Development of a Novel Cyclization Reaction
via Group 14 Organometallics and Its
Application to the Synthesis of Polyether
Natural Products. (14族有機金属化合物を用いる
新規環化反応の開発とポリエーテル系天然物合成へ
の応用)
著者
門田 功
号
1320
発行年
1993
URL
http://hdl.handle.net/10097/25312
氏名・(本籍) かどた
門田
いさお功
学位の種類博士(理学) 学位記番号理博第1320号 学位授与年月日平成5年3月25日 学位授与の要件学位規則第4条第1項該当 研究科専攻 学位論文題目 論文審査委員 東北大学大学院理学研究科 (博士課程)化学第二専攻 (高知県) Developmentofa,NovelCyclizationReactionvia Group140rganome七a,11icsandItsApplicationtothe SynthesisofPolyetherNaturalProducts. (14族有機金属化合物を用いる新規環化反応の開発とポリエー テル系天然物合成への応用) 教教 り 貝 嘉 本 山 )授 査 主 (教 授櫻井英樹 授平間正博論文目次
序論 第一章ω一オルガノメタリックエーテルアセタールからβ一アルコキシ環状エーテルの合成 第二章キラルアセタールを用いるβ一アルコキシ環状エーテルの不斉合成 第三章酸触媒分子内アリルスズーアルデヒド縮合における環状遷移状態 第四章ω一トリブチルスズエーテルアセタールの反応を用いるポリ環状エーテル6-7-7-6環 系の立体選択的合成 第五章ヘミブレベトキシンBの高立体選択的形式全合成論文内容要旨
序論 生理活性天然物の宝庫と言われる海洋には,陸上では見られない特異な構造を有する化合物が 数多く存在する。その中でも最近特に注目を集めているのがブレベトキシンBに代表される一群 のポリエーテル化合物である。これらの天然物は複数のエーテル環がすべてトランスに縮合した 特異な構造を有しており,またその生理活性も非常に強力であることから研究対象として大変興 味深いものである。このような天然物の合成を考えた場合,複雑なポリエーテル骨格の構築とそ の立体制御が大きな問題となる。私はポリエーテル構造の構成単位であるβ一ヒドロキシ環状エー テルに着目し,その立体選択的合成法の開発について研究を行った(Scheme1)。その基本と なるのは14族有機金属化合物とアルデヒドあるいはアセタールとの分子内反応である。 第一章 まず1のような分子内にアセタールを有するアリル金属化合物を用いて6員環の合成について 検討した(TableI)。種々検討した結果,14族元素としてケイ素,またルイス酸としては四塩 化チタンートリフェニルホスフィン錯体を用いたときに最も良い結果が得られた(run1)。反 応は高収率で進行し,極めて高い立体選択性が見られた。この反応は7員環の合成にも有効であっ た(TableII)。しかしこの場合にはスズを用いたときに最も効率よく反応が進行した(run3)。 さらにこの反応を利用して6喝縮環系の合成を行った(Scheme2)。5に四塩化チタンートリ フェニルホスフィン錯体を作用させたところ,比較的良い収率で目的の環化生成物が得られてき た。またその時の立体選択性はこれまで同様非常に高いものであった。 第二章 キラルァセタールを用いる不斉合成は適用範囲が広く有用である。そこで7のような化合物を 用いて環状エーテルの不斉合成について検討した(Table皿)。その結果,ケイ素を用いた場合 とスズの場合とでジアステレオ選択性が逆転するという興味深い結果が得られた(runlvs5)。 この結果は次のように考えるとうまく説明できる。すなわち求核性の高いスズを用いた場合は S。2タイプの反応(Scheme3)が進行するのに対し,ケイの場合にはS。1タイプの反応 (Scheme4)が進行して通常とは逆の選択性が発言したと考えられる。さらにこの反応を利用 して7員環エーテルの不斉合成を行った(Scheme5)。反応は期待通り効率良く進行し,目的 の10aが高選択的に得られてきた。 第三章 アリルスズとアルデヒドの反応は有機合成において最も重要な反応の一つである。本研究を遂 行中,この反応のメカニズムに関して大変興味深い知見が得られた。11のような化合物を用いて現化反応を行ったところ(TableIV),反応条件によって生成物の立体化学が大きく変化するこ とがわかった。ルイス酸を用いた場合(run1,4)には基質の構造に関係なく12aが優先する のに対し,加熱条件下ではZ体からは12b,E体からは12aがそれぞれ高選択的に得られてくる (mn2,5)。この結果は従来の非環状遷移状態および環状遷移状態モデルから予想される結果 と良く一致する(Scheme6,7)。ところがプロトン酸を用いた場合(run3,6)にも生成物 の立体化学が基質の構造に依存することがわかった。このことからScheme8のような反応機構 が考えられる。すなわちHNuの配位によりスズ原子と酸素原子の間に強い相互作用が生じて反 応が進行するというものである。私はこの一連の過程をPUSH-PULLメカニズムと命名した。 これは今までに知られていない全く新しい反応機構である。 第四章 つぎにポリエーテル骨格の合成について検討した。まずはじめに7員環の合成について検討し た(Scheme9)。16に対して三フッ化ホウ素工一テラートを作用させたところ,環化成物が高 収率で得られてきた。またその時の立体選択性も極めて高いものであった。この結果を踏まえて ブレベトキシンBの部分構造である6-7-7-6縮環系の合成を行った(Scheme10)。市販の18 から合成した19に対して三フッ化ホウ素工一テラートを作用させたところ,20が定量的に単一物 として得られてきた。さらに同様の現化反応を繰り返すことによって,目的の22を高立体選択的 に合成することができた。22の構造はX線結晶解析によって確認した。 第五章 以上の結果をもとに実際の天然物合成について検討した。標的化合物としては赤潮の原因毒で あるヘミブレベトキシンBを選んだ。24から出発してアリルスズ誘導体25を合成した(Scheme 11)。これに対して三フッ化ホウ素工一テラートを作用させたところ,目的の三環性化合物26が 高収率で得られてきた。このものに対してさらに変換反応を行ないメチルケトン誘導体27を得た。 これを用い塩化アルミニウムエーテラート存在下での環化反応を行なった。反応は期待通り高立 体選択的に進行し,四環性化合物28が単一物として得られてきた。このようにしてヘミブレベト キシンBに含まれる4っのエーテル環を極めて高度に立体制御した形で合成することができた。
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1-Pr3Si(7c)
Me3Ge(7d)
ルBu3Sn(7e) 63: 42: 23: 56: 7・375877嘱93
3つ」455 00Qノー21 aToaCH2q2soluLion(5mL)o「TiC14-PPh3(1mmol)coolcdat-78。CwasaddeddropwlseaCH2C12solution(8mL)o「7.bThcraしiowasdetermincdby
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NaHCO3s・luti・n、bRati・sandyic!dsweredetermincdbyaCapiilaryGCa11・lysis.
Tetradecane、vasusedas乱nintcrnalstandard. Scheme6 Lewisacid 11融(Z)一 Lewisacld 11b(O・一 SnBu3.み一
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