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IRUCAA@TDC : 歯周組織再生の現在とこれから

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

歯周組織再生の現在とこれから

Author(s)

齋藤, 淳

Journal

歯科学報, 114(3): 279-279

URL

http://hdl.handle.net/10130/3329

Right

(2)

現在においても歯周病は人々の健康を脅かし続けている。歯周病原細菌を含むバイオフィルムのコントロー ルは,単に歯周局所の感染や炎症の予防・抑制という見地からではなく,全身の健康維持の面でも重要であ る。歯周炎が発症し中等度以上に進行した場合,歯周外科治療が効果的なオプションとなるが,なかでも歯周 組織再生療法は治療の可能性を広げている。組織再生誘導(GTR)法は,従来の歯周治療の概念を変えるも のであり,前任の山田 了教授がわが国にいち早く導入した。それ以降,歯周病学講座が一丸となって GTR 法を中心とした歯周組織再生の研究および臨床に取り組み,大きな成果を挙げてきた。その後,エナメルマト リックスデリバティブ(EMD)が開発され臨床応用されると,再生療法の予知性はさらに向上した。現在, EMD の応用による再生療法は,本学千葉病院および水道橋病院で先進医療として実施されている。今後は, 線維芽細胞増殖因子(FGF‐2)の臨床応用の実現や新たな再生療法の開発が期待される。 再生療法をより効果的に行うためには,様々な病因因子やリスクファクターのコントロールが重要となる。 現在,我々はこれらの因子が,歯周組織再生に及ぼす影響を明らかにすべく研究を展開している。細菌因子, 宿主因子に関しては,in vitro 研究で歯周病原細菌の病原性の解析,細菌と宿主細胞の相互作用について検討 を行い,in vivo では糖尿病が歯周組織の治癒に及ぼす影響および増殖因子の効果について研究を行っている。 近年,その重要性が注目されている環境因子については,タバコ煙が宿主細胞と歯周病原細菌に及ぼす影響に ついて多角的な解析を進めている。 今回,歯周組織再生を中心に,その臨床展開と微生物学講座,生化学講座と共同で,そして口腔科学研究セ ンターとして取り組んでいる研究について紹介する。歯科医師および歯科衛生士がバイオフィルム細菌に立ち 向かい,失われた歯周組織を回復するための歯周治療のあり方について考える時間としたい。 ≪プロフィール≫ <略 歴> 平成5年 東京歯科大学大学院歯学研究科修了 博士(歯 学) 平成6年 ニューヨーク州立大学バッファロー校客員研 究員 平成10年 東京歯科大学歯科保存学第二講座(現 歯周 病学講座)講師 平成11年 齋藤歯科(仙台市青葉区)副院長 平成15年 ㈳宮城県歯科医師会立宮城高等歯科衛生士学 院教務部長 平成19年 東京歯科大学口腔健康臨床科学講座講師 平成23年 東京歯科大学歯周病学講座教授 現在に至る <資格・受賞等> 平成6年 日本歯周病学会歯周病専門医 平成14年 日本歯周病学会指導医 平成21年 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定 士 第7回(2008年度)日本歯科医学教育学会奨 励賞(デンツプライ賞)受賞 平成23年 第4回(2010年度)日本歯周病学会教育賞 受賞 平成24年 日本歯科保存学会歯科保存治療専門医・指導 医

特 別 講 演 3

歯周組織再生の現在とこれから

東京歯科大学歯周病学講座教授

齋藤

歯科学報 Vol.114,No.3(2014) 279 ― 93 ―

参照

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