年(SD3.63)で あ っ た 。 指 導 者 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、1∼10年 で 平 均3.15年 (SD2.43)で あ っ た 。 教 員 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、1 ∼15年 目 で 平 均7 .73年(SD5.68)で あ っ た 。 2.学 校 側 と 臨 床側 の連 携 の認 識 の構 造 統 合 実 習 に お け る学 校 側 と臨床 側 の連 携 の認 識 の構 造 を み るた め に、37項 目の 質 問紙 か ら得 られ た48名 全 員 の 回答 に つ い て 因子 分 析 を行 った。 天井 ・フ ロ ア効 果 を 排 除 す るた め に、 項 目 ご とに記 述 統計 よ り分 布 の歪 み を 確 認 し、 項 目の選 定 を行 った。 次 に そ の項 目に対 して 、 最 尤 法 、 回 転 な しの 因 子 分 析 を 行 い 、6因 子 を 決 定 した 。 そ の 後 、 最 尤 法 とプ ロマ ックス 回 転 を 行 い 、 因 子 負 荷 量 0.40以 上 を採 択 の 基 準 と し、0.40未 満 の 項 目 を除 外 しな が ら分 析 を2回 繰 り返 した 。 そ の 結 果 、 質 問 項 目 「1.病 棟 の 運 営 基 準 と看 護 方 針 を整 え る」、 「11.実 習 指 導 の方 向性 を 明 確 に す る」、 「15. 学 生 と共 に 看 護 実 践 を 行 う」、 「27.教 員 と指 導 者 が 情 報 交 換 を す る」 が 除 外 され 、 最 終 的 に33項 目5因 子 と した (表2)。48名 か ら回 収 した デ ー タを 用 い 、 全33質 問 項 目 か らな る全 体 の α係 数 を算 出 した 結 果 、0.88で あ った 。 ま た 、5下 位 尺 度 のCronbach'sα 信 頼 係 数 は0.83か ら 0.95の 範 囲 で あ っ た。 学 校 側 と臨 床 側 の 連 携 の 内 容 を 表 す 第1因 子 は11項 目 で 構 成 さ れ、 「学 生 の 変 化 を 見 逃 さ な い」、 「学 生 を支 持 的 に か か わ る」、 「学 生 の 気 持 ち を 聞 い て 一 緒 に考 え る」 の 項 目の 標 準 因 子 得 点 が 高 か った 。 学 生 の 目線 で 実 習 を 捉 え 、 学 生 が 実 習 で 学 び を 深 め られ るよ う学 生 の 意 図 す る考 え や 行 動 を 知 ろ う とす る内 容 を 表 す こ とか ら、 〈学 生 の 気 持 ち の 理 解 〉 と命 名 した 。 第2因 子 は、8項 目で 構 成 され 、 「互 い の 能 力 を認 識 し、 不 足 部 分 を補 完 しあ う」、 「教 員 と指 導 者 が 教 育 の あ り方 を 考 え る」、 「指 導 者 と教 員 の 役 割 を 明 確 に す る」 の 項 目の 標 準 因 子 得 点 が 高 か った 。 学 校 側 と臨 床 側 が 統 一 した 指 導 を す るた め に教 育 へ の あ り方 に つ い て 考 え 、 そ れ ぞ れ の 強 み を 生 か して 役 割 分 担 や 連 絡 を す る内 容 を 表 わ す 。 また 、 情 報 交 換 と は、 学 生 の 実 習 状 況 や 心 理 面 、 問 題 発 生 時 の 情 報 、 役 割 分 担 の 内容 を 表 わ し、 〈役 割 分 担 の 明確 化 と情 報 共 有 〉 と命 名 した。 第3因 子 は 、7項 目で 構 成 さ れ、 「ス タ ッ フ全 体 で 学 生 指 導 を 行 う意 識 を 持 つ 」、 「看 護 師 長 や ス ー パ ー バ イ ザ ー の 力 を 借 り る体 制 を 作 る」 の 項 目の 標 準 因 子 得 点 が 高 か った 。 学 習 環 境 の 準 備 や 指 導 者 を 支 援 す る 指 導 体 制 、 受 け持 ち 患 者 の 選 定 な ど実 習 を 運 営 す るた め の 体 制 に 関 わ る もの で あ り、 〈指 導 内 容 や 指 導 方 法 の 検 討 と体 制 〉 と命 名 した。 第4因 子 は、4項 目 で構 成 され、 「学 生 個 々 の情 報 を 交 換 す る」 の項 目 の 標 準 因 子 得 点 が 高 か った 。 学 生 個 々 の 状 況 に 応 じて 、 学 習 の 進 度 や 患 者 と の対 人 関 係 な ど に配 慮 す る 内 容 を 表 わ す こ とか ら、 〈学 生 個 々 へ の 対 応 〉 と命 名 した 。 第5因 子 は、3項 目 で 構 成 さ れ、 「実 習 の 目 的 ・目標 を共 有 す る」 の項 目の
標準 因子 得 点 が 高 か った。 実 習 目標 を 明 確 に し、 実 習 の あ り方 や 目指 す もの を 明 らか に す る こ とや 実 習 施 設 の 環 境 要 因 に つ い て の 内 容 を 表 す こ とか ら、 〈実 習 日標 や 実 習要 項 の共 有 〉 と命 名 した。 3.学 校 側 と 臨 床 側 の連 携 の認 識 の 比 較 統 合 実 習 に お け る教 員 と管 理職 と指 導 者 の 連 携 の 認 識 の 比 較 に つ い て 、3群 間 の 詳 細 な 内 容 を み る た め Kruskal-Wallis検 定 を 用 い て3群 間 の下 位 項 目 ご との 比 較 を行 った。(表3) そ の結 果、34項 目す べ て の下 位 項 目に お い て 有 意 差 が な か った。 V.考 察 1.回 答 者 の 属 性 に つ い て 看 護 師 長 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、 平 均16.3年 (SD6.50)で あ っ た 。 副 看 護 師 長 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、 平 均12年(SD3.63)で あ っ た 。 指 導 者 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、 平 均3.2年(SD2.43)で あ っ た 。 教 員 の 実 習 指 導 の 経 験 年 数 は 、 平 均7.8年(SD5.68)で あ っ た 。 本 研 究 の 調 査 対 象 は 、 職 位 に 応 じた 経 験 年 数 を も ち 、 指 導 者 の 経 験 年 数 が 一 番 少 な い 結 果 に な っ た 。
2.学 校 側 と 臨 床側 の連 携 の認 識 の構 造 本研 究 に お い て 、 統 合 実 習 に お け る学 校 側 と臨 床 側 の 連 携 に つ い て検 討 した。 因子 分 析 の結 果 、5つ の 因 子 が 抽 出 され 、 第1因 子 〈学 生 の 気 持 ち の 理 解 〉、 第2因 子 〈役 割 分 担 の 明 確 化 と情 報 共 有 〉、 第3因 子 〈指 導 内 容 や 指 導 方 法 の検 討 と体 制 〉、 第4因 子 〈学 生 個 々 へ の対 応 〉、 第5因 子 〈実 習 目標 や 実 習 要 項 の共 有 〉 と命 名 し た。 先 行 研 究 と比較 す る と 「指 導 を受 けた学 生 の 反 応 を 教 員 と共 有 して い る等 の情 報 共 有 」19)「実 習 内容 ・指 導 方 法 の共 通 理 解 」、 「実 習 指 導 に お い て必 要 に な る情 報 の共 有 化 」、 「教 員 ・実 習 指 導 者 そ れ ぞ れ が 主 に関 わ る側 面 の 明 確 化 」20)と同 様 の 内容 を 示 して い た こ とか ら、 本 研 究 結 果 も この 前 提 を 支 持 す る結 果 とな った 。 実 習 は、 学 校 で学 ん だ 知 識 を 実 践 の 場 で 意 味 づ け し、 実 践 力 を 高 め る 重 要 な 学 習 の 場 で あ り、 効 果 的 な 実 習 指 導 の た め に は、 学 校 側 と臨 床 側 の 連 携 が 重 要 で あ る。 学 校 側 と臨 床 側 の 〈役 割 分 担 の 明 確 化 と情 報 共 有 〉、 〈指 導 内 容 や指 導 方 法 の 検 討 と体 制 〉、 〈学 生 個 々へ の対 応 〉、 〈実 習 目標 や 実 習 要 項 の 共 有 〉 とい った 連 携 を 図 るた め に は、 実 習 で どの よ うに 学 生 の 学 習 を 支 援 す るの か 、 どの よ うな 看 護 師 を 育 て た い の か とい った 両 者 か らの 到 達 点 や 方 向 性 を
統 一 し、 相 互 理 解 す るた め に情 報 交換 を した り検 討 しあ え る関 係 性 を構 築 す る こ とが必 要 で あ る と考 え る。 ま た、 実 習 に お い て は学 校 側 と臨床 側 に 明確 に 役 割 分 担 しきれ な い 内容 も起 こ り う るた め、 日頃 か ら学 校 側 か ら臨 床 側 に 向 け て コ ミュニ ケ ー シ ョンを 図 り、 情 報 を 提 供 し不 足 部 分 を補 い合 え るよ う調 整 す る こ とが さ らに 連 携 を 強 化 す る こ とに つ な が る と考 え る。 ま た、 連 携 の認 識 の第1因 子 と して 、 本 研 究 で は 〈学 生 の 気 持 ちの 理 解 〉 が挙 げ られ た。 詰 坂21)は、 連 携 の 内 容 と して 「学 生 の個 人状 況 に つ い て」、 「学 生 の対 象者 と の 関係 に つ い て」、 「学 生 が受 け持 つ対 象者 の 選 定 に つ い て」 が上 位 に挙 げ られ た と述 べ て い る。 本 研 究 に お い て も、学 生 に関心 が寄 せ られて い るこ とは同 様 の結 果 で あ っ た とい え るが、 第1因 子 は、 学 生 の心 理面 に 働 きか け る 「学 生 の変 化 を見 逃 さ な い」、 「学 生 を支 持 的 に関 わ る」、 「学 生 の 気 持 ち を 聞 い て 一 緒 に考 え る」 等 の 学 生 の学 習 意 欲 を 引 き出 す学 生 へ の 関 わ りが 中心 で あ った。 統 合 実 習 で の学 習 内容 は、 多人 数 の受 け持 ち 、 看護 管 理 を 含 め た チ ー ム 医療 な どよ り臨床 に近 い学 習 内 容 で あ り、 専 門 分 野 の実 習 よ り も状 況 は様 々 で あ る。 これ ま で に 積 み あ げ て きた学 習 を 統 合 させ、 自 ら考 え 実 践 して い く力 を 身 に つ け るた め に は、 学 校 側 と臨床 側 が互 い に学 生 が躓 い て い る こ とや 気 持 ち を くみ取 り、 支 援 を 必要 と して い る と ころ に意 図 的 に 関 わ る こ とが重 要 で あ る。 そ れ は、学 生 の実 習 で の 困 難 を解 決 す るだ けで な く、卒 業 後 の 臨 床 へ の不 安 を軽 減 す る と考 え る。 実 習 に お い て 、学 生 が 技 術 の 習得 や 自己 の成 長 を感 じられ る こ と は、 成 功 体 験 に つ な が り、 入 職 後 の リア リテ ィ シ ョッ クの 緩 和 に つ な が る22)と考 え る。 以 上 の こ とよ り、 ま た、 学 校 側 と臨 床 側 の 連 携 を 図 る た め に は、 コ ミュニ ケ ー シ ョンを基 盤 と し、 双方 が 実 習 指 導 に つ い て検 討 しあ え る関係 性 を作 る こ とや卒 業 後 の 人 材 育 成 の た め に も学 生 の 気 持 ち を 支援 す る こ とが重 要 で あ る と考 え る。 3.学 校 側 と 臨 床側 の連 携 の認 識 の 比 較 学 校 側 と臨床 側 の連 携 の認 識 の比 較 に つ い て 、詳 細 な 内容 を検 討 す るた め に、 今 回作 成 した 質 問 紙 を 用 い て 、 管 理 職 、 指 導 者 、 教 員 の 職 位 間 で下 位 項 目 に つ い て3群 間 の比 較 を行 った。 そ の結 果 、 有 意 差 はみ られ ず、 本 研 究 に お い て は、 統 合 実 習 に お け る連 携 に つ い て職 位 間 で 差 は見 られ な か っ た。 この こ と は、 統 合 実 習 に お け る管 理職 、 指 導者 、 教 員 の職 位 間 に お け る認 識 に 差 が な か った こ とを 示 唆 して い る。 菊 池 ら23)は、 職 位 間 の 比 較 で は、 学 生 指 導 の役 割 意 識 に役 職 に よ る差 は認 め られ な い とい う報 告 し、 坂 口 ら24)は、 職 位 に よ る実習 上 の諸 問 題 の と らえ方 に つ い て、 ス タ ッフ は 自 らが 指 導 を す る上 で の 問 題 を 、 看 護 師 長 は 管 理 職 と して の 立 場 か ら諸 問 題 を 指 摘 し、 主 任 は これ ら の 両 面 か ら諸 問 題 を 指 摘 す る傾 向 が あ る こ とを 見 出 して い る。 本 研 究 で は、 看 護 師 長 と副 看 護 師 長 を 管 理 職 と し て検 討 を 行 った た め 、 看 護 師 長 と副 看 護 師 長 の 職 位 に関 して 詳 細 な 検 討 は して い な い が 、 管 理 職 、 指 導 者 、 教 員 間 に差 は認 め られ な か った。A病 院 に お け る統 合実 習 は、 看 護 管 理 を 学 ぶ 内 容 が 含 ま れ て お り、 管 理 職 が 直 接 指 導 に 携 わ った た め 、 職 位 に よ る連 携 につ い て の 認 識 に差 が な か った と考 え る。 統 合 実 習 にお い て の 連 携 は、 学 校 側 は学 内 の 学 習 の 再 検 討 に つ な が り、 臨 床 側 は卒 業 後 の 学 生 の技 術 や 実 践能 力 の実 態 を知 り卒 後 教育 の準 備 が で き、 臨 床 看 護 と教 育 の 質 の 向 上 を 目指 す ユ ニ フ ィケ ー シ ョ ン の 基 礎 に な る と考 え る。 そ の た め に は、 指 導 者 だ けが 指 導 を す るの で はな く、 病 棟 全 体 で 学 生 に関 わ る とい う風 土 を 作 る こ とや 指 導 者 の 支 援 体 制 を 強 化 す る こ と も重 要 な 課 題 で あ る と考 え る。 さ らに 、 統 合 実 習 は、 卒 業 前 の 最 後 の 実 習 で あ り、 組 織 の な か に お け る看 護 師 の 役 割 や 多 重 課 題 の な か で 判 断 し、 看 護 を 実 践 す る実 習 で もあ る。 複 数 患 者 の 受 け持 ち で は、 学 生 が 担 当 す る患 者 の 数 が 増 え る と臨 床 指 導 者 に は、 学 生 数 の2倍 の 患 者 を 把 握 しな が ら看 護 を 実 践 し、 病 棟 内 で の 調 整 を 行 う能 力 が 必 要 と され 、 教 員 に は、 全 患者 の 状 況 と学 生 の 学 習 進 度 や 行 動 を 把 握 して 適 宜 に教 育 的 支 援 が で き る能 力 と、 臨 床 指 導 者 や 病 棟 全 体 へ の 影 響 を 把 握 し調 整 す る能 力 が 必 要 と さ れ る25)。患 者 の 変 化 や 状 況 の 変 化 に 対 応 で き る実 習 指 導 が 求 め られ るた め 、 これ ま で の 実 習 よ り細 や か な 調 整 が 求 め られ る。 教 員 は 指 導 者 と連 絡 、 役 割 分 担 に 留 ま らず 、 卒 後 へ の 継 続 性 を 検 討 した うえ で 、 指 導 に あ た る こ とが 重 要 で あ る と考 え る。 Ⅵ.研 究 の 限 界 本 研 究 は統 合 実 習 に お け る学 校 側 と臨 床 側 の 連 携 につ い て 検 討 を した 。 そ の た め 、 今 後 は基 礎 実 習 や 他 の 専 門 分 野 の 実 習 に つ い て 検 討 を した い 。 また 、 対 象 を 看 護 専 門学 校 と病 院 側 の 統 合 実 習 と した た め 、 看 護 系 大 学 にお け る統 合 実 習 との 比 較 検 討 はで きな い 。 今 後 は、 研 究 対 象 を 広 げ 、 看 護 系 大 学 と臨 床 側 の 連 携 につ い て 研 究 を 進 め て い きた い 。 Ⅶ.結 論 本 研 究 に お い て 、 統 合 実 習 にお け る学 校 側 と臨 床 側 の 連 携 と して、 第1因 子 〈学 生 の気 持 ちの 理 解 〉、 第2因 子 〈役 割 分 担 の 明 確 化 と情 報 共 有 〉、 第3因 子 〈指 導 内
容 や 指 導 方 法 の 検 討 と体 制 〉、 第4因 子 〈学 生 個 々 へ の 対 応 〉、 第5因 子 〈実 習 目標 や 実 習 要 項 の 共 有 〉 の項 目 が抽 出 され た。 ま た、 学 校 側 と臨床 側 の連 携 の認 識 は、 指 導者 と教 員 に お い て差 が み られ な か った。 謝 辞 本 研 究 の趣 旨 を ご理 解 い た だ き、 ご協 力 くだ さい ま し た病 院 の看 護 師長 、 副看 護 師長 、 実 習 指 導者 の 皆 様 と看 護 学 校 の教 員 の皆 様、 な らび に、 多 くの ご指 導 を くだ さ い ま した愛 知 県立 大 学 大 学 院 看護 学 研 究科 の 小 松 万 喜 子 教 授 に深 く感 謝 申 し上 げ ま す。 な お、 本 研 究 の一 部 は第 44日 本 看 護 学 会 看護 教 育 学 術 集 会 で 発 表 い た しま し た。 IX.引 用 参 考 文 献 1)湯 浅 美 千 代:教 員 と 臨 地 指 導 者 と の 連 携 − 病 院 実 習 に 焦 点 を 当 て て,Quality Nursing,7(3),31-36,2001. 2)坂 本 す が:臨 地 実 習 を ど う見 直 し、 組 み 立 て るか − カ リキ ュ ラ ム 改 正 の 意 図 を 踏 ま え て,看 護 展 望, 32(7),12-15,2007. 3)百 瀬 由 美 子,小 松 万 喜 子,柳 沢 節 子 他:臨 床 看 護 実 習 に お け る教 員 お よ び 臨 床 指 導 者 の 学 生 指 導 に 関 す る 問 題 と そ の 対 策,信 州 大 学 医 療 技 術 短 期 大 学 部 紀 要22,13-25,1996. 4)関 義 和:実 習 指 導 に 携 わ る病 棟 ス タ ッ フ の 認 識 と サ ポ ー トの 必 要 性,神 奈 川 県 立 看 護 教 育 大 学 校 看 護 教 育 研 究 集 録,33,77-83,2008. 5)細 田 泰 子,山 口 明 子:実 習 指 導 者 の 看 護 学 実 習 に お け る 指 導 上 の 困 難 と そ の 関 連 要 因,日 本 看 護 研 究 学 会 雑 誌,27(2),67-75,2004. 6)小 笠 原 千 枝,吉 岡 さ お り,山 本 洋 美 他:看 護 学 生 の 臨 床 学 習 環 境 と ス ト レス コ ー ピ ン グ に 関 す る 実 態 調 査 研 究,広 島 国 際 大 学 看 護 学 ジ ャ ー ナ ル,7 (1),3-13,2009. 7)松 清 由 美 子:基 礎 看 護 学 実 習 に 対 す る学 生 評 価 か ら み る教 授 活 動 へ の 課 題,柳 川 リハ ビ リテ ー シ ョ ン学 院 ・福 岡 国 際 医 療 福 祉 学 院 紀 要,5,46-51, 2009. 8)山 田 知 子,堀 井 直 子,近 藤 暁 子 他:看 護 学 生 の 認 知 す る 臨 地 実 習 で の 効 果 的 ・非 効 果 的 な 指 導 者 の 関 わ り,生 命 健 康 科 学 研 究 所 紀 要,17,13-23,2 010. 9)松 谷 美 和 子:臨 床 −基 礎 教 育 の 連 携 に よ る学 内 演 習 の 構 築,看 護 展 望,32(8),764-768,2007. 10)厚 生 労 働 省:www.mhlw.go.jp/shingi/2007/ 02/dl/s0205-7e.pdf,2013.10.1. 11)佐 居 由 美,松 谷 美 和 子,平 林 優 子 他:新 卒 看 護 師 の リ ア リテ ィ シ ョ ッ ク の 構 造 と 教 育 プ ロ グ ラ ム の あ り 方,聖 路 加 看 護 学 会 誌,11(1),100-108,200 7 12)丹 野 か ほ る,西 山 悦 子,渡 辺 岸 子 他:教 育 と 臨 床 の コ ラ ボ レー シ ョ ン∼ 効 果 的 な 臨 床 実 習 指 導 の あ り 方 を 考 え る ∼,新 潟 大 学 医 学 部 保 健 学 科 紀 要, 7(5),575-580,2003. 13)石 崎 邦 代,池 田 正 子:臨 地 実 習 指 導 者 が か か え て い る 指 導 上 の 困 難 と そ の 支 援--実 習 指 導 者 へ の ア ンケ ー ト調 査 よ り,日 本 看 護 学 会 論 文 集,看 護 教 育,38,228-230,2007. 14)大 木 順 子,黒 坂 知 子,興梠 清 美 他:看 護 学 生 の 臨 地 実 習 に お け る ヒ ヤ リ ・ハ ッ ト事 例 の 実 態(第2報) 臨 床 と 学 校 の 連 携 不 足 の 関 与 が 考 え ら れ る 事 例 の 連 携 不 足 内 容 の 分 析,日 本 看 護 学 会 論 文 集,看 護 管 理,36,223-225,2005. 15)原 田 広 枝:職 務 認 知 調 査 に 見 る 実 習 調 整 者 の 調 整 活 動 の 現 状,日 本 看 護 学 教 育 学 会 誌,13(2),35-43,2003. 16)天 ケ 瀬 智 子,板 垣 広 美,諏 訪 万 恵 他:病 院 に お け る 臨 地 実 習 指 導 お よ び 指 導 者 の あ り 方 を 考 え る, 日 本 看 護 学 会 論 文 集,看 護 教 育,36,239-241, 2005. 17)野 崎 真 奈 美,遠 藤 英 子:基 礎 看 護 学 実 習 に お け る 教 員 と 臨 床 指 導 者 の 連 携 の あ り方--お 互 い に 期 待 す る 役 割 の 分 析,東 邦 大 学 看 護 研 究 会 誌,(4), 11-20,2007. 18)原 田 広 枝:臨 地 実 習 に お け る 看 護 師 学 校 養 成 所 と 看 護 実 践 施 設 の 連 携 の 実 態 及 び そ の 促 進 ・阻 害 要 因 −D看 護 専 門 学 校 とG病 院 の 事 例 を 通 じて −, 九 州 大 学 医 学 部 保 健 学 科 紀 要(5),65-76,2005. 19)椎 葉 美 千 代,斉 藤 ひ さ 子,福 澤 雪 子:看 護 学 実 習 に お け る 実 習 指 導 者 と 教 員 の 協 働 に影 響 す る要 因, 産 業 医 科 大 学 雑 誌,32(2),161-176,2010. 20)滝 沢 紀 子:臨 地 実 習 指 導 に お け る 実 習 指 導 者 と 教 員 の 協 働 の た め の 要 件 − 実 習 指 導 者 の 教 員 に 対 す る要 望 か ら,川 崎 市 立 看 護 短 期 大 学 紀 要,17(1), 29-35,2012. 21)詰 坂 悦 子:臨 地 実 習 指 導 者 の 看 護 教 員 と の 連 携 に 関 す る 意 識 調 査,神 奈 川 県 立 保 健 福 祉 大 学 実 践 教 育 セ ン タ ー 看 護 教 育 研 究 集 録,36,72-79,2001. 22)堀 田 暢 子,平 塚 陽 子,石 津 み ゑ 子:入 職 半 年 後 の 新 卒 看 護 師 が 感 じ る 看 護 基 礎 教 育 と 看 護 実 践 現 場 と の ギ ャ ッ プ,北 日 本 看 護 学 界
誌,15(1),13-21,2012. 23)菊 池 昭 江:看 護 専 門 職 に お け る 自 律 性 と学 生 指 導 役 割 と の 関 連,日 本 看 護 科 学 学 会 誌,19(3),47-54,1999. 24)阪 口 し げ 子,小 笠 原 知 枝,工 藤 ハ ツ ヨ 他:看 護 教 育 に お け る個 別 的 な 臨 床 実 習 指 導 論(そ の2)臨 床 指 導 者 の 背 景 と認 識,名 古 屋 大 学 医 療 技 術 短 期 大 学 部 紀 要,3,41-49,1991. 25)高 谷 真 由 美,桒 子 嘉 美,吉 田 澄 江 他:複 数 患 者 受 け 持 ち 実 習 と 学 習 効 果,看 護 展 望,32(7),16-22, 2007.
Faculty
members
and
hospital
leaders'
awareness
of
cooperation
between
nursing
schools
and
hospitals
in an integrated
nursing
practicum
Miyuki Ito
Nagoya City University School of Nursing
Abstract
The purpose of this study was to clarify differences in the state of coordination and awareness be-tween nursing faculty members and hospital instructors in an integrated nursing practicum, and in-vestigated ways of more effective coordination. The participants were the chief nurses, vice-chief nurses, and practicum instructors at one hospital and faculty members of a nursing school whose practicums were conducted at that hospital. These participants completed self-administered question-naires. Five factors (understanding of students' feelings, clarification of roles and information sharing, consideration and system of instruction content and methods, supporting of individual students, and sharing of practicum goals and syllabus) were recognized by the participants as being necessary in co-ordination. No significant difference was seen in subitems among the three groups of administrators
(chief nurses and vice-chief nurses), practicum instructors, and faculty members. No significant differ-ence was seen in positions of school side and clinical side in awareness with regard to coordination in integrated nursing practicums, suggesting that practicum instruction is given based on the same thinking by the two sides.