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幼稚園における「おやじの会」の機能に関する研究

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(1)平成22年度 幼稚園における「おやじの会」の機能に関する研究. 学校教育学専攻 幼年教育コース.  MO9013D  清水憲志.

(2) 目次.  第1節問題の所在…・………………………………・…・………………………・…  第2節 先行研究………………・……・・…………… …・     0.2.1 おやじの会とは……・・…………・……・……・……・……………….     0.2.2父親の役割と子どもに関する研究………………・…………・…  第3節 目的と方法………………・…・……・………・……・…・………・・…………. −1∩∠24﹁0. 序章…・……………・・・………………・………・………・・……・………・…・……………・・・・・・・…. 第1章保育者の視点による「おやじの会」の機能・……………・…………・………・・…・9  第1節 目的と方法・・………・…………・…・………・…・……・………・……・……・……・… g    l.1.1 目的……・…………・・…・……………・…………・・……・……・………・…・・… 9.    1.1.2 調査の対象…………・……・………・…一…・………・……………………… g    1.1.3調査の手続き…・・…………・・・……・・…………・…・・……………・…・……… 9. 第2節 結果と考察……………・…・・……・…………・……・・…………・……・………・…・・10    1.2.1インタビュー結果…・・……・…・…・…………・…・…・………・………・・…・ 10.    1.2.2 事例整理について・………………・……・一………・………・……・…・…・ 11    1。2.3 育児参加への願いについて・・…………・…・・…・・……・…………………・ 11    1.2.4 幼稚園への理解について…一…・・……・・……………・・…・……・・…一・ 12.    1.2.5保育者とのつながりについて…・……………・…………・・……・・…・・… 15.    1.2.6 おやじの会が紡ぎだす家族とのつながりについて…・……………・…・ 17.    1.2.7おやじの会の問題とルールについて一………………………………・・ 20    1.2,8 おやじの会の可能性について……・…・…・…・・………・・………・・…一  24  第3節総括・………………・……・…・………・…………・…・…・…・……・………・・…… 26. 1.

(3)  第1節 目的と方法……・………     2.1.1 インタビュー収集方法………・.     2.1.2 分析の視点………     2,1.3 調査の手続き……  第2節 結果と考察・……・……….     2.2.1インタビュー結果……・     2.2.2 事例整理について・……・.     2.2.3 おやじの会の参加動機について・・     2.2.4 おやじ仲間について・・….     2.2.5幼稚園での関わりについて・….  第3節 総括………一・・……………… 第3章  「おやじの会」が持つ機能の分析    父親の育児行動・柔軟性、幼児の社会性について一・………・……  ……….  第1節 目的と方法………     3.1.1 目的・………………・…     3.1.2 本調査の対象・…・・.     3.1,3 本調査の手続き………………・…     3.1.4 本調査と内容と分析・…・.  第2節 結果………………・・……・・………….     3.1.1おやじの会所属の父親と無い園の父親についての         育児行動、柔軟性、子どもの社会的スキルの差異…・     3.1.2 おやじの会の父親の育児行動、柔軟性と.   第3節 考察・…….  第1節 結果の総括……………・…・・………….  第2節 おやじの会を通した子育てにおける父親の役割とは…  第3節 今後の課題……………・. [りご0だり[U. 終章 幼稚園における「おやじの会」の機能とは………………・・… ・…  …. 45. 4[0.         子どもの社会的スキルとの関連について………・. J14467 3 3 3 3 0 03 03 03 13 13 2 2 4 6 9 43 43 43 43 45 4O5 4 30 33. 第2章 父親の視点による「おやじの会」の機能・…. 61. 引用参考文献・・. 謝辞. 巻末資料 II.

(4) 序章. 第1節 問題の所在.  近年社会が多様化する中で、子育てをする親を援助するため子育て支援があり、エンゼ ルプランや子ども子育て応援プランなどの政策のもと盛んに行われている。子育て支援研 究の動向としては、地域における子育て支援やワーク・ライフ・バランスや食育の実践な どの観点で研究が多く行われている。子育て支援が取り扱われているのは幼稚園や保育所 などの幼児教育の場はもちろんだが、地域のファミリーサポートセンターや大学での子育 て支援施設などでも行なわれている。これらの場で実践が行なわれつつ、子育て支援とい うものは、テーマとしては幅が広く、子育て支援という名の下で様々な内容が扱われてい る。地域の子育て支援としては、地域のサークルに入ったことによる親の育ちが検討され、. 子育てを通じた大人同士のつきあいによって大人が発達している可能性が示唆された1)。. 幼稚園や保育所などの子育て支援研究としては、保育者、保護者の双方の視点から子育て. 支援の意識を調査し、保護者が行ってほしいニーズのずれや幼稚園と保育所の保育者の 様々な意識のずれが乳幼児の発達の影響を及ぼすということが示唆されていた2)。また、. 保育所で子育て支援に携わる保育者に着眼点を置いた調査では、家庭を持ち、子どもがい る保育者が子育て支援に携わるが故に自分の子育ての負担となり、子育ての産業化を問題 としていた3)。子育て支援の課題を母親の視点で調査したものは、育児へのストレスを抱 え、辛い思いをしている母親への支援が急務であり課題であると示唆していた4)。また、 父親の家事参加により母親の子育て不安が低くなると示唆した研究もあった5)。.  これらの子育て支援研究は母親に焦点を当てたものが多くあり、男性に焦点をあてたも のは少ない。だが、女性の社会進出が増える中、父親の子育てへの参加が注目されるよう になっている。佐々木(2000)らは「母1生愛という・名のもとで、育児を母親に全面的に託. す限界が明らかになるにつれて、もう一人の親である父親存在への注目が高まっている。」. 6)とし、政府も子ども・子育て応援プラン(2004)を提示している。その中に4つの重 点課題のひとつとして、仕事と家庭の両立支援と働き方の見直しにおいて「男性の子育て 参加の促進」を挙げている。つまり、一つの家族という集団を維持するためにも父親の育 児への参加が望まれ父親も子育ての重要な担い手として期待されている。彼らは「イクメ ン」とも言われ、厚生労働省によると「子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。. または、将来そんな人生を送ろうとしている男性のこと。」7)である。メディアを通して.                    1.

(5) 育児をする男性の特集や今年度から「こうべイクメン大賞」などを企画している。この背 景には育児を母親だけに頼るのではなく、父親も育児に参加して欲しいという思いがみて とれる8)。このような活動を通して男性が育児へと目を向けるような活動がある中で、父 親の子育てを促す為の支援として、京須(2006)9)によるとおやじの会があげられる。お. やじの会のようなコミュニティ的な集まりが、父親の子育てへの参加を促す要因を持って いると示唆している。例としては、おやじの会があるから単身赴任していても週末は帰っ て来るということがあげられている。.  おやじの会は日本おやじの会のホームページにおいては、幼稚園、小学校、中学校、高 等学校等の教育機関を母体として活動が行われていることがわかる。日本おやじの会のホ. ームページを見る限りでは全国で約600の団体がある・o)。また平成15年に第一回全国 おやじサミットが香川で行われて以降、一年に一度全国おやじサミットが行われ、全国の おやじの会のおやじ達を中心に行われており、大会では普段の活動を発表したり、おやじ バンドの演奏をしたり、おやじの会同士で交流会を行ったり、その交流会や大会で学んだ ことをおやじの会の活動に生かそうとしている。福岡や姫路などでは地域のおやじサミッ トも活発に行われており、地域で交流を深め、おやじの会同士での繋がりを持つなど活発 に活動が行われている。.  以上、本研究ではこのような現代の要請ともいえる父親の子育て参加を背景として、父 親が主体的に活動を行っている幼稚園におけるおやじの会に着目し、その機能を明らかに する事で子育てにおける父親の役割を明らかにしたい。. 第2節 先行研究. 0.2,1おやじの会とは.  NII論文情報ナビゲーターやGoogleでおやじの会を取り扱ったものを調べるとおよそ 40件あり、論文としては8件であった11)。これらの研究は小学校もしくは地域の子育て 支援サークルに拠点を置いたおやじの会を対象としたものであり、幼稚園でのおやじの会 そのものを研究したものは抽出されなかった。ここでは、おやじの会の概念についてこれ らの先行研究に基づいて整理する。.  薄葉(2006)によると、おやじの会とは、「子育て、子供との触れあい、教育、健全育.                    2.

(6) 成、地域貢献、自主学習、そして男どうしのお付き合い等を目的として、男性のみが集ま って活動する、学区もしくは地域単位の集団である。」12)とし、その名の通りおやじ達が. 集まり、その活動を通して地域や子どもと関わる集団である。その際、活動の拠点となる のは薄葉(2006)が述べるように、学校もしくは地域の公民館などの場により二つに分け られる。.  おやじの会のうち学校に拠点を置いている会の特長として上田(2007)13)は、学校に 協力するなかで、学校の教師との信頼関係が作られる事を示唆している。このように活動 の拠点を学校などの教育機関を母体として作られているおやじの会は学校との関係作りの 役割も担っており、これは地域に活動の拠点を置いているおやじの会との違いと言えるだ ろう。神田(2007)14)は母親育児観の形成のひとつの要因として、保育者と送迎などで 触れ合うことで、育児の楽しさが交流され、保育者・教師との関わりが育児観を構成する と言うことを示唆している。また、少子・家庭政策研究所が発行した著書の中で保護者の 意見からおやじの会の活動を通して、父親が教頭や校長と顔見知りになり、親近感を抱き、. そのような深い関係をもっていることが、妻とのコミュニケーションを促すことを示唆し ている。父親も母親同様に保育者や教育者と触れ合うことで育児の楽しさを知るなど、育 児に対して肯定的な影響をもたらしている15)。学校関係者との関わりが増えるのは学校 を拠点とすることの最大の特徴である。.  薄葉(2006)はおやじの会を地域に拠点を置いている場合、地域行事への参加が主たる 活動であり、過疎部においては地域行事の復興を担う等、地域での交流を図ることが目的 としている。16)メンバーには独身男性もおり、目的が地域交流という点が学校の保護者 や元保護者から構成される学校を拠点としているおやじの会とはやや違った様子が見られ る。.  おやじの会の活動において、おやじ同士のコミュニケーションを取る際に必要不可欠な ものとして、薄葉(2006)は次のように述べた。「男性どうしの親睦を図る為の様々な活 動がなされている。そしてその際、彼らの必需品となる、酒は「おやじのガソリン」なの だ。」17)とし、松坂(2007)18)も活動後の飲み会がおやじの会には欠かせないとし、「飲. み会」がおやじの会の父親同士のコミュニケーションを取る際に重要な役割を担っており、. これは学校、地域を拠点にしている会のどちらにも共通していることである。平田は (2005)おやじの会の機能として、「自分の子ども、地域の子供の関わりの強化、父親同. 士の関係作り、意見交換、学校との連携という機能が確認された。これらの機能は子ども                     3.

(7) と、あるいは父親同士で行う安心と共同の作業を通じて、子どもとの関係、父親同士の関 係作りを促進させていた。また、父親同士が子どもの教育を話し合うことは、子育てへの 不安を解消していた。そして、父親同士の情報交換や学校との連携は子育てへの動機づけ を高めていた。」・9)とし、おやじの会が父親同士の関係作りを作り、その結果、父親達の. 子育て不安を解消し、父親自身が子育てへ主体的に関ろうとする意欲を高めていくことが 示唆されている。他の京須(2006)20)や二階堂(2007)2・)の研究においても同様の結. 果が示唆されていた。田中(2009)22>の調査では、参加している父親達は子どもの育ち において、特に「社会性」を育てることが大切と考えていた。福岡市男女共同参画推進セ ンター・アミカス(2004)の調査研究において「おやじの会は、現時点ではジェンダーの 視点から活動目的や内容に問題を含みながらも、男性が子育てや地域に自ら参画する場と しての機能を果たしうる存在である」23)と結論付けており、おやじの会が父親の子育て 参加を促す要因を含んでおり、参加している父親達は子どもの「社会性」を育てることが 大事だととらえている。そして、学校を拠点としているおやじの会の方が父親の子育てを 促すという要因が強い様に感じる。.  以上を踏まえて、本研究においておやじの会は「おやじ達が、子ども・家族との触れあ い、男同士のつながりを持つことを目的として、男性が主体となり集まって活動する、学 区単位の集団」と定義する。おやじの会に加入し活動に参加する事で初めて父親参加とな る。.  このようにおやじの会は父親の子育てへの参加を促す役割を持っているとされている。. このように父親が子育てに参加することで子どもに対してどのような影響を及ぼすのだろ う。次にそれらの研究について整理する。. 0,2.2 父親の役割と子どもに関する研究.  父親の役割を子どもの育ちという点では、牧野(1996)が、父子の関係、特に遊び行動 を中心とした関わりが幼児の育ちに影響があるとし、社会性等を育てることを示唆してい る24)。ここでの社会性とは大人との関係や他児への関心のことを示している。さらに父. 親の育児行動と柔軟性という2つの指標を用い調査を行っている。その内容である育児行 動は育児の時間やお風呂に入れるなどを点数化したもので、柔軟性は「子どもに共感し、. 子どもの状態に合わせていろいろな対応を工夫したり、子どもの行動に対して許容度が高.                    4.

(8) いなどの行動がとれることを、flexibility(柔軟性)という概念でとらえることにした。」25). と定義されている。「子どもをみているとおもしろい」などで尺度の内容が構成されていた。. 結果として、量的な育児行動よりも柔軟性が幼児の発達に対して影響を与えるとした。し かし、父親の量的な育児行動は、子どもへの影響としては見られなかったが、父親の柔軟 性に対しては育児の量が関係していることを示唆していた26)。尾形(2007)は児童に対 して同様に、対人関係を円滑に行うものとして「共感性」という言葉を用いて調査を行い、. 父親が子どもと会話をすることが子どもの共感性の発達を促し、父親自身も共感的な関わ りをすることで子どもの共感性の発達のモデルとなる役割を担っていることを示唆してい た27)。尾形(2007)はその共感性の発達は父子関係が中心となるとした。尾形は共感性 とは「他人の立場や自分の置かれている立場の理解と同時に、個人間の結びつきを強めた り、対人関係および社会生活を円滑にする役割があるため、子どもの成長発達からみても 重要な役割をもつ」28)と定義している。加藤(2002)は同様に、母親の養育行動におい ては、幼児の対人関係を中心とする社会性の発達は影響せず、父親が育児で関わることが 幼児の対人関係を中心とする社会性の発達に影響すると示唆していた29)。.  本稿で、社会性とは繁多(1991)が示す、「狭義には他者との円滑な対人関係を営むこ とができるという対人関係能力」30)とし、その指標として「社会的スキル」があるとし ている。社会的スキルとは中台(2004)が定義する「円滑な対人関係を形成、保持してい くために必要な認知的判断や行動に関する技能で、学習可能なものである」31)とする。. 第3節 目的と方法.  先行研究から、おやじの会は父親の育児行動に影響を与え、さらにおやじの会の活動が 保育者と父親を繋ぎ、そのつながりも父親の育児に影響を与えると示唆されていた。また、. おやじの会の父親は、父親の役割の一つとして示されている幼児の社会性の発達を特に大 事だと捉えていることも示唆されていた。しかし、おやじの会に参加している父親の育児 行動と幼児の社会性の発達の関連を示した調査は皆無であった。さらに幼稚園におけるお やじの会に焦点を当てたものはほぼ見られなかった。.  したがって本研究では、おやじの会に参加する父親とおやじの会が無い幼稚園の父親の 育児行動を比較し、子どもの社会的スキルに関与について分析することを含め、保育者や おやじの会に参加する父親の視点から幼稚園におけるおやじの会の機能を明らかにするこ                     5.

(9) とを目的とする。そのためにおやじの会に関わる保育者、父親を対象とする。保育者に対 して、インタビューを行い、得られた事例から考察する。また、父親に対してはインタビ ューによって得られた事例や質問紙による調査から父親の育児行動や子どもの社会性との 関連について考察する。.  幼稚園におけるおやじの会の研究は未開拓な領域である。そのため、一つの観点からの 調査ではなく、多様な観点から調査が必要と言えるだろう。よって、研究方法としては、. インタビューと質問紙という二つの方法から考察を試みる。インタビューによる事例は1 つの会の固定観念とならない様に複数のおやじの会の人に行なう事で質の確保に努めた。. 質問紙については、それまでおやじの会で有意差や関連性という点での研究が無い為、父 親を対象として研究されていた質問紙を援用する。方法の詳細は各章で述べる。.  第1章では、おやじの会がある幼稚園の保育者におやじの会に関するインタビューを行 い、その中からおやじの会が与える影響を探っていく。そして、保育者の視点から「おや じの会」の機能を明らかにする。.  第2章では、おやじの会に参加している父親にインタビューを行い、幼稚園におけるお やじの会が父親に与える影響を探っていく。そして、父親の視点から「おやじの会」の機 能を明らかにする。.  第3章では、おやじの会に入っている父親と無い園の父親に質問紙を行い、父親の育児 行動、柔軟性や子どもの社会的スキルについて比較する。また、育児行動、柔軟性、社会 的スキルの関連性を検討する。.  終章では、全ての章の総括として、幼稚園における「おやじの会」の機能を整理する。 そこから、おやじの会を通し、子育てに関わる父親の役割の一端を明らかにする。また、 幼稚園における子育ての支援として、「おやじの会」の機能を考察する。. 1)吉本朋子、小森伸子、高木和子:「山形の子育て支援活動参加者における「大人の発達」.   の検討」立命館人間科学研究、(16)、2008年. 2)諏訪きぬ、強矢秀夫:「乳幼児の発達保障と幼保問題(その2)一子育て支援に関する   保護者と保育者の意識の分析を中心に一」、明星大学教育学研究紀要、(21)、2006年 3)添木佑香、森田美佐;「子育て支援における保育士側の現状と課題一・保育士の家庭生活.  に注目して」高知大学教育学部研究報告、(68)、2008年 6.

(10) 4)三好環:「今日的子育て支援の課題」、嘗胆大学短期大学部研究紀要(27)、2006年. 5)本保恭子、八重樫牧子:「母親の子育て不安と父親の家事・子育て参加との関連性に関   する研究」、『川崎医療福祉学会誌』、(13)、2003年. 6)佐々木保行、大日向雅美、平塚裕子、窪田信子、森和子、山口亜希子:「日本における   最近10年間の父親研究の動向」、『鳴門教育大学紀要』(15)、鳴門教育大学、.   2000年、55頁 7)「イクメンプロジェクト」htt://ww. ikumen−rQいt. ip/)ro iect abouL ht. rnl.   2010年11.月15日 8)「こうべイクメン大賞2010」 htt://www. kobeikumen. com/ima es/)ress玉00420. df.   2010年11,月15日 9)京須希実子、橋本鉱市:「おやじの会と父親の育児参加(1)一グラウンデッド・セオ   リー・アプローチによる分析の試み一」、『研究年報』(55−1)、東北大学大学院教育学.   研究科、2006年、175頁 10 jおやじの会htt://wuMr ichinoseki−hnet’/o a ii/2010年10月30日. 11)NII論文情報ナビゲーターでは最も古いものは1982年のものが確認された。   http://ci.nii.acjp/search?a=O/oE3e/081“/)8AU/oE3%820/,}840/oE3e/081“/098%E30/0810/oAEO/o. E4%BC%9A&ran e=O&count. :200&sortorder=1&t e;02010年3月12日 12 j薄葉豊:「おやじたちは今一おやじの会に見る男縁の再構築一」『東北人類学論壇』(5).   東北大学、2006年、52頁 13 j上田圭恵:「学校と家庭の連携のあり方に関する一考察一一H県H市のおやじの会の事例    を中心に」『教育学研究紀要』、(53−1)中国四国教育学会、2007年 14 j神田直子、戸田有一、神谷哲司、諏訪きぬ:「保育園ではぐくまれる共同的育児観:同    じ園の保育者と父母の育児観の相関から」『保育学研究』、(45−2)日本保育学会、.    2007年 15 j『子育て期の家族を支えるコミュニティ活動の展開:父親の活動をめぐって:調査    研究報告書』、ひょうご震災記念21世紀研究機構…少子・家庭政策研究所、2007年 16)薄葉:前掲書 17 j同上、61頁 18 j松坂雅子:「子育て世代における地域参加と人間関係の形成一一おやじの会を事例に」、.   『立正大学社会学論叢』、(6)立正大学、2007年 19 j平田裕美:「「父親の会」活動の意義と機能」、『子ども社会学研究』、.    日本子ども社会学会、2005年、96頁 20 j京須:前掲書 21 j二階堂裕子:「男性のワーク・ライフ・バランスをめぐる課題一一おやじの会に関する    調査結果を手がかりに一一」、『ひょうご震災記念21世紀研究機構研究年報』(13)、.    ひょうご震災記念21世紀研究機構、2007年、46頁 22)田中結花子、青石恵子、石井英子、端谷毅:「父親の子育て意識と子育て支援父親の 子育て支援サークルに参加している父親の子育て意識・育児観に及ぼす影響一インタビュ 一調査による分析を中心に」、『医学と生物学』、緒方医学化学研究所医学生物学速報会、  (153−9)、2009年 23 j男女・子育て環境改善研究福岡市男女共同参画推進センターアミカス:.    『おやじの会∼地域の特徴から見た男性の「地域・子育て」参画に関する調査∼』、.    2004年、39頁 24)牧野カツコ:「子どもの発達と父親の役割」、ミネルヴァ書房、1996年、36頁 7.

(11) 25 j同上、81頁 26 j同上、169頁 27 j尾形和男:「家族システムにおける父親の役割に関する研究一幼児、児童とその家族.    を対象として一」、風間書房 2007年、98頁 28 j同上、87頁 29 j加藤邦子、石井クンツ昌子、牧野カツコ、土谷みち子:「父親の育児かかわり及.    び母親の育児不安が3歳児の社会性に及ぼす影響:社会的背景の異なる2つのコホ    ート比較から」、『発達心理学研究』(13−1)、2002年 30 j繁多進:「社会性の発達心理学」、福村出版、1991年、ll頁 31 j中台佐喜子 金山元春「母親の養育態度が幼児の社会的スキルに及ぼす影響」、.   『家庭教育研究所紀要』、(26)、2004年、61頁. 8.

(12)        第1章 保育者の視点によるおやじの会の機能. 第1節目的と方法. L1.1 目的.  本章では保育者の視点からおやじの会の機能を検討する。.  幼稚園等の教育機関でおやじの会が作られる場合、PTAとの関係から保育者の側からお やじの会の立上げの声をあげることが多い。よって、保育者がおやじの会を作る際に父親 達にどのような願いを込め、実際に活動する中でどのような課題とぶつかり、さらなる願 いを込めているのかという点に着目する。そして、おやじの会設立の背景、問題点、活動 がもたらした効果を検討することで、保育者の視点からおやじの会の機能を明らかにする。. 1.1.2 調査の対象.  保育者の視点からおやじの会の機能を明らかにするために、現在もおやじの会の活動が 行われている園の保育者にインタビューを行い、事例を抽出する。.  インタビューの対象は以下の表1−1の通りである. 表1−1 インタビューの対象者 香川県C幼稚園園長、 対象. O園長(女性) 時期. 2010年8.月23日. 兵庫県A幼稚園園長 i男性). 2010年9,月11日. 兵庫県B幼稚園前園長 i女性). 2010年9.月29日. 1.1.3 調査の手続き.  インタビューの内容としては先行研究と実際におやじの会の活動に関わりながら質問の 内容を選定した。インタビューはその質問をもとに雑談を交えながら行った。質問項目は 次の表1−2の内容である。.                    9.

(13) 表1−2 保育者へのインタビュー内容 1.創設したきっかけは。(その背景には何があったか。). 2.創設時父親たちに対してどのような願い(要望も含め)をお持ちでしたか。  また、配慮(デメリット・危惧)するようなことは何かありましたか。(無ければ肯定的  なイメージしかなかったのか否か。). 3.実際に創設してみて願いはどうなりましたか。配慮点についてはいかがでしたか。また   新たな願いや配慮点はありますか。. 4.その願いや配慮に対してどのように関わっていますか。 5.今後おやじの会に対してどのような願いをお持ちですか。.  また、香川県のC幼稚園のおやじの会創設者は前園長であることから、以下の2点につ いて書面にて回答を求めた。. 表1−3 前園長への質問 ・おやじの会創設の経緯 ・困ったこと. 以上の内容に従いながら個別にインタビューを行う。. 第2節 結果と考察. 1.2.1インタビュー結果.  インタビューは対象者の3人に行った結果、およそ15分∼54分間行い、流れとしては 前述の質問内容に沿い、結成する背景から始まり、実際に活動を行い、今後の展望という 時系列に沿いながら行った。インタビューを分析した結果、複数に共通する内容が導き出. された。その内訳は設立に関する内容で2つ、実践の中で培われた内容で3つ、今後の展. 望について1っ、以上6っのカテゴリーに分けられ、合計35事例が抽出された。カテゴ リー名と事例の内訳は次の表1・4の通りである。.                    10.

(14) 表1−4保育者が思うおやじの会のカテゴリー カテゴリー名. 事例数. 1.育児参加への願いについて. 3. 2.幼稚園への理解について. 5. 3.保育者とのつながりについて. 6. 4.おやじの会が紡ぎだす家族とのつながりについ 8. ト 5.おやじの会の問題とルールについて. 8. 6.おやじの会の可能性について. 5. 35. 合計. 1.2.2 事例整理について.  大笛マ冬肝ナド芦「“11_,4M・+オ〉ク午ハ・骸重柘111:と,甘Pアr些炭ま:ノ〃二…=h纐こ台ヒ(厳畑ナ♪卦フ,ス 重tF7th斗z.  t−r’ハP 、 V(Sノソ /  一 ノ    ノ」 じノ a− lJ 一ノ’」=F”1ノ」「ζL∠thヒ」!トフ示「d−1J V ’1刃鴫日ヒニVノ:tEJ:」ヒ’《L口’N aフK’dl o  =lt’17 ,jげd」F(一. の一文を抜き出し用い、カテゴリーを導き出した部分にアンダーラインを引き番号をつけ. る。例えば事例1であれば1−1とする. 1.2.3 育児参加への願いについて.  設立時の思いを聞いた所、以下の3事例から共通するカテゴリーが導き出された。. (事例1). A:お父さんの居場所がなかったんです。幼稚園には。子どもの生活にはやっぱりお父さん   の 土は必要だと(1−1)居場所作りをしよう言うところ。. (事例2). D:園側から育児を母親任せにせず、お父さんも子去てに参加しませんか 2−1)と保護者 になげかけた。 11.

(15) (事例3). B:保育というか、育児というのは女性だけじゃなくて、男性も一緒になってするのが当然   だと思ったのと(3・1)。.  3つの園で共通して父親の育児への参加を望んでおやじの会の結成を目指したことが分 かった(1−1,2−1,3−1)。県でおやじの会を推進している香川県はおやじの会について次のよ. うに述べている。「県では、父親の家庭や地域活動への参加をさらに促進するために、おや. じの会の立ち上げ・活性化を図ろうと考えている団体や、各園・校の父親の家庭教育参加 をテーマとした研修会等に各地域で活躍中のおやじの会の方を「おやじの会支援隊」とし て派遣します。」・).  つまり、おやじの会を設立する際に込める最たる願いとしては父親の育児への参加を促 すきっかけを意図していることが分かる。では、その思いを込めておやじの会を作るため に何が必要なのだろうか。. 1.2.4 幼稚園への理解について.  幼稚園においておやじの会を作る過程の中で、結成の土台として幼稚園への理解が必要 であることがわかった。. (事例4). A:つまり、いろんなお母さんと先生とか幼稚園とのネットワークというのはあるんだけど   それは偏ってるの、裏では噂になったりするからそういった意味ではお父さんも巻き.   込みながら、きちんとし拶児教去の在り方とか丘稚のことについて理解してもら. aleno (事例5). B そうですね。まずは‘稚 教t’“の理解 玄稚 の理解(5・1)それから自発性だね。そ. の上で自△達がどこがどう関われるか すごい良く考えてくれていたんだと思う _國。今思えば。だからこちらを上回るぐらいの理解力があったんじゃないですか. 12.

(16) Lag!GzE“igiL  事例4、5において共に幼稚園への理解ひいては幼児教育への理解が必要であることが 述べられており(4・1,5・1)、やはり、子どもが通っている幼稚園に対して何も知らないと、. おやじの会のような活動に参加する気も起こらず、ましてや理解しようとアンテナを張っ ていなければおやじの会というものの情報も伝わらない。幼稚園に対しての理解が深まる ことで自分達がどのように関わるのか考えてくれることにもつながる(5・2)。自らが考え ることでおやじの会の活動も一つの形を成すことが出来るということだろう。.  では、その幼稚園に対しての理解を深めるために保育者はどのようなことをしているの だろうか。. (事例6). B:園側としては出来るだけその行事をオープン(6・1)にして、 の行事とか考え方とか   は丁t’S’tに る(6・2)ようにしていました。. (事例7). B:そうですね。それで、子どもの為にやるにはね自△がね自△達の哉がね丘稚 側が子ども達のためにやってなかったら もう 缶信 感狽られない(7・1)。だから、. あせらずまずは、黙々と一生懸命日々の保去を一生懸命して やってるだけじゃ今の お父さん お母さん△からないから オープンにしてタイミングよくね オープンに するっていうことでいつでも入れてたら  対に失敗するので タイミングよくメリ バリをつけてオープン(7・2)にして見て、見るだけじゃなくて入って一緒にやる。それ. から常に趣旨を話すとか、地ならしというかそこを一年ぐらいかけてやったほうがい いんのかもしれないね。. (事例8). C うん。でも私も20年度に変わってきてその雰囲気にすごいれるのが苦しくかったん 斎けど、でもほんとここも丘稚の中はガラス張り(8・2)です。 1:丸見えなんですね。. 13.

(17) C:うん。玄稚もそれだったら保育も見えてもいいし私が何してるんか見られてもいい し 全部本音で言うことに(8・3). C:だからその本音をいっぱい出していくことでお父さん達も こっちもしてもらいという ことは全部9うし 向こうも(8・4)、最初20年度は三二ばっかりだったんです。職員も すごい入れ替えだったんです。.  事例6、7、8において幼稚園への理解を深めてもらう為にしたこととしては2点が挙げ られる。1点目は日々の保育に一生懸命取り組むこと(7・1)、2点目は幼稚園の活動をオ ープンにすることである(6・1,2,7・2,8−3)。1点目の日々の保育に一生懸命取り組むというこ. とは、保育者として当たり前のことになるかもしれないが、子ども達のために日々一生懸. 命取り組むということである。それも、ただ取り組むのではなく2点目にも関わることで あるが、子どもの為に一生懸命にしている姿を父親等の保護者が見られる環境を作ること である。保護者が見られる環境というのが2二目にあるオープンにすることである(8−2)。 オ・一一・Lプンにするということに関しては、常にオープンにすると事例7でも述べられている. ように失敗するとも語られ、父親等の保護者と保育者の様子を見計らいながらタイミング よく、幼稚園をオープンにすることで幼稚園の理解にもつながることがわかる(7・2,8・4)。.  しかし、事例8にある園長のようにおやじの会がすでにある園に着任した場合、来た時 点でオープンになっていた場合苦しみながらもその雰囲気に合わせた様子が述べられてい る。ガラス張り、つまりは常にオープンに近い状態で行うケースもあり、そこで保育者自. 身も自分自身を包み隠さず本音で父親などの保護者と話を出来るようになった例もある (8・1,8・3)。これは、着任の時点でガラス張りのような状態になってしまっており、着任. した先生が戸惑っている点も踏まえ、園長が定期的に交代する可能性がある場合もあるの で相応しい姿とは言い切れない。さらに幼稚園をオープンにするということに関しては、. 事例8の園長先生のように開き直ることが出来る人ばかりではないので、常にではなく、 事例7の様にメリハリをつけタイミングを見計らいながら幼稚園をオープンにし、そこで 子どもの為に日々、保育に一生懸命に取り組んでいる姿を見せられる環境を作り、幼稚園 に対しての理解を深めてもらえる環境を作ることが大事であるとともに、丁寧に保育者の 思いを伝えることで幼稚園に対する理解を深めることが出来るのだろう。植物のようにし っかりと根を張っていないと後々廃れていくのは明らかなことであり、その幼稚園への理 解が深まるという根をしっかりと育てる部分があってこそおやじの会という木が育つので.                    14.

(18) ある。. 幼稚園への理解を深めるためには保育者との関わりは欠かせないものである。ではおや じの会の活動があることで、保育者とのつながりにどのような変化を及ぼすのだろうか。. 1.2.5保育者とのつながりについて.  先行研究においても示されていたが、おやじの会が設立され活動を行うことで父親と保 育者を結びつける機能があることが再認識された(9−1,2,10・1,11・1,12・1)。. (事例9). A:結び付けていくという。それが何かわからへんけどその垣根取り払ってね(9−1)。そし. ていろんな話したりね、一緒に酒飲んだりということですから。まあ子どもの話もす ることもあるし、子どもの話以外の仕事の話をすることもあったり、色んな他の話を することもあったり 子どもと自△と子どもとの関係だけの話ではなくてなにかやっ ぱり男同士での話(9・2)。教育のプロとしてどう考えてますかとか、うちの子心配やね. んけどどうやろうとかいうのを聞いてくれるよね。そういうのって実はお父さんが丘   に来て職寝室ロいて  長室来て  長先生実は相談があるんですよって言える かというとまずないね(9・3>. (事例10). A:うん。  先生だけでなく他の先生とも話す”況をイり上げてると思いますよ(10・1)。. (事例11). B:そうでしょうね。私、園長が一番遠い所にいる訳だからそれでもそうなんだから。直接   交渉することは園長は無かったからね。だからすごい 密な封係になった(11・1).  事例9において、おやじの会がなければ父親と保育者が会話することは難しく、父親が 幼稚園に来て園長と話すということがほぼ不可能であることが示され(9−3)、おやじの会. の行事や飲み会などの懇談会の機会を通して、父親が保育者との対話が出来るようになる ことが分かる。これは、園長以外の保育者との関わりがあることも示し、その関わり自体.                    15.

(19) が深くなっていることも分かる。(10・1,11−1). (事例12). B:そうそう。最終的にそうです。それは大きいですよね。だって子どもというのは言わな   いけど、夫婦の関係とか、家族を背負ってきてるわけだから、それがなんとなく思う   のと、実際はっきり見えるのとは違うからね。おやじの会でしょっちゅう来てる人な   んか その人の考え方がわかるとか だから逆に言えばがんがん喧ロも出来るし 言 い合いもしましたけどね 向こうは言いたいことも量ってくるしね そういうのって 本当の関係ですよ お互い真剣だからね(12・1).  事例12においては、父親との関わりが深まるということで相互理解が出来ることが述 べられている(12−1)。それも、おやじの会の活動が父親の足を園に向けた結果であり、真. 剣に話す機会が出来ることで信頼関係も密になると言える。また、幼稚園に足を運ぶ回数 が増えることも幼稚園と父親との距離を近づけるものであり、相互理解につながり、信頼 関係を築くものである。. (事例13). C:自営業だったんです。それでおやじの会の会長さんもあの建設の方だったので、それで   もう山登りに前行ったんですけどその時でも1率に一糸に来てくれて(13・1)。別にお願.   いしてないんですけど、一応危ないかな言うて来てくれたんです。. 1:気を利かせてくれて C:はい。先生なんか用事ないんとかいいながら すぐに来てくれるんですよ(13−2)。何 か遊具が壊れたり、こここんなんやとか言うと金槌持ってやってくるんです。. (事例14). B:だから‘. の行事に見合っておやじの会でこう参加したいとかだからなんかこちら. からお願いするとか 向こうからこういうのやりたいつて企画はたくさんあったけど も  の行事に対して協力したいというのはお願いしなくても協力してくれた(14−1)。. 事例13、14において、信頼関係が深まったとことで及ぼしたものとして、父親から率.                   16.

(20) 先して協力をしょうということも芽生えた。(13・1,2,14・1)それも、幼稚園への理解と共. に保育者との信頼関係が築かれているからこそ、父親から協力しようという姿勢が導かれ、. 発揮されるのである。その信頼関係が出来ることで幼稚園の思いを父親が汲み取り協力に もつながり、さらなる信頼関係の構築にもつながることだろう。保育者とのつながりが出 来るということは、父親が園に足を運ぶ機会が増えることにつながり、幼稚園で子どもと 接する時間も増えるだろう。.  父親がおやじの会に参加することは、父親と保育者を結びつけ、相互理解につながるこ とである。そして、その繋がりを礎として、お互いが助け合うということにつながってい くのだろう。. 1.2.6おやじの会が紡ぎだす家族とのつながりについて.  前項の保育者とのつながり同様に、先行研究においても示されていた、家族と関わる機 会が増えることを再認識出来るようなことが述べられている。. (事例15). C:そうですね。津田地区の4,月に総会があるんですけど家族参加で親子体操とかするんで.   すよ幼稚園で。PTAの参観の代わりに、参観は参観で総会にあるんですけど別に日   曜日の行事として。それはどうしてかというとおやじの会に入りやすいようにという   意思があるんです。それとあの何年か何個か自分より年下で男の人で同じところで大   きくなっていると知つとるとかいう人がおるでしょ。そしたらその人を何とか勧誘し   ようと 族参加で始まったみたいです(15・1).  事例15にて語られているように、おやじの会の活動に参加しやすいように家族参加で 出来るような内容が取り入れられていることが分かる(15−1)。家族参加が出来るというこ. とは必然的に家族との関わる回数が増えていくことになる。.  次の4つの事例において、回数という量的なことだけではなく、質的なことについても 言及されていることが読み取れる。. 17.

(21) (事例16). B:そうですね。大きいですね。もっと良い効果というのは、お母さんだけでやってたPTA   にお父さんの眼差しが関わるということで、もちろん力ともなるんだけど そっちに 謁心を持つ 16・1 というだけで全然違う。. (事例17). B:そうですね。それから運動会の時なんかは前から来てたんだけど、一    極的な男わり ただ写真 りに来るとか 我が子だけを見に来るんじゃなくて 玄   の行事に参加 る(17・1)例えば行事だけじゃなくって、奉仕活動みたいな愛園活. 動とかああ言うのも、おやじの会で声掛けてくれるから みんな行こうやみたいな感 じで だから日頃の結束力がものすごく強くて 17−2). (事例18). B:それは、はるかに。前はお母さんだけだった それで「kで子どもを見てる 邪 になる. からつていうパターンが普通だったんだけど もう一緒に来て子ども達が邪 になら ないとこで遊んどくとか(18・1). (事例19). B=フ ミリーって言う’立になったんですよねお母さんだけだったのがね そういう時 の子どものzも見れるし お父さんお母さんと一緒に来たね(19・1)やっぱり嬉しそ うだしね。自分達の園じゃん子どもにとって。そこにお父さん、お母さんが来てくれ て、自分達のためにガラス拭いたり、何したりとか姿を見るというのは働いてる姿を 見るというのは。ちょっと小さい子見てるお母さんもいれば、お父さんで小さい子を こう、でもお父さんはだいたい働いてくれてたかな。それでお母さんが危なくないよ うにしてくれて何にもこちらは、逆にお母さんだけで子どもなんか連れてこられると、. 気を使ったりするんだけど、ファミリーで動いてくれる(19・2)から、めちゃくちゃ 楽ちんでしたね。我々は。. 事例16において、おやじの会の活動により、PTAに父親の眼差しが加わり、以前より                   18.

(22) 関心が向けられていることが語られている(16・1)。前節の保育者とのつながりでも述べた. が園に足を運ぶ機会が増えるということは、それだけで園に対しての関心も高まり、ひい ては子どもへの関心も高まることにつながることだろう。.  事例17、18においては今までは園に来ても参観という、見ているだけのケースが多か ったようであるが、それが参加に変わったことが示唆されている(17・1)。同様に事例18 においても参加しなかったのが参加するようになったことが語られている(18・1)。事例17. でも語られているように、おやじの会の活動が下支えになり、その結束力が参観から参加 へと活動の仕方を変化させたのは明白と言えるだろう(17・2)。また、事例19でも語られ. ているように、それまでは母親だけで参加することが多かった奉仕活動の一環として行っ ている愛園活動にも父親が足を運ぶことになり、それにより、子どもも含めた家族で関わ ることにつながっている(19・1,2)。それまでの母親だけが参加という形では、父親と子ど. もが留守番をすることが多く、家族で過ごす時間を奪っていた。しかし、父親が参加する ことで家族での参加となり、結果として家族と過ごす時間も増え、子どもにとっても自分 が普段通っている幼稚園のために両親が働いていることを見ることで両親への思いが変化 し、深まるのではないだろうか。つまり、父親がおやじの会を通して園の行事などに参加 することで、家族とのつながりを紡ぎだしている。  次の事例では、自らの家族以外とのつながりも語られている。. (事例20). A:結果的に繋がっていくおやじ同士で甕がっていく. おやじがesがったら 族が葺がって. いく 20・1 繋がったら何をするかというと家行き合って飲んでるのではなく、どこ かに行って遊んでるということです。.  事例20において、父親同士でつながっていくことで、相手の家族ともつながりが出来 ると述べられている(20・1)。父親同士がつながることで、お互いの家族のことも知り、そ. の結果、家族同士もつながるのである。発展的に家族同士で遊びに行くようなケースも生 まれてくるだろう. 19.

(23) (事例21). A:やっぱりお父さん同士が子sてのネットワークを作ることによって””’一族同士が結びつ く もちろん子ども同士も結びつく(21・1)ということはとても大切だと思います。. (事例22). C:そのあたりはきっとおやじの会を通じてお父さん同士の. そのおやじの会の人は他の子. どもに対しても同じようにする(22・1)という趣旨やから。.  事例21においては、家族同士がつながったことで子ども同士も結びついていくことに なると語られている(21・1)。父親同士がつながったことがきっかけで、それまで幼稚園の. 園生活では関わるきっかけが無かった子ども同士がめぐり合う機会を生み出しているので. ある。事例22では、家族同士がつながり、子ども同士がつながったことで、他の子も自 分の子どもと同様に接するようになることが語られている(22・1)。つまり、父親同士がつ. ながり、家族同士、子ども同士がつながることで、他の子どもにも関心が向けられる。そ うすることで、子どもにもとっても多くのまなざしを受けたり、多種多様な愛情を受けた り、そのなかで育つことで子どもは多くの育ちの栄養を受けることが出来る。.  おやじの会で自らの家族とのつながりが出来、さらに他の家族ともつながるということ が示されていた。父親だけでなく、家族同士がつながるということは子育てや普段の生活 で困った時に助け合える相手を作ることにもつながり、子どもにとっても家族にとっても 豊かな生活体験を生み出していくことにもつながるだろう。.  しかし、それもマナーやルールがなければ成立することは無いだろう。したがって、お やじの会の問題やルールについて考察する。. 1.2.7おやじの会の問題とルールについて.  保育者がおやじの会を運営するということは、保育以外の作業が生まれることである。 次の事例ではその負担について述べられている。. 20.

(24) (事例23). A:まあここまできたからね。本当は誰かがとってくれると一番いい。僕が一人でずっとや   ってたからね  近になって手伝ってくれるようになってきたけど 以前は勤務時間 の問題もあり 全部一人で開けて用意して一人で閉めて掃除してていうことをやって. たから終わったらくったくた 酒も みながらやってるからこの負担はすごく重い _鎚」D.一負担はすごく大きいからこうやって先生たち来てくれるのは楽になって先生. たちの勉強になってるということではありがたいと思うけれどまあそういう意味では ここに至るまではやっぱりやってくれるかと言うて、はいいいですよ、と言うてじゃ あ僕残りますとはなかなか言わない。出来たら避けたいし早く帰りたいし11時までか かってるわけやから。これ別に勤務ではないから。.  事例23において、一人で飲み会の準備や運営に携わっていた時期の苦しかった思いを吐 露している(23−1)。最近になり、手伝ってくれる保育者が増えたことで作業が分業される. ことで、緩和されたが、拘束時間も多く、一人で携わることの難しさが物語られている。  次の事例では、おやじの会の活動の問題点が述べられている。. (事例24). A:やっぱり女の先生で、女の園長の下でおやじの会をやった園もあるみたい。そしたら何.   か園長は酌をする人みたいになったみたい。てことをちょっと聞いたことある。おや   じの会の人たちにやっぱりある意味で謙る 対等でいるということ お さん いし ないてい’こと 24・1 それからお父さん同士に任せてたらリーダーによって崩れる こともある。.  事例24では、前述の保育者が一人で運営することの困難とも関わりがあるかもしれない が、父親をお客さん扱いしないことである(24−1)。そうしないと、遠慮してしまったり、. 保育者の負担が増えたりしてしまう。お客さん扱いをしないことで父親も積極的に活動を 行えるようになるのだろう。しかし、積極的になった結果、次のような問題が述べられて いる。. 21.

(25) (事例25). C:収穫をして作っている。カレーを作ろう言う時でもそれをするんですけど、そのあたり   のどんどんボランティアが入ってくるとかで、幼稚園はここまででこれ以上入って欲.   しくないという、子どものこれは凸部の先生がすることやと思うこともいっぱいあ ったと思’んです 25・1。.  活発になり、幼稚園にボランティアとして多くの人が出入りするようになったことで、 不可侵領域にまで踏み込んでくるケースもあったようである(25−1)。このようなケースに 対して、保育者は次のように対応している。. (事例26). C:だからそれは子どもが先生がこう言う時にボランティアの方があんまり親切と思って変   わりに返事したり、手を出しすぎるとかそういうことに‘を[きたいと思ったのは去 年線を1きたいと思ってボランテ アも分けて “を1いてこの行事はお爺さんお’i さんに手伝ってもらう これはおやじの会に手云ってもらうこちらできちんと△ける. (事例27). A:線1きはきちんとしないといけないだからそれは長が出てきて あっそれは 来ひ んわとということは言うとかんとね(27・1). A:踏み込んできてもそれがいいことなら別にウエルカムだしやっぱり一部のものだけの 利益になったりだとか あんまり子どもにとってよくないとか 教ts“上考えても女ま しくないということならばそれはお断りする(27−2).  事例26、27の2事例において、しっかりと線引きをすることが大事であることが語られ ている(26−1,27−1)。出来ることなら園長が出て行き、線を引くことが望ましいことも語 られている(27−1)。幼稚園に対しての関心が高まり、園に来るということは素晴らしいこ. とであるが、それが一部の利益になったり、子どもの利益にならなかったりすると、幼児 教育の本質を失いかねない事態にもなってしまう(27−2)。保護者に役割が与えられるもの. は園により様々であるが、例えばおやじの会だけ、PTAだけになると各々の負担増加にも.                   22.

(26) つながるので役割を分担することや踏み込んではいけない所を線引きしないといけない。.  その線引きを行った結果、保護者から肯定的な意見が出ていることが次の事例から読み 取れる。. (事例28). C:{稚の方からはっきりと言ってくれたほうがいい28・1)と言ってくれるお母さんも おいでたし、その辺は強く出してくれてもいいと言われたので。それでまた私も本音 で言うたんですけど、写真をやっぱり保護者ボランティアと言うても子どもの姿の写 真を撮りに来るんです。それはボランティアで無いと言うたんです。それも総会の時 に。それで後にメールでどんな風にとんだかはわからないんですけど、最近のお母さ ん全部メールやから。それはボランティアじゃないし、そのあたりはボランティアと そこはきちんと私としては分けたいので、こちらの方からボランティアをする時には して欲しい時にはこちらのほうから人数としてほしいことをはっきり言わしてもらい ます言うたんです。それは別に。だから会長さんに一応また色んなのが聞こえてきた ら また言ってくれてそれに私がお返事します(28・2)。.  幼稚園からはっきりとしていいこと、悪いことを伝えてくれるほうが良いということが 語られている(28−1)。しかし、それもまめに保護者の意見を聞くという作業を行っている ということが一つの鍵だろう(28−2)。おやじの会でしたいことがあがっても、一方的に断. っていたのであれば、おやじの会の積極性が育つことなく枯れてしまう。保護者からの意 見を聞き、それに返事をするというまめな対応をしているからこそ幼稚園からの話も聞い てくれるのだろう。.  次の事例ではおやじの会において行き過ぎた行為が無かった例も述べられている。. (事例29). B:そういうことは一切無かったですね。なんせやる前に必ず紙に量いて持って来てくれた _92Q:2)_から、こういう風に考えてるとか、口だけじゃなくちゃんと紙に書いて来て. くれたから、それを私と副園長でまず検討して、それで先生たちとも相談してやりと りしてたから、その何か行き過ぎでちょっと待てというのは一切なかったですね。. 23.

(27)  事例29では、おやじの会の活動として何かしたい時には、事前に紙に案を書いて提出す るケースが語られている(29−1)。こうすることで、最初から行き過ぎた行為というのが生 まれないこともあるようである。. (事例30). 1:向こうからそういう判断が必要だろうと。. B:そうそう。だからルールは乍り上げていったて感じお互いにね(30・1)。こういうのだ から困るというのは一度もなかった。.  事例30において、お互いに話をしながらルールを作り上げたことで、保育者も困るよう な行き過ぎた行為が生まれなかったということがわかる(30−1)。時間はかかるかもしれな. いが、保育者、父親等の保護者が対話する時間を作り、お互いが歩みよりながらルールを 作っていくことで、おやじの会の問題と言われる部分は防ぐことが出来る。焦らずに、お 互いが思いの丈を話し合う時間を作るということはおやじの会の運営上、必要不可欠なこ とであり、その中で役割の分担をすることでお互いの負担も減らせるのではないだろうか。.  ここまで、おやじの会結成前から結成し活動を行っていく中で培われたことや問題とな ったことを述べてきたが、今後おやじの会はどのような可能性は含んでいるのだろうか。. 1.2.8 おやじの会の可能性について. おやじの会は様々なつながりを生み出すものである。その願いを次の事例で感じ取るこ と出来た。. (事例31). A:今まであんな所に行ったことがあったかどうかはわからないけど行くことによってその.   状況が分かって、ここではこんなことをしたらいいとかこんな遊びが展開できるとい   うことで家族でまた復習をしてまたそこで深まっていく。だからおやじの会のいろん   なイベントの中でおやじさんとしておやじ業がそこで△かっていく そして’“H一族の のおやじを中心として絆が強 になっていく 他の”L”族と車がっていく 玄稚 とも. 24.

(28) 繋がっていく 31−1 というようなことを今後とも期待したいと思います。. (事例32). C:そのお父さんから学んで■’しい(32−1)。私らがこうしなければいけないと家庭教育学.   級の講演で言うよりも、お父さん同士の繋がりの中で自分の仕方子育ての仕方に違い   がとか、子育てって自分が育てた分しか知らないでしょう。.  おやじの会を通して、おやじと言うことを学び合い、その学んだことを礎として、おや じが中心となり、多くのつながりを生み出すと言うことが期待されている(31−1,32−1)。. その学び合い、つながり合うためにおやじの会が父親にとってどういう場所であることが 望ましいのか。次の事例でその様子が垣間見える。. (事例33). A:これは別に。ほんちゃんは保育だから本は保育だから。保育の延長だからまあそれはあ   んまりカどうのこうのと言うよりメンバーだしこういう出会いだと思うし提案があっ   たらそれをきちんと受け止めていくということでおやじの会をより強固な組織にして.   いってもう少し生産的なものにしていっていうことよりも居場一が合って お父さん   たちのアイデアによってなにかこう展開していく意思とか提  (33・1)とかそういう ものを大切にしていこうとは思います。. (事例34). A:まあそういう形で共同作業をしてもらいながら、一IES.i292,1IEIzEli RIEiijg pm. があるということ 貢献できるということという意味ではボランテ ア的な参加も してもらいたいと思います(34・1)し、もしそういう機会があれば今日けん玉とかや ってたけどなにかこうおやじさんとしての世界が広がっていく経験(34・2)をしても らえればいいかなと思っています。.  おやじの会が父親にとっての幼稚園での居場所となり、拠り所であり、さらにそこを拠 点として自分達の思いを形にし、発信できる場所になることが望まれている(33−1,34−1)。. そうすることでおやじの世界も広がりが出来る(34−2)。つまり、おやじの会は父親の思い.                    25.

(29) を形にするための基地であり、その基地から歩みだすことで新たな世界を開拓し、父親の 学びの一路ともなる。さらに、連続的な願いとして次のように語られている。. (事例35). B:すでに実現してくれてますけど、‘ 小 中と殻がってる(35・1)ことね。それからこ. の間三十周年記念に出てすごい嬉しかったのは、元幼稚園でおやじの会やPTAをやっ てた人達が、小学校のPTA会長になってたりね。これは女性だけどね。あっ男性か。. 中学校のPTA会長これが女性か。要するに今の現役の小学校のPTA会長さんも中学 校のPTA会長さんも元うちの附属の出身者。いわゆる、おやじの会や子育て広場で関 わってたよく知っている人達。一緒に共にやったよねていうメンバーがこの間セレモ ニーにいらしてたから、去ってる 35−2 っていう。.  この事例では、前園長が在任中には無かったことであり、その在任中の願いが叶ったと 言えるだろう。はじめは附属の幼稚園にしかおやじの会は無かったが段々と小学校、中学 校にもおやじの会が出来、それがつながることが願いであった例である(35−1)。この背景. には、幼稚園でおやじの会を作った人の子どもが小学校、中学校と進学しその中でおやじ の会の必要性を感じ、次々と結成に至った。縦のつながりが出来ることで、保育者にとっ ても子どもだけでなく、父親等の保護者の育ちも見ることが出来る(35−2)。.  おやじの会の可能性としては、父親に居場所を与え、横だけでなく、縦のつながりも生 み出すことである。また、おやじの会というつながりにより子ども、父親を含む家族の育 ちも長期的に見ることにもつながっていく。それ以外にもまだまだ、多くの可能性を秘め ており、おやじの会の存在意義は根強いだろう。. 第3節 総括.  本章では前述のおやじの会が現存する園の保育者にインタビューから、「保育者の視点に. よるおやじの会の機能」について時系列を追いながら6つに類型化した。機能の特徴を整 理し、おやじの会の機能の流れを次の図1−1に示した。. 26.

(30) 機能. 「(礁性. 未来. 父親達の思いを形にする場     1. →. 搗ア的なつながり         1. 「(縞う、   洲負担が軽減される       1 l丁樋の行事に家族参加する 1. @  4,家族との. @  つながり. @\斗父のつながりが家族同士のつながりを生む1. 結成後. @/司保育者との信頼関係が築かれる 1 @  3保育者と @  のつながり. →. ﹁. 鵬. F. 唐l幼稚園に行くことが増える 1. (ア       ヨ  1育児参加への願い■一一.一          _一■■■)ご(き糠i). 翔おやじの会の結成量. 結成前 L. ノ. 図1一一1保育者の視点からみるおやじの会の設立過程と機能.  図から見出されることは以下の6点である。.  第1に、保育者がおやじの会を作りたいと願うのは、幼稚園へ関心を向けさせ、その結 果として父親の育児参加を願うからである。.  第2に、父親がおやじの会を結成し、参加するためには幼稚園のことを知ることが前提 となる。つまりは、幼稚園に対してのアンテナを張り、理解することが必要不可欠である。.  第3に、おやじの会の活動を通して幼稚園とつながる。さらに、その活動を通して保育 者とも関わり、保育者とつながり、信頼関係が築かれる。そして、幼稚園へ足を運ぶ機会 が増える。.                    27.

参照

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