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鹿 児 島 の 県 民 性 (I-E
∼鹿児島県姶良郡姶良町三船小学校区・鹿児島市冷水町
鹿屋市鶴羽小学校の住民を対象とした面接調査∼
脇 勝 嘉・篠 原 優
Social Characrer of the Peoples of Kagoshima
Prefecture (トⅠⅠ)
Katsuka Waki, Yutaka Shinohara
1間
港 先年の国会で=鹿児島の土地柄日 という言葉がもちいられていた。多くのひとびとによる日常の 話題として,鹿児島のひとたちは,人情があつい,男尊女卑の傾向がある,あっさりしている,荏 党をつくりやすい,素朴である,権威によわい,情熱的である,口下手である,熟しやすくさめや すいなどと語られる。 1956年に全国samplingで面接調査をおこなった国立統計数理研究所の報告によれば,鹿児島 の県民性として,次の諸点があげられている。(証1) (1)鹿児島のひとたちは,はっきりものをいう。 (2)権威主義的な傾向がうかがえる。 ㈱ 家族制度に新旧の考えが混在する。 ㈲ 人倫関係や男女関係では進歩的な意見をもつ。 (5)保守政党の支持者がおおい。 (6)口ではお金のたいせつさをときながら,生活では,これに徹しない。 (7)目上からの誤解を,その場でとこうとする。いうまでもなく,それぞれの都道府県における県民性(social character of the natives of prefecture)は,かならずLも固定していない mass communicationの発展,教育の普及,交 通の発達,所得格差の是正などにより,各県民のもつ思想や行動の特性は,しだいに消失するもの と思われる。つまり,各都道府県のもつ歴史的・地理的・経済的・社会的な諸要因による県民性の 差異は,しだいにちじめられているわけである。しかし,鹿児島では地理的な条件・歴史的な事 情・社会的な風土などのため,特異な県民性がよりながくのこりゃすいと思われる。 この研究では,これまでの研究結果と対比させながら, 3の県民性調査票にもられているような 基本項目・権威観・価値観・社会観・教育観・人間観・異性観ならびに鹿児島特有の問題を対象と して,つぎのような諸角度から,県民性の分析をとりあげた。(註2-3)
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 61 (1)農村・都市・麓にわけてくらべる。 (2)男性と女性のちがいをたしかめる。 ㈱ 全国や他県での結果とくらべてみる。 ㈲ native と non-nativeを比較する。 (5)職業によるちがいをたしかめる。 ㈲ 修学年数による差異をあきらかにする。 (7)年令によるちがいをたしかめる。 (8)本土と離島をくらべるなど。 なお,地域別の分析では,農村と都市という二類型のほかに,麓をくわえている。これは旧藩時 代の郷士集落で,今日も県内各地にのこっている。 2 方 汰 table lにしめす三地域の選挙有権者名簿から,無作為に抽出したsampleに面接調査をおこな った。調査手続のあらましは,つぎのとおりである。 ■ Tablel. 面 接 の 対 象 m f 計
mォ旦\聖、
船 (盟) 備 考 抽 出 率 15% 回 収 率 79% 冷 水 (都) 抽 出 率 15%回 収 率 70% 鶴 羽 (餐) 抽 出 率 20%回 収 率 77% ! i二二三二=-き二三… (1)面接の対象 姶良郡姶良町三船小学校区・鹿児島市冷水町・鹿屋市鶴羽小学校区の三地域を,それぞれ農村・ 都市・麓としてえらぶことにした。各地域の選挙有権者名簿から15asないし20%の抽出率でえ Table2.面接対象の年代 地 域 r笥 講 竺l 20才 30 毒 40 r 畠 60 70以上 計 竿 i 66 1芭1 射 1619 壬壬 8 4 6068 冷水(都) mf 156 射 2日 12 83 26 7951 鶴羽(餐) 再 日 3 1 打 喜 2 5 42 1221 計 i 35 62 64 61 43 26 29162 鹿児島の県民性ri-ii) Table3.面 接 対 象 の 職 業 地 区 三 船 (農) 冷 水 (都) 鶴 羽 (餐 ) 総 計 叫 二■面 褒 職業 m 計 m I f 一 計 m tf m 計 盟 39 52 91 0 2 2 7 5 12 46 59 105 給 料 商 技 能 13 1 5 1 6 31 13 44 3 2 5 6 12 4 3 7 0 0 0 0 3 3 44 5 ll 20 3 10 64 8 21 栗 鵠 5 0 100 150 101 551 652 0 1 101 16 74 1 2 90 3 総 計 60 68 128 51 79 130 12】 21 竺 ⊥竺 上空 291 らび, sampleとした。そのsampleを年代と職業でまとめると, table2とtable3のように なる。 (2)面接の 内容 3の県民性調査票にもられている48間によっておこなった。 (8)面接の期 日 昭和41年10月10日から, 15日にかけておこなった。 & 面接の実施 おもに鹿児島大学教育学部心理学選修生を面接者とした。面接にでかけるまえに,面接者として のtrainingをおこなった。面接者は男女あわせて32名である。被面接者として抽出されたひとた ち-ほ,あらかじめ文書で依楯した。 (5)結果の処理 面接の結果は,すべて共同研究者または,その管理による補助者でおこなった。
3 県民性調査票
面接内容としての県民性調査票は,つぎのとおりである。 面 接 事 項 あなたのお生れは,明治・大正 昭和 年 月ですね。 応 答 内 容 (イ)はい。 (ロ)いいえ。 明治・大正・昭和 年 月です。 あなたが,最後に卒業された学校はどこ ですか。 l. C 学校です。 2.(イ)小学校(学歴なしをふくむ) (ロ)中学校(旧制高等小学校・青年学 枚をふくむ) H 高 校(旧制中学枚をふくむ) 国 大 学(短大・旧制高専・旧制師 範をふくむ)脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 63 あなたのおくには,どこですか。 川 県内です。 どこですか。 ( (ロ)県外です。 どこですか。 再 わかりません。 ifi苧 *h
( 牒)
域 あなたは,結婚しておられますか。 (独 身とこたえたら,結婚さ中たことがあり ますかとたずねる。) 州 結婚しています。 (ロ)未婚です。 再 死別しました。 回 生別しました。鹿児島の県民性(I-II) あなたは,新聞をよまれますか。 (イ)毎日よんでいます。 何新聞ですか。 ( (ロ)ときどき,よんでいます。 何新聞ですか。 ( 再 よみません. あなたは,テレビやラジオのニュースを 見たり,問いたりされますか。どちらか 一つについてでもかまいません。 (イ)いつも,しています。 (テレビ・ラ ジオ) (ロ)ときどきしています。 (テレビ・ラ ジオ) 再 していません。 あなたは,自分が正しいと思えば,世の 中のしきたりにそむいても,自分の考え を,おし通すべきだと,思いますか。そ れとも,世の中のしきたりに,従ったほ うがよいと思いますか。 (イ)おし通すのがよい。 (ロ)従うのがよい。 H 場合による。 回 わからない。 ある会社員が,多くの人のいるところで, 上役から叱られました。ところが,それ は上役の人の誤解でした。そんな時,そ の会社員は,どうするのがいちばよいで しょうか。 「日本が,もっとよく発展するためには, すぐれた政治家があらわれたら,すべて, その人にまかせたほうがよい」という意 見について,どう思いますか。 川 その場で,誤解をときます。 (ロ)その場では,だまっていて,あとで 誤解をときます。 再 そのまま聞いておき,あとからもい いません。 (I)わかりません。 (イ)賛成です。 (ロ)反対です。 H 人や場合によります。 回 そんな人は,あらわれません。 桐 わかりません。 「今日のような混乱した社会では,法律 はもっときびしくする必要がある」とい う意見について,どう思いますか。 あなたにとって,いちばんたいせつなも のは,なんですか。ひとつだけあげて下 さい。なんでも,かまいません。 川 賛成です。 (ロ)反対です。 再 いちがいには,いえません。 回 わかりません。 たいせつなもの(
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 65 「太閤秀吉のように,名もないものから, 努力をかさねて,立身出世したものは, いつの世になっても,若いものの手本で ある」という意見についてどう思います か。 (イ)賛成です。 (ロ)反対です。 H いちがいにはいえません。 国 わかりません。 人のくらし方は,いろいろですが,右に あげるもののうちで,あなたの気持に, いちばんちかいのは,どれですか。 (イ)いっしょうけんめいに働いて,金持 になる。 (ロ)まじめに勉強して,名をあげる。 H 金や名誉を考えないで,自分のこの みにあった生活をする。 国 その日その日を,のんきにくらす。 囲 世の中の不正なことをおしのけて, 清く正しく,くらす。 (∼)自分のことを考えないで,社会のた めにつくす。 「他人などというものは,あてにならな いもので,つまるところ,頼みになるの は,自分である」という意見について, どう思いますか。 川 賛成です。 (ロ)反対です。 再 いちがいには,いえません。 回 わかりません。 「欧米の文化をとりいれるについても, 日本の風俗やしきたりのうちで,よいも のは,のこすべきである」という意見に ついて,どう思いますか。 川 賛成です。 次のうち,どんなものについて,の こしたらよいでしょうか。 生活のしかた,和服,住居,芸術, 作法,道徳,家族制度,習慣, その他( ) (ロ)反対です。 再 わかりません。 世の中の人たちの,行動や生活のしかた をながめると,次のように,わけられま す。あなたは,これらのうち,どれにち かい行動や生活のしかたをしていますか。 ■川 父母,祖父母などがしてきたしかた に,したがっている。 (ロ)近所や地域の人たちのしかたにした がっている占 H 自分で考えて,自分の心になっとく のゆくしかたで,おこなっている。 (4)です。 (ロ)です。 s^s* (I)ことと場合に,よります。 囲 わからない。
66 鹿児島の県民性Cl-ll) 工場や会社の労働組合について,あなた は次のうち,どちらにちかい意見をもっ ていますか。 (イ)労働組合は,労働者と資本家を対立 させるから,このましくない。 (ロ)労働者が組合をつくり,自分たちの 権利をまもるのは,このましいこと である。 (イ)にちかい。 (ロ)にちかい。 再 どちらともいえない。 (I)わからない。 家庭で子どもを教育していくのに人から 笑われたり,恥をかいたりしないように と教えるのと,他人の評判や世間態のこ とよりも,自分で深く考えて,自分の本 心に従うようにと教えるのと,どちらが たいせつだと思いますか。 川 笑われたり,恥をかいたりするなと 教える。 (ロ)自分の本心に従えと,教える。 H どちらともいえない。 (i)わからない。 あなたは,中学枚の男女共学について, どう思いますか。右の(イ)(ロ)再(I)のうち, あなたの意見に,もっとも近いものを, ひとつえらんで下さい。 川 男女相互の理解を,ふかめるために つづけるべきである。 (ロ)いままで,うまくやってきているか ら,つづけていってよい。 再 問題が多いから,考えなおすべきで ある。 (I)やめたほうがよい。 囲 わからない。 あなたは高等学枚の男女共学について, どう思いますか。右の(イ)(ロ)h)Wのうち, あなたの意見に,いちばん近いものを, ひとつえらんで下さい。 (イ)男女相互の理解をふかめるために, つづけるべきである。 (ロ)いままで,うまくやってきているか ら,つづけていってよい。 H 問題が多いから,考えなおすべきで ある。 (I)やめたほうがよい。 桐 わからない。
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 67 次のような二つの会社があります。あな たがつとめるとすれば,どちらがよいと 思いますか。 (イ)そこの社長や上役の人たちは, 、自分 と部下の関係は,ただ仕事の上だけ であると,考えている。 (ロ)そこの社長や上役の人たちは,自分 たちは,部下の親がわりともいえる と考えている。 自然と人間の関係について,あなたの意 見は,右のMロ)再のうち,どれに近いで すか。 (イ)人間が幸福になるためには,人間は 自然にさからわないで,それに従う べきである。 (ロ)人間が幸福になるためには,自然を 利用すべきである。 再 人間が幸福になるためには,人間は 自然にむかっていって,それを征服 すべきである。
68 鹿児島の県民性fi-in 「家庭の経済がゆるすなら,主婦はつと めに出るよりも,家にいて,家事をすべ きである」という意見について,どう思 いますか。 本県の小・中学枚の先生のうち,女の先 生は約40%もいるようですが,校長先生 には1人もなっていないことについて, どう思いますか。 (イ)賛成です。 (ロ)反対です。 再 どちらともいえない。 (I)わからない。 川 女性は,校長先生としての能力が劣 っている。 (ロ)女の先生には,べつに家庭の仕事が あるので無理である。 再 女の校長先生など考えられない。 (I)やらせればできる人がいると思う。 (ホ)その他 家のあとつぎをきめるについて,次のよ うな三つの考え方が,あげられます。あ なたは,どれに賛成ですか。 (イ)長子につがせる。 (ロ)事情によってどの子でもつがせる。 再 末子につがせる。 0 ヽ■ lV o o o な い い い ら よ よ よ か が が が わ SKI服偲 あなたの家では,誕生日のお祝を,どん なにおこなっていますか。 (イ)かかさず,おこなっている。 回 あまり,おこなっていない。 再 おこなっていない。 それでは,なくなった家族の,年忌や年 祭は,どうですか。 (イ)かかさず,おこなっている。 (ロ)あまり,おこなっていない。 再 おこなっていない。 結婚をきめる条件として,相手の性格, 健康,経済力,教養,容姿のほか,右の (イ)から国のような条件についても考える 必要があるでしょうか。あなたが,必要 と思うものをえらんで下さい。いくつで もかまいません。 抑 家と家とのつりあいを考える。 (ロ)家柄のよい相手をえらぶ。 再 出身地域を考える。 (I)できれば,地理的に近いところのも のがよい。 囲 いとこ,ふたいとこぐらいがよい。 (∼)これらのことは,考えなくてよい。 4 結 果 昭和42年に公刊した鹿児島大学教育学部研究紀要第19巻において,鹿児島の県民性(1-1)と 題する本研究の第1報を発表した。そこでは, 48問の面接項目ごとの地域と性による分析,各項目 での結果の考察と要約,他県や全国との有意差による groupingをとりあげている。
この報告では, table 4からtable 16のようにnativeと non-native, vocation, schooling, generationの観点からの比較や分析をおこない,さらに地域別,性別に他県や全国との比較もと
りあげている。
なお, nativeかnon-nativeかの決定は,面接項目の1 ・ 3によるだけでなく,たとえ,本県で うまれても,県外居住が10年をこえるものは, non-native とした。それぞれの要因別にP<0.05
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 69 の項目や選択肢をかかげると,以下のとおりである。 (1) native と non nativeの比較 ' 本県のはえぬきと,そうでないものをくらべると, t耳ble4のようになる。総括的にいえば, non-nativeは全国のひとたちとnativeの境界人(marginal man)である。しかし,項目によ っては,いずれともいえない異質性もうかがえる。 Table 4. nativeと non-nativeの比較 (P<0.05) 内 容 誤解をその場でとくは native に 多い。 あとで誤解をとくは, non-nativeに 多い。 自主的に行動するは, non-nativeに 多い。 116 51 41 金を最もたいせつと教えることへの 反対は nativeに多い。 金の尊重について,中立的な意見は non-nativeに多い。 高校の男女共学-の反対は non-nativeに多い。 高枚の男女共学について,わからな いは, nativeに多い。 渡る世間に鬼はいないはnativeに 多い。 明治うまれはnon-nativeに多い。 人間観 基本項目 昭和うまれはnativeに多い。 本県出身はnativeに多い。 県外出身はnon-nativeに多い。 定住者はnativeに多い。 非定住者はnon-nativeに多い。 本県出身の父をもつは native に多い。 他県出身の父をもつは non-nativeに多い。
70 鹿児島の県民性(I-II) (2) native と全国・他県との比較 native と全国や他県での結果をくらべると, table5 のようになる。これらのうち,項目番号 に○をしているもの,全国のn-200のものは,青年を対象とした調査結果である。本研究での nativeは, 20才以上の全年令にまたがっている。したがって, ○をした項目番号のものについて は,かならずLもnativeと全国・他県との比較にはなりにくい。 Table 5. nativeと全国・他県の比較 (P<0.05) 項 目 番号 項 目 群 内 容 n ativ e 全 国 ●他県 備 考 n I ?6 n f % 15 権 威 観 1 多い0自分の考えを お しとおすは, 全国 に 54 24 2254 41 n < 全 17% 〟 〟 2 ー 場合 によるは, nativ e に多い0 77 34 2254 19 n > 全 15 ⑲ 〟 3 親へ のす なお さへ の賛成 は n ativ e に多い0 109 48 200 34 n > 全 14 〟 〟 4 すなお さへの反対 は, 全 国に多 い0 6 3 200 41 t n < 仝 t 38 n > 全 f 21 〟 〟 5 多 い0い ちがい にいえ ない は n ative に ー 107 47 200 26 17 〟 6 誤解をそ の場で と くは多い0 n ative に 116 51 2254 34 n > 全 17 〟 〝■ . I 7 1 あ とか らもいわ ない は, 全 国に多い0 10 4 2254 18 n < 全 14 ⑲ 〟 8 独裁的■な政治へ の賛成 は n ative に多い0 88 39 200 27 n > 全 12 〟 〟 9 それへ の反対 は, 全 国に多 い0 f 23 10 200 52 n < 仝 42 〟 〟 10 人や場合 によるは n ative に多 い0 77 34 200 12 n > 全 12 ㊨ 〟 I ll 法律強化へ の賛成 は n ative に多 い0 142 63 ■ ■…M竺裏 n > 全 L 30
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 71 いちがいにいえないは native に 多い。 自己信頼に反対するは,全国に 多い。 労組-の中立は, nativeに多い。 必ず投票するは, nativeに多い。 なるべく投票するは,全国に多い。 のびのび子どもをそだてるは, nativeに多い。 きびしく育てるは,全国に多い。 どちらともいえないは nativeに 多い。 恥をかいたり,笑われたりするなは 全国に多い。 本心に従えは, nativeに多い。 金銭を大切にとの教育-の反対は, 全国に多い。 いちがいにいえないは nativeに 多い。 高校の男女共学-の賛成は, native に多い。
鹿児島の県民性(I-II) 男女共学を考えなおせは,全国に多 い。 "渡る世間に鬼はいない"全国に多 い。 人と場合によるは nativeに多い。 自然と人間の関係で,征服をとく は, nativeに多い。 因果応報論-の賛成は nativeに 多い。 それへの反対は,全国に多い。 楽しみは男に多いは,全国に多い。 どちらともいえないは nativeに 多い。 県内出身はnativeに多い。 県外出身は全国に多い。 出身地をわからないとするは全国に 多い。 いまのところが住みよいは native に多い。 結婚しているはnativeに多い。 ニュ-スをきかないは全国に多い。 備考;全国・他県のnのうち, 2254, 2369, 684は全国, 817, 427, 402は岐阜県 705は東京都である。 項目番号に○印をしているnが200の項目は,全国の青年を対象としたものである。
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 73 (3) non-native と全国・他県との比較 他県からの転入者,または本県にうまれても, 10年をこえて他県で居住したnon-nativeと,全 国・他県をくらべると, table6のようになる nativeより全国・他県との落差はすくないが,全 国との異質性もうかがえる。鹿児島-転住してから変化した,ある条件をもつものがnon-native になっているなどとう異質性の発生因が問題となる。 Table 6. non・nativeと全国・他県の比較 (P<0.05) 自分の考えをおし通せば,全国に多 い。 自分の考えをおし通すかどうか場合 によるは n-nに多い。 親へのすなおさを大切と考えるは, n・nに多い。 戟-のすなおさが第1とすること-の反対は,全国に多い。 独裁的な政治-の反対は,全国に多 い。 独裁的な政治の可否について,人や 場合によるとするは, n-nに多い。 法律の強化に賛成するは, n-nに多 い。 〝 1 10 法律の強化に反対するは,全国に多 い。 自分のこのみにあった生活を考える は, n-nに多い。 経済力や権力の尊重-の申立的な意 見は, n-nに多い。 他人があてにならない-の反対は, 全国に多い。
74= 鹿児島の県民性(Ⅰ-ⅠⅠ) 伝統的文化を尊重することへの賛成 は, n・nに多い。 労組-の反対は,全国に多い。 労組への賛成も,全国に多い。 労組について,中立的はn-nに多 い。 国会議員をえらぶ時,必ず投票する は, n・nに多い。 国会議員をえらぶ時,なるべく投票 するは,全国に多い。 のびのび子どもを育てるは, n-nに 多い。 お金はもっとも大切だと教えること への賛成は,全国に多い。 お金はもっとも大切だと教えること への中立的な意見は, n-nに多い。 中学校の男女共学-の賛成は, n・n に多い。 因果応報論-の賛成は, n-n に多 い。 因果応報論に反対するは,全国に多 い。 楽しみは男に多いは,全国に多い。 楽しみは男女によらないは n-nに 多い。 苦労は男に多いは,全国に多い。 主婦は家庭にとどまれ-の賛成は, n一mに多い。 いま住んでいるところがよいは, n一mに多い。 結婚しているは, n-nに多い。 705 I 65 nn>全
G i Hu 脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 75 12 巨 巨 きどき新聞をよむは全国に多い〇 十 回 2254 回 nn < 全 i ll 13 恒 もニュースをきくは, n一n に多 54 84 2254 回 n n> 全 i 31 // // 7 墓きざきニユI スをきくは, 全国に 10 15 2254 27 巨 n< 全 12 備考 ;全国 ●他県の n のうち, 2254, 2369, 684 は全国, 817, 402, 427 は岐阜県, 705 は東京都である0 項目番号に ○ 印を した n = 200 は全国の青年を対象 としたものである0 国 展と非農の比較 おなじように県民でありながら,農と非農のひとたちをくらべると, table7のように,いちじ るしい差異がある。非農は農業以外のすべての職業をふくんでいる。なお,いずれもnative と non-nativeをあわせての比較である。ここでの結果によれば, vocationは県民性を検討する重要 な着眼点どなる。 Table7. 農 と 非 農 の 比 較 (P<0.05)
選頼 目群! 内
15 ー
権威観巨 巨 きたりに従
" i " 上 座畳
語
豊
富
語
17 誤解 をその場" i "
巨 ! あとで誤解を
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警
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6 皇管禦訳語苧墓
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23
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容 磨 n % うは,農に多い。 非 農 n % 備 考 うことについて,時と ,非農に多い。 でとくは,農に多い。 とくは,非農に多い。 について,人や場合に に多い。 について,是非がわか に多い。 尊重するは,農に多い。 考えるは,非農に多い。 と考えるは,農に多い。 にあった生活をしたい い。 の尊重-の反対は,罪 であるは,非農に多い。 になるかどうかいちが は,農に多い。鹿児島の県民性(I-II)
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脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 77
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18
〝 ト
4 巨 卒は農に多い0
回
42
58
31
農> 可
11
" L
/
巨 巨 利ま
非農に多い0
16 回
70 ー38
濃く可
23
4 ト
ー6 ー定住者は農に多い0
74 ー70
86
46
農> 非 巨4
" 上
目
非定住者は非農に多い0
回
30 100
54
磨く非 巨4
5 ト
i 8 ∼本県出身の父をもつは農に多い
104
99 165 卜89
鹿> 非 巨 0
" ト
9 巨 県出身の父をもつは非農に多い0 1 1 日
l 21 巨 1
農< 可
10
6 〝 回 本県出身の母をもつは農に多い 102 97 166 89 農ゝ非 8 " L / 回 他県出身の母をもつは非農に多い〇 十 十 20 11 _;<o 7 上 回 ○01 のところへ住みたいは非農嘩 回 14 50 26 濃く非 巨 2 " L / 13 極 量だ ころがよいと考えるは, 農 回 86 136 74 農> 可 12 10 回 農業の父をもつは農に多い 89 85 84 85 農> 非 巨 5 " I " 15 暮給料の父をもつは非農に多い0 1 5 ‥ 53 28 農< 可 23 11 ト 16 結婚しているは農に多い 94 90 135 巨 3 農> 可 17 " L / 回 未婚者は非農に多い 29 16 農< 非 巨 5 12 〝 巨 8 ) 新聞を毎日よむは, 非農に多い 38 36 135 73 濃く非 37 19 新聞をときどきよむは, 農に多い 29 28 23 ー12 農> 非 巨 6 〟 " 回 新聞をよまないは農に多い0 回 36 28 15 農> 非 L 21 13 ト i 2車 柵 もきくは, 非農に多 69 66 147 78 農< 非 12鹿児島の県民性fi-in (5)中卒と高卒の比戟 学歴による県民性のちがいは, table 8のようにいちじるしい。このことは,中卒と大卒の比覇 で,よりはっきりするものと思われる。しかし, sample数の制約で,将来の研究にゆずっている。 Table8.小卒 と 高卒 の 比較 項目群 権威観 内 (P<0.05) 中 卒 n % 高 卒 n 96 備 考 容 しきたりに従うは,小卒に多い。 秀吉的な生き方-の賛成は,小卒に 多い。
80 鹿児島の県民性(I-II) 33 37 中学校での男女共学への賛成は, 高卒に多い0 31 35 i 〝 L " 38 巨 からないは, 中卒に多い0 26 30 ー 34 回 漕誓言00 男女共学への賛成は, 高卒 21 24 〝 上 回 ともかくつづけるは, 高卒に多い0 ll 12 】 " f " 回 反対するは,l 中卒に多い0 19 2‥ 42 わからないは, 中卒に多い0 27 31 1
35 ト 間撃回
仝警淫潤 書
き
表と
こ
0T,人と場合に
35
40 t
// // 44 巨 からないは, 中卒に多い0 ll 12 36 45 職場での事務的な人間関係をのぞむは, 高卒に多い0 ll 12 " L / 回 芝警㌍fl人間関係をのぞむも, 高卒 58 66 I 47 巨 からないは, 中卒に多い0 19 22 j 37 48 凍 結 禦00 関係で, 自然に従えは 36 4‥ " 上 回 自然を利用せよは, 高卒に多い0 31 35 1 " 上 回 自然を征服せよは, 高卒に多い○ 13 15 L 38 回 因果応報論への賛成は, 中卒に多い○ 52 59 ∼ " 1 " 52 上 れに反対するは, 高卒に多い0 16 18 1 39 53 1 繋ぎ㌍享謂 暮碧空雪弼 墓誌 22 25 ー 41 m # m .- 54 苦労の性差について, どちらともいえないは, 高卒に多い0 27 3‥ 44 巨 回 菱LDl禦 考えられないは, 小卒に 16 18 J 45 j其 他 回 長子相続がよいは, 小卒に多い0 33 38 〝 上 回 どの子でもは, 高卒に多い0 41 47 L 46 モ 回 誕生日をいつも祝うは, 高卒に多い0 51 58 ー 小<高 小>高 小<高 小<高 小>高 小>高 小<高 小>高 小<高 小<高 小>高 小>高 小<高 小<高 小>高 小<高 小<高 小<高 31 25 28 17 13 25 15 ll 10 10 20 24 12 19 13 15 9 9脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 81 59 あま り祝 ってい ないは, 中卒 に多い 26 30 17 20 小> 高 10 l l基 本項 目 上 座 治 うまれ は中卒 に多い 57 64 回 20 小> 高 24 " L / い い 召和 うまれ は高卒 に多い 11 回 46 53 /h < 高 上 0 4 // 3 定住者 は中卒 に多 い 50 57 41 47 小> 高 10 // // 4 巨 巨定住者 は高卒 に多 い 38 43 46 巨 3 小> 高 IO ノ 7 1 " 5 ベつ の ところへす みたい は高卒 に多 い0■ 12 巨 4 27 31 小< 高 十 7 " I " 6 ト まの ところが よいは中卒 に多 い〇 回 86 60 69 小> 高 17 10 7 i 農業 の父 を もつ は小 卒 に多いO I 66 74 ト 33 38 小> 高 36 " I " 8 給料 の父を もつ は高 卒 に多い〇 十 3 18 20 小< 高 17 〟 〟 j 9 商業 の父 を もつ は高卒 に多い0 日 2 14 16 小< 高 14 ll 〟 10 未婚者 は高卒 に多い0 3 】 3 18 21 小< 高 18 〟 〟 ll 死別者 は小 卒 に多 い0 巨 6 18 巨 8 小> 高 10 12 〟 12 新 関を毎 日よむ は高卒 に多い○ 29 33 70 80 小 < 高 47 " I " 13 新 聞を ときどきよむ は小 卒 に多い 21 回 11 巨 3 小 > 高 ll 〟 〟 14 よまない もの は中卒 に多 い 38 43 6 I 7 小 > 高 36 13 〟 15 ニュースをいつ もき くは高 卒 に多い〇 回 60 69 79 小< 高 19 〟 〟 16 ときど きき くは中卒 に多 い0 30 34 17 20 小> 高 14 14 〟 17 歌謡 曲の視聴は小卒 に多 い0 32 21 19 小> 高 12 備考 ;小 卒 は n = 」 高卒 は n = 87 で ある0 ㈲ 30才代と50才代の比較 20才代と60才代とをくらべると, generationによるちがいぼ,よりあきらかになる。しかし, sampleの制約で, table 9のように, 30才代と50才代をとりあげた。職業や学歴にくらべると, 有意差のある項目や選択肢がいちじるしくわずかである。
82 鹿児島の県民性(Ⅰ-ⅠⅠ) I Table9. 30才代と50才代の比較 (P<0.05)
蓋
暑m g 可
内
容 ー3n0芋芸 50
n 芋芸ー備
考
15 権 威 観 I 1 悟 の考をおし通せは 50 才代に多 7 11 回 41 30< 50 巨 0% 16 摩 2 吉だ藷詣 蒜 言妄とこ06 がい 21 34 32 52 30< 50 18 23 卜価 値 観 回 警琵讃芸讐0A の尊重への反対は, 50 巨 8 30 巨 0 49 30< 50 19 35 ト 間 可 4 i 全姦策 皇慧漂溜 毘詣 三三人 35 56 23 38 30> 38 18 36 ー 〝 回 漕幣 究警砦だぐ間関係をのぞむ f 33 61 49 84 30< 50 23 38 回 因襲や綱 の賛成は, 50才イもに多い 22 回 33 回 30< 50 巨 8 1 基本項目 1 、 明治うまれは 50才 代に多い 59 97 30< 50 97 // // 2 日 召和うまれは 30才 代に多い〇 一60 97 ■0 30> 50 97 2 // 3 巨 卒は 50 才代に多いO f 12 19 ー29 48 30< 50 29 〟 4 緋 30 才代に多い0 27 44 8 13 30> 50 31 9 // 5 凍 禦 知っているは 50 才代に 1 14 23 26 43 30< 50 20 " 回 買㌘父名を知らないは 30 才代に多 48 巨 7 35 57 20> 50 20 〟 7 麿 の父をもつものは 50 才代に多 28 46 回 68 30< 50 22 備考 ;面接標本のうち, 30 才代のものは 62 名, 50 才代のものは 61 名である0 (7)農村と都市の比較 農村と都市をくらべて,有意差のあるものをまとめると, tablelOのようになる。両者にかなり の異質性があり,いずれを県民性とおさえるかの問題も授起されることになる。 TablelO. 農村 と 都 市 の 比較 (P<0.05) 備 考脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 83
17 上
回
誤解をあ■
とでとくは, 都市に多い0
39
30
58
45 匡
都 L 15
22 1価値 観
4
急ぎ完島だ墓汽0
b つた生活をのぞむ
41
29
62 日 8
濃く都 巨 9
//
//
巨
巨 んきにすごしたいは,■脚
壷い車
5
18
都 巨 3
24 ト
ト
極
量K t&るのは自分である笹 都 回
55
103
、79
農< 都 巨 4
〟
"
I 7 ぼ
0
2三
組
きき夏雲だ這,
瑞 詣
40
3日
22
17
農> 都
14
27 i社 会 観i 8 ー労組への賛成は, 都市に多い○
57
45
82
63
i< 都 1 18
30 i教 育 観 l 9 摩
欝 軌
至心に従えと教える
71 回
8‥
68
濃く都
13
32
回
雲悪鵜 這アk>措
漂 えること
72
56
45
35 匡
都 l 21
〟
"
回
慕警芝票空言吾隅
高揚
、三
、ち
22 回
42
32 座 < 都
15
41 J異 性観 回
訊 き
瓢
ずれともいえないは,
回
26 回
44 I 農< 都 巨 8
1■ 基本項目 l 1 座 うまれは農村に多い 60 47 29 22 都 25 " L / 2 1 昭和うまれは都市に多い 30 23 回 44 濃く都 l 21 2 // 3 巨 卒は農村に多い○ 49 38 28 22 匡 都 16 " ト ト 恒 ま農村に多い0 52 41 37 28 農> 都 7 13 " , " 日 脚 ま都市に多い 27 21 回 42 農< 都 1 21 // // 6 大卒は都市に多い0 , 0 0 11 18 撞 く都 18 4 I " 上 唇 住着は農村に多い0 86 67 57 44 巨 > 都 22 〟 " I 車 巨定住者は都市に多い0 42 33 回 56 都 ● 23 10 農の父をもつは農村に多い0 97 76 回 42 - 農> 都 甘 〟 10 ー給料の父をもつは都市に多い0 13 10 37 28 濃く都 ー18 12 ー 〝 ll , 新聞を毎日よむは都市に多い 57 ー45 97 75 農< 都 1 30 " I " 回 新聞をよまないは農村に多い0■ 42 33 17 13 農> 都 1 20 備考 ;農村の標本は128 名, 都市は130名である○84 鹿児島の県民性ri-in (8)農村と麓の比較 農村のsampleは142名であり,麓のそれは33名であろ table llは,その条件での有意差が みられたものをまとめている。総括的にいえば,麓の特性がよくしめされているともいえる。 Tablell. 農 村 と 麓 の 比 較 (P<0.05) 項 目 項 目 群 内 容 農 村 麓 備 考 番号 n % n ∫% 17 1 権 威 観 1 誤解をあとでとくは, 麓 に多い0 59 30 回 55 農< 麓 25% 23 t 価 値 観 回 撃 だ芝譜だ言霊野 蒜 吉妄 47 37 6 巨 8 1 農> 麓 1 19 35車 間 可 3 凍 砦禦禦 、ないと考えるは 30 23 15 45 農< 麓 22 37 〟 4 自然と人間の関係について, わか ら ないは麓に多い0 3 21 農< 麓 巨 0 4Q i 異 性 観 回 楽 しみは男に多いは, 農巌 多い 71 回 11 33 農> 麓 1 22 41 ■6 苦労は男に多いほ, 農村に多い0 43 34 農> 麓 25
4 一基可
1 座
者は農村に多い
86
67 巨 6 回
農> 麓 巨 9
〝 l
"
2 巨 巨
定住者は麓に多い0
回
33
17 ー52 ー農< 麓 t 19
凝13滴L
"
3
いつもニユI スをきくは, 麓に多い占 86
67
30
91
農< 麓 L 24
" I
"
5
多い○
ときどきニユI スをきくは, 農村に
39
30
日
農> 農 巨 7
備考 ;農村の 11= 142
麓の n = 33
(9)都市と麓の比戟 都市と麓をくらべると table12のとおりである。ただし,麓のsampleは33名であるため に,結果の解釈に制約が多かった。 Table12.都 市 と 麓 の 比 較 (P<0.05)墓
暑恒 可 内
容 ト
警昔 一
三牽
忘■
ー
備 考
22
1 庸
完島だ募
った生活をのぞむ 回
48 巨
30
都> 麓 ー18%
23 ト
2 博
だ冨讐訟 謂 苧錨 還
^ o
^
56 巨 3
6
18 匡
麓 L 25
26
3 1 ㌍ 蛋漂 たは自分で考えるは, 都
78一 60
14
42
都> 麓
18
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 85
27 i社会観
4 ! 労組への賛成は, 都市に多い
82
63 回
39
都> 麓
24
30 ー
教育観1 5 l 袈芝幣
緋
墓だ 心に従えと
89
68 回
42
都> 麓 l 26
32
"
ー 6
お金は人にとってもつとも大切と教
えることへの反対は,
40
31 日
12
都> 麓 巨 9
35 ト 間観f 7
箆儀
表と
こ
f ; 八や場合による 回
54 回
36
都> 麓 巨 8
38 8 因果応報的に考えるは, 麓に多い0 1 58 45 20 61 都< 麓 21 40 異 性 観 一9 1 楽しみは男に多いは潮 こ多い0 1 67 52 回 33 1 都> 麓 J 19 44 10 庵 乏芸だ ■れば枚長ができるは 68 回 11 回 都> 麓 巨 9 1 苧本項日 日 明治うまれは麓に多い0 29 回 19 58 都< 麓 36 〟 " f 2 卜昭和うまれは都市に多い0 回 44 5 巨 5 都> 麓 f 29 2 1 〝 3 ft 卒は都市に多い0 回 42 ー 6 巨 8I 都> 麓 14 7 L / 卜 4 巨 ? のところへ聖 たいは都市に多 39 30 都> 麓 1 21 〟 〟 5 とこ0i のところがよいとするは麓に多 回 70 30 91 都< 麓 21 10 " ー 6 農の父をもつは麓に多いO i 54 42 22 回 都< 麓 25 12 日 新聞を毎日よむは都市に多い0 回 75 19 回 都> 麓 j 18 13 〟 8 ときどきニュースをきくは都市に多 い0 29 22 巨 L 3 都> 麓 巨 9 備考 ;都市の腰本は130 名, 麓は33 名であ■る0 (10)県民性の男女差 県民性調査の全sampleを男女にわけてくらべると, table 13のようになる。学歴,職業など とともに,有意差のある項目や選択肢の多いことがうかがえる。性差を無視した県民性-の発言に は,問題がおおいことになる。 Table13.県 民 性 の 男 女 差 (P<0.05)86 鹿児島の県民性ri-ii) 17 誤解 をそ の場 で と くは, 男 に多 い0 68 55 74 44 18 " l 3 凍 ㌢ た政治 家 にまかせ るは, 男 に 53 ー 43 58 35 20 価 値 観 巨 庚 塞き0b つとも大切 と考え るは 16 13 35 21 25 ー 和服へ の愛 着は, ■女 に多い0 巨 8 ■7 50 16 〟 " i 6 伝統 的な道徳 の保存 は, 男 に多 い0 56 22 48 14 26 釜雷 芸賢 母の しきた りにな らうは 6 5 25 15 〟 " I 8 近所 や地域 にな らつて生活 す るは, 男 に多 い0 26 21 20 12 27 社 会 観 9 労組へ の賛 成 は, 男 掛 0 78 63 74 44 〟 10 訳 妄評 三こつ いて, 中立的 な意 20 16 45 27 28 ト ll 選挙 の時, 必ず投 票す るは, 男 に多 い○ 100 81 120 71 " L / 回 漕 誉㌘0* , なるべ く投 票す るは, 女 一 18 15 43 26 31 l教 育 観 13 7 訳 完 だ墓 ㌘0L い鍛 錬 について, 賛 90 73 105 63 14 ぽ こ 篭嘉舘 とこ警 告告発 詣 25 20 49 29 33 〟 15 請謁 這 ,0 要吉墓買三こついて, 消極 33 27 49 40 35 人 間 観 16 座 だ空言苦言tl 孟窪墓 蝣5 *楓 人 と 51 41 88 52 37 回 夏祭墓余 Wo の関係で, 自然 に従 えは 26 21 59 35 〟 〝 巨 8 自然 と人 間の関係で, 自然 を利用せ よは, 男 に多い0 68 55 58 35 38 19 因果応 報的 に考 えるは, 女 に多 い0 53 43 86 51 〝 上 回 因果応 報論へ の反対 は, 男に多 い0 回 38 35 21 41 異 性 観 21 苦 労は男 に多 いは, 男 に多 い0 1 43 35 ■ 33 20 ■ 〝 ト 22 T 苦 労は女 に多い は■, 女 に多 い0 回 27 68 40 43 ト 23 主婦 は家庭 に帰れ について, どち ら ともいえ ない は, 女 に多 い○ 4 3 18 ll
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 87 44 回 鴛 だ墓警00 ため, 女 に枚長は無理 26 21 " L / 24 庫 裏緊要がつとまると考えるは, 68 55 48 ー其 他 ⊥I⊥ 堅警冨警官畠ELi 讃 妄警00 つりあ , 22 15 1 一基本項目 上 巨 治 うまれは男に多い0 回 44 " L / ー 2 1 昭和 うまれは女に多い○ 53 27 2 〟 3 巨 卒は女に多い0 3日 25 ′′ 〝 日 脚 ま男に多い 50 41 7 " 1 5 ト つのところへ住みたいは男に多い 34 28 〝 6 巨 まのところがよいは女に多い 89 7 2 8 " I 7 巨 父名を知っているは男に多い0 回 79 // // 8 卜祖父名を知 らないは, 女に多い 26 21 9 // 9 き 曽祖父名を知っているは男に多い0 回 35 〟 " 回 曽祖父名を知 らないは, 女 に多い0 80 65 11 回 結婚 しているは男に多い 110 89 " 巨 回 死別 しているは女に多い0 1 3 ー 3 12 13 新聞を毎 日よむは男に多い 87 71 " ト 14 い きどき新聞をよむは女に多い0 巨 3 10 13 回 いつ もニユI スをきくは男に多い 106 86 16 い きどきニユI スをきくは女に多い0 15 12 14 回 紳 ツの視聴は男蜘 0 77 ー 30 〝 ト 18 巨 ラマの視聴は女に多い0 70 27 -備考 ; 標本のうち, m = 123 名, f = 168 名である0
88 鹿児島の県民性(I-II) ㈹ 農村の性差 農村での男女差をまとめると, table14のようになる。項目によっては,他の地域より,性差が すくないのがめだっ。男女の協力による農作業,農業の斜陽化などという多くの要因によるものと 思われる。 Table14.農 村 の 性 差 (P<0.05) 項 目 番号 項 目 群 内 容 m f 備 考 n 一 % n ト % 16 権 威 観 1 警 諸 富だ 志詣 詣 た い ちがい L j l 5 2 2 5 3 7 m > f 15 % 27 社 会 観 2 労組へ の賛成 は, 男 に多 い0 3 4 5 7 23 3 4 m > f 23 〟 〟 3 労組の是非へ の中立 は, 女 に多 い0 10 1 7 2 1 3 1 m < f 1 4 33 教 育 観 4 中学枚で の男 女共学へ の賛成 は, 男 に多い0 3 5 58 2 7 4 0 m > f 18 〟 〟 5 中学枚 の男女共学 は, ともか くつづけよ と考 え るは, 女 に多 い0 1 2 20 24 35 m < f 15 34 〟 6 高枚 の男女共学へ の賛成 は, 男 に多 い0 28 4 7 20 29 m > f 18 37 人 間 観 7 自然 と人間 の関係 で, 利用 を と くも の は, 男 に多 い○ 3 4 5 7 26 3 8 m > f 19 38 〟 8一 因果応報論へ の反対 は, 男に多い0 24 4 0 1 2 1 8 m > f 2 2 4 1 異 性 観 9 票㌘ は女 に多 い と考え るは, 女 に多 1 5 2 5 回 4 9 m < f 2 4 〟 〟 10 麿 ま男君錨 ㌘ に多い と もいえな 20 33 、 13 巨 m > f 14 1 基本項 目 1 明治 うまれ は男 に多い0 3 3 55 回 40 m > f 1 5 10 〟 2 ‡ 農業 の父 を もつは女 に多 い0 4 3 6 2 5 4 7 9 m < f 17 l l ′′ 3 結婚 してい るは男 に多い0 5 5 92 53 78 m > f 巨 4 〟 〟 4 麿 者 と死別 してい るは女 に多 1 1 巨 16 m < f 15 1 2 〟 5 新 聞を毎 日よむは男 に多い0 3 2 5‥ 2 5 3 7 m > f 1 6 〟 〟 6 ー 新 聞を ときどきよむ は女 に多い0 ぎ 1 5 2 0 2 9 m < f 1 4 1 3 〟 7 ニ ュースをいつ も聞 くは男 に多 い〇 一5 1 8 5 3 5 5 1 m > f 3 4 〟 〟 8 巨 ユースを ときどき聞 くは女 に多 い0 8 回 3 1 回 m < f十 0
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 89 ・* t> ら t H 1 一 コ 言 -1 1 川 一 円 l H - 1 -1 - 1 ー 一 1 = 1 -1 -1 り 1 = - 一 ・ = = 日 日 1 -q I l : -︼ H H -的 都市の性差 都市での男女差をまとめると, table 15のようになる。おなじ都市地域の県民でも,かなりの性 差がうかがえる。 Table 15. 都 市 の 性 差 (P<0.05)
墓暑 恒
l可
F
17 匡 威 観 i
1
26 I価値 観 i
2
27
社 会観 i
3
37 ト 間観 i
4
39 ト
t
5
41 l異 性観 ー
6
48 l其
可
7
8 ‡基本項目ー
1
// // 2 9 // 3 " L / 4 10 511 ト
I
6
12 ト
i
7
13 ■
ト
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容 誤解をその場でとくは,男に多い。 近所や地域にならって行動するは, 男に多い。 労組-の賛成は,男に多い。 備 考 自然と人間の関係で,自然の利用は 男に多い。 飲酒による非常識な行動について, いちがいにいえないは男に多い。 苦労は男に多いは,男に多い。 結婚相手-の条件として,べつに考 えなくてよいは,男に多い。 祖父名を知っているは男に多い。 祖父名を知らないは女に多い。 曽祖父名を知っているは男に多い。 曽祖父名を知らないは女に多い。 農の父をもつは男に多い。 結婚しているは,男に多い。 新聞を毎日よむは,男に多い。 ニュースをいつも聞くは,男に多 い。鹿児島の県民性(I-II) 虹上空聖2842m>f26 329859-<f27 aS)麓 の 性 差 この地域のsampleは33名であるが,いちおう P<0.05の項目や選択肢をまとめると, table 16のとおりである。将来において, sampleを多くしての研究が必要である。 Table 16. 麓 の 性 差 (P<0.05) 項目 番号 項 目 可 内 容 m n 貢 % ー備 考 n % 1再 威 観 巨 巨 きたりに従えは, 女に多い0 l i 8 回 52 m < f 巨 4 21 1価 値 観 上 座 砦詣 芝夏㌫00 鮒 こついて, 6 50 巨 4 m > f 36 40 3 極 毒だ霊芝まま, どちらともいえな 75 8 回 m > f 37 8 i基本項目 巨 巨 父名はより多く男が知っている0 10 83 11 回 m > f 31 " i " 2 巨 父名を知らないは, 女に多い〇 十 17 回 48 m < f ー31 ll 結婚しているは, 男に多い〇 回 92 回 57 m > f 34 備考 ;標本数は m = 12, f = 21 である○
5 要約と発展課題
鹿児島の県民性をあきらかにするために,農村・都市・麓の三地域から抽出したsampleに,面 接調査をおこなった。選挙有権者名簿をもちいて等間隔に sample を抽出した sample の数は 291名で, m-123, f-168である。面接内容は3の県民性調査票のとおりである。面接者は鹿児島 大学教育学部心理学選修生を中心とする32名であった。この報告では, native と non-native, vocation, schooling, generationの観点から,さらに 地域別,性別に面接結果-の分析をとりあげている。それらを要約すれば,つぎのようになる。
(1)常識は皮相的な知識であり,しばしば独断や誤解がふくまれている。このことは,鹿児島の 県民性-の見解にもあてはまる。
脇 勝嘉・篠原 優 〔研究紀要 第20巻〕 91 訂正する多くの事実があげられた。 (3)県民性のあり方をきめる要因として, schoolingと vocationの比重がもっともたかい。こ れらにくらべると, generationや地域によるちがいはめだたない。 ㈲ 男女による県民性の差異もかなりめだっている。男女のいずれを県民性とするかの問題があ げられることになる。 (5) nativeとnon-nativeの比較で有意差のある項目はすくないが,注目すべき異質性がある. (㊥ 総括的なnativeと全国・他県の比較で,鹿児島の県民性というべき多くの差異があげられ る non-nat五veと全国・他県の比較では,有意差をしめす項目がややすくなくなっているなど。 将来の研究課題としては,よりきめのこまかい分析をする, sampleについて検討する,研究方 法について配慮する,麓について重点的にとりあげる,I-離島と本土のちがいをたしかめる,県外居 住者についてたしかめるなどがあげられる。 文 献 1)統計数理研究所国民性調査委員会 日本人の国民性 昭36 至誠堂。 2)統計数理研究所 青森・鹿児島両県の県民性 速報1959 第2報1960Q 3)牛島義友著 西欧と日本の人間形成 昭36 金子書房 pp. 300-317。 4)村松常雄編 日本人 昭37 裂明書房。