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不定の第2名詞句が数量詞を含む部分構造について

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Academic year: 2021

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(1)不定の第2名詞句が数量詞を含む部分構造について* 田中. 秀毅. On Partitives with the Quantified Indefinite of-NP Hideki TANAKA. 1.はじめに 数量詞は、個体の数量の多寡を表す「基数的数量詞」(cardinal quantifier)と、個体の集合に対 する割合を表す「比率的数量詞」(proportional quantifier)に分類される(Milsark 1974, Diesing 1992, 加賀 1997 などを参照) 。以下は、それぞれの種類の数量詞を含む英語と日本語の例である。. (1) 基数的数量詞 {some / many} books. {いくつか/たくさん}の本. (2) 比率的数量詞 {all / most} books. {すべて/ほとんど}の本. (1)の各例は本の冊数の多さを表しているのに対して、(2)の各例は(明示はされていないが)本 の集合に対する割合を表している。(2)の各例が適切に解釈されるためには、あらかじめ何らか の本の集合が導入されている必要がある。それが本棚の本であるとすれば、 ‘すべて・ほとんど’ がその割合を指すことになる。このように、比率的数量詞は母集合の存在を前提とする。 Milsark (1974)は、there 存在文における振る舞いに基づいて数量詞を分類している。次の対立 が示すように、three のような基数詞や several, many のような基数的数量詞は there 存在文の意味 上の主語に生じうるが、all, both, most のような比率的数量詞は there 存在文の意味上の主語に生 じえない。. *. インフォーマント調査に協力くださった Todd Hooper 氏(摂南大学)にお礼申し上げる。残った不備は、すべて筆 者の責任によるものである。本研究は科学研究費補助金基盤研究(C)(課題番号:19K00658)の助成を受けている。. 40.

(2) (3) a.. There are {three / several / many} men in the room.. b. * There are {all / both / most} men in the room.. Milsark は、there 存在文と整合する数量詞を「弱いタイプ」(weak type)、there 存在文と整合しな い数量詞を「強いタイプ」(strong type)とよんでいる。 比率的数量詞が there 存在文と整合しないのは、両者の機能の衝突による。すなわち、there 存 在文は意味上の主語の指示物を談話に導入する機能をもつため、比率的数量詞の母集合の存在の 前提性と整合しない(Diesing (1992)を参照)。このことは、部分構造(A of B 形式)を there 存在 文の意味上の主語に代入すると容認されないことからも裏づけられる。. (4) a. * There are two of the cows in the stable.. (Diesing 1992: 72). b. * There are many of the pianos in need of tuning.. (ibid.). 一般に、部分構造 A of B では、A の位置に生じる(基数詞も含めた広い意味での)数量詞(以 下、「第1名詞(句) 」とよぶ)が、B の位置に生じる名詞句(以下、「第2名詞句」とよぶ)の 一部分(あるいは全体)を表すが、第2名詞句が定(definite)にならなければならない。1 この制 約は「部分構造制約」(Partitive Constraint)とよばれる(Selkirk 1977, Jackendoff 1977 などを参照) 。 (4)の例に則して言えば、それぞれ牛とピアノの集合が前提になるため、there 存在文の意味上の 主語として容認されないのである。 部分構造制約は、これまでに統語論・意味論・語用論など異なる分野でその定式化が試みられ てきた。このことは、部分構造を包括的に捉えることの難しさの現れと見なすことができる。実 際、部分構造制約に反する言語事実が少なからず報告されている。一例を示すと、次のように数 量詞が単一の個体の部分を指す場合は、第2名詞句は定・不定問わず容認される。. (5) a. b.. One-half of the broom is red.. (Stockwell et al. 1973: 144). One-half of a broom is not very useful.. (ibid.). どちらの例でも、部分構造の第2名詞句が単数形であることからエニシダ(西洋でホウキの材料 に用いられた低木)の中身の割合を表すことになる。2 それぞれ、 「(1本の)エニシダ(の花) 1. a group of students のように部分・全体の関係を表さない部分構造は、「擬似部分構造」(pseudo-partitive)とよば れ、部分構造(「真部分構造」(true partitive))と区別される(Selkirk (1977)や Jackendoff (1977)を参照)。本稿 では擬似部分構造は取り上げないため、「部分構造」を真部分構造の意味で用いる。 2 第1名詞句が第2名詞句の部分名称である場合にも不定名詞句が許される(a branch of a tree など)。ただし、. 41.

(3) の半分が赤い・ (1本の)エニシダの半分が(ホウキの材料として)有用でない」という解釈に なる。このような例は、単一の個体とその一部分の関係を表していると捉えて、グループ・メン バーの関係を表す(4)のような部分構造から区別し、部分構造制約の対象から外すことで解決で きる。実際、Abbott (1996)は、(5)に含まれる部分構造を「物質部分構造」(mass partitive)とよん で、(4)に含まれる、第2名詞句が可算名詞の複数形である「グループ部分構造」(group partitive) と区別している。3 しかし、グループ・メンバーの関係を表す部分構造であっても部分構造制約を免れるものがあ る。たとえば、Jong (1987)が指摘しているように、all を含む不定の第2名詞句が容認される場 合がある。. (6) a. * three of all boys b. * some of all boys c.. (Jong 1987: 284) (ibid.). half of all participants (failed to pass the exams.). (ibid.). この対立から、第1名詞が half のときに all を含む不定の第2名詞句が容認されることがわかる。 この事実を受けて、Reed (1996: 169)は次の対立を追加した上で、 理由はわからないとしながらも、 第1名詞が割合(fraction)やパーセント(percent)を表す場合に all を含む第2名詞句が容認される ようだと述べている。. (7) a. b.. {75% / 3/4} of all those interviewed. (Reed 1996: 169). {*five / *most} of all those interviewed. (ibid.). (7b)は、基数的数量詞と比率的数量詞がいずれも部分構造の第1名詞として容認されないことを 示している。ところが、(6c)では half が第1名詞として容認されているため、つじつまが合わな い。most と half はともに割合を表すと考えられるが、一方だけが容認されるとなると、比率的・ 基数的の区別だけでは説明はできないことになる。 本研究は、部分構造の第2名詞句が不定で、かつ数量詞を含む場合について論じる。特に、比. branch は普通名詞で、half や most のような数量詞と異なるし、two pages of a book における page のような類別詞 と見なすこともできない。よって、語彙的な部分・全体の関係は、一般的な部分構造とは区別すべきと思われる。 3 これと並行的な部分構造の区別は田中(2015)でも提案されている。田中は、単一の個体の一部分を表す部分構造を I 部分構造(I は inalienable part の頭字)とよび、some pages of a book のように類別詞が含まれる例を提示してい る。一方、グループ・メンバーの関係を表す部分構造は M 部分構造(M は member の頭字)とよぶ。さらに、田中 は some copies of a book のような、タイプ・トークンの関係を表す部分構造も認め、それを T 部分構造(T は token の頭字)とよんでいる。各種類の部分構造の統語的・意味的特徴については田中(2015)を参照のこと。. 42.

(4) 率的数量詞の all を含む不定の第2名詞句が許容される条件を解明することを目的とする。本研 究の主張は、当該部分構造の第1名詞(句)には割合・比率を表す表現(most を除く)か、only や at least などを伴った基数詞が生じる、というものである。本稿の構成は以下のとおりである。 2節では、統語論・意味論・語用論の各分野で規定された部分構造制約によって、不定の第2名 詞句が数量詞を含む部分構造の容認性が捉えられるか検証する。3節では、不定の第2名詞句が 基数的数量詞を含む部分構造部分構造について考察する。4節では、不定の第2名詞句が all を 含む部分構造が許容されるための条件を解明する。5節では結論を述べる。. 2.第2名詞句が不定の部分構造と部分構造制約 本節では、第2名詞句が不定で、かつ数量詞を含む部分構造の統語的・意味的特徴と、その理 論的な扱いについて概観する。2.1 節では、具体例に基づいて部分構造制約の説明力を検証する。 2.2 節では、不定の第2名詞句が基数的数量詞を含む部分構造の特徴を見る。. 2.1. 統語論で規定された部分構造制約. Jackendoff (1977)は X バー理論に基づき、部分構造制約を統語論的に規定している。. In an of-N‴ construction interpreted as a partitive, the N‴ must have a demonstrative or genitive specifier.. (Jackendoff 1977: 113). N‴とは現在の統語構造では N の最大投射の NP に相当する。よって、上の記述は of+NP の構造 (=of+第2名詞句)は指示詞または属格指定辞を含まなければならない、と解釈される(定冠 詞は指示詞の一種と捉えられる) 。4 この部分構造制約は次の例の容認性を正しく予測する。. (8) a.. One of {the / those} boys left.. (Reed 1996: 168). b.. One of {*many / *twenty} boys left.. (ibid.). c.. One of {*both / *?all / *most / *either} boys left.. (ibid.). 部分構造の第2名詞句が定冠詞または指示詞を含んでいる(8a)は容認されるが、そうではない (8b)と(8c)は容認されない。(8b)と(8c)の第2名詞句がそれぞれ基数的数量詞と比率的数量詞を含 んでいることから、数量詞の種類を問わず、第2名詞句が不定の部分構造は容認されないことが 4. 現在の統語論では、指示詞や属格指定辞の生じる構造的な位置として、NP の上に投射する機能範疇の DP を想定 するのが一般的である。. 43.

(5) わかる。 ところが、1節で見たように、第2名詞句が不定で、かつ比率的数量詞の all を含む部分構造 が許容される場合がある。(6c)のほかに次のようなものがある。. (9) a.. At least ten of all children got lost.. (Jong 1987: 284). b.. Only three of all students succeeded.. (ibid.). c.. Not more than four of all teachers were present.. (ibid.). Jong (1987)は(6c)を含めたこれらの例について次のように述べている。. In these examples all fits perfectly well, whereas the insertion of most and numerals would lead to ill-formed results in all of the cases. (Jong 1987: 284). すなわち、各例に含まれる部分構造において、all を含む不定の第2名詞句は問題ないが、all を most や基数詞で置き換えると容認されない。(8)の部分構造では、most や基数詞のほかに、many, all を含む不定の第2名詞句が容認されないが、(9)の部分構造では all を含む不定の第2名詞句が 容認されている。Jackendoff の部分構造制約では部分構造の第2名詞句が指示詞または属格指定 辞を含んでいることを要求するため、(9)の各例文と(6c)に含まれる部分構造はその要求を満たさ ず、事実に反して排除されてしまう。 (8)と(9)の部分構造は第1名詞(句)の豊かさが異なっている。(8)では第1名詞が基数詞のみ であるが、(9)では基数詞が at least, only, not more than を伴っている。(6)と(7)で見たように、第 1名詞が some, most の場合も容認されないことから、all を含む不定の第2名詞句と第1名詞の 数量詞の組み合わせに一定の制限が課されることがわかる。. 2.2 意味論で規定された部分構造制約 Ladusaw (1996)は、形式意味論の枠組みに基づき、部分構造制約を第2名詞句の定・不定では なく、個体(individual)を指示するかどうかで規定している。次の例は第2名詞句だけが異なる部 分構造の対であるが、both を含む第2名詞句は容認されない。. (10) a.. one of the two men. b. * one of both men 44.

(6) Ladusaw は、(10a)の the two men がグループとしての個体(group-individual)を指しているのに対し て、(10b)の both men はそうでないと主張する。つまり、the two men と both men はグループ読み ができるかどうかについて対照的である。 Barker (1998)は Ladusaw の分析を発展させている。Barker によると、次の文は可能な解釈の範 囲が異なるという。. (11) a. b.. The two men lifted a piano. Both men lifted a piano.. (11a)は「2人の男が協力してピアノを持ち上げた」というグループ読み(group reading)と「男ら は2人ともピアノを持ち上げた」という分配読み(distributive reading)が可能であるが、(11b)は分 配読みしかないという。5 Barker は、この性質のために both が部分構造の第2名詞句に生じら れないと分析している。要するに、both men はグループとしての個体を表さないため、その一方 を第1名詞で指すことはできない。 ただし、次の例に含まれる部分構造では、不定の第2名詞句が数量詞の both や every を含んで いるにもかかわらず容認される。. (12) The Smithsonian donated most of both rare book exhibits.. (Abbott 1996: 32). (13) One third of every book Chomsky writes is footnotes.. (ibid.). Barker は第2名詞句の解釈に注目し、(12)と(13)に含まれる部分構造が(10)のようなグループ部分 構造ではなく、物質部分構造と見なされると主張している。6 (12)では「どちらのレア本の展示 についても多くは…」となり、数量詞の both は広いスコープをとる(分配読み)。(13)では「チ ョムスキーが書いたどの本についても3分の1は…」となり、数量詞の every は広いスコープを とる。それぞれの部分構造では第1名詞(句)の most と one third が個別の書籍展示やチョムス キーの個別の著書に対する割合を指している。要するに、(12)と(13)の部分構造では、第2名詞 句で表される複数の個体に対して、第1名詞(句)が個別的に一部分(中身)を指していること から物質部分構造と見なされる。 Barker は第2名詞句が普遍数量詞を含んでいるときに、部分構造が物質部分構造と捉えられる. 5. 「分配読み」は「個別読み」(individual reading)ともよばれる。. 6. Barker の用語法では、物質部分構造に対する通常の部分構造は「可算部分構造」(count partitive)であるが、本稿 での用語法ではグループ部分構造に相当するため読みかえている。注3も参照のこと。. 45.

(7) ことを示すために、次の例を分析している。. (14) a. b.. I already read half of the books.. (Barker 1998: 694). I already read half of all the books.. (ibid.). Barker は、第2名詞句に含まれる数量詞の all が広い読み(分配読み)になると主張している。 まず、(14a)に含まれる部分構造は第2名詞句が数量詞を含んでおらず、二通りにあいまいにな るという。1つは、2冊につき1冊を読んだという解釈(グループ部分構造の解釈)で、half は 冊数を量化している。もう1つはすべての本について半分読んだという解釈(物質部分構造の解 釈)で、half は本の冊数ではなく、その中身のページ数を量化している。興味深いことに、(14b) の部分構造では物質部分構造の解釈になるという。 1節で見たように、物質部分構造は部分構造制約に従わず、不定の第2名詞句が容認される。 よって、不定の第2名詞句が all を含む場合も every, both と同じのように広い読みができれば、 物質部分構造と見なされ、部分構造制約を免れるという見立てができる。具体的に考えてみると、 (14b)で half of all the books が許容される一方で、(7b)では*most of all those interviewed が容認され ない。後者は第2名詞句が広い読みにならず、グループ部分構造として解釈される(面接対象の 最小単位は1人なので、その中身を most で指すことは意味をなさない) 。Barker は第2名詞句が モノ名詞を含む場合についてだけ考察しているが、ヒト名詞の場合について同様に分析できない とすれば、分析が不完全ということになる。さらに、(6c)の half of all participants はグループ部分 構造と捉えられるが、不定の第2名詞句が容認されている。この場合も第2名詞句はヒト名詞を 含んでおり、all は広い読みにならない(「*各参加者の半分」は意味をなさない)。ここでは、Barker の分析が、部分構造の不定の第2名詞句がヒト名詞を含む場合を適切に扱えないことを指摘して おけば十分であろう。. 2.3 語用論で規定された部分構造制約 Reed (1988)は、部分構造の談話機能(グループ部分構造の場合)を仮定し、その機能が達成さ れるかどうかで部分構造の容認性を説明する。具体的には、部分構造の談話機能が「談話的グル ープ」(discourse group)の下位グループを「導入」(evoke)することであるとし、第2名詞句が複 数の「談話的実体」(discourse entity) に「接近」(access)しなければならないと主張する。なお、 談話的グループを表す名詞句は、 定でなくても文脈的に指示対象が決まることがある。たとえば、 次の文では最初の節で wedding, bride, groom が談話的実体として導入され、後続する節でそれら が代用表現(下線部)によって接近されている。 46.

(8) (15) I went to a wedding and it was awful; the bride was drunk and he got sick.. (Reed 1988: 420). Reed は、次のように第2名詞句が関係節を伴っている部分構造において、第2名詞句が関係 節の内容によって談話的状況と関連付けられることから、当該の第2名詞句は談話的グループを 導入しているのではなく、むしろ談話的グループに接近していると捉える。. (16) Only one of many people who saw the accident would testify.. (Reed 1988: 421). また、次のように不定の第2名詞句が関係節を伴わない場合でも、文脈から指示対象が決定さ れると考える。すなわち、職探しの文脈では many applicants が談話的グループ(志願者のグル ープ)の全員を指すことになる。7. (17) Only one of many applicants passed the test.. (Reed 1988: 421). Abbott (1989)は Reed (1988)の語用論的分析を検証している。Reed は、次の部分構造が排除さ れるのは第2名詞句が談話的グループを表さないためであると捉える。. (18) a. * One of the crowd left.. (Reed 1988: 418). b. * One of John and Mary left.. (ibid.). c. * One of both files was taken.. (Reed 1988: 417). (18a)の the crowd のような集合名詞や(18b)の John and Mary のような等位接続された名詞句は、 複数の談話的実体(plural discourse entity)でなく、単一の談話的実体(singular discourse entity)と見な されるため、部分構造の第2名詞句として容認されない。さらに言えば、等位接続された名詞句 と both+CNP の形式は談話的グループを導入する表現であるため、談話的グループに接近でき ず、部分構造の第2名詞句として許されない。なお、(18c)の第 2 名詞句の both files を the two files で置き換えると容認されるのは、当該表現が代用表現であることから、談話的グループに接近で きるためであるということになる。 Reed の分析では、部分構造の第2名詞句が文脈に導入された談話的グループのメンバーに接 近できるかどうかが重要である。よって、Abbott (1989)が指摘しているように、(16)や(17)に含 7. (16)と(17)では、部分構造の不定の第2名詞句が(all でなく)many を含んでいる。数量詞の種類による違いにつ いては3節で論じる。. 47.

(9) まれる部分構造が、特定の個体が想定されていない場面(need not already exist in discourse)でも発 話できるという事実が問題になる。. 3.不定の第2名詞句が基数的数量詞を含む部分構造 本節では、 部分構造の不定の第2名詞句に many などの基数的数量詞が生じる場合に注目する。 2.2 節で見た(16)と(17)の例文では、部分構造の不定の第2名詞句に many が含まれている。many は基数的数量詞で比率的数量詞の all とは異なるため、部分構造の不定の第2名詞句に all が含ま れる場合と同列に扱えないものの、第1名詞句が only を含んでいる点で(9b)の部分構造と類似し ている。 Tanaka (to appear)によると、不定の第2名詞句に many が含まれる部分構造は A out of B 形式と 機能的に類似する。たとえば、(16)と(17)に含まれる部分構造は、次のような A out of B 形式と ほぼ同じ意味に解釈される。. (19) a. b.. only one who saw the accident out of many only one applicant out of many. Tanaka は、A out of B は部分構造のように部分・全体の関係を表すこともできるが、基本的な意 味は比率(数の対比)であると主張する。(19)の各例では、A の位置の only one と B の位置の many との対比に焦点が当たる。つまり、A の位置の要素が B の位置の要素に対してとても少な いことを表している。このことを踏まえると、(16)と(17)の部分構造は many を含む不定の第2 名詞句が第1名詞の集合に対する全体を表しているというよりも、第1名詞の集合がほんの一部 分にすぎないということを表していると捉えられる。 次に、部分構造の不定の第2名詞句が some, several を含んでいる場合を見る。. (20) a. b.. One of some boys who were playing in the alley got arrested. (Stockwell et al. 1973: 144) He ate three of some apples he found on the ground.. (21) John was one of several students who arrived late.. (ibid.) (Ladusaw 1982: 240). これらの例に含まれる部分構造は、第1名詞が only などを含まず、基数詞だけで構成されてい る。一方で、第2名詞句は関係節を伴っており、(16)の部分構造と類似している。ただし、第1 名詞が only を含まないことから、(16)に含まれる部分構造のように第1名詞と第2名詞句の対比 に焦点が当たっていると結論づけるのは性急であると思われる。少なくとも、(21)の部分構造は 48.

(10) 遅刻した学生の人数を対比しているわけではない。むしろ、第1名詞が指す個体のほかに関連す る個体の集合が存在することを、「後付け」していると捉えられそうである。たとえば、(21)は 次の文とほぼ同じ意味を表す。. (21′) John was a student who arrived late, and there were some more.. この書き換えでは、遅刻した学生がジョンのほかにもいたことに焦点が当たっている。この考え は次の Abbott (1996)の例文によって裏づけられる。. (22) John was apparently one of several students who arrived late ― I have no idea how many, or who the others were. (Abbott 1996: 37). この文の部分構造では、ジョンが遅刻したことが明示されているが、第2名詞句によりほかにも 遅刻者がいたという情報が加わる。さらに、挿入節の内容が、遅刻者が何人いるか、誰であるか についてはわからない、となっていることから、遅刻者の集合(全体)の明確さはジョン(部分) を補足する程度である(すなわち、ジョンが唯一の遅刻者ではないという情報)と考えられる。 不定の第2名詞句が many を含む場合と some, several を含む場合の対照性については、基数的数 量詞を下位分類する可能性と連続体的に捉える可能性が考えられるが、この問題は今後の課題に したい。 最後に、先行研究における、不定の第2名詞句が some, many などを伴う部分構造の扱いにつ いてまとめておく。Ladusaw (1982)や Reed (1988)は第2名詞句が不定でも、関係節の内容から話 者が特定(specific)の個体を想定していると捉えている。しかし、Abbott (1996: 36)は、(20)-(22) の発話において話者が特定の個体を想定していなくてもよいことを指摘し、第2名詞句の特定性 に基づいた分析に反論している。 さらに、Abbott は部分構造の第2名詞句の特定解釈と、Fodor and Sag (1982)が提案した「指示 的な不定名詞句」(referential indefinite)の関連性について論じている。Fodor and Sag (1982: 355)は、 不定名詞句が基数詞や some, several, many などの決定詞を含む場合、数量詞的解釈に加えて指示 的解釈をもつことがある(every, all, each, most, few, no, ゼロ冠詞の場合は数量詞的解釈のみ)と 主張している。また、指示的解釈を受ける不定名詞句は可能な限りの広い読み(a wide possible reading)をもつという。Abbott は、(20)-(22)に含まれる部分構造において、不定の第2名詞句が 狭い読みになることに注目し、指示的不定名詞句の特徴とは整合しないと結論づけている。 49.

(11) 4.. 不定の第2名詞句が all を含む部分構造が許容されるための条件 本節では、どのような場合に部分構造の不定の第2名詞句に all が生じられるか考察する。説. 明の便宜上、関連するデータを再掲する。. (23) a.. {75% / 3/4} of all those interviewed. (=(7a)). b. * {five / most} of all those interviewed (24) a.. (=(7b)). Half of all participants failed to pass the exams.. (=(6c)). b.. At least ten of all children got lost.. (=(9a)). c.. Only three of all students succeeded.. (=(9b)). d.. Not more than four of all teachers were present.. (=(9c)). まず、以上の例に含まれる部分構造では、第2名詞句がいずれもヒト名詞(複数形)を含んでい るため、第1名詞(句)の数量詞の種類(基数的数量詞・比率的数量詞)を問わず、グループ部 分構造と見なされる。2.2 節では、half of all the books のような例において、数量詞 all を含む第 2名詞句は第1名詞(句)の数量詞よりも広いスコープをとることを見た(「すべての本につい て半分のページ」の意味)。ところが、(23)と(24)の部分構造ではいずれも第2名詞句がヒト名詞 を含み、広いスコープをとることが難しい。たとえば、(23a)で第1名詞(75%, 3/4)が指してい るのは、面接をした個人の一部分ではなく、面接した人の集合全体に占める割合である。(24a) の部分構造にも同様の説明が当てはまる。すなわち、第1名詞は half であるから、第2名詞句 の受験者の全体がまとめられてその割合を第1名詞が指していると捉えられる。ここで生じる問 題は、(23b)では第1名詞の most が第2名詞句の all と整合しないのに、(24a)では第1名詞の half が第2名詞句の all と整合することである。そこで、次節では most と half の意味的な違いについ て論じ、その後で基数詞の場合について論じる。. 4.1 most と more than half の解釈手続き 比率的数量詞 most を含む部分構造は、次のように more than half を用いて書き換えることがで きるとされている。. (25) a. b.. most of the books more than half of the books. この対応関係は most が表す、母集合に対する割合が半分よりも多いことを示している。このよ 50.

(12) うな意味的な対応関係にも関わらず、most と more than half が there 存在文の環境で対照的に振 る舞うことが McCawley (1977)によって指摘されている。. (26) a. * There are most Americans who oppose abortion. b.. (McCawley 1977: 187). There are more than half of all Americans who oppose abortion.. (ibid.). there 存在文は意味上の主語に most が含まれると容認されないが、それを more than half で置き 換えると容認される。8 most と half は比率的数量詞でアメリカ人の集合の存在が前提となるは ずであるが、部分構造に生じた half については there 存在文の機能との衝突が起こらないことに なる。この事実は、部分構造が there 存在文の意味上の主語として生じることができないとした 1節での議論と矛盾するように見える。 というのも、部分構造における母集合の存在の前提性と、 there 存在文の、意味上の主語の指示物を談話に導入する機能が衝突するという説明が、(26b)に は当てはまらないからである。そこで、以下では McCawley (1977)における most と more than half の意味論的機能の比較を概観する。 McCawley は、次の実例(Sinclair Lewis, It Can’t Happen Here からの引用)における most と more than half の違いに注目している。. (27) Most of the ladies and more than half of the gentlemen wore evening clothes. (McCawley 1977: 187). McCawley は、most と more than half で意味解釈の手続きが異なると主張する。それを示すため に、それぞれの数量表現が量化する母集合が無限集合である場合に注目している。以下の例文は いずれも正の整数(positive integers)に関する命題を表している(正の整数の集合が無限集合、す なわちメンバーの個数が無限にある集合であることを前提とする) 。. (28) a. b. (29) a. b. 8. Most positive integers are greater than 1080.. (McCawley 1977: 188). More than half of all positive integers are greater than 1080.. (ibid.). Most positive integers are composite.. (ibid.). More than half of all positive integers are composite.. (ibid.). 筆者のインフォーマントは(26)の対立を認めた上で、文体的には次の文がより自然であると指摘した。 (i) a. Most Americans oppose abortion. b. More than half of all Americans oppose abortion.. 51.

(13) (28)と(29)はそれぞれ述語が共通になっており、主語が most と more than half のどちらを含むか で対立をなしている。各例の a 文では主語が most positive integers で部分構造ではないが、比率 的数量詞を含んでいるため母集合に対する割合を表していると捉えられる(1節を参照)。述語 に目を向けると、(28)では「10 の 80 乗よりも大きい」で数の大きさに関するもので、(29)では 「合成数(composite)である9」で数の属性に関するものである。 McCawley は(28)と(29)の各例文の容認性について次のように述べている。. Of the four sentences, only 21b (=(29a)) is a fairly normal use of English. Moreover, while 21b (=(29a)) can reasonably be held to express a true proposition, 21b′ (=(29b)) is clearly false, whereas 21a′ (=(28b)) is more clearly true than 21a (=(28a)). (McCawley 1977: 188). すなわち、(28)と(29)の例文のうちで、(29a)だけがごく普通の英語の用法であるという。また、 (29a)は真の命題を表していると無理なく言えるが、(29b)の命題は明らかに偽であるという。さ らに、(28b)は(28a)よりも明確に真であると加えている。主述関係に注目すると、(29)の、数の属 性に関する述語と整合するのは most を含んだ主語であり、(28)の、数の大きさに関する述語と 整合するのは more than half を含んだ主語である。つまり、数の属性に関する述語については主 語の数量詞として most が選択され、数の大きさに関する述語については主語の数量詞として (most よりも)more than half が好まれる、ということである。 以上の事実を説明するために、McCawley は想像の域を出ないとしながらも、「十分に自然な 意味解釈上の手続き」を提示している。すなわち、most と more than half の値を決める手続きに おいて、前者は「見渡し」(look)で始まり、後者は「数え上げ」(count)で始まるという。この手 続きを踏まえると、素数と合成数の個数はどちらも無限であることから、正の整数の集合のメン バーのうち合成数を数え上げて集合全体の半分以上であると断定するのは困難であるため(29b) は偽となる。一方で、合成数は常に素数に対して局所的に個数で上回る(locally outnumber)ことか ら、正の整数の多くが合成数であるという(29a)は真となる。たとえば、11 から 20 までの範囲で は、素数は4個(11, 13, 17, 19)であるが、合成数は6個(12, 14, 15, 16, 18, 20)で素数を上回る。 21 から 30 までの範囲でも素数と合成数の個数の比率は同じになる(ただし、1 から 10 までの範 囲については、素数は5個(1, 2, 3, 5, 7) 、合成数も5個(4, 6, 8, 9, 10)で同数になる)。 なお、McCawley は(28)の例文の対については詳しく解説していないが、1080 という基準値が. 9. 合成数とは、1, 2, 3, 5, 7 のような素数(prime)でなく、素数を掛け合わせることによって得られる 4, 6, 8, 9 のよう な数のことである。なお、(28)と(29)の命題に関する数学の用語や概念については、大屋泰夫氏(元高校教員)の解 説を受けた。記してお礼申し上げる。. 52.

(14) 与えられると、1 から 1080 の有限集合が生じる。正の整数の集合は無限集合であるが、1080 個と いう範囲が与えられると、素数と合成数のような無限集合同士を比べる場合と異なり、無限集合 (全体)とその部分集合を比較することになるため、(28b)の more than half のほうが解釈の手続 きに適合するという説明になると思われる。 以上の意味解釈の手続きに基づいて、McCawley は(27)を次のように分析する。ドレスを着た 女性がドレスを着ていない女性よりも多いかどうかは見渡せばわかる。一方で、タキシードを着 た男性が男性全体の半分以上かどうかは数え上げてみないとわからない。 さらに、 McCawley は、 most と more than half の意味解釈の手順について、most では補集合(ここでは、ドレスを着た女 性の集合に対するドレスを着ていない女性の集合)と直接的に対比されるが、more than half で ..... は個体の数を数えて、集合全体の個数と対比されると主張する。これを定式化すると次のように なる。. ‘Most A’s are B’ is analyzed as ‘the set of A’s which are not B is smaller than the set of A’s which are B’, or even as ‘The set of A’s which are not B is small’ (McCawley 1977: 188). すなわち、Most A’s are B は「BでないAの集合が、BであるAの集合よりも小さい」 、もしくは 「BでないAの集合が小さい」とさえ分析される、ということである。このように、most を含 む名詞句が表す集合はその補集合と対比され、補集合が小さいことが想起される。 次節では、McCawley の most と more than half の意味解釈の手続きに関する見立てを部分構造 の分析に援用する。. 4.2. 第2名詞句が不定の部分構造の第1名詞(句)に生じる数量詞. McCawley の見立てでは、most はそれが量化する集合よりもその補集合が小さい(もしくは、 当該の補集合そのものが小さい)ことを表すが、half はそれが量化する集合が母集合のメンバー の数と比較される。よって、most では母集合のメンバーの数というよりも、補集合のメンバー の数と比較される。この解釈手続きの違いによって、第1名詞が most の場合に第2名詞句が all を含むことができず、第1名詞が half の場合にそれができることを説明できる。すなわち、most は母集合のメンバーとではなく、補集合のメンバーと比較されるため、第2名詞句の all と整合 しない(母集合のメンバーの全体を指す必要はない)。一方、half は半数かどうかの判断は母集 合のメンバーの数との比較によって決まるため、第2名詞句の all と整合するのである。また、 割合(75%など)や比率(3/4 など)については、当該表現が全体に占める量を指すことを踏ま えると、第2名詞句の all と整合することが予測され、事実と合致する。なお、(26b)で more than 53.

(15) half of all Americans が there 存在文の意味上の主語として容認されることについては、部分構造 が there 存在文と整合する場合があることを指摘するだけにとどめ、母集合の存在の前提性の検 討は今後の課題にしたい。 次に、第1名詞句が基数的数量詞を含む場合について述べる。この場合、第2名詞句の all が 容認されず、only three, at least ten, not more than four のような豊かさが必要であった。比率的数 量詞の most や half と異なり、これらの数量表現は依然として割合を表さない。しかし、only や at least などを伴うことで、基数詞によって表される値に加えて、母集合との何らかの関わりも 表していると考えられる。たとえば、only three (of all students)であれば、3人という数は全体の 学生の数から見てわずかであると捉えられている。また、at least ten (of all children)や not more than four (of all teachers)の場合は、それぞれ 10 人・4 人といった基準値を上回る・下回ることを表す ため、half の場合のように全体の子ども・教師の人数に焦点が当たるのではないかと考えられる (少なくとも、母集合のメンバーが基準値よりも多いことが論理的に含意される) 。以上のよう に、基数詞がはだかで用いられる場合と異なり、全体の集合のメンバーの数を踏まえた捉え方が なされることにより、母集合のメンバーのすべてを指す all の機能と整合していると考えること ができる。 ここで、不定の第2名詞句が all を含む場合と many を含む場合を比べてみよう。. (30) a. b.. Only one of many people who saw the accident would testify.. (=(16)). Only one of many applicants passed the test.. (=(17)). これらの例の部分構造では、第1名詞句が only を含んでいる点で第2名詞句に all が含まれてい る場合と共通することを指摘した。この種の部分構造は、第1名詞句と第2名詞句のどちらも基 数的数量詞を含んでおり、数の対比が行われている。すなわち、(30a)であれば事故の目撃者が たくさんいたのにわずか1人ということであり、(30b)であれば受験者がたくさんいたのにわず か1人ということである。母集合との数の対比が明確であるため、第1名詞句が表す数の捉え方 は、第2名詞句に all が生じた場合よりも客観的である。つまり、only three of all students では母 集合のメンバーの数が明確ではないため、10 人のうちのわずか3人なのか、100 人のうちのわず か3人なのか、明確な比はわからないが、話者は3人という数を全体に照らし合わせて少ないと 捉えていることが含意される。このように、不定の第2名詞句が all を含む場合と many を含む 場合とでは、部分構造によって表される数の比の客観性が異なると言える。. 54.

(16) 5.おわりに 本研究では、部分構造の第2名詞句が不定で、かつ数量詞を含む場合について考察した。統語 論・意味論・語用論の各分野で規定された部分構造制約の説明力を検証し、第2名詞句が不定の 部分構造に対して十分な説明を与えられないことを確認した。不定の第2名詞句が数量詞を伴う 場合、第1名詞(句)に生じる数量詞にはその種類に応じて一定の制限が課される。 不定の第2名詞句が all を含む場合に、第1名詞の数量詞に課される制限は次のようにまとめ られる。. ① 比率的数量詞のうち、母集合との比較の手続きが含まれる割合(half, 75%など) 、比率 (3/4 など)は容認されるが、 補集合との比較の手続きが含まれる most は容認されない。 ② 基数的数量詞は単独では容認されず、母集合との関わりを表す only や at least などの表 現を伴わなければならない。. 比率的数量詞の half, most, all はひとくくりにされることが多いが、解釈手続きの観点では、half はほかのものとは異なる扱いが必要である。また、部分構造の第1名詞が基数詞の場合に only や at least などを伴うことについては、これまで議論の中心にならなかったが、母集合のメンバ ーの数を踏まえた第1名詞句の捉え方がなされている点で、基数詞が単独で用いられる場合と異 なることに注意すべきである。 今後の課題としては、部分構造の不定の第2名詞句に all が含まれる場合と many が含まれる 場合の関連性についての考察がある。3節で述べたように、不定の第2名詞句に many が含まれ る場合は A out of B との共通性が読み取れる。一方で、不定の第2名詞句に all が含まれる場合 にも第1名詞句として only one のような表現が生じることから、この現象が2つの構文の関連性 を裏づけるものなのかどうか検討する必要がある。また、部分構造が there 存在文の意味上の主 語として容認される場合があることから、there 存在文と母集合の存在の前提性の関連性を掘り 下げる必要がある。さらに、部分構造の不定の第2名詞句が関係節を伴う場合に、必ずしも特定 解釈をする必要がないことを踏まえて、通常の部分構造との談話機能の違いを解明しなければな らない。. 55.

(17) 参考文献 Abbott, Barbara (1996) “Doing without a Partitive Constraint” in Jacob Hoeksema (ed.) Partitives, 25-56, New York: Mouton de Gruyter. Barker, Chris (1998) “Partitives, Double Genitives and Anti-uniqueness,” Natural Language and Linguistic Theory 16, 679-717. Diesing, Molly (1992) Indefinites, Cambridge, Massachusetts: MIT Press. Fodor, Janet D. and Ivan A. Sag (1982) “Referential and Quantificational Indefinites,” Linguistics and Philosophy 5, 355-398. Jackendoff, Ray (1977) X-bar Syntax, Cambridge, Massachusetts: MIT Press. Jong, Franciska de (1987) “The Compositional Nature of (In)definiteness,” in Eric Reuland and Alice ter Meulen, (eds.) The Representation of (In)definiteness, Cambridge, Massachusetts: MIT Press. 加賀信広 (1997) 「数量詞と部分否定」 廣瀬幸生・加賀信広『指示と照応と否定』 91-178, 東 京:大修館書店. Ladusaw, William A. (1982) “Semantic Constraints on the English Partitive Construction,” WCCFL 1, 231-242. McCawley, James D. (1977) “Lexicographic Notes on English Quantifiers,” CLS 13, 327-383. Milsark, Gary (1974) “Existential Sentences in English,” Ph. D. dissertation, MIT. Reed, Ann (1988) “Semantic Groups and Discourse Groups,” in Joyce Powers and Kenneth de Jong (eds.) Proceedings of the Fifth Eastern States Conference on Linguistics, 416-427, The Ohio State University. Reed, Ann (1996) “Partitives, Existentials, and Partitive Determiners,” in Jacob Hoeksema (ed.) Partitives, 143-178, New York: Mouton de Gruyter. Selkirk, Elisabeth O. (1977) “Some Remarks on Noun Phrase Structure,” in Adrian Akmajian, Peter Culicover, and Thomas Wasow (eds.) Formal Syntax, 285-316, New York: Academic Press. Stockwell, Robert, Paul Schachter, and Barbara Partee (1973) The Major Syntactic Structures of English, New York: Holt, Rinehart, and Winston. 田中秀毅 (2015) 『英語と日本語における数量表現と関係節の解釈に関する記述的・理論的研究』 東京:開拓社. Tanaka, Hideki (to appear) “On Part-Whole Relations Expressed by Partitive and A out of B Constructions,” Papers from the Thirty-seventh Conference and the Twelfth International Spring Forum (JELS 37), The English Linguistic Society. 56.

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参照

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