• 検索結果がありません。

創動運動による脳機能の活性化

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "創動運動による脳機能の活性化"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)第 24 回バイオフィリアリハビリテーション学会. 基調講演. 創動運動による脳機能の活性化 田中敏幸 1 慶應義塾大学. 理工学部. 1. 物理情報工学科. (E-mail:[email protected]). 近年の高齢化により脳卒中患者数が増加を続けており,一人の理学療法士が一人の患者に対 してリハビリを行うという従来のリハビリシステムでは限界がある.そこで,一人の理学療法士 が複数の患者を同時に対応できるシステムが検討されてきた.その一つが滝沢メソッド (Takizawa Method)と呼ばれるものである.滝沢メソッドは,リハビリ患者の多くが片麻痺患 者であることに注目し,患者の健側の機能を利用して患側のリハビリを行うことを考えたもの である.理学療法士と同程度の動作を与えることはできないが、患者の健側が理学療法士のサポ ートをすることができる.理学療法士が行う他動運動に対して、滝沢メソッドのリハビリは創動 運動と呼ばれている.最近では,創動運動という表現も定着してきているように思われる. 最近多く提案されているリハビリテーションは,ロボットや器具を身体に装着してリハビリ を行うというものが多い.ロボットや装着器具の作製に必要な技術が飛躍的に発展しているこ とで,そのようなリハビリシステムの提案が多くなってきているように思われる.ロボットや装 着器具を用いたリハビリにおいても,患者がロボットを利用する場合と理学療法士がロボット を利用する場合の 2 種類がある.患者がロボットや装置を使う場合,工場などで用いる装置よ りもさらに安全でミスのない技術が要求される.ロボットや装着器具は,患者の動かない部分を 強制するためのものであるが,一つの欠点として患者がロボットや装着器具の力に頼ってしま い,結果としてリハビリにならない可能性がある.理学療法士がロボットや装着器具を利用する 場合には,理学療法士の身体の補助が目的となる.この方法では理学療法士のリハビリ作業の助 けにはなるが,理学療法士は一人の患者に対応することになる.ロボットや装着器具を利用した リハビリは,高額な費用がかかったり,従来のシステムからの脱却ができなかったりという問題 点を抱えている.滝沢メソッドのソリューションは,理学療法士の不足や高齢化社会における脳 卒中患者の増加などに対応できることから,世界的にも期待が集まっている. リハビリ時の脳機能脳計測では,fNIRS や fMRI 利用されることが多く,これらの装置による 計測技術も年々発展を続けている.リハビリを行っているときの脳の活性化状態などを調べる には fNIRS が優れているが,頭皮付近の脳血流をデータ化しているため,脳の深度方向の情報 が十分に得られないという欠点がある.それに対して,fMRI では脳の深度に関する情報も得ら れるが,リハビリを行っているときのデータが取りにくいという欠点がある.fMRI の情報をも とにして,fNIRS を改良しようという試みがある.今後,さらに研究が進展することにより,リ ハビリ効果を脳機能の観点から議論することができるようになると思われる.このように、リハ ビリを取り巻く環境や技術は年々変化している.本稿では,これまで行ってきた脳機能計測手法 によって,創動運動時の脳機能の活性化状態を測定した結果について報告する.. 7.

(2)

参照

関連したドキュメント

はじめに 中小造船所では、少子高齢化や熟練技術者・技能者の退職の影響等により、人材不足が

アスピリン バイアスピリン 7 日(5 日でも可) 個別検討 なし 術後早期より クロピドグレル プラビックス 7 日(5 日でも可) 7 日(5 日でも可) なし

の改善に加え,歩行効率にも大きな改善が見られた。脳

脳卒中や心疾患、外傷等の急性期や慢性疾患の急性増悪期等で、積極的な

地区住民の健康増進のための運動施設 地区の集会施設 高齢者による生きがい活動のための施設 防災避難施設

海に携わる事業者の高齢化と一般家庭の核家族化の進行により、子育て世代との

近年は人がサルを追い払うこと は少なく、次第に個体数が増える と同時に、分裂によって群れの数

最近の電装工事における作業環境は、電気機器及び電線布設量の増加により複雑化して