IRUCAA@TDC : 犬の長管骨に適用したOsseointegrated implantにおけるFixture周囲骨組織による力の支持機構に関する実験的研究
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(2) ill憲. 原 著犬の長管骨に適用したOsseointegrated implantにおける Fixture周囲骨組織による力の支持機構に関する実験的研究* 河 野 崇 志 東京歯科大学大学院歯学研究科 歯科補績学第三講座 (指導:関根 弘教授). (1991年9月20日受理). Experimental Studies on Load Supporting Mechanism of Fixture Surrounding Bone in the Osseointegrated Implant applied to Shin Bone of Dog Takashi KoNO Department of Removable Partial Prosthodontics Tokyo Dental College (Director:Prof.Hiromu Sekme). I 緒 官. にわたり5000例以上に適用され,きわめて高い成功率を. Osseointegrated implantでは,下部構造(Fixture) と周囲骨組織とが直接結合するために,被圧変位量は天. 収めている1)4)。また,本邦においては, 1983年に本学. 然歯のそれよりも小さく,唆合・唄噛力は,周囲骨組織. 生省高度先進医療として承認され40)41)さらに, 1990年. により直接支持されることが知られているo したがっ て,本法の支持能力は, Fixtureと周囲骨組織との形態. には,当教室の関根ら44)によって, 7年経過報吾が行な われ,きわめて高い成功率を示すことが確認されてい. 的条件の対応関係によって大きく異なることが考えられ. る。. に初めて導入後 1985年にその臨床成績により厚. る。そしてこの関係を明らかにすることは, Fixtureの. このように,本法がきわめて高い成功率を収めてきた. 厘大方針あるいはFixtureを介して支持される唆合再. 原因としては, Fixture が周囲骨組織と Osseo-. 構成の設計基準にとって,きわめて重要であると思われる。. integrationを示すことがあげられる。 すなわち, Branemarkら Branemark Albrektssonら ¥ Hanssonら15)らは, Fixtureの. このような観点から, Fixtureを動物の骨に埋入し, Osseointegrationの得られた状態で,その被圧変位量 を計測し,その後剖検を行なって,周囲骨組織の形態的. 表面が,光学顧秋鏡による観察の範囲では,周囲骨組織 と直接接触している状態(Osseointegration)を呈す. 条件との対応関係について比較検討を行なった。 さて,本法は, Sweden, Goteborg大学のBranemark 教授により開発され, 1965年の臨床応用開始以来, 25年. ることを明らかにし,このOsseointegration は, Fixtureの埋入手術後の周囲骨組織の治癒機転が,きわ めて生理学的に行なわれることを条件として凌待される. ♯本論文については,第238回東京歯科大学学会(平成元 年11月8 B,東京),平成元年度日本補緩歯科学会関東支 部学術大会(平成2年2月24日,東京),第100a本日腔 インプラン幸学会(平成2年7月28日,宇部)においてそ の要旨を報吾した。 -119. と述べ,そのためには,インプラント材料の化学変化に よる化学的刺激,インプラント埋入手術時の組織侵襲お よびインプラント周囲骨組織の治癒期間における外力の 作用等を最小限に抑制すること,すなわちインプラント.
(3) 120. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. の適用に関して, Minimal tissue violenceが守られる. の定着率が下顎に対して上顎で低い原因の一つに,上顎. ことが必要であることを明らかにした。. 骨が,その構造から,下顎骨に比較して機械的強度に乏. ここで, Jacobs20'21'は下顎総義歯の固定に,また,. しいことを挙げている。. Southamら48)は顎骨骨折のシーネの固定に,それぞれ. さて,欠也歯列に対する唆合再構成を図ろうとする場. バイタリウム製のスクリュー・インプラントを適用し,. 合には,修復処置に関する設計室準に,支持組織の被圧. さらに, Linkowら30)はブリッジの支台としてバイタリ. 変位特性が考慮されることが重要な園子となる14)16)24)25). ウム製のブレード型インプラントを適用し,それぞれの. 34)35)が, Osseointegrated implantにおいても,塊田17). インプラント周囲骨組織の病理組織学的調査を行ない,. が,本法の臨床適用例に対して,水平力および垂直力を. いずれもインプラント周囲には線維性結合組織が認めら. 作用させたときの変位室を計測し,その被圧変位特性と. れることを報吾している。さらに,Musterら32)は,イン. して,荷重量に対して変位室が産線的に増大すること,. プラントと骨組織との界面の状態について生物学的,化. 荷重除去後のクリープが認められないこと,変位の絶対. 学的および物理学的立場から検討を加え,インプラント. 量が著しく小さく,とくに垂直力に対してはほとんど変. 周囲には,線維組織性被包が認められることおよびイン. 位を示さないこと等を指摘し,本インプラントの外力の. プラントが時間の経過にともないその動揺度を増すこと 等が,一般的な兆候であると述べているが, Branemark. 支持機構は,歯根膜を有する天然歯のそれとは著しく異 なることを明らかにしている。. ら ¥ Branemarkl らにより提唱されたMinimal. この報告は,臨床例の調査であるため,被圧変位室に. tissue violenceの概念に基づくOsseointegrationの考. 対する周囲骨組織の形態的条件の影響について論じてい. え方は,このような考え方を一変させるものであった。. ないが,周囲骨組織の形態は,唆合・唄噛力の支持に関. 一方,本法の上部構造の設計においては,上部構造に. して,きわめて重要な条件となると考えられる。すなわ. 作用する外力が, Osseointegrationを示す複数のFix-. ち,本法の下部構造の被圧変位は,周囲骨組織の弾性変. tureに対して,適切に分配されることが重要であるが,. 形が主体となって発現する17)ことから,周囲骨組織によ. Skalak46)47)は,個々のFixtureに対する応力の集中を. る支持能力は,それに対する骨組織の接触位置,範囲お. 回避する目的から, Fixtureと隣接残存歯との連結を避. よび剛性等により種々に変化すると考えられる。. けることが好ましく,また,本法では,歯根膜の有する. また,本法は,開発当時には,多数のFixtureの埋. 周薗骨組織に対する外力の緩衝機構が期待できないの で,プラスティック材料等による衝撃力の緩衝を行なう. 人が可能である下顎の無菌顎症例を対象として適用され ていたが,その成功率の高さを実績として,近年では,. 必要があること等の指針を示しているが,本法上部構造 の設計に関する力学的検討は, Skalak46>47)の指針のみ. 種々の歯牙欠如に対して,広く適用される傾向にある36'。 したがって,周囲骨組織の形態的条件が, Fixtureを. では十分ではないと思われるo. 介した周囲骨組織の唆合・唄噛力の支持能力に及ぼす影. ここで, Adell", Adellら2)らは, Osseointegrated. 響を把廃すると同時に,本法適用にあたって, Fixture. implantの周囲のⅩ線写真の分析から,顎骨内におけ. 周囲の骨組織の支持能力を十分に確保する方法を検討す. るFixture周囲骨の骨塩量は,経年的に増加すること. る必要があり,本法の支持能力に関する力学的検討は,. を述べているが,この寛象は,本法以外の骨内インプラ. 急務であると思われる。. ントにおいても,認められることが報吾されている5'。. このような観点から,著者は,犬の長管骨を用いて,. このことについて亀谷ら22)は,インプラントに対する外. Fixtureと周囲骨組織との形態的条件の対応関係が,. 力の付与による骨組織内での圧電気の発現が,骨塩室の. Fixtureの被圧変位特性に及ぼす影響に関する実験的検 討を行なった。. 増加に関連することを示唆している.したがって, Osseointegrationが獲待されているFixtureに対する 外力の作用が,その周薗骨組織の骨葉の改善をもたらす. II 実 験 方 法. 可能性があり,それが本法を良好に経過させる一因と考 えられる。. 1実験A Osseointegrated implantの周囲骨組 櫨の形態学的勧索. しかしながら,上部構造の装着後の比較的短期間に,. 1・1 Fixtureの埋大手術と治癒期間. Osseointegrationの喪失が認められる例が,低虜度で はあるが存在する。この点について, AdelPは, Fixture. 本実験では,体重25kg程度の雑種成犬2頭の歴骨を 被験対象としたが, Osseointegrated implantにおい 120.
(4) 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992). Fig. 1 Fixture installation. Fig. 2 The portable standardized radiographic apparatus. ては, Fixtureと周薗骨組織とのOsseointegration杏. に,長管部の長軸に対して直交方向で骨を切断し,それ. 待るために, Fixtureの厘大手術における生体に対する. ぞれ中央にFixture l個を含む厚径6mmのブロック. 手術俊嚢を最小限に抑制すること,埋人後は外来刺激を. に形成した。 1-3 X線写表の凌待. 排除し安静を保つこと等が素本となるので, Fixtureの 埋大手術およびその後の治癒期間の設定については,寡. Fixtureと周囲骨組織とのOsseointegrationをⅩ線写. 本的には人体に適用する場合と同様の条件を採用した。. 真上で把握するために, Fixtureを含む厚径6 mmのブ ロックをⅩ線撮影し,腔骨の横断面の規格Ⅹ線写真を待. すなわちまず, 5%塩酸ケタミン(ケタラール,三共. m. 株式会社製)の筋肉内投与および5 %ベントバルビター ル(ネンブタール,大日本製薬社製)の静脈内投与によっ. X線撮影はポータブルⅩ線規格装置(PRECISION. て全身麻酔を施し,下腿内側面全体を剃毛後に,剃毛部. 016, MASEL社製)(図2)によって焦点フイルム間距. を0.5%塩化ベンザルコニウム(塩化ベンザルコ二ウム. 離225mm,蕉点被写体間距離210mmに設定し,歯科用. 液,小堺製薬株式会社製)によって消毒し,手術野以外. デンタルⅩ線撮影装置(0Ⅹ-S王,長田電機工業株式. をサージカルメイト付きメッキンオイフ(SP-833SM09,. 会社製)によって管電圧59.9kV,管電流7mAで行. ホギ社製)によって被暮したO. なった。また,撮影に用いたフイルムは小児用デンタル フイルム(KODAC ECTASPEED X-RAY FILM,. つぎに,下髄内側面下方を切開し,腔骨の内側面遠JL、 部2/3を露出し,同部位に対しFixtureの埋大手術を. EASTMAN KODAC社製)であり,現像は歯科用自動. 行ない(図1),手術創は緊密に縫合した。. 現像機(FUJI DENTAL ROTALY T-2,富士メディ カルシステム社製)によって行なった。. さらに,手術部位に対する外力の作用を最小限とする ために,防足マットを敷いた飼育ケージ内に各1豆貢を飼. なお,被験対象のⅩ線写真としては,この他に埋入手. 育し,安静を保つことを飼育条件とし, 3か月の治癒期. 術前およびAbutmentの連結・固定後等の所定の時期. 間をおいた。. に単純Ⅹ線撮影によるⅩ線写真を待ている。 1・4 組織棲本の作製. 1 ・2 試料の組織固定と切り出し 治癒期間終了後,上記の麻酔下にて稔頚動脈からの放. Fixtureを含む厚径6 mmのブロックは, Ⅹ線撮影後. 血により犬を屠殺し,同時にLillieの10%中性リン酸. に光学顔放鏡による観察を行なうために,組織標本とし. 緩衝ホルマリン(ホルマリン原液100ml+リン酸二水素. ての処理を行なった。. ナトリウム・水和4.0g+リン酸二ナトリウム・無水4.5. 試料の固定は,犬屠殺時の下肢の還流固定およびその. g +薫留水900ml)を用いて大堪動脈より後肢の還流固. 後の固定液内への浸活によってすでに完了しているの. 定を行なった。歴骨は摘出後さらに同液に7日間浸漬. で,まず,脱水操作を行なった。脱水はエタノール脱水 とし, 24時間ごとに70%, 80%, 90%, 99%,無水と順. し,組織固定を終えた。. 次高濃度のエタノール溶液に浸漬し,無水エタノールに. 固定終了後,塵骨を骨頭部と長管部とに分離し,後述. ついては2回浸溝を繰り返したo. する被圧変位量の計刺を行なったが,計測の終了後直ち tva.
(5) 122. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. つぎに, 100%アセトンに24時間ずつ2回浸活して, エタノールをアセトンに置換し,さらに,アセトンを樹 脂に置換するために,樹脂真空含浸装置(MD-200,マ ルト∼社製)内で,樹脂(マルト∼硬組織包埋樹脂,マル トー社製)30%とアセトン70%の混合夜に24時間,樹脂50 %とアセトン50%の混合液に48時間,樹脂100%に24時 間浸積した。 最後に樹脂を重合硬化させ,薄切機(クリスタルカッ ター, MC-202D)を用いてFixture長軸に平行に Fixture中央で二分割し,分割断面を研磨後,アリザリ ンレッドにて骨組織のみに染色を施し,実体顕微鏡(B Fig. 4 The shin bone fixed totable. HMJ オリンパス製)によって, 100, 250, 500および 750倍の拡大観察を行なった。 2 実験B Osseointegrated implantの被圧変位 量の計測 2・1 被験対象 本実験に用いた犬は2頭であり, 1頭目の犬について は片肺の腔骨に6個のFixtureを埋入したが, 2衰貢目 の犬については片肺につき6個ずっのFixtureを両脚 に埋大した。 ここで便宜上, 1衰貢目の犬に適用したFixture群を 被験群1, 2頭目の犬の左脚に適用したFixture群を 被験群2, 2頭目の犬の右脚に通用したFixture群を 被験群3とし,それぞれの被験群内の6個は,近位すな. Fig. 5 Structure of an Osseointegrated implant. わち脚の付け取方向からA, B, C, D, EおよびFと する(図3)0 さて本実験では, Fixture周囲における骨組織の接触. ず,被験群1では, A-Fすべてが10mm,つぎに,被. 状態が被圧変位量に与える影響を検討するために, Fix-. 験群2では,AおよびFが13mm, BおよびEが10mm,. tureの埋大手術にあたっては, Fixtureの先端が対向. CおよびDが7mm,さらに,被験群3では, Aおよび. する敏密骨層に達するものとFixtureの先端が骨髄腔. Bが7mm, C,D,EおよびFが10mmである(図3)。. に存在するものとの2種寿に大別しうる条件にFixture. これらのFixtureを埋大して3か月後に犬を屠殺し. の長径を変えたが,使用したFixtureの長径は,ま. て腰骨を摘出し,被圧変位量の計測を行なったが,ま ず,被圧変位量の計測の前準備として,摘出後の骨体の 両端を,即時重合レジン(トレーレジン,株式会社松風 社製)を介して木製の台に固定した(図4)。つぎに, FixtureとAbutmentとの連結・固定を行なったが, ここで,本インプラントは図5に示すとおり, Abutment screwによってFixtureにAbutmentをネジ止 めする構造である。したがって,インプラントの剛性を 一定に保つためにはAbutment screwの締め付けトル クを一定に塊定する必要があるので,トルクドライバー (2400-S G K型,カノン社製)を用い, Abutment screwの締め付けトルクを1500gf・cmに規定した。な お, Abutmentはすべて長径5. 5mmのものを選択した。. Fig. 3 Condition of Fixture installed in shin bone 122.
(6) 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992). また,本実験においては屠殺・剖出後の腔骨を被験対 象としているので,被圧変位室の計測中は樫骨を湿潤状 態に保つことを条件とした。 2・2 計測装置 2-2-1計測用上部構造 本実験では,垂直方向および水平方向の荷重による被 圧変位室を計測したが,それぞれの計測条件に適した形 態の計測用上部構造を制作し,それをGold screwに よって各Abutmentに連結・固定した。すなわちま G : Strain gauge. ず,垂直方向の荷重による被圧変位室の計測に用いた計 測用上部構造は,底面が6mmx16mm,高さ3mmの 長方体であり,その長軸はFixtureの長軸に直交と. Fig. 6 Structure of the load transducer. し,底面の-端にはGold cylinderが鋳接してある。 一方,水平方向の荷重による被圧変位室の計測に用い た計測用上部構造は底面が6 mm角の正方形で,高さが. 2000±25gであることを確認した。. 13mmの長方体であり,その長軸はFixtureの長軸に 平行とし,底面中央部にGold cylinderが鋳接してあ る。. 位計を用いた。その構造は,図7に示すように,幅径3. 2-2-3 変位計 被圧変位室の計測には,片持ち梁形式の各個形成の変 mm,長径20mm,厚径0.5mmの燐青銅板を変位ビー ムとし,ビームの先端に計測針を固定したものである。 この計測針には,ビームに対して直角方向への変位量を. なお,これらの計測用上部構造とAbutmentとの接 合部は Goldscrewによって連結・固定を行なった。 2-2-2 荷重計. 正確に計測するために,計測点の上下および左右の動き に対して摩擦による障害が生じないように,先端に滑動 球を組み込んだ。. 荷重計は,図6に示すように,片持ち梁形式によるo 長径10mm,厚径2mmの貢挽板をビームとして,箔 ゲージ(KFR-02-Cl-16,共和電業社製)をど-ム. また,箔ゲージ(KFR-02-C1-16,共和電業社 製)をど-ムの両面に貼付した。 なお,これらの変位計の較正にあたっては, 1,000分. の両面に貼付し,ビームの先席に荷重計を固定したもの である。. の1 mmの精度を有するコンパレーク∼(杉本理工機社 製),デジタル・ゲージ(DG-100S,ソニーマグネス. なお,これらの荷重計の校正にあたっては, 500, 1000, 1500および2000gのおもりをそれぞれ荷重計の長 軸に平行に懸垂し,その精度が2000gを計測した場合に. ケール社製)およびマグネスケール(LY-101,ソニー マグネスケール社製)を用い,その精度が40〃mを計測し. ト ー20-- 」. 辛. G : Strain gauge. Fig. 7-(b) Structure of the displacement transducer. Fig. 7-(a) The displacement transducer fixed to shin bone. Fig. 7 The displacement transducer 123.
(7) 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持 恥下﹃. 千sI .' asJ T rs -I⊥. 方11mmの点と,それよりさらに10mm上方の点の2点 とした(図8 -(a))c また,垂直方向の荷重による変位の計測点はFixture の長軸の中心から3 mm側方に離れた点に設定したが, その点よりさらに側方10mmの点に, Fixtureの回転の 有無を確認するための計測点を設定した(図8 -(b))c 2-3-3 変位量および荷重量の計測 変位量および荷重量の計測にあたっては,増幅器とし て歪増幅器(STRAIN AMPLIFIER I)MP611A,共 和電業社製),記録器としてレクチグラフ(RECTIHORIZ- 8K,日本電気三栄社製)を用い,オシログラ. Fig. 8-(a) Horizontal Fig. 8-(b) Vertical loading loading. ム上に荷重量と変位量とを同時記録し,特定荷重時にお ける変位量を読み取った。. ◆ : Loading [> : Displacement. 2-3-4 構造上の特徴に基づく被圧変位. Fig. 8 Loading point and measuring points. Osseointegrated implantは,下部構造であるFixtureと上部構造であるインプラント義歯との間に. た場合に40±0.25〃mであることを確認した。. Abutmentが組み込まれ, FixtureとAbutmentとが. また,変位計の固定点は,計測対象Fixture君羊の中 の他のFixtureに求めたが,変位計の固定に用いた Fixtureと計測対象Fixtureとの距離は24-33mmの 範囲にあった0. Abutment screwによって,また, Abutmentと上部 構造(インプラント義歯部)とがGold screwによってそ れぞれ連結・固定される(図5)0 そこで,上部構造に水平力が作用した場合のこれらの. 2・3 計測方法. 接合部の力学的性薯を把擾するためにFixtureを固定. 2-3-1荷重点の位置および荷重方法 荷重点の位置は,水平荷重の場合には,天然小臼歯の 接触点の位置23)に相当するFixture上縁より8. 5mm上. した状態での被圧変位量を犬腔骨と同様の条件下で計測 した。 Fixtureの固定は,痩準禍度に練和した起硬石膏(フ. 方の計測用上部構造の左右的中央とし(図8 -(a)),垂直 荷重の場合には,計測用上部構造上面のインプラントの 中心線の通る点とした(図8 -(b))< なお,これらの荷重 点には荷重時の荷重針の移動を防止するために,直径1 mmのディンプルを付与した。. ジロック,而至歯科工業社製)中にFixture上面を石膏 面に-致させて埋没して行ない,さらにFixtureを含 む石膏ブロックは万力によって固定した(図9)。 また,接合部の力学的性寛は,接合部を構成する要 秦,すなわちAbutment, Abutment screwおよび. 荷重は手圧によるが,荷重室が荷重時間の増加に伴い 直線的に増加するよう注意し,荷重時間は約3秒,最大 荷重量は2000gとした。. Fixtureの製作精度によって変化する可能性がある。. また,水平荷重の場合には,荷重方向は歴骨の長軸方 向および腔骨の長軸に対して直交方向とし,それぞれの 正方向と逆方向について行なった。 また,荷重回数はそれぞれの方向に対して10回とした が,荷重と荷重との時間的間隔はおおむね2秒とした。 2-3-2 変位計測点の位置 計測点は,計測用上部構造上にシアノアクリレート系 瞬間接着剤(アロンアルファ,東亜合成化学社製)によっ て貼りつけた厚さ1 mmのガラス板上に設定した。 まず,水平方向の荷重による変位の計測点は,天然小 臼歯の唆頭頂の位置23)に相当するFixture上線より上. Fig. 9 The experimental solid bone model 124.
(8) 125. 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992). a2 /. ft. 2 - 3 * 5 Fixtureの被圧変位量および回転中心の算. C2▲. 出. T. 水平荷重時におけるFixture自体の変位量の算出に. 10 m m a ij. bl. あたっては, Osseointegrated implantの構造上の特 徴から,ネジ構造を介したAbutment部に被圧変位が. C1. 生じるために,その被圧変位量を,計測用上部構造の被. ゴ. B. A. ll m m. 圧変位室から差し引いた数値を, Fixtureを含むすべて. 10 m m. らえたFixtureの被圧変位量と定義した。. の構成要素が剛体であると仮定した場合の上部構造でと また,水平荷重による被圧変位については上下2個の 計測点の被圧変位量から幾何学的な回転中,L、の上下的位 置を算出した(図10)。. C3. a i : Displacement at lower measuring point. III 実 験 浩 果. a 2 : Displacement at upper measuring point. 1実験A Osseointegrated implantの周囲骨組. b ! : Displacement at lower measuring point in solid bone model. 闇5Ei摘mm i 1-1 X線所見. b 2 : Displacement at upper measuring- point in solid bone model. 1 -1 -1骨の断面の所見とFixtureの埋入位置 本実験で用いた犬の腔骨の断面は,外層が厚径1. 54.0mmのほぼ円環状を示す敏密骨層からなり,その内. c ! : Displacement of Fixture at lower measuring point c 2 : Displacement of Fixture at upper measuring point. 側には部位差ならびに固体差が著しく異なる海綿骨層が. c 3 : Displacement of Fixture tip. 存在し,そのさらに内層は骨髄腔であった。 各被験群におけるFixture埋人骨の内部構造を概説 すると,まず,被験群1の鷹骨については, Fixtureを 埋大した範囲内では,断面形態の部位差は少なかった,. A ; Rotation center of superstructure B ; Rotation center of superstructure in solid bone model C・Rotation. center. 10a, alZ ̄a. of. Fixture. 911 閲 L. c1-a. C2-Ci. すなわちその直径はほぼ20mm,皮覚を形成する敏密骨 薯の厚径は厚い部分で4mm,薄い部分で3mmを示し た。また, Ⅹ線写まで推測しうる海綿骨は,敏密骨層の 内壁に沿って薄く存在するが,その厚径は0-2mm程 度にすぎず,それより内部には骨組織はほとんど存在し なかった。 っぎに,被験群2および3の鷹骨は,同一固体の左胸 と右胸であるが,その断面形態に左右差は認められず,. ll. c2-a2-b. 10c C -. 10bi b2-bi. -11 C3-. Ci(lO-C) ll+C. Fig.10 Analyzing method of displaceabihty in horizontal loading. その直径はほぼ15mmであった。しかしながら,部位に より皮宴を形成する敏密骨層とその内側に存在する海綿 骨層の厚径に差異が認められる。 ここで, Fixtureの埋入部位であるが,おおよそFix-. そのため,被験対象には, 1個のFixtureに対して 任意に選択したA, B2個のAbutmentおよびa, b. ture Aが腔骨の中央付近に位置し, Fixture Fはこれ より約70mm遠心方向に位置し,骨頭部までの距離はほ ぼ30mmである。したがって,骨頭部に近いFixture F. 2個のAbutment screwを用いて,その組み合わせを 変えることにより, 4通りの組み合わせの条件について 検討を行なった。. では皮覚を形成する敏密骨葉の厚径は1. 5-2. 0mmを示 し,海綿骨は纏密骨内壁から中心近くまで存在した.こ れに対してFixture Aの存在する中央部では,皮薯碁 形成する敏密骨質の厚径は2. 0-3. 0mmを示すが,海綿. さらに,荷重方向による差異の有無を検定するため に,同一荷重方向について正方向の荷重と逆方向の荷重 を行なった。. 125.
(9) 126. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持 Fig. ll Radiographical findings. naゥ. ll-a). Group 1 Fixture A. Group 2 Fixture A. ll-(b). LfBI田. Group 1 Fixture B. Group 2 Fixture B. 円iBQ. ll-(I). Group 1 Fixture C. Group 2 Fixture C. ll-(d). ifBtf. Group 1 Fixture I⊃. Group 2 Fixture I). ll-e. ll-k). Group 1 Fixture E. Group 2 Fixture E. 日当nE. ll-(f). Group 1 Fixture F. Group 2 Fixture F -126. ll-柄 Group 3 Fixture A. ll-(n). Group 3 Fixture B. ll-o). Group 3 Fixture C. ll-p Group 3 Fixture D. ll-(Q) Group 3 Fixture E. ll-(r). Group 3 Fixture F.
(10) 127. 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992). 骨は纏密骨内壁から2.0-3.0mmにすぎず,それより内 1・1・2 Fixture周囲の所見 部は骨組織がほとんど存在しない骨髄腔であった〇 本実験で待られたそれぞれのFixtureとその周囲骨 なお,これらのFixtureの間に存在するFixture 組織のⅩ線写真を図Il(a)-(r)に,これらの所見をFixl, C, DおよびEの各部についてはこれらの中間的な tureの左側とFixtureの右側について観察した結果を 断面形態を呈することが認められた。 表1に示す。. Table 1 Length of bone contact Table 1- Ka)Group 1. (Unit : mm) F ix tu re (F ix tu re len g th ) O b served. C o n ta ctin g b on e. B (10). A (10. D (10. C 10. E 10. F 10. p a rt. U pp er. L. R. L. R. L. R. L. R. L. R. L. R. C om p a ct b o n e. 3.0. 3.0. 2.3. 3.8. 3.5. 3. 5. 2.5. 2. 5. 0.3. 2.8. 1.3. 2.5. S po n g iou s b on e. 1.0. 1.0. 2.0. 0.3. 0.5. 1.0. 2.0. 1.5. 2.8. 1.3. 3.0. 1.5. m a rg in of F ix tu re F ix tu re tip. C o m p a ct bo n e. *. *. *. *. *. *. *. *. *. *. *. *. S p on gio u s b o ne. *. *. *. *. *. *. *. *. *. *. *. *. No contact. Table 1- (b) Group 2 (Unit : mm) F ix tur e (F ix tu re len g th ) O b served. C o ntactin g bo n e. B (10). A (13. C (7〉. E 10. D (7. p art. F Q3. L. R. L. R. L. R. L. R. L. R. L. R. U p p er. C o m p act b on e. 2. 5. 2.0. 2.0. 1.0. 1.8. 2.0. 0.8. 1.0. 工0. 0.5. 0.5. 2. 0. m arg in of F ix tu re. Sp o n g io u s b o n e. 1.5. 2.0. 0.8. 2. 0. 1.5. 2.0. 3.0. 3.0. 4.0. 4.0. 5.5. 3.5. F ix tu re. C o m p act b on e. 3.0. 1.0. 0.3. *. *. *. *. *. *. 0.8. *. tip. S po n giou s b on e. 1.0. 2.5. 0.7. 0.3. *. *. *. *. 1.0. 4.0. 4.0. * 5.0. * : No contact. Table 1- (c)Group 3 (Unit : mm) F ix tu re (F ix tu re len gth ) O b served. C on ta ctin g b on e. A (7. C (10〉. B (7. D 10. pa rt. F 10. E 10. L. R. L. R. L. R. L. R. L. R. L. R. U pp er. C om p a ct b o n e. 1.0. 3.5. 0.5. 3.5. 2.3. 1.7. 2. 5. 2. 5. 0.3. 0.3. 0.5. 0.5. m a rg in of F ix tu re. S po n g iou s b on e. 2.0. *. 1.5. *. 2.5. 2.0. 2.5. 2.0. 3.5. 4. 0. 3.8. 4.0. F ix tu re. C o m p a ct b o n e. *. *. 3.5. *. *. *. *. *. *. *. *. tip. S p on g iou s b o n e. *. *. *. *. *. *. *. 3.0. 3.0. 3.0. 5.0. 3.5 *. * : No contact -127.
(11) 128. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. 1) Fixture骨縁部の所見. があり, Fixture EおよびFでは, Fixtureの左側は敏. (1)擦密骨との接触範囲. 密骨に接触している部分を除いてほぼ全面が海綿骨に接 触していた。. まず,被験群1については, FixtureA, CおよびD では, 3.0mm程度の範囲が敏密骨に接し, Fixtureの. 2) Fixture先端部の所見. 左側と右側とに差は認められなかった。. (1)敏密骨との接触範囲. Fixture Bでは,敏密骨の接触範囲は左側で2.3. 表1に示すように,本実験で対照としたFixtureの. mm,右側で3.8mmと左右差が認められた。. うち,その先端部がⅩ線写真上で敏密骨に接触している. Fixture EおよびFでは,敏密骨の接触範囲に左右差. と判断されるFixtureは,被験群2のA, Bおよび. が認められるうえに,左側の廠密骨が, Fixture Eでは. F,ならびに被験群3のAおよびBである。. 0.3mm, Fixture Fでは1.3mmと薄かった。. まず,被験群2のAおよびFは,直径15mmの骨に対. つぎに,被験群2については, FixtureAおよびCで. して,長径13mmのFixtureを通用しているので,. は, 2.0mm程度の範囲が赦密骨に接し, Fixtureの左. Fixture先端は,対向する敏密骨に達していた。しかし. 側と右側とに接触範囲の差はほとんど認められなかっ た。. ながら, Fixture F先端部周囲骨は, Fixture左側の一 部を除いて, Ⅹ線透過性の高い多孔宴の骨組織に再形成 されていた。. Fixture Bでは,敏密骨の接触範囲は左側で2. 0mm, 右側で1. 0mmと差が認められ,右側の敏密骨が薄かっ た。. つぎに,被験群2のBは, Fixtureがやや左寄りに埋 入されているために, Fixture先席の左の隅角部が敏密 骨に接していた。. Fixture DおよびEでは,左右側とも接触する敏密骨 が0. 5-1. 0mmと薄かった。 Fixture Fでは,敏密骨の接触範囲は左側で0. 5mm,. さらに,被験群3のAおよびBは, Fixtureが著しく 右側に寄せられて埋入されているために,先端を含め. 右側で2. 0mmと差が認められ,左側の敏密骨が薄かっ た。. Fixtureの右側全体が敏密骨に接していた。 (2)海綿骨との接触範囲. さらに,被験群3については, FixtureAおよびBで. まず,先端部が敏密骨に接している被験群2のA,. は,左側に接触する敏密骨がそれぞれ1. 0mm, 0. 5mm. BおよびF,ならびに被験群3のAおよびBのうち,. と薄く,右側はFixture全面が敏密骨に接触してい m. Fixtureの右側全体が敏密骨に接触している被験群3の. Fixture CおよびDでは, Fixtureの左側と右側とに. AおよびBを除くFixtureの先端付近は,海綿骨にも接 触していた。また,このうち被験群2のFでは,Fixture. 接触範囲の差はほとんど認められず,敏密骨の厚みは1. 7 -2. 5mmと中等度であった。. 埋人位竃が骨端部に近いため,海綿骨の接触範囲はFix-. Fixture EおよびFでは,左右側とも接触する敏密骨 が0. 3-0. 5mmと薄かった。. つぎに,先端部が敏密骨に接触せず海綿骨にのみ接触 しているFixtureは,被験群2のE,被験群3のE,F. tureのほぼ全面に及んでいた。. (2)海綿骨との接触範囲. であり,これらのFixtureはいずれもFixtureの埋入. まず,被験群1については,海綿骨とFixtureとの. 位置が骨席部に近いため,海綿骨の接触範囲はFixture. 接触は,敏密骨層の下層に0. 3-3. 0mmの範園で認めら. のほぼ全面に及んでいた。. れ, Fixture Bの右側, Fixture Cの左側では,それぞ. 1・2 組織所見. れ0.3-0.5mmと少なく, Fixture EおよびFの左側で. 1・2・1 Fixtureと周囲骨組織との接触状態. は,それぞれ2.8mm, 3.0mmと多く認められた。. 本実験で対照としたFixtureとその周囲骨組織の界. つぎに,被験群2については,海綿骨とFixtureと. 面では,すべての例において, Fixtureと骨組織が直接. の接触は, FixtureA, BおよびCでは, 0.8-2.0mm. 接触している像が観察され,埋大したFixtureはすべ. の範囲で認められ, FixtureD, E, Fと骨鳩に近づく. てOsseointegrationが獲得されていた(図12(a), (b))0 1-2-2 新生骨組織の所見. にしたがい,多くなる傾向が認められ, Fixture Eおよ びFでは, Fixtureの左側は敏密骨に接触している部分 を除いてはほぼ全面が海綿骨に接触していた。 さらに,被験群3については,被験群2と同様の傾向. 1)一般的所見 Fixture周囲に新生された骨組織の所見を敏密骨層 内,海綿骨層内および骨髄腔内に分けて観察すると,ま 128-.
(12) 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992). 12- ×750. 12-a xlOO. I : Implant B : Bone Fig. 12 Histopathological findings of Fixture-bone interface. 13-(a) Finding of new bone(×250) 13-(b) Finding of existing bone(×250) I : Implant 0 : Osteon HL : Haversian lamellae IL : Interstitial lamellae Fig. 13 Histopathological findings in compact bone layer 129.
(13) 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. I : Implant : Spongious bone I : Implant M : Marrow cavity C : Compact bone M : Marrow cavity : Spongious bone Fig. 14 Histopathological findings in spong- Fig. 15 Histopathological findings in marious bone layer(× 40) row cavity( ×40). 16-(a) Group 2-Fixture C 16-(b) Group 2-Fixture E 16-(c) Group 2-Fixture E I : Implant C : Compact bone S : Spongious bone M : Marrow cavity Fig. 16 Special findings around upper margin of Fixture (×40) -130.
(14) 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992). 17-(a) Group 2-Fixture A 17-(b) Group 2-Fixture F I : Implant C : Compact bone S : Spongious bone M : Marrow cavity Fig. 17 Special findings around Fixture tip (×40). ず,敏密骨層内では,図13-(a)に示すようにFixture. に特徴的所見が観察されたのでそれを示す。 まず,図16-(a)は被験群2のFixture Cの右側の骨. の周囲500//m程度の範園に新生骨組織が認められるが, 図13-1に示すFixtureから離れた部分の敏密骨に認. 縁部の所見であり,図16-(b)は被験群1のFixture E. められるハバース層板,介在層板,内,外基礎層板など の構造は完成されておらず,無層板性の骨質の中にはハ. の左側の骨縁部の所jiであるO両者を比較すると,疲験. バース層板類似のオステオンであるとか吸収官,新生オ. の空洞が多く認められた。このような所見は,被験群1. ステオンなどを示唆する構造が認められた。. のFixture EおよびFの周囲に認められ,他のFixture 周囲には認められなかったo. つぎに,海綿骨層内では,太さ200,um程度の海綿骨梁. 群1のFixture E周囲の新生骨には,直径IOOfim程度. が認められ,この骨翼は, Fixtureから離れた部分の海. つぎに,図16-(c)は被験群3のFixture Eの左側の. 綿骨梁に比較して太く,その数も多い。また, Fixture. 骨縁部の所見であり,図16-(a)に示した被験群2のFix-. の凹陥部(ネジの谷部)には,敏密骨層内の新生骨組織と. ture Cと異なり敏密骨との接触がほとんど認められな. 同様の骨組織が充満し, Fixtureとの接触が認められた. い。このような所見は,被験群2のFixture D, Eお. (図14)。. よびF,ならびに被験群3のFixture EおよびFに特. さらに,骨髄腔内では,骨組織はほとんど認められ. 徴的に認められた。. ず, Fixture表面は大部分が骨組織と接しない状態にな. さらに,図17-(a)は被験群2のFixture Aの右側の. るが, Fixtureの凹陥部の最深部に無構造の新生骨組織. 先塊部の所見であり,図17-(b)は被験群2のFixture. が形成されている状態が多く認められた(図15)。. Fの右側の先端部の所見である。両Fixtureはほぼ同. 2)特徴的所見. じ位置的条件で埋入されたが, Fixture A先端部では敏. Fixture周囲骨の新生状態は,基本的にはすべての Fixtureとも前項のとおりであるが, -部のFixture ∼131. 密骨が, Fixture F先端部では海綿骨が新生していた。.
(15) 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. 132. 2 実敢B Osseointegrated implantの被圧変位. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 54.8±3.0. 2・1上部構造の被圧変位. fim, 58.8±3.2#m, 56.8±3.Ofim, 60.0±3.0/im,. 2-1-1水平荷重による披圧変位. 71.2±4.8fimおよび91.6±5.8#mを示した。また,その. 1)被圧変位特性. 逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は, Fixture. 実験方法の項に述べたように,本実験では,合計18個. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 58.8. のFixtureにネジ止めした計測用上部構造の被圧変位. ±2.0//m. 62.0±3.2jum, 55.6±3.2pm, 58.0±2.0. 量の計測を行なったが,それらの結果の一例としてオシ. 〃m, 66.4±4.0〃mおよび85.2±4.0〃mを示した。さら. ログラム上に記録された荷重量と変位量を示す(図18)。. に,骨の長軸に一致する正方向の2000g荷重時の上部計. この図に見られるように,荷重量と変位量はほぼ直線. 測点の変位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびF. 的に増大し,しかも,荷重除去後のクリープは認められ. のそれぞれが, 59.6±1.2〃m, 63.6±4.8〃m, 64.7±. ないが.この現象はすべてのFixtureについて認めら. 5.6//m, 50.0±1.20m, 62.0±1.6/zmおよび67.6±2.0. れた。. 〃mを示した。また,その逆方向の2000g荷重時の同計. さらに,このオシログラム上に記録された荷重量と変. 測点の変櫨量は, FixtureA, B, C, D, EおよびF. 位量を読み取ってグラフ化したものが図19であるo この. のそれぞれが, 51.6±1.2〃m, 64.4±1.2メJm, 47.2±. 代表例は,披験群1のFixture Aに対して歴骨の長軸. 1.2fim, 53.2±1.20m, 60.0±4.0//mおよび94.0±2.8. に直交する正方向の荷重を与えたときの変位量であり,. 〃mを示した。. 図に示すように,荷重量500g, 1000g, 1500gおよび. 一方,下部計測点における骨の長軸に直交する正方向. 2000gの時の変位量は,上部計測点でそれぞれ13. 5±. の2000g荷重時の変位量は, FixtureA, B, C, D,. 1.50m. 27.8±2.20m, 42.1±2.8/zmおよび54.8±3.0. EおよびFのそれぞれが, 28.4±1.60m, 31.0±0.8. FLmを示し,下部計測点でそれぞれ7. 4±0. 6//m, 15. 0±. nm, 31.2±1.8m, 33.8±2.1fim, 40.4±3.2fimおよ. 0.8/mi, 21.0±1. 1/zmおよび28.4±1.60mを示し,きわ. び52.0±3.7〃mを示した。また,その逆方向の2000g荷. めて高い直線性を示した。このような直線比例の関係. 重時の同計測点の変位量は, Fixture A, B, C,. は,他のすべての組み合わせにおいても認められ,荷重. D, EおよびFのそれぞれが, 30.4±1.6/zm, 32.0±. 量に対応して変位量がほぼ直線的に増大することが確認. 1.4//m, 31.0±2.0/J.m, 32.0±2.6/zm, 37.0±2.9/J.mお. しえた(付表)。. よび47.8±2.awnを示したO さらに,骨の長軸に-致す. 2)被圧変位畳 用上部構造への2000 g水平荷重時における計測点の変位 量を示す。 まず,被験群1においては,骨の長軸に直交する正方 向の2000g荷重時の上部計測点の変位量は, Fixture. 仰o coo Lo Oo -o ^tCOCMH. }uaui90mdsi(T. 表2に18個すべてのFixtureに連結・固定した計測. : Upper measuring point Lower measuring point 辛. placem entfe g low er m easuring point. m m II ¥m. n. l. ] :ⅠI,I. L IL. 主邑Fi・ Fig. 19 Displaceability of superstructure. Fig. 18 An oscillogram of displacement during. under horizontal loading. loading 132.
(16) 133. 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992) Table 2 Amount of displacements of superstructure under horizontal loading of 2000g. (Unit : 〃m). D ir e c tio n o f lo a d in g G ro u p. F ix tu r e. M e a s u r in g. 1. 2. 3. 4. M e a n アS .D .. M e a n アS .D .. M e a n ±S .D .. M e a n ±S .D .. U p p er. 5 4. 8 ±3. 0. 5 8 . 8 ±2 . 0. 5 9 . 6 ±1 . 2. 5 上 6 ±上 2. L ow er. 3. 4 ±1 . 6. 3 0. 4 ±1. 6. 3 2 . 2 ±0 . 6. 3. 1 ±0 . 8. U p p er. 5 8 . 8 ±3 . 2. 2. 0 ±3. 2. 6 3. 6 ±4 . 8. 6 4 . 4 ±1 . 2. L ow er. 3 1 . 0 ±0 . 8. 3 2 . 0 ±1 . 4. 3 4. 2 ±2 . 8. 3 4 . 7 ±0 . 4. U pp er. 5 6 . 8 ±3 . 0. 5 5 . 6 ±3 . 2. 6 4. 7 ±5. 6. 4 7. 2 ± 1. 2. L ow er. 3 1. 2 ±1 . 8. 3 1 . 0 ±2 . 0. 3 5 . 2 ±3. 0. 2 5. 2 ±0 . 6. U pp er. 6 0 . 0 ±3 . 0. 5 8 . 0 ±2 . 0. 5 0 . 0 ±1 . 2. 5 3. 2 ±1. 2. L o w er. 3 3 . 8 ±2 . 1. 3 2 . 0 ±2 . 6. 2 7 . 9 ±0 . 6. 3. 4 ±0 .8. U p per. 7 1. 2 ±4 . 8. 6 6 . 4 ±4 . 0. 6 2 . 0 ±1 . 6. 6 0 . 0 ±4 . 0. L o w er. 4 0. 4 ±3 . 2. 3 7. 0 ±2 . 9. 3 3 . 0 ±0 . 6. 3 3 . 2 ±2 . 0. U p p er. 9 1 . 6 ±5. 8. 8 5. 2 ±4 . 0. 6 7 . 6 ±2 . 0. 9 4 . 0 ±2 . 8. L o w er. 5 2 . 0 ±3 . 7. 4 7. 8 ±2 . 8. 3 7. 0 ± 1. 0. 5 1 . 2 ±1 . 4. U p p er. 2 8 . 9 ±1 . 4. 2 9. 2 ±1. 4. 2 7. 8 ±1. 9. 3 0 . 5 ±1 . 6. L ow er. 1 5 . 0 ±1 . 2. 1 5 . 4 ±2 . 0. 1 5. 4 ±1. 0. 16 . 1 ± 1. 2. U pp er. 3 1 . 8 ±1 . 6. 3 5 . 0 ±1 . 8. 3 0 . 0 ±0. 7. 3 5 . 0 ±0 . 7. L ow er. 16 . 5 ±1 . 3. 1 8 . 0 ±1 . 2. 1 5 . 8 ±0. 3. 1 7. 6 ±0 . 3. U p per. 4 6 . 9 ±2 . 6. 4 5 . 6 ±3 . 4. 3. 3 ±2 . 5. 46 . 3 ±3 . 4. L ow er. 2 5 . 4 ±0 . 3. 2 5 . 4 ±1 . 7. 2 3 . 0 ±1 . 4. 2 3. 3 ±1. 0. U p per. 6 9. 2 ±0 . 6. 6 6 . 6 ±3 . 3. 6 0 . 9 ±3 . 1. 6 0 . 9 ±1. 9. L o w er. 3 7. 3 ±2 . 6. 3 7 . 3 ±0 . 9. 3 1 . 8 ±1 . 7. 3 2 . 3 ±1 . 8. U p p er. 4 6. 4 ±0 . 9. 3. 6 ±2 . 9. 3 5 . 3 ±1 . 6. 3 6 . 7 ±1 . 4. L o w er. 2 4. 3 ±1. 5. 2 4 . 7 ±1. 2. 18 . 3 ±1 . 5. 1 9 . 6 ±1 . 0. U p p er. 3. 4 ±3 . 0. 5 1. 5 ±1. 7. 37 . 3 ±2 . 1. 4 5 . 6 ±1 . 1. L ow er. 2 3 . 7 ±2 . 1. 2 5 . 5 ±2. 0. 20 . 0 ± 1. 5. 2 3 . 3 ±0 . 7. U pp er L ow er. 3 7 . 0 ±1 . 5. 3 9 . 5 ±1 .8 2 1 . 7 ±上 2. 3 2. 3 ±0 . 9 1 8. 0 ±0. 6. 3 2 . 3 ± 1. 2. 2 0 . 7 ±0 . 6. U pp er. 3 5 . 3 ±0 . 6. 3 9 . 8 ±2 . 1. 2 8 . 0 ±1. 8. 2 7. 3 ±1. 5. L ow er. 18 . 9 ±0 . 9. 19 . 8 ±1 . 5. 1 5 . 3 ±0 . 6. 1 6. 0 ±0. 9. U p per. 4 5 . 3 ± 1. 5. 4 9. 5 ±3 . 3. 2 4 . 0 ±1. 2. 4 5 . 3 ±2 . 0 2 4 . 0 ±工 2. 5 0 . 0 ±3 . 3. L o w er. 2 8 . 0 ±2 . 4. 2 7. 7 ±2 . 1. U p per. 5 8. 0 ±2 . 9 3 2. 7 ±上5. 74 . 8 ±2 . 7. 5 0 . 7 ±3 . 7. 4 6 . 7 ±2 .8. L o w er. 4 1. 0 ± 上5. 2 9 . 0 ±2 . 3. 2 6 . 7 ±1 . 8. U p p er. 4 4 . 3 ±1 . 5. 3. 0 ±3 . 3. 4 1. 3 ± 1. 5. 4 3 . 7 ±3 . 2. L ow er. 2 5 . 0 ±1 . 2. 2 8. 7 ±1. 5. 2 2 . 3 ± 工5. 2 3 . 7 ±1 . 5. U p p er. 3 9 . 8 ±0 . 6. 4 5 . 7 ±3. 9. 3 5. 7 ±0 . 3. 3. 0 ±2 . 3. L ow er. 2 3 . 0 ±0 . 6. 2 5 . 7 ±2 . 3. 1 8. 9 ±0. 6. 2 0 . 3 ±1 . 5. p o in t. A. B. C G rou p 1 D. E. F. A. B. C G rou p 2 D. E. F. A. B. C G rou p 3 D. E. F. 1 : Transversal section of shin bone (push) 2 : Transversal section of shin bone (pull) 3 : Longitudinal section of shin bone (push) 4 : Longitudinal section of shin bone (pull). 133-. 1 7. 0 ± 1. 4.
(17) 134. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. る正方向の2000 g荷重時の下部計測点の変位室は, Fix-. 方向の2000 g荷重時の上部計測点の変位量は, Fixture. ture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 32.2. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 37.0±1.5. ±0.Qfim, 34.2±2.8fim, 35.2±3.OjE/m, 27.9±0.6. (Jim., 35.3±0.6/zm, 45.3±1.50m, 58.0±2.9//m,. fim, 33.0±0.6^mおよび37.0±1.00mを示した。ま. 44.3±1.5^mおよび39.8±0.6//mを示したO また,その. た,その逆方向の2000 g荷重時の同計測点の変位室は,. 逆方向の2000 g荷重時の同計測点の変位量は, Fixture. Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが,. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 39.5±1.8. 28.1±0.8//m, 34.7±0.Afim, 25.2±0.6//m, 28.4±. #m, ±2.1fim, 45.3±2.0/im, 74.8±2.Ifim,. 0. 8/zm, 33. 2±2. Ojt/mおよび51. 2±1. Afimを示した。. 3.0±3.3〃mおよび45.7±3.9〃mを示した。さらに,骨. つぎに,被験群2においては,骨の長軸に直交する正. の長軸に一致する正方向の2000 g荷重時の上部計測点の. 方向の2000 g荷重時の上部計測点の変位量は, Fixture. 変位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれ. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 28.9±1.4. ぞれが, 32.3±0.9fim, 28.0±1.8/zm, 50.0±3.Zfim,. 〃m, 31.8±1.6〃m, 46.9±2.6〝m, 12±0.6〃m,. 50.7±3.7〃m, 41.3±1.5〃mおよび35.7±0.3〃mを示し. 46.4±0.9〃mおよび46.4±3.0〃mを示した。また,その 逆方向の2000 g荷重時の同計測点の変位室は, Fixture. た。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位 室は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞ. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 29.2±1.4. れが, 32.3±1.2fim, 27.3±1.5//m, 49.5±3.Zfim,. 〃m, 35.0±1.8〝m, 45.6±3.4〃m, 66.6±3.3〃m,. 3.7±2.8〃m, 43.7±3.2〃mおよび3.0±2.3を示し た。. 3.6±2.fyォnおよび51.5±1.7Aォnを示したo さらに,骨 の長軸に一致する正方向の2000 g荷重時の上部計測点の 変位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれ. 一方,下部計測点における骨の長軸に産交する正方向 の2000g荷重時の変位室は, FixtureA, B, C, D,. ぞれが, 27.8±1.9〝m, 30.0±0.7〃m, 3.3±2.5〃m,. EおよびFのそれぞれが, 20.7±0.6/zm, 18.9±0.9. 60. 9±3. 1//m, 35. 3±1.6/imおよび37.3±2. 1//mを示し. 〃m, 24.0±1.2〃m, 32.7±1.5〃m, 25.0±1.2〃mおよ. た。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位. び23.0±0.6^mを示した。また,その逆方向の2000g荷 重時の同計測点の変位室は, FixtureA, B, C, D,. 量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞれ が, 30.5±1.60m, 35.0±0.70m, 46.3±3.4//m,. EおよびFのそれぞれが, 21.7±1.2//m, 19.8±1.5. 60.9±1.9〃m, 36.7±1.4〃mおよび45.6±1. 1〃mを示し た。. urn, 24.0±1.2am, 41.0±1.5/zm, 28.7±1.5^mおよ. 一方,下部計測点における骨の封由に直交する正方向 の2000g荷重時の変位室は, FixtureA, B, C, D,. 正方向の2000g荷重時の下部計測点の変位量は, Fix-. び25.7±2.3//mを示したoさらに,骨の長軸に一致する ture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 18.0. EおよびFのそれぞれが, 15.0±1.2〃m, 16.5±1.3. ±0.6〃m, 15.3±0.6〃m, 10±2.4〃m, 29.0±2.3. lira, 25.4±0.3/im, 37.3±2.Own, 24.3±1.5//mおよ. (im, 22.3±1.5fimおよび18.9±0.6/zmを示したO ま. び23.7±2. 1〝mを示した。また,その逆方向の2000g荷 重時の同計測点の変位室は, FixtureA, B, C, D,. た,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが,. EおよびFのそれぞれが, 15.4±2.0〃m, 18.0±1.2. 17.0±工4〃m, 16.0±0.9〃m, 27.7±2.l〟m, 26.7±. //m, 25.4±1.7/zm, 37.3±0.9fim, 24.7±1.2fimおよ. 1. 8/ォn, 23. 7±1. 5vmおよび20. 3±1. bfimを示した。. び25.5±2.QMnを示した。さらに,骨の長軸に一致する. 以上に述べたように, 2000g水平荷重時における変位. 正方向の2000 g荷重時の下部計測点の変位量は, Fix-. 量は,上部計測点では,最小値27.3〃m,最大値94.0. ture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 15.4. 〃m,平均値49.8±14.8〃mを示し,また,下部計測点で. ±1.0〃m, 15.8±0.3〃m, 23.0±1.4〃m, 31.8±1.7. は,最小値15.0//m,鼻大値52.0m,平均値27.0±8.4. fim, 18.3±1.5/umおよび20.0±1.5//mを示した。ま. 〃mを示し,被験体問に著しい差異が認められた。しか. た,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位室は,. しながら,同一被験体においては,荷重方向が変化して. Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが,. もその変位量に大きな差巽を生じない傾向が認められ た。. 16.1±1.20m, 17.6±0.3m, 23.3±1.0//m, 32.3±. 3)回転中心の上下的位置. 1. 8;wn, 19. 6±1. Ofimおよび23. 3±0. Ifimを示した。 さらに,被験群3においては,骨の長軸に直交する正. 上部計測点と下部計測点のそれぞれの被圧変位室を基 134 --.
(18) 135. 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992) に, 2000g荷重時における計測用上部構造の回転中心の 上下的位置を算出した結果は表3に示すとおりである。 まず,披験群1における骨の長軸に直交する正方向の 2000g荷重時の回転中心の上下的位置は, Fixture A, !, C, D, EおよびFのそれぞれがFixture上縁よ. Table 3 Vertical positions of rotation center of superstructure under horizontal loading of 2000g (Unit : mm) D ir e c tio n o f lo a d in g G rou p. り0.2mm上方, 0.2mm下方, 1.2mm下方, 1.9mm下 方, 2.lmm下方および2.lmm下方を示した。また,そ. 1. の逆方向の2000 g荷重時のE]転中心の上下的位置は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, Fixture上縁より0.3mm上方, 0.3mm上方, 1.6mm. 重時の回転中心の上下的位置は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれがFixture上縁より0.7mm 下方, 0.6mm下五1.0mm下方, 1.6mm下方, 0.4 mm下方および1.lmm下方を示した。また,その逆方. 縁より0.2mm上方, 0.2mm上方, 0.8mm下方, 0.7. 4. A. 0.2. 0. 3. 0. 7. 1.0. B. 0.2. 一0 . 3. 0.6. 0.7. C. 1. 2. 1.6. 1.0. 0.5. D. 1. 9. 1. 3. 1.6. 0.5. E. 2. 1. 1. 6. 0.4. 1. 4. F. 2.1. 1. 7. 1. 1. 1. 0. A. - 0.2. 0. 2. 1. 4. 0.2. B. 】0 . 2. 0. 1. - 0. 9. C. 0.8. 1.6. 1.9. 】0. 9. D. 0.7. 1.7. 0.1. 】0. 3. E. 0.0. - 0.7. 0.2. 0.5. F. 】0 . 6. - 1. 2. 0.6. 蝣 0.6. A. 1. 7. 1. 2. 1. 6. 0.1. B. 0. 5. - 1. 1. 1. 0. 3.2. C. 0.3. 0. 3. 1. 7. 1. 7. D. 1.9. 1. 1. 2.4. 2.4. E. 2.0. 3.9. 0.7. 0. 9. F. 2.7. 1.9. 0.3. 0. 5. - o.. G rou p 3. 下方, 1.7mm下方, 0.7mm上方および1.2mm上方を 示した。さらに、骨の長軸に-致する正方向の2000g荷. : Above upper margin of Fixture - : Below upper margin of Fixture 1 : Transversal section of shin bone (push). 重時の回転中心の上下的位置は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞれがFixture上縁より1.4mm 下方, 0.1mm下方, 1.9mm上方, 0.lmm上方, 0.2 mm上方および0.6mm下方を示した。また,その逆方 向の2000g荷重時の回転中心の上下的位置は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれがFixture上. 3. G rou p 2. り1.0mm下方, 0.7mm下方, 0.5mm下方, 0.5mm下 方, 1.4mm下方および1.0mm下方を示した。 っぎに,被験群2における骨の長軸に直交する正方向 の2000 荷重時の回転中心の上下的位置は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれがFixture上 mm下方 0mmおよび0.6mm上方を示した。また, その逆方向の2000 g荷重時の回転中心の上下的位置は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, Fixture上縁より0.2mm下方, 0.4mm上方, 1.6mm. 2. G ro u p 1. 下方, 1.3mm下方, 1.6mm下方および1.7mm下方を 示したoさらに、骨の封由に一致する正方向の2000g荷. 向の2000g荷重時の回転中心の上下的位置は, Fixture A, B, CD,EおよびFのそれぞれがFixture上線よ. F ix tu r e. 2 : Transversal section of shin bone (pull) 3 : Longitudinal section of shin bone (push) 4 : Longitudinal section of shin bone (pull). は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれ が, Fixture上縁より1.2mm下方,工1mm上方, 0.3. 縁より0.2mm下方, 0.9mm上方, 0.9mm上方, 0.3 mm上方, 0. 5mm下方および0. 6mm上方を示した。 さらに,被験群3における骨の長軸に直交する正方向 の2000 荷重時の回転中心の上下的位着は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれがFixture上. mm下方, 1.lmm下方, 3.9mm下方および1.9mm下. 線より1.7mm下方, 0.5mm下方, 0.3mm下方, 1.9m m下方, 2.0mm下方および2.7mm下方を示した。ま た,その逆方向の2000g荷重時の回転中心の上下的位置. 0.7mm下方および0.3mm下方を示した。また,その逆. 方を示した。さらに,骨の長軸に一致する正方向の2000 g荷重時の回転*心の上下的位置は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれがFixture上縁より1.6 mm下方, 1.0mm下方, 1.7mm下方, 2.4mm下方, 方向の2000 荷重時の回転中心の上下的櫨置は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞれがFixtur 135-.
(19) 136. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. 上縁より0.lmm下方, 3.2mm下方, 1.7mm下方, 2.4. および2000gの時の変位室はそれぞれが上部計測点で. mm下方, 0. 9mm下方および0. 5mm下方を示した。. 7・2±O.ac/m, 13.2±0.5/im, 20.6±0.1/imおよび27.3. 以上に述べたように, 2000g水平荷重時における回転. ±1.0〃mを示し,下部計測点で3.4±0.2〃m, 7.1±0.3. 中心の上下的位置は, Fixture上線より1. 9mm上方か. 〃m, 10.4±0.4〃mおよび14.4±0.5〃mを示し,荷重量. ら3.9mm下方の範囲にあり,平均値は0.8±1.0mm下. の増加に対する変位室の増加特性にきわめて高い直線性. 方を示す。すなわち,この時の回転中心の上下的位置. が認められた。また,このような直線比例の関係は,他 のすべての組み合わせにおいても認められた(表5).. は, Fixture骨縁部付近にあり,被験体および荷重方向 が変化してもその位置に大きな差異を生じない傾向が認 められた。. 2-2-2 被圧変位室 実験方法の項で述べた,合計8種類の計測条件におけ. 2-1-2 垂直荷重による被圧変位. る被圧変位量を表5に示す。. 1)被圧変位特性. この表に見られるように,正方向の2000g荷重時には. 本実験で垂直荷重時の変位室を計測した全披験例につ. 上部計測点の変位室は, Abutment AをAbutment. いて荷重量の増加に伴う近位計測点における変位室の増. screw aによってネジ止めした場合, Abutment Aを. 加傾向を図20に示すが,水平荷重時と異なりそれらに一. Abutment screw bによってネジ止めした場合,. 定の傾向は認められなかった。 2)被圧変位妄. Abutment BをAbutment screw aによってネジ止め した場合およびAbutment BをAbutment screw b. 2000g垂直荷重時における変位室は,表4に示すとお. によってネジ止めした場合のそれぞれが27. 3±1. 0/zm,. り, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞれが 近位計測点で0.5〃m, 0.6〃m, 0.5〃m, 0.3〃m, 1.0,〃m. 23. 7±1.8//m, 28.8±1.2fimおよび25.8±0.6/zmを示 し,きわめて近似した数値であった。. および0.9〃mを示し,遠位計測点で1.0〃m, 1. 1〃m, 1.4. また,逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は,. fj-m, 1.6fim, 1.0//mおよびl.3mを示した。. Abutment AをAbutment screw aによってネジ止め. 2・2 構造上の特徴に蓋づく被圧変位. した場合, Abutment AをAbutment screw bによっ. 2-2-1被圧変位特性. てネジ止めした場合, Abutment BをAbutment. Abutment AとAbutment screw aとの組み合わせ. screw aによってネジ止めした場合およびAbutment. で,正方向の荷重を与えた場合の変位室を代表例として. BをAbutment screw bによってネジ止めした場合の. 図21に示すが,この時の荷重量500g, 1000g, 1500g. それぞれが29.2±1.8,wn, 27.9±0.6/zm, 25.3±1.Own. c ォ o. 〃︹. Table 4 Amount of displacements under vertical loading. i n 蝣 * c o ( M. juauiaDBjdsiQ. (Unit : 〃m). F ix tu r e. p o in t A. B. C ●-一一一● ▲ ▲ 二 ‡  ̄ ̄「 (>・--・ll0 企I-・-受i n一一ll・○. Fixture A Fixture B Fixture C Fixture D Fixture E Fixture F. D. E. F. Fig. 20 Displaceability under vertical loading136. A m o u n t o f lo a d in g. M e a s u rin g5 0 0g. l O O Of f. 1500g. Far. 0.3. 0.6. 0.8. 1. 0. N ea r. 0. 0. 0.0. 0.2. 0.5. F ar. 0. 0. 0. 2. 0.6. 1. 1. N e ar. 0.3. 0. 4. 0.5. 0.6. F ar. 0.1. 0.3. 0. 8. 1.4. N ea r. 0.4. 0.5. 0. 5. 0.5. Far. 0.0. 0.5. 1. 1. 1. 6. N ea r. 0. 2. 0. 3. 0.3. 0. 3. F ar. 0.0. 0. 0. 0. 5. 1.0. N e ar. 0.0. 0.0. 0.8. 1.0. Far. 0.0. 0.2. 0.7. 1. 3. N ea r. 0. 3. 0. 5. 0.7. 0.9. 2000g.
(20) 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992). 円ih. および26.9±1.4〃mを示し,正方向の荷重と同様にきわ 仰o too Lo Oo -o sfCOCM-. }uauia3B│dsiQ. めて近似した数値であった。 一方,下部計測点における正方向の2000g荷重時の変 位室は, Abutment AをAbutment screw aによって ネジ止めした場合, Abutment AをAbutment screw bによってネジ止めした場合, Abutment BをAbutmerit screw aによってネジ止めした場合およびAbutment BをAbutment screw bによってネジ止めした 場合のそれぞれが14.4±0.5〃m, 12.3±0.9〃m, 15.4± 0.7〃mおよび13.2±0.5〃mを示し,きわめて近似した数 値であった。 また,逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は, Abutment AをAbutment screw aによってネジ止め 0---- : Upper measuring point. した場合, Abutment AをAbutment screw bによっ. .--. : Lower measuring point. てネジ止めした場合, Abutment Bを Abutment. Fig. 21 Displaceabihty under horizontal loading in solid bone model. screw aによってネジ止めした場合およびAbutment BをAbutment screw bによってネジ止めした場合の それぞれが15.5±1.80m, 14.9±0.fyrni, 13.7±1.0/zm および14. 1±1.2〃mを示し,正方向の荷重と同様にきわ めて近似した数値であった。 このように, AbutmentとAbutment screwの組み. Table 5 Amount of displacements under horizontal loading in solid bone model. (Unit : 〃m) A bu tm en t and A bu tm e nt screw. A m o u n t o f lo a d in g D ir e c tio n o f lo a d in g. p u sh A. an d a p u ll. p u sh A. an d b p u ll. p u sh. M e a s u r in g 500g. lOOOg. 1 5 0 0g. 2 00 0 g. M e a n ±S .D .. M e a n ±S .D .. M e a n ± S .D .. M e a n ± S .D .. U p per. 7. 2 ± 0. 3. 13 . 2 ±0 . 5. 20.6 ±0.7. 27.3 ±1.0. L o w er. 3 . 4 ± 0. 2. 7. 1 ±0 . 3. 10 . 4 ± 0 . 4. 14.4 ±0.5. U p per. 7. 5 ± 0. 8. 14 . 2 ± 1. 0. 2 2 . 2 ± 1. 5. 29.2 ±1.8. L o w er. 3 . 5 ± 0. 5. 7. 7 ± 工 0. l l. 0 ± 1. 6. 15.5 ±1.8. U p per. 5. 8 ± 0. 5. l l. 7 ± 0. 7. 18 . 4 ± 1. 2. 23.7 ±1.8. L o w er. 3. 3 ± 0. 4. 6. 8 ± 0. 7. 9.9 ±0.7. 12 . 3 ± 0 . 9. U p per. 7. 7 ± 0. 4. 14 . 3 ± 0. 3. 2 1. 9 ± 0 . 4. 27.9 ±0.6. L o w er. 3 . 2 ± 0. 3. 7. 4 ± 0. 5. l l. 5 ± 0 . 6. 14 . 9 ± 0 . 8. U p per. 7 . 5 ± 0. 4. 1 4. 0 ± 0. 5. 22.6 ±0.7. 28.8 ±工 2. L o w er. 3 . 5 ± 0. 2. 7. 6 ± 0. 4. l l. 8 ± 0 . 4. 15 . 4 ± 0 . 7. U p pe r. 6 . 5 ± 0. 2. 1 2. 4 ± 0. 6. 1 9. 3 ± 0 . 8. 25.3 ±1.0. 6 . 9 ± 0. 6. 1 0. 8 ± 0 . 8. 13 . 7 ± 1 . 0. 1 9. 9 ± 0. 4. 25.8 ±0.6. p o in t. B and a p u ll. p u sh. L o w er. 3 . 5 ± 0. 2. U p p er. 6 . 8 ± 0. 3. 1 2.. ± 0. 4. L o w er. 3 . 1 ± 0. 2. 6 .4 ± 0. 2. 9. 4 ± 0. 4. 13 . 2 ± 0 . 5. U p p er. 6.2 ±0.3. 1 4 . 1 ± 0. 8. 2 0. 4 ± 1. 1. 26.9 ±1.4. L o w er. 3.5 ±0.3. 7 . 7 ± 0. 5. 1 0. 4 ± 0. 7. 1 4. 1 ± 1. 2. B and b p u ll. -137-.
(21) 138. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. 合わせおよび荷重方向が異なっても,それらの変位室が. Table 6 Vertical positions of rotation center. きわめて近似しているので, Osseointegrated implant. under horizontal loading of 2000g in solid bone model. の構造上の特徴に基づく変位量は,任意の構成要素を組. (Unit : mm). み合わせても,ほぼ一定値をとることが判明した。 A b u tm en t. したがって本実験では,代表値としてこれらの平均値. an d A b u tm en t screw. すなわち上部計測点では26.9±1.9〃m,下部計測点で. D irectio n o f lo a d in g p u sh. p u ll. an d a. 0. 2. 0.3. 前項で待た.それぞれの計測条件における上部計測点. A and b. - 0.2. 0.5. および下部計測点の変位室を基に, 2000g水平荷重時の. B and a. 0. 5. 0.8. 回転中心の上下的位竃を算出した結果は,表6に示すと. B an d b. 】0.5. 0.0. 14.2±工1〃mを採用することにした。. A. 2-2-3 回転中心の上下的位置. おり正方向の荷重時にAbutment AをAbutment - : Above upper margin of Fixture Below upper margin of Fixture. screw aによってネジ止めした場合, Abutment Aを Abutment screw b によってネジ止めした場合, Abutment BをAbutment screw aによってネジ止め. ぞれが,31.9m, 35. 1//m, 28.Ifim, 31. 1//m, 39.5[im. した場合およびAbutment BをAbutment screw bに. および58.3^mを示した。さらに,骨の長軸に一致する. よってネジ止めした場合のそれぞれがFixture上縁よ. 正方向の2000g荷重時の上部計測点の変位量は, Fix-. り0.2mm下方, 0.2mm上方, 0.5mm下方および0.5. ture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 32.7. mm上方を示し,逆方向の荷重時にAbutment Aを. 〃m, 36.7〃m, 37.9〃m, 23.1〃m, 35.1〃mおよび40.7. Abutment screw aによってネジ止めした場合,. 〃mを示した。また,その逆方向の2000g荷重時の同計. Abutment AをAbutment screw bによってネジ止め. 測点の変位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびF. した場合, Abutment BをAbutment screw aによっ. のそれぞれが, 24.Ifim, 37.5fim, 20.3//m, 26.3//m,. てネジ止めした場合およびAbutment BをAbutment. 33. 1〃mおよび67. 1〃mを示した。. screw b によってネジ止めした場合のそれぞれが. 一方,下部計測点における骨の長軸に直交する正方向. Fixture上縁より, 0.3mm下方, 0.5mm下方, 0.8. の2000g荷重時の変位量は, FixtureA, B, C, D,. mm下方およびOmmを示した。. EおよびFのそれぞれが, 14.2//m, 16.8/;m, 17.0. このように回転中心の上下的位置は, Fixture上縁よ り上方0. 5mmから下方0. 8mmの範囲に分布することが. //m, 19.6//m, 26.2//mおよび37.8//mを示した。また,. 認められた。これらの数値はいずれもきわめて近似して. Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが,. いるので,代表値として平均値を採用することにした. 16.2〃m, 17.8〃m, 16.8〃m, 17.8〃m, 22.8〃mおよび. が,その値は, Fixture上線より下方0.2±0.2mmとな. 33.6^/mを示した。さらに,骨の長軸に一致する正方向. り, FixtureとAbutmentとの接合部にきわめて近い ことが確認された。. の2000 g荷重時の下部計測点の変位室は, Fixture A,. その逆方向の2000 荷重時の同計測点の変位量は,. B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 18.Oum, 20.0. 2・3 Fixtureの被圧変位. fim, 21. lfim, 13. 7/im, 18.8//mおよび22.8//mを示し. 2-3-1 被圧変位室. た。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変位. Fixtureの変位量は,計測用上部構造の変位量から. 室は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞれ. Abutment部の変形により生じる変位量を差し引くこ. が, 13.9〃m, 20.5〃m, ll.0,〃m, 14.2〃m, 19.0〃mお. とによって算出した。算出結果は表7に示す。. よび37. 0/zmを示した。. まず,被験群1においては,骨の長軸に直交する正方. つぎに,被験群2においては,骨の長軸に直交する正. 向の2000g荷重時の上部計測点の変位量は, Fixture. 方向の2000 g荷重時の上部計測点の変位量は, Fixture. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 27.9〃m,. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが 2.0,〃m,. 31. 9//m, 29. 9/im, 33. 1/im, 44. 3//mおよび64. 7/zmを. 4. 9//m, 20. 0//m, 42. 3//m, 19. 5//mおよび19. 5//mを示 した。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変. 示した。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の 変位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれ. 位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞ 138一.
(22) 歯科学報 Vol. 92, No. 1 (1992) Table 7 Amount of displacements of Fixture under horizontal loading of 2000g. D irectio n o f lo ad in g G rou p. F ix tu re. M ea su rin g. 1. 2. 3. 4. po in t. A. B. C. M e an ±S .D .. M ea n ±S .D .. M ea n ±S .D .. M ean ±S .D .. U pp er. 2 7. 9 ±3.0. 3 1.9 ±2.0. 32.7 ±1.2. 24.7 ±工2. L ow er. 14.2 ±1.6. 16.2 ±1.6. 18.0 ±0.6. 13.9 ±0.8. U pp er. 3 1. 9 ±3.2. 35. 1±3.2. 36.7 ±4.8. 37.5 ±1.2. L o w er. 16.8 ±0.8. 17.8 ±工 4. 20.0 ±2.8. 20.5 ±0.4. U pp er. 2 9. 9 ±3.0. 28.7 ±3.2. 37.9 ±5.6. 20.3 ±1.2. L ow er. 17. 0 ±1.8. 16.8 ±2.0. 21.1 ±3.0. ll.0 ±0.6. U pp er. 3. 1 ±3.0. 3 1. 1±2.0. 23.1 ±1.2. 26.3 ±1.2. L ow er. 19. 6 ±2. 1. 17.8 ±2.6. 13.7 ±0.6. 14.2 ±0.8. U pp er. 44. 3 ±4.8. 39.5 ±4.0. 35.1 ±1.6. 33.1 ±4.0. L ow er. 2 6.2 ±3.2. 22.8 ±2.9. 18.8 ±0.6. 19.0 ±2.0. U p per. 64. 7 ±5.8. 58.3 ±4.0. 40.7 ±2.0. 67.1 ±2.8. L ow er. 37. 8 ±3. 7. 3.6 ±2.8. 22.8 ±1.0. 37.0 ±工 4. U pp er. 2. 0 ±1.4. 2.3 ± 1.4. 0.9 ±1.9. 3.5 ±工 6. L ow er. 0. 8 ±1.2. 1.2 ±2.0. 1.2 ±1.0. 1.9 ±1.2. U pp er. 4. 9 ±1.6. 8. 1± 1.8. 3.1 ±0.7. 8.1 ±0.7. L ow er. 2. 3 ±1.3. 3.8 ± 1.2. 1.6 ±0.3. 3.4 ±0.3. U pp er. 2 0. 0 ±2.6. 18. 1±3.4. 2 1.4 ±2.5. 19.4 ±3.4. G ro u p 1 D. E. F. A. B. C. L ow er. ll. 2 ±0.3. ll.2 ± 1.7. 8.8 ±1.4. 9.1 ±1.0. U pp er. 42. 3 ±0.6. 39.7 ±3.3. 34.0 ±3.1. 34.0 ±1.9. L o w er. 23. 1 ±2.6. 23. 1±0.9. 17.6 ±1.7. 18.1 ±1.8. 8.4 ±1.6. L ow er. 19. 5 ±0.9 10. 1 ±1.5. 2 1.7 ±2.9 10.5 ± 1.2. 4.1 ±1.5. 9.8 上 4 5.4 ±1. 0. U pp er. 19. 5 ±3.0. 24.6 ± 1.7. 10.4 ±2.1. 18.7 ±1. 1. L ow er. 9. 5 ±2. 1. ll.3 ±2.0. 5.8 ±1.5. 9.1 ±0. 7. U pp er. 10. 1 ±1.5. 12.6 ± 1.8. 5.4 ±0.9. 5.4 ±1.2. L ow er. 6. 5 ±0.6. 7.5 ± 1.2. 3.8 ±0.6. 2.8 ±1.4. U pp er. 8.4 ±0.6. 12.9 ±2. 1. 1.1 ±1.8. 0.4 ±1.5. L ow er. 4. 7 ±0.9. 5.6 ± 1.5. 1.1 ±0.6. 1.8 ±0.9. U pp er. 18.4 ±2.0 9.8 ± 1.2. 23.1 ±3.3. 22.6 ±3.3. L ow er. 18.4 ±1.5 9. 8 ±1.2. 13.8 ±2.4. 13.5 ±2. 1. U pp er. 3 1. 1 ±2.9. 47.9 ±2.7. 23.8 ±3.7. 19.8 ±2.8. L ow er. 18. 5 ±1.5. 26.8 ± 1.5. 14.8 ±2.3. 12.5 ±1.8. U pp er. 17.4 ±1.5. 2 1. 1±3.3. 14.4 ± 1.5. 16.8 ±3.2. L ow er. 10.8 ±1.2. 14.5 ± 1.5. 8.1 ±1.5. 9.5 ±1.5. U pp er. 12. 9 ±0.6. 18.8 ±3.9. 8.8 ±0.3. ll.1 ±2.3. L ow er. 8. 8 ±0.6. ll.5 ±2.3. 4.7 ±0.6. 6.1 ±1.5. G ro u p 2 D. E. F. A. B. C G rou p 3 D. E. F. U p per. 1 : Transversal section of shin bone (push) 2 : Transversal section of shin bone (pull) 3 : Longitudinal section of shin bone (push) 4 : Longitudinal section of shin bone (pull). 139-.
(23) 140. 河野: Osseointegrated implant周囲骨による力の支持. れが, 2.3#m, 8.1//m, 18.1//m, 39.7^m, 21.7/*mお. 5. 6jwn, 9. 8/im, 26. fyrni, 14. 5//mおよび11. 5^mを示. よび24.6#mを示した。さらに,骨の長軸に-致する正. した。さらに,骨の長軸に一致する正方向の2000g荷重. 方向の2000g荷重時の上部計測点の変位量は, Fixture. 時の下部計刺点の変位量は, FixtureA, B, C, D,. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 0.9〃m,. EおよびFのそれぞれが, 3.8fim, 1.1fim, 13.8/m¥,. 3. 1fim, 21.Afim, 34. Ofim, 8.4/zmおよび10.Afimを示. 14.8/zm, 8.1//mおよび4.7/zmを示した。また,その逆. した。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変. 方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は, Fixture. 位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞ. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 2.8〃m,. れが, 3.5/mi. 8. 1fim, 19.Afim, 34.0^m, 9.8//mおよ. 1.8#m> 13.5//m, 12.5^m, 9.5fimおよび6. 1/zmを示し. び18. 7//mを示したO. た。. 一方,下部計測点における骨の長軸に直交する正方向. 以上に述べたように 2000g水平荷重時における. の2000g荷重時の変位量は, FixtureA, B, C, D,. Fixtureの変位室は,上部計測点では,最小値0. 4//m,. EおよびFのそれぞれが, 0.8//m, 2.30m, ll.20m,. 最大値67. lym,平均値23.0±14.9/zmを示し,また,下. 23.1〃m, 10.1〃mおよび9.5〃mを示した。また,その逆. 部計測点では,最小値0.8//m,最大値37.8m,平均値. 方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は, Fixture. 12. 8±8. 4/zmを示し,被験体問に著しい差巽が認められ. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 1.2〃m,. た。しかしながら,同一被験体においては,荷重方向が. 3. fyim, ll.2fim, 23. 1^m, 10.5[imおよび11. 3#mを示. 変化してもその変位量に大きな差異を生じない傾向が認. した。さらに,骨の長軸に一致する正方向の2000g荷重. められた。 2-3-2 回転中心の上下的位置. 時の下部計測点の変位室は, FixtureA, B, C, D,. 上部計測点および下部計測点のそれぞれの変位量を基. EおよびFのそれぞれが, 1.2fim, 1.6//m, 8.8^m, 17.6//m, 4.1/J.mおよび5.8/zmを示した。また,その逆. に, 2000g荷重時におけるFixtureの回転中心の上下. 方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は, Fixture. 的位置を算出したが,回転中心の算出が可能と判断され. A,B,C,D,EおよびFのそれぞれが, 1.9〃m, 3.4. た場合における算出結果は表8に示すとおりである。 まず,被験群1においては,骨の長軸に直交する正方. fim, 9. 1//m. 18. lfim, 5.4/zmおよびd. lfimを示した。. 向の2000g荷重時の回転中心の上下的位置は, Fixture. さらに,被験群3においては,骨の長軸に直交する正 方向の2000 g荷重時の上部計測点の変櫨量は, Fixture. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, Fixture上. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 10.1〃m,. 縁より0.6mm上方, 0.lmm下方, 2.lmm下方, 3.5. 8.Afim, 18.Afim, 31. lfim, 17. 4//mおよび12. 9mを示. mm下方, 3.5mm下方および3. lmm下方を示した。ま. した。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点の変 位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそれぞ. た,その逆方向の2000g荷重時の回転中心の上下的位置 は, Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれ. れが, 12.6#m, 12.9^m, 18.Afim, 47.9//m, 21.lfim. が, Fixture上線より0.7mm上方, 0.7mm上方, 3.1. および18.8^mを示した。さらに,骨の長軸に一致する. mm下方, 2.4mm下方, 2.7mm下方および2.6mm下. 正方向の2000 g荷重時の上部計測点の変位量は, Fix-. 方を示した。さらに,骨の長軸に一致する正方向の2000. ture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 5.4. g荷重時の回転*心の上下的位PLaは, Fixture A, B,. fim, 1. 1//m, 23. 1//m, 23.8^m, 14.4^mおよび8.8/zm. C, D, EおよびFのそれぞれが, Fixture上縁より. を示した。また,その逆方向の2000g荷重時の同計測点 の変位量は, FixtureA, B, C, D, EおよびFのそ. 方, 0.5mm下方および1.7mm下方を示した。また,そ. れぞれが, 5.4//m, 0.Afim, 22.6//m, 19.8#m, 16.8. の逆方向の2000g荷重時の回転中心の上下的位置は,. 〃mおよび11. 1〃mを示した。. Fixture A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが,. 1.2mm下方, 0.9mm下方, 1.6mm下方, 3.6mm下. 一方,下部計測点における骨の長軸に直交する正方向. Fixture上縁より1.9mm下方, 1.lmm下方, 0.8mm. の2000g荷重時の変位量は, FixtureA, B, C, D,. 下方, 0.7mm下方, 2.5mm下方および1.3mm下方を 示した。. EおよびFのそれぞれが, 6.5fim, 4.Ifim, 9.8#m, 18.5//m, 10.8^mおよび8.8mを示したo また,その逆 方向の2000g荷重時の同計測点の変位量は, Fixture. つぎに,被験群2においては,骨の長軸に直交する正 方向の2000g荷重時の回転中心の上下的位置は, Fix-. A, B, C, D, EおよびFのそれぞれが, 7.5〃m,. ture C, DおよびEのそれぞれが, Fixture上縁より 140.
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