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《卒論報告》高等学校におけるマンガを活用した自己理解支援プログラムの提案

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Academic year: 2021

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(1)横浜国立大学国語教育研究 No.45(2020) 《卒論報告》. 高等学校におけるマンガを活用した自己理解支援プログラムの提案 小栗康史 1、問題の所在と本研究の目的. を行う。また、ワークショップ後の学校見学が行. 厚生労働省の調査 によると、平成 28 年 3 月に. われ、ワークショップ及び学校見学前後で自己理. 卒業した新規学卒就職者の 3 年以内の離職率は高. 解の深まり価値観やの変化があったか、アンケー. 卒で 39.2%、大卒で 32%となっており、約 3 人. トを取る。. に 1 人が 3 年以内に初めて勤務する会社を辞めて. (4)自己理解支援プログラムの提案を行う。. いることがわかった。離職率の高さの企業と学生 の双方にとって問題であり、社会問題となってい. 3、論文の構成. る。また、厚生労働省は「平成 30 年若年雇用実. 第1章. キャリア教育における自己理解. 態調査の概況」の中で「初めて勤務した会社を辞. 第2章. 自己理解とマンガ. めた主な理由」を調査したところ、勤続年数が1. 第3章. 大学1年生へのプログラムの実践と結果. 年未満において「仕事が自分に合わない」という. 第4章. 高校 1 年生へのプログラムの提案. 理由で辞める人が「人間関係が良くなかった」に 続いて2番目に多くなっている。これは高校や大. 4、研究の成果. 学などの在学中に自分の適性を理解しておらず仕. 第 1 章では、現在のキャリア教育においてどの. 事に就いたことで、会社の仕事内容とのミスマッ. ような自己理解の支援がなされているかを過去の. チが起き、早期に離職していると言える。この問. 実践から明らかにし、第 2 章では自己理解の支援. 題を解決するには早期から自分の適正を理解し、. に有効な方法を研究し、マンガが自己理解の支援. 社会に出る前に十分に進路を検討する事が必要で. に有効であること明らかにした。第 3 章では、自. あると考える。しかし、現状の学校教育において. 己理解支援プログラムを考え、大学生に体験して. は十分に自己の適正を知ることができていないの. もらいアンケートを取った。アンケートから、自. が現状である。. 己理解が深まったことや事故の将来について考え. そこで、本研究は社会に出る前に自己の適正を知. を深めようとする姿勢が確認できた。第 4 章で. る(自己理解)を支援するためのプログラムの提案. は、これまでの研究を踏まえ高校生に対する自己. を目的とする。. 理解支援プログラムを提案した。. 2、研究方法. 5、参考文献. 本研究の目的を達成するため、以下の手順で研. 松本浩司,家嶋明彦.キャリア教育におけるマン. 究を進める。. ガの活用についての実践と展望 : 特に授業での. (1)キャリア教育における自己理解支援の取り組. 活用を中心に.2013,進路指導、86(1). みについて確認する (2)自己理解支援における有効な方法を考察す る。 (3)大学生に対して自己理解支援ワークショップ 52.

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